痛快小説家、上山惣一 [痛快、ロマン、官能]

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zoom RSS 極淫小説九十九弾≪ 淫獣の道すがら・・21 ≫

<<   作成日時 : 2018/02/10 02:04   >>

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 初めて向かう東広島市、聞いていたがこれほどまでとは知らない、
新幹線の駅前は未だちらほら空き地が見えるが駅が出来た御陰で
此処らは様変わり、昔は何も変わらぬ田舎、しかも正之の里にも
似たような場所だったとも聞くが、今は如何、目を見張るほどの都会
じみた景色、其処は総て新幹線通過と広島空港が出来た所為と見た。
「あらま〜聞いていたけど若いわね」挨拶をするとそう言われる。
相手も非常に若い、佐伯さんは五十過ぎだが迎えられた奥さんは
三十過ぎ、正之は頭で年を計算してしまう。
 言われなくても見れば、この家が豪華絢爛だと直ぐに気が付く、
其処は無節のヒノキ材の柱、廊下は桜材の床、長い内縁、庭も呆れる
ほど美しい、其れも此れも佐伯さんから聞いていた山や田畑が新幹線
と空港で買収されている現実の姿。
十二畳の大広間、和風で障子も芸術品、言葉も出ないほど日本建築の
贅、魅了された。
 「あのう・・、佐伯さんは・・」「うふっ、他所よ、妾」「妾・・」
「そう、公認、私が助けてあげてと頼んだ」「ええ〜意味が・・」
「お若いから理解出来ないでしょう、ここらは有るのよ、別に其れでも
良い」「奥さん・・」何という事か、其処から聞く話にも驚かされる。
「今回お呼びしたのは内の人のお礼も有るけど其処は如何でも良い、
貴方に会いたかった・・」「・・、・・」
「見て少し若いなとは思ったけど、別にほかの男もあまり知らないし、
近所じゃ拙いのよ」「拙いですか・・」
「お頼みする事が異常、其れで如何かなと」「まったく意味が・・」
「うふっ、其処は後で良いじゃない・・」そう交わされた。
 其れから色々話を聞く、ここには後妻で来て居られ、先妻の子供は
大阪で家庭を持たれていると聞いた。
「では来られてどれくらいに為られます」「七年かな、其れも嫌嫌よ」
「嫌嫌ですか」「でも仕方ないか、私も出戻りだったし」笑われる。
 だがだが、話が進んで行くと正之は絶句する。
其れほど奇妙極まりない事、次第にこの家の中身と考え方が世間と
かけ離れている、流石に正之は自分の事を棚に上げて呆れていた。
「では、結婚は貴女の母親の薦めですか・・」
「そうなるけ〜、だって義母の後釜よ私・・」「・・、・・」
もうここまでくると呆れるよりおかしいと思えだす。
 「だからね、総て其処は諦めて来ている、里は空港の御陰で成金、
生活が似通う此処とうちは仲良しだったのよ。其れで海外旅行など
も頻繁に出かける家族同士、驚かないでね、ここの前の奥さんは
今じゃ内の里の義母」「ええ〜嘘」「そうなのよ、年ももう直ぐ五十、
お父ちゃんが旅行先で関係が出来てしまう、挙句に娘の私が交換
ナノ」「え〜・・」色々世の中聞いてはいたがこれほど変な関係
は聞いた事が無い、それでも呆気らかんに言われる話の中身が
重くてもそうは感じて居なかった。
、 「それでね、お願いはうちの家の事、ううんここじゃなくて里」
「里ですか・・」「そう、貴方の話を義母が内の人から聞いて、私に
話が回って来たの、会いたい、会って合格なら義母も今回の資金
出したいと」「ええ〜・・」「そうなの、何もすることが無いけ〜、
そんないい話なら健作に乗るといんさる」
「だって佐伯さんの元の奥さんでしょう」
「そうなるよね、でも今は詩織と仲良しだし、貴方も出資者が多い程
いいでしょう」「其処は・・」「ね、良いじゃない、総て内の人が貴方
に惚れ込んでいるんだし、里も貴方にはいい相手と思うけどな」
「相手ですか・・」「そう、良いよ相手して金を引き出すのよ」
「奥さん・・」「詩織よ」「ハイ・・」意味をが良く理解できないが、
里に行ってと言われている事は判った。
 夕方、佐伯さんが戻られ、其処から大宴会、家族以外にも人が
居られ、正之を紹介される。
しかも似たような成金軍団、その光景を見ていると昼間聞かされた
奥さんの話はまんざら嘘じゃないと思えた。
其れほど来られている二家族は仲が良いというか良過ぎる。
二家族の人、達も似たような年、其処はまだ四十代後半、
お連れの方もそれより若いと思える。
仲が良い事は良いが、如何もここの仲良しは世間とかけ離れている
なと察した。
(ああ〜じゃあの広島の流川での風俗店・・)
佐伯さんが率先されたことが今漸く理解出来た。
 「おい、迎えに来させろや」「あ、そうね良い事じゃね、電話する」
奥さんが電話された。
 「正之君、すまないがあいつが言った事頼む」「え、其処は・・」
「俺達も少しじゃが乗るぞ、もう健作には頼んであるんだ」「ええ〜」
「あはっ、任せこの家族は俺の親戚より硬い、絆が有るんだ」
それに二人の男は手を叩いて呼応される。
 「あんた、明日にしてと何もないと」「そうか、急だしな良い、
今夜はこのまま宴会じゃしな」「・・、・・」
お客の正之をほったらかしで騒がれる。
 それが嫌じゃ無かった、時々相手して頂きその間合いが溜らなく
好き、正之の相手はもっぱら奥さん達、本当にこれだけ仲が良い
と何もかもが有りとさえ思える正之だった。
 深夜二時過ぎまで騒ぎ飲んでくたばる、正之とて同じ。
 「ま〜寝ておりんさるんかね」「好江さん、良い子よ其れに頭が
切れるけ〜」「聞いたが良いのかまげな話だが・・」
「任せて、うち等は本当に助かった、岡田さんには感謝している」
「そうは聞いたが、如何ね」「其処は好江さんの腕次第かな・・」
「あらら、じゃ最初からかね」「楽しいじゃない、無いと其れでも良い、
でも可能性は有る、健作が惚れ込んでいるんだ」
「そうね、あいつは聡いからな・・」二人で笑い合う。
 昼前起きる正之、その夫人に連れられて車に乗込む、自分のは
ここに置いて行けと奥さんが言われた。
、車は空港傍を通り山手にと向かう、標識ではここらは河内町、
すると素晴らしい田園風景、しかも何処もかしこも田畑は長方形に
綺麗に並んでいる。
そして家はその整備された田畑を囲む様にポツンポツンと見えた。
しかもどの家も見事、太陽に光るこの地方独特の屋根、橙色より
赤に近い光は黄金の屋根と言われるだけは有った。
車はそんな家の庭に入る。

                    つづく・・・・。





























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