異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・43》

 一月七日、翔太はおじさんを乗せ、叔母も付き添い、広島の病院にと向かう。
無論、地元の病院からの紹介状で入院をするためにと向かった。
広島で一日滞在し、おじさんが必要な物を叔母と買い、
一足先に翔太は地元に戻る。
叔母の家に滞在するが、其処も少し考えないとと思案。
「おう、居たな・・」「あ、智樹、おめでとう」互いに挨拶する。
智樹は小さい時からの友、高校も同じだし、一番仲が良い。
「お前、今夜家に来んか」「え・・」「おふくろがそうせいと此処じゃ飯が」
「あはっ、何とかなるさ」「でもよ・・」「有難う、座れや」
其処から八年間の間居なかった翔太、色々な話を聞いた。
 「じゃ、正雄は結婚かお前は・・」「未だだけど、其処は遣れんのう」
「そうか、居ないのか」「どが~も出来んがね」其処に話は行きつく。
「聞くが、今どれだけ知り合いが居りんさる」「え、知合い、誰の」
「俺じゃが、皆目周りが見えんが」「え、お前何で其処気にする」
「あのな、暫く此処に滞在しようと」「ええ、何で、其処を聞かせろ」
其処から、気が許せる相手、缶ビ‐ルを飲みながら話は続く。
 「ええ~じゃじゃ、話を聞いていた会社はなんとお前勿体ないがね」
其処から先も話を翔太がする。
 「うひゃ~真か其処もなんとお前凄いがね、本当かよ、何で金が有るん」
そこからも、智樹だけには話をする。
「・・」吃驚している智樹、何も言わずに翔太を見ていた。
「お前、如何でも家に来い」「え・・」「おふくろに合わせる」
「なんで知っているが」「良いから来い、あ酒飲んでいるな歩いて行くか」
「ええ、寒いぞ」「忘れている寒さしれや」「おいおい・・」
そんな中、智樹が電話した。
「早く来いとさ、会いたいと・・」「あはっ、負けるな・・」
智樹の家は子供のころ川に泳ぎに向かう時、前の道を通る、
智樹と共に歩いた道だった。
 「ま~まげな男に為りんさって、サムかっつろう上がりんさい」
丁寧にあいさつを終えると、炬燵に入り、
用意されている食事を翔太は食べる。
その間、智樹が聞いた翔太の事を話していた。
 「まあ、凄いがね、じゃ会社も今でも関係有るん」「そうなりますね」
「落合は続けるんか」「そうなります」「智樹、凄いぞこいつ」
「だろう、聞いて腰抜かしたが」
「うふっ、まげな事しんさるのう、智樹もあやかれや」「出来るか・・」
「ついて歩け、お零れが有るやもしれんけ~」「あはっ、おふくろ」
大笑いする。
 「おばちゃん、聞いたけど、アソコどうなるん」「どこじゃね」
「うん、叔母が言っていたが沙織さん」
「・・、あ~そうかそこそこよ、今大変じゃが、中村の髭爺が
乗り出したと聞いたが、え、じゃお前戦うか・・」「戦う・・」
「そうなろうがね、相手は地元じゃ大物じゃ、だがしれているがね」
「・・」「なな、如何しんさる,やるなら手伝うぞ」
「如何したらええねん」「其処な、お前酒・・」「ええ、俺がか」
「そうだ、わしは話をせんと行けんじゃろう、あ、そうだ前田の店に行って、
刺身じゃ、酒も足りんじゃろう」「おふくろ」「お前、良いから行け」
なんと無理やりそうさせる。
、 「うふっ、あいつが居ては話が出来んがねお前、女は好きじゃろう」
「誰もじゃろうが」「言えるのう、じゃ歯向かうか、相手は肩代わりする
といんさる」「・・」「その先は大人なら見える、大層な美人じゃ、
頭も切れるし」「・・」翔太は聞きながら叔母と同じことを聞いた。
こんな田舎じゃ隠し事は無理、何処からでも話が漏れる世界、
其れが良い時と悪い時が有る、田舎特有の狭い世界、
其処だけは何ともならない。
「な、そんな事じゃ、何時でも良いぞ、わしと幸子さんで何とでも動かせるが」
そう言い切られる。
「おばさんの親戚の家」「何処・・」「山根さん」
「あ、其れが如何した・・」「うん、家は如何なっているん」
「そのままじゃが、こんな田舎を出た家じゃ、なんともならん、やがて朽ち
果てて解体」「そうか」「何で聞くん」「そこ買おうかな・・」
「え、お、お前、気は確かか,お前の家の跡地が有ろうが、買っても良いが
大した家じゃ無いぞ」「・・」「そうだ、お前家作りんさい」
「ええ・・」「なな、其処美恵の夢を作りんさい」「夢じゃと」
「ああ、簡単じゃが、ログハウス紛いの小屋」「ログハウスって丸太・・」
「そう、丸太がタダ同然」「ええ、意味が為して・・」
そこから意外な話を聞く羽目に為る。
 「なんと、じゃ役場でして居りんさるん、為して・・」
「雇用、じゃがね、シルバ-対策」「なんと、じゃ有るん」
「ああ、四年前のも有るぞ、すぐ使えるがね、役場も喜ぶが、始末に負えん
ほど山積じゃが」「おばちゃん、其れみたいが」
「良いぞ、そう来ないとな明日でも見に行きんさい、智樹が知ってる」
何とも都合がいい話、其れならと翔太が乗れる中身だった。
「あんた、幾ら金が有る」「家を建てるくらいは有るが」
「なんとそうかね、安く建てようね」「ええ、叔母ちゃん・・」笑えた。
 「ふ~サム」「ご苦労さん、刺身並べるわ、智樹面白くなりそうじゃぞ」
「え・・」呆れ顔で友は翔太を見た。
燗酒と刺身を摘まんで、智樹は母から話を聞き始め、驚く顔が何度も見れた。
「なんと~、其処か~、うほう良いじゃないか、其れ造ろうや、おふくろ、
大工は」「佐々木さん」「あ、そうかあの人大工さんだったけど爺様だぞ」
「差配は出来る、顔じゃが、役所関係を任せれば喜びんさろうが」
「うひゃ~おふくろ悪じゃが・・」
本当に酒が上手い、話が進むにつれて翔太も、此処で半年くらい住んでみたい
と本気で思い始める。
 其れからも色々な話を三人は炬燵に入り、酒を飲みながら話が弾んで行く。
「じゃ、わしは明日、下地を作りに向かうぞ、幸子さん何時戻りんさる」
「二日後迎えに行く」「じゃ乗せてくれんさい、わしも行く」「え・・」
「阿呆、ご意見番は幸子さんじゃろうが、説明は早い方がええけ」
「はい、畏まりました策士様従いまする」
翔太がそう言うと、智樹が腹抱えて大笑いする。
 話が意外な方向に、其れからも色々とこんな山奥の問題を話すが、
其処は総て難題ばかり、やがてはここ等も地図から消えると最後はそんな
話にと落ち付いた。

            つづく・・・・。

















異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・42》

 正月五日迄谷に居る、此処で冴香さんも来て、光江さんとこの宿の里美親子
に囲まれて最高な正月を迎えられた。
「じゃ、此れから此処は中の工事が始まる、里美さんと美樹ちゃんは落合の家
に逗留しんさい」「え、お邪魔でしょう」
「いいや、此処は居らん方がええけ、時々現場に来んさい、光江さんもじゃぞ、
計画通りに工事が進むのだけ気を付けてな」「あんたは、居るんじゃろう」
「時々は来る、雪が有る間は、居ても動けんが」「そうだろうが、大阪かね」
「ううん、其処は恵ちゃんが居るし」「じゃ何処にいきんさるん」
「あのね、僕此処に来たのはあの小百合さんと車の故障で来ているんだ、
そん時里に戻ろうとしていたんだぞ」「じゃお正月此処で、悪い事したね」
「ううん、其処は最高だった」そんな話をしてよく六日、翔太は谷を後にして、
皆を落合の家に送り届けると、直ぐに中国道に乗り上げ、
一路自分の里にと向かう。
 雪道だが、其処はタイヤが良いから難なく里に到着。
「叔母ちゃん・・」「うひゃ~お前・・」「おめでとうございます」
「あはっ、今年も帰らんと、お父ちゃん、翔太だがね」
「おう~、来たか上がれや」「お父ちゃんな腰痛めんさって難儀したがね」
「それは拙いが、おじさん、具合如何・・」
「阿呆、挨拶が先だろうがおめでとう」「今年も宜しくです」
「良いぞ、おい酒」「はいはい、また相手が出来て飲めるね」
「ああ、こいつは来んじゃろうと諦めていたんだ、よう来たな・・」
本当に懐かしい、此処には既に三年間戻れていなかった、会社を興したり
あれやこれやで忙しい、だが忘れてはいない、生まれ育った里、
思えば此処はあの谷とは少しはましだが、落合には遠く及ばない、
土地が化ける事も無い、山や田畑が有っても今じゃ半分が雑地、
島根県と広島県の境に近い、過疎地で有名な場所だった。
「病院は・・」「行かんでもええけ」
「拙いよ、腰は大事じゃけ~、ヘルニヤかもしれんが」
「うん、そう言われたな、でも寝て居れば良いが」
「もうこうなんじゃ、何時も大丈夫といんさり寝ている」
「そうか、じゃ一度大きな病院でも行こうか」
「おいおい、簡単に抜かすな、金が懸る」「保険入っておりんさろうが」
「でも金は要るが」「良いが叔母ちゃん、此処なら何処がええん」
「浜田か広島じゃけ」「じゃ広島か、浜田は田舎じゃしな」
「おいおい、駄目だ、金」「良いから其処は良い」
「良かないぞ遣れんのじゃ」「良い、叔母ちゃん、来週でも行こう・・」
「お前・・」「良いから、おじさんの事は大事じゃ、連絡してみるね、
赤十字が良いよね」「・・」
いきなり来て呆れるが、泣けるほど嬉しかった。
娘はいるが正月来てても其処まで気づかいはしてくれん、自分の事で精一杯、
其処は仕方が無いが悔しかった。
 その夜は久し振りに家の中から笑い声が聞こえる。
「そうか、じゃ会社引退かね、若いのにな」「そんでその谷は如何するん」
「生きかえらせるよ」「ま、お前大層な金要るんだろう」
「そうなるけど、其処も目途がついた」「ええ、じゃじゃ本当か」
「うん、そうなった・・」「お前・・」
呆れる顔で幸子は姉の子供を見詰める。
「良いぞ、薦めやどんどんな、此処はもう終い、雪で見えんが荒れ果ている、
若いもんは居ないしな、遣れん」
「そうみたいですね、何処もこんなところは同じですよ」
「でもな、悔しいが・・」おじさんはそう言われる。
 本当だ、此処は誰もが先を想像出来る程過疎地特有の萎み方を歩いて居る。
「おじさん、元気になれば何かしようよ」「お前簡単に抜かすな何が出来る」
「其処を感が考えようよ」「あのな・・」
「あんた、話をおりんさんなやこの子が此処を気にしてくれるだけで良い」
「そうだけど、要らん苦労させられんが」「でも考えようね」
「お前・・」手を握られて泣きそうな顔をされる。
自分の親が交通事故で無くなり、その後高校を出させて貰い今が有る。
恩は一番有る家だった、特に叔母は高校で終えようと考えているのに、
怒り大学に行けと、金は余りないが行け、何とかするとまで言われた。
奨学金がもらえる事に為り、大阪の大学にと行くことが出来たのは総て叔母の
御陰、此処を何とかするのが翔太の役目と今はっきりと思えた。
 おじさんはご機嫌で酒に酔われて横たえられる。
「お前、何とかしてくれるかね」「うん、落合の谷はもう計画は出来上がって
いるし、後は工事を待つだけ、此処は何が良いのか考えるね」
「お前は、お姉ちゃんが生きておりんさると良いのにね、喜ぶよ」
「そうかな生きて居ればこうは為れていないかも,叔母さんに尻叩かれた
からね」「おまえは良い奴じゃのう」酒をお互い飲んでいた。
「あ、そうじゃ、お前頼みが有るが・・」「何・・」
「あのな・・」そこから叔母の話を聞く羽目に為る。
 「え、じゃじゃ、其処如何しんさるん」「出んさるといんさる」
「出るか、其れも良いかな、そんな事じゃ居れんじゃろうが」
「其処じゃがな、聞くとどうも無理やりだと狭い田舎じゃろう、良い事言わん
奴が居るがね」「うん、では」「聞くと最後までは出来んかった」
「未遂か・・」「そう、そんでも世間じゃ、アソコは遣られんさったと」
「そうなるのか、可愛そうに」そんな事を話していた。
「金は何で要るん・・」「そこは娘がおりんさる」「幾つ・・」
「十八、広島の高校今年卒業」「其処か、でも卒業出来るんだろう」
「金・・」「借金か」・・」「「うん・・」「幾らね」
「二百万」「何処で借りたん」「農協」「じゃ何で男が・・」
「其処じゃ、肩代わり」「あはっ、判るが」「え、お前」
「判る、男じゃろう、じゃその人綺麗か・・」
「綺麗、最高じゃが、ここ等じゃ誰も知りおく美人じゃがね」
「そうか、じゃ娘もかね」「勿論、其れで広島に出した」
「成程な、でも肩代わりは悪くないじゃろう、返せるんか」
「田畑抵当、安いしな」「なんと、そうかじゃ僅かな金じゃないの」
「其処が田舎じゃろう大金」「成程な・・」
「家は去年までお婆ちゃんが居りんさった、年金でなんとかね」
「成程な、今は・・」「働くにも良い金は稼げんが」「だね」
世間話は進んで行った。
 どこの世界でも色々と在る、一番は男と女の事、此ればかりは当事者で
ないと本当の事は判らない、相手もどこかで色香で賄おうとされたのかも
と思えもする。
「お前、相談に乗るか、良いぞ相手は」「え~、叔母ちゃん・・」
「な、あいつは賢い、此処で何かするなら使える。其れで利用したら如何」
「叔母ちゃん・・」「なな、見るだけでも良いぞ、真綺麗な女じゃ」
「年は幾つ・・」そこで翔太はあ、と思い口を手で押さえる。
「あはっ、乗ったな、良い女じゃぞ」「叔母ちゃん、敵わんな・・」
翔太も笑うしかなかった。
年は三十六、娘は十八で産んだと聞かされる。
「会うだけでも如何じゃ」「叔母さん・・」
「あのな、お前が此処で居るのなら其処も要るだろうがね」
「ええ、飛んでいるが」「お前迄はいかんが、考える事は出来るぞ」
笑われる。
 話はそれ以外でも弾む,何処こうだ、アソコはこうなっているとか、
中々の情報を持たれていた。
「叔母ちゃん、よう知っとるがね」
「これくらいは此処田じゃ誰も知る事よ、狭いしな・・」
「だから、苦しいから外に出んさるんだ、都会じゃこうも噂は立たんぞ」
「だね、そう言えばそうじゃね」
 話は中々尽きない、三年ぶりにゆっくりと話が出来る所為か、
叔母は翔太に此処の話しを聞かせていた。

               つづく・・・・。



































異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・41》

 中々風呂から戻らないので、光江と菜摘は大風呂に向かう。
「うふっ、風呂で大変な事が起きてそうね」「光江さん、其れ有るかも」
「なな、楽しくなりそう」そんな思いで母屋からの渡廊下に入る。
 「・・、ええ~何・・」
なんと廊下に五人が並んで、脱衣場から長椅子を運んで座っている。
「おう、こんな景色が良い所無いぞ、見んさい湯煙の間から対岸の雪景色」
「・・」光江と菜摘は肩透かしを食らい唖然とする。
「これな、あの囲炉裏が有る部屋から望めるよな」「壁破れば見える・・」
「良いぞ、此れ、下に寝湯が在れば湯煙最高、其れに其処は混浴にする」
「え~あんた・・」「うふっ、翔太に懸れば何でも変えられるな、
遣りんさいやれやれ」光江が笑う。
「おう~サム、あんたたち風呂は・・」「え、未だですねど」
「じゃ入ろうか・・」「・・」皆が呆れる中、
「何、あんた達は要らんのか、何でや」
「え、入りますけど、あのう翔太さんは既に入りんさっていりんさる」
「二度湯じゃ、混浴じゃぞ」「えええ~・・」
そこで菜摘を除く全員が声を挙げる。
「当たり前だ、そんな根性じゃ此れから色々と起きる事故や修羅場が潜れんぞ、
其れにな、さっき約束したろうが、其れが今じゃ」「え、今とは・・」
「ああ、風呂に入り酒を飲んで、洗い場になんか茣蓙でもしいて寝転んで」
「有り得ない」「小娘は参加せんでも構わない、無理じゃろう」
「小娘・・」「ああ、澄香はそうじゃろうが、美樹は如何する」
「従いますよ」「良いぞ、じゃ里美、酒と宛お盆に乗せて来い」
「え・・」「煩い、従え、お前が動かんと此処は何も起こらんが」
「光江さん・・」「早くせんか、寒いが・・」「・・」
仕方なく美樹と厨房に向かう。
「・・」なんと全員が今までの姿と違う。
光江さんだけが堂々とし、菜摘は普通、此れからの展開はそう大きく変わらん
だろうが、あの初見せは皆が如何見るかが面白くなるとほくそ笑む。
翔太に会ってから大阪での事、そうして驚く有馬温泉、其処から総てが変る。
おまけに義理の娘の冴香も加わると、とんでもない世界で泳ぐことが出来た。
そんな思いで光江さんの後ろをついて行った。
だがだが、こんな田舎では思いもしない事、混浴、しかも相手の男は一人、
其れなら怖くないと思ったのか、間が開くがなんと全員がついて脱衣場。
 「良いぞ、よう来た、此れこそこれからの仕事に責任が持てる、秘密は
持とうな・・」光江がそう叫ぶ。
「さてと男風呂が良い、翔太さん先に・・」「良いのか・・」
「あんたが狼狽えると皆が困るけ~入りんさい」
「ようし、皆待って居るぞ~」急いで浴衣を脱ぐと、筋肉隆々の体が跳ねる
様に浴室にと消え。
 「光江さん・・」「娘は無理ならいいぞ」「・・、いいえ入る」
「そうか根性有るがね」そうしてめいめいの体はそれぞれ違う、
だが翔太にすれば最高な景観、湯に浸りながら翔太はワクワクする。
「皆体を洗い合い、そうして湯にのう、菜摘はわしとじゃ」
「はい・・」「上田さんも来んさい、後は親子じゃ,洗合いするよ」
広い浴室内に木桶の音が木霊する。
目を見開いて女性軍の動きを鑑賞、最高な光景、翔太はこれだけでも二度と
見れないと思うほど壮観、とんでもなく興奮をおぼえた。
 「うふっ、脱げばどうって事ないがね」「上田さん良いぞ・・」
「私たち親子も、見て・・」「綺麗じゃないか」
「阿呆娘じゃがね」「嫌だ~・・」そこで大笑いが起こる。
「あらら・・」「持って来たか、こまいテ‐ブル有るんか」
「有るけど、美樹」「駄目だ里美が持って来い、美樹脱いで来い」
「え、はい直ぐに」「良い子だ」光江がそう指示する。
 無言で皆が大風呂に入られる。
「此れ、タオルは頭じゃろうが、混浴でもエチケット」「はい・・」
笑えるほど見事、だが今は翔太だけ奥にる姿、手前には女性軍が並んで
胸半分を浮かべて・・。
「ささ、遠慮は無いが来たぞ酒とビ‐ル、皆もって裸の付合いに乾杯じゃ」
漸く美樹も裸で湯に飛び込む、遅まきながら里美も参加、
こうして何とか裸の付き合いの始まり。
 何とか、嫌でも参加する人も居るが,場は賑やかそのもの、
光江が洗い場に座ると、皆もそうなる、この光景は鳥が先導に習う姿に
似ていた。
「翔太上れるか・・」「今回は無理じゃろう」

「そうか、良いよ其れで、ビ‐ルか」「うん・・」
「美樹、持って行け」「うん・・」
グラスを持ち湯に入り歩いて翔太の傍に行く。
「有難う・・」翔太は来た美樹の手を掴んで湯の中に沈める」
「・・」何が有るのかと・・、其れが驚くなとは無理、
とんでもない物を掴まされていたのだ。
其れでも「息を飲んで堪える。
「有難う、後でな・・」「・・」戻りは泳ぐように帰る。
「おい、充て・・」澄江行け」「はい・・」
小皿に入れ盆の上に乗せると向かわれる。
「あんたも此処で飲もうか・・」「え、良いですけどグラス」
「光江さん・・」「判ったがね、上田さん、あんた頼めるか、あんたの分
持ってな」「行くわ」年増だ、直ぐに動かれる。
「良いぞきんさったな、じゃ僕を挟んで並ぼうか、乾杯」
なんと湯では三人が居て、洗い場では五人が酒を飲み合い話をする。
「良いわね、此れも・・」「此れから色々と役目が出来る、自分が出来る
範囲で良いが、給料を貰うんじゃ、心から働いてくれ、そうするとな、
此処は必ず繁盛する」「光江さん、頑張る」「良いぞ澄香は根性有るが」
ワイワイと洗い場は賑やかだが、なんと湯の中は真反対、擦れは既に菜摘は
理解出来ている。
「おい、如何した、何か足らんのか・・」
「・・、いえ、あはい、何とか足りないと取りに行きます」
 澄江が何とか返事するが、今はとんでもない事に遭遇、湯の中では右手が、
翔太の股座に誘われて、同じく敏子さんの左手も同じ場所に釘付け状態、
二人の手が同じものを握らされていたのだ。
 「あんた達と交代・・」光江の一言で、美樹と澄香が湯に入る。
無論グラス持参だった。
 二十半ばの女性、目が壊れる程の美形、胸が半分見え隠れする中、
又も翔太が自分の股座に二人の手を指そう。
年増とは違い反応は無い、其れより異物をつかまされ吃驚して手を放す。
其れがお互い同時、翔太が笑う。
「・・」何も言えない二人は顔を見合い目をパチクリ、
なんと美樹が頷いて、今度は自分から其処に手を伸ばす。
「澄香ちゃんも・・」「え・・」
そうして若い掌はおぞましい物を握って震えた。
「良いぞ、此れで良い、戻って、皆湯冷めするぞ」
「良いから楽しいがね」「俺は入ったままだぞ、茹でタコじゃ」
「あはっ、そうか、じゃ出ても良いぞ」光江さんがそう言われるが、
独り里美さんを除いて身が固まった。
「出て来んさい、此れ美樹間開けんさい」「うん・・」
翔太が堂々と握られてた怒り狂う異物を股座、どんどんと歩いて来た。
 「・・、あわわ~・・・」
若い美樹と澄香はもう動じない、敏子と澄江が後ろにひっくり返った。
流石里美は既に体を洗っているから動じていない。
「あはっ、未だ女じゃね、其れに比べ若いもんは度胸が有るのう」
「うふっ、私ら湯の中で触っていた」「え、お前達・・」
「え、じゃお母ちゃんは未だか・・」
「ふ~驚いたが、触っていたけどこれほどとは、光江さん」
「此れが翔太じゃ、こいつに従い付いて行けば良いだけ後はのう」
「・・」そういう。
 皆は落ち着かない、テ-ブルでしたは見えないが、
男でもこれほどは無いと其々が思う。
「さてと、初顔合わせと初見は終えたな、翔太さん、これからも宜しくね」
「光江さん、其れは僕が言いたいが、今年から頑張ろう」
そうしてめいめいが体を拭いて上がる。

            つづく・・・・。





















異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・40》

 正月三日、此処は本当に静か、翔太は体を癒す時間が出来ていた。
「おめでとうございます」「ま~山田さん、ご丁寧に・・」
「あのう、翔太さんは・・」「居られますよ、どうぞ上がって下さいね」
里美が応対する。
「今日は、明けましておめでとう御座います」
「まあま~上田さん、おめでとう御座います、上がって下さい、翔太さん、
居られますから」なんと、お正月、翔太に挨拶に来られたのだ。
恐縮しながら応対、聞くとあの光江さんから、此処だと聞いて来たと言われる
山田の奥さんは娘の澄香さんと一緒に来られている。
急に部屋は賑やかに為り出す。
 上田さんはあの哲夫さんの紹介、親戚だと聞いている。
総てこの人たちは、今回の件に参加を希望された人。
炬燵は狭いので囲炉裏傍に移動、総て女性だから手伝って炉端に料理が並ぶ。
五人の女性、其処にはこの宿の親子、山田さん親子、上田さんとに為る。
乾杯の音頭を頼まれ、翔太も同席、其処から宴会が始まり出す。
 「ま~じゃ物凄い事に為りそうね、凄いわ、ね~山田さん」
「いいなと参加を希望したまでは良いけど此れじゃ気を取り直さないと大変」
「そう、お母さんが参加すると聞いて私も是非と手を挙げたの、介護は自信
あるし、でも子供は・・」「うふっ、其処も考えている」
「え・・」「あのな、わしの妹」「ああ~美咲おばちゃん、え、
ああ~居た居たが、冴子がなんと子供相手じゃ最高じゃない、ねね翔太さん、
子供大好き人間が居るよ」「嘘、其れは良いぞ、是非紹介して」
そんな会話が進む中、今回の事業を聞いている人たち、其々が自分が此処で
出来る事を考えだして行く。
 「待って、私らだけじゃ拙くない」「え、そうか翔太さんが居るから良いと、
でも片手落ちね。良いわ光江さんに電話する、中身を話せば大事な人を連れて
来てくれんさる」「あ、落合の仲野さん、大変忘れる所だ、電話する」
山田さんが慌てられる。
(なんと集まるんだ・・)酒を飲んでいる翔太は何も口を挟まずにいる。
 一時間後、本当に菜摘さんと光江さんが来られると大騒ぎになった。
「ね、あんた、此れは良い機会よ」「え、何で」
「だって、鼻から噛まさないと遣りにくいじゃない」「何が・・」
「もう光江さんが仕切られるけ~」「え、何か有るん」
「ごろうじろうよ」わらいながらそういい、自分の席に戻る。
「翔太さん、あんた邪魔だけ~風呂にいきんさいや」「え、光江さん」
「頼むけ~従って・・」「そうなの、じゃ行くか」
「ゆっくりね」笑顔で送り出された。
喧騒な女性軍から逃げるに好都合と翔太は従う。
 「邪魔者はい無くなったけ、わしらで此処を盛り上げるためには結束が
大事だ、此れから此処は賑やかになる、だが、元はわしらだぞ」
「え、光江さん」「澄江さん、あんたは娘と参加じゃね」「はい・・」
「じゃ心して聞いてくれんさいや、わしらは仲野家を覗いて資金は出せん、
だがその代わり献身は出来るよな」「そうなりますね」
「ではその部分で力発揮せんか」「出せるけど、如何すれば良いかいのう」
「わしらは、此処は翔太命で向かうつもり、既に菜摘はそうなって居る」
「あ、其処は薄々そうじゃ無いかと」
「そうか、じゃ話が早い、わしらは此処で仕事をさせて頂くが、それ以外も
わしらが務めにゃならん」「意外とは何ね」
「澄江さん、此処ではわしらは女性じゃ、他所では出来ん事をするつもり」
「何しんさるん」「そこはおいおいじゃね、ヒミツじゃが、それでな、
今日はそれぞれに役目を頼みたい、だが其処は総ては言えんが、其れで個別
にと思うとる」光江さんが酒を薦め乍ら話をされて行く。
「里美」「なんです」「お前は風呂に向かえんさい、娘を連れてじゃ」
「え、今なの・・」「そう、今、邪魔なんだ」「ま~、気に為るけど美樹」
「お母ちゃん、行こう」「そうね、追い出されたね」親子で其処を離れる。
 「光江さん」「うん、待ちんさい、話は続ける、今回は相当な資金が此処
に注がれるんだ、其れは皆翔太が居るからだぞ」「ハイ承知しています」
「じゃ、話は簡単、此処を盤石にするにはこの家の親子の腰を据えさせる」
「何か・・」「其処だ、良いか、内緒に出来るよな」
「え、其れは・・」「上田さん、出来るなら此処に居りんさい、
出来そうもないなら、あんたは普通の雇人じゃぞ」「普通、それ以外は何」
「此処を立ち上げる仲間に参加じゃろうが」
「あ、其れなら是非、何でもしますけ~」「そうか、じゃ娘もそうかな」
「ハイ」「そう、じゃ上田は如何」「光江さんに付いて行くけ」
「そうか良いぞ、じゃ此処は、大阪の小百合さんを加えて今居るあんた達は
今回の事業の重鎮、誰が何と言おうが秘密を持ち合う仲間に為れるな」
「なります」「良いぞ、じゃ菜摘此れでいいな」
「良いと思うけど、強引じゃない」「何処が・・」
「だって秘密は守るといんさるが中身知らんでしょうがね」
「そうだが、約束は出来たぞ」「もう叔母ちゃん、其処強引、この人ら中身
知りんさらんがね」「今言うのか後で良いじゃろう、秘密は守ると約束出来
たじゃないか」「澄江さん、何でも約束できるん」
「え、何で元は行かないけどでも出来る」「じゃ、あんたたち直ぐに風呂に
いきんさいや」「え、今里美さん親子が・・」
「だからじゃ、菜摘が言いたい事は、秘密は守れるか心配している、其処を
確認したいがためいんさるんだ」「行けば良いの・・」
「そう、親子が入る風呂にね」「其処は出来る」「じゃ親子でいきんさいや」
「そうします,澄香行こう」部屋を出られる。
 「光江さん・・」「うん、肝試しじゃ」「肝試しって・・」
「ああ、お前には光江が頼むが、あの親子はそうは行かん、わしらだけでもと
もう箍其れじゃ、此れから隠し事が出来る、仕事には拙かろうが」
「隠し事なの」「そう言う事後で教える、少し飲んで待とうか」菜摘も頷いた。
 だが、風呂に出掛けた親子二組は一時間が経過しても部屋には戻っては
来なかった。

            つづく・・・・。


















異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・39》

 誰も来ない正月、周りは雪に包まれ、異様に静かな中、宿では外と真反対、
炬燵に入る二人には外との温度差が半端無い程かけ離れている。
里美は年末から色々と考えさせられて来た。其処は翔太の存在、
此処を変えようとする男、しかも強引過ぎる展開に娘も自分も歯向かう事が
出来ない、既に親子は此処を捨てようと決めていた。
何と今じゃ如何、様変わり程度じゃない、とんでもない程夢が含まれている
計画、じゃ自分は今後どうすればいい、其ればかりが気に為っている。
 お正月、宿では二人きり、そうして負い目の立場、逃げても良いが、
此処が変れるならその場所で立って居たい、しかも娘から聞く話が何と驚愕な
事か、この男落合の親子を抱いていると聞かされ息が止まるほど驚かされる。
だが其れだけじゃない、年末会った有馬温泉の佐和子さん、大阪の小百合さん
もも男女関係だと、いかんせん、其れが事実、美樹が呆れるねと言うが、
自分は犬畜生だと答えているのだ。
思えば自分がそんな事を思う事は、今考えるとやきもちかも、この男は抱いて
来ている女性は其々物凄い女性たちなのだ。
しかも金銭が絡んだ間じゃないと知ると、益々中身が読めて来ない、何でなの
・・、何度も其処を考えるが自分の人生の中では考えられない関係、
考えれば考える程意味不明、でも何故かこの男が気に為る。
其処は他の関係ある女性とは立場が違い過ぎる。
此処に億以上の金をつぎ込もうとする相手だ、しかも不思議なのは其れに参加
すると、男女関係がある女性が名乗りを上げられている。
じゃ私は、其処を年越しの中何度も自問自答、其処には明らかに他の女性とは
違う立ち位置に気付かされるた。
(ま、私は他の女性とは違うわ、受ける立ち位置なんだ、そうなるじゃ如何)
何度も其処を考える、他の女性との違いを知らされる。
そうなると、考えが変らない限り、自分の場所が無くなるかも、他の女性とは
大違い、そう考える間で悩んでいたのだ。
 だがその考えは、今は如何、明らかに変わっている。
あのおお風呂で、この人の体を洗おうと出向いた時、総てではないだろうが
男の体を見て、其処も有りかと納得させられた。
有り得ないほどのアソコのでかさ、しかも変形かそれとも鍛えているのかは
知らないが、里美が知りおく男性とは雲泥の差が其処に有った。
その場は平然としようと頑張るが、洗い場を出るとへ垂れた。
其れほど強烈な衝撃を浴びた証拠、厨房で食事の支度をする中、
其処だけが浮かんで里美は考えさせられたのだ。
 「ね~貴方・・」「何・・」「ううん、何でもない・・」
「おいおい・・」「あのね、里美如何すれば良いの・・」
「何が・・」「もう馬鹿貴方は男、私は女・・」「だな・・」
「え、其れだけ」「そうだが・・」
「呆れた、じゃ魅力ないんだ、こんな山奥の女だし・・」
「え、其れは無いぞ」「そうに決まっている」「もう、お正月だぞ止めようや」
「・・」「俺な、此処が気に入っている、景観を壊さない様にしようと、
其れと里美さんもそう思う、変えたくない」「え・・意味が」
「今のままで良いじゃないか」「良くないから悩んでいるの」
「悩む、此処は何とかするから・・」「其処じゃない」「何処・・」
「もう良いわ」なんと未だ翔太の足の間に尻を置き炬燵に入った姿の里美、
なんかまとまりのない話をしていた。
「私魅力ない、年だから・・」「・・」
漸く翔太は今居る場所に気が付く、以前から気に為るがどうしても里美の心が
読めて居ない、其れは落合の冴香から聞かされている。
「里美さんは獣の匂いがしないね」以前、そう聞いていた。
だから、其処の場所には誘っていない、翔太は本当に仕事仲間にと考えている。
「四十に為った里美じゃ無理なら娘は如何・・」「え、何言う阿保か」
「なんで、だって、貴方と一緒に歩くとそうなるでしょう」
「そうか、其処で悩んでいるんか、やめとけそんな思いで僕は此処に来てない、
自然に包まれて居たいだけ」「・・」
「な、其処は忘れてくれんか」「・・」
「僕は本当に其処は考えていないんだ」「・・、矢張ね、興味が無いなら、
美樹なら良いと思うけど」「未だいうか止めろ、美樹さんは良い女性だが、
僕には勿体ないが」「じゃ、他の女性は・・」
「其処は成り行きでそうなった、だけど本当は抱きたいと思って会って居た」
「此処は違うん」「そうだ、だから其処は良いから此の侭の方が息がし易い」
「苦しいの」「もう如何すれば良いんか」「娘か私か決めてくれない」
「え~里美さん」「だって、考えると参加される女性が全部よ、考えられない
けど事実じゃない、里美は金など無いし」「・・」
「里美ね、お風呂場で見た、此れも有りかと、だって恐ろしい程でかかった」
「あはっ、見たな」「見えたのよ」そんな会話をする。
 「只今・・」「おう~時の氏神様、お帰り」
「え、ま~お母ちゃん、翔太さんの膝の中ね」
「あ、そうか、未だ此処に居たんだ、お前早いね」「不味かったん」
「ううん、ちょうどいいさむかっつろう」「うん、又降り出した」
「着替えてこい」「うん・・」娘が着替えに向かう。
 「娘の前で決めて下さいね」「未だ其処か、止め様」
「いいえ、今年の始めは決めて頂きます」「・・」
「強引でも決めて進みたい、苦しいし・・」「・・」
「位置変わる」翔太の足の間から身を外し、真向かいに座られる。
 其処に娘が来る。
「な、お母ちゃん、何でアソコ逃げたん」「あはっ、これみんさい凄いぞ」
pcを美樹に向けた。
「・・、なんと此れひや~綺麗じゃない、ね、此れ何・・」
「うふっ、親子じゃが、其処なワサビ棚、横はな大雨や濁流をその側溝に
逃がすんだと」「ま~凄いじゃない・・」感歎する。
「だからな、この間話したろう、親子で・・」「どれ・・」
「うん、母親か美樹かと・・」「あ、其れねお母ちゃん決めたん」
「このひとはウンと言わん、美樹だと思った、そうだろう、私じゃ年だし」
「え、其処は違うと思うけど」「何でね」
「だって他の女性も似た年じゃない、そうなると魅力ないって事かな」
「おいおい、話が進み過ぎだぞ、このことはな,今話した後だ済んでいる」
「ま、じゃお母ちゃんね」「阿呆、要らんといんさる」「ええ・・」
そんな親子の会話を聞く翔太、止めようとしたが、
何か止めるのはもったいない気がして来出す。
るが 其処からも親子の話が続く、酒を飲みながら親子は屈託無い話を、
傍で苦笑いしながら聞いている翔太が居た。

                  つづく・・・・。









異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・38》

 クリスマスでも翔太は動かない、大阪の樟葉で部屋に篭りっきり、
恵もいつしか、会社を終えると部屋に来ている。
「これで如何・・」「おう~綺麗、凄いぞ、流石IT産業の会社だがね」
「うふっ、こんなの何時でも命じてよ、でも動画が頼り無いわね」
「其処は実写が無いし無理かな・・」
「じゃじゃ、計画図乗せて、今工事現場も載せると実感がわくかも」
「そうだな、其処を取り入れるか、工事の進み具合と共に、其処で何が
起きるのかも、気に為る人がホ-ムペ-ジで見れる」
「良いわ、じゃそう順じて作るね」「お願い」
小百合も今では最高、佐和子と一緒に抱かれてからは無いけど、
今は其れより今度の事業参加が何よりも嬉しい、其れを知る恵が手伝うから
小百合は食事の世話だけすればよかった。 
 正月もいつの間にか来ていた、年賀を済ませると三人は家に帰る。
挨拶を終えた三人、今年は忙しくなると誰もが思う。
「ねね、二日に動こうよ」
「あ、そうだな、資料は出来ているし、向こうの連中にも・・」
決まると、そそくさと小百合が旅支度、傍で良いな良いな~と恵が言った。
 こうして小百合と翔太は雪が深いだろう、中国山脈のど真ん中にと車は向う。
「おめでとうございます」「いや~来てくれたんね、おめでとうございます」
迎える菜摘は綺麗に着飾り、冴香も同じ。
 部屋で直ぐ小百合と家の親子が歓談、翔太はその様子を見て家から出た。
PCを抱えて車に乗ると、恐ろしい程雪が積もる中を車はのそりのそのそと進む、
何時もは三十分以内で向えるが、今日はとんでもない時間を食う。
其れほど難解な道、田舎は珍しくも無いが翔太は子供時代しか知らない光景、
今は車を運転しているから昔とは大違い、何とか用心し、遂に谷にと到着、
正月の最中、此処は営業を休んでいるし、まったく静寂の中、何とか車から
降りて玄関に入る。
「あ、おめでとうございます」「ああ、里美さん、今年から宜しくです」
そう応える。
「え、美樹ちゃんは・・」「同窓会」「そうか田舎じゃからそうなるんか」
「久しぶりだしね」「何処・・」「尾道」そんな会話をする。
流石に宿は開けてはいないが、御節料理は見事、其れを炬燵の上で二人は
食べて飲む、自然にそうなる動き、今では里美も此処を変えようとする翔太
を呆れるが尊敬も芽生えている。
「ね、今年はどうなるん」「どうなるかな、ま~、進めるしかないけど、
なんと色々と忙しい」「でしょうね、此処も五日から工事が始まる」
「え、雪だぞ」「部屋の中よ」「あ、そうか、じゃその間暇だろう」
「え、そんな、此処誰もいないじゃ拙いわ」
「構わないじゃないか、いっそ明け渡して居れば良い」「え~・・」
「そうするほうが、相手先も安気だろう」「貴方・・」
「でも反対か、其処は任せる」「ええ~無責任」苦笑いする。
「な、酒に酔う前にお風呂入ろうか・・」「え、何時でも入れるけど、
アソコは手を入れないし」「あそこも改造させろ」「え・・」
「あのなアソコがメインだぞ、脱衣場狭いし、広く横に延ばし外にでも出れる
ようにして、眼下の川と対岸の景色を眺められるスぺ-ス作ろうか」
「なんと、貴方」そんな話をする。
「行こう・・」「え、何処に」「風呂」「え、私も・・」
「他に誰が居るん」「・・、いやだ」「じゃいいわ、僕だけはいるか」
「・・」翔太は、浴衣を抱えて風呂場にと行く。
「・・、ま~風呂一緒に、考えられない」そんな思いで御節を摘まんでいた。
 だがだが、その姿が動く、里美は何を思ったのか部屋を出ておお風呂にと
脚が向かう。
「貴方、洗おうか・・」「おう~良いな、じゃお願いするね」
「・・」里美はなんと無言で洗い場に立っていた。
ただっぴろい浴室、お湯がかけ流しで出ている音だけがする。
窓の外は雪化粧、対岸の山裾も雪煙で微かに浮かぶだけ、
しかもこんな物凄い景色に男女が二人だけ、贅沢な舞台だった。
 洗い場の椅子に座り、里美さんに背中を洗ってもらう。
一言もお互いの会話は生じない、何時までも湯が浴槽に流れ落ちる音のみが
時を刻む、もの凄い物を全面に廻ると見えるが、流石温泉宿の女将、
動じすに首から胸板を洗うと、脚までも洗う。
懸け湯をすると、「はい」「有難う」翔太は又もおお風呂に浸る。
「里美、入ろうよ」「え・・」「な・・」
「馬鹿ね、入れません」「だよな・・」「・・」
そんな会話だけは何とか翔太は出来た。
 暫くして、翔太は浴衣姿で部屋に戻る。
「アソコな、まだ改良を考えてくれないか・・」「如何するの・・」
「お年寄りと子供を入れるんだぞ」
「え、でも古臭いから良いと言われているし」
「そうか、じゃ子供やイベントで使うのには此処の湯じゃ拙いかな」
「え、イベント・・」「これ見てて・・」PCを里美に見せる。
「・・、ま~これ綺麗、・・、凄いわ、ねね、どなたが作りんさったん」
「おいおい、ぼくは、この部類で生きていると・・」
「あ、じゃ、なんとそうかゲ-ムね」「・・」
「凄過ぎる、ねね、此れならいっそ合宿の場所で作れば其れなら良い、
此処はあくまでもお年寄りが好む場所」「え、じゃ軒先の寝湯は・・」
「それはお年寄りには最高必要」「成程な良いぞ、此処はそうするか」
話が進んで行った。
「もう見ずらい、貴方・・」「おう、じゃこうしようか、待て」
「え・・」なんと翔太が立ち上がると、里美を抱える様に後ろに座り、
股座に里美を置き、PCを覗けるようにする。
其処は嫌がらず里美は無言、何とも言えない二人の姿格好、
PCを覗く里美は前かがみ、翔太はその体を股合いに挟んでいるのだ。
「ね~これは・・」「此処、あのワサビの棚」「でも横の此れ川」
「そう、洪水や大雨の時は、流来る水を其処の側溝に逃がすんだ」
「そうかじゃ、ああ~あんた凄い」その驚嘆で里美の体が仰け反った。
背凭れに使っていた翔太の体、のけぞられ後ろに倒れそうになるから、
里美の体を抱きしめる。運が良いのか悪いのか、その手が里美の胸を掴む
ような姿に為る。
でも其処は嫌がらず仰け反ったまま、この「凄い、此れ最高・・」
画面に驚かれているのか、ははたまた今の姿にかは理解出来ないが、
翔太は里美の胸を後ろから抱え掴んでいるままだった。
 「貴方、里美を如何するん」「どうって、このままじゃいけんか」
「いけん」「じゃ如何する、普通の仕事仲間だけか」
「貴方に聞いているんだけど」「このまま流れに従いたいけど駄目か」
「あのね、女にそう言う事聞いちゃダメでしょうが」「え、そうなるな」
「でしょう、もうPC見たいし大人しくしててよ」
「・・、え、はい済みません」PCを覗かれ出すと、体が離れる。
 「はい・・」「うん・・」
なんと前から杯を渡され、酒を横向きで注がれる。
「宛は何が良いの・・」「卵・・」「・・」
其れを箸で取り、後ろに向くと口に入れてくれる。
男だ、其れが何を意味するかは野暮、ゆっくりと長い時間をかけてでも
この流れは消せない、翔太はそう思い、
此処は相手の里美さんの思うままに進もうと其処で決めた。

           つづく・・・・。














異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・37》

 芯から堪能する翔太、流石に佐和子さんだ、以前訪れた時、
有ろう事か無理やり翔太を誘い、この宿の家族風呂で抱いた女性、
其れが今は堂々と抱けている。
「ふ~、凄いぞ、感激、小百合さんもじゃが、佐和子さん半端無いぞ」
「嫌だ~、あんただから出来るんよ、他の男じゃ無理無理」
「そうよね、翔太は鬼じゃね」「うふっ、其の鬼待ってたくせに・・」
「本音はそうなるね」「女は可愛い方が良いやん、小百合さんはまだまだ
奥が有る」「え・ほんま」「ええ、だって、此処で最初に抱かれた良さと
二度目は違ったでしょう」「佐和子が抱かれる姿見て、負けん気が起きた」
「あ、そう言えばそうだわ、もう何でも来て暴れてと心で叫んでいた」
「それが良い、具合が良く成って居る筈よ、如何翔太さん」
「正解です、心から感謝します」そんな会話もそれだけじゃない、
両方に横たえる身は今最高に熟れて熟身、汗が光る二つの肉体は何処に
出しても恥ずかしくない見事な物なのだ。
 ひと段落した時、「ねね、聞いたけど、あの菜摘の場所、最高じゃない」
「佐和子さん、そうなってしまったがね」
「聞いた、あいつ最高な男を寄せ付けたなと、悔しいけどあいつは良い女、
何とも恵まれた人生の道よね」「私も会った後、羨ましかった」
「そうよ、何時か懲らしめましょうか」「え・・」
「うふっ、あいつ此処でも良いけどあいつの家で堂々と渡り合えば誰が一番
翔太さんに合うんか判る」「嫌だ、負けるし」
「そうね、佐和子も負ける、でも二人だけじゃ嫌、あいつも参加させて今後
翔太さんを面倒を見るってのは如何」「良いけど、忙しいから・・」
「でも帰る場所を作れば良いじゃない、小百合さんはそのままでも良いかな、
佐和子はそうは行かんし、なんか考えるね」
「ま、じゃ翔太さんに会うためにだけ」
「そうなる、悔しいけど、セックスじゃ最上級よ、この憎い男」
抱き付いてkissをしながらそう言われる。
 「ね、聞いたけどアソコお年寄りだけなん」「え、そうだけど何か有るん」
「其処よ、如何だろう、アソコ合宿に利用できない」「合宿、なんのね」
「子供、夏の林間学校、冬は冬季合宿、温泉も有るんだし、自然の中で、
都会の親は最高に喜ぶと思うけどな・・」「・・」
「親は一度でもどんな場所か来ると思う、其れが広がれば凄い事に為る」
「佐和子さん、其れ良いけど僕じゃ手に余る」
「じゃじゃ、学校の先生を見つければ良いじゃない」
「え、そうだけど、小百合さん」「ま、話振るのね、良い事と思うけど、
あの自然の中で夏と冬、素晴らしいじゃない」「そうだけど・・」
「あんたね、お年寄りも良いけど隔離は駄目、谷に集めてもそれだけと
変わらんじゃない」「え、小百合さん」
「そうよ、あんた、お年寄りはそのままで良い、其処に子供を割り込ませ
たら如何なると思う」「思う、判らん」
「じゃ、昔からの遊びや、忘れられた日々の暮らしの体験、其処に年寄り
が要ればそれこそ先生よ」「あ、ああ~其処か・・、なんと其処だ」
翔太が裸のまま起きて感歎する。
「待って、アソコでお年寄りが何か栽培をされる、そうして其処に夏と冬
可愛い子供が参加するかなんと夢じゃ」「小百合も感動佐和子さん素敵」
「じゃ、其処資本参加出来るな」「え、あ~任せてよ、其れくらいなら、
この人がお金産んでくれているし、足りなければ追加できる」
「其処は産んだ金だけで良いじゃない、アソコも相当資金有るし」
「あ、菜摘さん・・」「・・」
翔太はもう何も言えない、脳裏にはあの谷で甲高い子供の叫びが聞こえる
気がした。
「佐和子さん、其れ何とか考えるけど、先生が・・」
「うふっ、あんたね、私らが卒業した大学舐めんじゃないよ」
「え~、何処・・」「教育関係では有名、其れに同級生が沢山居る、
あの菜摘もそうじゃ」「なんと、そうなんですか」
「だから先生を探すのは簡単、任せてね」
「はい、じゃ小百合さん、其処の事宜しく」「あらら、総投げかね」
「ううん、其処は付き添う」「有難うね、佐和子さん」
「そうしなさいよ、貯めていると金が腐るし」「腐るの~」
二人は大笑いされる。
(なんとなんと、そうだよな設備さえ整えれば後は自然が教材か・・)
何度も頷きながら翔太はこれはしたいと心から意欲が湧き出て来た。
 其処から先ほどまで目を覆うほど狂い手繰った三人は、真反対の真面目な
話にと突き進む可笑しな三人だった。
「校舎は作るん」「ううん、いま考えている事を延長すれば造作無い」
「佐和子にも教えて、造作ないとは・・」
「うん、アソコ滞在出来る様にと考えている。其処を並んで作れば可能、
合宿だから大きな建物を一つ、横宿舎で良いと思う、既に厨房は合同でと
考えて居るんだ」「なんとじゃ、延長で出来る、其処夏と冬は子供の開放、
間は何かの研究や合宿にも利用できるし、お年寄りの何かする場所はその
大きな建物で処理できるじゃない」
「そうなるね、じゃあの映像の世界も子供達にも魅せれるな」
「凄いわ、小百合絶対それに参加する」
「佐和子も少しだけど投資する、翔太逃がさないからね」「うへ~・・」
そこから急にこの話が途絶えた、其れは翔太を迎える二人のアクメが証拠、
はたまたとでもない惨事、佐和子も翔太にとことん遣られ、
小百合は既に体が横たえ虫の息だった。
 そう言えばなんかか昔見た事が有る、関東のどこかの地域で
テニスやサッカ-を学生が合宿して楽しんでいる映像を見ていたのだ。
(なるほどな、此れは有りだぞ・・)
再度翔太は戦いを終えた後、大風呂に入り考えていた。
 実り大きな有馬温泉、其処に三日滞在し、小百合さんを乗せて大阪の樟葉
にと向かった。
クリスマス前、何処のテレビも賑わう町の光景を映し出されている、
此処はと言うと、クリスマスの騒ぎじゃない、小百合と翔太は色んな本を
持ち合い、向かい合わせで読み耽る。おまけに話を聞いた恵みも参加、
此れから如何して進めるか、其処を翔太は頭を悩ましていた。

