痛快小説家、上山惣一 [痛快、ロマン、官能]

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zoom RSS 極淫小説九十九弾≪ 淫獣の道すがら・・20 ≫

<<   作成日時 : 2018/02/09 02:04   >>

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 五月に入る、佐伯さんの株を預けられ正之は本腰を入れ始める。
其れは既に、あの宮島での抱き合いの中でそんな男性がいたと話を
する正之、翌日早くも二人の家のご主人に呼出され、流川のクラブ
に来ている。
 食事の時、今まで寝かせていた金を預けるといきなり言われ、
面食らうが、正之がこの方達の奥さんを抱いている身、
既に逃げられない状態に置かれていたのだ。
 損をしても構わない、任せると言い切られ断れなかった。
だがだが、其れはそのままじゃ終わらない、圭子さんが参加すると
電話が来る始末、こうして繋がりが一段と太くなった三人の女性、
またあの大学時代に戻ったかのような錯覚を覚えた。
 五月の連休明け、顔負わせと正之が株を預かる仲間が集合、
琴美さんの夫、哲也さん、玲子さんの夫、健司さん、それに東広島の
佐伯健作さんが初顔合わせ、話が弾んで同じ年代の方々、最高な
雰囲気になって行く。
 「ひや〜そうでしたか、家庭教師か、成程有り得ますな・・」
「そうなんですよ、それであのバブル崩壊以前、最高な株価の時早く
手放してと言われたとき、なんじゃあいつ若造のくせに売れるか〜と
思っていました、妻がしつこく言うから仕方なしで一度売り払い、
様子見てもおかしゅうないと思って・・」「そうか、それで」
「ええ、それが二月後異変が生じだすとあれあれれ〜と思う間に」
「く〜何とのう、そのころわしは恐怖で体が震えていた、わしは未練
がましいから半値まで握ってしもうたがね」「なんとそうでしたか」
男三人は酒を飲みながら話込まれ横に座る女性は手持ちぶたさ、
クラブなど二度目で来ている正之は珍しさで其処でも女性など
構っておれなかった。
ママが来られ割入り、話が株から離れるが、それでも広島の経済
を話題にするほど男三人は最高な人だった。
 「良し、じゃ義兄弟の契りに向かうか」「良い、そうしましょう」
「じゃ出かけるぞ」三人が立ち上がり正之を連れて外に出た。
 「おい、岡田君、此れから男の体を洗うぞ、何処か紹介所為や」
「え〜意味が・・」「あのな、なな風俗じゃが」「佐伯さん・・」
「構わん其処は俺が見る、どこぞ知らんか今後の事もある、頼む」
「え〜・・」ほかの二人は知らん顔、ぐつが悪いのかその話
は聞いても知らん顔される。
(参ったぞ僕も知らんが、あ〜居たが、神様お願い何とかして)
 急いで道端で電話しようとすると・・。
「岡田君、前の喫茶店で待つ、頼むぞ」佐伯さんがそう言われた。
「あ・・、姉ちゃん、仕事中御免、あのね・・」
必死で電話し何度も相手が見えないのに頭を下げる正之、
携帯電話は都合が良いがこんな時要らん事で使わざるを得ない
代物だと知らされた。
 既に碧の仕事は判っている、あの碧さんの後輩の楓さんから
それらしきことは聞いていたが、大学三年生の時に本人から
聞かされているのだ。
 「良いわ、じゃ佐伯さんは碧指名ね、後は任せて何時ごろ、
ま〜良いわ待機させる」そう言われほっと胸を撫で下ろした。
 十分後、四人は歩いて流川を横切り向かう、既にどこに行く
のかは御存知の大人だった。
店は煌びやか、正之とて初めての事、受付で名前言うと・・、
「有難う御座います、仰せつかっていますからどうぞ・・」
言われて四人は待合室に入る。既にこんな場所はご存じなのか
三人はソファ〜に座られる。
会計は知らぬ間に財布を渡された正之、戻り金を支払い待った。
 「どうぞ、ご案内いたします」若い青年が低調に座り言う。
