痛快小説家、上山惣一 [痛快、ロマン、官能]

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zoom RSS 望讐小説九十八弾≪ 修羅の跡・・3 ≫

<<   作成日時 : 2017/10/13 02:04   >>

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 四月、晴れて高校に上がり、通学している。
無論入学式に母も来てくれているが、一番嬉しい下宿のおばさん
が来てくれた事だった。
仕事柄最高な姿、美容院をされているから何もかもが美しい、
母も前日来てその店で髪を整えているから見栄えはするが、
おばさんには勝てる位置じゃ無い、其れは美江とて判る。
三年生に為った美沙と四人で帰る、家に戻り歓迎会も楽しかった。
 そうして正弘は生活を始めるが何と学校から戻ると、直ぐに向かい
側の店に向かう、夕方一気に忙しくなるし後片付けが大変、
通われるおばちゃん達も家が有る、其れで急遽正弘が後片付けを
引き受けたのだ。
其処は皆喜ばれる、家の事情が有る人達、喜んで早く帰られ、
残る女将と正弘は十時過ぎまで頑張った。
 家に戻ると其処から猛勉強、美江が心配するが何と男の子体の造り
が違う、夜中キッチリ一時までは机に縋り付き後は直ぐ寝る、
そうして六時に起き食事し、美沙とバスで祇園に向かう。
 店も正弘が疲れると思っていたがなんのその、元気バリバリ、
人気が在るし、此処で動く事はストレス解消にもなった。
部活は通うから無理と決めて戻ると一休みし、夕方此処で食事すると
店にと向かう、毎日それは変更が無かった。
皆良い人だった、全部同じ顔触れじゃない、シフトが組まれて毎日違う
おばさんが来られている、合計六人と見えた。
家が有るからそうしていると雅子さんから聞かされている、皆特徴が
あり面白い、中でもトラックの運転手が狙うおばさんのシフトで厳つい
男が現れるから面白い、本当に屈託が無い店、人に接する楽しさも
此処で学ぶ、時々義兄が来て大笑いする、雅子さんを捕まえて鍛えて
やと言うし、おばさんにもまれろとも冷やかす。
デモこの件で義兄に嫌な思いが有ったが吹っ切れる、
心配してくれていると知らされる。
だが此処には次兄の征二の顔が無い、智樹が教えてなかったのだ。
 五月の連休は朝から店に出て大忙し、洗い場はてんてこ舞い、
普通は見られない車が目白押し、観光やら里帰りで帰る途中か賑わう。
 連休最終日、なんとか終え帰ろうとするが雅子さんの姿が見えない、
店内の電気を消し、厨房に向かい電気を消そうとした瞬間、
横の狭い休憩室で倒れている姿を見た。
 「ああ〜おばちゃん、おばちゃん、大丈夫・・」「・・、・・」
「おばちゃん・・」「・・、正弘か、苦しい水・・」
「うん、待って・・」急いで飲ませる。
「大丈夫病院行こうか・・」「ううん、少し休んで居るけ〜」
「うん・・」傍にいた。
おばちゃんと言っても年は母より下だ、下宿のおばさんと同級生と
聞いている。
夫婦で頑張り夫は五年前亡くなられたとも聞いていた、一人で頑張り
家を支えて来た女性、其処は正弘も聞いて尊敬している。
 「苦しいんか」「胸が・・」「何処・・」
「此処じゃ擦って・・く・・れ・・やぁ」「うん、待って・・」
座布団で頭を支えると正弘は胸を擦る。
「こうか・・」「もう遠慮しんさんなや胸じゃ掴んで揺すれ」
「・・、・・」大変な事になる。
「エプロン外せ」「うん・・」「良いぞ、胸とお腹擦ってくれんさい」
「うん・・」なんとか頑張った、三十分して雅子は元に戻れる。
 「ふ〜有難う、なんとか馴れたね感謝だ」
「ううん、無理しんさんなや休み取れないん・・」
「無理、でも考えないといけんね」「睦子おばちゃんに頼めば良いが」
「あ、そうか休んでも店は動くね」「そうだぞ、なんとか考えて・・」
「そうだね、お前はおりこうさんじゃね、もう良いから帰れ」
「そうはいくか、家まで送ろ」「お前・・」「良いから店仕舞うよ」
「うん」雅子は感心する流石男の子、頼れると姿を追う目が在った。
家は行った事が無かったが、付いて行く、家は店の横道を歩くと
100M先に有る。
 「お母さん、倒れた」「ま〜お前大丈夫かね」
「正弘が助けてくれた、上がれ」「そうかい有難うよ、爺さん大変」
「おう、大丈夫か」「なんとかね、此の子が居たから助かった」
「そうかあんた有難う、え・・、若いが・・」