            つづく・・・・。













異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・36》

 いやはや大盛り上がりの夕食会、特に男連中は裸踊りや、カラオケ、
呆れる女性軍を笑い転げさせる。
其処には既に大掛かりな谷の工事は皆最近聞いたばかり、其れに今度は参加
できるかもと、最高な気分でいる中、哲夫が心配そうに光江さんにすり寄り
ごますり。
「あんたね、心配せんでええけ~、此処は頑張りんさいよ」
「うん、パチも辞めるけ~」「そうしんさい、奥さんが逃げるわけよ」
「うん、知っているけ何も期待できる仕事は無いけ~、此処なら死ぬほど
頑張る」「良いよ、気構えは有りんさる男じゃ、光江は解って居るけ」
そんな話をしながら並んで酒を飲む。
「お兄ちゃん、恵仕事があるけ戻るね、お母ちゃん如何しよう」
「そうだな、戻しても僕は暫くは帰れんぞ」「クリスマスは・・」
「そこいら当りかな、でも、頼みが有る」「なあに・・」
そこから恵にだけ話をする。
「良いわ、了解任せて・・」そう言い切る。
「何え・・」「ううん、別に」「嫌な子ね」
親子でそんな会話を聞きながら翔太は皆の輪の中に入れさせられ、酒三昧、
到底まともじゃ無くなる、其れはその場の総ての参加者も同じ。
「あんた達、其れじゃ車は駄目じゃろう、此処で転がるな奥の部屋に布団が
敷いて歩け寝んさいや」呆れ顔で里美が男連中の尻を叩いて部屋に向わせる。
女性陣は後片付けをしながら仲が良い、
特に光江さんと里美は本当の親子みたいだと笑われる。
 小百合さんはここに来てから驚きの連続、まったく違う世界の中、
殆ど恵みの傍から離れない、其れほど見た事も感じた事も無い繋がりと絆、
その中に翔太が居る事が又不思議に思えた。
「恵・・」「うん、驚いたね、田舎はこんなもんなの・・」
「知らないけど凄い」「だね、明日帰ろうか・・」「え、もう帰るん」
「一度此処を離れる方が、仕事も有るしね」「そうか、でも・・」
「おばちゃんは有馬温泉でも行ったら送るし」
「え、ああ~アソコが有ったね、でも・・」「良いから行こう」
頷くしかない小百合、翔太と別れる事に為るといささか寂しいが、
有馬と聞いたらその気に為れた。
 翌日、皆は一度家に帰り、明日から此処に来ると告げられた。
「ふ~台風一過ね」里美さんが笑われる。
「ね~、私は何かする役目無いの」「あ、美樹ちゃんには大きな役目有る、
其れは後で良いじゃない」「嫌よ、早く何か拵えてよね」
「そうか、じゃこの本読んでてくれんか」「本、なの」
「ああ、中身がさっぱり僕じゃ判らん」「何、此れ・・」
「ええ、薬味、香料か・・、何でこの本」
「だから読んで考えてくれんさい、何か此処で起こせるヒントが有るかと」
「え、じゃ、ああ~じゃじゃ此処で・・」
「出来るかを確かめたいが、なんせその方面じゃ学が無い」
「・・、あじゃ知合いが大学に居る、岡山大学に・・」
「読んで判らん事は聞けるんだね」「うん、出来るし相談も良いかも」
「じゃ早く其処に入ろうか、読んでみて・・」「了解、素敵よあんた」
「え・・」翔太が呆然と見送る中、美樹は自分の部屋にと向かう。
「翔太さん・・」「うん、此れは行けるかも、僕じゃ先が読めんしね」
「有難う、菜摘さん、冴香ちゃんうん、頑張ろうね」
三人は手を握り合い何度も頷いた。
(良いぞ、何とか皆をその方向に向けることが出来た、後もう一息じゃ)
翔太は三人を見詰めてそう思えた。
 十二月に入るともう此処は別世界、一度此処を離れようと翔太は決める。
里美さんが不安げな顔をされるが、工事は総て段取りは出来ているし、
昼飯くらいは此処で食べさせ、金をとりんさいと笑い翔太は宿を後にする。
 落合の家に向かい、直ぐに菜摘と冴香が餌食、禁断の生活は半月に及ぶ、
受ける親子は堪ったもんじゃない、とんでもない意欲と強欲に溺れ、
受ける身が小躍り、若い冴香はそうでもないが芯から受ける菜摘は堪った
もんじゃない、三日三晩、おぞましい程食い入る肉棒に歓喜三昧、
冴香も同じ、翔太が思いっきり暴れられる場所が此処、知って受ける親子
には最高な喜悦を貰え、尚地獄を彷徨いさせられていたのだ。
「ふ~此処はこれで良いかな、後は・・」
 十二月十五日、昼過ぎに翔太は其処を出た。
車に乗り込んで拘束に乗り上げ走った。
途中で電話し、確認をすると笑顔が浮かぶ。
一時間半後、車は有馬に到着向かう道は知っているから直ぐ目的地に到着。
「あ、来たわね」玄関先で待たれる人は佐和子さん、この宿の女将だった。
「あんたは裏の家よ」「え・・」「良いから来なさい」命令調で言われる。
 旅館の裏手の家、其処には婆様が待たれていた。
佐和子さんが手を引き庭に面する廊下を歩かれる。
手をつなぐ力は半端じゃ無い、グイグイギュッと握られていた。
 「はい、待ち焦がれていた人じゃ・・」「え。あ、ああ~あんた」
本当に驚いた顔、其れは小百合さん。
「来たん・・」「うん、いいのか・・」「ばかね、佐和子さん」
「うふっ、翔太さん、相当仕込んでおいたからね」「有難う」「後でね」
女将さんは仕事場にと戻られる。
「あんた・・」「小百合さん」挨拶擬きが終わると、翔太は小百合を倒し、
乗っ懸り、何度も何度もキス、しかも次第に濃厚、そしてキスをしながら
小百合の衣服が剥がされて行く、此処はもう止められない仲、
一度だけで終わる間柄じゃない、とことん尽くそうと恵みに伝え、
此処に待機させていたのだった。
其れは小百合は知らない、二十日ごろまで逗留しててと恵みに言われ従う、
其れも毎夜、仕事を終えるとあの佐和子さんが来る。
 其れからは真冬でも汗が滲む特訓、女の喜びの神髄をとことん
肉に染み込まされている。
其れは総て男の為と何度も言い聞かせられ来ている我が身、
小百合はその成果を愛しい憎い男にと溜め込んでいたのだ。
開花された女花、存分に楽しもうと挑む翔太、様変わりはいい方向にと出る
のか、勝負、そんな気構えで来ている。
 出た、出だした、おぞましい獣の恋い焦がれる肉と共に声は絶叫紛い、
小百合は今は心底受ける身だから、おそ合われた大阪の樟葉の家とは断違い、
くるくる善がり泣きと喜悦は受ける小百合は初めての事、何から何迄今まで
の思いは吹飛んで今まぐ合う男は正しく獣の親分、如何してこうなったかは
考えたくない、今有る自分がこれほど気持ちが良い事は知らなかった、
掘り起こされる今、慌てる肉が舞い踊り、自分の乳房が横上下と狂喜乱舞、
本当に我が身の一部かと疑うほど其処だけでも生きている。
下半身は言わずも最高、張り裂けんばかりの大物は縦横矛盾、暴れまくり、
既に何度も飛ばされ気を失い彷徨っているか計り知れない、
本当に豪快に抱かれ突きさされ動かれ、嬉々の泣き叫びだけは出続ける。
「まあ~、一時間よ」「婆様・・」「本当に聞いていたが物凄い」
「御免」「いんや良事じゃ、御腹は如何、此処で食べるか・・」
「食事は別物、参ります」「そうか・・」
呆れ果て部屋を出られるが、婆様が来たことさえ小百合は知らない、
痙攣三昧に自分の体を制御できていなかった。
 夜遅くは此処の女将が馳せ参じ、向かう相手は今まで待って居た男、
一度どさくさ紛れで抱かれているだけ、此処は小百合を手なずけて本命の男
を待つ、佐和子の真骨頂、企みはまんまと成功、来るなり帯をほどき、
相手が見ている中、惜しげもなく妖艶な姿を披露。
 其処から横たえる小百合の傍で、一世一代の女の姿を演じる。
此れまた強烈至極、女でも見惚れるあがき様、小百合は恐ろしくも感じる。
ようも其処まで変われるのかと、未だ自分は総てを投げ出して迎えては
いないと知らされた。
何度も狂い飛ばされた後、小百合も加わり三大競演、婆が耳を覆うほど
凄まじかった。

               つづく・・・・。





















異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・35》

 皆が其処に集中して考え出す、此処は翔太だけでは無く、
其々の思いも聞き入れたいと願っていた。
すると、いろんな話が出始める、無論其処には自分の金が投下されるのだし、
皆が喜び特にお年寄りが集まる場所にするに何を起こせば良いのかと思案する。
「ねね、光江おばちゃん呼ぼうか・・」
「おう、良いねあの人なら、菜摘呼んでくれないか」直ぐに電話をされる。
「何が良いのかね、こんなただっ広い谷、何でも出来そうに思うけど・・」
「・・」恵みの声に皆はだんまり。
「さてと、じゃ此処は何が良いのかはさて置いて、お年寄りが出来る範囲の
力仕事から考えようか」「そうね、そうなると限られるけ~」
「其処の範囲で考えよう」「野菜かね」
「其処も色々と在る、でも普通じゃ此処が生きない」
「そうよね、では特殊な物じゃ如何」「それは何かな・・」
「翔太さん,卑怯もう考えが有るんじゃないの」「うふっ、少しはな」
「え、有るんじゃ教えてよ、基盤が出来ないと考えても駄目じゃろう」
「さすが、菜摘さんじゃね、じゃ確定している物は有る、其れは小川の利用」
「小川,水かね」「そう、綺麗な水、其処に二つはする、いいや必ずしたい
と思って居るんだ」「何何よ、早く」皆に急かされた。
「其処を工事して,岩魚養殖と、今生えているワサビをと思って居るんだ」
「ま~じゃ川の利用はもう有るんだ」「谷に入ってから其処は思っただけど
それだけじゃ物足りないだろう」「なんと良いじゃ、其れならあまり労力
はかからないし、楽しいじゃない」其れは皆が賛成する。
「お待たせ往々揃いんさっているがね」「光江おばちゃん、会いたかった」
「うわ~、なんと美樹じゃないか」光江さんが来られ抱合い懐かしがられる。
参加した光江さんに今までの話をする中、翔太は、
メモを取りながら色々考えている。
「あは、其処かね、じゃ年寄りを集めるんじゃね、此処に運ぶことは車か」
「うん・・」「じゃ運転手が要るな」「そうなる」
「おう、其れは哲夫に誘う、優しいこまめじゃ、マイクロバス買えよ翔太さん」
「はい、じゃ居られるんですね」「あいつはわしが言えばしてくれるがね」
胸を叩かれた。
「待て、此れじゃ心もとないね、ああ、そうだ菜摘、お前んとこに世話に為る、
上田の奥さん呼びんさいや、其れと山田の娘と婆様」「え、はい呼べるけど」
「早く手配今は皆暇じゃ、此処で呼んで仲間に入れんさい、その人ら中々の
人じゃ、近所の澄江さんを呼ぼう、後これはと思う人が要れば此処で一気に
顔合わせするほうがええけ、金と土地は有るんじゃ、多くの人の意見が要る」
「なんとそうですね皆さん、此れと思われる人に声を懸けて下さい里美さん
食事の用意」「え、じゃ美樹、買い物・・」「はい・・」
「美樹さん此れ」翔太が金を渡す。
 こうして光江さんが来てから展開が早くなる、皆は其れも良いと思い始め、
菜摘も親戚の叔母に電話していた。
皆が来られるまで休憩と決まり、この宿以外の女性は風呂にと向かわれる。
「翔太さん、もう既になんか決めて居るんでしょう」「え、里美さん」
「そうじゃ無いと谷の工事など出来んじゃろう」「あはっ、読まれました」
「やっぱりね、此処は皆の考えで進めようと画策ね」「恐れ入りました」
「まったく隅に置けない人だわ、では皆さんの意見も」
「勿論、どんな話が出るやら僕は植物や耕作は疎いですし、此処は僕じゃ
無くて皆さんが先導が良い」「あんた・・」
「ね、此れは最後まで内緒だぞ」「二人の秘密かね」
「そう、でも中で一人もう僕の胸の内を見透かしている人がいる」
「あ、冴香ちゃん」「うん・・」「噂よ、人を見る目が有りんさると、
あの出資金で嘘が付けんと聞いたけど」「そうなんだ、でも力強い味方です」
「本当だわ、じゃじゃ里美は全力で参加ね」「有難う、此処は蘇らせるね」
「ううん、何もない所から一大事業しよう、金は無いけど心と力は未だ有る」
「感激です」二人きりに為ると里美と翔太は、漸く本音で話が出来た。
 午後二時過ぎ、電話で呼ばれた人が呼んだ相手と向い合い、話をされ出す、
菜摘、光江、冴香に集まってくれた四人が顔を寄せ合い話を聞かれる。
「なんと~そうか此処が変われるんかね」哲夫さんが大きな声を出される。
上田の奥さんも驚きの顔をされ、山田家の親子も同じ姿だった。
「え、え~谷全部かね、あらけ無い広さ、荒れて居たろうに」
「其処は既に工事が入り,今日は雪だからですが来年三月には粗削りですが、
大かた谷の全景が・・」「なんとそうかじゃ手が足りんと集めるが」
「あそうか、哲夫さん、じゃ色々と仕事が有るんです、何人集められます」
「田仕事までならいくらでも集める」「なんと、光江さん」
「うふっ、こいつは嘘は言えん男じゃ、其れが集めると、使いんさい」
「じゃ取合えず、土木関係が良い」「何しんさる、既に機械が入っているが」
「別なんです、川の工事」「この下の冨良川か・・」
「ううん、谷に流れ出ている小川」「え、有るんか・・」
「そう、有るんよ、支流でこまいが有る」
「里美ちゃん、あんた良かったな本当に驚いて、奥さん聞いて居りんさるん」
「あ、ここらじゃみんな心配している」話を割入り山田の奥さんが言われる。
「では翔太さん、五人は揃うが、土木とは何する」
「まず、ワサビの棚を五・六段小川に作りたい」「え、良いぞ任せ其れから」
「じゃ話の先に其処を片付けましょうか、ご婦人此処で達は夕食の用意」
「待ちんさいや、其れなら連れを呼んでも良いか」
「あ、そうですね、最初に其処を固めましょう」翔太が哲夫さんの話に乗る。
呼ばれた人が来られるまで、翔太は哲夫さんと話をする。
横で光江さんと菜摘が聞いていた。
「ま~じゃワサビ有るんかね」「今自然に生えている、綺麗な水だし其処を
いの一番に考えていたんだ」「なんと、良いじゃないか、哲夫さん」
「おう、聞いたら凄いぞ夢がある、俺は工事が終わっても使ってくれんか、
いいや今来る連中もそう頼むぞ」
「それなら基礎は総てお任せするが、図面が有ります、見て下さい」
翔太がPCを其処に於いて画面を表示、其れを食い入るように五ツの頭が寄る。
「え、此れは何で作りんさる」「川に沿い、逃れ溝」「逃れる・・」
「そうです、雪解け水や大雨の水は濁流に為る、汚れているしん水は新しく
作る溝に迂回させるんです」「ああ、ワサビ保護か・・」
「そうなります、此れは絶対作りたい」「なんと、そうかあんた頭が良いね」
哲夫さんが興奮された。
「では工事は今の工事とは別じゃな」
「ハイ、哲夫さんは谷の設備関係をお願いします」
「テッチャン頑張りんさい」「光江さん、最高じゃよう呼んでくれんさった」
すると其処に続々と胡散臭い男が来出す。
「何だあんた達、其れじゃ座が壊れるけいけん」「え、光江さん・・」
「哲夫、連れて風呂に行きんさい、着替えはせんと浴衣で来んさいご馳走が
汚れるがね」「うひゃ~言われたぞ、そうじゃ此処は湯が,哲入ろう」
「そうするは風呂で話すか・・」六人の男が風呂に向かわれた。
 「あんた、上出来じゃん」「うん、冴香・・」
「あんたの後ろ明るいし良いじゃない」「有難う」
余計な事は必要ない二人、既に向かう先が得る冴香は何にもここで声を
出して居なかった。
 「山田敏江と申します、此れは真澄娘です、此れから宜くお願い致します、
真澄は介護の施設に勤務してるんですが辞めたいと如何か此処で何か出来る事
が在れば使って下さい」「お母さん・・」「何か有りますでしょうか」
「大ありですよ、其処だけが僕じゃ何とも出来ない分野是非、詳しい事は後で
話しましょう」手を握られて喜ばれる。
 夕食前、あの男連中は未だおお風呂から戻っては来なかった。

              つづく・・・・。















異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・34》

 翔太は忙しく動き回る、会社の今後の契約書を相手側と詰める役目がある。
殆どは相手側と合意で来ているが、一番問題点は、社名変更、其れも大手の
頭文字を入れて欲しいと言われていた。
会社では其処は譲っても良いと仲間は言うが、翔太は先々に、自分たちの思い
を残したいと告げるが、笑われる。
其処には既に翔太がこの世界から少し遠ざかる身でそう居孤児を張るのが
可笑しいと言われたのだ。
「では良いのだな・・」「ああ、今更社名なんか直ぐに為れるし、相手の会社
の方が知れ渡っているしな、大手の社名の先にドリ-ムプロと付けられる
だけでも最高だと皆が言う。
 此処で翔太も悩んでいた事が解決、十二月吉日に遂に合意文章が出来上がり、
晴れて手を組む会社から十億円の金が振り込まれた。
其れを立ち上げた仲間で分ける事は最初から取り決めているから造作は無い、
小百合さんだけは一億の投資をしてくれた分、三億を渡す、
仲間には其々一億が手渡される。無論中にはその金で自分が持つ会社の株を
買い増しする。
其れぞの思惑があり同じとは行かないが、今手にする金額が、今までの苦労の
報酬とは誰も感じていたのだ。
恵ちゃんにも残りの一億が手渡される。こうして漸く翔太は会社の勤務から
外れることが出来た。
だが名誉顧問の肩書だけは付けられてい仕舞う。
「ふ~やれやれか・・」感慨無量な面持ちで出たビルを振り返り眺める。
「のんびりと行くか・・」木枯らしが吹き舞う大阪の街を首をすくめて
駅に向かい歩く。
 樟葉に戻ると、小百合さんは不在、家に入り、此れからの事を考え、
電話を落合にする。
長い電話の後、急に気怠さが体を襲う、何から何まで此れからは違う人生、
其れもどうなるかさえ自信が無い、だが進めて来た自分の責任はでかい、
そんな事を考えながら翔太は来年こそは一人でも頑張ろうと意を強くする。
 十二月十二日、小百合さんに三日間会えず終いで落合にと車を向けた。
昼過ぎ落合に到着、家の中にと入ろうとするが、鍵が懸っていた
、外出かと思い、仕方が無いのであの谷に行こうと計画変更。
「おう、いつの間にか雪が降ったんだ」向う道に少しだが雪が積もり、
用心して車を転がし、普通より時間が懸るが到着。
「只今・・」「お帰り・・」
「え、あ、あ~何で居るんうひゃ~何々菜摘、冴香、なんと恵ちゃんもか」
「私もよ」「く~樟葉に居ないわけだ、いつ来たん」
「二日前、恵も休み取り来た」「そうだったんだ、里美さん」
「大変、もう賑やか」「御免」「ううん、最高な人達、美樹が連れて来た」
何とも言えないこんな山間の谷に,鶴の如くの六名が居揃う。
「うふっ、来るだろうとね、其れと早くここが見たかったんだ」
「そうですか」驚きは未だ止まない翔太、囲炉裏傍は美女軍団で満員、
既に酒盛りの真っ最中だった。
 「ねね、恵も少しだけど参加したよ」「ええ、嘘だろう」
「あのお金の半分此処に投資するね」「おいおい、責任は取れんぞ」
「大丈夫、聞いたら既に落合の奥様とお嬢様は参加されているし、叔母ちゃん
も参加するって」「まじか・・」
翔太は其処で驚いたが、既に皆の顔を見るとこれも有りかと安堵した。
 こうして酒盛りは益々賑やか、一番はもう此処になじまれる小百合さんの姿
が有り、菜摘も冴香も最高な顔をし笑合う姿、翔太は心から良かったと思う。
「ねね、雪が降るから工事はお休みだって、春先までは責任をもって完成」
「うん、雪は仕方が無いね、お風呂入ったん」
「う来て直に行こうと叔母ちゃん、良いわ良いと言いながら長風呂よ」
恵ちゃんがいつに無く笑顔、其処が一番安堵する。
「翔太さん、あんたには負けた」「え、里美さん」
「此れからなんでも従う、此処を本当にお願い、美樹もそう決めているみたい」
「有難う、頑張るね」翔太は心から感謝してそう答えた。
 大阪の樟葉の二人、落合の親子二人、谷の姉妹みたいな親子、三組が総て
顔合わせ、豪華な面々に為っている。
夜中に雪が舞い降りて来る、其れを樟葉の二人はテラスに出て大騒ぎ、
寒い中でも半端な騒ぎと様じゃない、部屋からそれを見て笑う面々、
総て翔太絡みの人たちなのだ。
 其処で翔太が意外な事を見出した。
「此処は既に動き出したけど、谷は未だどうしようかと悩んでいるんだ。
「なんで、未だそんな事」「そうなんだ、買い取るまでは言ったが、其処から」
「え、翔太さん、其れって拙くない」
「拙いよね、でも本音は其処、色々案は有るけど此処は地元がどうとって
貰えるかが問題」「だから何」「うん、菜摘さんも里美さんも聞いて」
翔太が真面目な顔で座り話を始める。
「え・・、じゃ谷は色々な案が有るんだ」
「うん、子供相手でも良いけど、此処はお年寄りとお考えている」
「じゃ其れで良いじゃない」「其処なんだ、お年寄りが元気で動ける場所は何と」
「ま~其処か、じゃお年寄りに聞いては如何なん」
「そうだ、其処聞いてみたいやお年寄りが此処で何か出来れば良い事なんよね」
「そうなる・・」そこから皆が考え出す。
「ねね、湯治だけでは無いの」「それだけなら今までと何も違わないよ」
「でも、宿の中が変化するんでしょう」「そうだ」「以外に何か有るん」
「恵ちゃん、そうなる、此処は宿だけじゃない、外がメイン、だから間違いが
無い様に考えている」「何処までよ、考え聞かせて・・」
 部屋は外とは違い暖かい、囲炉裏傍で皆はその事に専念し始める。
「谷か、どう利用するかだね」其処で静かになり、酒も進まなくなる。
「じゃ、翔太さん、此処果樹園は如何、広いし出来ればみんな喜ぶけど・・」
「恵ちゃん、其処は意の一番に考えた、でもそうなると労力が要る、お年寄り
じゃ可哀そうだしな、聞くとここ等はそれらを荒らす獣が沢山いるそうだ」
「獣、ああ、猿・・」「以外にも鹿やイノシシ鳥などが居て防御が大変」
「成程ね、良いと思ったけど」「考えは良いけど、持続が大変」
そんな話が進んで行く。

            つづく・・・・。








異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・33》

 何とか、里美さんにも強引に認めさせることが出来た、
其処には先に娘の美樹ちゃんをそれなりに落合の菜摘さんに話を
吹き込んでいたのだ。
こうして何とか承諾を得ると、工事は直ぐに始まるし、冬の最中には内部をと
考えて外回りを何とか早めようと画策。
手続きを終えると、其処では暫く翔太の居る事の理由が無い、
宿は既におかみさんの聡子さんが盛られ、時々かかってくる予約を断り、
来年の春には完成するから招待状を出すとまで話をされる。
翔太は暫く此処を離れる事にする、落合で三日間、報告とそうして大事な事、
役目を務めると、此処も暫くは留守に出来る。
 漸く久しぶりに暇が出来た、大阪に一度戻ろうと車は向かうが、
戻る先が樟葉かと気が重いだがそこしかない身分,恵さんに会社で恐る恐る
聞いたが、何も言われてないと聞いたら何とかなるかなと、
その日の夕方早めに樟葉の家にと向かう。
「・・」「只今です」「・・」
「あのう、只今戻りましたが・・」「聞こえています」
「え、はいすみません」何とも翔太は歓迎されていない様子に戸惑うが、
予想以下の反応に少しは救われた。
雑言に罵倒されても文句は言えない立場、あまりにも惨い仕打ちをして
逃げた後、覚悟はしていたが、大切な相手、本当に足が重く感じる帰路だ。
樟葉を出る時が十月の末、今は既に十一月の半ば、半月余りの期間だが、
随分と前に思感じた。
「お風呂入れるけど・・」「え、後で良いですか・・」
「何か用事あるん」「別に無いですけど」「話はせんの・・」
「え、話」「そう、此れからの事は如何するん」「そこは後でお話がある」
「今じゃいけんの」「いえ」「じゃ聞かせて早く」急かされる。
 其処から、翔太は質問される前に勝手に事後報告をし始める。
罰も悪い立場、早めに話をしてその場から逃げ出したいだけ、
本当に相手を見ると、後悔する。
あの時は特別気が狂うほど抱きたかった、其処は本音、だが抱いた後確認を
怠り逃げている身、どうしてもギクシャクは致し方ないと思えた。
 三十分懸けてあれ以来の事は此処では包む隠さずに話そうと決めている、
相手が割り込められない程流れは進み、漸く話を得ると、翔太はだんまり。
「そう、其処が気に入ったんだ」「気に入るってか、なんか惹き付けられて
気が付くと走っていた」「それほど気に入った証拠でしょう」
「其処は如何かな、アソコで何か興さないとは思えたけど、気に要るとは
少し違うかな」「同じじゃない、其処の女性が居るやん」「え・・」
「落合は既に聞いているし」「あ、佐和子さん」
「あんたね、もう小百合を如何したいん」「え・・」
「もうなんで、話は総て後報告なんよ、先に総てどうかとは話してくれんし」
「御免なさい」「あれもそうよ、小百合の気持ちなど後よね」
「え、其れは・・」「後だったじゃない、気が付いた時はもう家
には居なかった」「謝って貰わなくていいけど、残された
小百合は悲しかった」「御免なさいでもね、恵から話を聞いたら、
仕方ないかなと」「有難いです」「でも許さないからね」「はい・・」
頭を下げたまま聞いている。
 落合の先の谷は工事するん」「既に仕出しているんです」
「え、聞いていないけど、其処話して」「え・・」
「当たり前でしょうがね、小百合も聞く権利在ると思うけどな」
「・・」「そうなるでしょう、じゃ聞くけど、小百合をあの時だけ抱いて
そのままね」「え・・、其処は」
「其処はどうなるん、終わりなん、其処だけはハッキリと聞かせて」
「終わりは嫌だけど、小百合さんがどう思われているのか・・」
「如何、じゃ嫌と言えば」「其処は仕方が無いと」「仕方が無いだけ」
「いいえ謝ります」「謝るだけ」「それ以外は、僕が襲ったんだし、
先はどんなおでも受けるしかありません」「そうなるよね」「はい」
「そう、其れ聞いたら良いわ」「良いわですか」「そうよ、良いわ」
「・・」なんと変な結末に為りそう。
「ああ~もう小百合は如何すれば良いのよ、あの時に私はどう始末付ければ
良いの」「・・」「何で逃げたのよ、もう馬鹿ね、ここ等じゃ其れを戯けと
言ううんよ」「はい・・」
「戯けさん、あんた女性の扱い上手いと思ったけど下手」「そうなりますね」
何とも虐められ過ぎ、小百合さんの肌と恩味だと思いつつ聞いた。
「さてと、恵が戻れば話を詰めましょう」「・・」
「其れで良いよね」「はい、従います」そう言うしかなかった。
 思えばあの時、もう大阪から離れる気持ちが強かった、
其れならば憧れ続けて居た小百合さんを一度だけでも抱きたいと、
今考えると相手の気持ちなど更々考えてはいなかったのは、事実、
其れを言われるともう何も言えない、其れほど無茶な事を強いていた事に為る。
「お風呂に入って休めば、恵、今夜は少し遅くなるって・・」
「はいそうします」なんとはこの場を逃げられそうで、直ぐに従った。
 だ恵ちゃんが戻ると、又も翔太が呼ばれ話し合う。
今度は恵ちゃんが居るから話は弾んで行く。
「ま、じゃ進んで居るみたいね」「そうなんだ」
「じゃ、叔母ちゃん、参加すれば良いじゃない」
「え、でも翔太が何も言わんやん」「それは慮してんのとちゃうか」
「翔太・・」「・・」「如何なん」「其処は無理言えんし」
「ま、じゃ初めからがそうなんか、良いかなとは思えたけど、怒られたし」
「それとこれとは別やんか、恵あんた如何思うん」
「そこは、もうその気なんじゃないの、叔母ちゃん、投資金以上に金が
増えているじゃない」「それは別じゃ、でも出せるけど」
「うひゃ~、お互いもう最初からその道で行けば問題ないじゃない、
アソコは既に翔太の女性が居るし」「え、あそうか、じゃ私もそうなるよね」
「当たり」そんな会話をされる。
「うふっ、一億投資で三億、もう最高、でも今度は暫く寝かさんと駄目よね」
「それは別で楽しみが付いている」「そうか、じゃ乗るわ」「え、小百合さん」
「一億は最初からだそうね、落合の家も出すんでしょう」「其処は未だ」
「良いわ、出す駄目なら小百合が面倒見ようっと」
「あらら、叔母ちゃん、本音が出たね」「恵」
漸く家ので笑う声が聞こえた。
「小百合さん」「あんたね、もう喧嘩すまい」「してへんけど」
「じゃ小百合が一人よがりかね」「おばちゃん、其処がいけん、素直が一番」
「そうね、じゃ翔太さん、宜しく」「小百合さん、感謝」
「でも早く落合連れてってと、寒くなるし現場も見たいし」
「ねね、場所教えて、PC持ってくる」恵が動いた。
 其処から地図と衛星写真で家の中は大盛り上がり、
小百合はド田舎など知らないし、温泉があると聞いているから、
既に心は其処に向かって行く。

      つづく・・・・。











異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・32》

 翔太は、忙しく動く中、里美は未だ宿で悩んでいた。
「お母ちゃん・・」「おう、戻ったか・・」「如何」
「如何もこうも無いが、あの人呆れる」「聞いているけど物凄い男だそうよ」
「何処がね、呆れる程勝手よ」「でも、此処どうにかしたいと聞いている」
「それが困る」「お母ちゃん、いっそ任せて出ようか」「え・・」
「だって、決めたら進む人と聞いてる、冴香さん等心から信じてられるがね」
「・・」「ね、如何するん、それを聞きに来た」「お前はどう思うんだ」
「そうね、アソコの親子の思いは尋常じゃ無いけ、其れほど凄い人と思える」
「傍に居ると疲れる」「じゃ此処開けて居れば如何」「度がするん」
「出ようよ」「此処を開けてか、其れは拙いじゃろう」
「じゃ此処に居るしかないじゃない」「お前な・・」
呆れ顔で親子は悩んでいた。
「おう~お帰りか」「翔太さん、座って」「何か・・」
「あのねお母ちゃん、困っておりんさるがね」
「そうか、じゃ困らんようにすれば良いのか」「其処如何するん」
「困る理由が知りたいが」「あんたね・・」
「お母ちゃん待って、此処如何したいの、少しは聞いているけど無茶よ」
『無茶を承知と言ったらどう』「・・」
流石に美樹も話が通じないから頭を抱える。
母娘で顔を見合している隙に、翔太は宿の横の空き地にと向かい、
何か腕を組んで考えていた。
「あの人、本気なのかしら」「本気だから親子で困っているじゃない」
「美樹、ひと月分の宿泊といんさってな、六十万渡された」
「ええ~何と、何で六十万なの」其処から話を聞いて流石に美樹も驚く。
「じゃ、あの人、考えられないけど、此れは本物かも」「本物・・」
「そうよ、だって苦労した会社、引き下がると聞いたけど」
「其処はほんまじゃけ」「なんと、呆れるけど、何で此処に」
「最高だって」「・・」母から聞いて美樹は少し考えている。
て 「明日から少しやかましくなるが良いかな」
「喧しくなるって・・」「工事に入る」「工事」
「そう、既に相手の人と話し合っていたんだ、昼過ぎに来る」
「あんたね・・」憤懣遣る方無い里美が鬼の形相、
「お母ちゃん、落ち着いて、話を聞いたら、ね工事って何」
「此処を改良したい、でも出来るかどうか聞いて来たんだが、其処は出来ると
いんさるし、じゃと・・」「此処は誰の物」
「母娘のもんじゃろう、でも出るといんさるし、じゃ良いかなと」
「勝手よ、なんて人」「此処が良く成れば良い事、このままじゃ本当に逃げる
事に為りそうだし」「親子の勝手でしょう」「そうなるけど、逃げるなら買う」
「え・・」「そう決めている、だから工事もしたい」「・・」
遂に里美は娘を連れて奥の部屋にと向かう。
「お母ちゃん・・」「あの人、なんて事、この前もね、周りの土地や山は誰の
物として聞きんさる」「あ、其れでか携帯に玲子から電話が来たけ~」
「何時よ」「夕べ、それでね、本当に売れるんかと」
「美樹その件で来ているんだ」「何とじゃ既に相手にか」
「そうみたい、、礼子の家が本家じゃない、おじさんは今金が欲しい時だし
乗り気なんだって」「ま、知らなかった、じゃ浩二さん売りんさろうとして
おりんさるんかね」「そうみたい、誰も見向きもせん、幾らでも良い、
早い方が良いと、ほかの人も既におじさんに任せると聞いた」
「あらら、じゃわしが出る幕無いがね、あの人」「お母ちゃん」
「そうなると考え変えんとな、此処はじたばたしても相手の資金に負けるぞ」
「如何するん」「売ろうか」「え、良いの、美樹は良いけど」
そんな話をしていた。
 工事をする人が来ても、親子は部屋から出て来なかった。
翔太が一人で宿横の空き地に三人の男を連れて話をしている。
「では図面はその通りで良いかも」「此処は規制は」
「無い無い、湯もこの宿の物だし、問題は無いがね」
「では工事を進めて下さい、契約は明日にでも行きます」
「嬉しいです、何でもしますけ~、今後とも宜しく」
既に事務所で話し合った後、現場確認だけで、直ぐに帰られた。
 夕方、翔太は親子と向かい合い、話をする。
「え、ではあそこにもう一つ建てるの・・」
「はい、アソコは此処とは別の様相で作りたい、外回りは景観を壊さない様に
母屋と変化なし、中身は相当違う事に為るけど、其処はギャップが出来て良い
と思うし、お年寄りがくつろげる場所にしたい」
「お年寄りって、まさか湯治客相手なの」「そうなる、此処は其れがメイン」
「え、では宿を引き継ぐの」「そうなりそうだし、女将さんが居られるなら
尚都合が良いと思う」「あんたね、勝手に決めて、相談も無しで」
「相談して賛成して頂く均します」「賛成などせん」
「でしょう、だから急いで進めたんです」
「聞くと、あんた此の周り買いたいと・・」
「はい、工事担当の会社に出向くと、知り合いといんさるし、じゃ売るつもり
が有るかと聞いてと頼んでいたんです」「それで・・」
「売りたいと、其処らは任せといんさるから、是非お願いしますと」
「・・」「呆れ顔で親子は見つめ合う。
 その後、いろいろ聞かれるが総て娘さんからの質問だった。
「ま~じゃ新しい場所は凄い事に為るよ」
「其処が良いと、お年寄りが逗留されるには景色だけでは満足は、田舎の人
だし珍しくも無いでしょう、其処で味わえない場所を提供、無論、
僕は其れだけ考えてはいない、外の谷を考えての事」
「谷、如何しますの」漸く母親をから声が聴ける。
其処から翔太の独断場、長い話に為るからと、コ-ヒ-を美樹さんに頼み、
此処から母親相手に話を進める。
 「ええ~まさかあんた、谷を、なんと出来るんかね」
「其処をする、そうなるとお年寄りに仕事が出来る」
「あ~何と、あんた」「僕のメインは其処なんです、此処は有るから都合が
良いけど、谷はこれから作り上げる」
「なんと、本気なの、あらけ無いお金が懸るよ」
「其処は知れている、工事だけは金額がかさむが後は知れているし、遣る事
が今後に生きると思える」「そりゃ~そうだけど、荒れた谷大変よ」
「判っています、其処は僕も考えているんです、此処を蘇らせ、そして人が
集まる、事業も細いが出来る」「・・」
「では貴方、此処を其れに使われるの・・」
「其処もそうですが、此処は普通の湯治客にも利用して頂く、谷を見れば
驚かれるでしょう、其れが宣伝にも変化するし、色々なメリットは有ります」
「・・」「では、此処は今まで通り」
「そう、お客も増えますよ、新しい建物には興味が満載、今の時代の映像の
世界が見れるんです」「・・」
そんな話を其処で母親が付いて行った、あの電化店での事が思い出す。
「じゃ、あの電化店でも話は其処なの、話を聞いてても皆目わからないし、
金額を聞いて腰抜かしたがね」「一部ですけど、後は本社扱いだそうですよ」
「・・」こうなるともう止める事は不可能、
既に目の前で一千万近くの支払いを目にしているのだ。
「お母ちゃん、付いて行ったん」「うん、凄い金額で驚いたがね」
「里美さん、お願いがあります」「何・・」
「この居間の延長で寝て浸かる温泉を作りませんか、其れに其処は車椅子
でも入れるように作りたい」「え、何処・・」
「前の川を見下ろすこの部屋の先」「でも何も無いがね」
「屋根を伸ばし、延長は簡単に出来ます。幅広く枕付きの温泉、食べ物や
簡単な飲み物も傍における様な物も作り、屋根は透明の強力ガラス仕様」
「どれくらいの広さなの」「屋敷幅総て・・」
「ええ~じゃじゃ、とんでもなく広い」「ええ、子供さんなら泳げる」
「・・」またまた呆れ顔で親子は見つめ合う。
 此処までくれば、既に里美が反対しても無理と判断する。
「お母ちゃん」「うふっ、其処まで先走りされたら、反対すると損害賠償
もんだわさ」「じゃ・・」「ああ、承知だ、似て食おうが焼こうが
もう任せた、私の役目は・・」
「女将さんで仕切って下さい、此処のなの宣伝は任せて、PCで最高な
ホ-ムペ-ジを作り、予約を其処で受ける」
 呆れ顔が、ほんのりと赤見を帯びて親子は遂に陥落、出来栄えはまだ
はっきりとは見えないが、話を聞いていると夢がありそうと里美は思えた。

             つづく・・・・。
















異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・31》

 無謀極まりないと怒りながら、里美は立つ事も儘為らない翔太を風呂にと、
抱きかかえるようにして運ぶ。
なんと翔太は動かない、呆れるが今は仕方ないかと里美は、翔太の衣類を
洗濯篭にほうり投げながら、下着も脱がせて行く。
従う翔太は立ったままま足が震えているが、其処は芝居かもと思う。
だが結果其処までしてくれている里美、何度も馬鹿ねと言いながらなんと本当
に丸裸にしていた。
声も出さない、アソコは見た筈だが、其れに動じないで、翔太をおお風呂に
と腋を抱えて歩いた。
洗い場で体を流して取敢えず入ってと進め、何とかおお風呂に身を沈めた。
「暫くそうしてて、着替え何処」「鞄の中です」「馬鹿」そこを出られる。
「ふ~なんかズキジキと痛いが、かすり傷かな」湯の中で大きく息をする。
「あんた、此処に置いて行くからね、洗えるの」「駄目です」
「・・、阿呆、後で来る」「お願いします」「・・」
戻る声は無いが心配はしていてくれたんだと思えた。
 五分後里美は来た。
「上がれるよね」「うん・・」従い洗い場の椅子にと座る。
「あのね、ここ等を舐めていると迷子になりんさるけ~」
「今回迂闊」「迂闊どころか無謀、何で右端の山裾から出て来たん」
「え、始めは道なりで進んでな、小川に沿い上った」「何処までよ」
「向かい側の大きな山の麓まで」「え~あんた、あそこまで行かれたん」
「うん、」「あそこまでは地元でもなかなか行かないわ」
「それで険しいんだ」「当たり前よ、部落は其処から二キロ下だからね」
「そうだったんか、道理で景色が、でもな発見も有った」「何よ・・」
体を洗いながら里美は聞いている。
「あのね、滝・・」「え、あんた其処まで、へ~里美でも一度くらいしか
見ていないけど行かれたんね」「うん、綺麗だった、しかもアソコ雉が
多くいるぞ」「え、ああ~この谷は雉の谷よ」「ええ~雉部落なの」
「そう昔からの言い伝えでそうだと聞いている」「何で雉なの・・」
「其処よね、笑えるし」「何で・・」
「実はね、この話造り話だろうけど、あの桃太郎のお話に出て来る雉は此処で
生まれ育ったと」「うへ~夢があるじゃん、其れで雉部落か・・」
「それ、このお湯で桃太郎が傷を治して来たとも,雉が此処を薦めたと」
「なんとなんと益々夢が有るな~、そうか、あ、ソコは良いよ・・、
さ・と・み・さん・・」「馬鹿、聞いてる、此れで女を泣かせるといんさる」
「あ、拙いよ、其処ああ、じゃじゃ裏まで洗って・・」
「馬鹿、甘え過ぎでしょう、此処まではい終わりお湯にどうぞ、出ると食事」
「はい・・」「もう呆れるわ・・」
本当に翔太には驚き、自分の物を見て驚かれない女性は初めてだった。
 「え・・、此処で食べるの・・」「そうよ」
「拙いよ、此処じゃ嫌だ」「何で」「だって里美さんが食べる場所で良いが」
「駄目、お客様だし」「いいえ、居候ですよ、ななそうしてくれない」
「駄目、アソコは汚いし」「良いよ」「駄々こねないのよ、早く座れば」
「じゃお茶碗と箸、里美さんのを持って来て」「え・・」
「早くそうじゃ無いと食べんぞ」「・・、馬鹿ね、ご飯もかね」
「無論、此れは僕が食べるし、里美さんは持って来て」「・・」
呆れ顔で部屋を出られ、ほくそ笑む翔太が其処に居る。
こうして、思わぬ事で食事を一緒にすることが出来る。
 「疲れんさっつろうね」「少しな」「もう無理しんさんなや・・」
「え、訛り出過ぎじゃないね」「あんたを普通の男として見て仕舞うから
こうなるんよ」「じゃ扱い楽だね」「其処は別、アソコ魔物じゃろうが」
「あはっ。魔物かね」「そうじゃ無いのか」
「言えるそんな会話ができる里美さん大好き」「こっちは反対、嫌いじゃ」
「・・」そう言いながら食事を二人で食べ始める。
用意された料理を翔太の箸で里美のご飯の上に運んだ。
其れを黙って食べてくれる姿にも感動、遭難まがいの出来事でこ今までの
立ち位置から外れた二人、本当に帰れずにいた自分が結果正解だと思えた。
「明日は如何しんさる」「うん、機械を買いに出かけたい」
「何、機械」「うん。PCの道具」「有るじゃない」「それは携帯PC」
「如何違うん」」「何もかもが違うし、今な新しいのが出て色んな作業が
出来るんだ、僕たちが起こしたゲ-ムまではノートPCでも見れるが、
物を作るには物足りないからね」「高いんでしょう」
「ピンからキリまで有る、此処で必要な物は入っている物を買う」
「何処で」「其処を明日案内してくれんかな、大きな電化ショップ」
「え、ま~じゃ岡山か尾道じゃね」「連れてって」「私がか」
「誰が他に居りんさるん」「あんた」そんな所迄会話が出来ていた。
 食事を終えると翔太は流石に疲れ直ぐに横に為った。
其れを見届け、里美も自分の部屋に下がる。
其れから翔太と違い眠られない夜を悶々と過ごす里美が其処に居た。
 朝が来た、直ぐに出かけると翔太が里美を急かせ、九時前二人は出た。
尾道まで行こうと決めると、途中で色々と今度は里美が話を先に始めるが、
中身は総て翔太の事だったを。
「ま~じゃ会社は大手の傘下に、凄いじゃない」
「負けた訳、あの世界は頻繁に機械を入れないと遅れる、何から何まで今以上
な出来栄えが作れる世界なんだ、だから追いつこうと頑張るだけ其処は資金が
要る、疲れるよ、そんな時大手から僕らの会社の業績を思い、一緒に為らない
かと誘いが来たんだ、無論其処は外資系、金は有るし、今後の展開は其れに
参加するほうがどれだけ得とかは皆が知る所、直ぐに承諾を得たんだ、
僕はその際引こうと目論んで致し好都合だった」「では其の機械は高価なん」
「うん、目が飛び出る程な」「ま~・・」そんな会話もいつに無く楽しかった。
十一時前尾道に到着、先に食事を観光をと強請り、柳が靡く堀傍を歩いた。
途中に粋な店が有り其処で昼食、観光客に交じり、まるでデ-トまがいの
二人連れに為れる。
 翔太がでかい店に入ると、里美も社会見学と言いながらついて来る。
其処で何とも判らない単語のオンパレ-ド、里美は色んな世界が有ると思う。
一時間カタログや現物等見た後、てきぱきと求める翔太の姿を見て感心する。
だが最後に腰抜かす、其れが有り得ないほどの高額な金額にだった。
目の前で小切手帳から金額を書いたのを渡すと、其処に居た店員が並んで
お辞儀された。
「あんた・・」外に出て里美の一言は其れのみ、二人は喫茶店でコ-ヒ-を
飲みながら無言、でも苦しい時間では無い、別の男を見ていると思え出す。
 夕方買い物をして戻る、其処でも流れは何時も通り、風呂に入り待つだけ、
そうすると最高な料理が来る、今夜も部屋で二人で食べていた。
 「な、とりあえず、此処で此の侭宿続けないか」「え、無理」
「其処を何とかしてよ、僕も色々考えているが、此処はそのまま兼用でと
思えるんだ」「え、兼用」「そう、此処でくつろげるのはそのまま維持、
外は別口で進もう」「出来ない」
「其処は考えているんだ、もうそれに付随するものはあの尾道で買い揃えて
居るよ」「何・・」「来れば判るし説明できる」「何よ」
「色々お年寄りでも楽しめる事を此処に追加する。聞こえは悪いが生まれ
変わりにする」「如何するの変われないよ、此処じゃ」
「それが味噌、逗留しながら大自然の中で湯治、宿の中は見てくれと大違い、
画像の世界を此処で広げる」「画像って・・」
「尾道で見たろうが、大画面で色々な事が映し出されている」
「見た凄くでかかった」「それ此処で使うぞ、無論TVだけじゃない、世界の
自然や遺産、景色、出来事などお年寄りも楽しめる事を序にする、使う機械
は其れも出来るんだ」「あんた・・」
「なな、此処で湯あみ、そうして自然の食事と画像を楽んで頂く、月日が経て
ば僕がする外の事も自ずからお年寄りも参加できることを考えているんだ」
「あんた、怖い」「あそこもね」「あんた~・・」そこで笑われる。
聞いてて里美の顔が変化、しかもあのでかい画面が来ると聞いた瞬間
口をあんぐりと開いたまま。
「あんた、お金」「有るから、外はまだ結論が出ないが、何とか考えている」
「どんな事しんさるん」「そこはまだいえんが、なんとかする」
「あんた、本気かね」「本気だ」「何で此処なのそんな事なら未だ他の方が
ええと思える」「其処か、此処の良さ知らんな」
「判るんだ、こんな山奥どうしようもないがね」
「其処が良いんだ、其れとな外の谷の持ち主連絡出来んか」
「親戚だもん直ぐに出来る」
「じゃそれとなく聞いていてくれんか、此処を買うし売られないなら借りても
良いけど」「ええ、あんたまじか、こんなところ誰が欲しい、要らん」
「だけど欲しい」「あんた、本気かもう一度聞きたい」「大本気じゃ」
「・・」ここでも呆れた顔つき、其れでも翔太の話は続いて行った。
その後詳しい事は省いて、判り易いように話をするから聞く側の里美は驚きを
隠せなかった。

             つづく・・・・。















異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・30》

 食事の後、翔太の扱いについて二人は話し合う。
「でも、其処は無理です」「いや、其処は認めて頂く、部屋もこのすぐ隣の部屋
が良い」「え、其処は厨房近くだから煩い、一階の角か二階なら何処でも・・」
「それは拙い、一番いい部屋ばかりじゃないか」「でも使わないし」
「僕が他で利用するかも・・」「貴方ね、此処如何したいの、もう其処が見え
ないから私悩む」「悩んでいてください、僕は明日から周りを探索に出ます、
出来れば御結びと水筒をお願いしますね」「出かけるって何処・・」
「外回り、あの奥の山裾迄行ってみたい」「え~もう誰も足を踏み込んでいない
から無理無理」「見たらそう見えますけど、僕は行く」
「藪やです木が生い茂って行けないわよ」「行く」「・・」
何を言っても通じないと里美は解った。
「じゃ、靴は長靴が良い、いろんな物がくっつくよ」「え、いろんなものって」
「行けば後で判るわ、何も知らないから大変よ」
「そうみたいですね、でも興味が在るから楽しい、其れと其処らの土地は何方の
物でしょうか・・」「親戚のものとこの家の物だけよ」「周りの山は・・」
「昔からの儘、皆家と親戚の物」「なんとそうなんですか凄い」
「何が凄いの、二束三文、今じゃ税金も僅かだけ、誰も忘れている場所」
そう言われる。
 翌朝、意気込んで翔太は早くから起きてごそごそ、「ま~早いわね」
「ワクワクしています」「でも今じゃ無理よ」
「何でです、早朝が良いと用意出来ています」
「あのね、今は朝露と霧、とんでもないくらい凄いんよ」
「え、霧,露ですか」「そう、少し歩いただけでずぶ濡れ、衣服が重くなる
から歩き難いし」「なんとそうなんですか、何も知らないから、そう言えば
外は霧で包まれている」「この霧が厄介かな、でも樹木には最高」
「ですね、成程」聞きながら外の長椅子に腰かけてコ-ヒ-を飲んでいた。
その後姿を見る里美は不思議な人と呆れるばかり。
漸く出かけられることに為る、時間も既に十時前だった。
 「あんた、此れ担いで行って」「え、リュックじゃないですか」
「中に必要な物入れて置いた、重いけど必要になるかもと」
「何が入っているんです」「いろいろよ、水稲や握り飯と、包帯部類と、
虫除けのスプレ-や傷薬」「なんと用意周到ですね、最高だこれ借り手と、
では行ってきます」後ろ姿で手を振りながら翔太は向かう。
(なんて人なの、理解不能、ああ~もう早く諦めてくれないかな面倒な人よ)
姿が消えると、お客もいないから里美は娘に会いに出かける。
 翔太は言ったはいいが、なんと悪戦苦闘、見える程度じゃ計り知れない程苦労
をしつつ、奥にと脚が進むが、其れが何と時間が懸る事か、背丈以上に伸びる
木々、一番は杉の木が邪魔、葉がイガイガしているから手に負えない、
足元はぬかるんでいないから未だましだが、下を見て横を見て進まないと拙い、
悪戦苦闘とは此れかと苦笑いする。
 だが、色々な楽しみも有った。
一番は出られた家の敷地後、其処は石垣など残されているから腰を下ろすことが
出来る、その屋敷跡には色々な果樹木が望めた。
今盛りの梨や柿、クリなどがもう食べてよと垂れ下がる枝にもぐれ付いていた。
最初は柿をもぎ口にほうばるが、此れが傑作、渋柿、慌てるが其処は有るかと
苦笑い、楽しさは有るが、なんせ道など僅かに形は残るが、舗装されていない
ところなど道とは見えない、其れほど僅か五年でこうも変化するのかと、
自然の力を知らされる。
 振り返ると何となだらかな傾斜を伝い歩いて来たと知る。
既に今は流れる小川に沿い奥にと進んでいる。
 一時間半後、急に進む足が遅くなる。
思えばもうここ等は以前の谷での生活範囲を外れたのかと想像した。
今までは何か藪の中でも明かりが指す程度の場所だったが、
今じゃもう所狭しと雑木林群、かき分ける程度じゃとても進めない、
何とか小川の小さな滝の傍で腰を落とし一休み。
「うん、何じゃ、ああ・ああ~岩魚か、うん鮎か何・・」
小さな滝壺を覗くと本当に綺麗な水、其処が丸見え状態、その中で優雅に泳ぐ魚、
滝が落ちる場所では産卵を終えたのか死骸が沈んでいた。
(く~凄いぞ、此処は水も何もかも新鮮じゃんか、最高だぞ)
感嘆しながら疲れも癒された。
 昼前もう少しと頑張り、川伝いに進む。
午後一時前、漸く昼飯、お茶も有ったが、小川の水を救い飲んで食べ、美味しい、
本当に美味しかった。
暖かいコ-ヒ-を水筒から出して飲んでいた。
「え・・、何なんじゃあの鳥、あ、鳴き声が,雉だぞ、なんと居るのか待てよ、
アソコにも~向こう側から飛び出したぞ」
冬に向けての巣造りなのか、それにしても数が多いいが、周りを見渡し感歎。
 漸く奥の大きな山裾に到着、斜面を這いつくばり昇る、其処でも写真を撮り
まくり、此処まで来るに何度もシャッタ-を押していた。
「え・・ふ~これが上から見る全景か・・」
「え・・暫く眺めを満喫、此れをどう生かそうかと考えるが、今の翔太じゃ
とても其処までは思いが浮かんでは来ない、でもどんな場所かは知る必要が
あると、其れで来ていたのだ。
 あおむけで寝て空の雲の流れを見つつ、天気は良いので寒くは無い、
目を瞑ると色々と過去が浮かんで巡る、何で会社など捨てようとするのかも
思うが明確な答えは戻らない。其れも考え今までの女性の姿も浮かんで来る。
 漸く腰を上げたのが既に午後三時過ぎ、戻りは左側の山裾をと思い向かう。
これがとてつもなく大変、道など足元には無い、切り株や、蔓の蔓延に悩ま
される、足元に絡む蔓程厄介なものは無い、とんでもなく疲労を増幅させる。
溜まらず一時間でせ音を上げる。
十時から歩き続ける脚は限界を超えていたと知らされた。
足が震える程筋肉が疲労混倍、流石に焦る、当りは暗く為り出すし、
宿は姿かたちさえ見えない、上しか見えない場所、横など雑木林、溜まらず横
の傾斜を這いつくばり上がる、其処で見渡すが、もう暗い中、かすかに見える
のは、宿の街灯、其の明かりの方向と見定めて、元に戻り歩いて行く。
流石に懐中電灯はリュックには入っていない、既に足は限界を超えてしまう。
諦めて古い切り株に腰を落とした。
 迂闊そのもの、夜のとばりの速さもそうだが、計画性が無い、そうして自分
の体力も考えて居なかった、女性を抱く力と脚の力は別物、苦笑いして転がり
空を見た。
「・・、なんと此れこれが星空か、知らなかったぞ、綺麗・・」
本当に固唾をのむほど美しい星のきらめきを初めて目にする、都会の明かり
など無いし、周りは真っ暗、おまけにお月さまは居られないんだ、感慨無量、
疲れ等一瞬だが忘れていた。
 腕時計は微かな星明りで午後六時を指そうとしていた。
(ま~疲れをいやして又歩けばいい、焦る事は無いぞ)
自分に言い聞かせながら翔太は束の間の休憩を取る。
 その時、断末魔の叫びのような女性の声が微かに聞こえ、此処は静寂な世界、
聞こえたのだ。
翔太は直ぐ立上がり、「生きているぞ~、心配させて御免、もう直ぐに歩ける
から、心配せずとも良い、出来たら庭で焚火していてくれ、方向が見えんが~」
「・・、判りました、気を付けて焦らず、方向間違わないで下さいね~」
「有難う~・・」里美さんが心配されていたのだ。
 一時間後何とかよれよれの姿で宿の庭にと藪から帰還、其れを見つけると
里美が駆け寄り抱付き、バカバカ~もう何処までいきんさったんと泣いて怒る。
「御免、戻りが大変」「後で良い、早くお風呂、傷は無いの、有ると思うけど
其処は後、早くお風呂よ」「うん・・」従う。

