痛快小説家、上山惣一 [痛快、ロマン、官能]

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zoom RSS 偏愛小説九十四弾≪ 乱れた悪路 ・・18 ≫

<<   作成日時 : 2017/05/18 02:04   >>

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 七月十二日、亮は聡美を連れて美都代さんの部屋に居る。
「ま〜聞いていたけど良いじゃない、華・・」
「最高よ、髪形や化粧すると化けるがね」「良いね、亮ちゃん、大手柄よ」
「お願い出来ますか・・」「こちらが頼みたいがね、華・・」
「良い、直ぐに懸る」「あのう・・」「中身は聞いて居ますよね・・」「少し・・」
「じゃ此処に居てくれない、華ももう此処じゃ動きが・・、ねね・・」
「そうか、華は、そうだわ、じゃ華は戻れるん・・」
「そうしないと体が大変でしょうが・・」
「じゃ此処は聡美さんに任せるけど良いか・・」「え・・、任せるですか・・」
「おば様の身の周りや食事頼める、無論給金は出るし、此処でエステの
勉強もして、参考本買っているし読んでね、そうして叔母様の体を台に
学んだらいい・・」「まあでは、あのお話・・」「そう、頑張ろう・・」
こうして一目で気に入られ、それ程埋もれた逸材かと亮も思えた。
 「あんた、もう三人は確保出来た・・」「ええ〜嘘・・」
「嘘じゃない、明日から一宮で特訓、華も忙しくなるから此処を頼むね」
「おいおい・・」「良いじゃない、此処は貴男次第だし・・」そう笑って言う。
 二時間居て亮はマンションを出た。(ふ〜展開が早いわ・・)
女性だからか、エステなど経験されているし、今迄不足していた部類を
作ろうと頑張る華を見て凄いと思えた。
(さてと・・、何処に・・、あ・・、そうだ行こう・・)
タクシ−に乗り込んで腕組みし考えていた。
 「ま〜噂しておりましたのよ、母が喜びます、どうぞ・・」
あの奥様が迎えて頂く。
「ああ〜・・、あんたは・・、もう寂しくて・・」「ええ〜先生・・」
御器所の屋敷に来ていた。
「うふっ・・、何か目の色が変わっているね」「先生判りますか・・」
「貴方ほどじゃ無いけど見えるがね」笑顔が見れた。
 「あら、ご無沙汰でしたね・・」「あ・・、舞ちゃん、会いたかった・・」
「ま〜テンゴ御上手ね、家元、聞かれました・・」
「あんたの胸の内は見透かされているようね」
「え〜ま〜そうですの、じゃ思いをドンドン膨らまそう・・」「ま〜呆れた子」
出された美味しいコ−ヒ−を飲んで会話を楽しむ亮が居た。
 「ねね・・、この間のお話・・」「え・・、何か・・」「もう、小説の題材・・」
「・・、あ〜其処・・」「其処かじゃ在りません、考えていたの聞いて下さる」
「良いですね、お聞きしたい・・」「じゃ、時間が懸るけど・・」
「先生の側なら幾らでも・・」「うふっ・・、有難う」笑われる。
 書斎に向かい、亮は大奥様の話を聞く。
「え・・、じゃシナリオはだいたい掴まれているんですね、で主人公は・・」
「其処なのよね、静岡じゃ芸が無いし・・」
「其処如何です、僕も多少関わりの有る場所、岐阜の糸貫・・」
「え、何で・・」「其処は富有柿で有名な場所なんです、モデルが居るんで
すから其れを土台に展開しませんか・・」「ま〜良いの・・」
「良いじゃ在りませんか、一応断りますが名前が出る訳じゃ無い、どんな
展開でも行けますよ」「ま〜じゃ其処に女性の方がいる訳ね」「はい・・」
「・・、なんと其れじゃ其処を舞台に、待って地図調べるし・・」
「このPCで検索出来ますよ、航空写真も有るし、拡大してみましょう」