最初は佐伯さんが行かれる、そうして次々と・・、
最後は正之、僕は待つと言うと案内人が怪訝そうに・・、
「ではここで待たれますか・・」「時間はどれくらいです」
「其処は延長が有ればどうかな」「あ、じゃ僕帰りますから、そう
伝えててください」「そうですか」そんなやり取りで店を飛出した。
いくら何でも自分も向かうとは後々拙い、ここは引き下がるほう
が賢明と察した。
 部屋に戻り、これから大変だと嫌ほど知る、買ったばかりのPC
を駆使して何とかものにするが、いかんせんでかい機械、部屋を
占領してしまう。其れに向かい、外国の情報、日本でも情報が
集まるがまだ少ない、此れから携帯と同じくPCも普及するのかと
未だ疑う正之だが、あの大学で世話になった陽菜さんの話では
遅れてるが必ずPCの時代は来ると断言された事を思い浮かぶ。
PCで盛んに出て来る投資会社、其処が気になり検索を繰返す。
 時間も過ぎるのを忘れ気が付くと外は明るい、夢中だった証拠。
九時を待たずに正之は部屋を飛び出す、無論碧さんは戻って
来られたが、有難うねの一言、其処もそれで正之も救われた。
 あれやこれやで九時前、出た正之は哲也さんの会社にと
向かっていたのだ。
驚かれるが夕べの件は話に上がらず、如何したと聞かれる。
 一時間、顔を寄せ合い話をした後、またもその会社を出ると
今度は弁護士事務所、忙しい動きを見せた。
「では、其れで宜しくお願いします」
挨拶を終えるとその事務所を後にする。
 本屋に立ち寄り数冊の本を抱えて部屋に戻った。
何かに取りつかれた様に正之は目が輝いている、久しぶりに
陽菜さんに連絡し、その夜食事をする。
働き始められた相手、話は其処から始まる、お好み焼きを食べる
中で,陽菜さんは自分の話から正之の話にと移行し始めると身を
乗り出される。
、 「ま〜じゃ、其れって凄い事や、まじに」そう言うと微笑まれる。 
長い間の話は陽菜にとって羨ましい、自分は漸く銀行関係の仕事
にありつけては居るが、正之の話を聞いて少し気が滅入る。
其れほど感銘を受けているのか、知らずに正之が遠くのて存在
になって行くのが寂しい気がした。
 「それって会社を興すん」「いずれはそうなるかな、そのほうが
良かないか・・」「うん、そうよね、そっか投資ね」
「其処は陽菜さんの影響だからね」「うふっ、嬉しい」
漸くあの美しい笑顔を見れた。
「世の中散々よ、銀行も青菜状態」「なんで、若しかして焦付き」
「そう、今は如何にもならんと上司がぼやかれている」
「なるほどな、貸し倒れは聞いてはいたが・・」
「其処よ、ほとんどが身動きできていないし、整理もお手上げよ」
「あ・・、じゃ不動産もか・・」そこから正之の顔が真剣モ‐ド、
陽菜さんに会って大正解と思えた。
 銀行の中身を聞く事が出来る、しかもその内部に居られるから
真実味が有った。
広島は日本の中では地方都市、それでもこの地方では一番の
経済圏、話される中身に正之は嵌っていった。
 二時間余りの間、正之は陽菜さんの話を中心に聞き入り、
別れるとる何か正之の頭に残る会話が次第に膨らんで来た。
 そこに携帯が鳴って出る。
「え行、佐伯さんの奥様ですか、初めましてお世話になっています」
電話はあの佐伯健作さんの奥さんだった。
 世話になっているお礼と出来れば家にも来て頂きたいと言われる。
正之も会ってみたい気がして住所を知らずに聞いてしまう。
話される今迄佐伯さんという人物は少しは知っていたが、生活感が
見えない人で其処には興味が在る、直ぐ明日にでも伺うと即答した。
今じゃ、佐伯さんは正之にとって大事な人、島も向こうから家にと
言われて断る芦有は無かった。
 翌日九時過ぎに車で東広島にと向かう。

         つづく・・・・。




















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