               つづく・・・・。

















異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・29》

 (((uдu*)ゥンゥン・・、翔太は気が付いた。
既に太陽は真上みたい、幾ら晩秋でも車内が熱く感じたのか目が覚める。
 此処に到着して時計を見ると六時間は寝ている勘定に為る。
「うん・・」寝ボケ眼でドアのガラスに張り紙を見た。
【お疲れの様ですので起こせない、起きられたら宿に来てくださいね、里美】
メモを見た、(うふっ、気を効かせてくれたんだ・・)
外に出て背伸びする、秋晴れの様子、本当に熟睡できたか定かでは無いが、
体は頗る調子は良さそうだった。
 「今日は・・」「は~い」あの心地良い返事が戻る。
「御免なさいね、起こそうかと思ったけど爆睡状態・・」
「あはっ。まさにそうでした、お風呂頂けませんか」「え、どうぞお食事は」
「其の後頂けますか」「お客様ですよね」
「いいえ、一月の居候、其処はお客扱いは無用です」「え、意味が」
「此処に逗留したい、一日二万円で一月分先払いします。しょっちゅう
出かけますが其れも混みでお願いします」「ええ、では滞在を」
「是非そう決めて来ましたし、周りを見てみたいし、先の相談も受ける」
「え、貴方様」「其処はおいおいとお願いできますか」「でも閉めようと」
「其れまででも良いです、食事は普通で同じ食事をお願いできますよね」
「貴方・・」「是非、そう決めて面倒でしょうがお願いします」
「まず、我儘、コ-ヒ-が飲みたいですが、お風呂を先に頂いた後お願い
できますか」「それは、でも」「上がりますね、お風呂は何処」
「露天風呂は其処から出られるけど、大風呂は階段を下ると突き当たりです」
「判りましたでは・・」大風呂を最初にと向かう。
 「上がれたぞ、此れからは成り行きでと・・」
大風呂に貸し切りで入るようなもの、滞在のお客は居ないみたいだし、
此処は今其れ処では無さそうだ。
「く~~良いな本当に湯が良いわ・・」
味わいながら肌を擦り、外の紅葉を満喫、下に流れる川の音が心地良い、
本当に癒される湯、翔太はのんびりと、外の景色を眺め色々な思いを巡らせ、
樟葉の小百合さんは怒られているだろうなと、顔に湯を当てブルブル。
 長湯に為る、翔太には珍しいが、本当に長湯そのものだった。
 持参して来たバックから下着を出し、衣服も替える。
「いい湯ですね」「・・」無言でコ-ヒ-を出される。
「上手いな~」「貴方・・」「はい・・」
「本気で逗留なさいますの」「その積りですが邪魔でしょうか・・」
「邪魔、そうじゃ無いけどいこの状態でお構いが出来かねますけど」
「構いません」「貴方」「じゃこうしませんか、貴方が出掛けられる時は
食事はインスタントにします」「ええ・・」
「それで気楽に、僕もそうします」「でも其れでは・・」
「構わない無理やりお願いしている身、そうしましょう」「・・」
呆れてものが言えない里美。
「え、娘さんは・・」「今落合の家です、連絡しますか」
「其処は良い、アソコには暫く此処に居る事は内緒に・・」
「それは出来ません、アソコに既に相当のご迷惑をおかけしているんです」
「え、じゃ何か変った事」其処から此処と落合関わりをを聞いた。
 「え、じゃじゃ、菜摘さんあんた達と・・」
「そうなの、強引よ、でも泣くほど嬉しい、此処はどうなるか其処だけが心配」
「じゃ此処の事は未だ・・」「菜摘さんが貴方の意向を聞いてからと仰って」
「そうですか、じゃ変化なしですね」「大ありですのよ、もうとんでもない程
大事にして頂いて、娘は泣いて有難いと、無論私もですけど」
「じゃ益々良いじゃないですか」「・・」変な顔をされる。
「食事、簡単なものですけど」「お願いします」相手は厨房に向かわれる。
 揚げ物と焼き魚、卵と色々、本当に簡単なものでは済まされないと思われた
のか、申し訳ないと良い筒美味しく食べる。
「あのう僕少し出掛けて来ますけど、大きな本屋など何処に行けば有りますか」
「本屋ですの、そうね大きいかは知らないけど国道311号線沿いに看板が
見えていたけど有るのかしら・・」「行ってみます」
「え、今から」「ハイ気を使わないで下さいね、此れ渡しておきます」
相手の手に無造作に六十万円が入った封筒を押し付けて、直ぐに宿を出た。
「ふ~何とか入り込めそうだな、ゆっくりと考えるかな・・」
車を走らせながら、衣服も買わないとと思い、本屋に最初に向かう。
 車は国道311号線に出る、其処から落合に向けて走る、
すると本当にでかい看板が見えた、一キロ先と懸れていた。
其の本屋に入り、農業関係の本と、果樹栽培や、薬味、香辛料などの本を数冊
抱えて買い求める。
おまけにノ-ト、ボ‐ルペン、メモ用紙、パソコン用の電池も買う。
外に出ると今度は何と似合わない店にと向かう、スイ-ツを買うと車に乗る。
携帯電話で菜摘に電話すると家に居た、直ぐに呼出し指定の喫茶店にと向かう。
「あんた~来てたんね」「おう、御免呼び出して・・」
そこから今迄の話をお互い言い合う。
「ま~じゃ本丸に入り込んだわけね、流石鬼じゃ」
「あはっ、其処は別だが、なんか考えないとな、それには現場が一番、
でもアソコ辞めるのは本当なのか」「其の気みたいだけど揺れている」
「そうか、菜摘は如何思う」「貴方こそ如何したいのよ」「うん・・」
 そこから漠然とだけど翔太の思いを大事な菜摘に話をする。
「え、ええ~本気なん」「ああ、会社も何とか抜け出せる、其処は既に
決めて来た」「え、なんと・・」
「それでな、アソコ何とか生かせることが出来れば僕は暫く滞在したい」
「あら、内は・・」「時々向かうけど邪魔か」
「馬鹿ね、判っているくせに」「でもアソコではまだ僕はお客部類」
「何とか其処から抜け出せばいいじゃん、時間は有る」
「あはっ、そう言うか」「そうよ、もう決めているくせに」「判る」
「おお分かり、既に冴香はそう言っている、だからあそこの親子は大事に
しているんよ」「有難う、流石菜摘さん」「もう大事にしててよ」
「しているが」「ううん、其処じゃない、此れからの事」
「お願いしますよ」「ええ、もう反対じゃないね」お互い大笑いする。
菜摘に話せば既に冴香にもわかる、あの子は見透かしが凄いからなんでも
翔太が思う事は阿吽の呼吸、だから菜摘にだけ話をしていたのだ。
 夕方、谷に戻る、既に里美も覚悟を決めたのか待っててくれた。
「今ね、冴香さんから電話が来たの」「ほう・・」
「それでね、義母さんから話を聞いて大賛成といんさる」「・・」
「ね~、此処どうなるん、私達はすでに匙投げたのよ」
「みたいだね、でもその匙僕が拾うかも」
「あんた無茶や、此処で何が出来るん、宿、其れも廃れた湯治場よ」
「其処が良い、僕が出る場所が有るんだ」「呆れる」
「出るなら出ても良いけど、僕は残るぞ」「え~何でよ、辞めて下さい」
「止めないよ、会社も身を引くんだ、此処で何かする」
「だから何すんのよ」「湯治場も活用かな、まだ決めてはいないけど、
此れからは参加してくれなくても良いけど、相談は乗って下さいね」
「何を相談なの、何も出来んがね」「其処は良いです、此処の事情などは
聞かないと判らないし、暫く此処に居て僕の相談相手に」
「呆れた、どうしようもない人ね、住んでいる私が逃げ出すくらいよ、
何が此処で出来るんよ、無理は嫌」「ですよね」「あんたね」
もう憤懣遣る方無い顔つきで睨まれる 里美にすればとんでもない事、
此処は良い機会だと逃げる事に娘と話し合って来た。
其れが突然男が来て、そうして落合に連れて行かれ、其処で驚くような女性
を紹介され、又も娘を其処に居らせる事に為ると、もう里美一人で歯何も
出来ない、逃げた後如何するかも決まっていない状態に今度は男が来て
居座られる。
自分たち親子で何とか出て頑張ろうと決めた矢先にこの有様、
どうしても出たい気が先は知る里美と此処で居て何かしたい男との考えの
ギャップは埋まりそうになかった。
夕方食事前、翔太は買い込んだ本を小川のせせらぎが聞こえる場所で本と
睨めっこしていた。
 「お食ですよ」「ハイ、行きます」「・・」
「おう~今日は煮魚と刺身、此れは・・」「岩魚・・」
「ああ、此処で見た魚か・・」
ほかにもいろいろな料理を見て、流石だと感心をさせられる。
「ねね、此れ一緒に食べてくれません、酒かビ‐ルどちらです」
「どちらでも構いませんけど私は遠慮します」
「ね、そう言わず二人きりですから一緒に、話もしましょうよ」
「もう、貴方変・・」「ですけど一緒に・・」「呆れる」
そう言いながらビ‐ルとコップ二つ持って来られた。
「乾杯・・」「・・」
何に乾杯なのと言いたかったが里美は我慢する。
「く~おいしいが、なんと此れが岩魚か」「・・」
「ねね、此れ釣れるの・・」「腕が良ければ釣れるわよ、でも魚も相手
見ているよ」「うへ~じゃ僕は水の下から見られているんだ」
「そうよ、こいつ素人だなと思えば簡単にえさだけ拝借」
「く~溜まらんぞ、そうなるんですか」「貴方、もう飲んでください」
「はいはい・・」呆れ顔で酌される。
「良いな。此処・・」「早く諦めて下さいね、私たちも人生が有るんです」
「・・」「貴方・・」「え、そうですよね」「・・」
話が続かない二人だった。




















異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・28》

 既に廊下で転ぶ二人、十五分は小百合にとって有り得ない出来事、
愛撫をされる体は制御できない程暴れている。
其れほど歓喜の中で小百合は身悶え狂い、おぞましい雄たけびと泣き叫びが
交差する中、何で何でと吠えマルクだけだった。
漸く抱かれるんだと思った時、わが身が何と相手の手に呼応しだす。
抑えるどころか、今までの小百合じゃない、あの有馬温泉で愛撫された身が
今度は本番、思う相手が廊下で倒され、今も湧き出る悦楽に身が持たない程
驚愕、既に愛撫なのに何度も気絶の繰り返しまた四~まただ~と叫び
報告していた。
 それが口に出せぬその時が来た。
「小百合さん、総て頂くからね・・」その、囁きは有頂天の中での事、
返事はおろか返しなど出来ない、其れほど境地に到達している我が身の喜びは、
何に例えても勝る。
「う・う・うううううう~~~ん」
強烈な物が股座に挿入されると、今度は享楽に浸る愛撫とは違い、
まともに肉体の中で刺激をまき散らされる。
其れほど入れられただけで体は廊下の床からせり上がる、
上に翔太を乗せたまま震える。
既に声など出せない、息さえままならない状態の中で、小百合は腰を上げた
まま宙で翔太を上に乗せ震えるだけ、其れが瞬間か持続化は判らないが、
腰が落ちた瞬間、棒の軋みで肉は驚きそのまま痙攣の世界にと小百合の肉は
邁進していった。
 其れから、気が戻ると上で心配そうな顔をのぞかせる翔太、
その顔を手で引き寄せ強烈なキスを小百合はする。
気絶から戻された後の小百合は豹変、以前から悪くは思えない男、だが、
有るかなと最初は待つ自分が居たが、其れが無い日々を重ねて行くと、
自然と其処は気に為らなかった。
 だが、この男が会社を引くと聞いたら、此れからはこの男と家で住めない
のかと、いの一番感じていた矢先、この有様だ。
何度迎え撃とうと腰を向かわせるが一撃瞬絶、見事に極楽や地獄の喘ぎに
向かわされ、又も気絶、とんでもない棒を威力をまともに受け続ける小百合、
生まれてこの方有り得ない程肉と気を踊らされている。
「あんた、あんた凄いから~」
その先が言えない、その時はもう気が朦朧の最中、前より凄い喜びを知ろう
感じたい、其れが有るから声が続いて出ない、小百合は時間がどれくらい
経過しているのかさえ、判らず、廊下には夥しい小百合から出て来た喜悦の
小水が光廊下を蔓延して行く。
 最高な時は天国も地獄も味わうんだと知る、そんな小百合は何度目かの
アクメの時う、強烈な泣き叫びでおお落ちる~と叫んで痙攣を起こすと、
ドスンバタンと音を醸し出し体が跳ねる。既に其の時は気は失っていた。
二、三分は動かない体、真底やられた様は小百合の生涯の記念か、
未だ余韻が残る我が身を手でなでながら汗と善がり汁が混ざる肌を撫でて
漸く周りを見渡す。
「え、居ないの・・」腰を上げて起きると、既に翔太は其処には居なかった。
「え、あんた~・・」家の廊下をよろけながら歩く、既に気配は無い、
急いでガレ-ジに向おうとするが素っ裸、ガウンを羽織り裸足で飛び出すが、
既に車は其処に無い、慌てて翔太の部屋に向うが、其処にも居なかった。
「何で・・、何でよ~」縁側にへたり込んで呆けた顔を魅せる。
 其の頃は既に翔太は車の中、阪神高速に上がり車は疾走、逃げたのだ。
何もかも惜しいが其処で居座ると身動きできないと思える。
最高な肉体と心根、生涯忘れないだろう相手、其れを求めた後は、
翔太は引き下がるべきと考えていたのだ、大阪で生活した証拠を其れに
託し押したのだ。
 色んな思いの最中車はそんな男を気にもせず走る、中国道に入る頃は
真夜中過ぎ、空いているが全く人生其の物、漆黒の中を突き破り進む車は
翔太のこれから先暗示しているかの様に思えた。
 落合のインタ-を降りるが菜摘の家には車は向かわずに反対の道を下る。
十五分後、あの谷に到着、朝が来る前、もうここは晩秋、
湯煙が昇る様子を見ると、玄関に向かわずに、横の広場の駐車場に車を止め、
椅子を倒して目を瞑る。
流石に小百合さんを精魂込めて抱いた後数時間しか経過していない、
疲れた体を癒そうと温泉に入りたい、いいや此処が気に為っているのだ。
相手は居るのか居ないのか知らないが、とりあえず来た。
朝日が霧に包まれて昇る頃、車内では高鼾、翔太は睡魔に侵されて眠る。

                 つづく・・・・。





異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・26》

 翔太は考える所があり、一度大阪にと戻ろうとする。
此処では既に菜摘さんと光江さんがあの谷の親子の事を考えてくれそうと、
冴香には其処は知られていた。
 十一月に入り、しばらくぶりに会社に顔を出す。常にメ-ルは来ているから
様子は見える。
恵ちゃんに報告を聞く間、会社を立ち上げた仲間が連なり部屋に来る。
それらと色々な話を済ませた後、恵を連れて昼食に外に出た。
「御免な、姿現さずに・・」「ううん、気が付いていたんだ」「え・・」
「だって叔母さまから色々聞いている」「だな」「でも本当に会社開けるん」
「考えている、総て恵ちゃんが居るからそうなろうとしたんだ」
「じゃ其れって恵みが邪魔な訳」「違うよ、真反対、其れでな悩みながら
小百合さんを連れて旅」「旅なの、有馬で逃げられたと聞いているけど」
「其処なんだな、成り行きでそうなっちゃった」
「馬鹿ね、叔母ちゃん怒っている」「判る」「何処が判るのよ、酷過ぎない」
「だな」「もう、知らないからね」「其処を何とかな、恵ちゃん」
「会社如何するの・・」「其処は今夜話そう」「良いけど辞めるのは嫌よ」
「其処もな」なんとか話して会社に戻るが、其処は其処、立ち上げた仲間には
本当の心内だけは話して置こうと決めていた。
 「おいおい、そんな話は聞いていないぞ、無理無理、お前が居ないと成り
立たんが」「内山、其処を頼んでいるが、わしらだけではもう限度だぞ」
「でもよ、業績は上がっているぞ」「其処だよ」「何が其処なんだ何処よ」
「マテ佐藤、俺も色々考えているんだ、先月な、大阪を出る前にある人に
会って居たんだ」「誰・・」「もうまてや、後渡辺は」
「出かけているが直ぐに戻る」
「じゃ、最初会社立ち上げた連中が揃うと僕の考えを話す」
「三時で良いか」そう決まり皆が部屋を出る。
 此処まで来るには色々と考えていた、しかも苦労して立ち上げたゲ-ム会社、
皆が学生時代からの繋がり、其れを今翔太は止めようと腹つもりはしている。
其れを恵が察して昼間話し合う、今度は同じ仲間にも話さないといけなくなる。
 午後三時役員会を開催、翔太が、最初に会社を開けていた事をる詫びる。
続けて話す翔太を皆が驚きの顔で聞き入る。
「おいおい、冗談だろう」真っ先に言うのが渡辺均、続いて立ち上がる男は
清水健一だった。
「待ってくれんか、此れは将来の事を考えての事だ、ゲ-ムも売り上げがでかく
なった、だがこれから先は如何、あれこれ経営の事を考えると先は決して明るく
ないぞ、日々進む進歩は測り知れない事に為りつつある、これほど急に爆発する
とは考えもいない、このままの流れではどこかに飲み込まれて消滅、
そんな事も有り得るぞ,ならいっその事会社を安泰の橋に移動してはどうかと
考えているんだ」「おいおい、身売りかよ」
「其処は少し違う、身売りと似てるが、ビル経営と考えてくれないか,一棟の中
で入り仕事をする具合に考えてくれ、其処は自分たちの領域は確保できるぞ、
つまり大手の傘下の元で会社を伸ばせばいい事、外に関しては心配がなくなる、
大手の看板の元で今まで以上に延ばせるぞ無論メリットもデメリット有る、
其処を一つ一つ考えて乗り越えよう」「聞くが、其処に入ると一番は何や」
「それはその会社独自のコイン券、夥しい程売れている、其れに入られるんだ、
尚も今の会社の株式はそのまま引き継ぐか測りどうかを相談したい」
そんな話から会議は進み始めるが、中には苦労したのにと嘆かれるが、
会議が進むとそんな声も聞かれなくなる。
「では今まで難儀した部分は消えるんだな」
「そうなるし、やがて一年先にはその会社が大幅な増資に出る、その時今我々が
持っている株と同等に増資分の中で配慮される」「嘘、真か」
「そう、契約書には其処も書かれるそうだ」「なんとあらけ無いぞ」
「・・」皆が其処で頷いてくれる。
「聞くがその会議に我々も参加できないか」
「無論役員だし出て貰う、但し僕は出ないぞ」「え、何で」
「既にこれが僕の限界と思えるからは自分たちが行く末に何とかなる程度の
保証と蓄えをして欲しい、ゲ-ムの世界は未だ今からだ、伸びる業種には
間違いないが、其処で参加する人も大幅に増える、設備投資も半端じゃ無い、
今が切り返しどころと睨んでいる」そうも言った。
 二時間半の会議は終わり、皆の目が変化する。
「今夜行くよ」「うん、待って居る」
恵ちゃんにそう伝えて翔太は久し振りの大阪の街に消えた。
 午後十一時過ぎに、樟葉の家にと戻る、一ヶ月余りの帰宅に為る。
「あらら、冷たい男が現れたわね」「小百合さん、其処は謝ります」
本当に謝りたかった、旅に連れて出て最初の有馬で放り出し逃げた翔太、
恨みつらみは有ろうが此処は謝るしかないと決めていた。
 だが意外と相手は御冠じゃ無い、冷ややかだけど笑われていた。
 そのすぐ後に恵ちゃんが来て、其処の話は打ち切り、
会社の今後の話を家でする。
「ま~じゃ、其の大手は十億で買い取る訳」
「それもな株はそのままだぞ、今までの陣容に金を出すんだ」
「ま~じゃみんなも潤うじゃないね」
「正式には言って無いが分けることが出来るぞ」
「あらら、其れじゃ皆反対は無いわ、既に世が世だし仕方ないかと」
「そうか」「でもなんで途中で・・」そこから恵だけには話を始めた。
「ま~じゃ今問題の過疎地、そうか其処で何かしたいんだ・・、
良いわ其れなら賛成よ」すぐさま承諾を得た。
流石恵ちゃんだと、会社は恵ちゃんからこの家の小百合さんを紹介さ
れ出来上がった会社、何もかも承諾を得ないと駄目な相手だった。
「済んだのお話」「ええ、大方ね、翔太さん、会社辞めるって」
「・・、え、今なんて辞めるって何」
「だから引き下がるってこれから遣りたい事を探すって」
「ま~呆れた、会社悪いの」「ううん、順調よ、此れから翔太さんが大物を
釣り上げてその傘下に入れそうなの」
「意味不明よ、はっきりと話を聞かせてくれない、小百合には権利が有るのよ」
「その権利でかく化けるよ」「化けるの」其処から恵が話を始めた。
「く~恐ろしい事、じゃじゃその会社の傘下に、下請け」
「違う、子会社の方が良いのかな其処も少し違うけど」其処からも話。
聞かれる小百合さん、投資金額が大化けしそうと驚かれる。
午前二時に漸く話が終わる、翔太は直ベット別途に倒れ込んだ。
 翌日も会社には顔を出すがすぐに出て行く、何から何まで直ぐにとは
行かないがおおよその身に振り方は出来そうな位置に到着。
身が軽い足取りで枚方の樟葉にと夕方戻る。
 「うん・・、居ないの」夕方だが既に外は暗い、
部屋に上がるが誰も居ない、おかしいと廊下を歩いて居ると水の音がする。
居るんだと安堵する反面、何か胸が騒ぐ、知らずに浴室の方に足が向いた。
其処にはあの小百合さんがと思うと、足を止めるわけには行かない、
憧れて来た日々を思うともう普通の翔太じゃ無かった。

                    つづく・・・・。














異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・27》

自分でも可笑しな姿、其れは今までに無い、何でと思うがそんなこと考える
暇など無かった。
其処にはあの有馬温泉の佐和子さんと電話で話した所為かも知れない。

【あんたね、小百合さんてとんでもない女性よ、あの気高さは鎧なのよ、
私は直ぐに一緒に風呂に入った時感じた。此れじゃ男が狂うわ、此れが事実
だったの、勿論鎧を脱がすには大変だったんだ、でも同じ女性でも抱いて
みたいあめく姿を見たいと思ったの、家族風呂では其処まではできないし、
良い様に誘い自分の家にと移動させたの、其処で一気に寝ている時に
とんでもない時間をかけて何とか同じ舞台にと上がって頂いたんだ、
其れからはもう口に出せないけど、あんた実行するなら覚悟して懸りなさい、
半端じゃ無いからね、でも勇気あるのかな、戦果報告期待しているよ】
そう告げられていたのだ。
 機会を待って居たのかもしれないが、自分だけでは到底こんな無茶な行動
は出来たか自信は無いが、今は無職に向おうとする身、しかも今の会社には
大恩有る女性、だがだがそんな思いも今では搔い潜り、獣の洞穴にと向った。
風呂場には音一つしないが、其処に居られるのは確か、脱衣場で急ぎ衣服を
脱ぐと・・、翔太の異変の姿まま浴室の戸をガラッと開く。
「・・、え・え・え~・・うぎゃ~・・」
一瞬総てが停止、其れから現実に戻された小百合、とんでもない物、
いいや人が浴室に来て立ち竦んでいるのだ。
しかもしかも素っ裸、有り得ない、物を目に飛び込ませてから小百合は湯の中
に居る事も忘れ、ズズリ-ズリと腰を滑らせ頭が半分湯の中に埋没する。
湯を思いっきり飲み込んだと後気が戻り、有ろう事か驚愕して立ち上がった。
其処を見られ、直ぐに相手の男が動くのは見えたが・・、其の後は、
気が付いたら抱き抱えられているのだ。
顔が仰け反り、濡れた長い髪が重いと知る。
だが今は直ぐにそんな思いはかき消され、抱く男があの翔太、しかもそれは
有馬温泉で聞かされている姿そのものだったのだ。

 ≪嫌な男でもあれを経験すると変われるよ、とんでもない代物なんだから、
佐和子は連れの女性とこの家族風呂での出来事を聞かされたのよ、同じ人間、
一度は経験がしたいあんな鳴き声も出してみたいと思うじゃない、こんな仕事
していると色んなお客様が来られる中、とんでもないと思った、そう其処なん
よね、女じゃないなら良いけど、今盛り、そうしてやがて花も窄んで枯れて
行くわ、じゃまた会えるのと自分に問うが、二度と会えない人かもと、其れで
機会を得て口説いた、相手の女性も学生時代の友達よ、一度くらい彼氏を拝借
しても見つかれば謝れば良いと決めると、もう動きが止められなかった。
強引に誘い、本当にこれが自分かと疑う姿に為っていた。でも結果抱かれた、
其れも前代未聞、ハチャメチャ、とんでもない喜悦が湧いて出るの、相手の男
の動きに知らずに迎える体、不思議だった、自分からせがんだ所為かもしれ
ないけど、最高極みの喜びを味わった、時間は後で知るけどその時は滅茶苦茶
になりたいだけ、佐和子は二度とないだろう経験を得た瞬間だったのよ、
其れが何と今度は貴方を連れて来てくれたけど、今は本人じゃない相手方の
女性、あの人がどんな女性を連れて来たのか興味が在ったのよ、だからこんな
状態に為れたと思える。最高よ貴方は女性、しかも鎧の中身は極美、極味、
自信もって待てば良いじゃない、あの人逃がさないと思うけど・・≫

そう耳傍で言われている。
 だが現実ははいそうですかとは言えない立場、抵抗をしようと今決まる、
儚い抵抗でも良い、立場があると自分に言い聞かせている最中、湯の中で二人
は立って抱かれ抱合う姿、のけぞるから胸は無防備、其処に相手の手は小百合
の腰をきつく締めて抱かれた侭、相手いいや翔太の顔が産んの豊満な胸にと唇
を這わせて降りて行く、男の唾液を跡を残し降りた。
「う~、馬鹿~駄目絶対だめ~~」飛び出た叫びは何の役にも立たないけど、
出さずにはおれ無い立場、抵抗は続いて行く、其処も小百合は本気で居た。
だが男は無言、浴室に来てから一度も声を出して居ないのだ。
「ええ~・・」知らずに浴室で立ったまま器用に横の壁にと
小百合の背中に冷たい感触で当たった。
其処から又も異変、今度は何と片足を上げさせられ小百合の右足の膝裏に
器用に翔太の腕が入り込んで壁を支えに固められた。
もう其処から無茶苦茶、いやいやと叫んで体を動かすが範囲が狭い、
とんでもない事に為って行く。
 五分は確かに短いが長く感じる、その間抵抗を続けるが相手にはいくらも
衝撃が伝わらない様子、愛撫が益々増長、小百合を支える左足が震えて止め
られない、恐怖と我が身の重さに耐えかねる脚、しかも今は既に男、
いいや翔太の顔が何と自分の股座付近を彷徨い動き捲る。
 疲れて来た、其れも半端な疲れようじゃない、有り得ないと思込んで来た、
最初の数日は襲われるかもと変な期待は確かにあった、其れも可愛い姪の為
ならと覚悟は出来ていたが、そんな素振りが見えないまま今に来てしまう。
其れが何と会社を引き下がると聞いた最中、この行為が相手にとって最後の
欲望を発揮できるチャンスと思い込まれているのかと、其処までは何とか今
の嫌な姿の中で考えることは出来るが、その気もなんか薄れて来出す。
あの有馬温泉でも三日間は夢の中、相手の佐和子さんの凄さに驚きながら
迷い込んだ妖艶な乱れ姿、其れが自分だから困る。
知らなかったのだ、本当にこれが自分かと何度考えてたろうか、其れが証拠
としてその昼も夜も佐和子さんに抱かれている、泣き叫ぶ喜悦の渦に溺れ行く
我が身、知らない経験も無い、想像を遥かに超えた喜びは信じられなかった。
そんな事が続く三日目、忘れもしない事を佐和子さんから聞かされている。

 ≪良いわ、これならあの男に合う、とんでもない喜びが貰えるよ。女同士
じゃ行きつく先は知れているの、あの人まってれば良いじゃない、無ければ
其れでも良い、人生だからね、却って無いほうが良いかもしれないよ。あの
行為をまともに受けると人間が変っちゃう≫

あの時の言葉を思い出した瞬間、なんと小百合の手の指に力が入る。
意思とは反対、でも確かに指の力が翔太の肩に押さえつけ指が動いたのだ。
其れは翔太にとって最高な喜びと受けた。
そうなるともうこんな行為じゃ申し訳ないと、翔太は足を降ろさせ、
抱きあげると湯船から出た。
そしてなんと浴室から出た瞬間、小百合の体がフワリとユックリ落ちて行く。
固い廊下の上に転がされ、此処が関所か主戦場か、あおむけに寝かされる
見事な小百合の肉体は、湯玉と汗珠が入り混じる中、翔太は最高な愛撫を
しようと決めていた、もう逃げる事は出来ない許されない、お互いが、
其処で漸く本番に向けての作業が済んだと思えた。

               つづく・・・・。











異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・25》

 冴香と光江さんの電話でのやり取りで冴香の家で落ち合う事に決まる。
「そのほうが良いかも、此処では決断が鈍りそうだしね、お兄ちゃん」
「其れも有り得るね」当事者の気持ちなど確かめずにそう決められそうだった。
「女将さん戸締りしましょうか」「え、ではお宅にですか」
「冴香の家です、気を遣わずに少しここを離れたほうが良いと思えるし」
「・・」返事はされなかったが、そうしたが良そうな姿だった。
「じゃ、早くい戻ろうか」翔太は、この先の事を考えると菜摘が要る家の方が
良いと思えた。
 一時間後、三人は車で谷を出る。
里美は昼過ぎからの事を思い出すが、如何してこうなって行くのか考えた。
総て事件は警察任せだが、生活に関してと行く先は自分たち親子の問題、
此処に住めるならそうしたいが、今じゃそれが我儘にさえ思える。
 車は直ぐに谷の境の峠を越えた、流行く景色は何時でも思い出せる記憶に
刻んで育っている。
これから先は如何なる事は親の里美すら考えつかない、流がそうなのか
はたまた人生の節目なのか、其処はどう考えても我が身の先は娘と生きる
しかないと最近決めている。
そんな気持ちを運ぶ車は遂に峠を越えてしまう。
「あのうおうちはどちらに・・」「落合の手前にあります、遠慮は無いし、
娘さんも其処に来るそうですよ」冴香が後ろの座席で隣の里美にそう言う。
峠を越えてから戻りは早い、なんと二十五分で戻れる距離だった。
「義母ちゃん」「おう、戻りんさったか、光江さんは一時間後だそうだ」
「何で・・」「いろいろ手続きや聞きたい事が残っているそうだ」
「じゃ夕食は」「光江さん達が戻りんさってからと手配は済んでいるがね」
「有難う、さ、上がろう」挨拶を其処で里美と菜摘は交わす。
互いに相手を観察するが思いは別、菜摘と里美は立ち位置がまるで違う。
「・・」「如何しんさった」「大変ご立派な家で、驚いて」
「これは先祖の遺産、山が高値で売れるやら借りてくれるやらですのよ」
「え、じゃ高速道」「そうなの、とんでもない事が三十年前から起きて、
おまけに松江道までも」「なんと・・」
聞いてあきれる里美、これほどの屋敷尚見た事が無いと息を呑んでしまう。
大広間も和風だが、宿とは雲泥の差、何もかもが想像を遥かに超えて居る事に
唖然とする。
 深い秋の夜のとばりは早い、午後七時その暗闇の中車が戻る。
「先輩~」「往々、里美、よう来ちゃんさったな」「お母さん」
「うん、ご苦労さんだったね」親子が並んで頷き合う。
「翔太、あんた疲れんさっつろう」
「おばさん、ご苦労様、まさか警察とは驚きました」
「詳しい事はアソコが一番じゃろうが」「言えますね」
「話は後じゃ、菜摘御腹がのう」「すぐに用意できますよ、ご苦労様です」
「其処はええけ、里美お前たちは風呂が先だぞ、冴香着替え有ろうが」
「はいはい仕切りのお局様」「阿呆・・」そこで皆が笑われる。
一人だけ違う面持ちの男、翔太が其処に居た、
(なんとこの親有で子の娘か、大変だぞ此れは・・)
何が大変なのかは知らないが、驚きの姿は既に冴香も義母の菜摘も感じ取った。
 親子でいやいやながら背中を押されて浴室に向かわれる。
「光江さん」「待ちんさいや、警察での話しだろうが」「其処ですよ」
其処から光江の話が始まる。既に夕食は持ち込まれている、
菜摘も居て四人で話を聞いたり話したりする。
「え~じゃじゃ、お前の里か、なんとそういえばあいつの女の里は田所のマス、
マス何とか」「あ、其処は増渕じゃろう」「お~そうだぞ其処、え翔太お前」
そこから冴香が話を引き継ぐ。
 「なんとま~奇遇じゃがね、お前の里か」「郷でも広いけ~」
「言えるが、でもな其の女性は里に一晩泊り込んだそうじゃが、中身は里は
知らされていなかったそうだ」「そうだろうね、其れで・・」
光江の話は続いて行く。
「え・では持ち逃げした金額,三百二十万円になるん」
「そう聞いた永い間苦労してため込んだ金額じゃ、相手にとって三千三億に
等しいぞ」「言えるわ、金額云々じゃない、其処は汗水垂らしつみ重ねて
来て居られた金よ」「言えるがね、悔しいだろうな」
「男は渡板前だそうだ、前科も二つ、似たような内容だと」
「じゃ渡り歩いて、其処で値踏みかね、酷いね」
「里美も人手が無いし、其れに台所を任せられるからついついそこの方向」
「判るわ」そんな話を聞いた、翔太は益々親子が気に為り出した。
 暫くすると親子が風呂から上がられる。
その姿を座ったまま仰ぎ見る三人、特に翔太は驚愕するほどの妖艶な親子、
浴衣が栄える容姿に光江も菜摘も息を呑みこむ。
「ささ、お腹が空いたろう、腹が減っては戦が出来んぞ、座って食べよう」
此処でも仕切りは光江さんだった。
 喧騒の中、出前を取っている、しかも寿司桶二つ、でかい中に見事な握り
寿司が並んでいる、おまけに刺身、豪華な夕食に親子はたじろいた。
「遠慮は無いぞ、わしも呼ばれるけ~、里美ワインか」「え、先輩」
「構や~せんけ~、此処は良いんだ」ワインを注ぎ流れで娘にも注いだ。
其れを合図の夕食会、光江さんが気を回され親子は何度も頭を下げつつ
食事が進んで行く。
白ワインが美味しいのか、親子の胸周りがほんのりと赤みが懸る、
其れをいい事に光江が益々ワインを薦めだす。
 一時間半後、座は賑やかに為り出す、其処は総て光江さんの動きでそうなる。
冴香も菜摘も其処は承知、波に乗る義理の親子は翔太の為にとその方向に向かう
姿、既に翔太の思いは冴香には手に取る様に読める、だがそんな事とは知らぬ
親子、歓待に何度も頭を下げていた。
 午後九時、漸く夕食は終える。
「ふ~これから飲み会じゃね」「女子会かね、翔太さんが可愛そう」
「良いんだ、翔太は御陰で妖艶な女性軍を盗み見して居るよ、な~翔太」
「はい、思わぬ事で、独りを除いてですがね」
「え、独り、こら~お前は~正直すぎだろうがね、こいつ」
光江さんが大袈裟に怒られて翔太の頭を人叩き、受ける翔太もこれまた大げさに
逃げ回る。
よろつく足取りで追いかける姿に冴香と菜摘がお腹抱えて転げまわり泣き笑い、
其れに少し乗らされる親子も少し笑顔だった。
 だが広い廊下を走り逃げる翔太を追いかけた光江、部屋には戻っては来ない、
其れを見て菜摘が気を利かせる。
「これからの事はじっくり考えてね、私も叔母も相談に乗る」「え・・」
「そうよ、此れは災害、命が残った、此れからの授業料よ、頑張ろう」
「冴香さん」「良いの、此処はそんな家なの」「そんな家ですの」
「ええ、此れでもここ等じゃ有名、破廉恥だけど面倒見が良いと、自分で言う
のが恥ずかしいけど、義母さん良い人よ」「有難うね、いい子ね」
「え、では義理なんですか・・」「年を考えてよ、七つしか違わない」
「あ、そう言えば、なんとそうでしたか」
 今まで何も話さない女性が要る、其れは美樹さん、ここに来て挨拶を
されてから一言も声を聴いていなかった。
其れほどショックが大きいんだと察した。
 その間、光江と翔太は奥の部屋で話をしている。
「お前・・」「うん、何とか考えるね」「どう考えるんだ」
「叔母ちゃんの思いと一緒じゃが」「え、では、こいつ」
「いた、もう何とかしようと考えているんだぞ」
「判った、急ぐな味わえや、あいつらはわしが捕まえておるけ~」
「おばちゃん・・」「ああ~光江と呼んでくれんか」
「光江、そなたにすべて任せるぞ」「畏まりました」
其れで其処での話を終えると居間に戻った。
「先輩、感謝です」「如何した」「相談に乗ると申され親子で感激しています」
「甘いぞ、其れだから騙されるんだ、世の中ただでは何事も無い、良いかね、
世話と背負う責任は同居しているが、只より怖いものは無いと世間では言う、
其れとな男女も同じだ、何事も金で済ませるなら世話はないが、潜ませている
魂胆こそ難儀な代物じゃぞ、良い経験したろうが・・」「・・」
「良いか、此処は光江が責任を持つが他所ではそうは行かんぞ、世間は辛い、
其処を味付けをするのが人間の繋がり、何かする、して貰う、させる、総て
恩義と何かしらの金銭が生まれる、其れだからこそ円滑に世の中が回るんだ、
国でもそうじゃろう税金を集めて総ての人に公平に生活をよくするのが務め、
わしらは既に其れの恩恵を受ける年になりそうだがね、此処で言いたいのは
何事も後ろ裏側が有ると思うんだ、ボランテヤ以外は皆同じと思うんだぞ」
「はい肝に銘じて」「良い子じゃ、流石気に為る後輩じゃね」「先輩」
「任せや、後はおいおいと相談しようかね」「・・」
「何じゃ、不服そうだが、親子で決めた事は最悪そうすればいい、だが未だ
ほかに策があるやもしれんがね」「先輩」
「良いね、此処でじっくりと考える方が何よりも得策じゃ出て行くも良いし、
此処で踏ん張るも良い、他に何か在れば尚良いがね」「・・」
「今回は先走りしんさるなや、娘も良いね」
「はい、叔母様、警察から幾度も考えて、何でこうも親切にして頂くかと」
「其処か、其れは可愛い後輩の為じゃ、この件は金は絡んではいないぞ、
其れになあんたももう少し顔をあげて生きんさいや、済んだことは事故、
そう思うしかあるまい、相手が上手だってことで良いじゃないか、あんたは
悪くないが、何でそうなり得たかは反省じゃぞ、夜の務めは如何だった、
日毎の暮らしでの夫は如何だった、何で逃げたのかとか、色々有ろうが、
だがな、考えるのは少しの間だけだ、其処を抜け出せんなら次の行動は慎み
んさいや、責任は総て相手と自分に有ると思いなさい、此れからはそうなら
ない道を歩もうかね」「おば様」
「良いんだ、可愛いから気に為るしね、おまけに可愛い後輩の娘じゃろうが、
わしがしてやりたくても出来ん事が唯一有るんじゃ、其れは金銭関係、
其処はこの家の主が面倒を見させる」「え、先輩」
「良いから、この家は総てあの男に従う羽目に為って居る、確かは其処だけ」
「・・」怪訝そうな顔つきの親子、家の人を見ると笑われていた。
 「お母さん」「まてや、わしも理解が済んでおらん、先輩には聞いてみたい
部分じゃね」「良いとも、夜なべで聞かそう」「お願いします」

                    つづく・・・・。




















異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・24》

翔太と冴香は谷の唯一の宿に向かう。
「今日は・・」翔太が玄関口で声を出す。
暫くすると女性が現れる。
「あのう・・」「宿を求められてこられましたか・・」「はい」
「あいにく今日は休業にしているんです、本当に御免なさい」
「いえ、宿泊ではないです、落合の光江さんから聞いてきました」
「落合・・、え・ああ~先輩」「先輩ですか」
「はい、バレ-の大先輩ですが、じゃ何かで来られましたの」
「そうなりますが」「失礼をしました、では上がって下さいね」
なんとか其処までは行けた。
ロビ-と言っても広くはないが、湯治客用は良いかもと思える雰囲気がある。
女性は奥に行かれる中、「お兄ちゃん」「うん、何とか会えたな」
「・・」二人は縁側から見える景色に絆されていた。
「休みですから、何もなくて、コ-ヒ-を今出しますからね」
「お構いなく、座って頂けませんか」
翔太が言うが、女性は一人なのか奥に向かわれた。
「お兄ちゃん、焦らないで」「判ってる」遣取りの後コ-ヒ-が運ばれる。
頂きますと二人はコ-ヒ-を飲む。
「あのう何か御話でも」「はい、勝手に押しかけてきました」「それで」
なんかやつれた顔つきだけど素は綺麗な顔立ちと思える。
「実は光江さんから昨日話を聞いて、横にいる女性は光江さんの姪なんです」
「そうでしたか、光江さんは学校の先輩です、卒業されてからもちょくちょく
指導を受けて居ました」「そうですかお年が離れているし如何かなと」
「七つ下ですの」そう言われる。
「話は単刀直入にしませんか」「はい、何でしょう」
「実はこの宿についてですが、此れから如何なさいますか、誠にぶしつけで
申し訳ないが、気に為って来ているんです」
「それは有難うございます、中身は先輩からですの」「はい」
「じゃ、隠す必要は無いようね、もう疲れました、その一言が総てですの」
「・、そうですか」「あのう、冴香と申します、宿は継続されるんですよね」
「・・」「其処を最初にお聞きしたいんだけど」
「・・、其処はどうなるか今は確かな事は言えないの」
「では続けるか辞めるかですよね」「どちらかに為りそうですけど」「
そうですか・・」そこまで冴香が話を進める。
コ-ヒ-を持って縁側の椅子に腰を下ろす翔太、、ロ-ビ-では冴香とこの宿
の主が何か話を続けている中、翔太は縁側から眺められる景色に魅入る。
 暫くすると冴香が翔太を呼ぶ。
「何・・」「あのね、娘さん、今警察だって」「うん」
「其処で何か動きが有ったと」「何・・」
「それが如何も相手の里」「倉敷だろう」「それが生まれは違うのよ」
「何処・・」島根県だって」「え、隣だな、でそこの何処」「邑南町」
「・・、何邑南町、其処の何処」「其処までは知らないけど、女将さん」
「田所だそうよ」「た、田所って其処の何処」
「ま~それ以上は未だ聞いていない、其処に立寄ったと聞いたと知らせが」
そう言われる。
翔太が驚くのは仕方がない、日本広いと言えどまさかまさか、翔太の里近くで
生まれた相手だと耳にする。
「実は僕も邑南生まれなんです、高校までは其処に、田所とは車でニ十分程度
離れているけど、里の叔母がその地域から来ています」「ま~そうですの」
里美は驚きの顔をする。
「其処は娘が戻り詳しく聞きましょう」そう言われる。
暫く心を絆されるようにと翔太だけが縁側から庭に出て少し下がった場所に
流れる川を眺めている。(そうか、俺の里から来たんだ)
持ち逃げした相手の女性の事を聞かされると、翔太は遣る瀬無い気持ちが湧く。
暫くすると冴香の声で部屋に戻る。
 「色々話して頂いた」「うん」「それね、もう娘さんと此処を出ようと」
「決められていたんだ」「そうみたい」会話の中相手の女将は俯かれている。
「良い里だけど、人が住んでいない分、自然に戻る速さが違いますね」
「そうなんです、此処は五年前から娘と二人きり、色々有った里でも今は
この様ですのよ」「でも此処で踏ん張れたじゃないですか」
その言葉は虚しく翔太に戻る、其れほどやつれた顔が中身を証明する。
「中身を聞いても良いですか」「・・」「貴方は娘さんと同意見でしょうか」
「意見」「はい出る事についてです」「其処は、娘と話すと仕方ないかなと」
「そうなりますよね、ご自身は本音は如何です」
「其処を聞かれても所詮流れは」「変わりませんか」小さく頷かれる。
「大変ぶしつけですが、大事な事です、、貯え総て持ち逃げされたんですよね」
「・・、其処は少し違いますけど、預金と現金はそうなりますけど、多少の
定期預金は残っています」「そうですか、じゃ生活は少しは出来るんですよね」
「知れているからでも生活はそうなります」聞いて翔太は正直な人と認めた。
「娘さんお帰りは何時頃に為ります」「夕方までにはと思いますけど」
「待たせて頂いて良いですか」「如何して其処まで」
「光江さんに頼まれているし、僕自身気に為るんです」「他人でしょう」
「そうなりますけど、本当なんです」「冴香もそうよ」
そう聞いた相手の顔が曇り、今でも泣きそうな顔をされる。
しべりたくない部分を掘り下げ過ぎたと今後悔をする。
「御免なさいね、本当にずけずけと聞いて」「・・」
「僕は聞いた以上貴方たちの行く末を来る前以上に気に為ってきました」
「でも其処は他人ですし、私たち親子は自分に降りかかった事は何とか」
「ですよね、この先は娘さんを待ってていいですよね」「・・」
返事は無いが小さく頷かれる。
「冴香、光江さんに連絡しんさい、気に為られているぞ」
「そうね、電話する」今度は冴香が庭に出て電話をした。
 暫くすると、冴香が顔を青ざめ飛び込んで来る。
「お・お兄ちゃん大変」「なんだ如何した」
「叔母ちゃんが警察に駆け込んでいる」「ええ~何で、あこの件でか」
「そう、叔母ちゃん先走りしんさるから」「で、先は早く・・」
「うん、向こうで娘さんと会えたと」「ええ~真か」
光江さんの行動も翔太が及びつかない程先を飛ばれていると感心する。
「それでね、此れから如何したら良いかと」「え、何で」
「だって、此処にていくと、其れともお前たちが戻るかと」「意味が」
「其処よ、このまま親子じゃ決断がと」
「・・、成程な其れもそうだ、良いぞこっちは戻れるし待てるが」
「聞いてみるね」また庭に出た。
「あのう、先輩が警察にですか」
「そうみたい、向こうで娘さんと会われているそうですよ」
そう聞いたら里美は床に顔を叩きつけるように落とし泣き叫ぶ、
此れこそ心の慟哭、背中を撫でながら翔太はなすすべはなかった。