「・・、・・、ま〜凄い、なんて私疎いのかしら、有るのね」
「ゴ−グルですから何方も見れます」其処から地図と写真で構成を練る。
 「如何も抱き合う場面が、其れに女性が感じる事も具には描けない・・」
「其処は大まかの方が良いと思いますよ。だってテレビや映画は想像や
妄想の脳を働かせていません。でも本はそうは行かない、書かれている
光景や風景や女体なら其処も、読まれる読者の思いと想像で、場面が
おのおの作って本を読むんです。テレビなど画面を見ていれば総て動き
や場所と部屋の中の様子も見れますよね。此れが本当は脳の働きを
鈍くしている理由です」「ま〜そうよね・・」
「肝心なとこだけ文で描写さえすれば、後は読者任せなんでしょう」
「そう為るわ・・][じゃ、思いをドンドン膨らませる要素だけ描きましょうよ」
「例えばどう書いたら良五ノ・・」『大奥様の女性の体、そうして男性に
抱かれた瞬間や喜び不満はご存知ですよね」「忘れた・・」
「なんととぼけて・・」「でも普通だから・・」
「其処も必要です、普通の行為と特別な行為と比べるにも女性自身の
肉体を描けばいいんです。中身の深い部分は読者の想像と妄想任せで、
書かれる女性はいたって普通で良いじゃ在りませんか、抱かれる男性に
より違う訳ですから、其処を中心に書けば面白いと思います」
「亮さん、助けてよ」「ええ〜お望みなら何でも披露いたします」
「ま〜本当なの・・」「はい・・、生き字引でしょうが・・」「ま〜素敵・・」
喜ばれるが、内心亮とて不安が在るが・・、
此処は其れを見せては駄目と知っている。
 長い時間二人は書斎にこもり、登場人物の設定や、
家庭環境まで決めて行った。
 「じゃ長女で良いの・・」「はい、其れと母は父親より相当若い義理母に
して下さいね」「え・・、そうなの・・」「後で展開を話します」
「ま〜何かワクワクする」そう言われる。
話の内容は先生に録音させて亮が一人でしゃべる。
 「ま〜凄い、有るのそんな事・・」「有ります、僕も其の部類ですよ」
「え・・、じゃじゃ貴方・・、アソコ・・、でかいんだ・・」
「そう思いますし強いですよ、果てる事も少しは制御出来ますし・・」
「・・、何と本当に出来ますの・・」「信じられないなら書けませんよね・・」
「其処なのよ、もう初めてだし・・」「じゃじゃ、僕が先生が見れる様に録画
でもしましょうか、但し見た後は消しますよ」「貴方、其処まで・・」
「そうじゃ無いと臨場感は書けないでしょう」「・・、・・」驚かれていた。
「ねね・・、何か多恵の胸が暴れている」
「良いじゃないですか、そうじゃ無いと書けないと思う、僕は先生の為なら
楽しめるし平気です」「ま〜在り得ないわ・・」「在り得るようにします」
「凄い方ね貴方・・」此処も相当驚かれて居られる。
 「大まかに展開だけ作りましょうか・・」
「良いわ、今夜は泊って下さらない・・」「必要と思えばお願いするかも・・」
「必要よ、絶対・・」「じゃ、言われるままに・・」「ま〜素敵・・」喜ばれた。
 だが紗耶香や舞は話を聞く事は出来ない、屋敷内に居ながら二人を
含む女性達は蚊帳の外、翌朝までそうだった。
昼前亮は屋敷を出てあの部屋にと向かう。
 翌日から二日に一度ジムに向かう事にして、ジムの今迄の監視カメラ
のビデオを参考にリストと照合する。
その中でも際立つ女性が四人居られる。
誰が見ても近付きたいほどの魅力ある女性、特にプ−ルでの姿は画像を
止めてみるほどだった。
無論今後の事も有るので名前はチェックし、そうして館内を見廻る。
 七月二十日、御器所から電話が来て暑い最中、亮は一人で向かう。
「暑いね・・」「奥様、もう少し家の中では身軽な姿に出来ませんか・・」
「したいけど今は出来ないの、お客様が来られるでしょう・・」