「お母さんはなしたろう、妙子の家に下宿」「あ〜聞いたがこの子か、
じゃアルバイト」「そう頑張る子よ」そう言われる。
 「じゃ僕帰るね、気を付けて寝てよ」「うん、有難う」
そうして戻って報告、「ま〜大丈夫か・・」「元気に戻ったけ〜」
「そうね・・」妙子は聞いて驚いた。
 皆には内緒だぞとあくる日に口止めされる。
其れからいつも以上に店では正弘〜と呼ぶ雅子の声が響いた。
何でもかんでも正弘と可笑しい位雅子は呼ぶ、皆が笑う程だった。
其れから毎日正弘は店が終わるまで居て、そうして家まで送り届
ける姿、本当に健気な姿を見せて行く。
 夏が来た、正弘は帰郷せずに店で昼前から働いている、
雅子も感心するほどの姿、正弘を見続けた。
 「今夜は話しが在る、座れ」休憩室に二人は居た。
「これはな正弘が働いた分、通帳を渡す今度から其処に振込む」
「ええ〜なんで貰っているがね」「其処は人前で別じゃ、半分にも
満たない金額、余りを入れて有る」
「駄目じゃろうが、要らんぞそんなに働いてないがね」「良いから」
「もう余計な心配しんさんなや」「あはっ、お前はもう遣れんけ〜」
大きな男の正弘を抱き締められた。
 「何で家に戻らん・・」「帰りたくないんじゃ良いだろう」
「良いけど妙子が来て心配していたぞ」「・・、・・」
「何か有るんか家・・」「複雑じゃし、見たくない」「えっ・・」
「もう苦しいから聞かんといて」「お前・・」雅子は正弘の顔を見て
何か在ったと思えた。
 翌日妙子の家に雅子が居る。
「ま〜そう言ったん、何でじゃろうね」「夕べ考えたが、あいつの義兄
がよう店に来るが最近にこやかでな、女を世話しろと煩かったが
言わん様になっている」「ま〜」「でな此の間こそっと聞いたらどうやら
出来たらしい、良かったね逃がすなよと言ったら逃げ様が無いがと
笑ったがね」「ええ、逃げ様がないって・・」
「そうなんじゃ、考えると如何もあの正弘の母と・・」
「嫌だ〜在り得んがね、雅子考え過ぎじゃろう」
「其れがまんざら嘘でも無いぞ」「何で・・」
「この間母から電話が来たが帰らん、帰りたくないしそっちで上手く
遣りんさいと」「ええ、上手くって・・」「仲良くじゃろうが・・」
「其れが何・・」「疎いのう」「だって世間しらんもん」
「そうじゃね、あんたも女の世界しか知らんが、男は居ないのかね」
「もう何いんさるん、阿保らしい・・」「わしもあんたも未だ若いぞ」
「そう今じゃ四十過ぎは若い部類、七十こさんと婆様とは呼べんけ〜」
「だろうわしらはまだ三十台じゃ」「あはっ・・、そうなるよね」笑う。
 「雅子・・」「え、何」「何考えておりんさる・・」
「ああ、何も、ああ〜・・」切ない声が出る。
「雅子・・」「な、頼みがある」「何・・」「あの子仕込んでくれんね」
「仕込む・・」「そうじゃ男として恥ずかしゅうない程度に・・」
「・・、え〜あんたまさか」「まさかじゃ、どうしても正弘を男に
仕立てたいと思うて・・」「あんた減込み過ぎ、考えてよ内じゃ無理
無理、其れに妙子じゃ何も知らんがね」
「そうか、そうじゃね、女ばかりの家じゃし、大変な事になる」
「もう飛び過ぎよ」笑われる。
「でもな・・」「雅子あんた減り込み過ぎ危ないがね」「・・、・・」
「雅子・・」「え・・、そうね言えるわ」「ええ〜あんた・・」
妙子が其処で呆れかえる。
「可愛いんじゃ、何もかもが其れで何とか出来ないかと此処に来た」
「ま〜其れでかね」「そう為るのう」「呆れるが・・」
話に為らんほど雅子はボ−トし出す。
 「雅子・・」「考えてね、雅子も考える、如何してもあの子女に対して
嫌悪感が在る、母の所為とは言わんが少しは在ると思え、此の侭
ではあの子が変な考え起こし女を寄付けん様になりそうで・・」
「そうなれば其れで仕方ないじゃない、反対に其処に向かうかも」
「ええ〜妙子」「だって反面教師ばかりじゃないでしょうが」
「そうか・・」「そう、何事も成り行き其処で本人が考えるよきっと」
「そうかね」「もう、確りしてよね」「うん・・」頼りない返事をする。
 夏が順調に日々が済んで行く、雅子も元気が出て汗を拭き出し
ながら頑張っている。
「正弘・・」「なあに、聡美おばさん・・」「今夜内にこんか」
「良いけど何」「刺身の良いのが有るぞ」「く〜餌で呼ぶんか参るな」
「生意気だぞ、来るか・・」「そりゃ〜行くよ、何の刺身・・」
「イカそうめんとタイじゃが、クロダイだ」
「く〜まげに呼びんさるのう行くが死んでも行くぞ〜」