                 つづく・・・・。





















異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・23》

 紅葉には少し早いかなと思いつつ冴香と車で向かう。
「お兄ちゃん、冴香ねこの件良いかもと思うんよ」「・・」
「だって何をするか知らないけど最近のお兄ちゃん何か悩んでいるみたいだ」
「それでね、何かするにしても舞台が必要じゃない、其処が何とか適う場所
なら良いと思えるけどね」「冴香、お前はどう考えている」
「私か、お兄ちゃん次第かな・・」「俺・・」
「だって冴香一人じゃ何もでけん、お兄ちゃんの後ろから眺める方が大好き」
「でね、あそこ調べたら昔は平家の落ち武者、と言っても侍達じゃないって」
「本当か」「そうみたいよ」「なんとそうか」
返事は其れだけ、だが色々思いを巡らせるが果たしてあそこで宿が持続できる
のかと少し不安、同じ事を引延ばせるなら翔太は気が乗ってこないと思えた。
じゃ何をあそこでするのかと自問自答、だが答えは現れていない、其れほど
暗中模索、知らない土地にと車だけは国道133号線を南下して行く。
無論冴香は翔太が何をするか決めていない事は見える、だが話を聞いてから
何か其処で生まれるかもと其処だけは期待を膨らませて助手席で座っていた。
「あそこの道右よ」冴香が言うままその道にとハンドルを切る。
「へ~三級国道だけど舗装は良いわ、この川が旭川の支流の一つよ」「ほう」
「それがあの谷から流れ出ている」「・・」
翔太は思いがけない景色に驚いた。
 「おう~始まっているぞ紅葉が・・」「ま~綺麗、なんて綺麗なん」
「これは空気じゃ小川向こうを見ろ、山上に沿い色変わりが違うがここ等じゃ
山桜も綺麗だろう」「そう言えば向かう先は平家の落人、どんな人が先祖か
わかる分期待しよう」「だな、正しくそうだなこの道が案内してくれるんだ」
二人の立つ位置は違えども思う先は同じだと、無論男と女思いは違う筈だが、
冴香は翔太と同じ空気が据える事に喜んでいた。
「おほう峠が見えたぞ」曲がりくねる山間の道、目の先には登り坂が迫る。
道を隠す様に紅葉が始まった木々の下でエンジン音だけが異様に響いて来た。
「ああ・・、峠、どれくらいあるんか」車が行き交わない車道の坂道を登る。
暫く暫上ると、「ああ~何となんと見ろ・・」
峠の頂上に車が出ると一瞬で景色が広がった。
「ま~う・つ・く・し・い・わ」驚嘆が冴香から出る。
「本当だ、峠の上から眼下が・・」
車を車除けの膨らんだ場所に止めると二人は車外に出て唖然。
山並みも眼下の小川も正面の山からは小さな滝が紅葉の葉から見え隠れする。
朝早くでも無いが、谷は霧に包まれて見えない。
絶景は紅葉だけで無い、辺りの山が色々な顔色を楽しませてくれるする様な
気がする場所、本当に翔太の田舎とは大違いと見た。
「行くぞ」「うん」車に乗込んでこれからは下り坂、冴香は車を撫でる様に
木の葉がひしめく道を目が知らずに追って行く。
 車が里に到着、だがあの峠から見下ろした光景は・・、
人が住んでいた様子は垣間見れるが住む場所としては余りにも無残、
田畑は辛うじて形だけは残す跡形だが、手が加えられていない事は明確、
其れほど谷そものの息使いは既に自然に戻ろうと動く谷に見える。
「冴香・・」返事はしないが何を聞こうとするのかは見える。
「此れが跡形ね」そう間をおいて返事する。
古びた立て看板が道横に立っていた。
矢印の方角を目を凝らすと霧の合間に建物が浮かんだ。
「あそこね」「・・」「おい、周りが見たいいわ、行こう」
車を降りずにその宿らしき建物を通り越して進んだ。
「成程ね、建物は古いわ、中は如何なのかね」「・・」
「でも確かに湯治には最高な場所よね」「うん、あ何か先に・・」
「ま~小川に見てみて何有れ」「え、何処」「車止めて」
冴香が出て見付けた物を指さす。
翔太も外に出て並び見る。
「ああ~わ・さ・び・だぞ」「・・」「これは自然かな」
「水が綺麗な証拠、冷たいのかな」「そうみたいだ、成程光江さんが
言わしたイワナ居そうだね」
其処から車を置いて二人は野生の草が道を覆い隠すところを歩いて行く。
「アソコ・・」「湯源かな」湯煙が立っている足は其処に向かう。
「古いよ、でも湯気が凄い、熱いのかしら」
言葉が終わらぬうちに翔太が指を入れた。
「く~五十度以上だぞ」「・・」驚きの声に冴香は絶句。
「なんと湯は有ったね」「うん・・」またも谷尾邦人足は向いた。
「あ、家の跡、石垣が、アソコにも向こうにも見える」
今は存在しないが、以前はこの石垣に囲まれて有ったのか証拠にその石が
覆う中には寒椿や桜の木だろうか紅葉の葉を靡かせていた。
「お兄ちゃん」「周りを探索だぞ」「はい」二人はまたも歩いて行く。
「え、何か匂うよ」「・・、あ山椒、後ろの山裾を見ろ」
「何あの木」「それは柚子の大木、此処は色んな物が残骸、人が住んでいた
証を残しているんだね」感慨無量、二人はまるで宝物を探す様に見て歩き,
感嘆や落胆等をしながら谷奥にまで来る。
「ふ~広いな、此れが平家の落ち部落か」後ろを振り返り翔太は呟いた。
 「うん、此処は平坦だぞ」谷奥に立つ場所が異様にただっ広い。
「何か家が在ったんじゃない」「そうか、例えば庄屋か」
「でも其れと思しきものが有った場所よ、谷が少し見下ろせるじゃない」
冴香はそう言い切る。
 其処に二人は腰かけて暫く周りを見渡す。
「此れが為れの里ね」「うん、どれ位住まれていたんだろう」「・・」
「でもなんか息がし易いね」「そう、霧が喉を潤して居るみたい」
「湯に硫黄の匂いが少なかった」「そう、これが自然に戻るなんて悔しいね、
未だ人を和ませる素材が沢山有るし」「だな」そう合槌を打ちながら頷く。
 「さてと向かう先に行こうか」「うん」二人は戻る道を変えて車にと進む。

            つづく・・・・。










異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・22》

 秋も深く成って来た、翔太は未だ落合に滞在する。
昨日有馬の佐和子さんから電話が来て、
小百合さんは三日間逗留され昨日帰られたと知らせがある。
聞くと中々面白い話になり、長電話を終えると菜摘に報告、笑われる中、
本当に佐和子さんは凄い女性だと感心する。
 翔太が逃げて来た朝、直ぐに小百合さんを母屋に場所を移し逗留を指せたと、
其処からが耳御疑う話の中身、翔太が携帯から出る佐和子さんの声を聴きながら
身震いをするほどの中身だった。
その晩から女性二人は酒を酌み交わし世間話から進み、話は卑猥な方面と佐和子が誘う。
 時間が経った後、小百合は何と佐和子のベットの中、其処でも露わな裸姿、
総て知らぬ間にそうなっていると知らされる。
お互い同じ年代、しかも相手は強かな佐和子、気品ある小百合と手適う相手では無い。
夜中にはとうとう小百合の悩ましい叫びが聞こえだしたと聞く。
 その翌日も、昼間に佐和子が母屋に戻ると、部屋で寝ている小百合を抱いて愛撫三昧、
其れが三日間続いたと聞いたら、翔太は返事すら忘れていた。
其れを菜摘が聞いて、翔太に話すから、事実と認めるしかない、
直接聞いた話と同じなのだ。
(そうか、小百合さんがな・・))感慨ふかげな思いで聞いた話をもとに想像をすると、
横にいた菜摘が直ぐさま倒され餌食、ま本当にどうしようもない二人、
別の部屋で聞いている冴香は苦笑いする。
ふかげ 夕方、今度は冴香の叔母が家に来た。
翔太を見つけると手を叩いて喜ばれる。
「ま~、呼ぼうかと考えていたんだがね」「え、何か・・」
「うふっ、叔母ちゃん抱かれに・・」「お前な、そうじゃ無い、其れも有りか・・」
二人で大笑いする中、翔太だけは笑えなかった。
「菜摘、聞いてくれんか・・」そこから光江さんの話が始まる。
横でで聞かされる翔太も、話の中身に引き込まれ、気が付けば聞く側の三人の頭が
テ‐ブルの上に有った。
「ま~じゃ二年前結婚されたばかりじゃないね」
「そうさ、でも相手が逃げた、しかも有りがね全部じゃぞ」「で・・」
「無論警察には駆け込んだそうだ」話はあの温泉街から離れた場所に古くから湯治場
として有る宿があるそうだ。
話はその宿の事、板場で迎えた男の腕を見込んでその宿の女将が娘を相手にさせ婿に
迎えたのだ。
二年間は何事も無い様子、其れが夏場から時々倉敷に出ていると言われる。
婿は其処に来る前に同棲をしていた女性が倉敷に居ると後で知った。
知る時は既に遅い、倉敷の女性と姿をくらませていた後、警察でそう聞かされる。
「で、今は・・」「其処じゃ、最近は湯治客など少ない、設備も悪いし今更改造
もな無理じゃろう、預金も何もかも持ち逃げだそうじゃ」「あらら・・」
「それでな、わしの二級下だったから、昨日話を聞いて向かったがね」
「うん、其れで・・」「泣いてな、もうどうしようもないと・・」
「そうだろうね、可愛そうに・・」菜摘が聞く相手をする。
「ねね、叔母ちゃん、その娘さん・・」「往々、良い所に気が付いたな・・」
「え、じゃ其れ」「それもだがのう、話を聞くともう其処を出るといんさるんじゃ、
アソコは川傍の温泉街とかけ離れているしな、既に峠を越えたあそこには親戚が
三軒あったが、今じゃ誰も居りんさらん」「ま~じゃ・・」
「そうなんだ、美里もまだ五十手前じゃろう、神戸にでも親子で出ようかと話を
しているそうじゃ」「じゃ、其処如何なるん・・」
「やがてはその谷は自然の雑木林に戻るな」「・・」
「え、光江さん、其処温泉出るの・・」「無論出るさ、元を質せばあそこから
お湯が出てから、この温泉街は出来たんだ」「そう、でその温泉はそのままか・・」
「そうなるじゃろうがね、誰も山奥の谷なんぞ行くかね」「・・」
「勿体ないわね」「そうだろうが、アソコじゃもう無理じゃろう。この先の温泉街
が繁盛しているしな、湯治客相手だけでは既に先が見えるがね」そう言われる。
「・・」翔太は話を聞きながら気は既に其処には無い、
いち早く其れを知る冴香、他は翔太の気など知る由もなかった。
 だがそこから今度は冴香が叔母を相手に話を聞き出す。
「叔母ちゃん、何時出んさるといんさるん」
「すぐじゃないな、警察の事も在ろうし、予約を受けているお客の事も、
直ぐには動けんぞ」「じゃ大体幾らくらいなん被害」
「知れておろうな、大金じゃ無いぞ、暮らしぶりやお客の出入りが少ないと皆が
いんさるが」「そう」「お前聞いてどうづるん、あそこはだめじゃぞ貸すな」
「それはしないけど、そう」冴香は其処で言葉を飲み込んでしまう。
「私,貸そうか・・」「阿保抜かすな、抵当もろくなもんじゃ無いし、
無理、貸すなよ」そう言い切られる。
永い間翔太から声が出ていない、ビ‐ルを何時の間にか皆が飲んでいた。
「色々有るよね、世の中」ポツリと翔太は声を出す。
「翔太さん、あんたなら良いかも」「え・・」
「だっていい女だぞ、母親も娘も・・」「・・」
「もう叔母ちゃん、其処は危険区域」「あはっ、そうか」冴香の声に大笑いされた。
「其処のが谷は私小学生の時一度遠足で行った)「そうか、峠超えてかね」
「うん、凄く大変なところよね、でも横の小川の水綺麗だった」
「そう、上流は岩魚が)居るぞ未だ」「本当に・・」そんな話も聞いて翔太は目を瞑る。
「お兄ちゃん、なんか浮かんで来たん」其処は未だだが冴香は何考えていた」
「判っているくせに」そんなやり取りを菜摘と光江は意味不明。
「そう言えば冴香と同い年くらいじゃ娘」「でも知らん、私は倉敷の学校」
「そうだったな、あの子高校出てから大阪のホテルに勤めていたと聞くが」
「それで戻って・・」「そうなるな、でもあの子何処でも潰しが利きそうじゃ」
そうも言われた。
 世の中じゃこんな話は履いて捨てるほどあろうなと翔太は思えた。
しかしあの温泉がそのままになると聞いたら惜しい気もするが、
いかんせん場所が、其処で思いは行き止まりに為る。
 「ねね、お兄ちゃん、明日其処の峠にドライブしようか・・」「えっ」
「行こう行こうよ」「良いけど・・」「ま~あんた達、私は・・」
「後で、偵察するのは冴香の務めでしょうがね」「え、まさかお前」
「未だ其処までは如何かなお兄ちゃん次第、いいや閃かないと無理かな」
「お前、呆れた」「義母さん、どうせ後で乗る羽目に為るよ」「乗りません」
「そう、じゃ翔太さん、此処には当分寄らなくなるけど良いの」
「お前、脅さないでおくれ、其れは嫌や」「でしょう」
親子でそんな話をする中、光江は翔太を見詰めていた。
 「あんた、行きんさい見て置いて良いかも、後は駄目なら知らん顔、
何とかなるなら光江が橋渡しするけ~」「光江さん・・」
「あんたのためだ、この家じゃあんたが大切じゃろうがね、な~菜摘」
「・・」「だいぶん奥か・・」「車じゃ三十分、あの温泉街からはニ十分かな」
そう言われる。
何か閃いた訳じゃ無いが気に為る話を耳にする、
翔太はその晩一人で悶々として寝付かれずに居る。

              つづく・・・・。











異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・21》

女将から電話があると、翔太は何と部屋から出て行った。
しかもフロントを素通りするが受け付けの女性は笑いながら見送られた。
 「く~凄いが佐代子さん、後は任せるね」独り言を言いながら車は
有馬温泉から出て行く。
 二時間半経過すると、車はあの落合の家に到着、早朝だが、勝手知る家、
翔太は裏口から家の中、最初に冴香ちゃんの部屋を覗くと・・。
「うふっ、足音聞こえたがね」「なあんだ、驚かそうと・・」
「御免、判るけど待ち遠しいでしょう」「・・」
挨拶は其れだけ、別途に飛び込んで冴香に抱かれる。其処からは言わずと知れた挨拶、
抱きながら考えるが、其処も見透かされた。
「そうなんだ、じゃ有馬からね」「え・・」「うふっ、今思っている事良いと思うけど」
「どれ・・」「なあに未だ有るん、見えたんは翔太さんのお仕事」
「えっ、じゃじゃ如何思う」「其処は判らんけど、思う様に動いたらいいじゃん」
「じゃ良いのか」「先は見えんが、でも公開するようなら動けば・・」
「く~流石じゃね、何でも見えるな・・」「では・・」「考えたくてな旅」
「嘘つき、おば様の事先に延ばしたん」「驚くな・・」「それが良いかも、今はね」「何で・・」
とんでもない二人、先読みじゃないが、心中が見える二人、体を許し合う二人、
特殊な盗撮力を持つ冴香、体を抱いた後翔太も多少は見えて来ている、
其れだからいち早くここに来ていたのだ。
「もう~ダメ~・・」「ええ、良いと心じゃ見えているけどね」「馬鹿ね、じゃ進めて・・」
「あいよ」其処からとんでもない悲鳴染みた冴香の喜悦の雄叫びが始まる。
其れを耳にした菜摘が飛び起きて娘の部屋に駆け込む・・。
「うひゃ~あんた」「おう~、後から行こうと・・、良いよ御出で・・」
そこで菜摘も参加、此処では何でもありの翔太、其れだからこそこの家が大事、
しかも此処じゃ殿様扱いをしてくれる。
 一時間半、惨たらしい攻めを受け続ける義理の親子、ベットのシ-ツは濡れたくり、
荒い息使いの二人を重ねて充分堪能する翔太。
若さの冴香、老練な菜摘、二人揃わないと燃えないのか、翔太の挑む姿は真獣そのものだった。
 「ふ~最高じゃ、此れだから此処は離されん、この先も宜しくね」
「・・、馬鹿ね、抱かれる姿で判るでしょう」「二人は最高です」
翔太は余韻が残る二人の体を撫でながら、至福の疲れを感じながら、
何度も何度も汗まみれの二つを愛しむ。
 昼まで、其処で翔太一人が寝てしまう。
 「ね、なんかあったん」「義母ちゃん、翔太さん悩んで居るみたい」
「なんでなんで、ねね、一大事じゃ無いの、何でよ」目の色変える菜摘、義娘に詰め寄る。
 其処から話を聞くと、「ええ~じゃ今の会社如何すんのよ」
「譲りたいのじゃないのかな、だって、お母さん連れて有馬温泉に来ていたみたい」
「・・、うひゃ~、ええじゃじゃ佐和子の所ね」「そうじゃ無いの・・」
「え、じゃ大阪の奥さんは・・」「置いて来たみたい」「嘘や~」
驚く菜摘、一瞬顔が青ざめる。
「義母ちゃん、如何したん」「おまえみえるだろうがね、あの人・・」
「良いじゃないの此処とは別じゃ無いの・・」
「阿呆、其処は期にはしておらんが、此れからの事を思った」
其処から二人は暫く会話が無い、しかも菜摘はしきりに冴香の顔色を窺っている。
「何よ、睨まないで」「な、此れから如何なるん」
「そこは未だ見えてはいないし読めない、でも後ろが暗かったから辞めたいと思って
居るみたいよ」「じゃ会長辞めるの」「其処は如何かな、逃がさないと思われるが、
別に何か考えが有るみたい」「何何よ、ねね・・」「もう見えないし判らない」
そんな会話をしていた。
 昼過ぎ漸く翔太が起きた。無論食事は出来ているし、親子を前に座らせて一人で食べる。
「うん、なんかおかしいぞ」「・・」「おいおい、何か有るな・・」
「それはこっちのセリフよ、会社如何すんのよ」「え、あはっ、此処じゃ隠せないね」
「当たり前でしょうが、心配だし」「そうか、じゃ話す事も要らないな助かる」
「えっ・・」「あのね、此処じゃ見透かされるから決断をしてから来たんだ」
「ま~あんた・・」母の菜摘が相手しているが横で冴香が笑う。
「未だ、決断は鈍りそうだから大阪から出て来たんだ」「・・」
「それで、もうご存知だから言うけど、大阪の下宿先の奥さんと有馬・・」「・・」
「おいおい、其処は突っ込みを入れんかい」
「入れられない、で何で奥さん同行、抱いたん」「あ、そこは無い」
「今は無いだけでしょう」「当たり」「何時抱くの・・」「未だ判らん、無いかも」
「嘘つきね、其処は違うよ、ね~冴香、既に抱いたかも・・」
「おいおい、其処は未だだぞ」「聞いた」「あんた・・」
其れから色々な話をさせられるが、殆ど義母の菜摘相手だった。
これからの事をしつこく聞かれるが返答のしようが無い、
翔太は未だ何をしたいのか見えていない。呆れる菜摘、
でも相談はしてと最後は其れで終わる。

                つづく・・・・。












異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・20≫

 翔太は酒をしこたま飲んでいる、そうするとなんとあの先読みが見事に鮮明に為り出した。落合の冴香ちゃんの御陰で相手の胸の内を少し垣間見れるところまで来ていたが、今は如何、酒で相手を読みやすいのかは判らないが、見えている。(なんと、女将さんはそう思っているんだ、じゃ小百合さんは・・、ああ~拙いぞ、僕を嫌悪されている、え・・、待てよ前に男がははん、付き合っている相手かな・・)

そんな瞑想をしている中、電話で女将が仲居さんを呼んでテ‐ブルの上を片付けられている。

その間も強かに翔太は相手の胸の内を探る。佐代子さんのは確かによく見える、(えじゃ・・、そうか身を交えた人のは鮮明に見えるんだ・・)その証拠に小百合さんのは微かに見えるだけ、しかもはっきりと見えないから集中力が要る。そんな中部屋が片付けられ、女将がウインクされた。「あ、小百合さん、奥の部屋で寝て・・」「のけ者にするん」「そうじゃない、ねどこはそこだし」「後で行く」そう言われる。

「じゃ飲物・・」「もう部屋には良いが、飲むなら女将さんと小百合さんが家族風呂使えばいいじゃん」「ああ~有ったね、そうだ、ねね二人でお風呂行こう」「ええ、露天風呂なの・・」「貸し切り、専用よ」「ま~有りますの」「使おうよ、アソコならもう誰も使う時間じゃ無いし、貸し切り」「翔太さん・・」「行けば良いじゃない、良い体を見られるし」「もうスケベ~」だが、断らずに女将に連れられて、小百合はよろけながら廊下に出て行く。

 (そうか、此処じゃ余計な事しないほうが良いかな、佐代子さんに任そう、そうして後は・・)一人で部屋に転がり、天井を見ながらたまに目を瞑る。今の翔太には仕事の事等眼中になかった、有るのは誘って来ているあの小百合さんの事だけ、だが今までとは違い成り行きじゃとても実行不可能と思えた。其れほど今までの相手とは色が違い過ぎる相手、だからこそ何とかと思い込んでしまったのかもしれないが、先の事を考えると避けては通れない大事な関所と思えた。

だけど相手を見ようとすると、其処には翔太が入り込む余地は有りそうもない、しかも嫌悪されている状態ではとても無理と思える。

部屋に電話が来た。「あ、佐代子さん・・」そこから小さな声で話される中、翔太はお願いと一言告げる。

電話が終わると急に心臓が暴れ出す、其れほど大事な電話だった。

異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・19≫

 部屋では相変らず女将の佐代子さんと小百合さんとの
会話が弾んで行く。
翔太は会話の中には入れずもっぱら傍で酒を飲み眺めているだけ。
だがそこで意外な事に気が付き始める。
 其れは何とこの二人の性格は真反対なのだが、如何してこんなに
気が合うのか、其処が不思議で考えていた。
時間が経過する中で、一つの軸が垣間見れる。
同じ女性ながらも二人とも美人この上ない女性、しかも世間では
普通の生活以上の暮らしをされている。
女将の内情は知れないが、小百合さんの事は掌握している。
其れと二人とも自分をよく心得て居られるのだ。
(此れって若しかして自分とは正反対の立場だから気が合う・・、
いいや許せるのかも・・)翔太は益々興味が湧いて来る。
 例えると小百合さんは物静かな女性、気品も有る、所作も素敵、
決してしゃしゃり出たりはされない、一方佐代子さんと言えば、
仕事柄真反対、表に出る性格だし、行動力も半端じゃ無い、
翔太は前回其れは見ているし味わっても居た。
 「ねね、翔太さん、小百合さん素敵な女性ね」「そうですよ」
「嫌だ~、如何見ても佐代子さんが数段上よ」
「何よ、其処は違うじゃない、私は仕事柄そう見えるだけなのよ、
小百合さんは女性らしいし奥行きがある」
「買いかぶり、家に籠って居るだけよ」
「だからこれからは出掛けなさいよ、誰もが振り向く凄い女性よ」
「もう止めて・・」二人は褒め合う中、酒は進む。
「翔太さん、如何思うの男として聞かせてくれない」
「女将さんは確かに凄い、男の僕が見ててもそう感じる」
「だから其処は仕事上、女性としては如何・・」
「其処も加味して凄過ぎるな」「でしょう、うっぷ、そう思うわ」
「あらら、酔っちゃった」「未だ飲めますよ」「うふっ、可愛い」
「佐代子さんが男なら良かった」「あらどうして」
「だって憧れの位置なんよ、女じゃね」「じゃ男なら抱かれるの・・」
「其処は言わないけどそうなれるかな・・」
「あらら、初めて知った、良妻賢母だけかと・・」「違います」
「そうなん、じゃ今彼氏居られるんだ」「返事拒否」
「なんだ、つまんないわ、翔太さんでしょうが、白状しなさい」
「・・、ええ~違う違う、其処だけは違うし」
「え、じゃ他の男なん」「・・、・・」
「うふっ、いるんだ」「女ですよ、居ても可笑しくは無いでしょうが」
「ですね、でも翔太さん以上な男居るのかな私は知らないけど」
「え、女将さん、仕事で仰山男を見て来た目でもそういわはるの」
「ええ、断言します」「あらら、矢張ね、此処に連れて来られた意味が
今見えた」「如何見えました」「だって、互いに男と女に見える」
「あら、推察御上手ね」「女将さんも小百合さんも飲み過ぎですよ」
「え、あんたいたん」「ええ~小百合さん・・」
そこで三人が大笑いする。
 だがその後翔太の余計な一言が問題を起こした。
「え、今言った言葉、何で小百合が紫陽花なん、其れで佐代子さん
のヒマワリは理解出来るけど、何で紫陽花、教えてよ」
小百合さんの誘導で、花に例えると何と聞かれた、
其処で小百合さんは紫陽花、佐代子さんはヒマワリと言う返事から
事は進んで行く。
 「そうよ、例えると意味が知りたい」
「では話しますが、此れは僕の思いですからね」
「良いわ、聞かせて」もう見れないくらいの姿態、女将も既に着物を
脱いで襦袢姿、小百合さんは浴衣を肌けた妖麗な姿、
二人を相手に今度は翔太の話が始まる。
 「僕の女性観は少ない経験ですが、会う女性が凄過ぎた」
其処でビ‐ルを一飲みし呼吸を整える。
「誰にも告白したことが無いけど、僕は田舎で高校まで育った」
其処から翔太の田舎での生活を正直に話す。
無論父親の弟のおばさんの事をメインに話す。
其処には翔太の目論見も加味し、
小百合さんに特に聞かせたかったのだ。
 三十分後、部屋は漸く静寂になる。
あからさまな翔太の告白を聞かされた二人の女性、特に小百合は
驚愕しっぱなし、話の中身で、男の物を鍛え上げる田舎のおばさん
の気迫と行動に度肝を抜かされた。
 「え、じゃアソコ鍛えたんだ」「そうなります」
「・・、・・」「うふっ、漸く理解出来た」「え、佐代子さん・・」
「だって、其処如何してかと不思議だった」「え、え、意味が・・」
「だから、前回此処に来られた時ね・・」
 今度は何と女将の告白が始まり、またしても小百合は驚き捲る。
「ま~じゃ翔太さん、此処で、えじゃお連れの女性は誰・・」
「小百合さん其処は、もう女将さん・・」
「うふっ、此処で三人が裸に為れば良いじゃない、総て其処を表に
出すと本当のお付合いが出来そう、思えば此れの為に来たと今
思えるけど、違うかな翔太さん・・」「・・、・・」
返事が出来なかった。
 「ね、何か言って・・」
「言えって無理よ、初めて聞かされたんよ、酷い」
「うふっ、漸く翔太さんが佐代子をヒマワリと言い切られた意味が
読めた.。詰り、佐代子さんは紫陽花ね、此れは凄い事、じゃじゃ
ヒマワリと紫陽花のセックスも違うわけよね」
「佐代子さん、其処は・・」「何よ、漸く此処まで進めたのよね、
止まらないで進めば良いじゃない」「え・・」
「今は小百合さんは飲んでてね」諭され杯を煽られる。
「ヒマワリとのセックスは大胆で豪快って訳。じゃ紫陽花は・・、
ああ~シットリとネッチリとか~凄いわそうよね、
なんと理解出来るわ、く~楽しいね」
独り善がりで頷かれ酒を小百合さんに注ぎ、自分も飲まれた。
 「じゃ今度は小百合さんの番よ」「え、私」
「そう聞くだけじゃ駄目、白状しなさいよ、仲間には入れないよ」
「入りたくないもん」「じゃ止めましょうか、詰まんないでしょう」
「ううん」「辞めるわ、何で言えないのよ」
「じゃ女将さんは如何なん」「私、そうね、最近考えが変ったわ」
「え如何変われたの・・」「この男の所為」
「ま~じゃじゃ、本当なの、アソコ見られたん」
「ええ、つかいましたよ、其れも押しかけてよ無理やり」
「ええ、意味が・・」「この人の世界に飛び込んだんだ.相手が
遣られて寝て居られる隙にね」「相手、ま~・・呆れる」
「それも友達の女性よ」「うひゃ~嘘でしょう・・」
「この場に及んで嘘などつきません、本当なんだもん」
「・・、・・」聞く小百合は口をアングリと開けて動けなかった。
「此処まで話せる相手はそうは居ない、又あそこも偉大だし、
佐代子は大阪に行こうと決めていたの、でも来てくれた、今度も凄い
女性連れてね」「・・、・・」
何も言えない小百合、酒の飲むだけだった。

        つづく・・・・。














異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・18≫

 翔太は其れからが忙しい、其処は本当に呆れる程貪欲、
佐々木の問題をなんと小百合にも負わせる。
弁護士を紹介してもらい、其処で本心を話すと相手は感動、
此れからも仕事関係はさせてくれと懇願されたのだ。
その方は切れる、今から会社の社則を作ろうと、其処で今の問題
などを組み入れる方が良いとさえ言われる。
無論弁護士に会うと翔太は相手の気を探る、其処で良いと判断
すると、総て話をしたのだ。
社員総て会社で作上げるゲ-ムソフトなど社外に持ち出さない事
は勿論、権利関係も公表する其処まで一気に体制作りを翔太は
弁護士と共に仕上げる。
聞かされた社員たちは唖然とするが、其処で翔太は仲間内の会社
は今日までだと断言した。
序に会社の社長は恵さんだと言い放つ、どよめきと驚きが湧く
会議室。「おいおい、じゃ田中は如何なる」
「僕は役員で残るが、後は君たち次第、会社を伸ばそうと考える
なら今回の話は乗ってくれる筈、如何・・」
そう言われれば反対者は居ない、既に勝負あり、弁護士の立合い
で話を進める中、皆がこれで会社組織が出来上がると、
最後は賛成をしてくれた。
その間わずか二週間、翔太は他の事は後回しで進めた、
此れで良いと思うまで詰めに詰め、弁護士も呆れる程動いた。
 九月に入ると、会社は其れで動き、佐々木の件は翔太が責任
もって解決、手を握り済まんと泣く佐々木に今後も頑張れと言う。
その話が会社に知れ、其処で翔太の懐の大きさに皆が感嘆、
翔太の株が一段と上がった。
 「さてと・・」「ま~聞いたわ、凄いじゃない」
「あ、其処ですか、でも恵ちゃん頑張れる」「如何かな」「出来る」
「傍に居ってね」「其処如何かな此処に居る理由が薄れて来たし」
「あんたね」「考えています」「いてよね」
そう言われるが、此処も少し問題がありそうだった。
 其れはあの落合から戻った時、小百合さんの姿を浮かべてみると、
暗い中で手を挙げている様子を垣間見る。
其れが何かと今まで探っていたが、漸く小百合さんが立たれる場所
を突き止めたのだ。
其れからは会社の事が忙しく其処は後回し、でも今はそうじゃ無い、
お世話になって来た相手、困られているならと思うようになる。
 「ね、暑気払い遅過ぎるけど何処か涼みに行きません・・」
「ま、良いじゃない、何処に・・」「其処はミステリ-」
「え、意味が・・」「到着まで内緒じゃ駄目ですか・・」
「あらら、気を持たせるじゃないね、でも素敵ね」
「行きましょう、会社もひと段落、今が良いと思うけど」
「良いわ、翔太君となら良い、行こうか」決まった。
 内心は少し心配、其れは、翔太が考えて居る事は強引過ぎる。
其れでも決行と最後は自分に言い聞かせた。
 「良い、出掛けましょう、恵には知らせるん」「どっちでもいいけど」
「あらら、じゃ知らせないで行こうかね」車に二人は乗る。
」 「うふっ、初めてね」「え・・」
「だって、買い物以外には行って無いでしょう」「そうなりますね」
車は新しく出来た高速にと向かう「あら~京都じゃないいん」
「・・、・・」東京都インタ-に上り西にと車は走る。
仕事の事はあまり聞かない、でも小百合は車に乗って翔太の横
で景色を楽しんでいた。
何も言わない車内、其れも良いとさえ翔太も小百合も思う。
 車は中国道に入ると、其処で小百合は一言、
「本当に行く先不明ね」「駄目ですか・・」
「ウウン、ワクワクする」そう返事される。
 遂に、目的のインタ-に到着、其処を降りると小百合の顔色が
変化、「初めて、ねね、有馬温泉なの・・」「ミステリ-ですよ」
「ま~意地悪ね、でも温泉か良いかも行った事ないし、聞いてて
いきたいなと考えていたんだ」「・・、・・」
車はその有馬にと向っていたのだ。
 三十分走ると温泉街、其処も少し抜けて山手の温泉宿の玄関に
車は滑り込むは。
三人の仲居さんと女将さんが玄関先で出迎えられる。
其処では何も言わないが、小百合は翔太に従い廊下を歩く。
仲居さんが部屋を案内され、入ると感嘆、
「ま~凄い、お庭が綺麗じゃない、良いわ此処・・」
大げさに声をあげて小百合は喜ぶ。
 お茶を二人で飲む中、小百合は色んな事を考えた。
(どうなるのかな、此処で・・)そこは既に翔太には小百合の
思いは見えている。
其れで強引に誘っているし、ここに来ても其処は変化が無い、
小百合は既に翔太に身ぐるみはがされた状態、
何もかもが気に為ると心を集中すればうっすらと心が読める。
 「お邪魔します」「おう、女将さん、来た」
「はい、よう御出でなさいました」
「こちらは僕が偉いお世話になっている小百合さんです」
「これはこれは、この宿の女将の佐代子でございます」
「ま~お名前まで、小百合と申します」
「おきれいな方ね、田中さん」
「あはっ、田中さんか、翔太で良いじゃないですか」「其処は・・」
「あら、良いわよ、私も小百合と呼んでくださいな」
「これは、じゃ以後はそう呼ばせて頂きますね」
そんなやり取りをする中で、翔太は両方の心内を探る。
(馴れ馴れしいわ、何度も利用していたのかしら・・)
‹美しい方ね、翔太さんは既にこの女性と・・›
双方の思惑が垣間見れる。
「では夕食は後程・・」「お願いします」女将が部屋から出られた。
 「ねね、翔太さん、女将さん凄く綺麗ね」
「そう、でも小百合さんも綺麗だぞ」
「馬鹿ね、負けるわ、相手はお客さん扱い、私は主婦」「主婦か」
「そうなるじゃない」「でもお互い綺麗ですけど」
「・・、・・」少し拗ねた姿を魅せられる。
 互いに大浴場にと向かう、其処でガランとした浴室、
「そうか、今は暇なんだ」翔太は時期がそうなっていると知る。
夏休みも終わり、既に農家は刈り入れの時期、閑散とした浴槽で
そう思った。
充分満喫して上がるが、小百合さんは未だみたい、
外の長椅子で涼んで待つ、其処でも色々と考える姿の翔太、
これからの展開を浮かべている。
 「あら~、ま~待っててくれたん」「常識です」
「参りました、お待たせ」二人は並んで廊下を歩く。
「良いわ、ミステリ-か良いじゃないね」「・・、・・」
「もうなんか言いなさい」「良い気持ちです、このままの方が最高」
「馬鹿ね・・」と言いつつ、なんと小百合の手が翔太の手をとらえ
握られた侭歩いた。
 浴衣姿が一段と映える人、最高な姿をご存じなのか、
面食らうほどあでやかさが浴衣から中身まで想像したくなった。
 部屋で湯上りのビ‐ルを二人は飲み、縁側の椅子に座っている。
「忘れて居たわ、こんな心地、出歩くべきね」
「良いですね、此れからどんどん出て下さい」
「そうね、でも相手が、翔太さんが連れてってくれるなら良いけど」
「ほかに男居るんでしょう」「え、ま~失礼ね」
「だって美しいから出歩くと捉まる、僕ならそう、行動するな」
「あらら、じゃ歩こうかな」「是非」「本当に意地悪ね」「言えます」
「もう阿呆・・」本当に可愛いい一面を魅せられる。
 (このままが良いのか其れとも・・)
そんな事を思いつつ陽が落ちた庭には石灯篭から明かりが庭の
一部分を浮かばせて来た。

                  つづく・・・・。





















異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・17≫

 大阪の樟葉に戻ると、翔太は倒れる様に部屋のベットに入る。
其処から爆睡、何度も様子見に来る小百合、苦笑いしながら
寝ている姿を確認していた。
既に二度も恵が顔を出すが、相手はまだ寝ている、
起きれば知らせると叔母の小百合が言う。
 漸く起きたのが二日目の夕方だった。
其れほど疲れ切っていたのだ。
「おやおや目が覚めたん」「小百合さん、寝た」「よう寝たね、
食事は直ぐ出来るからね、顔」「はい・・」
「あらら、元気な声ね」笑いながら小百合はキッチンに向かう。
 (うん、何か感じるが何・・)風呂場でシャワ-を浴びながら
翔太は、以前より違う物を携えて戻っている身、
今まで見えなかった部分が早くも此処でか・・。
其れは今居る小百合さんの事、さっき何かを感じたのは何か、
翔太が気にしていなかったから、其処は後で感じる。
(待てよそうかそうなんだ、小百合さんは如何かなと思いつつ戻った
自分が、早くも其処に現れたのだ)
 顔を洗いダイニングに行くと、「うおう~何と、朝からか・・」
「うふっ、疲れた後は栄養やんか」「小百合さん、感謝」
「はよう食べて」「頂きます」肉の美味しさに負け翔太は食べ始める。
「恵が来てね、なんか話があるみたい」「直ぐに会社に向かいます」
「そうしてね」会話はそんな風だが、翔太はさっそく食事を終えると
家を出る。
 会社に向かう途中、心の整理を始める。
(これからこの特技を如何生かそうか、感情を知る事も出来るのか、
期待と不安を持ちながら、大阪の西区の事務所にと行く。
 「うおう~現れたぞ」内山が真っ先に見つけて叫んだ。
 これほど会社に足を運ばなかったことは無い、
だが今回は七日程開けていたのだ。
佐藤、渡辺、清水、佐々木が翔太を囲んで煩い、
恵は仕事をして顔を合わすと頷かれた。
 直ぐに会議、其処で色々な報告を聞くが、心は其処に無かった。
今まで大学から一緒の仲間,それらが今翔太に如何映るのか、
其処を知りたい見たい欲望が抑えきれない。
(うん・・、こいつ、ああ・・、こいつもか・・、
なんとうひゃ~見えるが、怖いくらい見える)
冴香が言った事が本当なら、自分は世間でも色々とこれは為に
為ると今確信する。
其れは今まで大学から一緒の仲間の心根が垣間見れる、
僅かだが其々の思いが見えだして来たのだ。
(これは女性だけじゃ無いぞ、僕には見えるが、此れ磨こう・・)
 「おい、聞いてくれてんのか」「ああ済まん、市場調査だったな、
任せるよ」「おいおい、如何したんだ」佐々木が心配そうに聞く。
「なんでもない、皆頑張っている、そうなるともう俺の立場は如何
でも良いかな・・」「何~、今何と言った、如何でも良いとは何」
「ま~言い方が悪いから御免な、此れからはもう僕らだけの会社
じゃない、其処で区割りして其々が責任者で如何かな、恵さんを
中心に・・」「其処は良いが、何で今言ったこと気に為るが」
「其処は後でな、じゃ新しいゲームの進行を聞かせて」
其処から仕事の話に入る。
 二時間費やして会議を終えると、翔太は又も会社から出て行く。
暑中見舞いを兼ねて取引先の会社訪問、其処には強かな翔太の
目論見が有った。
昼過ぎまで三社訪問、其処である程度の事はつかめた、
一番は相手が今自分たちの会社を如何思っているのかが知りたい、
其れだけで挨拶をして回る。午後三時過ぎに戻る。
 恵が待ち構えている中、会議室に二人は居た。
「ね、皆が可笑しいと・・」「え、何処が・・」
「だって、覇気が無いと」「あはっ、僕が其処を出してても如何にも
ならんだろうが、今は恵みと皆が頑張れば良い事」「ま~他人事」
「そうじゃ無いが、此れは僕が考えた事じゃないが、此れからは
このまま進めば良い、君を中心にね」「え、意味が分からへん」
「おいおい、判るよ、恵は本当に頑張り屋さんだ」「なんか変」
「変か、色々と在ったしな変かも」「おかしいわ」そう言われる。
 そんな中で仕事の話は進む、「そうか順調だ、でも佐々木君の
ゲ-ム調べたほうが良いぞ」「何で・・」
「うん、今日な取引先に挨拶に廻った」「うん、聞いている」
「其処で意外な事を知らされたんだ」「何・・」
「其処は家で話そうか」「何で此処じゃいけないの」
「そう、少しな・・」「了解」話が分かる相手だった。
 夕方早めに家に戻る翔太、暑い中、縁側から見える淀川の対岸、
景色を眺めて色々と考える翔太が居た。
夕食時、恵が家に来る。三人で食事しながら会社で話せなかった
事を翔太は恵みに話し始める。
 「ええ~嘘でしょう」「嘘じゃない、そう思えたんだ」
「思えたって、酷い」「そうならない事を方が良いけど、相手は既に
進んでいるみたいだ」「何で翔太さんに判るん、おかしいじゃない、
いままでそんな事微塵も無いし」
「其処が強かさ、あいつは計算高い」「でも其れって大事じゃない」
「だから会社じゃ無理で今話している」「如何すんのよ」
「だから其処を相談しようと」「だって無理よ、其のゲ-ム凄いのよ、
中国の話だけどスキルが良いから売り上げが望める」
「相手は其処を睨んでの勧誘、佐々木も一人立ちしたいんだろう」
「じゃ、扱いは・・」「其処は僕が話す,だが最悪、其のゲ-ムを
持たせて退社かな」「うギャッ、ダメダメ」
「駄目でも喧嘩別れよりいいだろう」「あんた、其処まで」
「そうなるやもしれん、この業界はこれからも大変、今はそうでも
ないが、この先は生き馬の目を射抜くほどこんな事が起こり得る。
此れからは作成を数人で手分けして行えや、独りでするとこんな
事が起こるぞ」「え、他人事みたいね」
「そう、此れからは恵みが主体だ」「え、聞いていない」「今言った」
「何であんたが居るじゃない」「俺はソコソコで良い、荷が重いんだ」
「なんと飽き性根」「そう言われてもな、でも当りかな」
「もう如何すんの」「此れからどんどん恵みの思うまま進めば良い、
其処は後ろで僕が居る」「え、じゃ・・」
「表立っては、恵が社長、僕は後ろで控えるし、あまり会社にも顔は
出さん方が良い」「嘘でしょう」
「ううん、今回はっきりと僕の限界を知らされた、今が潮時かな、
恵ならこなせるし、大丈夫」「あんたね、誰が誘ったん此れ」
「僕だが、正解だったね」「呆れる、叔母ちゃん」
「うふっ、良いじゃない、翔太さんは何か考えが有るんよ、其れより
その佐々木さん、如何するの」「其処よ、ね~あんた・・」
「内密に済ませるか、表に出すかで違う」「内密なら・・」
「其処は僕が始末する」「表なら・・」「大騒動になりそう」
「・・、・・」
頭を抱える恵みを見て、翔太は何か考えていた。

                 つづく・・・・。


















異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・16≫

 最高に驚く展開、しかもなんとアナルを責めろと言い出される。
其れは翔太にとって思っても居ない事だった。
 憧れより其れも有るのかと位しか、だが興味は有る、
あの穴が使えるのかと疑うが現に世間では知れ渡るセックスの果て、
其れが今相手が尻を突き出され来てと言われている。
 「お母さん・・」「この人が要れんさるなら受けて見たいがね」
呆れる菜摘をしり目に、光江は本気、
其処を汲んで翔太もその気に為る。
「光江さん・・」「良いからきんさいや、はようしんさい」
催促をされるともう何も言えない、遣るしかなかった。
サックを三枚重ねて装着、オイルを塗りたくられ、
翔太は異様な気が高ぶった。
 「行くよ」「きんさい」余計に尻を上に突き出される中、
翔太は相手の尻にと棒を向かわせた。
「く~きついが入らんが・・」「ゆっくりと入れんさいや」
傍で菜摘が剛力をする。
流石に其処は冴香は動けない、成り行きを見るだけ、そうして翔太は
何とか光江さんの尻に吸い付くように腰を寄せる。
「にあう~うぎゃ~来たが~あんた破いても良いけ突きんさい」
「光江さん・・」「どうでもええけ其処突いてみんさいや」
とんでもない高い声で叫ばれる。
「ようし・・」「・・、フンぐうう~う~」
異様な呻きをあげたと思う瞬間、光江の腰は砕け落ちた。
其れでも棒は半分程度挿入された侭、其処で伏せると尻だけ上に
向かわせ最高は一で翔太のでかい棒が減り込んで行く。
 「う、動けんぞ、凄いがなんと此れは・・、ぐううわわ、
ああ~きついが~」「あ・あ・ン・た・動いて良いけ~・・」
下で泣き叫ぶような声で言われる。
二度三度とあがくが、なんせ尻穴は小さい、いや翔太のが大物、
簡単には動けずに顔が真っ赤に為り出す。
異様な雰囲気が部屋を充満、大げさに言えば見学する二人は
固まっていた。
(うん・・)その時翔太の脳裏にくっきりと光江さんの姿が
微かに見えた。
(何・・)翔太が一瞬目を瞑りその姿を脳裏に浮かばせた。
(ええ~・・、じゃじゃ光江さんは知りは好きじゃ無いんだ、
でもしてと、ああ、じゃ僕の為にか、なんとそうだったんだ・・)
苦渋の顔が鮮明に為り出すと、翔太は其処で少し考える。
娘の為と孫や自分の為、男をこの家に来させるための人身御供
状態、其処を考えると翔太は光江さんの健気な根性に身震い
するほど感動、其処を考えるとこれ以上は進めないと思えた。
娘 「ズズリリリ~」棒が外に出た。
動かれる度に光江は口を大開で唸っていたが今外に出た時、
腰砕け。
「菜摘さん、無理じゃ」「え、駄目なん、良くないん」
「ううん、そこじゃないが、サック外すわ」「・・、・・」
「翔太さん・・」「冴香ちゃん、無理じゃ、光江さんはあんた達を
僕にと思い込まれて、其れで何もできないからとアナルならと、
其れは嬉しいが受ける当人には苦痛だけじゃろう」
「あんた・・」今度は菜摘さんが話の中には居られる。
「そう思える、此れは駄目、気持ちだけ頂いておく最高な光江さん」
震える体を翔太は擦りながら、有難うと何度も言う。
その姿見て光江も菜摘も泣いていた。
傍で冴香が安堵する、何でと義母が聞いた時慌てたが、其処から
翔太が繕い逃げてくれた。
互いに秘密を持ち合う関係は、他人事じゃない何とかその場を繕い、
四人は部屋で酒を飲み始め、翔太はビ‐ルを光江さんに飲ませた。
 こうしてアナルセックスは未完成、其れでも挑んでいた事は
収穫と思えた。
 夜中に為ると、もう部屋は修羅場から遠ざかり、
話だけが聞こえて来る。
翔太が、光江さんを抱いて話すから、聞く方は感動、
冴香は其処で翔太は信頼できる男と確信する。
朝方まで其処から何も起こらない、寝そべり色々な話をするが、
光江さんだけは最後まで翔太の傍で居て、芯から癒されている。
 翌日、翔太は朝早く誰にも言わずに、その家を出てしまう。
気まずさは翔太にもあるし、光江さんや菜摘さん、
そうして冴香ちゃんにもある筈、傷は現場から逃げて癒す方が
良いと決断したのだった。
        
             つづく・・・・。





異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・15≫

 酒池肉林、正に今がそう言えるだろう、翔太は最高な抱き合いを
今している。
しかも五十歳と三十代半ば、其れに二十代の盛りの極上の相手。
其れが真の親子と義娘、本当に信じられない今だった。
極楽を受けるからだと味をしみこませる相手、はたまたセックスの
極意を伝える相手、三者三様の中身を翔太は満喫出来た。
横たえる肉は形と肉の質は違えども、受ける姿は其々が真物凄い、
これほどまでに陶酔して頂くと翔太は感激する。
そのお礼がてらの幾度となく責め続ける相手三人、
芯から翔太をまともに受けるから溜まったもんじゃない、
其処に又あそこに行ける、そう思いいがり泣いて迎える姿は筆絶、
良いあらわしようが無い程惨く、甘美な世界、其処に向かわせられ
る度に三人は仲間意識が芽生えたのか、誰彼となく往く時には必
ず手を握り合い、味を増産して居られる。
 そんな中で深夜、漸く四人は裸で横たえて居た。
既に光江はくたばり息を辛うじてするだけ、菜摘も母には負けまい
と頑張った所為で身動きできない程遣られている。
 「ね、翔太さん、物凄かった・・」「その意味は・・」
「知っているくせに、ね、相手が如何して欲しいのか見えた」
「あ、其処だ、そう見えるんだ、なんと此れかと何度も興奮してな、
相手が望む位置にと動けたぞ」
「だからおばさんや義母さんが泣き喚いておられたんよね」
「君は・・」「うふっ、以心伝導、最高な時往かされるから困る」
「言いますね」「ね、此れ伸ばしてみて普通でも使える様に鍛錬」
「如何鍛錬するん」「考えなさいよ、なんでも縋るの好きじゃない、
冴香は今まで通りでも良いけど、翔太さんは獣なんでしょう、
獣は其処を利用しなくちゃね」「最高だぞ、冴香ちゃん」
「傍に居るね何時までも」「お願いします」
「此れから如何するん・・」「一度戻り、会社や樟葉を確かめる」
「そうしなさい、どの方が自分の味方なのか、相手の思いは如何
なのか、判る様に努力してみんさい、そうなれば身は安泰だし、
此れからどの分野で其れが発揮できるかも知りたいでしょう」
「そうなるな、でも良いのかな・・」
「獣なんでしょう、良いも悪いも使えるなら使うのよ」「参りました」
汗がヌルヌルする中なのか、翔太と冴香は手を握り小さな声で
話をする。
横では鼾が聞こえだす、若い二人はまだ力の余力が有った。
、 数日滞在、冴香と話合い実験現場が夜、本当の強欲なのか
光江さんは一人身の軽さ、翔太が居る家に滞在される。
菜摘はやつれそうぼやくがと本心では無い。
益々磨きがかかってくる冴香、光江も菜摘も其処は認めた。
だが菜摘も負けてはいない、凄過ぎる肉体は水を得た魚の如く、
跳ねて総てに磨きがかかって来た。
老艶な光江は自分の位置を弁えて居られる、先に翔太を喜ばせ、
其れから冴香と菜摘に向かわせる。
残る余韻の中で光江は翔太の招きで胸に飛び込んで行く。
 それが今夜は順番が逆、望んでも叶うまいと一歩後退で光江は
居た、だが今夜はいきなり光江が最初、其処が驚愕、何で最初が
わしじゃと思うが、嬉し過ぎて泣きじゃくる、
迎える弛んだ肉が総踊り、見る冴香と菜摘は抱合い震えながら、
女の神髄を魅せられた。
互いにそれが教材、菜摘が受ける番には光江の姿が乗り移った。
冴香も此れ良いかもと感歎、刺激は生まれるものだと知らされる。
 その夜も最高な夜、だが誰も知らない事が有った、
うかつにも翔太も冴香も其処の部分は覗いていない世界、
光江だけが仕掛けている身、他の三人は知らされていなかった。
 昼間一人で町に出た光江、なじみの電気屋に入ると、
色々な説明を聞いている光江の姿が有る。
 「良いわ、此れ三台下さい」「はい、有難う御座います」
箱を三個抱えて軽に乗り込む顔はまるで夜叉その者だった。
何喰わぬ顔で戻ると、幸いにも誰も部屋には居ない、
急ぎ光江は仕掛けに懸る。
 二時間後、冴香と翔太が熱い中家に戻り、遅れて菜摘も帰宅。
何も知らない光江以外の三人は、又も壮絶な夜の営みにと邁進、
慣れた肉は日々上達、無論光江と手凄過ぎる、誰もが今夜は
負けると思うほど狂われ通し、見事より鬼気迫る姿だった。
 冴香が襲われている最中、光江が袋から何かを出して用意する。
「え、お母さん何・・」やられた菜摘が虚ろな目で其れを見る。
「まてや、これ使うけ~」「なあに・・」「サックじゃ」
「ま~要らないわよ」「阿呆、見ておりんさいや」
怪訝な眼差しで見るが如何せん遣られた後の体横たえて起き
上れない菜摘、冴香が納戸メカの泣き叫びを聞いて身震いをする。
 「あんた、きちゃんさい」「なあに、喉が渇いた」「持って来るけ」
光江が動く。
 戻り「これ付けてくれんさいや」「えサック、今か付けんと駄目、
危ないん」「危ない、其処はあんたが危ないがね」
「え、僕が何で・・」「良いからつけようね」
光江が翔太の物にサック三枚重ねて装着。
 「これで良し、あんた光江の処女上げるけ~」「ええ・・」
笑いそうになる翔太。
「此れ菜摘や、此れわしの尻周りと中に塗りんさい」
「え・・、え、何で・・」「馬鹿か、はようしろ醒めるが」
「・・、こうか」「阿保、塗りたくれ、翔太さんが入れ易い様に
オイルじゃ」「あ、あああ~若しか」
「良いから早く、冴香、翔太さんのアソコしゃぶりんさいや、立つと
わしに向かわせんさいや、理解出来たんか・・」
「はい、判ります」「良い子じゃ、こら菜摘奥まで指を突っ込んで来い」
「・・、・・」とんでもない事に為りそう、
冴香も翔太も後の事が見えだして来た、顔を見つめ合い、
冴香が頷くと事は決まった。
 「義母さん、おばさんを愛撫しよう」「・・、そうかするか」
其処から二人懸りで光江を攻撃、受ける光江は半狂乱、
親子と義理孫、まともじゃない、受ける肉は反応開始・・。
「翔太さん、きちゃんさいや、後ろじゃよ、味わってくれんさい」
そう光江が叫んだ。