「あ・・、夏の行事か、大変だ・・」「うふっ・・、其れもあと僅か、そうすると
そうしようかな・・」「是非是非・・」「ま〜・・」
笑われながら中廊下を歩いて書斎にと連れられる。
 「今日は・・」「亮さん、見て此れ感想を・・」「骨格が出来たんですね」
「漸く、でも何か此れじゃ・・、考えてくれない・・」「見せて頂きます」
「紗耶香、舞に冷たいコ−ヒ−頼んでね・・」「あら、私じゃ駄目な訳ね」
「役者不足じゃがね・・」「はい、わかりました」引き下がれる。
 「如何・・」「・・、先生、此れじゃ読者は入り込めないな・・」「えっ・・」
「だって、生い立ちや成り行きは良いとして、出会いが普通じゃ無い、
其処を一ひねりして・・、其れから会う度の心の変化と獣の潜む体を
如実に表現しないと読者の妄想が膨らまない、其れに田舎なんだから
納屋とか蔵を使おうよ・・」「ま〜貴方・・、凄い発想、納屋って農機具が
納めて在る小屋ね・・」「うん、其れがね母屋に似て良い造りなんだ、
僕の子供の頃友人の家がそう、蔵は重い扉が在る中は黴臭いんだ、
先祖が使っていた大事な物や米を入れる大きな箱なども有る。
その後ろに引き入れられたとかすれば読んでいる人達は暗い黴臭い
蔵の中を想像出来る。そんな場所も使おうね」「貴男・・」
「それに抱かれて如何感じるかが其処が駄目、未だ興奮出来ない、
其処はまた話をしたい・・」「是非是非・・」
「この流れで良いと思うけど、中に悪い男を加えない・・」「悪い男・・」
「そう、強姦された現場を見たとか、主人公の弱味を掴んでいる助平
な爺など如何かな・・」「ま〜嫌だ・・、・・、でも面白そうね、ねね其処も
具体的に聞かせて・・」身を乗り出され言われる。
 (え〜どこかで見た感じだぞ・・、誰かに似てる・・、誰だ・・、あ・あ・
ああ〜松坂慶子・・、なんとそう言えば似ている・・、横幅の有る肉体
と大きな整った顔、年代もそう離れてはいない先生、そう見ると益々
似ていると思えた。(松坂慶子か・・、く〜良いな肉感逞しい女優さん、
若い頃は別として今は母親役が多いいが、亮だったらそんな女性が
自分の母親なら如何かなと思いを募らせる。
 「ねね・・、聞いて居るの・・」「・・、え、なにか・・」
「ま〜貴方今何か思っていたでしょう・・」「・・、判ります・・」
「え〜判るけど中身が・・」「其処は先生があの有名な松坂慶子さんに
似ているなと思っていたんだ・・」
「ええ〜、凄い女優さんじゃない、似てないわよ・・」
「似ています、言われた事無いんですか・・」「・・、・・」
「有るんだ、やはりな似ているもん・・」そんな会話を楽しんで行く・・。
 「ねね・・、舞さん、先生松坂慶子似ですよね・・」
「アラ〜皆さんそうおっしゃるけど、貴方も・・」
「今気が点いたんです、どこかで会っているような錯覚で・・」
「ま〜いいじゃない、そうなの言われている」「ほら〜先生・・」
「あのね、その方に失礼じゃない、似ていません・・」
「良いや顔と肩幅が張り胸がなだらかな肩から降りる中でせり出して
居る等そっくり、肌も白いし、先生自信もって・・」
「ま〜テンゴは良いじゃない・・」「いいえ女性は自覚が大きな財産です。
此処は誰にも負けたくない部分だとか在る」「ま〜在るの・・」
「舞さん等知っててその姿と顔・・」「ええ〜知らないし・・」「有ります・・」
「何処どれよ・・」「後で・・」「家元・・」「うふっ・・、自意識過剰ですよ」
互いが笑われる。

                                つづく・・・・。
















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