みんなが大笑いする。
 其の夜早めに正弘と聡美は店を出た、車に乗り十分走る。
「お帰り・・」「お客さんだ・・」「く〜男の子・・」
「お前と同い年じゃろう」「そうなん、上がって」「誰かいのう・・」
「婆ちゃん男の子」「おう、何で」「お母ちゃんが連れて来た、舞の彼氏
にするのかな」「え〜お前・・」「嘘よ、お母ちゃんお刺身か・・」
「そうじゃ用意しんさい」「はい・・」元気な娘だった。
 「どうぞ後は食べてね、舞は勉強する」部屋に行かれる。
「さ食べろ」「く〜本当だ美味しそう、頂きます」ガツガツ食べるが何とも
言えない美味しさ、正弘は全部平らげ、御飯も二杯食べた。
「休んで風呂いきんさいや」「ええ」「泊まれや明日早く出れば良い」
「おばちゃん」「もう決めたが、風呂」「・・、・・」従う。
 広い風呂、バリヤリ−フか婆ちゃんの為に改装されていた。
「入るよ」「ええ〜・・」「慌てんでも良いがね、殺しはせんが・・」
「嘘っ・・」「嫌か」「・・、・・」声も出せ無い、驚いて固まる。
「良いか、正弘は良い男に為れ雅子さんは其処を願っておりんさる、
頑張れ」「お・おばちゃん出てよ」「阿呆、出れるか座れ来い洗う」
「ええ」「もう何でもえ〜は良いが座りんさい」「・・、・・」
「良い子じゃぐずぐずすると嫌われる、根性を据えてな、ま〜まげな
もんじゃがね、く〜鍛え甲斐が在りそう」「鍛えるって・・」
「阿保煩いぞ、今夜から正弘は生徒じゃ」「セ・生徒」
「そうじゃろうが教えて頂く身は生徒だろう」「教えるん」
「ああ〜なにもかもまかせ、雅子さんが頼んできんさったが」
「うそっ」「嘘なもんか長年の付合いがある雅子じゃが、あの子が
縋り付いて頼まれると嫌とは言えんが、嫌いじゃない男はのうでも
傍に何時も居られると面倒じゃろう、追い出してしもうたんだが、
今は寂しいぞ」「ええ〜・・」体を洗われながら正弘は仰天、
何もかもが初めての体験、しかも風呂場でだ。
 「アッツ、其処は良いがいけんけ〜」「黙ってろ」「もう酷いぞ」
「良いから楽しゅうしようね」「・・、・・」とんでもない事になる、
正弘のアソコもいとも簡単に触られ、洗われる。
 「お・おばちゃん」「こんな事で動じんさんなや、男は堂々としてな、
此処を鍛え女を泣かせるほどに成らんとまげな事は出来んが、早く
果てると嫁が逃げるぞ浮気もされるが」「・・、・・」
「良い子だ、素材がええ〜け〜楽しみ・・」「素材・・」
「そうよ、料理もそうだろう素材が一番じゃ、其れが悪いと良い料理
は出来んがね」「そうだけど、あう〜もう好かん・・」
「うふっ、握り潰そうか・・」「もう良い、嫌だ其処駄目〜」
慌てる正弘を面白いのか聡子はガンガン虐め倒す。
 「ふ〜、良いぞ此れなら半年じゃ」「は・半年って・・」
「そう、聡子の見る目ならそうなるが後は別の人に任せる」
「ええ〜嘘だろう」「任せや、とことん鍛えるけ〜」
「・・、・・」声を失う。
 其の夜添寝される、しかし寝れない、総て聡子さんの体を寄せられ、
浴衣がはだける中、正弘は汗ばんだ体をくっつけて寝られた。
 翌朝早く起きるが眠い、笑いながら朝食済ませ二人は店に向かう。
何事もない、普通、皆普通だった。
下宿に戻っても変わらない、夕べ外泊した事を告げようとするが、
おばちゃんは笑って男よね、良いじゃんと言われた。
 二日後またも聡子さんの家、其処でメモを渡される、
「良いね、書いた通りしんさい、今度会う時確かめるからね、此処に
必要な物集めてる持って帰り部屋で鍛えるんだ」「・・、・・」
もう何も抵抗出来ない、総てあの雅子さんから出た動き、
呆れるほど皆が何も言われない、そんな場所で正弘は育って行く。
 大変だった、此処ではもう添寝が当たり前、男の子の正弘も女性
には興味が在る、其れで寝ても寝ていない、全部横の聡子さんの体
が気に為り、手も今じゃ相手の体を這うようになっている。
そんな事が夏最中に続いた、そうするともう正弘は今度は何時かと
待つ、無論熟す事も頑張る、アソコを扱く過程を淡々とこなす姿が
部屋で見える。
 夏が過ぎる前一度里にと無理やり戻される。普通の家庭がそこに
在る、内心は別其処も今じゃ正弘は理解できる変な成長を知る。

                       つづく・・・・。















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