            つづく・・・・。





















異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・14≫

 帰る途中も冴香と色々な話をする。
奇異な特徴を持つ冴香、其れが何と翔太も有ると言われてからは、
翔太は本当に其処の部分を考えていた。
好きだけじゃなくて他に使えないのかとそれは思う。
 「あのね、其処は自分で切り開けばいいじゃない」
「え、今なんて、ああ~見たんか」
「うふっ、傍に居れば見えるんよね、でも其処は冴香には必要ない
から知らないけど出来るかも、でもあんまり深追いすると気が狂う」
「え・・」「だって、其れだけの神経を持っているなら良いけど、
負けると無残」「そうなのか・・」
「お爺ちゃんが一度冴香に呟かれた事有る」「なんて・・」
「人は欲どおしいから都合よく物事を考えるが、落とし穴に嵌る」
「そうか、其処だな」「それね、お爺ちゃんの株仲間の広島の二人」
「・・、あ聞いたが」「その人嵌る達とすんで迄一緒だった。
相手が現れた瞬間、お爺ちゃんはこの人は其処は無いなと察し、
其れで直ぐにお友達と別れたそうよ」
「え、じゃ仲間に入っていたかも」
「そうなる、事故には会わなかった。其処で言われた、自分本位で
物事を考え動くと落とし穴に嵌ると、一度見えたら第三者の立場で
考える事が肝心だと」「じゃお爺ちゃん、其の力で株などしてたん」
「其処は聞いていないけど、そこそこは儲けて居たみたい」
「そこそこか・・」「お爺ちゃんは金には無頓着、欲は限りないが
命は限りがある、欲どおしいのは好かんといんさった」
「成程な、人並み外れた何かを持てば良い事も悪い事も人並み
以上有るんだ」「そうみたい・・」
そんな話をしながら家にと戻る。
 縁側で座る親子に挨拶を翔太はする。
「光江さん、先日は有難うございました」「温泉、良かったかね」
「はい」最初に来た時温泉を紹介され其処で夕食を食べている。
「あんた、お母さんが是非といんさる」
「承知いたしております、楽しみです」「あらま~、聞いたか、菜摘、
豪義だがね」笑われる。
 既に冴香は家の中に入って庭には居なかった。
(うん・・、暗いが見える、そうか楽しみにして貰ってるんだ)
精神を集中すると菜摘の母親の思いが読め出す。
 「翔太さん、お風呂」「そうだね、汗を流そうか・・」
冴香の声に応じる。
「お母さん、体洗いにいきんさいや」「お前・・」
「挨拶でしょうが、ね~冴香」「うん、おばちゃん行きんさい」
「お前迄ゆうか、じゃ行くか」本当に縁側から消えられる。
 「うふっ、腰抜かしんさるよ」「義母さん、楽しそうね」
「ほうだがね、此れから何もかも無礼講、夢のようだが、
お前もそうじゃ無いのか」
「其処は義母さんには思いは負けるけど、参加できて幸せよ」
そんな会話をしていた。
 此れには訳があった。
義母が何度もため息をつきながら翔太さんとの出会いを話す時、
義母の心根は既に女そのものだった。
狭い世間では其処は封じ込めてきた分、外で出会った男が翔太、
其れで大阪まで行こうと決められた時冴香は心根を覗いてしまう。
既に抱かれても良いと決められている。
冴香は大阪行きを薦める、其れはあの男性が其処では終われない
と思えたからだ、今思うと有った瞬間良い人だと思えていた、
だが悲しいかな義母が戻り、総てを話してくれるまで男の偉大な
遺物や強靭な肉体、それに技等を聞く度に冴香は知らぬ間に翔太
と言う男を懐に入れてしまっていた。
あの人がそんな物を持って居る等幾ら冴香と手見られない、
其処が悔しいけど、義母の御陰で今は夕べの余韻が残るからだ、
本当に夢と地獄を味わった時間、以後は死ぬまで翔太さんと離れ
たくないと思い込んだ。
だから先ほど二人で谷を歩いた時、自分の道にと誘いこんだのだ。
無論、その域に達するまでは自信が無い、だが話していると、
なんと冴香とは違う立ち位置に立つ翔太が垣間見れたのだ。
其処で冴香はこの人は違う方向で特性がだのだ生かされるかもと
思い出す。
獣の世界は知らないが夕べ其処がどんな区域か多少は見れた。
義母と自分が一人の男に抱かれいがり泣く姿は鮮明に脳裏には
残されている。
其れが総てを語る、冴香の立ち位置は其処で決まっていたのだ。
 「ね、聞いたか今の声・・」「え、何処・・、あ~風呂場」
「そう、悲鳴じゃぞ、如何しんさるんかと思っていたが、お母さん、
たまげんさったな・・」「うふっ、後が動き易くなるね」
「さてと、栄養付けさせんとね」「私らもよ」「いえるわ~」
血が繋がらないが、この義親子は本当に以心伝心、
冴香が安堵して付き合える女性だった。
 浴室では光江が腰抜かし震えていた。
「光江さん・・」「え、ああ~待ちんさいや、とんでもないねアソコ、
聞いていたがこれほどとは・・」「駄目なんですか・・」
「え、阿保抜かせ、駄目どころか最高じゃろうが、菜摘が狂ったと、
今其処が判ったが、此れなら死ぬほど食らい付いちゃる」
「期待しています」「いわっしゃるね、洗うね」
 漸く立ち上がると、翔太の体を丁寧に何度もため息をつかれて
洗われる。
最高だった、される儘に居ればそれで充分、心地良さは凄過ぎる,
老艶さは見事、甲斐甲斐しく動かれる姿もそうだが、男の急所を
弁え動く手の指は最高、翔太も仰け反り其の指の動きに甘える。
「あ、ああう~凄く良いが・・」
股座に光江の顔が埋まると翔太が吼えた。
其処からマットに寝かされると、翔太マ快感を浴びるだけ、
光江の動きに身を悶えさせ、極上の極みの愛撫に蕩けだす。
其れほど普通では考えられないほどの尽くしよう、
其処には光江の真骨頂が炸裂開始。
 翔太の事を聞きたくて、最近は何度も菜摘と会う、今まではそう
は顔を見ていないが、あの温泉から先は光江が足を運んでこの家
に来ていたのだ。
期待が膨らんだ今、漸く本物に出会えている。
 受ける翔太は極楽、今までは攻撃が主だが、こうして反対に
受ける肉は歓喜の雄叫び、本当に甘美の渦に自分から浸った。
足指を光江の唇は這う、其処で指の付け根まで舌が動くから翔太
は仰け反り震える。
これほど尽くされた事は無い、其れが今は如何、
最高過ぎる動きに身は既に其処の世界にと立っていた。
 三十分尽くされ続けた肉体は蘇る。
「光江さん、感謝だ」「何いんさる、わしじゃ足りんが、でも最高じゃ
あんたは、娘は良い男捕まえたがね」「反対です、僕が言いたい」
「お零れ仰山貰えるかね」「是非もない事、逃がしませんからね」
「泣けるがあんた、この先は後でしようよ」
「良いですね、では互いに覚悟しましょうか」
「く~いわっせるがね、、溜まらん男じゃね」
体を拭かれ翔太は立ったままで良かった、総て光江さんが動かれ、
体を抱きしめてお礼のキスをした。

                つづく・・・・。













異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・13≫

 その夜は、正しく翔太にとって忘れられない夜に為った。
衝撃的な告白を冴香から聞かされた後、其れが菜摘さんを抱く事
には必ず成る、其処でどう動こうかと悩んでいる翔太を見て、
通りかかりの冴香が任せるねと呟いて行く。
その一言で翔太は決める、なんと考える事は無い、翔太の心根は
既に見透かされ状態、其処は考えずにおれば良い事が判る。
そうなると翔太は気が楽、其処の部分だけ省くことが出来るし、
今夜は本当に冴香を抱いた後、自分もその領域に行けるかもと、
其処の方が一番大事と思える。
其れが好きな相手だけと冴香ちゃんが言うが、仮に自分にその力
が伝授されれば磨き上げて、仕事関係にも見えないかと其処だけ
は期待が膨らんで夜を待った。
 修羅場、菜摘はそんな事とは梅雨知らず、翔太に抱かれると豹変、
いがり泣く中で翔太を褒め称え殺して好きにして~とのたまう。
気が昇っているのか普段より往きが頗る早い、
其れでも何度も攻撃を浴びても頑張ってくれる。
そうした最中、菜摘が吼えた、「冴香~貰いんさいや、凄いから体に
染み込ませてみんさいや~」「義母さん・・」
「早く~、男を待たせないのよ、菜摘は死ぬ~が~」
手を翳して手招き、冴香が翔太の横に座る。
 「おう、待って居たが、菜摘さんを往かし続けるからな、待ってて」
そう言いながら最高な肉に翔太は埋没、受ける菜摘は最高、
絶頂を迎える様など目を覆うほど酷い、其れほど感極まり無い悦楽
の渦に嵌り込んで往った。
 「冴香~・・」「はい・・」
「良い子だ脱がそうね」従順な冴香は従う。
「なんとなんと綺麗だぞ綺麗綺麗・・」感歎しガウンを外す。
「・・、・・」翔太は絶句、本当に素晴らしい肉体が煌々と
灯る明かりの下で光り輝いている。
無論、汗も絡んでいるだろうが、美しい姿に大感動、だがその間も
瞬間、其れほどの肉体を翔太はたおすと、其処から税所だ、
愛撫から始めた。
 気が戻り横たえる体で菜摘は見詰めている。
そんな中、肉を絆され受ける冴香は体が震えて来た。
自分でもおかしい程今回は待ち望んで居た相手、くしくもその体は
義母とのマグアイ場にいたから知っている。
今回は昼間外で告白を済ませている身、こうなる事は見えていたし
望んでも居た、無論期待が一番だった。
 二十分の愛撫は長丁場、受ける冴香の体が紅潮し綺麗、其れに
挑む翔太は今回は半端じゃ無い、最初から気構えが凄かった。
愛撫の後、冴香が待つ肉に突進、其処からは既に翔太の独断場、
昼と今とは攻守逆転、既に全て翔太が実権を握る。
受ける冴香は数少ない経験の中、物凄い衝撃を冴香に与え、
続けて本格的な男女のマグアイが始まっているのだ。
 何が何だかクルはくるくる、肉の芯からかはたまた骨の髄から、
出て来る歓喜の波が肉に押し寄せて来た。
なんと甘美な喜びか、これほどの事を今まで体が知らなかったん
だと思い知らせれる。
 翔太は本気、冴香を抱えて廊下に出て歩く、その動きに冴香の
肉はリズムを刻んで応じる。
そうして漸く忘れも出来ない出来事を知る羽目に為ってしまう。
其れは豪快に飛ばされた瞬間、此れが往きだと思い知らされた。
往くとも発せずに、其処は肉の中から伝心が伝わり、瞬く間に
脳にと突き進んだ。
と同時に夥しい痙攣が怒り続け、腰にまとわりつく冴香の足が
大袈裟に上下横にと揺れ続け、なんと気が朦朧とする中、
冴香は失禁、頭は翔太の肩に落ちていた。
 「ま~この子往ったじゃない、ねね初体験よこの子」
「そうか、じゃ味わいを体に植え付けよう」
「そうしてくれない、今後の事も有るしね」
「ようし、休ませて菜摘~」冴香を降ろすと翔太は飛び掛かった。
義理娘の様を魅せ付けられた後、菜摘は前より一層狂いに狂う、
其の様はおぞましい雌猫、卑猥な音量はマックス、とんでもない
往き様を惜しげもなく冴香にと魅せ付ける。
 十五分で息絶え絶え、翔太は転がる最高な肉にと又も向かう、
今度は手を翳して包む様に翔太を迎える、
冴香、見ると目に涙が溢れていた。
 だがだがその瞬間、翔太の体に異変が来た。
(え・え・え・ええ~嘘此れが嘘だ、なんと此れか~
見えるぞ見えるが、・・、でも暗いはっきりと見えんが・・)
(貴方、もう少し相手えの攻撃緩めないと明るくは見えない)
「え、冴香、そうか御免、あんまりにも綺麗だからつい」
「ううん、其処は良いけど見たいなら相手の気を戻さないと無理」
「そうか判った、じゃ戻って・・」
「義母さんが待って居るし行きなさい、其処は見えないの・・」
「あ、見えるが見えたぞ、良いぞじゃ後でな・・」
なんと気が戻る前から菜摘は翔太を求めていた事に為る。
其処は強欲さが丸見えだった。
(右方~見えたが、凄いぞ、待てよ、冴香は如何・・、あ、
待ってくれているぞ、く~凄いが此れ良いぞ、待て直ぐに菜摘を
飛ばして戻るからね)そう思うとまた一段と激しさが増した。
 「戻った・・」「もう何も言わないでね、理解しているし、
聞こえたら可笑しいと思いんさるでしょう」
「そうだね、喜び過ぎた、冴香~」
今度は二人が求めて上にと突き進む、強烈な刺激を浴びる二つの
肉は、心と肉とが合体、究極の男女の見事な抱き合いを始めた。
 遣った遣られた、一時間後三人は横たえて荒い息が未だに
収まってくれなかった。
「あんた、凄いが、明日は菜摘の母が来るけど相手してよね」
「良いけど、冴香は外さん」「うん、理解しているが、三人であんた
をやっつけたい」「望むところだ、喉、おう気が利くな有難い」
既にビ‐ルを持参して戻る冴香が居た。
 「あんた、此処は死ぬまで付き合って下さいね」
「無論だ、でもお母さんとあんた達何れかが欠けたらお終いだ」
「え、意味が・・」「誰にもできない境地だ、其れが此処で
出来る、他に何か有るか・・」
「無い無い、最高よあんた、ね冴香・・」
「・・、何も言いたくない余韻がまだ収まらないし
」「判るわ、最高だった」
 だがその後も女二人は泣きわめく中、翔太は凄過ぎる時間を
費やして、冴香が指南する極意を体で覚えて行く。

             つづく・・・・。















異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・12≫

 二人は奥の谷まで来ている、葡萄の棚の下で腰を下ろした。
冴香が持参した冷たいお茶を二人は飲んでいる。
「でも冴香ちゃんは偉いな」「何で・・」
「だって義母さんと常に一緒じゃないか、其処が偉いよ」
「如何言う意味ですか・・」「え、意味なんて無いが、本当に
そう思えるから言ったんだ」
「・・、あのね、其処には理由が有るんよね」「有るんだ」
「大有なの」「へ~世間とは違う理由か、例えば血が繋がらない、
でも好きとか、他に何か有るん」
「其処ね、好きは間違いないけど、普通と違うの」
「違う、親を好きなら其れで良いと思えるけどな」
「そうなんだけど、上手く言えない」
「上手くなくても聞きたいな、血が繋がる親子と同じと言いたいん」
「其処は違う」「じゃ何・・」「変に勘繰らないでね」
「うん・・」「じゃ話す・・」
 そこから意外な事を耳にする。
横に座る冴香ちゃんは義母が大好きとは聞いていたが、
其れが今話される中身で理解できてくる。
 「うひゃ~、なんとじゃじゃ、冴香ちゃんは超能力が有るんだ」
「もう大袈裟に言わないで、そうじゃ無いの、大好きなら気が合う
事が大切でしょう」「そうだね」
「其処だけよ、でも傍に居ると考えが読めて来るのよ」
「読めるって・・」「そう、義母が今何がしたいのかどう考えて
いるのかが多少見える」「おいおい、本当か・・」
「だから傍に居てても安心できるんだ」「なんと、それ本当か・・」
「もう疑り深い人、お父ちゃんが生きていた頃気が付かなかった
けど、今は不思議と義母さんの思いや動きが見えて来る。だから
翔太さんとの事もそうなるかなと、其処で義母の事を思い浮か
べると見えたの」「なんと、じゃ本当なんだ、凄いぞ其処、人には
有り得ない部分だぞ、じゃじゃ他の人は如何・・」
「其処、だから考えていた、身内だけかと、妹も勿論見えだしたし、
義母のお母さんは大好きだから見えるんだ」「凄いじゃないか」
「それでね、翔太さんにも見えだしたの」「うげ~嘘だろう」
「嫌なの・・」「ううん、じゃ僕は冴香ちゃんに認められたんか」
「それ以上よ」「・・、く~怖いし堪らんな其の部分、じゃ教えて
くれないか、僕が今考えている事」「・・、・・」
「言えないのかそれとも見えないの・・」
「其処ね言っても良いけど嫌なの」「何で・・」
「だって冴香言えば丸裸よ」「あはっ、裸か、く~見たいが・・」
「馬鹿ね、今想像しているでしょう」「当たり~」
「嫌な人ね、昼間よ今」「じゃ夜なら考えても良いんか・・」
「馬鹿、知らない」
 そんなやり取りをするが、本当に有り得るのかと未だ納得できて
いない翔太だった。
「では聞くが、如何して僕が今読めるんだ」
「だって冴香は翔太さんを認めているしだって、義母さんとの事も
見て来たじゃない、義母からは大好きと聞かされてきているし、
冴香も嫌いじゃないの」「嬉しいけど相手は其処を知ると怖いな、
動きや考えが見えてしまうんだろう」
「そうなるけど、見たくないなら相手を浮かべなければ良いだけよ」
「そうか、そうなるんだ」
感心しながら翔太は実験しようと脳裏に有る思いを浮かべた。
 「じゃ聞くけど今僕は何考えていた」「・・、言うの」
「此れが最初で最後だ、確かめたいんだ、其れが本当か如何か」
「・・、言わないといけない」「お願いする」
「・・、じゃ言うね、今回は義母のお母さんに会いに来た、
しかも親子で抱こうと考えているけど、言えないままね」
「・・、・・」「それで今何と私が其処の話に現れて居たわ」
「え、え~嘘・・」「嘘じゃ無いわ、見えたのよ、翔太さん単純」
「参りました、今後其処は本当だと認める、僕には到底見えない
部分だけどね」「其処も違うと思える」「え、何処よ」
「見える筈、但し冴香と抱合わないと其処には到達できないかも母
には内緒よ」「え、では其処はご存じないんだ」
「いえないじゃない、冴香が見透かしているって、其れで冴香の動き
が楽なんよ」「成程見えるからか・・」
「そう、動き易いじゃない、嫌なら早めに傍を離れれば良い事」
「なんとそうだね、益々凄い」「うふっ、冴香を抱こうと決めたでしょう」
「嫌だ、其処勘弁して下さいませ」「其れだから大好きなんよ、義母
も相みたいだし、あのね、冴香が好きに為りかけた時、翔太さんの
考えが見えたんだ」「え、何時、前回か・・」
「そう帰られる間際、其の頃は冴香も翔太さんが好きに為っていた」
「おいおい、変な事じゃないだろうね」「うふっ、翔太さん獣よね」
「獣か、自分でも最近其処は考えているんだ、体内に有るなら仕方
ないかなと、上手く使えそうに無いけど今後は其処も有りかとね」
「そう、翔太さんは其処が他の人と大違い、使えば良いじゃない、
但し相手を観察してからよ」「出来ない、其処までは・・」
「冴香がしようか、仲間入りして・・」「え、冴香ちゃん」
「あ、そうするって気が見えたよ」「もう堪忍して~な、怖いが」
「でも気楽でしょう、判れば対応出来るし」
「なんと、本当に読めるんだ、僕に伝導して下さい」
「その積りよ、だから今日二人で出たの」
 本当に空恐ろしい女性、聞くと好きに為った人だけは判ると言われ
たのが、半面嬉しかった。
 長い時間葡萄棚の下で二人は色々な話をしている。
「じゃ、今投資先は読めないのか・・」
「そう、好きな人はいないし為らないようにしているの」
「なんと、でも仕事だろう利用は出来ないんか・・」
「其処も考えた、でも出来ないしたくない、見たい相手は好きな人
だけ、でも冴香が翔太さんを誘ったのは、翔太さんならその先が
見えるかもと期待しているの」「え、先って・・」
「そう、翔太さん、今考えていたでしょう」「何」
「有馬温泉ばれていないだろうなって・・」
「あわわわ~、なんとおいおい其処まで見えるんか・・」
「今さっき少しだけ思っていたよね」「参りました、冴香ちゃんには
完敗、じゃ嫌いになろうかな、見られるの好きじゃないし」
「・・、うふっ、其処は嘘です」「当たり~」
二人は漸く其処で笑うことが出来た。
 世の中信じられない事が多く有るが、以心伝心は理解出来て
いるが、今は以心伝導じゃないか、有るんだと何度も不思議に
思えた。
「さっきな、僕に有りそうと言われたが、何で・・」
「其処も、そうなの、思いつけば見えたの、先の先が」
「なんとではすんでの事だけじゃ無いんか・・」
「其処も経験が無いし如何かな、でも翔太さんの事は見えるよ」
「おいおい、じゃじゃこれから冴香ちゃんと付合う条件は何・・」
「付き合うんよね」「そうなる」「嫌嫌なの」
「阿呆、大好きじゃ、判っているくせに・・」
「・・、今見えた、翔太さん冴香と同じ位の女性が二人並んでいるよ」
「うひや~、其処見えんのか・・」「一瞬よ、今消えた」
「・・、・・」呆れるしかなかった、確かに今瞬間だが、
頭に浮かべた女性が二人いた。
一人は枚方の樟葉の娘、其れと会社の恵ちゃんだったのだ。
 頭が痛くなるほど考えるが到底今の自分では行きつけない領域
と知らされる。
「じゃ、今後も僕と付き合うんか・・」
「嫌ならしないわ、でも今は嫌じゃ無いし、翔太さんも聞いて益々
冴香とのつながりが出来ると思ってもらったしね」
「はいはい、ご名答です」
 そんな話をして其処を離れるが戻る途中でも色々な話が出る。
「うへ~では、僕が其処を伝授して貰い、此処の谷の中を調べろと」
「そう願えれば助かる」「じゃ良いんだな、僕で」「え、では・・」
「知っているくせに、僕に伝授されたら利用できるって知っていたな」
「はい、御免なさい」もうここまでくれば何おかいわん、
翔太は冴香に従おうと今決めた。

           つづく・・・・。


異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・11≫

 暑い日が毎日続く中、翔太は菜摘さんと再会してから様変わり。
其処には自分えの考え方見方がまるで違う、今まではこんな思いは
無い、だが今は如何か、わが身の中身が見えだした。
其処にはおぞましい、世間では通じない何かが有った。
其処こそ翔太が不安な毎日を過ごす原因が潜んでいたのだ。
今はその元が判明し、気が楽になっていると同時に、
そうなれば今向かう道が良いのかと、今度は其れを悩んでいる。
幸か不幸か、今の仕事は順調其の物、其処には恵さんの影響が
偉大、資本増資もそう、そうして今じゃ部屋を飛び回るほどの忙しさ、
傍で見てても生き生きとされていた。
(なるほどな俺じゃそうは出来ない、其れにアニメなど基本は作れる
が応用が利かない、其処から先は新しい社員とアルバイトの区域、
なんとそうなって来たんだ・・)
感慨無慮な面持ちで忙しく動く恵みの姿を追った。
 昼過ぎ、翔太は恵みだけに告げて会社を出る
相変わらずの夏真っ盛り、うだるような暑さの中で車に乗り込む、
 行く先は走る車の道で理解出来る、中国道に上がると西に
まっしぐら、落合インタ-で降りていた。
 「来たが・・」「ま~あんた」ここで過ごした一晩は衝撃的だった。
「暑いね、上がって」迎えたのは菜摘さん、この人とは遠慮が無い
地域に共に立てそうと、前回別れた後確信する。
今回は二週間ぶりの再会、相手も何時かと心待ちされていたのか
会う瞬間顔色が変化、其れほど二人は気を引きあっていたのかも
しれなかった。
 どうぞ・・」冷たい飲み物を出される。
「え・・、冴香ちゃんは・・」「銀行」「忙しんだな・・」
「ううん、整理」「整理って・・」「これ以上手を広げない」
「何で・・」「だって疲れる、其れより自分たちの生活をエンジョイ
しようと」「あらら・・」「其処もあんたの所為かね」
「困りますね」「うふっ、影響大よ,で暫く居れるん」
「菜摘さん次第かな、僕も別れてから色々と考えさせられたんだ、
今の道以外ありそうと思え出してね。其れで会社をある人に任そうと、
未だ正確には決めていないけど、其処も有りかと・・」
「なんとではあのゲ-ム会社辞めるの・・」
「ううん、辞めさせて貰えないから役職を楽にしようと其れと獣だろう、
いつ何時事件に関わるかも・・」「ま~大げさね」
「そうじゃ無いんだ、身を軽くしたいだけ」「じゃどなたが後を・・」
「良い人がいる、女性だけど凄い、今はその人を中心に回ってる」
「え、女性あんた・・」
「あはっ、関係ないぞ、仕事絡みは駄目と言ったろう」
「良いじゃない、そうなれば別よ、雁字搦めに繋ぎ止めれば良い」
「其処はしない、世界が違うと思える」「え・・」
「なな、そう決めたんだ、様子見ててよ」「良いけど、あんた凄いね」
「何が・・」「だって大学時代から頑張って来たじゃない」
「そうだけど、今はもう今までとは違うよ、気が乗らないんだ」
「呆れた、飽き性ね気を付けないと」「そうだぞ、逃げるぞ」
「嫌だ~脅さないでよね」本当に会話が楽しい人だった。
 軽装だけど様に為っている姿、翔太が大好きなTシャツに短パン、
縁側で座り、蝉の声を聴いている。
 「おやおやあんた信者がお戻りだよ」
「え、あ冴香ちゃん」車が車庫に入ると、飛び出して駆け寄られる。
「きちゃった」「はい、よう来られました、暑いですね」
挨拶を終えると家の中に飛び込む。
「あらら影響大ね」「え・・」「だって毎日あんたの事ばかり話して
いるからね」「・・、・・」
「菜摘も冴香もあんたの信者よ」「有難いけど・・」
「さてと,何日居てくれはるの・・」
「あなた次第、でも長くは駄目だよ」「了解」そんな会話を楽しんだ。
 少しすると冴香ちゃんが話に加わっていた。
「如何したん」「ううん、なんでもないけど、「翔太さんに相談したい」
「ま~、良いじゃないどうぞ」「義母さん」「御免、相談は良い事よ」
「そう、じゃ仕事関係でも良いの」「尚更じゃない、何か・・」
「うん、今回の件、ほとほと考えさせられているの」「整理かね」
「うん、冴香じゃ仕事上の絡みが有るし無理言えないでしょう」
「成程ね、じゃ翔太さんには何相談したいん」
「第三者目で見て頂いて、其の後感想」
「ま~あんた何時の間に凄い、大人ね」
「僕じゃ駄目だぞ、だって何も知らないぞ」
「其処は書類が有るし話をします、決断できない部分が有るの」
「成程、お世話になっているし見学がてらに現場案内してくれや」
「はい、喜んで」「あらら、目が良い目に変わったね、冴香、其の
思い付きは良いけ~」「そう、じゃ書類集めて来る」
その部屋を出られた。
」 ね、今回は情け容赦なくしたいの」「え、じゃ本気か・・」
「そう、六年見て来たが、最初の気迫が失せて来た、其処は皆も
そうだけど、マンネリ」「なじんで行くからね、其処は仕方がない分
が有るよ」「仕事よ」「だからややっこしい」「だよね、少し解る」
そんな話をしていると、冴香が部屋に戻る。
「暑いよ」「いいさ、ここ等を見たいしな、奥様、では後程」
「嫌だ~」背中を叩かれ翔太は冴香と家を出る。
 現場が近く、書類を持って歩く中、説明を聞いた。
「最初の人たちはまあまあかね」「そうなる、三年前からの方は
少々劣る、気迫も失せているように見えるし」
「成程な、お~見えて来た、此れか・・」葡萄棚の下を歩き見た。
「おい、黒い網は何で・・」「直射日光除け」
「成程な、強いと拙いんだ」「葡萄の事は家で御話しますね」
「頼む」相当広い敷地、圧巻だった。
青い実がたわわに房を形成して居る様は初めて見る衝撃的。
 其処は二反分(600坪)上之段も同じような広さ、
此処には一千万投資、昨年から返済が起きていると聞かされた。
次は幾分面積は少ないが、なんと此処は総ての房に覆い袋が
被されていた。
「これは・・」「マスカットじゃ無くて,巨峰の種類」
「なんと高価なんだ」頷かれた。
以前は畑か田んぼだったのか、谷の奥に向かう分幅が狭くなる。
 此れ・・」「ええ、此処は・・」「そう、昨年の台風で棚が倒れたの」
「なんと無残、で再起は」「持ち主はしたいと言われるけど、最初
の金が未だだし」「え、じゃ担保は取っているの」
「敷地のみ、割が合わないし、頭抱えている」「じゃ土地値は」
「幾らもしない、値段が付かない程よ、ここ等じゃ都会に出て
行かれた後だしね」
そんな話をしながら後四か所を熱い炎天下で二人は歩いた。

                 つづく・・・・。










異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・10≫

 今までの家の事はおおよそ想像出来たが、一番はそんな修羅場を
潜り来ていた菜摘さん、思えば温泉に行こうと誘われることも総て
今となって理解出来る。
しかもあのお友達の佐代子さんにも自分の男でもすればとそそる部分
も今理解出来ていた。
 「成程な、菜摘さんの根性は其処で磨かれたんだ」
「いえる、でも良いか悪いか知らないけど母も相当だと今じゃ思える、
だって母が此処に来ても可笑しくない年」「だよね、当時四十過ぎか」
「そうなり立て、綺麗だし其れでも良いじゃと思えたけど、後で聞いた
らお前が良いといんさる」「何で・・」
「其処よ、わしは勝手が良い、お前はあそこで頑張れと・・」
「なんとでは、其処を娘にと・・」
「だろうね、今じゃ正解だと笑いんさる。わしじゃとてもじゃないが
そんな資産持て余すと」「成程」「嫌な事や辛い事は好かんと」
「いえるが、流石お母さんだ、でも冴香ちゃんは如何なん」
「同じ、慣れさせられたのかな」「成程」
「それで男は見くびってはいないが魂胆は見えるんよ」
「見えるか、じゃ僕は如何」「見えんの、其れで義母さんに聞いた」
「如何言われたの」「それがね、今夜判断しなさいと言われた」
「今夜、あ、そうか家の事かね」「そうなる」
「じゃじゃ、そんな事気にしないと僕が言えばどうなるん」
「どうもこうも義母さんは貴方に最高に惚れてる、見たら判るし
今まで男と接しられた姿は無いしね」「成程」
「それと大事に思って居る事は見える、だって誰が好き好んで
家の恥部など最初に見せるん、出来ないよ」「だよな」
「だから今回は相当だと・・」「今回・・」
「うふっ、一度失敗しちゃった、ね冴香」「そう、夜這いされたの」
「ええ・・」「それがなんと鶏様、義母が怒ってだらしないぞ、
此れじゃ警察に訴える、覚悟しんさいと」「往々、其れで」
「相手は本気にして夜逃げ」「え、じゃじゃ聞いた話か・・」
「二軒有る、片方、二年前だけどね」菜摘さんがククット笑われる。
「で冴香ちゃん彼氏は居るん」「そこも義母にませてる、自分は
判断付かない、大阪で働いていたが一年で戻った」「そうなんか」
翔太は話を真ん中に寝かされて聞いていた。.
「それとね、義母さんは言わないけど翔太さんに話しておきたい」
「何・・」「あの最初のビデオの二人ね」「おう、居たな」
「それがね、戯けよ此処で良い事出来た、他でもと企んでね株を
動かす程度だから金は何とか出来るじゃない」「うん、そうだね」
「それが広島で事件」「えでは・・」
「此処と女は皆同じと勘違い、金を工面するからと女性を温泉
に連れて行かれたそう、其処で此処と同じと二人は羽交い絞め、
される方は驚かれて裸で廊下に飛び出され、其処から大騒ぎ、
事件に為ったの」「うひゃ」「相手が悪い、親戚に弁護士、
頭を何度も下げて示談、貸す金がタダで渡ったそうよ」
「なんと哀れ」「それが体を弱くされたのか一年後亡くなられた」
本当にそうなら可哀そうと思えるが、自分達も簡単に出来ると
思い込む方が悪いと思えた。
「そんな話は幾らでもある、主人でも二度も三度も有るしね」
「いえる、小学時代大変だった、お母ちゃんが生きて居りんさった
頃じゃね、金を貸すから体と思い話したら大喧嘩、婆様が家に
怒鳴込んで来られた」「うふっ、有り得るね」
「盗人も一度成功した手立てで二度目、其れが足がつくとは
思わずに在るね世の中」「翔太さんもきい付けんさいや」
「僕は小心者じゃ、出来ないし相手に脈が無いと誘わん」
「それが良い、じゃ今回は」「逃がさんと時間をかけてと思って」
「相手から来たわけね」「そうかな、以心伝心じゃないか」
「ま~あんた、聞いた冴香この人女を殺すよ」
「うふっ、義母さん、殺されそうに為ったと聞いたけどほんまやね」
「いえるが~」大笑いされた。
 「じゃ冴香に本当の事話そうね、実は其処は本当、この人化物、
とんでもない人なんよ」「なんで良い人みたいじゃない」
「其処が甘い、良い人には違いないが、獣よ」「獣・・」
「そう、あんた三十分や一時間抱かれてたら女はどうなると思う」
「如何って有得へん」「有ったら如何なん」「だから出来ないって」
「出来たらどうする」「有り得ないけど出来たら壊れちゃう」
「でしょう、菜摘がそうなったんよ」「どうなったん・・」
「一時間責められた入れっぱなし」「嘘嘘でしょう」
「温泉の風呂場で三十分、部屋で一時間でかいのが減込んだまま」
「ひや~有り得へん、聞いた事ない」「有ったんだ、だから菜摘は
根性据えて、今後付き合えるなら真底味わうと決めて家の事情を
見せたのよ」「ま、じゃ本当に」
「証拠を見せる覚悟しんさいや、此れからは亡くなった主人どころの
騒ぎじゃ無い」「義母さん」「な、何でこんな話をするか聞かせよう
この人はまともじゃ無い、セックスの常識が当て嵌まらん、でかいし
強い持続が半端無いぞ、菜摘一人じゃ壊れる、とことんこんな人を
迎え受けたいが寝込んでしまうが」「義母さん」
「とんでもない人、技も有る、何とも言えない程気が飛び続ける、
一時間も動かれて見ろ、気が狂うぞ」「知らないから」
「そうだ、知らん方が良いかも、でも菜摘は知ったがね」
翔太を挟んで義理でも親子、そんな話をされて行く。
 世の中広い、こんな母娘が居るとは思いもしなかった。
「ね、あんた明日帰りんさるの・・」「その積りだけど」
「仕事開けられんの」「出来るけど」「じゃもう一日おりんさいや」
「なんかいい事有るん」「あるかもね~冴香」
「え~私は無理よ義母さん無理」「うふっ、そう言うと思ったが
十年前の再来じゃ」「・・、ええ~嘘」
「お前も参考に見んさいや、二度とお目に懸れんぞ」「義母さん」
「良いからお前が嫌なら被害は懸けられん、考える」
「如何しんさるん」「菜摘の母親」「うひゃ~まじ・・」
「メイドに行くにはこのままじゃ上で大きな顔は出来ん、超一流の
物を迎えるとでかい顔が出来る」「呆れた」笑うしかない話だった。
 考えてみれば今まで経験者の年増なぞ味わっていない、
ビデオで見た女性は十年前に為ると思われるが、中々の肉体と
一番は男の物をしゃぶられている顔が凄過ぎる、動きも派手、
そんな女性にしゃぶられて見たい気は有る。
だがはいそうですかとは言えない、此処は我慢のしどころと心得。
 「ねね、あんた」「うん、其処は別に菜摘さんの母親には会って
みたい、だが今回は止そう、菜摘さんだけを胸に抱いて帰りたい、
今度伺う時は何でも従う、抱いてみたい、此れは正直そう思った、
此れからの事にも為るけど其処は別、僕は確かに獣染みている、
真底獣には為り切れていない、其処を突き進むには友が要る、
其れが菜摘さんだと思えるんだ。遠くじゃない仕事を整えると
飛んでくる、此れからの事も有るし、色々と僕にも事情が有るんだ」
「金なら出すけど」「其処は違う、其処じゃない、悩んでいるのは
これからどんなに道を切り開いて歩けるか問題、今回でよう判った、
本当に獣じゃとでも獣でも生きる道は必ずある筈、其処を見つけた
いんだ」「あんた・・」「な、冴香さんも聞いて、僕は今回漸く
理解出来る相手が見つかったんだ、其処を大事にしたいだけ、
獣を理解して頂ける相手はそう居ない、だから大事にしたい」
「あんた~・・」横から抱き付かれた。
「冴香さんは判らないと思うけど、菜摘さんなら少し解って貰える」
「うん、少し解る、でも義母さん出来るかな」「えっ・・」
「だって、お父ちゃんとは仕方なしで嫁がれたんよ、其れは自分
からじゃ無いし、今回はどうやら本気だけど・・」
「冴香其処何よ、芯からそんな道を選んで来たみたい、今回は
相手がでかい獣じゃ、其れに従って歩いてみたい」「義母さん」
「うん、出来るか知らんが、でも今はついて歩いていろいろなと景色
飛びながら見たいのよ」「凄い、じゃ本気なん」
「今はそう、でも嫌われるかも」「ううん、其処は間違いない、今よ横
に居る不安は無い、如何してか知らんけど傍に居たい気が芽生
えている」「良い、最高よあんた、じゃ菜摘は今のままで良いの」
「良いわ、冴香が傍に居るし」「泣けるよこの子」
本当にぐすんグスンと鼻を啜られる。
 夢の世界だった、こんな事を理解出来るなんて世間では有り得
ない話、其処を親子で理解されようとされる。
其れだけでも嬉しかった。
 「ね、あんた今夜は抱かれんでも良いけど、この子に本当だと
知らす事は駄目かね」「如何するん」「あそこ立てて見せる」
「え・・」「良い、冴香はまだ半信半疑、あんたが出た後
話するにも其処は確かめさせたい」「良いけど、良いのか」
「悪い事じゃないが、現実有ると思うだけで良い」「任せる」
「最高よあんた」其処からまま菜摘は素早く動く、冴香をベットの
上に座らせ、電気を元に戻し、冴香の前で菜摘は裸に為ると、
翔太の夜着を脱がした。
 「見んさいや、此れが元じゃ」「・・、・・」
半身反らし冴香は驚愕、其処から菜摘は股座に顔を埋めた。
異様な雰囲気が翔太を襲い一気に最高に勃起、口の中は大変、
菜摘はエズいて棒から口が離れた。
 「見んさい、此れがこの人の物、冴香握りんさい、良いから早く」
「義母さん」「良いな、此れが菜摘を狂わせた元じゃ、気心は後
から知ったが最初はこれじゃ、早く手を貸せ」
恐る恐る冴香は従うが、手が震えている。
その振動が心地いいのか益々張る棒、聳え切った。
「・・、・・」「・・、・・」
二人は唖然、騒然恐怖に慄く、まともにそうした菜摘も驚愕
親子で為らないものを見て仕舞う。

                つづく・・・・。









異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・9≫

 二度目の豪華な屋敷に以前とは違う翔太が来ている。
義娘がコーヒ-を入れてくれ、少し話をする。
「なんと、ではあんたが色々な話を、取り継いでいるんか」
「うん、義母さんに持ち込むまで少し見てから渡しても良いのかをある
程度判断しているの」「凄いな、じゃ窓口やね」
「そうなるけど、もう責任が、この間も二年前投資した先が夜逃げよ、
書類を確認すると穴が有った」「どの部分・・」
「其処は初めからと思えるんよ」「何で・・」
「だって工賃だけが詳しく書かれていなかった、材料は事細かに書か
れていたけど、工賃や人件費がアバウト、其処を見逃してたの」
「でも其処は仕方が無いじゃないか、どんな工事か知らないけど総て
は見れないだろう」「だから、今度は慎重にと義母さんも言うから、
今は手元に来る書類を止めている」「そんなに来るんか」
「だって利子も無いし、其れに出される書類など信用金庫でも受付け
ないくらいなんよ」「大変だね」「もう嫌になる」
「だろうね、でもお母さん頼りにしておられる、頑張って・・」
義理だが此処の長女、亡くなられたお父さんの娘なのだ。
冴香24歳、もう一人大学に行っている娘美沙はこの家には居ない。
(そうだよな、中身を知らないととんでもない事に為るな・・)
翔太は危険性を知らされる。
 「ふ~疲れた、貴方暫くおりんさるん」
「ううん、会社には二三日と言っている、明日帰る」
「そう、今度は何時会えるん」「何時かな、でもそう遅くはないぞ」
「嘘でしょう」「嘘じゃないが、最高な女性の肉体を忘れる事は無い、
必ず直ぐに来るが」「ほんまかな・・」
傍でコ-ヒ-を飲みながらそんな話をした。
 夕食は三人でするが、義理とはいえ本当に仲が良い、
何事も一緒にされるし、総て菜摘さんに従われる義理の娘、
けなげより可愛いと思えた。
「ね、今夜一緒に寝よう」「あの、此処じゃ拙いだろう」「構わんけ」
「そうは行くか年頃の娘だぞ」「うふっ、年かね、其れはそうだけど
経験済だし良いじゃない」「其処が拙いよ、母親の威厳損なうぞ、
あんな大きな叫び」「そこ仕方ない、出るんだもん、物凄い衝撃」
「はいはい・・」そんな会話をする。
「ね~冴香、今晩一緒に寝ようか」「え・・、何処で」
「私の部屋だって男と二人よ、座敷は多く有るけど離れたくない、
でもあんたが居るじゃない、余所余所しいのも駄目だしね」
「良いけど邪魔じゃないの」「無い無い、あんたは大事な娘よ」
「じゃ、冴香は良いけど」「そうするね、あんたお風呂」
「そうか、じゃ頂くね」翔太はその場を逃げる。
(おいおい一緒か、じゃ今夜は大人しく寝るか、く~勿体ないが
其れでも良いな・・)そんな思いで湯に浸る。
 湯から上がると居間で娘が俯いている、話をされていたのか
拙い空気と察した。
「ねね、あんたに本当の事言う」「何・・」「あのね・・」
「待って、其れは寝床じゃ拙いか」「良いけど」
「じゃそうしようよ、寝酒抱えて行こう」「粋だね、冴香」
「うん、用意する」そう決まる。
 「おい、拙い話なら嫌だ」「拙いかなこの家じゃ隠し事が拙い」
「ええ・・」「あんたには言いたいの驚かないでよね」
「うん、待て寝室で始めようにはも冴香ちゃんが居りんさるな」
「それも関係が有るんよ」「嘘・・」「じゃ寝床に急ごう」
「良いわ、冴香寝室よ」「はい・・」
廊下を歩き奥の部屋手前が寝室だった。
 「おう~凄いな、なんと・・」「亡くなった主人の趣味よ」
豪華どころか、色々な器具も据えてある。
「なにこれ・・」「ホ-ムシャ-タ-」「じゃ映画も見れるん」
「寝て見れる」「凄いな・・」呆れる程、何もかも揃っていた、
其れに格子戸が有るから興味が在り覗いた。
 「あわわ、なんと風呂とシャワ-か・く~夢みたいだぞ」
「其処はマジックミラ-、此処から総て見れるのよ」
「おい凄過ぎじゃないか」「だから総て見て欲しかった、この家
に今までの生活も今夜話そうと決めているの」「え、意味が」
「後でね、冴香・・」「今行く・・」
酒の宛を作られて、ベット横の台に置かれる。
「冴香は反対側、お酒担当よ」「うん」「えっ・・」
「一緒に寝るのよ」「嘘だ・・」「寝るの、ベットでかいでしょう」
「だな」「これは何時もそうなのよ」「嘘・・」
「主人には変わった悪趣味が有ったの,年が行っていたからね、
其れでよ回春の為に色々と頑張っていたんだ」「なんと・・」
「でも冴香が可哀そうだった」「何で・・」
「其処は話すより、冴香有れ点けて」「えっ拙いよ」
「良いの最初から知って貰う方が良い、この人は柔な人じゃ無い、
この家には絶対必要な男に為る」「義母さん・・」
「だからなんでも知っててもらいたい、其れで嫌になるなら早い方
が良い、今回会った時から決めた、隠事はしない、貴女も
勉強に為るからね」「・・、・・」
「それで、今夜は同じ部屋、主人が居た時の其のままよ」
「ええ~駄目駄目よ、義母さん嫌われるよ」
「そんでも良い、それだけの男と諦める、本音は反対だけど
後で判るの好かん、良所も悪所も見てそれが良い、楽に動ける」
「だけど、良い人なら大事にしようよ」「其処よ、だから初めから総て
見て頂くの、理解して」「冴香は義母さんが言うなら良いけど無茶よ」
「判っている」翔太には総ては見えないが、何か人に言えない秘密
が家に有ると思えた。
 娘が何度も義母を見るが動けと言い放つ。
「あ・・」なんとベットが頭の方が上がると天井からスクリ-ンが
降りて来た、と同時に部屋の明かりは間接照明に変わった。
「映画も何もかも有る、無論アダルトも、今夜は我家の夜の生活」
「え、では・・」「そう悪趣味と言ったでしょう」「聞いたが」
「じゃ見てよ、冴香良いから有れよ」「・・、・・」
仕方なく、パネルの番号を押される。
「これは誰美も操作出来無い、暗証番号が有るの」「なんと・・」
「じゃ黙っててね、最後まで見て、酒どうぞ」
興味をそそる、言草もそうだがどんな物が映し出されるのか
見ようと決める。
 遂に画面が出て始まる。
「あっ」そこは亡くなられた主人かドラマ仕立てで事が運んで行く。
「え、此処は・・」「私の実家よ、ぼろ家でしょう」
カメラは家の全貌を写し、画面には土間が映る。
其処にお辞儀する女性が映る。
「私の母よ」挨拶を終えると部屋に上がられ、奥から娘が現れる。
「私・・」其れから会話もはっきりと聞こえる。
「では約束の金じゃ、あんたも同行しんさいや」
「ハイ、ふつつかですがお供いたします」
「良い心がけ、楽しい生活しような」「従います」「娘さんは如何」
「母から聞いています、お願いします」
そうして其処の映写は終わった。
 「此処からよ」いきなりこの家が映され、そうして車から
菜摘親子が出られた。
「止めて、ねね冴香さんは・・」「私は撮影」「了解、じゃ進めて」
部屋に上がり、親子は奥の部屋に向われる。
「冴香、根性を据えて居なさい、此れは誰も出来る事じゃない
我家は其れが出来る、先にはお前達の財産だが今は俺の
物、判るな」「うん、でも可哀そう親子じゃない」「良いから従え」
そんな会話から食事の場面、其処は僅かなショット、風呂が映り、
其処にご主人が来られた。
直ぐに菜摘親子が来て脱衣場で二人懸りで主人の着物を
脱がされていた、此処までくればおおよその展開は読める。
 案の定、風呂でも親子で裸、主人を二人懸りで洗うと浴槽に、
最初は母親がお供、風呂に入られる。
その間菜摘はマットを敷いて待機、少しキスや愛撫を風呂中でした
後、主人は上がられマットの上で寝られる。
体を二人で洗う最中、主人の手が動き始めた。
片方は母親に反対の手は娘にと忙しく動かれ出す。
しかも股奥に手が伸び悪さをされ出すと母があの雌特有の声を
発し、部屋は一気にモ-ドが変る。
遣りたい放題の主人、娘も母親も言われるままに従い動かれて行く。
三十分弄ばれた後、寝室に向かう。
其処では総て想像が出来る、やはり親子で主人に身を任せ遣りたい
放題の凄味は見える、だが悲しいかなその仕草は十分程度、
後は寝て主人が寝付くまで親子で抱き付いておられる。
一度そこで終わると、今度は画面が変わった。
 知らない男が二人画面に出た。
「え・・」「この人たち主人の友達なんよ、株の仲間」「あ・そう」
「でも・・」「回春よ、私が主人に縋りる居ているでしょう」
「え、じゃ」「獲物は母よ」「・・、・・」
其れが凄い、むごい事に男二人年は取って、自分が儘為らない
から道具持参、受ける母は大泣きされ、次第にその泣き方に
変化が出だす。
そうなると母の口に小さな物を加えさせ、勃起する為り挿入、
其の時もう一人の男の物を母が口にくわえ泣きじゃくる、
交代されても同じ事、三回回されると老人はくたばられる。
するとベットでは菜摘が蹂躙され出す、無論菜摘さんは主人
オンリ-だが、なんと其れを見て又もあの老人二人は母親に挑み
かかられた。
壮絶な営みとは行かないが、二回目は少し長い時間楽しまれる。
母の体と菜摘さんの体は見ものだった。
一時間のテープが切れて終わり。
 「見たでしょう、実家の改築の資金なの」「なんと、で改築したん」
「半年後完成」「なんとじゃ其れまで・・」
「続いた、毎日じゃ無い、母親も覚悟している、半年後母は解放
された。それ以後主人は男を連れて来なかった、でも後で聞いたら
一人病で亡くなられたと」「なんと、じゃ母親は・・」
「それ以来無い、今は暢気に暮らしている」「お年は・・」
「五十一かな、私は十七歳で産んでいる」「じゃ未だ女じゃない」
「うふっ、豪快よ、あれ以来怖いもん無いっていんさる」
「あはっ、経験じゃが」「そう、だから冴香も鍛えられた、自分ではしない
が見て来たしね、だから今じゃお友達みたいなんよね」
「そうか、互いのだな」そんな話をしながら酒は進む、
甲斐甲斐しく冴香が傍で居てくれた。
「じゃご主人は幸せな晩年だったね」
「そうかな、若いころすればよかったと何度も口癖、老いる年には
勝てないと」「仕方が無いな、でも最後に其処を出来たんだし」
「いえるね」「未だ有るん」「有るけど最初を見たら詰まんないよ」
そう言われる。

                  つづく・・・・。



















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異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・8≫

 話の途中に女将は呼び出され部屋を出られた。
「うふっ、聞いた」「うん、凄い方ですね」「そうなの女学校時代からよ、
でもね此処の旅館兄が引き継ぐ筈だったのよ」「えでは・・」
「そう、良い人が出来て家を出たの」「なんと・・」
「それでねお鉢が回った、訳、でも佐代子は偉かった、此処を僅かな
お金で改装蘇らせた、私も感化され一度は里で温泉宿と計画まで
運んでいたの・・」「ええ・・訳そうなん」
「それがね、佐代子の一言で終わり」「何と言われたんですか・・」
「確かにあんたの場所は温泉が至る所で出るよね、でも湯治じゃ今
からだと遅いと、他に利用考えるならまだしも温泉宿、あんたの所は
既に大手が四軒有る、相当頑張らないと其処をよく考えるのよ」
「成程な」「それから計画を練り直したけど佐代子の言う通り行く先が
危ういと知らされたの」「そうですか、でも凄い女性ですね」
「それに綺麗でしょう」「其処は菜摘さんと良い勝負かな」
「いうわね、如何聞いたお話、菜摘は良いけど」「良いのですか」
「だってあの子は生涯の仲間よ、隠居するならどちらかの田舎にと
決めているの」「成程良いですね」「だから姉妹同然、でも負けるかな、
菜摘は受け身だけだしあんたを喜ばすテクニックなど無いしね」
「要らない、喜ばれる姿が最高」「ね、此れからも付合ってくれない」
「其処は反対」「え、嘘」「反対でも勘違いしないで下さい、僕が正式に
申し込む」「貴方最高」浴衣がはだける姿も此れ又すごい姿だった。
 「ふ~あの子の家後ろに有るの、行く」
「え、どちらでも良いけど今夜は二人きりで朝まで頑張る」
「ええ~死んじゃうよ、持たないしすぐ往くからわるいわ」
「其処も良い」「貴方・・」とんでもなく菜摘は翔太が好きに為ってた。
柵が無い分一度抱かれた我が身は心底受け入れた、
其れが物凄い衝撃、強いなんて程度じゃない、自分の体が躍るのを
知りながら呆れかえり昇らされる、その瞬間が来た又来た~と叫ぶ
だけ、こんな味わいは知らないしなかった。
「ありがとう、本当に勇気出して電話した甲斐があった」
「僕はそろそろ伺おうと思っていたた」
そんな会話をする内に料理が片付けられ、布団が敷かれる。
 「寝ようね・・」「・・、・・」
直ぐに二人は布団の中に、一つの布団に寝る。
其処からがもう言い尽くせぬほど愛撫から最後まで遣られ通し、
家族風呂より酷い雄たけびが、今は前庭から飛び出して向かいの
小山に木霊する。
お構いなしの菜摘、ぐリググンとめり込み動き回られると、
甲高い悲鳴染みた叫びは一種特有の雌の断末魔、
翔太もやり慨が在る肉体に溺れて往った。
 事が収まるには二時間を要す、午後十一時過ぎ、
漸く菜摘は屍の様に横たえてしまう。
十二時前、おお風呂に向かう翔太の姿、「あらら、一戦終えたのね」
「あ、女将さん」「仲居さん達が仕事が出来ないとぼやかれた」
「御免なさい」「明日は内の家でして、声は此処までは来ないし」
「ええ、でも明日発とうか」「嫌だ、そうじゃ無い、何時でも家では抱き
合って、でも二時間何入れたまま」「女将さん旅館の廊下ですよ」
「あはっ、そうね、夜中だしおお風呂もう直ぐ仕舞い、ねね家族風呂
行けば、お供する」「えっ・・」「ね、待って着替え持って向かう、
鍵は明けててね」「・・、・・」
踵を返し飛ぶように行かれ返事する間もなかった。
「うへ~まじかよ」家族風呂には一応向かう。
鍵もかけずに岩風呂に浸った。
僅かな時間、直ぐにドアが開くと鍵を閉め、佐代子さんが来られる。
 「盗みする」「女将さん」「うふっ、早く入るね待ってて・・」
目の前で着物を脱がれる姿は見ものだった。
はらりと落とされる着物、ジュバン姿で着物を畳まれ、その上に襦袢
を脱がれ丸めて上に置かれる。
なんと腰巻が有る、本当に女性は大変だと思えた。
 「見たわね」「見れた、凄い」「じゃ中身は・・」「今から拝見する」
「く~粋だね、根性あるやんか」「女将さんには負ける」
「勝てそうじゃないみたいだけど、菜摘の声は凄いね」「負けるよ」
「勝つ、絶対競る」「怖い」「湯を被り、そのまま湯にと来られる。
「深いから飛び込むから受けて」本当に翔太目掛けて飛込まれる。
湯の飛始末が舞い飛ぶ中、翔太の胸に飛び込まれた。
直ぐに互いがキス、手が背中に回ると佐代子は自慢の胸を押し付け
片手はあのでかい物を湯の中で探し当てると目を丸くする。
「凄い本当だったんだ、ねねまだいけるの」「え、其処は底なし沼」
「ゆうわね、良い素敵」それから湯が波打つ中で二人は蠢いて行く。
 岩の出っ張りに翔太を座らせ、佐代子は股座の大物を音を立てて
吸いしゃぶり、手は煩雑に尻から背中腰あたりをさまよい、果は翔太
の足を持ち上げると指先から口に方張りね目尽くし、指間には舌が
這う、本当に上手い、受ける翔太も知らずにあそこは膨張の極み、
いつに無く聳え立っていた。
 「すご~~~い、最高最高よあんた~」
そのまま佐代子は翔太の手を引っ張り茣蓙の上、其処でも翔太は
動けない、佐代子が一人で愛撫三昧、其れが凄く気持ちが良い、
翔太は低い唸り弧を発し、佐代子を本気にさせた。今まで友の
菜摘を抱いた疲れを察し、佐代子が翔太の上に跨り奮闘、
でかいのを迎える時の形相は夜叉その者、猪狩上げると一瞬止まり
大痙攣、声は流石に菜摘とは大違い、唸りは聞こえるが、
味を噛み締める顔は凄い、腰も見事に動かれ、翔太は最初から最後
まで受け身、其れでも一度精子を出して~とせがまれ応じていた。
だがすぐに愛撫で回復、今度はエンドレスの戦い、何度も上で飛び
きられ、其れから動きが緩慢震えながら凄いわ最高と呟くのも消え
そうな声、上から雨の様に佐代子の汗がしたたり落ちて来る。
 すると翔太が上に交代、迎える佐代子はこれ此れだ~とのた打ち
回る中、後ろから前から抱えあげて洗い場を歩く、とんでもない衝撃
を諸に浴びる佐代子、もう何度も飛ばされ今は痙攣尽くし、其れでも
相手を、行かそうと奮闘、遂に二度目の果てた時間は優に
一時間を超えていた。
 「最高・・、し・あ・わ・セ・よ、御免ね相伴しちゃった」
最後の言葉を残し、寄れながらも浴衣を羽織ると、翔太にキスをされ
其処を出られる。
 「く~凄いぞ、流石女将じゃ、とんでもなく豪快、しかも強いぞ、穴も
すこぶる良いし儲けたが」湯に浸ると未だに快感が体に残っていた。
 午前二時、翔太が部屋に戻るが相手は高いびき、乱れたままで
寝込まれている横に滑り込んで翔太もダブルの戦いを終え目を瞑る。
 翌朝何桑ぬ顔で食事を終えると、女将が引き留める中また来ると
言い残し車は其処を出る。
 「良かった、佐代子にも会え、特に貴方には凄い思出頂いた」
「これで終わりか・・」「終われるもんか」
「じゃ続けようよ、邪魔しないし」「良いわ、邪魔されてもいい」
そんな会話をしながらぬ菜摘の里にと車が向かう。
「うへ~案外近くじゃないか」「そうよ、今じゃ高速で直ぐ」
「だね、思い出すね此処」「そうね、もう大変だったね」
故障した車が未だあそこに有るような錯覚をしながら二人は
菜摘の家にと戻った…。

              つづく・・・・。
















異淫小説102弾≪獣を引済ませ生きる・・7≫

 煮え滾る肉欲に苛まわされ続け菜摘はもう気が狂う程愛撫を受け、
其処は底知れぬ我欲が菜摘に存在したのか、何度も頭が真っ白に
なる度に見た事も無い光景が脳裏に浮かんで来る。
その都度痙攣を引き連れて菜摘は吠え捲り泣きじゃくる、夢は嫌だ、
此れが現実よね貴方~、真底餓えた獣同士、其処が最高なまぐわい
にと気も身も一心に突進する。
 湯の残りかはたまた汗か、菜摘の肌から滲み出る珠の汗、
其れが綺麗な体から流れ落ちる。
翔太の尽くす愛撫は思いがけずにそれ以上の返答が、菜摘の口で
棒を喜ばせ、互いの相乗効果は半端じゃ無かった。
 感極まり、菜摘が大泣きの中、来て入って気が狂うからあなた~と
叫んだ。
それを合図に翔太は、菜摘の口中で味わう歓喜を連れたまま棒を口
から外し、これからが本番の暴れ場所にと身を動かした。
 上向きに寝ている菜摘の肉体は痙攣が止まない、そんな中翔太の
腰が動き、あの憧れの園にと棒を差し向けた。
 「・・、・・」「・・、う・うう・うっ・・、ぐえ~来た来た来たが~
あんた来ている未だ奥にい~来てください貴方~凄い事に為ってる、
うわわおおおお奥に~」良い突いて来ているがあなた凄く良いが嫌だ
へんへんだ何で嫌だ~気が気がああああへんへん・あ・・あ゛う~うぐ
ううう・う・うっ・あ゛うすす・ごい感じる感じすぎ貴方凄いのよう~」
新発見、なんと菜摘さんは、今の状態を相手に知らせてくれている。
其れが何と可愛い事か、まともに尽くせば菜摘さんは変われる、
そう思い込むと翔太の攻撃は凄まじい、事あるごろに変化反応が
楽しい相手、耳を塞ぎたくなる喜びの声は休まない、出るは凄さを
たたえ往くよ往きたいとせがんでは飛ばれる。
本当に遣り慨の在る肉、心も付いて行くから最高な相手だった。
岩風呂に木霊する狂気じみた喜びの叫びは相手を感動させ、
男の真骨頂を褒め称え、菜摘は幾度か数えられずに往き三昧
首筋の筋肉が無数に立ち仄かに赤みが見えだす。
 見事な肉は踊り狂い、背中が見える時には茣蓙の網目が赤くなり
浮いていた。
 三十分攻撃された菜摘は屍状態、時折思い出す様に痙攣が
小さく表れる中、口はパクパクと開いて息を催促、そんな姿を見詰め
ると、菜摘を抱いて再び湯に入る。
 気が戻ると抱き付いて店び泣き、凄かった最高翔太さん・・。
男にはこれ以上ない喜びを受けた言葉、抱き締められる力が其れを
証明する。
少し休み一時間半後、様変わりする菜摘と部屋にと寄添い歩いた。
 部屋では菜摘は呆然、先ほどまで受け続けた快感は未だ肉体に
刻まれ身震いをしながら苦笑いされる。
其処が正に菜摘さんの姿、美しさと卑猥さと妖艶さが加わっていた。
 夕食まで庭先でビ‐ルを飲みながら居た。
「菜摘ちゃん」「女将」「ま、佐代子で良いじゃない」「うふっ、最高よ」
「聞いたわよ、殺されるかもと廊下で耳にした仲居さんが来てね、
佐代子も向かった」「あらら」「凄い、何であんな声出るのかしらね」
「されたら出るわよ、出さないほうが無理」「え~アンタ変わったがね」
「変りもするわ、最高よ、翔太さん」「うふっ、男を知らない体じゃ無いで
しょうが」「其処が大間違い、有ったのよ、出会えたの、物凄い」
「ご馳走様、支度しようか」「良いけど仲居さんは・・」
「私じゃ駄目なの」「おう、良いわね飲もうか」
「良いわ、其れなら負けない」女将と菜摘は笑顔で話をしている。
 夕食は賑やか、もっぱら女将と菜摘さんの女学生時代の事が
話題、女同士嬌声と話の中身で判る。
「ねね、菜摘あんたの最初の男の子笑えたよね」
「もう言わないでよね、翔太さんが居る」
「良いじゃない処女じゃあるまいしね~翔太さん
」「お。女将さん、其処はご自由に聞きたいし」
「ほらね理解あるじゃないね」
「あのね、そうなるとあんたの男も笑えるよね」
「早々、苦学生で漫画家に為ると」
「だった、でも今如何しておりんさるのかね」
「うふっ、訛り可愛いがね、其れこそ菜摘よね」
「でもね、今は身動きが難しい」「でしょうね、里じゃ大変な女性だと」
「何よあんたこそ今如何なん」「其処か、店仕舞じゃ無いけど開店休業」
「なんだ詰まんないね」「いえるね、でも其処はできそうで出来ないよ」
「いえるね、でも今は其処から脱出できた」「見たいね、続くの・・」
「ええ~佐代子其れは無いでしょう、でも今回限りでも良い其れを思う
から燃え尽きても良いと」「く~だからあの声ね」「え、其処は違うわよ」
「如何違うのよ」「だって、聞いたでしょう、あの声は演技じゃ出ないわ」
「判る、だから最後でもと燃えたんでしょう」「馬鹿ね、其処が違うんだ」
「何がよ」「あのね、翔太さん横に話せる事と言えない事が有るの」
「良いじゃない、友達だし、ね~翔太さん」「え・・、其処は」
「ほら、だから其処は入り込まないでよね」
「ますます菜摘の世界を覗きたくなった」「駄目・・」
「じゃじゃ、今までと翔太さんとどう違うん」「違い過ぎとんでもない人」
「え、意味がでもあんたのいがり声長かった三十五分よ、呆れた」
「佐代子、聞き過ぎ」「でも持たないじゃない男は」「其処が大違い」
「え、じゃそんなに長く出来るん」」「愛撫覗いても三十分は優に」
「うぎゃ、嘘嘘でしょう」「うふっ、女将でも知らないのね」
「当たり前よ、三人しか知らないんだぞ」「勝ったね」
「阿保ね、でも本当なの」「そうよ、でかいし強靭、しかも上手い」
「あららご馳走様でもでかさじゃ女は喜ばないと思うけどね」
「それに技が加わればどうよ、でかさも半端じゃ無いし、もう菜摘は
今回限りでも思い出を抱えて死ぬ」
「ま~呆れた其れほど・・」「だから今の佐代子じゃ理解出来ない、
私も今の今までこんな最高な事があるとは知らなかった、何から何
まで総て要らない、欲しいのは翔太さんだけ、そう思えたんだ」
「ご馳走様」仲が良い分だけ話の中身は男が聞いていると逃げ出し
たくなる中身、「僕お風呂に行きます」「・・、・・」
返事を待たずに部屋を出る。
 「ほら~逃げたがね」「そうね、でも本当なのその話」
「本当、赤子の腕みたいなんよ、其れが食込んでくる時の衝撃で頭
が真っ白、凄い凄いと思うまま続けられると狂い切る」
「・・、・・」女将の顔色が変わる。
「それがね心根が優しいから参る」「聞いたけど、性格は良いの」
「良過ぎちゃう、仕事も聞いたけど凄い」
其処から女将の佐代子は膝を乗り出して聞いて行く。
 「へ~有るんだそんな世界」「今から伸びると娘も言っていた」
「成程、ゲ-ムの世界がPCで出来るんだな話も直に直にスル-、
又も男の物の話に戻ってしまう。
「だから、事実なの」「信じられない」「じゃ覗く・・」「嘘・・」
「良いの・・」「阿呆、良い訳無いじゃない駄目」
「ねねお願い、色々なお客さんが有るけど、今回は仲良しじゃない、
お願い見せて、いいや忍び込んで遣る」「阿保か、魅せないよ」
「じゃじゃ、旅館代負ける」「だ~め払うもん」「嫌な女ね」
「どっちがよ」仲良しの二人、話は終わらなかった。
 翔太が部屋に戻るが、二人は話を続ける。
「じゃ聞いてみる」「良いわよ、但し此れからはお友達止めるよ」
「え、其処は別でしょうが」「別じゃ無いし、大事な人に為った」
「それなら尚更良いじゃない、今後もあんたと共に付き合いたい」
「佐代子」「ね~もう気が狂いそうよ、判るでしょうが、こんな仕事
じゃ赤みあね」「判るけど、其処は無理言わないで・・」
「翔太さん、お願いが有るんだけど」「何でしょうか」「あのね・・」
「もう佐代子帰るよ」「え・・」「嫌だから、あんたは変わらないね、
我儘だし勝手」「それ両方同じ意味じゃないの」「馬鹿・・」
「ま、何がお願いなんですか」「其れね、もう嫌だ佐代子」
「実は手をついてお願いします、佐代子の姿見たい、そうあの時よ」
「うへ変わっていますね、魅せるもんじゃ無いでしょう」
「そうだけどじゃ此処じゃ無くて家に来て下さらない、無論御代は
要らないし、菜摘、家に来てよ」「あんた、本気なの」
「そう、あんたの姿を見て私の今後考えたい」「何でよ」
「だって、此処継ぎたくなくなっているのよ」「ええ~嘘でしょう」
「もう変わらないし、如何しようかと」「だって御客様有るんでしょう」
「有るよ、少しずつ良く成って来た」「じゃ頑張れば・・」
「其処なのよ、頑張ってどうするの、もうそんな所まで気が滅入って
来た。其処にあんたたち二人、理解してよ」
翔太は女将さんの顔を見てまんざら嘘ではないと思えた。
 「何処も順調じゃ無いわよ、頑張って・・」
「其処がそうならないから困る」「何がね」「女が邪魔するの」
「あらら来た来た」「ねね・・」
「翔太さんに相談して、良いなら従う駄目なら直ぐに此処を出る」
「菜摘脅さないで」「そうじゃ無いけど、翔太さん見世物ジャない、
菜摘も嫌よ」未だ其処の話が続きそうだった。

                 つづく・・・・。





















異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・6≫

 石畳みの廊下を二人のスリッパの音だけ、すると現場に近づくと
何処から聞こえるのか軽音楽が廊下に流れ出す。
「ま~粋だわね、使用中の合図なのかしら・・」
「見たい、音をかき消されますね」そんな会話だけで現場に到着。
ドアの鍵も確りと有った。
 「ひや~素敵~」「・・、なんと良いが、岩風呂か湯気が良い」
「貴方、此れ」「おうっ、茣蓙か粋だ此処が休憩場所なんだ、小さな
冷蔵庫も有る」「・・、・・」
 菜摘は感動、此処まで来るには相当の葛藤が有った。
其れが今は如何、現実を離れた喜びと今居る相手、何もかもが
菜摘が望んで来た事の結果が、こうして二人で温泉、
其れが唯一最高に望んでいた姿だった。
簡易座敷の篭に浴衣を入れ、菜摘は独自で脱いでしまう。
その大胆さに負けじと翔太も脱ぐ。
 「・・、ま・・、貴方・・、凄い恐ろしいくらい・・」
「此れね、今じゃ失敗かと悩んでいます」「何でですの・・」
「だって大学時代好きな相手に現場で見て、泣かれた、驚きかと思え
たが怖いと逃げられたんだ」「ま~勿体ない事」「え、五菜摘さん」
「だってそうでしょうがね、最高いいや極物よ」「なんと・・」
「さ、早くシャワ-」「えっ」「私が最初に洗いたい、洗うから早く」
その行動に押され従う。
其処からは互いに無言、しかも菜摘は恥ずかしさを消したいのか
翔太の体をせっせと洗い始める。
 どれほどこんな場面を幾度も妄想して来たのか、菜摘は感慨無量、
思えば此処まで来るまでは幾何かの思いを滾らせて来た。
 後妻に入るが、其れは強かな計算付く、誰しもが思う様に金と財産、
其処は譲れない、其れが如何、嫁いで五年間は只管其処は覆い隠し、
しかも傅く姿に親戚は感動すらしてくれる。
だが心内はそうじゃ無い、無性に嘆かわしい日々、夜と言えば虚しい
結果、相手は年が相当上だしセックスは我が身オンリ-、果てる事も
早いし何から何まで虚しすぎた。
でも其れでも耐える、其れが瞬く間にまた四年が過ぎる。
其の頃相手の夫は陰りが見えだす。
癌に侵されている、半年後動けないほどのやつれ様、
一月後には亡くなられる。
 残された義理の娘二人と菜摘は家の為にと居残る。
其処は親戚もまだ飛び立たない雛を育てるためには追い出せない。
 強かさはその後も発揮、有り余る資金は地元の産業に用立てる。
其れが瞬く間に功を奏し、地元では称賛、しかも地元育成に役立つ
姿に、総てが凄い人だと思われ出す。
 だがそこで菜摘は大間違いをしていたのだ。
あれほど女として生きたい願望が、そうなると真反対の道にと、
向っている事に気が付く時は既に遅い、周りではそんな目では見て
くれない、良い人だ、此処には絶対必要なお方だと持て囃され、
地元には必要な人と思われた。
女は何処に・・、菜摘は夜に為ると見悶えながら耐える事を
強いられている。
 それやこれやで日々が過ぎて行く中、なつみは三十四歳になった、
そんな時にあの高速道での車の故障、其処で手を差し伸べたのが
今一緒に温泉に居る男、田中翔太、仄かな男の匂いを感じながらも
こんな事まではあの時は到底考えも及ばない、
そんな位置には立っていなかった。
 だが、如何してこうなったのか、其れは我が身が此の侭果てるのか
と思い始めた最近、ならば如何するのと思い深く考える時、今の立ち
位置じゃ田舎じゃ無理、たっている場所が其処をせき止めた。
 そんな思いの夜中に夢に翔太が微笑んで出て来たのだ。
何でか知らないが出た、其処からが菜摘の異変が起きて行く、
そうだあの人なら里とは関係が無い・・、
其処が一番浮いて脳裏にうかんだ。
そうなるとあの困ったあの時の翔太の行動が蘇り、なんと遅きになる
が白馬の王子様如きに浮かんでしまう。
だがラ、今回会うと思い込んだ瞬間、普通の菜摘じゃ無くなる。
一度一度だけでもと思い込んで行った。
其処には女の執念かはたまた女の終焉を此の侭迎えるのかと日々
の葛藤が、浮かんで来た男に総てを託して仕舞う。
其れほど極限に来ていた菜摘の将来の形が、このままじゃ嫌だと
思い込ませて行く。
 其処が全部翔太の面影とダブった、だから今回の電話の件は
そんな思いの上で翔太にしていたのだ。
だから思いのほか菜摘は心に決めて会う、
温泉にと誘う事も恥より実身、其処を天秤に賭けている。
 「嫌や~あんた~もう何でも良いから菜摘を壊して~」
とんでもない声で発狂染みた叫びを発した。
其処から菜摘は豹変、愛撫を受ける肉体は休む間もない、
常に敏感、体が揺れ捩れ動く、その都度声が出る。
卑猥さを伴う声は正しく春先の猫同然、其れが男をそそる事は菜摘
と手知らないが、受け聞く翔太は最高、既に満身で受ける覚悟を見た
瞬間、獣にと心も体も総身、果てしない喜びを我が身に迎えようと相手
を愛撫しながらこの人なら出来そうと確信する。
 「うぎゃ~すすすすうごうい良い~・・あなた~・・」
菜摘は満身で極意の痙攣を浴び、股座での男の唇に歓喜の雄叫び
を発し、膝を立てて震える。
其処を責める翔太にも喜びがき出す。
歓喜の後、急に翔太の体が移動させられ、菜摘の顔に翔太の股座
が移動させられる。
もう其処からが惨く喜悦の渦中、翔太も菜摘も初めて味わう異性の
物凄さ、互いに何を求めるのか敵陣の肉にと身も心も一緒に
突き進んで行く。

、              つづく・・・・。






































異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・5≫

 夏が来た、七月の半ばに突然梅雨明けと同時に灼熱の太陽が
さんさんと降り注いだ。
「恵はアメリカかね」「はい、同業者から招待が来て急いで・・」
「遣るねあの子」「はい、今じゃ一番必要な人ですよ」
「なんか、あんた変ったね」「え、そうですか」「女抱いているの」
「うへ~其処ですか」「恵抱きなさい」「奥さん・・」
「もう小百合と呼んでも良いじゃない」「其処は譲れません」
「頑固ね」「ですよね」「呆れる」「ですよね」「馬鹿ね」「ですよね」
苦笑いして逃げられる。
「明日から二三日家を空けますね」「え、そうなん、どこかに行くん」
「ええ、すこし」「そう・・」それ以上は聞かない聞けなかった。
 七月十七日、翔太は新大阪の駅に人を出迎えに来ていた。
「ま~会えた」「ご無沙汰です」なんと出迎えたのはあの落合インタ-
傍の奥さんだった。
思えば悩み苦しんでいた頃、一度郷にでもと向かった途中、
車の故障が縁で知り合って女性だった。
「買い物をしたくてね、付き合って」「是非」
そんな会話をしてタクシ-に乗り込む。
大阪は何度も来ていると聞いているし今更観光でも無いと思い、
翔太は食事ができる店にと向かう。
 「ま~社長」「おいおい、そう呼ぶな、大事なお客様だ」
「失礼致しました、どうぞこちらに」そこは阪急商店街のど真ん中、
格式の高いフランス料理だった。
 互いにワインで乾杯、出会いの話しから会話が始まる。
「うふっ、あの車記念よね」「修理出来たんでしょう」
「出来たけど乗ってないの」「何でです」「記念にね車庫に」「あらら」
そんな会話も出来る二人。
「買い物は理由なの」「えっ・・」「貴方に無性に会いたくて来た」
「・・、奥さん」「それでね、二日面倒を見て下さらない
」「良いですけど買い物ですよね」「其処は別」「じゃ・・」
「あのね、恥ずかしいけど近くなのに有馬行った事無いのよ」
「・・、・・」「それでね一人じゃ嫌だし、貴方と」
「良いですが男ですよ、今は相手もいないし暴れたいでも大切な
奥さんは別だし」「何で別なの酷いわね」
「じゃ其処は言わないでおきます、付合います宿は取りましょうか」
「ううん、お友達がいる宿、何時でも良いと言ってくれている」
「じゃ其処に行きましょう」「本当」「ええ、心から本気ですが・・」
「良かった嫌わないでね、付いて行ってくれるだけで良いし」
「はい、承知いたしました」なんとこの女性だけはそう言える。
思えば傍に最高な女性が居るのにと思える、其処は仕事がらみで
何ともできない存在、前に居る女性は翔太が巡り合った女性だし
仕事絡みじゃ無い。
「電話だけしとくね」入り口のドア向こうで話をされる。
 「待っているって・・」「じゃ何時ですか」「今からじゃ駄目」
「良いですが、会社には二三日居ないと告げています」
「あらら、じゃじゃ行こうよ」「そうします」なんとスンナリと決める。
思えば異性との関係は仕事や色々な柵が有るほど面倒な相手、
だが気軽に会える女性はそうはいない、でも今回は如何だろう、
先日突然電話が来て懐かしさと当時を思い出すと、
直ぐに迎えに行くと返事をしている。
繋がりが無い分気軽に思えるのだろう。
 「電車よね」「そのほうが良いかも、車でも良いけど」「「じゃじゃ車」
「え・・」「良いじゃない車内で御話出来るし」
「了解です,会社に有るから・」「じゃ傍まで行く」
二人は手早く食事を終えると会社がある西区にと向かう。
 「ま~立派なビル」「あはっ、その中の一階だけですよ」
「でも凄い」地下の駐車場に降りて車に乗込む、そのまま出て高速
に乗り上げた。
「良かった会えたし我儘言えた」「僕もです、一度伺おうかなと・・」
「嘘でしょう忘れていたでしょう、電話でどちらの仲野さんですかと」
「其処は、そうなるでしょう」「でも冷たい感じだった」
「今の季節冷たい方が心地良いでしょう」「ま~嫌味なの」
「」「違いますけど、そうか気を付けないと駄目だな、謝ります」
「受けました」「あはっ・・」そんな他愛のない会話も良いと思える。
「ねね、菜摘ね貴方の事忘れた事ない」「はいはい」
「え~閉じちゃうのその先が良いと思えるけど」「閉じてしまいました」
「嫌な男ね」「それは閉じませんけど続けて・・」
「こっちが閉じちゃう」「ああ、閉まった」「もう嫌い」「はい・・」
笑いながらの会話だった。
「でも中々良い人って見つからないよね、田舎じゃ特にそう」
「ですよね、都会でもそうは見つからない、遊んでるなら、うろうろする
と時には捉まると思うけど、こうも仕事ばかりじゃ相手が良くても其処
はタブ-だし」「其処、田舎は特にそう、私は投資している身でしょう、
軽はずみは駄目だし」「ですよね、仕事絡みは拙い、抜き足ならぬ事
に為る」「そう、だから無理かなと何時も・・」
「手出ししてみれば良い人いるんでしょう」「出来ないのよ其処は別」
「そうか極めているんだ」「仕方ないがね」
そんな会話を楽しんで一時間半で到着。
 「おう~良いですね和風ですか、凄く良い」感歎していると出迎えが、
「菜摘~」「佐代子~」飛びあって抱き付かれた。
仲居さんが並ぶ中二人は手を繋いで入られる、オクラばせながら翔太
は従い、署名すら省かれ豪壮な廊下を歩いて離れにと向かわれる。
 「ま~素敵じゃない」「改築したの、いくら良くても大手とじゃ負ける、
此処は隠れ宿みたいに・・」「成程ね、でお客さんは如何」
「リピ-タ-頼みね、今ねPCで温泉宿検索するとこの宿も出て来るの」
「あら、素敵じゃない」そんな話をされる中、仲居さんがお茶を出され、
「紹介するね、私の恋人に為って頂く人」「え、ま~じゃ未だなのね」
「田中翔太と申します」「ようこそ来て頂きました、女将です」
そんな挨拶を終えると女将さんが下がられる。
 「ねね如何・・」「良いじゃないですか僕は好きだが」
「じゃじゃ相手できるん」「エ・・、相手」「そうよ、女将」
「うへ~何と、もう驚かさないで下さい、この宿如何と聞かれたと」
「其処もそうだけど・・」「あのね、僕は菜摘さんと来ているんですよ」
「うふっ、名前よばれたがね」「行けず過ぎませんか」
「御免なさい、不遇な二人だし、如何かなと」「嫌ですよ」
そんな会話をして風呂にと二人は出かけようとした。
 其処にあの仲居さんが来られ、
「よろしかったら女将が家族風呂如何かと・・」
「え、有るの聞いていないし」
「造りました、貸し切りですからどうぞ、二時間有ります」
「ま~良いじゃない、私は、ねね何処」
「離れから渡り廊下を歩かれると突き当たりですが使いなさるかね」
「是非」「ではそうして置きます、六時までごゆっくり」
そう告げて下がられた。
 「ねね、行こうよ、おお風呂は後で良いじゃない」
「僕は良いけど良いのですか」「家族風呂よ、名前が良いじゃない」
呆れながら付き添う事に為る。

       つづく・・・・。
















異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・4≫

 五月十日連休中に引っ越し、其処では京都から戻り手伝ってくれた
下の娘、其れが恵と大の仲良し、姉は仕事で居ない、
聞くと外国航路の乗務員、忙しいのだし顔は見えなかった。
荷物なんか知れている、1DKで暮らしていたが、今は屋敷の住人、
聞こえは良いが用心棒、其れでも翔太には出世だった。
後で聞いたがとりあえず一億出されると聞くと翔太は喜んだ、
しかも役員にもなって頂けることが何より強い、
そんな事で此処の住人には為れた。
 「翔太さん、お庭・・」「あはい直ぐに・・」
早速こき使われ出すが嫌じゃ無い。その証拠は食事に有った、
本当に豪華いいや肉や魚が凄い、ワイン好きな奥様と飲み合わせる
のが好き、義娘は恵みと話がはずんでいるし、リビングは奥様と翔太、
二組に分かれて賑やかさはどちらも負けてはいない、
恵は本当に雰囲気を読んでくれる。
気を使い、今は奥さまと翔太が一番心を分かり合えるのが一番だと
察しているのだ。
こうして何とかこの屋敷の住人にはなれそうな翔太、
後は会社を如何運営するかが問題だった。
 会社も一応少し広い場所にと移転、今度は四階すべて使える、
場所も西区でそう便も悪くない、其処で広い部屋を仕切り、
色々と機械を買う算段で位置を決める。
無論、恵はあのデザインやアニメーションを作る連中を四人翔太に
紹介する。
二人は男性だが、これまた作品を見ると惚れ惚れする、後は今居る
連中のプログラムを深く掘り込み、戦記物を作ろうと皆で決めた。
 (忙しくなるぞ・・)毎日事務所に顔を出すのが楽しい)
翔太はもっぱらPCの媒体確保に奔走、大手が仕切る中、間合いを
見つけて奮闘、一月で何とか四社と契約までは漕ぎ付ける、
契約金は嵩むが其処は奥さまが別口でと申し出があり出して頂く、
何もかも恵みの力だった。
 梅雨が来た、夏がまじかに来る頃、会社では完成のパ-テ-が
執り行われる。
広告会社や、媒体を頼んでいるPCの会社、果は見学にとあの素晴
らしい軍団の後輩が参加してくれていた。
無論、其処には将来を見据えての事そつが無い恵みの計らいだ。
 会社も形は出来た、だがこの業界は休む間が無い程日々進歩、
相談し試行錯誤しながら皆は進んでいる。
知らぬ間に主役は何と恵、何から何まで翔太じゃ無くて恵さん恵君
と社内は声が飛んで行く。
(そうか、此れは男じゃ無くて女性が良いな)
細やかな気配りと受けが見える女性がこんな世界を牛耳るのかもと
思え出す。
其れほど恵みの立ち位置は凄い、アニメからプログラムまで頭に
入っている、其れで流れが読めて此処は貴女がして此処はあんたよ
と差配する姿に翔太は見惚れてしまう。
 おくらばせながら機械の搬入も続々と来た、アメリカからが一番多い
いが、日本でも今じゃそこそこの機械が出だす、あれだけ広かった
フロアも今じゃ手狭、だが成り行きを見ながらと思いつつ、手伝いに
来るアルバイトの学生も実施見学とは行かず、
ゲ-ムを作るチ-ムに知らずに参加されて行く。
 そんな日々がさなっている中、翔太は別の事で頭を悩ます。
誰にも言えない事が今一番脳裏を占拠、
落ち着かない翔太が其処に居た。
 「只今帰りました」「お帰りなさい、お風呂よ」「ハイ・・」
なんと今じゃ此処は我家同然、一ケ月を経ると小百合は翔太の生活
に合わせている。
自分でもおかしい程毎日が楽しい、亡くなった主人とは二十歳も年が
離れていたが、今は何と年下の男が同居、其れだけでも大変だが、
翔太は望んでも手に入らないような男の子、そう決めつけると小百合
は年甲斐もなくうきうきと日々を迎えていた。
原因は言わずも何か、総てに翔太が絡んでいた。
 「ね~、湯加減は如何・・」「え、良いですが」
「良いですじゃ無いでしょう、温度調節してね、女は熱いのが苦手
なの、翔太の温度にしてよね」「ハイ・・」
「上がれば食事よ」「はい」「ま~ハイだけね」「はい」「うふっ」
そんな遣り取りも小百合には堪らなかった。
 七月の始め、半年の経過報告を会社でこなし、そのまま宴会にと
皆で繰り出す。
其処で翔太は皆から酒を啜援られ酩酊、恵が心配する中で翔太は
酔い潰れて行く。
 午後十一時過ぎ、恵は酔った翔太を乗せて樟葉の家にと向かう。
「まあま~恵・・」「喜び過ぎよ、今日会社の成績が良くて宴会」
「そうかね、良い事じゃないか」「でもこの様よ」
「可愛いじゃないか寄越せ」「え、叔母ちゃん」「後は任せ」
「・・、そうね任せる」そう言いつつも恵は何故か判りましたとは
言えない何かを感じた。
「恵、居るなら手伝え」「え・・」「寝かす、運ぼう」「あ、そうね」
なんと玄関から二人は翔太を引きずり部屋にと向かった。
「男だね、重いやんか」「そうよ、でも可愛いね」
「お・おばちゃん,摘まんだら如何」「生意気ね、あんた如何なんね、
嫌いじゃないだろう」「其処は別口の好きさかな」
「同じだよ、摘まむか・・」「ええ、嫌だ・・」
「内緒ならいいだろう、翔太は追いかけんよ」「え、何で・・」
「此の子は見えるんだ、其処は相手を重んじる」「そうなの・・」
「ああ、小百合は強かな女だよ、知っているだろう」
「其処は聞いているけど」「それ以上だ、此処に転がり込んだのも
計算の上、お母さんに聞いたろうがね」「其処は・・」
「だからうじうじは好かん肉肉よ、喜びを与えようかな・・」
「叔母ちゃん」「だてに家に住めと願っては無いがね、でも思いの
他良い男だし今まで様子見していたんだ」「嘘・・」
「嘘で一億や二億出せるかね」
「そうだよね、お母ちゃん、ようやるといんさった」
「だろうお姉さんは小百合の魂胆読まれている、でも其れも良い
かと言われた」「ええ、ほんま・・」「そう、まだ若いしね」
「其処はそうだけど」「じゃお前が先に」頂け、後なら小百合でも
良いだろうが」後先の問題じゃないが」「じゃ此の侭指咥えて居る
だけか、お前には権利がある」「叔母ちゃん」
「子供じゃ無いし、お前も二人男を迎えた体だろう」
「うひゃ~聞いたん・・」「ああ、何もかも聞いてる、今度の話しも
お姉さんから恵が真剣だし聞いてくれないかと」「本当に・・」
「そうだよ」血が繋がる二人、其処は話しても構わないゾーンだった。
 ベットに寝かされた翔太、話は聞けない、そんな中如何して
そうなったのか、恵が小百合と真剣に話し込んでいた。
 「ねね、翔太さん素敵なの、でも今は会社で夢中・・」
「阿保やね、反対だろうがね」「えっ・・」
「あのな翔太は正直者、何時も恵みを褒めているやん、俺が居なく
ても恵なら差配出来る、今は総て恵みに皆が聞いているって・・」
「・・、・・」「それでね、あの会社は恵みが仕切れば
すごい事に為るとまで言われたぞ」「ええ~嘘でしょう」
「嘘など言えるか翔太は心根が良い、其れでも良いと言われたが」
「其れでもとは何・・」「会社任せると」
「うぎゃ~嫌や、そんなん嫌や」
「でもありかなと小百合は思える」「え、何で・・」
「だって、この男未だ上が見えるよ」「何処・・」
「阿呆,そう見ているだけだ、でも翔太は別の世界が有ると思える」
「別なの・・」「うん、根性が良いし優しいやんね、だからまだほかの
道も有ると思えるんだ」「でも今は・・」
「其処じゃ、あんたが引き継げばいい」「叔母ちゃん」
「そう舵をこの男は切っているような気がする、欲が無い分逃げだす
のも早いぞ」「嘘・・」「嘘なもんかね、だから其処は別になこの男
を迎えるとまた違う世界が見える」「叔母ちゃん」
「私は如何かと聞かれたら迎える気満々」「呆れるが」
「だから考えようかね、先の為じゃない、今が一番大切、お前も好き
や嫌いじゃない道を知る事だ、其れなら身が軽いし大胆にも為れる、
経営者に為りたいなら其処は道を作るんだ」
「叔母ちゃん,其の気無いし」「有るんだ、あんたには・・」
「叔母ちゃん」「往生際が悪い子ね、此処で踏ん切りをつけなさい、
夫で無くても構や~しない、子供を作ろうかね」「叔母ちゃん」
「種はこの翔太を推薦する」「・・、・・」
呆れてものが言えない、本当に叔母ちゃんは飛び過ぎだと思えた。

              つづく・・・・。













異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・3≫

 翔太は言われた喫茶店に入る。
「待たせたね」「いいえ・・」向かいの席に座る。
「デ・・」「コ-ヒ-ですか」「そうやな頼むか」一瞬間があった。
「何か・・」どぎまぎしながら口を切る。
「辞める話なら駄目だよ、でも如何してもなら時間をくれないか」
「え、そうじゃないし」「え、まじか、助かった、じゃ何何・・」
現金な男、辞める話以外ならと安堵する。
「あのう、会社で聞いたお話ですけど・・」「何処どれ・・」
「機具・・」「あ、そうなんだ、俺達金が無いだろう、判って下さい」
「それって幾ら位ですか」「おいおい、普通じゃ無いぞ考えられない
程の金や、手が届かないくらい」「幾らですの」「佐々木君・・」
「一億、二億ですの・・」「うひゃ~そん何にはでも欲しいな」
「資本金増やせば・・」「あはっ、簡単にゆうなよ、出来るなら既に
しているが、俺達じゃ無理、今の会社の一千万も大変だったんだ」
「仲間内で出されましたの・・」「そうなるな」
少し其処から沈黙,BJMを聞きながらコ-ヒ-を飲む。
「じゃ資本金増やしましょうよ」「ええ~佐々木君、無茶ゆうな無理」
「無理を何とか、恵みも事務だけじゃないほうが良いんだけど」
「えっ・・」「面接で言った通り、デザインや絵描き・・」
「あ、そうだったな忘れていた、そう、じゃじゃアニメノキャラクタ-
も出来るんか・・」「何とか勉強しているし、仲間もいる」
「おいおい、其処早く言わんか、居るんか」
「居ます、専門学校だったし後輩も居る」「うひゃ~何と灯台下暮し
凄いぞ、其処な今悩んでいたんだ,麻雀や将棋は必要ない、
此れが戦記とか・・色々な部門物には必要なんだ、アルバイト
を探そうと皆で話していたところだぞ」「聞いています」
「じゃ、佐々木君は其処を・・、凄いぞ是非頼む」
「背景画や風景総て出来る人も居る」
「なんと凄いが、戦記物ならアプリやスキルが売れるぞ、こいつは
楽しくなりそうだ、じゃ事務を見つけようか」「是非・・」
そんな話など想像もしていなかった。
翔太は、再度まじまじと恵を見詰めた。
 「それからね・・」「未だ有るんか」
「資本金どうなるか判らないけど宛が有るの・・」
「宛・・、アッ何方か・・」「そう、で会ってくれない」
「あうあう土下座してでも会うぞ、でも何で其処まで・・」
「会社の一員でしょう」「そうだけど、でも嬉しい其処まで考えてくれ
ているとは感謝だ」其処は本音、今までそんな立位置で見ていな
かった事に翔太は後悔していた。
「御免、そんな事を思ってくれているとは知らずに・・」
「いいえ、出しゃばって・・」「違う、其処は本当に感謝だ」
「でも会って纏まるかどうか・・」「其処は良いぞ、紹介されるだけ
でも最高、今はななんでも縋りたい気分、感動した」
「じゃ連絡してみますね」「・・、・・」
席を立って外を見ながら携帯で電話されていた。
 (そうか知らなかった、俺は間抜けやんか凄い女性が傍に居ると
何で気が付かん)電話を終えて席に戻る恵。
 「良いそうよ、一時間後に来てと」「何処・・」「樟葉」
「会えるんだ、本当に凄いぞ、で佐々木君とのその方の関係は」
「え、意味が・・」「だって男性だろう、聞いておかないと拙かろう」
「え、何で・・」「おいおい、僕も戯けじゃないが、資金を出して頂く
なら、佐々木君との関係を知って置かないと・・」
「そうね、でもそんな関係じゃ無いし、とりあえず行きましょうか」
「うん・・」中身は教えてはくれないが、其処は翔太は大人、
心して行こうと決めた。
 車で阪神高速を走り、枚方を過ぎるとその樟葉が有った。
二三度しか来ていないが、想像を遥かに超た住宅地、京阪電車の
力添えで一大ベットタウン、目を見張る凄さ、その中を車は山手に
と進む。
 「此処よ・・」「・・、・・」唖然騒然、一目で凄い屋敷、
此れは元からある家だぞ、そう思いながら恵の後を従った。
「叔母ちゃん・・」「おう、待って居たやんか、ささ上がれ」
気品溢れる夫人が出迎えられ、慌てて翔太は挨拶をする。
庭から向こうは樟葉の住宅地が一望、淀川越しで向かいの景色が
望めた。
「あそこは高槻・・」「そうよ、山崎から高槻まで見えるでしょう」
本当に爽快な景色に見惚れる。
「ささ、コ-ヒ-どうぞ」出迎えられた奥様が出される。
「叔母ちゃん・・」「うん、昨日手元に来たから読ませて頂いたよ」
「で、で如何・・」「娘は良く知っているから聞いたが、夢があると、
其れでな、恵に会ったら宜しくと」「冴香ちゃん大きく為ったね」
「もうやがて二十歳ですよ、本当に早いわね」
そんな会話を聞きながら、翔太は既に何か自分たちの会社の事を
ご存知と思えた。
 「実は・・」「もう何も言わんでも良いよ、恵が頼む事じゃろう、
其処は確りと理解出来ている」「では・・」「恵・・」
「なあに・・」「書類通りか・・」「恵が作ったし間違いない」
「そうかね、じゃ進むか」「え・・、ではでは奥様・・」
「あんたが大将かね」「た・大将ですか」「そう・・」
「言えればそうかな・・」「うふっ、頼り無いが大丈夫か恵」
「謙遜よ」「だろうね、田中さん、あんたには条件がある」
「な・なんでしょうか」「今どちらに住んでおられるん」
「近鉄の八戸ノ里ですが」「其処はどんな住まいなの」
「普通、いいや以下のアパ-トです」「そう、条件は其処なの」
「何処ですか」「其処よ、住まい」「何か・・」
「此処は女ばかりなの、用心棒に此処に住んでくれないかしら」
「・・、え~僕がですか」「そう・・」「恵君・・」
「だって其処まで言えなかったもん御免、駄目なの・・」
「駄目じゃないが驚くぞ」「だよね」「ええ~・・」
呆れて恵を見詰めた。
「で、如何なの、駄目でしょうか・・」「でも僕は男ですし」
「だからお願いしているんだけど・・」「あ、じゃ旦那様は・・」
「え、誰の・・」「お・奥様のですよ」「あらら、有るけど」
「有る・・ですか」「そう、奥の部屋に有る」「有るって・・」
「叔母ちゃん、楽しみ過ぎよ」「うふっ、もう楽しいじゃないね」
笑われる。
翔太は意味不明、恵を再度見る。
「ハイ叔父ちゃんは上よ、五年前に・・」
「・・、ああ~そう、ひや~済みません存じていないから」
「良いのよ、じゃ恵、お話しして決まれば良いわ何時でも・・」
「ハイ、有難う御座います」席を外される。
 「おい、もう話を済ませたのか・・」
「そう色々聞かれるから書類にして渡したんだ」
「なんと手際が良いな」「で如何するん」
「此処に来なきゃダメなんだろう、でご家族は・・」「三人よ」
「女性なんか」「そう、二十四歳、二十歳」「下は・・」
「大学よ、京都、通えるけど京都に住んでいる」「そうか・・」
翔太は思いがけずにとんでもない事に為りそうと思える。
今まで何度も女性とは付合うが、こんな家で同居とは努々思っても
居なかった。
其れを承諾すれば資金が得られ、其処を第一と考えようと腹を括る。
宛がわれる部屋を見て、奥様に挨拶をすると二時間で家を出た。
 「ふ~驚いたぞ、どんな家なの・・」
「其処は代々農家だったけど樟葉の開発でとんでもない事に為った、
叔母ちゃんは其処を見計らい後妻で行かれた、其れで今の娘さん
達は義理に為る」「道理で若いと思えたやんか」「そう、三十半ばよ」
「うひゃ~そうか」「如何成り行きよね」「え、意味が・・」
「うふっ、楽しいわよアソコ」「何てこと・・」
「だってそうだもん、私の母は叔母の一番上の姉よ」
「なんとそうなるんか」そんな話をしながら恵の家にと送り届ける。
其処でまた挨拶、此処はしておかないと行く行くは大事な家に
為りそうと考えたのだ。
 成程あの樟葉の家の奥様と似た顔つき、年こそ上だが、
中々恵みの母親も凄かった。
 此処では色々な話が出来る、恵が何で会社に応募したのかも
母から聞かされる。
どうせ結婚するのだから其れまで楽しい仕事をしたいと応募した
と聞いた。
そんな話の中でもなんと母と恵君は仲良し、本当に姉妹のような
姿だった。
 こうして何とか資本はとりあえず確保出来そう、
直ぐに仲間に事の経緯を話す。
みんなが手を叩き恵みに感謝、会社が恵に恵まれたぞと大興奮、
本当に皆が待ちに待った出来事を早くも恵みの御陰で出来ると
騒いでいる。

                つづく・・・・。










異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・2≫

 思わぬことで出会った今回、夕方揃って温泉宿にと向かう。
其処は母親の知合いと聞いている、なんか母親と翔太は話が通じる。
其れは母親から聞いたこの家の幸運、先祖が残された山や畑地が
二度の高速道で化けたと・・。
中国道は四十五年前、米子道は二十五年前だと聞かされるが、
なんと二度の道作りに土地が懸っているのだ。
しかも落合のインタ-傍までこの家の土地が有ったと聞かされた。
二度の幸運は何でと思えるが、確かにこの母親の家はそうなってる。
 三人で温泉宿に向かう、夕食を頂き母親の話を翔太は聞いた。
其処には思わぬことを耳にする。
「え、ではそのお金を其処に投資されているんですか・・」
「総てじゃないがそうなった、でも都会と違いここ等じゃする事はしれて
いるぞ、でもね其れすら難儀するここ等じゃろう、じゃ出来るものが
其処を起こすのが良い事じゃろう」「ですが,中々出来ません」
「出来る人がすればええけ、中には失敗して夜逃げされているが、
其処も計算の内じゃ」「あらら・・、有ったんですか」
「あるさ、長い年月にはのう」そう笑われる。
「今は落ち着いて来た、ブランドに為って来た葡萄は安泰、品種改良
に今は投資している」「そうですか、凄いですね」
そう返事するしかない、この母親は見た目と大違いだった。
 どれくらいの資産かは計り知れないが、その金の運用は地元の産業
を後押しして居る事は間違いない、其処が尊敬する部分だった。
 温泉宿での食事は主に母親との会話が主、娘さんは傍で聞かれる
だけ、娘さんの事も気に為るが、今はそんな話題には行けない、
母親の話は翔太にとって貴重、大阪で小さな会社を興し奮闘の最中、
ためになる話を聞いている。
 「ではそれで何とかここ等は潤うんですね」
「漸くかな、でもみんな頑張っているよ,里を離れる若者が多いい中、
残ってくれる人も少ないが居る」「そうでしょうね」
「だからその子らには夢を持たせ、この奥には廃谷が仰山有る、其処
に目を付けて仕事の土地を広げている」「なんと凄い」
「今じゃ県も地元産業に目を向けてくれているしね」
そんな話を聞いて行く。
 有意義な夜、食事を終えると親子は帰られた。
湯に浸り、翔太はひょんなことで知り合う親子を思い浮かべて苦笑い。
(じゃ母親は幾つなんだ・・、娘さんは三十手前かな・・)
其処が気に為っていた。
 翌日は里帰り、なんとか里に戻るが既に実家は空き地、叔母の家で
逗留、其処でも翔太の事を聞かれるが、説明しても仕事の中身理解
してもらえない、どんな仕事でもええけ~と途中でいなされた。
 三日滞在し、里を後にする、叔母が最後まで涙目で頑張れ、
遣れんようになれば戻りんさいやと言われ別れる。
 大阪に戻り、会社と言っても仲間五人と事務員一人の所帯、
嘆かわしいが現実そう、其れでも仲間は目の色が変わる。
其れは又も新しいPCが出たと、其れは色々な機種が有るが高価な
物には色々なオプションが加味されると色めき立つ、だがしょせん其処
に投資する金額はしれている、予算でそうなっていたのだ。
 「後どれ位かな・・」「何が・・」「家庭や個人所有のPCやんか・・」
「其れな、今度日本で出るPC器具しだい」
「おうよ、聞いたぞ、ノートPCが様変わりする」「何と何時や」
「今年度と聞いているが」「それ幾らくすんの」「それがな、安い」
「本当か・・」そんな会話が飛び交う、、翔太達は今麻雀や将棋、碁、
オセロなどは市場に出していて、其れなりに人気がある、其れで将棋や
麻雀にはソコソコ金額が入って来ていた。
「じゃ其れに向けて開発じゃ、何か皆考えて起こそうや」
そんな話まで出て来る。
思えば大学で翔太は仲間を集めて勉強会を立ち上げていた。
其れが今の仲間、先も見えない産業だが、誰もがこれは伸びると思い
込んで疑っていない、だからこそ僅かな給金を分け合い今まで生活を
しのんで来たのだ。
 「ようし、此れから手分けしてゲ-ム作成、今度は其々が自分で立ち
上げろ、其の完成が其々の歩合に加味する」「おい、良いのか翔太」
「良いじゃない、そうしないとお前ら競わんだろう、お花畑は今までで
お終い、此れからは皆が敵だぞ」「うひゃ~ゆうやんか・・」
「そうしないと駄目と思える。今度の里帰りで出会った人に相当感化
されたぞ」「何、聞いていないぞ」「昼飯に話す」
そんな会話を久しぶりに皆とする。
 昼飯は情けないが外食じゃない、でも翔太が話す事を聞き入る。
「うひゃ~最高に幸運な家じゃないか、でもその母親凄いな・・」
皆が頷いている。
「じゃ俺たちも開発するにはスポンサ-が必要じゃんか」「だな・・」
「其処も本格的に考えようか・・」「其処は翔太に任せる、お前は
今後開発はソコソコに、俺たちに任せろ、翔太はその部類の担当」
「ええ~俺がか・・」「そう、今までは仲間内と思い助け合ったが、
此れからこんな状態じゃ浮かばれん、資金力、其れが唯一俺たちを
伸ばせる元じゃ、機械がこうも次から次と出るんじゃ金が追い付かん、
其処で資金が必要、其れは翔太がしてくれや」「俺一人か・・」
「お前が党首、既に俺たちはそう決めている」「おいおい・・」
「だからじゃ、体売ってでもなな・・」「阿呆・・」
そこで漸く五人は笑えた。
 だがそこは既に仲間が決めていた、こんな状態じゃ大学時代と同じ
だと、其処で手分けし、本当の会社組織を作ろうとめいめいが思って
居た時、こんな話になって行く。
とどのつまり、これ以上進むなら資金力が物を言う、やがてゲ-ムが
蔓延しだすと大手が参入する事は目に見えている、ゲ-ムは別に器具
を買いその中で遊んで来た、既に世界でも有名な会社が存在する。
しかし、PCの世界では今は数少ないお宅揃い、此処でのし上がるには
資金力、其処は誰でもわかる。
とどのつまり 「良いな、決めるぞ、会議は週末、其々が思いを其処で
出そう、出来る分野と出来ない部分を問題に話そう」皆がそう決めた。
 こうして漸く大学を卒業し二年間、色々試行錯誤の時代を超えようと
決める出来事だった。
田中翔太、内山幸雄、佐藤進、渡辺均、清水健一、事務の佐々木恵
計六人、此れからが正念場だと皆が同じ考えで再出発を決めた記念
すべき日、平成15年4月28日、世間では浮足立つゴ-ルデンウイ-ク
が始まる日だった。
 数日後、皆が帰る中、翔太は書類を見ている。
「あのう、仕事は未だします」「え、何で・・」「少し時間有ります」
「有るけど・・」「じゃ前の喫茶店で待ちます」「え、・・」
、相手は事務員、其れが唯一大学からの知り合いではない、
でも黙々と仕事に向かってくれている姿は皆が認める存在だった。
その佐々木さんが話があると言われ、内心ドキッとする、
其れは会社を辞めると言い出さないかの心配だった。

              つづく・・・・。
















◆本日開始◆異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・初回≫

 春が芽吹き、周りは新緑が眩しい時、田中翔太28歳は愛車の

プレリュ-ドを走らせていた。

向う先は六年ぶりの里帰り、とは言っても里は既に無くなっている。

 六年前、翔太が大学二年生の時、其れは突然起こった。

青天の霹靂、正月明けの一月半ば、一本の電話が人生を変えた。

両親が交通事故で亡くなった報せなのだ、忘れ得もしない、

今走る中国道を現在の面持ちとは真反対、どうしてどこを走った

のかさえ今じゃ覚えてはいない、

其れほど衝撃を浴びる体がハンドルを持つ手に伝染し、

震えて居る事だけは鮮明に覚えているだけだった。

叔母さんが泣かれる中、翔太は夢遊病者の如く手が付けられない

程憔悴、一週間は何も出来ない、する事が出来ない、

そんな翔太に叔母は常に傍に居てくれた。

 一月下旬,叔母の強引さで翔太は大学を辞めずに大阪に戻り、

何とか大学を終える事が出来ている。

今こうして里に戻れるのも叔母の後押しで有る事は間違いない。

そんな思いで平成十五年四月二十六日、車は翔太を乗せ中国道を

走って行く。

 大阪を出てから間が無いが、なんとトイレを探す事に為った、

岡山県に入るともう周りは山々また山の間合いを走る。標識に、

駐車エリアを見つけ其処に向かう。其処は小さなパーキングエリア、

この先には落合と言うサービスエリアが有る筈だが、とても間に合い

そうもないので車を美作追分パーキングに向かわせた。

 閑散としているがトイレは好都合、駆け込んで何とか用を足す。

 ふ~良い景色だ、春だぞ・・」

そんな独り言をトイレから出て叫ぶように言う。

「・・、・・」なんと駐車場には三台の車しか見当たらない。

 その中の一台の車の傍で屈んでいる女性が見える、

翔太が其れを見ると、相手の女性も翔太を見られていた。

普通じゃない顔つき、何か有ったんだと察し、傍に行く。

 「何かお困りなんですか、それとも・・」「・・、・・」

相手は軽快されたのか返事がなかなか戻って来ない。

「どこか体の具合でも悪いんですか・・」

「いいえ、そうじゃ無くて、車が・・」

「車・・、あ・では故障・・」

「そうなんかね、ガスは有るんだけど懸らないの」

「見て良いですか・・」「・・、・・」

返事の代わりに頷かれた。

翔太と手車はそう得意では無い、PCなどはお手のもんだが車は

苦手部類。

本当にキ-を回すもウントモスントモ音が出ない。

「あのう此処にくるまで異変は・・」「何も、私も車判らへん」

「バッテリ-かな」エンジン周りを見るが何も変哲は見当たらない、

翔太も判らないがバッテリ-と思込んで自分の車を後ろに付け、

幸いに二年前買っていたコ-ドを繋ぎ自分の車のエンジンを懸ける。

 だがだが相手の車は何も変化がない、バッテリ-では無かった。

「奥さん、此れ電気系統かも・・」「え・・、困る」

「でも素人じゃJEFを呼びましょうか・・」「知らないの」

「じゃ僕が電話しますね」翔太は携帯で電話する。

「良かった、落合から来ますよ」「本当に有難うございます、もう女は

機械には疎いし・・」苦笑いされる顔が真素晴らしい、

初めて相手の顔をまじまじと見た。

 「お急ぎなんでしょう」「そうでもないです里帰りの途中ですから」

修理をされる人が来るまでは居ようと決め、ベンチで並んで座る。

春うららかな中で翔太も最高な姿の女性の横で色々と話を始める、

二人の手の中には缶コ-ヒ-が有る。

 「ま~じゃこの先ですよねでも島根県ナノ」「そうです、山奥です」

「ここ等もそうよ」

笑われる横顔がいる陽に灼けた健康そうな肌を輝かせている。

 二十分が瞬く間に過ぎて,JEFの車が到着、暫く車を見られる。

「これは電気系統ですね、直ぐには此処じゃ」「如何すれば・・」

「落合インタ-傍に工場が有ります、其処に・・」

「ではお願いできますの・・」「ハイ」そんなやり取りを翔太は聞く。

 レッカ-で運ばれる車を見送り、翔太は又もベンチに二人で座る。

「送りますね」「でも悪いわ」「じゃ如何して帰るんですか」

「ま~意地悪ね」「うふっ、そう思えますよね、済みません」

そんな遣取りも楽しい相手、翔太は其処からまた色んな話をする。

家は落合インタ-を降りると直ぐだと聞かされた。

「もう車は・・、でもないとここ等じゃ不便だしね」「そうですよ」

「でもね、車は嫌い」「僕もです」「あらほんま・・」「嘘です」

「もう・・」笑われる。

名前は中野奈津美、年は聞けないが三十前後かなと観察する。

以前働いていた神戸の仲間の所からの帰りと聞く、その仲間は

女性かそれとも男かと聞きたかったが、其処は聞けない、

帰り道で此処でおトイレに寄ったとは聞いた。

 「貴方、急ぎますの・・」「いいえ、里帰り、知らせてはいないし、

急ぐまでも無いかな」「じゃじゃ、落合降りると私を送って貰った後、

温泉は如何・・」「え、温泉ですか有るんですか・・」

「ええ、落合から北に向かうと温泉が至る所に出ています、小さな

湯治場なら十軒くらいありますのよ、旅館やホテルも五か所」

「なんと知らなかった、あそういえばここ等に湯の字が入っている

場所が有る」「そう、湯原温泉」「あ・そうか、じゃ湯原湖」

「詳しいわね、其処から流れる旭川添いなら沢山湯治場が有る」

「なんと良いな其処にでも行こうかな」「是非、癒されますよ」

「何処が良いですかね」「え、何処も良いけど・・」

「何か知合い居られますか・・」「居るけど紹介するの・・」

「いけませんか・・」「いけなか無いけど知り合いか良いわ教える、

其れとも案内するの」「どちらでも良いです、」取敢えず送りますね」

漸く二人はベンチから腰を上げた。

車は落合インタ-で降りると、修理工場を奥様が覗きに行かれ

其処でも待つ、直ぐに戻られ、又も車は走る。

、三級国道を五キロ走って下さい」「了解・・」

そんな遣り取り迄できる間には為れていた。

 「あ、其処右山手よ」「了解」「ま~呆れる」「了解」「えっ・・」

顔を瞬時に見合わせて大笑いした。

山の中腹にクルマは登る。

 「アソコ・・」「うへ~高台だ」「そうも言うけど、山の中よね」

車はその山手の家にと向かうが、家が迫る中、翔太は驚いた。

其れは迫る家が立派過ぎていたのだ。

でかい空き地か駐車場か、家の手前の空き地に車を止める。

「降りて下さい、家にどうぞ」「え、其れは良いですよ」

「良かないでしょう、温泉・・」「ああそうか紹介ね、では」

奥様に従い広い庭を眺めてでかい家にと向かう。

 「ま~どが~して戻れた」「この方が親切に送って頂いたの、

車修理出したしね」「聞いたが、洋一に迎えにと思っていたんだ」

「遅くなるでしょう」「だね、あんた有難う、上がりんさいや」

気の良さそうな母親か、翔太を家にと招かれる。

」 途轍もないでかい鴨居や大黒柱、玄関先には桜材の廊下、

部屋の仕切り上は彫刻された見事な欄間、天井は漆塗り、

呆れる程凝っておられる。

母親に聞くと四十五年前に新築したと聞かされる。

凄いと感嘆すると、先祖様様だがねと笑われた。

事聞いたら其れも有りかと納得、ここ等は邪魔な山があれよあれよ

との間に二束三文の山が化けたと、中国道なのだ、この家は中でも

一番金が入ったと母親が言われる。

あの落合インタ-はこの家の土地、其処は小さなブドウ畑、段々畑

や山裾が道に変わったと言われた。

 だがだが、この家の幸は未だ続く、なんと眼下に見える又綺麗な

高速道、米子迄伸びていると知る。

其れが二十五年前だと聞くと、翔太は唖然とするだけ、自分の里と

何ら変わらないが、変わっているのは運だけ、思わぬ道が二つ、

しかもその道路も山が引っ掛かっていると知る。

人生いろいろだ、こうも同じ土地乍ら違うのかと考えさせられた。

 「田中さん,洋室がええの・・」「え、どちらかと言えば温泉なら、

和室でしょう」「そうよね、じゃ予約しとくね」

「おい、其れは待ちんさいや」「え・・」

「だって、お世話になったお人じゃろうが、一晩位泊まってもらえや」

「あ、其れもそうよね、済みません」

「いいえ、温泉に連れられてきて居ますし」

「でも明日でも良いじゃろうがね、光江はこんな男と食事したことが

随分と昔じゃろうが・・」「お母さん」

「あはっ、其れなら良いですよ、僕も親を亡くしていますから、

甘えますよ」「く~、それ本当かね難儀しんさったのう、何時頃じゃ」

其処から翔太はかいつまんで事の経緯を話す。

 「ま~むごい事、そうかじゃ親とは四年かね」

何度も頷かれて話を続けた。

 予約先の宿は母のお友達との事で食事はその温泉宿で

四人でする事に決まる。


                つづく・・・・。















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・終節 ≫

 いやはやとんでもない事になりそう、奇遇より奇跡に近い、
奈良の由美子さんと大学の博士、其れと此処の美里さん、
思うと翔馬を囲んで三角系、しかも博士の家に居られる方の研究場所
の一部を、この家の土地でされていると聞いたらもう気が可笑しくなる。
電話を繋げると、もう其処はハイテンション、美里さんは小躍りして房子
博士と大きな声で大騒ぎ、奇遇よの言葉が何度も出て来た。
 十分話すと漸く終える、其れで何と美里さんが親指立てて頷かれる。
「どうでした・・」「うふっ、獣よあんた、次は会いたい人由美子さんに
繋げてよ」繋げると、今度は相手が一歳年上だが、博士との会話と
大違い、ソファ-で座り身を捩らせて笑われる。
此処は随分と長電話、翔馬は驚いて喉が渇き、勝手知るキッチンで
コ-ヒ-を沸かしていた。
「翔馬君、電話変われって・・」受け取ると由美子さんが笑われる、
お前は始末に於けない男よ、どうして美里に辿り着いたんだ,
聞いたがお前の大学の友達の家と、大笑いされ繋がりはでかいぞと
発破懸けられた。
 電話を切ると、美里さんが、「あんた大物落としだよ、なんと博士と
由美子さん、あ、じゃじゃ由美子さん抱いているよね」
「・・、・・」「そっか、此れで読めたぞ、じゃ事の発端は
どちらなの、無論由美子さんよね・・」「・・、・・」
「そうか、言わなくても其処は判る気がする、凄い男だよ、あんた
御見それ致しました」「もう其処は勘弁してください、で何か閃いたと
言われたけど・・」「うん、有るけど現地見てからね、地図じゃ
見えない部分が有るし」「来てくれますか・・」
「如何するかな、あんた次第だけどね」「如何すれば・・」
「何でも従うの・・」「ハイ、美里さんなら従うけど、何・・」
「今は言わない、そうだ美咲にはどう話そうか・・」
「あ、其処ですね」「・・、じゃお礼の挨拶に伺って話が広がったと」
「何のお礼よ、何もしていないじゃない変よ」「ですよね、困ったな」
「あ、じゃ何か此処に忘れて来たと、其れを取りに来たと言えば」
「うへ~、悪---」「あんたに言われたくないけどね」
「御免なさい」「じゃ、何時向かうの、美里は美咲に話せば済む、
博士も一度行きたいと仰ってたよ」「如何します」
「じゃ先に美里が現地調査じゃ如何」「良い、其れで行きましょう」
「由美子姐さんは如何言うの」「其処は既に僕を読まれています、
隠したり嘘は先に拙くなる」「じゃ、出来ている事も・・」
「自然と判りますから其処は言わないでも、でもしつこいから僕が
良い様に白状しましょうか・・」
「待ってよ、楽しいところ取らないで、美里が大袈裟にお話しする」
「ええ~・・」「覚悟していなさいよ」「怖いが・・」
そこで大笑いされる。
地獄に仏とは此れかと翔馬は漸く大きく息をする事が出来た。
 美咲ちゃんに美里さんが電話され寄り道しないで早く戻れと
告げられた。
「あんた、居るの如何する」「一度帰ります、美咲ちゃん僕の顔色
読めるかも」「うふっ、其れも有りそうよね、じゃ今回は美咲外し、
でもばれると大変よ、其処ではあんたがなだめ空かし役よ」
「え、如何するん」「組み伏せればいいじゃない、酒飲ませるとイチ
コロじゃない」「ええ~、でも美里さんと出来ているし」
「あはっ、聞いたけど増えても構や~しないじゃん、子供産ませて
も良いわ、あんたの子なら大歓迎、この家を引き継ぐ約束してる」
「え、では・・」「養子に迎えたの・・」「なんと凄いぞ」
「だからなんでも良いわ、あんたが遣りたい放題じゃない」
「美里さん・・」「うふっ獣に睨まれた鹿に為ろうかな・・」
そう言われた。
「ねね、今日は帰って、明日でも明後日でも行けるようにする、今夜
は美咲と話し合う」「じゃ今日は急いでいたとでもお伝えください」
挨拶をして来る時と顔が大違い、本当に予期せぬ繋がりをまざまざ
と見る始末、世間は広いようで狭いと思えた今回だった。
 マンションで買いあさった参考書を読んで二日を費やする。
二日目の夜、電話が来た、無論あの美里さん、明日からなら良いと
告げられ、迎えに行くと翔馬が言う。
遂に来るべき時が来た、其処は翔馬がしたくても皆目何が良いかも
判らない部分、其処になんと三人も農業に通じた私見を持たれる
女性が現れたのだ、参考書は知識にと読んでいたのだが、
此れからはその方面では小間使いされる覚悟を決めた。
 夜にさっそく田舎に電話して妙子さんに多少の話をし、
エサを買っておいてと頼んだ。
其れから電話しようと構える中、なんと以心伝心なのか、
由美子さんから電話が来て、あほな奴と大笑いされる、
既に美里から電話が来て此れから仲間に入れてと頼まれたと、
お前にしては上出来だったと変に褒められた。
この件ではお仕置きが酷くなるぞ、覚悟して里から戻れと言われる
始末、加奈子さんは反対に頑張ってと言われる。
 こうして何とか大阪では大きな獲物を獲得できたが、其れが里で
どんな展開に運べるかが、今度の事業には大きな影響を感じる、
里で考えるが、どう進めるか気が合う人を集めて話そうと・・、
其れには自信が無い、でもそれらをやらないといけない事だけは
決めていた。
 それらを十一月七日、漸く里に戻れる日が来る、
しかも今回は大変な人を連れて戻る役目、其れが何ともう最高な
女性、翔馬はいつに無く前夜は寝ていない、悶々としながら妄想
の渦の中でもがく自分が居たのだ。
獣の匂いか、この人もあの奈良の桜井の女性達と同等に、
此れからの翔馬に関係すると、確信できる。
 今後の道を作るためにと、心を新たに翔馬はハンドルを握り
里にと向かう。

         おわり・・・・。
























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・39 ≫

 二日後、翔馬は又も車に乗り込んで大阪市内を出て行く。
そうして車内での顔つきは何か思いに染まり込んだ様子、其処には
何時もの翔馬の顔つきじゃない、其れほどコンを詰めて二日考えた
末の動きと見る。
其れは、あのおぞましい出来事を起こした罪にさい悩まされた姿、
幾ら何でも気高き女性の尊厳を踏みにじった獣の姿を公開している
からだった。
そんなに凄い女性と思うなら、手管を惜しまずに時間をかけて落す
のが本当だろう、其れをせず酒に任せの動きを今ではとんでもない
事と・・、其れで思い余り車で向かった。
家の庭に車を入れると玄関先でチャイムを鳴らし頭を下げて待った。
 「・・、・・、どなたです」「僕です・・」「え、ま~あんた・・」
美里は驚いて玄関を開けた。
 見ると頭を下げられたまま、美里も其処は動じずに暫く黙ってる。
だがその時間は僅か、「貴方ね、どの面下げて来られたの・・」
「ハイ、言われる通り面は一つですが、此れで逃げも隠れも致し
ません、裁きを受けに来ました」「裁き・・」
「ハイ、大罪を犯した男ですから」「じゃ警察に引き出そうかね」
「それでも良いかと、覚悟してきました」「へ~、上がったら玄関先
人目が悪いし」「では・・」部屋に通される。
 「じゃ何でも従うのね」「ハイ」「このまま逃げれば良かったのに」
「其処も考えましたが、どうしてもI謝りたかった」「謝る、何で・・」
「え・・,罪にです」「罪どんな・・」「強姦強要罪です」
「そう、そうなるわね傷害罪もよ」「・・、・・」
流石に顔を挙げられない翔馬、頷いた。
「じゃ、美里が願い出れば良いわけね」「ハイ・・」
「そっか、失望したわ」「えっ・・」「だって人間じゃない仕草じゃない
、獣よ、相手の立場なんぞ考えないし、気持ちもそう、とんでもない
事をしたよね」「ハイ・・」「そう認めるん」「はい・・」
「なんか見かけ倒し、あの時はそんな柔な素振り等微塵も無かった」
「・・、・・」「それで二日後其れか、つまらないわね」
「ええ~・・」「見損なった、悪は悪で通せばいいのに・・」
「・・、・・」「何か言い分だけ聞かせてくれない」「え・・」
「弁護よ」「其処は良いです」「何で・・」「言っても弁解に為るし」
「そう、じゃ聞かない、今からでも良いの警察」「ハイ・・」
「・・、・・」その返事を聞いて美里はキッチンに向かう。
 コ-ヒ-を入れ乍ら予想に反して相手が現れたのには吃驚したが、
話を聞いてて可笑しくなる。
本当にそんな心がけで来たのか疑うが、其処は其処で楽しいとさえ
思える。
あの強靭な行為は半端じゃ無い、相手の尊厳や思い等木っ端微塵
に砕ける威力、其処は身をもって美里は体験させられた。
 「どうぞ、警察に向かう前飲んで行こう」「はい、頂きます」
「里は何処・・、親は・・」それらを総て答えた。
「じゃじゃ、警察ではこの事件だけの事を聞かれるけど、私にはそうは
行かないわよ」「ハイ・・」「ではお聞きするけど、今関係している
女性は居られるの」「ハイ・・」「どんな方・・」
「其処は一概には言えないと思いますが・・」「何で・・」
「だって複数ですから・・」「え・・、独りじゃないんだ」
「ハイ・・」「じゃじゃ、此処で懺悔してくれない、其れで考えて警察
に行くか決める」「ええ~・・」「だって、いきなり犯されたのよ、
貴方の事総て聞いてから決めたいの、悪いならそのまま行こう、
でも中身知りたいし、美奈とも友達でしょうがね、総て生い立ちから
聞かせて、其れとどうしてあそこが凄くなった経緯もよ」「美里さん」
「なあに聞く権利在ると思うけどな、聞いたら美奈は電話番号も
知らないというし無茶苦茶よあんた」「ですよね、知らせていない」
「じゃ、ゆっくり時間は有るし聞く」
遂に、美里は上から目線で物を判断できると微笑んだ。
 だがだが、其れからの話を聞き出すと、もう美里は身が震えるほど
驚かされ続け、里での自分の母の妹とアソコを扱いて育てた事も
そうだが、なんと里にも大阪にも女性が多い事に驚愕する。
しかもその他に身体を売る仕事までこなしていると聞かされるともう
耳を塞ぎたい衝動にかられた。
 一時間後、「ふ~小説でもドラマでも聞いた事も見た事も無い、
とんでもない履歴よね」「ハイ・・」「・・、・・」
もう美里は気が動転している。
「じゃ、警察に捕まればその方々に美里は恨まれるね」
「そうでも良いです、僕が犯した事、諦めて貰える」
「そうなん、じゃ良いのよね」「ハイ・・」
そこはハッキリと翔馬は言う。
「そっか、美里は突然だったけど他の方々はそうじゃ無いわね、如何
して美里もそんな自然と出来なかったの、美里も悪くは思えないし
美奈のお友達だし」「其処が言いわけに為るかも、でも突然衝動で
動いて仕舞い、止められなかった、僕が望んでいた部類の女性
そのものだったし酒に事かせて動いたのは事実ですが、本音は死ぬ
まで付き合いたい女性、でも今じゃそれも儚い夢に為りました」
「え、じゃ一度じゃないとでも・・」
「無論です、心から抱きたいと、其処だけは本当です」
「あんたね・・」そこから言葉が浮かんで来ない。
美里の胸に突き刺さる言葉、死ぬまで付き合いたい、其れが美里の
変化を見る羽目に為った。
「じゃ、一度だけじゃないとでも」「其処は間違いありません」
「じゃじゃ付き合うのは如何するの、聞くと今田舎に身を置くと聞いた
けど・・」「月に一度今までのと繋がりで大阪に来ます」
「・・、・・」其れを聞いて美里は少し考えていた。
「あんたね、田舎で何かすると聞いたけど何するん」
「それを色々と考えて大阪に今回来たんです」「え、決まってないん」
「郷は中学迄住んでいたけど、何も知らないし、今回は何も殆どの
方々に及ぼす事を起こそうと・・」「ええ~全部かね」
「出来れば何かしらそれに準ずる事をして頂く」
「じゃこんな事で警察に行く身じゃ無いじゃないね」
「・・、・・」「馬鹿ね、里の人聞いたら嘆き悲しまれる」
「・・、・・」「あんた大望を持っているなら少し其処の部分を
押さえなさい」「・・、・・」「出来ないの・・」
「出来ますが、今回は特別な女性だった」「特別・・」
「僕に会う筈の人と決め込んでしまった」「ええ~・・」
「それほど匂いと思いが重なった」「匂い・・」「ハイ・・」
「もしかして獣の匂いかしら・・」「・・、・・」
「当たりか美里は獣の匂いがする・・のか・・」
「・・、・・」「そう、じゃ警察辞める」「えっ・・」
「だってあんたの後ろに仰山な女性が居れるやんか、後で殺される」
笑われた。
 「さ、話は終えようか、で田舎どんなの教えて・・」「え・・」
「あのね、私も少しは協力出来るかも」「何でです、美里さん・・」
「私が今までして来た仕事ご存じないでしょうが・・」「ハイ・・」
「じゃ、何での疑問教えるね」
其処から聞く話に驚くなんてものじゃ無かった。先祖代々この豊中の
服部緑地で商いをされている家と知る。
しかも扱う物は造園関係の木や銘木、其れに果物や草花類を扱い、
広い敷地にそれらの幼木を植えて育てて来たと聞いた。
「え、じゃじゃ、あの岡山県の伯備地域と同じですか・・」
「今は向こうが伸びているけど、以前はこの一帯が全国を網羅して
いたの、今じゃ手がかかる仕事より、住宅地として変化したけど」
「なんとそうでしたか、では地質も・・」
「関係する事は総てよ、全国の気候や総て網羅している」
「なんと凄い、今回出てきて奈良の大学の先生に会いに行きました」
「何方、あ、若しかして岩井房子博士」「え、ご存知ですか・・」
「その世界じゃ有名、ま~あんた会えたん」「紹介ですが会えました」
「なんと凄いじゃない、じゃ私が出る幕無いよ」
「いいえ、其れは参考にお聞きしただけです、お聞きしますが、気候
と果物の似合いは・・」「判るよ、其れに地質が一番大切ね」
そう言われる。
「じゃ、今後相談役で出来ませんか」「高いぞ」「ハイ・・」
「阿保やね、金なんぞ望むかね、じゃそうだな、翔馬君が傍に居れ
ば総て出来るけどね」「え・・傍に・・」
「え、月に二度でも良いけど今度は美里が襲うわよ」「待っています」
「阿保じゃ、そうかじゃお年寄りも若者もそれなりの仕事を作ろうか」
「何でも聞きます」「でも場所どれ位あるの・・」
そこから車に戻りPCを持って部屋に入る。
地図を出して場所を教えると、美里は部屋から出ると古いの-トを
抱えて来られた。
其処には年度別の色々な事が記されていると聞かされたし、
広島の奥の事も有ると言われる。
其から一気にその話の中に二人はめり込んでしまう。
 「え・・、じゃあんたみたいな獣出るでしょうが・・」
「僕見たいって・・」「あのねイノシシや猿、鹿もそうだけど、食い
荒らすそうよ今じゃ酷くなったと聞いている」
「あ、そうだそう聞いたぞ、だから芋や野菜は大変だと」
「でしょう、じゃその部分を省けばいい事じゃない」
「え、省けるの」「出来るだけ必要なら作り、商品としては無理ね、
設備が大変、タヌキやキツネも出るよ」
「そうか、そうなると何が良いですか」
其処からの-トを捲られ色々と考えられておられる。
「翔馬、コ-ヒ-頂戴」「只今すぐに・・」「馬鹿ね」
笑われながらの-トを読まれている。
 コーヒ-を飲まれる中突然目が輝いた.。
「有ったぞ・・」「ええ、何なんですか・・」
「待ちなさい、今電話してお伺いする」「え・・」
「うふっ、あんたね、美里は岩井博士の信者ですよ」
「え・・では・・」「そうよ、何度も相談して来ているし、私は博士の
教え子、其れに従妹のお嬢様は内の土地で研究の苗を預かって
いるしね」「あわわ~じゃじゃおんなじだ、いや違うな、あの人は
信者じゃ無いしでも教え子だったぞ」「誰よ」
「あ、いいえ僕の知合いの人も博士の教え子だと、その方の紹介
で会えたんだ」「誰、年幾つ・・」「三十六歳」「女性かね」
「うん・・」「誰、美里は三十五歳一年下か、何処の大学よ」
「奈良・・」「ええ~嘘、それでどの学部、名前はねね早く・・」
そこから由美子さんの事を話した。
 「・・、うぎゃ~知っている、恐ろしい上級生だった、今何処
に居られるん」「え、ご存じなの」「今知るも知らずも、もう早く電話
無いんか」「有るけど・・」「早くかけなさい」
「・・、・・」とんでもない事に為りそうだった。

         つづく・・・・。

















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・38 ≫

 午後四時過ぎ、今朝から雲行きは芳しくなかったが今は外は秋雨、
しかも相当凄い雨になりつつあった。
部屋はそう、言われた通り美奈は陥落、そうして叔母の美里さんは
トイレ通い、言われた通りの展開になってしまう。
翔馬は大学時代から相当あの店で仕込まれて来た、其れで酒には
強い体、そんな中で皆は酔い潰れて横たわるし、美里さんは苦笑い
しながらトイレ通い、翔馬は気も体もまだ確か・・。
「・・、・・」トイレに向かわれる美里さんの後姿を目で追い、
其れが数度続くと、何か翔馬に異変が起こった。
其れが何と股座に、しかも相当なでかさに膨張しきる。
そんな中数えきれないほどトイレに立たれる美里さん、翔馬は何を
思ったのか数秒遅れて立ち上がる。
そうして廊下を歩き洗面所まで来ていた。
間を考えズボンを引下ろし、其れを引きずりトイレのドアを開けた。
「・・、・・」驚愕する相手、を今チョロチョロと音が聞こえる中、
顔を上げて目の前の物を目に飛び込ませてしまう美里、
其れが其れが何となんと目の前どころか顔に迫って来た。
其れで・・、もう驚くよりとんでもないでかさに慌てる、何で此れが有る
の来たの如何してと思えるが時間は瞬間、無茶苦茶、
翔馬は思いっきり美里の長い髪を掴んでいきり立つ自分の物を事も
有ろうか、美里の口に寄せるとグイグイと髪を掴む手がに力が入る。
いやいやと顔を横に振るが、其れでも容赦ない相手、歯を固く閉じる
中、今度は片方の手で鼻を摘ままれた。
すると息が出来ない口をは開かないと出来ない状態にさせられた。
何度も拒むが息が忙しくさせろと催促する中、美里は歯を少し開き
息を吸い込むが、其れが災いを呼び込んだ。
でかい物が無残にも美里の口中にと突き入れられ・・、
その後はしかるべき姿、長い間動かない美里だったが、でかすぎる
代物は許してはくれない、、喉奥に喉つ突かれるからえずきそうに
何度も為る、そうして一分も経たずに美里はその侵入して来た大物
を舌が持ち上げてそれから・・、強かな美里の真骨頂、
求めるさせる相手も美里は同化、しゃぶる姿も翔馬が狂喜乱舞する
顔、突かれる涎を垂らし乍ら今は愛しむ様にしゃぶってくれる。
其れが何と心地良い事か、今まで何度もこんな事をしてきたが、
今までとは雲泥の差、此処は強姦、しかも姪の友達の男、だが、
どうしてこうなったかを美里はでかい物を口に迎え乍ら思う。
其れは確かに美里にも責任が有った、美奈を酔わそうと持ち掛けた
のは自分だが、其れがこんな展開に及ぶとは努々思って無い、
でも心の片隅では姪を酔わせると後は二人きりになる事は大人の
女判り切って居る筈、其処は悪い女心考えまいと其処で思いを断ち
切る強かさ、罠は仕掛けてはいなかったが、
相手が猪突猛進、獣だったのだ。
 便座に座る露わな姿、着る羽毛の羽が互いの息使いで長い羽毛が
息の風邪で揺れる中、既に美里の両手は男の尻を掴んで揺すった。
 翔馬は棒を抜くと、すかさず相手を抱きかかえ、其の抱きかかえも
変、両足の膝裏に手を廻し男の力だ、相手は抱えあげられると横の
壁に背中を当てられ上にと摺り上げさせられた。
なんとものの見事に美里の股座が丸見え、ピンクの花弁を分ける様
にでかい物が挿入されて行く。
其処から美里は目を瞑った。
ここまで来たら男の願いを叶え誘うそうでもしないと収まらない事は
女で過ごした中でそう思える、直ぐに果ててくれればそれで事故は
終えられると思えた。
だがだが如何せん大物、其れが何と強靭そのものだった。
二年以上は自分の其処には訪問者は居ない、訪問させているのは
大人のおもちゃだけ虚しいが其れで少しはストレスを和げてくれる。
だが今はそんな代物じゃない、生で相当な物、美里は膣中に入れ
られたものが生き物だと知らされた。
其処からとんでもない出来事のオンパレ-ド、なんとくるくる今まで
とは雲泥の差の喜悦、しかも善がりを連れて攻撃され続ける。
とんでもない程いがり泣き続け、往くよもうまただ~あんた凄いが~
凄い凄い往くよまた往く往く来た~~~~、何度そうのたまうのか
限度が無い、其れほど遣られ尽される。
受ける美里は人間じゃないと知らされる中、感じた事が無い世界に
浮いて舞う我が身、抱えあげられた腿が大物が突き入れる動きに
呼応して揺れて行く。
全くこんな喜喜三昧は知らないからだ、美里が泣きじゃくりながら
往く往った又来るよと相手に知らせる事は忘れていない、
本当に最高最低、天国地獄、男の背中に指が減り込んで震える
美里、何もかもが今は白紙、今は相手の動きに身が震え痙攣する
様を呆れながら感じる美里だえkが存在して居た。
 三十分、呆れる長さで蹂躙され続けた、漸く壁から背中が離れ
たら、終わりと安堵する、其れほど喜重を重ねた我が身休む暇等
無い、廊下に出たらもうしがみ付いたまま、だがそこでとんでもない
事が・・、なんと男は離してはくれなかった。
今度その入れたままの姿で、事も有ろう事か美里の脚を男の腰に
巻き付けるとそのまま廊下を飛ぶように歩かれる。
又其の受ける衝撃の凄さは半端じゃ無い、諸に身を突き裂く威力
は想像を絶する。
威力なんてものじゃ無かった、頭の芯まで喜悦が蔓延、如何する
事も出来ないほど喜びが湧き出る、歩く度の衝撃は言葉で言い
表せない最高の刺激、知らぬ間に廊下に美里のほとばしる失禁
が種を蒔くように廊下に跡を付けていった。
 既に首が男の肩に落ちている、何度目かは知らないが失神、
気が付いたら、又も驚愕何と姪の横たえる傍に寝かされ、
しかもまだ大物は股座に咥えたままだった。
気が狂うほど驚く美里、相手はそんなこと構わずに、腰を動かす。
溜まらずまた元のあの凄い世界にと美里は追いやられて行った。
何度も其処で失神、失禁、未だ上には羽毛の毛がたなびく中、
数えきれない往き様をまたも積み重ねてしまう。
 漸く許されたのが一時間後、気が戻ると・・、既に其の男の姿
は部屋に無い、何でかと考える程余裕は無かった。
何とか廊下に落ちているスカ-トを這いつくばり取り切ると廊下に
へたり込んだ。
「・・、・・、凄かった・・」
小さな声で発し、男を探す眼だけが動いた。
だが家の中で気配は無い、少し寂しいが安堵が大きい、
よろけて歩き、美奈が寝ている横で倒れて、暫くすると美里も疲れ
すぎて寝てしまった。
 どれくらい寝たのか、横で皆も寝ているが既に起きている様子、
動きたくないのか二人はいつの間にか手を握り、そうして指が
動くと起きている証拠,、「酔った」「うん、寝ていたね、美里も寝た」
「え、翔馬君は・・」「知らないのよ、酒で酔いつぶれたの」
「ええ~叔母様が、嘘」「嘘じゃないがね、あの人帰ったのかね、
雨が降る中」「え、まじ、何で返したん」「え、まずいの・・」
「連絡出来ない」「ま~携帯は・・」「入れていないし」
「・・、・・」「ま良いか、此れで縁が切れたんだ」
「お前・・」「良いの憧れて居たけど縁が無かった」
「お前、お友達だったんだろう」「外向きわね、でも女だし」
「じゃあの男は・・」「弱みに付け込まれただけ、もう未練は消えた」
「本当か・・」「そう、消えたみたい、翔馬君に出会い、そうして
さっきの酒が消してくれた」「・・、・・」
返事も出来ないほど美奈が可愛そうと思えた、其れに変わりに自分
が襲われた美奈が事に少し腹が立つが、此ればかりはどうしようも
なかった状態だと決めつけるしかないと思えた。
美奈が立ち上がりトイレに向かう、残る身さ美里は何か忘れ物は
無いかと捜したが,大変な事を気付かされる。
「あっ・・」声を出したが既に遅い。
「叔母様、パンテイ・・」「ああ~何処に有ったん」
「トイレ、其れに廊下に雨漏りじゃ無いでしょう濡れて居るよ」
「え、そうか、じゃええ~私のションベンかな垂れ流しでトイレかね、
もう酒もそこそこにせんとね」
互いが大笑い、其れで済んだと美里は胸を撫で下ろした。
 其の頃、翔馬は車の中、高速の上で走りながら思い浮かべるのは
強姦した相手、最高な体と肌と膣中、どれもこれも凄過ぎた。
今まで自分から動いた事は妙子さんだけ、其れもした積があっての
行程、今回は独断専行、犯罪なのだが、其処は覚悟しての事、
其れほど震い付きたい人なのだ。逃げている身、
今回限りでも思い出としては確りと残せるほど暴れたと思う。
その翔馬を乗せた車は森ノ宮にと雨の中走る。

                       つづく・・・・。




























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・37 ≫

 一時間後、四人で店を出ると二人の女性のためにタクシ-を拾う、
其れに乗せると後ろのタクシ-に翔馬は美奈を抱えて乗り込んだ。
一度送るにも酔っている、自分も酒を飲んでる、森之宮のマンション
に向かい、部屋に美奈を入れて、自分はシャワ-を浴びて酔いを早く
醒まそうと努める。
一時間後何とか酔いが収まるがまだ酒が残っていた。
ソフア-で横たえる女性は四年間仲良しだった友、仲間から聞いた
話では付き合っていた男性と別れたと聞いている、その傷をいやそう
と二人で皆を飲み会に誘ったとも聞かされ、そんな中で翔馬に会って
居るのだ。
 酔いが醒めた午前四時過ぎ、相手も虚ろながら目覚めてくれる。
「え・・」「送るよ、酒が抜けたし・・」「あ、翔馬君、え~如何して
美奈此処に・・」「酔い潰れていたぞ、連れて来て酔い醒まそうと、
送りたいが俺も酔っていたしな、場所も知らんが・・」
「・・、・・」部屋をきょろきょろ見渡した後、
「此処翔馬君の部屋」「そうなるな、でも何もしていないぞ」
「・・、う、お水・・」「判った・・」
水を冷蔵庫から取り出して渡す。
「・・、・・」何も言わずに翔馬を見つける美奈、
三年ぶりの再会だった。
「今お仕事何してんのよ」「自営業、個人と言った方が良いのかな」
「良い暮らししているじゃない」「此れ借りものだぞ」「全部・・」
「そうなるな、でも今は田舎に戻っているんだ、此処は一月に一度は
来るけど」意味は理解出来ないのか中身は聞いて来なかった。
「朝に為るが送ろうか・・」「あ、今日は土曜か、ふ~助かった」
「え・・」「休みじゃない、そっかそれで飲み会、忘れていた」
漸く笑みが顔に浮かんで来た。
其れから話が始まる、四年前までは友達付き合い、しかも大学入り
たてから続いている間柄。
「へ~何も知らんし、翔馬君上手く世間渡っているじゃない」
「そうなるのかなよう判らん・・」そんな話も嬉しい翔馬、
本当に四年間唯一の異性の友達が美奈だったのだ。
 二時間も話をしていた。
「送ってよ」「良いよ豊中だったよな」「そう服部緑地・・」
「良いぞ行こうか」マンションを出て、翔馬の車に乗り込む美奈、
夕べとは大違い、以前の美奈の姿に翔馬は心から喜んでいる。
車内で話をすることが出来る。
今美奈はIT関連の会社に勤めていると聞かされる。
その世界は疎いが気に為る業種、いろんな質問を浴びせて会話は
途切れずに服部緑地に到着。
 閑静な住宅地に入ると、教える家にと到着した。
「叔母様~」「ま~お前、何で知らせてきひんの・・」
「御免、酔い潰れて・・」「え、ではこの方・・」
「以前言っていたでしょう、大学の友・・」「え・・」
「それも初めて行った日に出会ったと」「あ~じゃ井上翔馬君」
「そう・・」「ま~連絡していたの・・」
「ううん、偶然夕べお寿司屋さんで」「じゃ上がって下さいな、どうぞ」
其処まで翔馬は一言もしゃべる事は出来なかった。
相手が叔母さんと言う、聞いたような気がするが覚えていない。
(あ、ああ~そうだ里は四国だったぞ、そうかこの家は叔母か・・)
それで意味が分かる、其れになんと翔馬の胸のど真ん中,
おばさんは剛速球で翔馬の胸めがけて放り投げられた160キロ
剛速球。
年も三十半ば、又美奈に似てキュ-トな姿、目眩がするほど翔馬
には映る相手、とんでもないところに来たと後悔するほどの初対面、
もう部屋に向う途中で眩暈がするほど面食らう。
コ-ヒ-を出されるが、其処から無我夢中、何かを話しているが
其れもとんと覚えが無い程、着替えする間相手されるが総てが
心地良い、しかも音楽の中でも一番聞きごたえがある音程の声質、
其れで何を言われても怒られてもこの感じは変わらんと思える、
翔馬にとって最高音色、「ね~聞いておられますの・・」
「え、何か・・」「あらら上の空、美奈を如何思ってらっしゃるかと」
「あ、其処は大学時代からの仲良しですよ、無論友達範囲」
「え、友達だけ・・」「そうなりますが・・」「ま~じゃ独り善がりかしら」
「え・・」「だって、今も時々あなたの名前が出ますのよ」「え・・」
「だからてっきり男女かと」「其処は違いますけどでも仲良しです」
「叔母様・・」「御免、聞きたかったし・・」
「良いの、この人は本当に友達だしね」醒めたコ-ヒ-をお替りした。
「ねね、叔母様、以前までは相当な女性だったのよ」「え、以前・・」
「そう、ご主人が亡くなるまではね、もうとんでもない男よ、家業は
叔母様に任せきりで遊び惚けていたの、しかも家にはひと時も
居ないほど、居る時は飲み歩き居ない時は魚釣り、本当にひどい
男だったけど、おばさまは皆が別れろという中笑っておられたわ」
「・・、・・」「それが、趣味で亡くなった」「えっ・・」
「そう魚釣りで遭難・・」「ええ~・・」
「和歌山沖の磯,大波に浚われたと・・」「なんと・・」
「それで叔母様は好きな事して死んだと、其れから言草と大違い
気が抜ける姿、事業もそれから手付かず、其れで叔母様の弟が
引き継がれたの」「そう・・」「なあに、要らん事いっちゃダメ」
「だって、聞かれたし」「もうあんたが進んで話しているのを聞いた、
悪い子ね」コ-ヒ-を二度目だが、美味しいと翔馬が飲んでいた。
 「お昼どうしようか・・」「叔母様の手料理が良い」
「其処は如何かな、翔馬君に合うと思えないし」「え、僕帰ります」
「ま~美奈聞いた、本当に亡くなった主人と同じだ」
「え・・、叔母様・・」「そう、はじめてあった瞬間、驚いたの・・」
「え、じゃじゃ」「そう、主人と出会った時の気持ちと似ていた」
「あらら、大変だ、叔母様男見る目が無いよね」
「うひゃ~あんたに言われると失望しちゃう」「何で~」
「だって・・振られる男じゃない、御免」「ううん、本当だもん」
急に傷口をえぐられる、しかもそのドスの切れ味は鋭かった。
「でも、相手も戯け、こんな従順な娘を手放すなんぞ勿体ないやん、
本当に相手は碌な相手じゃない、今後が危ぶまれる」
「もう良いからその話、翔馬君知らんし」「そうよね、御免なさいね」
何もかもが浮足立つ身で聞いてしまう翔馬、本当に困った相手に
出くわしたと後悔している。
其れほど魅力がある相手、美奈と違う姿と、どうしょうも無い男に
尽くされていたと聞くと尚更気が其処で膨らんで行った。
 其れからはタ-ゲットが翔馬に振り向けられた。
色んな質問が美奈からと叔母さんからと矢継ぎ早、答えるに苦労
するほど根掘り葉掘り、其れが何と嫌じゃ無いから翔馬は聞かれる
ままに話をしてしまう。
 「「あらら、ま~こんな時間に為っちゃった」
「ほんとだ、翔馬君が話すから・・」「え・・、聞かれたぞ」
「言ううな、其処は判っている、叔母様、何か取り寄せたら・・」
「だね、未だ離しませんからね」「オオこわ・・」
「うふっ、叔母様今日は相当よ」「だね、気に為るから聞きたいがよ」
「あ・・、訛り出たやん」「あ、そう、うふっ、もう思い出す、主人も最初
はそうだった、お前は鉄砲撃ちかと・・」「何其れ」
「だって話が次から次と出る口よ」「「言えてるがおじさん素敵ね」
「そうだったの、でも死んだ」急にそこに行くと顔色が沈まれる。
寿司の出前を取り、其処で日本酒、三人は相当飲んで行く。
美奈がよろけながらトイレに向かった時、「ねね、酔わそうか」
「えっ・・」「あの子酔えば何も覚えていない、だから酔わそうよ」
「ええ~・・」「そうすると何でも出来るよ」「え~叔母さん」
「もうあんたに叔母さんは無いでしょうが美里よ」「はい、美里さん」
「だからあの子は今は酔いたいの、お願い協力して、私はトイレに
行けば済むのよ、いくら飲んでも・・」そう言われる。
 それが本当と思えた、夕べの事も有り忘れたいがために酔われるん
だと解釈する。
美里さんはエンジン全開、美奈が好きな話をされながら酒は見る間に
美奈の喉奥に注がれた。
その行為は瞬く間に現れる、泣きながら飲む酒はしょっぱいだろうと
思うほど皆は見境なく酒を煽り、本当に酔い潰れて行く。
 
            つづく・・・・。
























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・36 ≫

 二日桜井の家に滞在し、勤めが有る森ノ宮のマンションにと向かう。
部屋は誰も今は住んでいないが、時々美代さんが来られている事は
知っている。
部屋も綺麗にされているし、何時でも翔馬が来られるように、
腐らないものが冷蔵庫に入っていた。
 そこで今日からあの大阪の女性連中と会う事に為っていた。
無論、其れには中継ぎの女性がいる、一番翔馬を大事にして頂く女性、
その方は翔馬が関係する女性のすべての連絡先が在る、其れゆえ
翔馬が其々に連絡しなくても良い様に中間にその方が居られている。
 夕方から又も翔馬が奮闘する姿、部屋では来られる女性が総て翔馬
に抱かれるだけで来て頂いた。
其れゆえ、もうとんでもない乱様、姿は違えども既に六年間の付合い、
中には途中で亡くなられた女性もいるが、代わりに今じゃ、危険が無い
事を知る相手達は大胆その者だった。
無論金が纏わる抱き合い、だから相手は元以上の喜び得終えようと
興奮されるから、凄い事になる。
その方々を八人四日間でこなすと、今じゃ体力の関係でへこたれる。
五日目は爆睡状態、本当に嬉しいが、体力勝負、相手は十分に体力
を持つ美しい三十代から四十代の女性、それらを相手するのだから
何おかいわん、芯から疲れた姿で十時間以上寝ていた。
 十時間過ぎると目が覚める、其れはお腹が減った事も有るが、
翔馬は最高な仕事をした後、腹ごしらえをと着替えて外に出る。
 懐かしい北新地、その中でもひときわ目立つ造りの名店が有る。
しかもその店は地下、その店に向かう下り階段を降りて行く。
「・・、え・え~ま~翔馬さん」「おう~、元気ですか、ご無沙汰
しています」この店に初めから会う相手、しかも翔馬と同じでその当時
店に入りたての板前見習い、其れが今じゃ二番手を仕切られている。
「おやおや、田舎に帰られたとお聞きして居ましたが・・」
「大将、時々は大阪に出て来るんですが、今は田舎に・・」
「聞いていますよ」「えっ・・」「今日のご予定は有るんですかい」
「別に・・」「じゃ,摩子ママ呼んでは如何です」「え、電話知らん」
「実は先ほど電話がありましてな、独りだけど食べたいと予約」
「珍しいですね」「良いですか相席」「是非、向こうが嫌じゃ無ければ」
そういう。
 十分後駆け足で店に入られる姿に翔馬と大将が笑う。
「何よ、可笑しいの」そういいながら、翔馬の隣の席に座られる。
この寿司屋は最高な寿司屋と北新地で有名、五年前までは堀川沿い
の奥の道筋に在ったが、晴れて選ばれビルのオーナーに懇願され、
二十年以上この界隈で寿司を握られている大将、
北新地の生き字引としても名が挙がる。
「もう最近は私も考えさせられる」其れは北新地と言えども昔とは
景色が変わっていると言われる。
其処に大将が話に加わり、「昔は不動産屋でしたな・・」
「そうよ、今じゃIT産業、意味わかんない」笑われる。
色々な話を翔馬を交えて話す、本当に一年ぶりに足を入れた昔の
翔馬、今は別人だった。
「で、田舎如何・・」ママが話を振られる。
其れから翔馬が愚痴る、田舎はどうしようもない世界だと、いろんな
計画もすんなりとは動けない、でも何かしないとは皆が思うけど、
其れが何かは誰も言わない知らないと告げる。
「うふっ、そうなるよね、田舎は新しい物には一歩下がるのよ」
「ですね・・」「で何をしたいの・・」「それが未だ・・」
「あらら、じゃ悩みに為らないやんか」「いえますね」笑う。
翔馬とママはカウンタ-で大将と話をしている。
入り口側に翔馬が座っている、其処に三人の女性が店に入られる。
翔馬は後ろ姿で酒を飲んでいる中、其の三人は後ろの仕切られた
テ‐ブルに座られた様子。
其処に、二番手の板さんがおしぼり持参で向かう、
「カウンタ席の人、翔馬君じゃない・・」「ご存知ですか・・」
「やっぱり、横顔がそうかなと・・」「お知り合いですか・・」
「学生時代よ」「なんと・・、翔馬さん、こっち見て・・」
「何・・、・・、え・え・え・ええ~嘘だ~美奈ちゃんか・・」
「うふっ、見つけた、久しぶりね」大学に何も知らずに見学に向かた時
知り合う女性、その後四年間、本当に友達付き合いをしていたのだ。
偶然でもこの広い大阪、しかも北新地で・・」
思うが何でこんな高級な店に来られるのかと最初に頭をよぎった。
挨拶を終えるとオーダ-される間、大将がITの会社だと告げられ、
ママもそれを聞いていた。
「翔馬君、後どこかに向かうん」「うん、ママの店」「え、来てくれるん」
「いきますよ」「きかれた、すぐに返すけど、あんたはまだ北新地に
居るの・・」「安もんのバ-に・・」「そう、久しぶりなら後で会うのは
如何かしら」「ママさん、粋ですね」「生意気ね、あんた達仲間かね」
「そうなるけど暇」「じゃ三人何方でも良いけど、店にアルバイトに
来ない・・」「ええ~何処ですの・・」
なんと美奈以外の二人の女性が食いついて来た。
ママが名刺を出して見学に来たらと誘う。
「行きます、条件は後で、でも衣服が・・」
「何とかするし二人なら怖くないでしょうが、一週間に二日くらいでも
良いけど・・」「ママさん、電話します」「待っているね」
そんなやり取りを翔馬と大将は笑いながら聞いていた。
 其の後ママと翔馬は店を出る。
「ねね、あんたの知り合い、あの女性は凄いよ」「何でです」
「あの顔、男が大好き、でも今の顔は陰りが有った、男性と何かあった
みたいね」「え、ママさん面相みるんですか」「見えたの・・」
そんな話をしながら、翔馬はママの店に三年ぶりに向かう。
無論、その店のナンバ-ワンは翔馬が抱いている女性の一人だ。
顔を見るなり驚愕する姿にママが笑顔で翔馬の身を渡された。
「あんた・・」「ごめんよ、すし屋で会った」
「そう、驚いた昨夜の後でしょう」「御免」そんな会話をする。
暫くするとママが席に来て微笑まれる。
「翔馬さん、私が思った通りに為るわよ」「何か・・」
「あのね、携帯にSosが来たわ」「・・、・・」
「ほらすし屋で会った三人から・・」「あっ・・」
「それでね、皆さんが酔い潰れたって・・」「なんと其れで・・」
「迎えに来てと仲間からの伝言」「ま~、翔馬さん・・」
「違うよ大学の友達だった女性だ」「良いわ、其処はママ何処・・」
「それがね雅代の店」「あ、其処成程ね、行けば・・」
「おいおい」「あのね、女性が会いたがっているのよ、行かないと男が
廃るやんか」「く~言われる」そんなやり取りの中、ママが席を離れる。
 翔馬はそのクラブを出て、言われたビルにと脚が向かう。
ビルの七階に降りると店が有った。
「あ、来た、御免なさいね、皆さんこの通り、貴方を呼ぶから・・」
「済みません・・」隣の席に座り、翔馬は新しいブランデイを降ろし、
其処で残る二人を飲み始める。
今までまともな仕事をされている女性とは縁が薄かった。
良い機会だとそれらに働く女性との話にも興味が在って話が弾む、
無論美奈の生活状態を知るためにも必要だったのだ。

               つづく・・・・。
 















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・35 ≫

 漸くまともに馴れてから、里の事を色々と話し始めた。
「そうかね、何処でも今はそうなる、で、其処で何かしたいのかね」
「はい、何が良いのかさえも判らず悩んでいるんです」
「だろうね、で里の中身もう少し詳しく・・」
そこから翔馬は知っている限りの事を長々と話し始めた。
 「そうか、じゃ若者は三十人はいるみたいだが年寄りは如何・・」
「詳しくは判らないが知っている限りは其処で話す。
「う~ん、難儀じゃね、其処で何か興すにも皆の賛同が必要じゃ、
其処は出来るの・・」「何とかしますが、既に仲間が数人居ります」
「年寄りは如何・・」「其処はまだですが、其れも伝で何とか」
流石博士、気に為る事を聞かれる。
「マテ、PC持ってくる」「私が持って来ましょう」
「おう、麗華あんたは夕食」「あのう、取り寄せますか」
「そうだね、じゃ七時くらいにしてくれんか」「ハイ・・」
あの若い凄い女性を相手にそう言われる。
「どこら当たりか出してくれんね、PC使えるか・・」
「何とか、では出しますね」地図を里に合わせて拡大する。
「あらら、山に囲まれて、此処はもう誰も住んでいないのか・・」
「ハイ、二年前からですが、もう一つ奥に平地が有るんですが
其処も以前人が住んでいたんです」「ほう広いがね」
「田舎ですから、こんな場所今じゃ幾らでもあるんです」
「そうなるよね」しみじみと地図を見られていた。
 「ところで、あんた里で仕事して金儲けかね」
「え、其処は違うけど、何とか里の人たちに勇気をと・・」
「どれくらいの勇気じゃね」「え~、生きる望みですが、駄目ですか」
「駄目じゃないが、其処を感がえんとな・・」
其れから先生は色々な話をされる、今までいろんな土地を見て来た、
講義もしたと言われる。
そんな中で一番は考え方だと翔馬を見て言われた。
「考え方ですか」「左様、仕事なんぞ今はしないでも生きられるが、
年金や社会保険が在るや。田舎じゃ贅沢さえしなければ食べるだけ
作っていれば良い事、其処が問題なんだろうけどね。昔はそんな
厚遇など皆目無い、其れで働いて来た。田舎じゃ情報も何も届かん、
新聞だけじゃろう、今じゃテレビやPC携帯、其処で要らない事まで
わかる、そんな世の中じゃ、だから難義と言った」
「・・、・・」「それとな、情報は良し悪し、昔は其処が皆無に
等しい、米さえ作っていればよかった、儲からないが多少は凌げた、
だがな今は如何、良事も悪事もすぐ耳に入る、知らんでも良い事
さえも入る世の中じゃ、例えばなセックスなんぞも様は知らんが、
知らないほうが良い事も有る。中身の問題じゃ、夫一人だけならこんな
ものか諦める事も出来たが、他で奥深いセックスを知ったら如何なる、
其れが幸か不幸か善がれたとするとな、今まで知らなかった本人は
如何思うか、知らん方が良い時も事も有るんだ」「成程・・」
「其処で、あんたが考える事が里に必要かどうかを考える方が先だ、
周りの人が何とかしたいと思う中で聞かされたんだろうが、その裏を
知る事が大切、あんたは今まで農業は子供時代だけだろう、其れで
先を見据えると考えが浅いか深いかが分かろう」「先生・・」
「これは良事だが目先だけじゃ無理、先を見越すほどの裁量が要る」
「ですね・・」本当に、翔馬は感動しながら話を聞き入る。
 自分で其れを働いて出来るなら範囲なら人の賛同は要らない、
だが資本を出すだけならよう考えてしないと総てが駄目になる、
何とかしたい事は見上げるが、其れをどうこなすかがあんたの役目と
見る、そうも言われた。
 夕食が来た、話の中で聞くと今居られる美しい女性は妹の娘さんと
聞かされている。
..先生を慕い、此処から大学に通って今じゃ大学の助教授と聞いた。
「叔母様、今回は話に熱がこもってますね」
「うふっ、久しぶりの若者なんや、其れにな話を聞くのが上手い男じゃ」
「そうみたいね」「それでな、聞くと中々出来そうもない事を恰も遣ると」
「ま~凄いじゃないね」「だからじゃ、独り相撲かと聞いていたが、満更
そうでもなさそうなんだ」「え、じゃ・・」
「ああ、アソコで色々としたいそうなんだが聞きにこられた」
「あらら、じゃ目的は・・」「其処を何が良いかと・・」
「そうか、田舎ではする事は限度が在るし、農業以外なん」
「いいえ、農業じゃないと皆さんが・・」「そうか、じゃ若者」
「それも加えてお年寄りも・・」「ま~じゃあんた大変よ」
「それで来ているんです」「そっか、そうなるよね」
笑われる顔が素敵な女性だった.
.「お前、バイオ如何じゃ」「え、でも未だ実績が出ていないし・・」
「続き翔馬が居る里で出来んか・・」「え、翔馬さんて申されますの」
「はい、実験ですか・・」「其処はもう済んでいるけど、後は如何
出来るかかな・・」「種類は何です」「果物よ」
「え・・、なんのですか・・」「あら、食いついて来たわね」
「里にでも出来るんでしょうか・・」「気候と土質次第ね」
「では、其処も調べます」「え~あんた・・」「翔馬です」
「そう、御免、でも・・」「此れ、するしないは後じゃろう、若者が
里を思い来てくれている、気候なんぞ土地さえ判れば簡単だ、
土質もお前なら判るだろうが」「ですが、今聞いたばかりですよ」
「あのな、実験は続けても其れだけじゃ、翔馬の里は興す事は
出来んぞ」「え・・」「そうだろうが、こいつは里の総てを見据えて
いる様子だぞ」「ええ~、なんとでは叔母様・・」
「そうじゃ、翔馬金の充て有るのかね」
「多少は持っているし、もし計画が凄ければ募れます」
「募れる、其れ不特定多数に呼びかけるのかね」
「いいえ、今まで知り合っている方々に説明すれば集まると・・」
「簡単に言われるが、其処は難しそうじゃね」
「簡単にできます、無論計画書が凄ければですが」
「そうか、頼もしいけど危ういな、若者の夢は良いとして、いざすると
なると何もかもが大変になるぞ」「其処も覚悟しているんです」
「叔母様・・」「お前、如何見る」「でも何も聞いていませんから・・」
「そうだったな、翔馬が此処に来たのは、房子の教え子からだ、
其れが何と懐かしい子でな大胆極まり無い女の子じゃ、そいつが
よこしたんだから、何おかいわん」「では・・」
「楽しそうじゃないか、房子も今じゃ隠居暮らし、大学じゃ名誉教授の
名だけ、暇じゃ・・」「では・・」
「まだ決めて居らんが、そんな田舎に腰を据えたらと思い浮辺てた、
夢だけどな・・」「叔母様・・」傍で聞いている翔馬は感動して身が
震え農学博士、しかも女性、六十過ぎても確り話をされている姿と
共に、翔馬が知らない世界の人物そのものだった。
其れから麗華さんが加わり、PCも地図上で色々な質問をされる。
いかんせん、翔馬とて里の事はあまり知らない、携帯電話で何度も
友に聞く始末、其れでも懸命に聞かれる事の情報は里から聞いて
知らせていた、姿に房子はこの男の気迫は半端無いと知らされた。
麗華も色々聞いて居る家に其処は同じ思いが芽生えだす。
「そう、田舎か・・」「お前、バイオも何処でも研究は出来るだろう、
如何翔馬の里で良い事見つけたら、里興しに一役買わんか・・」
「叔母様、嗾けますの」「いいや、如何かなと・・」
「如何」「私はこいつに乗っ懸ってもいいかなと、落されれば由美子
に弁償させるが・・」「ま~・・」桜井のあの由美子さんが
此処に行きなさいと言われた事が今じゃ本当に有難く感じて来る。
 夜遅くなるし、翔馬は長々とお邪魔した事を詫びその家から出た。
帰る間際に、電話すると約束して頂いた、本当に有難い思いで
翔馬は桜井の家にと向かう。
 戻ると、又其処で由美子さんと加奈子さんに事の経緯を報告。
「あらら~じゃ房子先生が、へ~翔馬凄い方落としそうじゃないね、
頑張れ」「由美子さん、あまりにも大物ですよ」
「其処か、意外と先生は乗りが良いから期待して居なさい、由美子
もそうなるとお土産持参で先生に会いに行く」「由美子さん感謝」
「あらら、じゃ里で何か興す気に為ったのね」
「はい、由美子さんに尻叩かれての事ですがね」
三人は大笑いする、傍に居る子供二人が驚いた顔で見ていた。
 無論、その夜は感謝を込めた愛撫さく裂、由美子も加奈子も
此れが有るからと待ち望んでいる身、願ったり適ったりの二人の
女性は、歓喜の渦に溺れて行く。
違う部屋で婆が苦笑いしながら可愛い子二人の添い寝、部屋まで
聞こえる女の喘ぎ、心から出る泣き叫びは女の身を震えさせた。
年甲斐もなく忘れた昔を彷彿させるその善がり声は幾つになっても
女は女だと知る羽目に為る。

       つづく・・・・。










喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・34 ≫

 道跡は草が生い茂るが判る、其れを習い歩いて行くが道々色んな
話を妙子さんと早苗さんが話されている。
「え、では此処では七軒が在ったんだ」
「そうなるけ、最初に出ていきんさった人が昭和四十年半ばかのう、
光代さんが大阪で苦労され店を開きんさった。其の後数年で親戚が
のう出ていきんさる」「なんとでは外に出て成功か・・」
「そうなるけ、最後に残りんさった婆ちゃんも去年いきんさった」
そう話をされた。
 大きな柿の木の舌で話を聞いている。
「成程な苦労して店持ち」「そんで、皆が其れを伝にとでんさる」
「判るが、じゃ奥は・・」「其処も似たようなもんじゃろうて、広島や大阪
其処は早くから此処に見切りを付けんさった」「広さは・・」
「この谷の半分くらいかのう、でももとは此処で生まれた人が奥にと
向かいんさったんだ」「成程な・・」
 写真を撮りながら奥の谷にと向かった。
だがそこで見る光景は無残、既に平地でも翔馬のセイくらいは伸びる
雑木林、其の中央を流れる川面が太陽に光り輝いていた。
住んだ跡の証にか、石堤が数か所残るのみ、手前の谷とは雲泥の
差が見える。
 一時間歩いて、元の谷にと引き返す。
其の頃は此処で住まれている妙子さん早苗さんは言葉が少ない、
互いに此処を見て自分たちの行く末を重ねられていると察した。
昼過ぎ、暑いから早苗さんの家に戻る。
其処で素麺を啜り乍ら会話は見て来た谷の事を話している。
 「翔馬、お前・・」「・・、うん、考えているが」「・・、・・」
「翔馬さん、あの谷に何か用事かね」「其処も何もかも用事じゃが」
「ええ~・・」意味が読めずに早苗が苦笑いする。
「早苗さん、アソコのつながりは未だ有るんか」
「有る、電話で何度も会話しているが、一度大阪に出て店も見さして
もろうたが」「そう、じゃ連絡つくね」「え、そうだが、あんた・・」
「未だ考えが固まらんが、何かしたいとは思っているんだ」
「ええ~、あんな谷でかね、何でアソコなの・・」
「意味は無いが、昨日息子さんに聞いたら見たくなったんだ」
「そういえばあいつ、翔馬さんが此処で居られるなら付いて歩くと」
「えっ・・」「それがのう、事故仲間の耕一君もそんな気持ちじゃと」
「なんと、ではあいつら・・」「そうなる、母の圭子さんと手わしと
同じ身じゃろう、そんでわしらもそれには良いと直ぐに返答した」
「あらら、じゃあいつらと母親、あはっ、翔馬大変じゃな」
「妙子さん・・」そこで大笑いされる。
 数日後、美咲が久しぶりに顔を出す。
「あんた偉い事に為りそうじゃがね」「何・・」
「もうしらばっくれて、美咲も入れてよね」「ええ~・・」
「だって、達之から電話が来て話を聞いたが」「ああ、そうか」
「そうかじゃないが、何するん」「考えも及ばんが、何かはしたい」
「だから何」「もう諄いぞ、判らん」呆れ顔で見詰める美咲。
「だがな何かをする事は決めた」「うひゃ~此処で何か興すんか」
「そうなるかな・・」「良いわ、大好きじゃ翔馬・・」
「うげ~何んんさる」「阿呆、違う好きな方じゃがね」
「く~驚いたぞ、親子かと・・」「そうなってもええが、此処で居るの
ならね」「阿保か・・」そんな会話ができる相手だった。
 夕方、一人になると色々と考える、だがこれと言った事が思い浮か
ばない、里で育ったのは中学まで、農業など何も知らない、其れで
戻ると自分が暮らした事等夢の中、現実は厳しい過疎地そのもの。
何とかしたい事は確か、あの奈良の桜井の由美子さんからも煩く
言われている中、翔馬は頭を抱えていた。
部屋に籠って色々と参考書を読んでいる。
どれもこれも色々と問題がある事が読み取れるが、其処は何とか
しないと此処では何もできないと思える。
自分が知る限りではこの地には十代から三十代までの人は数が
知れていた。
若者はこぞって外に出て行く、暮らしは元より夢が無さ過ぎた。
あれやこれやで、今じゃ如何しても残らざるを得ない人々が、
年老いた両親を持つ身、他は都会で暮らせず戻る人も居るが其処は
僅かだった。
翔馬が戻り迎えてくれた若者は数人、しかも学校の同級生となると
六人しかいない、其れに加えるとあのバイク事故の若者二人。
後三十代までは二十数人と美咲から聞かされている。
それらで何かを熾そうと考えているが、いかんせん知識が乏しい
翔馬には良い案等浮かんで来ない。
 稲刈終えると静か、後は冬を越すためどうするかぐらいの考え、
そんな何もない田舎じゃ若者は逃げ出すなと再度知らされる。
重い腰を上げて、勤めの大阪にと向かうが、其処でも由美子さんから
怒られる始末、何とか考えないサイト尻を叩かれるし、
婆様も追い打ちをかけられた。
そんな中でも加奈子さんだけは優しい目で何も言われない、
二歳になる子供を翔馬があやす中、腹には直ぐにでも生まれる子が
宿る体、そんな中でも美代さんと加奈子は大事な相手、
無論由美子さんは別格、加奈子の義理の母親だが、性根が座って
見事な女性だった。
「翔馬、今から此処に行ってきなさい」「え、誰・・」
「あのね、あんた師匠にしなさいや、この人が農学博士」「ええ~」
「奈良の大学に居てはる」「会うんか・・」
「参考に為らへんかもしれへんが、話を聞くだけでも良いがね」
「そうだけど」気が乗らないが、心配されての事と思うと断れない、
先方に電話されアポイントを由美子さんがとられる。
 そうして二日後初めて奈良市内にと足を踏み入れた。
朝早く出たから大仏さん見学に向かう、シカが居るし観光客も
大勢いる、楽しんで目的の場所にと向かう。
午後一時過ぎバスで向かう所は閑静な住宅地、人に尋ねながら
なんとか其処の家に到着、玄関で出迎えられた女性は六十過ぎ
だろうか、気品あふれる人、笑顔で聞いていると翔馬を部屋に
迎えられる。
 部屋に上がると直ぐに茶が出される。
「・・、・・」お茶を持って来られた女性が何とも言えない綺麗な女性
挨拶を忘れ慌てて頭を下げる。
其処に迎えられたおばさんが部屋に来られる。
「聞いたけど、田舎だそうだね」「はい、広島から奥に向かう場所です」
「邑南町だそうだね」「ハイ・・」そこから意外な話を聞かされる。
 「え~ではおばさんは広島の新庄ですか・・」
「生まれはそうだ、でも出てから長い事向かわんが・・」
「・・、・・」「家が無くなっているしね、親は此処に呼んで
二人とも亡くなっている・・」「そうでしたか・・」
だが、翔馬は「おばさんとばかり話ししてて肝心の人はと・・。
 しびれを切らせて、翔馬が聞いた。
「あのう先生はお留守なんでしょうか・・」
「・・、あはっ、そうか私じゃ無理かね」
「え、そうじゃ無いけど、此処に向えとだけ言われているんです」
「うふっ、由美子さんらしいがね」「え・・」
「何時お戻りでしょうか・・」「何時になるか、もう無理かもしれん」
「え、何でです」「上に往っているし、戻れんじゃろう」
「・・、ああ~じゃ・・」「夫じゃ・・」
「これは知らないから失礼しました」笑われた。
「ではお邪魔してても如何かと・・、此処で失礼いたします」
「そうか帰るか・・」「ハイ・・」
「何で来たのかね」「其処は先生に相談しようと・・」
「じゃ聞かせてくれんかね」「え・・」
相手がおばさんじゃ無理と察し、翔馬は相手を見た、
「顔に何かついているんかね・・」
「・・、え、え、え~じゃじゃ青山先生とは・・」「私じゃろう」
「なんと、失礼いたしました・・」
翔馬は平謝り、その姿が可笑しいのか長い間笑われる。
農学博士が男性と決めつけていたから、
とんでもない失礼をしてしまう。
 そこから、もう翔馬は焦り手繰る、ヒア汗を掻きながら話をするが、
もう何を言っているのかも判らなかった。

         つづく・・・・。
















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・33 ≫

 八月八日朝、けだるい体を起こし、昨日迄の喧騒を思い浮かべてる。
(く~大変だったな、漸く帰られたか・・)
七月二十九日、其れは突然だった、知らせも無いから翔馬は大慌て、
奈良の桜井の家族と美代さんとその子供が大型の車で来られている。
本当に驚いて翔馬は唖然とする中、妙子さんも泣くほど喜ばれる。
そうして知らせ聞いて皆が集まった。
 一歳半と二歳の子供は元気そのもの、翔馬にもぐれ付く中、
部屋はムンムンとする女性軍団、奈良の桜井の婆さんと由美子さん、
そうして加奈子と美代、その子ら二人六人が来た。
さらに里では夕方勢ぞろい、あの佐代子さんと美咲ちゃん、
其れに圭子さんと早苗さんらが居並ぶと荘厳、本当にほとんどの女性
が翔馬に抱かれているのだ。
其れを知る婆様は粋な計らいをされ、顔合わせだと仕切られる。
子供らは休む暇もない、ひっきりなしで誰かに抱かれ大騒ぎ、
外に出るが、虫に刺されると虫よけだ、やれ麦わら帽子だと,
てんわやんわの賑わい。
其れを見る加奈子と由美子は笑っていた。
無論、何処から聞いたのか翔馬の同級生も集合、その連中も何と
婆様が仕切られる。
 二日目は庭でバ-ベキュウ-、大勢の人が集まり其処でも賑わう。
そんな中で色々と女同士が話を咲かせ、翔馬は仕方なしで我が子を
連れて車で川遊びに繰り出した。
田舎ではそんな遊びしかない、おまけにとうもろこしやスイカを取りに畑で
大騒ぎ、年端も行かない子供でも其処は珍しいのか喜んでくれる。
 そんな日々を過ごし、中でも里の女性と桜井の家族や美代さんらは、
昔からの知り合いの様に打ち解けて、残りの日々も一緒に楽しまれる。
何度も翔馬は呼ばれて、此処で何か興しなさいと煩い程由美子さんに
尻を叩かれる。
三歳に為れば半年此方で子供を育てるとまで言われ、生まれてくる子も
産んだ後すぐに此処に来ると言われた。
 「疲れたのう・・」「妙子さん凄かったね」
「あはっ、たまげたぞ、子供が二人か、そんで年前に生まれるのう」
「そうなんや・・」「でも何方も綺麗な女性じゃ、なんといっても由美子さん、
気品あふれる人じゃ、加奈子さんも美代さんも別嬪さんだし」「そうか」
「阿呆、何処にそんな美人居りんさる、ここ等じゃ見えんぞ」笑われる。
「如何じゃ、腹が据わったかね」「うん、由美子さんに嗾けられたが」
「何する」「まだ何も考えが付かんが、何かしたいね」
「そうじゃ、考えんさいや」そんな話をしていた。
狭い田舎、噂はたちまち広がる、翔馬を訪ね訪問者が後を絶たない。
御陰で此処に居ると里の総てを知ることが出来た。
中には町会議員も含まれている。
妙子さんがそれを見て大笑いされた。
「何で笑うん・・」「だってさ、あんたの存在が大きゅうて皆が浮足立って
きたという事。
「え・・」「そうじゃろうが、大阪からきんさった人たちを見んさいや、
まるでモデル軍団じゃろう、しかもそれらがみんな翔馬をしたいんさる
姿、馬鹿でも判るけ~」「そうかな・・」
「其処じゃ、此処に居て貰えれば何かしてもらえるとでも思いんさるん
じゃろうて、そんで挨拶の顔出しだけ、だが其処は偏りんさんなや、
総ての人に平等にじゃぞ」「うん・・」
そこまでかと疑うが此処は妙子さんが良く知る里、当りかとも思えた。
 だがだが、その証拠が直ぐに現れ出す、あのバイク事故の若者二人
が揃って家に来た。
何度もお礼をされ恐縮する中、話をしていると・・、
「おおう、其れは良いがね、何処か見たいが・・」
「え・・、翔馬さん」「廃谷がそんな場所にあるなんて知らんが」
「僕の家の前の道奥に向かうと有る」「じゃ、達之君の家の道か」
「その先には二年前までおりんさった家が一軒あるが其処も広島に
出んさったけ」「じゃ、他には・・」「誰もい無くなりんさった、無論
奥に続く谷も既におりんさらん」「なんと奥にも似たような谷がか、
知らなかった。で幾らくらいあるん」「いくらって、判らんが」
「じゃこの谷と比べると如何・・」「三倍は有る奥にはもっとでかい
と思うけど・・」「・・、・・」
翔馬は聞いてて声が出ない、思えばこんな地域には既に幾らでも
廃谷は存在して居ると思えた。
 先祖が苦労して開拓された地も、今じゃゆっくりと元の姿に戻そうと
する自然の力、そんな姿が浮かんで来た。
 「ようし、達之君、明日其処に案内してくれんか・・」
「わしよりおっかがええけ、知り合いも居りんさった」
「そうか頼んでくれるか・・」「うん・・」そんな話をする。
 この谷もそこそこ広いと思えたが見る谷は三倍の広さだと聞かされ、
しかもその奥にも前から廃谷に為った場所が在ると聞かされた。
(そうだよな、どれほどの人が此処を出たのか、知らずに虫歯われて
行くうちに、此処もあそこ元広がっていったと思える)
その現象は誰にでも判る。
谷には何処でも親戚で連なっている。
その力が開拓に必要だし、親戚で肩を寄せ合い頑張った証が今の
現状、虚しいとは思えるが、生きて来た跡を思うと胸の痛さを一層
締め付けた。
 朝、夕べその話を聞いた妙子さんも参加、早苗さんの家に向かう。
既に待たれていて、翔馬の車じゃ傷がつくと、軽の荷台に翔馬が
乗り、車はその廃谷にと向かった。
 なんと早苗さんの家から一キロとも進まない内に、
小高い峠を越えると翔馬は荷台で絶句する。
「なんと・・、此れが・・、・・、凄いぞ」
見渡す限り広がる盆地は夏の姿を洋々と見せつける以後に残る家
が一軒道先に在る、車はその庭にと入る。
「早苗さん、凄いが、此れが廃谷か・・」
「広いでしょう、内も此処に住んでいた人たちと親戚じゃけ」
「なんとそうなるんか」「ここ等はそんな関係じゃ」
庭は既に足首まで草が生い茂る、家はまだ頑丈、他には家など
見当たらなかった。
其処で今までの谷の家の配置を早苗さんから詳しく聞いて歩いた。

        つづく・・・・。



















 










喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・32 ≫

 翔馬が居ない間二人はどんな話をしていたのかは知らないが、
此れは願っても無い機会。
どうして圭子さんをと考えながら戻っている翔馬にとって飛んでいる
夏の虫、頬が緩むのを隠せなかった。
「あんた、どうぞ風呂出来たがね」「おう~良いぞ行くが」
「勇んで向かうと入り口で待たれている。
「圭子さん・・」「聞いているけ~、今日は参加させてください」
「く~溜まらんぞ」「もう憎たらしい顔じゃがね、見んさい圭子さん」
「恥ずかしいけ見れんがね」「呆れるけ~、何でそんな顔できるん」
「最高じゃと思うとなこうなるわ」「憎たらしい、はよう入りんさいや」
「良いけどなんや始めと同じ」「良いから入れば、圭子さん行こう」
「早苗さんどが~しんさるん」「脱がそうよ」「・・、・・」
頷かれて一緒に脱衣場にと入る。
「 「今日は圭子さんにして貰おうかな」
「良いけ、しんさいわしは下じゃ」「おう、じゃ僕も圭子さん脱がす」
「え~・・」「したがいんさい、此処は素直が一番、とんでもない
喜びと苦痛を味わえるけ~」「苦痛・・」
「ああ、やがてわかるが酷いぞ、でもね其れが良いから嫌になる」
「何で・・」「煩いわね脱がして貰いんさいや・・」「うん・・」
遂にあの凄い体が見れると思うと、早くも股座はテンパって来た。
 「アララ、アソコが正直だわ、憎たらしい此処・・」
「あう~汚いぞ洗って、う~く~良いぞ圭子さん胸くれんさい」
もうシッチャカメッチャカ、圭子も雰囲気にのまれ込むと早苗に
負けまいと覚悟できた。
相乗効果が凄い、圭子さんも早苗さんに引きずられて翔馬を
洗う中で既に意識がもうろうとし始めた。
本当に複数で営む行為は半端じゃ無い、生まれて初めてセックス
で楽しもうと気がぐんぐんと鰻上り。
 気が付いたら、早苗が翔馬の股座に沈んで顔を上げて棒を下から
舐める姿勢に翻弄させられ、圭子は露わな姿でと答えると、翔馬の
顔が大事な部分に埋められ、驚く悲鳴が狭い風呂場で木霊する。
とんでもない修羅場だが、互いに女性二人は上気した顔で違う音色
の叫びを挙げた。
 「まてや、もう許さんぞ、此処じゃ狭すぎるけ~板間に行くぞ」
「圭子さん、行こう」「待って腰が・・」フラフラな体でも従って出る。
「早苗が先だ」返事の代わりに飛びついて体を仰け反らせ、
圭子にこれ見よがしで腹の底から呻きが出た。
翔馬が先導、硬い棒を膣に減り込ませると、受ける早苗は来た
来た来ているよ~とのたまう。
本当に真底溺れる姿は女性が見てても羨ましい、初めての事だし
圭子はへたり込んで二人の抱き合いを見る羽目に為っている。
 十五分うわ言の様な悲鳴を上げ続ける早苗が遂にけたたましい
泣き叫びで一戦が終焉、転がされた体は板間を転がる中、
痙攣が夥しい失禁を噴射していた。
 「来い、いいやおいで・・」「あんた~怖い・・」
「抱き付いて・・」飛び込んで来る圭子を抱きしめると何と
そのまま相手を翔馬の腰上に抱えると、
「・・、ア・ア・ア・ア・・ウ・ウ・・・ウギャアアア~~~」
ものの見事に圭子の膣にでかい棒が命中、ズルリリッとめり込む
と悲鳴が炸裂、翔馬はその叫びの中で何と何時からか外は大雨、
その外にと圭子を抱えたまま飛び出した。
 互いが裸のまま、腰には確りと抱き付く圭子の脚が見える、
歩かれる度に吠え捲る、異様な快感、歩かれる都度気が諸にお腹
の中にと・・、もういがり泣くだけ、刺激が体内を大変だと知らせ
廻って来る。
のけぞりアンタ~スゴイガススゴイイイ~と叫びながら庭を
飛び跳ねて歩かれるから雨も何もかもが圭子を狂わせて行った。
 其の様を縁側迄はい出る早苗、庭には大雨の中男女が接合した
体をばしゃびたと歩く音とともにはめ込まれる体が仄に紅潮してた、
だがしかしその喜びも束の間、圭子には衝撃的な抱き合い、
其れは未曽有の苦渋と溢れる喜びが重複する肉体だった。
素晴らしい肉が喜ぶ中で圭子は芯から迎えるから溜まったものでは
無い、早苗より短い時間で伸び切った。
 震える体を縁側に降ろすと、早苗を見た。
「あんタ~私にもして~」縁側から飛びつくと、これまた庭に出て雨を
浴びる中で最高過ぎる喜びを肉が知る。
 遣りたい放題、翔馬は今までこれほど遣っ付けたいとは思った
事等無い、だが今回は違う、尽くす側に回らなくてもいいセックス、
其れが意外に新鮮、だから動くこと動く、又も早苗が伸び切ると、
縁側で横たえる圭子を掴んで腰に巻き付けると、跳ねる、
そうして玄関口の柱に圭子を押し付けると、其処で斜め下から
棒を突き上げた。
 此れが物凄い刺激、いがり泣く圭子の声は凄まじく、外なのに
構わず泣き叫んであんたあんたの連呼、其れも往かされると首を
肩に落とし痙攣三昧、見事過ぎる往き様だった。
 二人が縁側で横たえる中、納屋の隅ニ畳ンデアッタブル-シ-ト
庭に引ッ張り出して、なんと有ろう事か二人を腋に抱えるとシ-トの
上に落とした。
 上からの雨で気が戻る二人、抱き付いて震えていた。
「此処で重なりんさい」「え、如何するん・・」
「圭子が下犬スタイルじゃ、早苗はその上で跨り同じ姿しんさい」
「こう・・」「そうじゃ、もう少し尻を突き出せや」
「・・、う・うが~、アフアフ何々あんた~」
雨に打たれる体が二つ重なる、尻が出張、其処に翔馬の棒が
直撃開始、外で行われる大胆な行為は受ける二人は地獄と天国の
行き来、究極の喜悦をものに感じた。
 しかし異様な雰囲気に二人の感じ方は並じゃない、その所為で
早くも尻が落ちている。
二人とも失神、とんでもない仕打ちで陥落していたのだ。
三十半ばの肉体が雨に打たれて飛沫を飛ばし、痙攣だけが互いの
体についている珠雫を振るい落としていた。
 「さ、飲みんさい・・」ビ‐ルを持ってきて雨の中で乾杯、
何処でも出来る事ではないから三人は貴重な経験をそこでする。
震える手がビ-ル缶を揺さぶる、夏の雨、夕立が幻想を一段と
忘れられない出来事を三人に刻んで行く。
、 其れから風呂に入り直すと、今度は綺麗に体を拭かれ、
女二人は居間で転がされる。
翔馬は後かたずけ、され濡れながら庭で動いている。
 「圭子さん・・」「・・、凄かった気が狂ったがね」
「早苗もじゃ、もうとんでもなく縋り付くだけよ、恐ろしい」
「そうだけど、経験したがね、最高」「そうよね」
並んで寝ながらそんな話をする。
 夕方まで裸で過ごす、こんな大雨の中誰も来ない家、
何でも有の行いも此処での事、翔馬は二人が裸で疲れて寝る中で
一人その家を脱出、家にと向かう。
 流石に疲れた翔馬、帰るなり部屋で倒れ込む、目を瞑ると雨の中
での行為が蘇る。
相手も本当にそれに付き合ってくれた、男冥利に尽きる二人、
今後も何とか抱きたいと願う相手、圭子さんは上等な体つき、
早苗さんは穴がすこぶる良い、中が別誂えかと思うほど特殊、
グイグイと締まる膣の快感は他ではアジアえない代物だった。
そんな事を浮かべながら、翔馬も遂に睡魔に負けて泥沼の中
にと落ちる。
 「ええ、ま~アイツ目、悪さしてきんさったね」
妙子が家を覗くと大字で寝る翔馬を見て苦笑い飯の支度を急ぐ。
支度を終えると自分の家にと帰る、雨は未だ降っていた。

              つづく・・・・。






















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・31 ≫

 汗まみれな二人、此処にはシャワ-等無い、其れで湯を浴びせる
と抱えて一度浴槽の中に浸った。
有り余る乳房が半分湯から浮き出る中、其処に翔馬は挑んで行く、
される儘に早苗は仰け反り涙が零れ落ちる。
夫が早死にされる儘にから数年は誰も此処には来てくれていない、
今は如何か、凄い物を持参して来てくれているのだ。
なんで涙がと訝るが其処はスル-して、感じる乳房の吸い方に身体
を震えさせる。
その振動が湯の表面を波立たせ、外から降り注ぐ真夏の太陽が益々
二人の妖艶さを浮き出して行く。
翔馬の愛撫は半端じゃ無い、大阪で培ってきた技は炸裂、
受ける早苗は気が狂う程舞上がり、あんた~あんた~素敵だけ~
と歌うように叫んで、身を震えさせた。
 「あんた浮かせて、早苗がしたいけ~、あんたお願いよう~」
泣くほど懇願され、翔馬は腰を浮かせた。
其処に出る大物を目を見張り早苗は飛びついた。
 今度は自分から進んで尺八、奏でる音は派手ではないが其処が
何とも言えないほど翔馬の気を擽る。
波打つ湯の中で翔馬は芯から早苗の奉仕に身を委ねる。
心地良い間が何とも言えない、上手くは無いが心が入り込んでいる
のは判る。
 暫くそのままでいたが、もう限界、お互いがそう知る時、
翔馬が立ち上がり早苗を抱いて世から出ると湯が滴る体を抱えて、
土間から板間にと上がり、其処に寝かすと、今度は早苗の股座に
顔を埋めた。
其れがそれが暫く訪問者が無い股座、其処に顔が沈むと早苗は
いがり泣く、狂いようは凄味が在った。
けたたましい唸り声は部屋を突き抜けて庭前の田を通り過ぎ、
向かいの小山に突き当たると木霊で帰ってくる。
一度ではないから、もう凄過ぎた。
早苗の泣き叫びは其れかな切り声に変化、体は蠢き喜悦に耐え
かねる姿、翔馬の真骨頂の愛撫は、早苗を知らない世界にと
向かわせたのだ。
 十分愛撫された後の姿は見事、県連が激しく起こる中で翔馬の
馬鹿でかい物が股を開く早苗の其処に向かう。
 「覚悟しんさいや、僕をその気にさせた罰受けんさい・・」
「ア・ン・タ・ア・アア~」ズリリッズズンン~、地鳴りに似て
早苗の肉に減り込んで来た物がバリバリズズンと奥に奥にと
向うと受ける早苗は半身起こし目が飛んでいた。
と 突きあげられ我に戻ると口を大開きでアフアフと鯉の口さながら
に声も出せずに身が震える。
いややとんでもなく凄い、凄いとのたまう早苗、其れがいつの間にか
自分の腰がリズムを認め応じて行くのを知らされる。
 幾度となく飛ばされ、最初は其れが何かも知らずに受けていたが、
其処に向かいたいがために我が身は勝手に動き捲る。
未だに膣内で動かれると口がその都度大開、アフアフ~アアアンと
声を出しながら懸命に腰を迎えている。
翔馬も相手が凄い事を今知る、何度も飛びながらも以前より膣が
動き、そうして締め付ける、其れが快感で又欲しいから攻め立てる
快感、エンドレスのマグアイはとことん味わえる肉と思い知る。
 今まで幾人の女性とれるまじ合うが、今はそれ以外の部類と思え、
味わう肉は成長をドンドンしている、其れは男として難儀だが、
耐えれればこれが一番だと思える。
翔馬は果敢に攻め立てるが、いかんせん男からの攻撃、数えきれ
ないほど往かされた早苗、翔馬が上に来るかと聞かれると、
頷く間もなく上に跨る。
 こうなると早苗が動ける、自分で動いたことが無いが、其処は動け
ば何処に棒を誘導すれば最高な快感が得られるかを知る。
そうなると見境ない、絶叫を噛まし髪を振り乱せて仰け反る見事な
姿勢、下で翔馬が翔馬は感心するほど、奥に奥にとでかい物を
招いてくれる。
 一時間は優に超すと早苗は横に落ちて腹を大きく上下して悶絶.
(く~物凄いぞ、此れは鍛えれば半端なもんじゃない、良いぞ早苗)
転がりのたうち廻る相手、板間には汗の跡が光る中、早苗は暫く
別世界で居る。
 流石に暑い中、翔馬は横たえて荒い息使い、其処に何かが口に
来る、ビ-ルだった、美味しさに負けてゴクンゴクゴクと飲み干す。
 「ああ~酒じゃ、行けんが車・・」
「良いじゃない、夜中でも行けるしね~あんた・・」
「あはっ、負けたが」早苗が聞くともう顔が見えない、
翔馬の股座の物を口に迎えていた。
 いやいや好き物はどうしようもない事に気が付かされる、
早苗は今までこんな思いは無い、有る筈もない生活、
其れが如何してこんな良い事が無かったのかと恨みたくなる。
其れほど最高な味を教え込まれているのだ、しかも一度だけで
恍惚から先はどんなのかと早苗は思えた。
 漸く、身を起こし、翔馬は周りを見渡すが、其処は蚊帳の中だ。
横に良い寝顔で横たえる早苗を見詰めて、最高だったと心で囁く、
静かに蚊帳を出て身支度、そうして庭に出ると車に乗り込んだ。
 大朝から高速道で千代田ジャンクで中国道に入ると大阪に向う。
朝方東大阪の山本に到着、美代さんの家だった。
驚かれるが笑われて寝かしてくれる、
其れも我が子の横で添い寝出来た。
 美代は既に翔馬一人と決め込んでいる身、其れが桜井より最初
に来てくれているから嬉しさは最高、ごはんの支度を母とするが
笑顔は絶えなかった。
 其処で二泊すると、桜井にと向かい、此処は最高な場所、
加奈子さんの義母の由美子さんに今までの報告が義務、
何でも其処では話せる。
 「まあま~田舎も凄いじゃないね」
「うふっ、翔馬に懸ればそうなるんかね」「加奈子・・」
「良いじゃない、其れだけ動かれれば最高、で如何田舎・・」
そこから加奈子も加わり聞いているが、横で息子の子が翔馬の
膝上で座る姿、家庭団欒そのものの姿だった。
 「じゃ何か見つかりそうだね」「それが中々、思えても資料が
少ないし、大阪に出て資料探しで・・」
「ほう、良いわね、其れでは何とか出来そうなら由美子も行くし」
「ええ、義母さん、此処は・・」「其処は大丈夫、既に番頭さん
には話してる、今はPC時代、経営者は何処にでも出かけることが
出来るやん」「成程ね、じゃ加奈子も行く」
「勿論そうなるわね、婆やもでしょうが」
「言われんでもそうなるわな、夏休みに行こうかね」
そんな話を終えると、もうここは断末魔の悲鳴が充満する、
婆が子供を抱えて逃げる中、凄まじい営みが二晩続く。
そうしてすぐに、翔馬はあの森ノ宮の部屋にと、
其処では待たれている八人の女性と逢瀬を楽しんでいる。
 遂に二週間の務めを果たし、七月の半ばには、帰る途中の
有馬温泉で体のケアをして二日後、又も里にと向かう翔馬が居た。
 大朝のインタ-から降りて車は軽快に走る。
小さな峠を越えると車は川を渡り家の庭にと入る。
 「あら~・・、あんた・・」「息子は何処・・」
「ええ~何で私じゃないの・・」「其処は会えたから、何処・・」
「海よ、免許取れたしと・・」「おう、良いぞじゃ今夜泊まろうかな」
「・・、・・」返事の代わり慌てて部屋に駆け込むと
整理をする早苗が居た。
「あんた、一人じゃ駄目じゃろうがね」「ええなんで・・」
「だって、もう早苗壊れちゃうが」「じゃしないでも良いぞ」
「いや~ん、バカ~」とんでもないねばっこい声をされる。
 翔馬は直ぐに風呂に入るとまるで主人の姿、ビ‐ルを飲みながら
育っている稲の姿を縁側から見ていた。
「え・、あ、あ~何と・・」見馴れた軽がもう突進で庭に入る。
「あんた~、もうなんで忘れんさったんかね」
「あはっ。圭子さん忘れるもんかね、何で来たん」
「電話が来てきんさいと呼ばれたが、ああ~早苗さん」
「持ってきんさったか・・」「うん、ワインじゃろう有るよ」
なんと二人で示し合わされていると思えた。
 台所で笑う声が聞こえる。
(そうか同じ穴の狢じゃね、良いぞこうなると此処で暴れちゃう、
何でもござれ、楽しくなりそうじゃが、早苗さん感謝だぞ)
一人で受けると最高、でも其れじゃ相手が満足しんさらんと思って、
先日早苗から圭子の家にと向かい白状しているのだ。
そんな事とは知らずに罠に入り込んだ翔馬だが、
こんな楽しい罠ならいくらでもと思って顔が緩んで来た。

                 つづく・・・・。





















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・30 ≫

 何もかもが此処では新鮮、中学まではいたが、其処は世間を見る
目など皆目無い、だが今はそうじゃ無かった。
見渡す限り、此処には人が放つため息の渦と思える。
都会ではそうじゃないが、此処は既に青息吐息、そんな感じがする。
投げやりじゃないが、其処は説明できない部分、何でと思うが今どう
しようもない諦めが芽生えだしていると思えば察しがついて来る。
日本各地にはこんな場所が幾らでもある、五十年前は考えられない
事だが、今現実を見るとそう見えてしまう。
都会に近い町や土地などそれ相応の値段が在る、だがここじゃ二束
三文の土地が既に原始林と化す前兆。
遣る瀬無い気持ちが翔馬を襲う。
 町に出て本を買おうとするがここでも無残、雑誌や売れる小説しか
見当たらない、其処で欲しい本を探そうにも無いのだ。
戻るとPCで検索して必要な参考書を数冊買う事に為る参考書。
 七月十四日、梅雨が明けると今度は猛暑、この盆地は其処が
酷過ぎる、息すら出来ないほど熱い空気、そんな中でも生きて行か
ねば為らなかった。
 「暑いのう・・」「大阪に行くけど良いか・・」
「行けや、何時戻りんさる」「一週間かな」
そう妙子さんに伝えて車に乗る。
 家を出て広島に向かう道に入る、「え・・、ああ~・・」
目の前に歩く人に見覚えが在った。
「あ、早苗さん」「ま~翔馬さんじゃないかね、何処にいきんさる」
「大阪・・」「あらら、良いね、気を付けてね」「送ろうか・・」
「あはっツ橋を渡ると直ぐじゃ」「でも送りたい」
「あらら、じゃ甘えようかね、なんと良い車じゃね」
あの交通事故を起こされた相手だった。
 川を渡るとすぐ家に到着、上がれと言われ行くと翔馬が言ううが
許しては貰えなかった。
其処にはあのバイクの金が物を言う.仕方なしで早くも休憩となる。
「達之が喜んでな、もう新しく買ったバイクに乗りたいと今合宿じゃ」
「合宿・・」「早く取りたいと浜田でのう」「ああ、じゃ宿舎かね」
「ええ、そんでな昨日電話が来てあと数日と」「ほう良いね」
そんな会話を縁側でする。
「此処は涼しいけ」「風じゃろう、川を伝う風が来る、あんた忙しいか」
「大阪に行くだけだけど・・」「じゃ、休んでいきんさいや」
「ええ、出たばかりじゃ」「そんでも休みんさい」「早苗さん・・」
「あんたの話は聞いたけ、妙子さんが偉い誉めんさる、そんで他所
でも噂がちらほら聞こえるけ~」「ええ・・どんな」
「其処は色々じゃ」「いろいろだけあるん」
「おおありじゃ、こんな田舎じゃ噂も少ないけ~」笑われる。
「早苗さん若いね」「そう、ここ等で三十代は数えるしか居らんが」
「三十代ですか・・」「ま~、四十過ぎに見えるんか、化粧もせんと
そうなるかね」「いんや~、若い」「じゃ権利在るね」「権利・・」
「そう、あんたには世話になっている身うちじゃろう、バイクの金も
入院費も世話になったが」「其処は別」
「いいや、別には出来んがね、若者は少ないけ、其れで妙子さんが
嗾けんさる」「嗾けるって・・」「あんたを摘ままんかといんさった」
「あはっ、あの人には敵わんが・・」翔馬も苦笑いした。
「おうでも無いぞ、圭子さんはな、そんでもええといんさる」
「ええ~・・」「驚きんさんなや、わしも相手出来るんならええと
言ったがね」「うへ~まじ・・」「嘘じゃないが、世話になった
相手じゃろう、こんな醜い体でも求めんさるならと」
「笑い話でしょうが」「あそこじゃそうだったが、今は如何かな」
「え、早苗さん・・」「わしらは既に人生の見切りをつけている、
息子がどうなるか先行きを見たら、其処からもう終わりじゃね」
「そんな、まだ先が在る」「もう見えんのじゃ、此処じゃね、誰も
そういんさる」「・・、・・」
そう聞くと返答が出来ないくらい当たっていた。
 「じゃじゃ、夢が見れるようにしんさいや、僕も手伝うし・・」
「翔馬さん、あんた」「そうじゃろう妙子さんからも言われているし、
僕は知れているけど出来る事はする」「翔馬さん・・」
「だから頑張ろう」「翔馬・・さんあんた・・」
「さてと、行こうかな・・」「・・、待って、まだ話があるけ」
「え・・」「ねね、此れからの事如何すれば良いかね」
「其処か、重大問題じゃが、其れではとは言えんが、考える間が
欲しいけ」「では考えてくれんさるんか」「僕並じゃが」
「そんでええけ、ねね頼むけ~あんた・・」真顔で迫られた。
 まだ暑い最中、翔馬は動くのが苦痛と考えた。
「スイカでも食べようかね」「良いですね、頂く」
こうして翔馬は休憩をしようと決めた。
 三十八歳の早苗さん、中々どうして肉厚の体が汗で中身が映る。
(く~この体が誰も触っていないのか、勿体無いが・・)
スイカを食べる口がゴクンと喉を鳴らす。
 「ま~若い汗が出ているが、風呂でも入りんさるかね」「え・・」
「だって外にTシャツ干せばすぐに乾かせるし、入りんさいや」
「早苗さん・・」「お願いじゃ、そうしてつか-、さい」
「でも、そうなると、じゃ体洗ってくれるなら従うかな・・」
「じゃそうしんさいや、待ってぬるま湯が良いよね」
「何でも入れば良いけ・・」急いで向かわれる。
 「・・、・・」なんと翔馬は縁側で目を瞑る、すると瞼に
鮮明に今の早苗さんの面影が出る。
「・・、・・」未だ目を瞑っていた。
どんな思いで此処まで来たのかを考えている。
(そうか何もないここ等じゃ、遣る瀬無いわな)生きて行くにしても
此処は苦労が大きい、其れに息子が先々どうなるかが心配、
そんな事を色々と考えると身につまされて行く。
 「あんた~良いよきんさいや・・」呼ばれて風呂場にと向かう。
「汚いじゃろう、もうどが-する事も出来んのじゃけ、あんたの家は
素晴らしいが内じゃ其処まで出来んけ辛抱しちゃんさいや」
「脱がしてくれます」「・・、え、あんた其れじゃそうする、来て」
素直に応じる翔馬、立ったまま居た。
「うふっ、でかい我儘ね」「駄目ですか・・」「馬鹿ね、脱がすけ」
「お願いします」「・・、・・」
手を挙げてTシャツが肌から離れるのを感じて、
そうしてズボンパンツ・・、「・・、う・う・うげ~真嘘じゃろうが
あんたあんた此れこれ・・、凄いがね・・、アンタ・・、
アア・アウ・ウ~ウ・ウズウウ・・、ズリリズバチュバチュル」
音が聞こえだす、翔馬が早苗の頭を掴んで無理やりアソコに
顔を宛がうと腰を一突きする。
「うげ~~~」エズかれて舌が棒の裏を撫でた。
 そこからはもう進むしかない、早苗も然り、僅かな金だが、
家としては大金、其れを造作なく出してくれた相手、色々考えて
いたが、あの妙子さんの一言が脳裏にこびりついて逃げては
くれなかった。
【どうかな頼みが有るが、翔馬を相手してくれないか田舎じゃ此処
に居座らせるにはあんたらの協力が要るけ、頼めんかね】
そう聞いている最中、有ろう事か道で出会う関係、此れは引合わせ
化と早苗は解釈する。
でも体には自信が無かったし、其処で聞くもう一人は圭子さん、
その人は立派な体だったと思うが、自分でも訳が分からず、
こうなっている。
そうなるともう止められない、一度でもとは考えていたが、
エズ今それが現実の真只中、しかも相手の持ち物の恐ろしい事、
目に飛び込んでからは気が狂うほど変になっている。
何処にこんな冒険心が我が身に潜んでいたのかと訝るが、
今はそんなに悠長な状態じゃない、何が何でも我が体に迎えたい、
いいや今後の為にもそうするべき、と何度も念仏のように唱え
ながら馬鹿でかい棒を愛しんでしゃぶり吸い上げて行く。
そのけなげな仕草に感動を覚える翔馬はもう棒も其の気か聳え
立ち、相手が何度も喉奥に向かえるからエズかれ続けた。
 しゃがみ込む体を立たせると、今度は翔馬が早苗の衣服を破る
ように剥がす。
・此処迄くれば野暮な言葉はご法度、相手がその気なら進むしか
ない、出会った最初から望む肉なのだ、其処は圭子さんも然り、
既に獣の餌食として臨んでいたのだ。
 早苗の体は震えが止まらない、その姿が可愛い、
翔馬は意を決して裸になった早苗を抱きしめてキスを仕掛ける。
生ぬるい唾液が迎えてくれた。
其処からどうなるかは大人二人、為るようになるしかない、
意気込む翔馬は早苗を抱えて浴槽にと向かった。

                 つづく・・・・。
























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・29 ≫

 この地域は昔から色々有った場所、遥か昔を遡ると面白い地域。
豊臣と徳川との争いの前、此処でも大小は違うが、
地域争いは半端じゃ無かった。出雲側の尼子氏と芸州側(広島県)
の毛利氏との接点が数か所と存在する、
特にこの盆地は賑やかだったのだ。
海浜を渡る道と高田を経る道とこの盆地を通る道が争い合致点。
だからこの盆地は幾度となく争いの場所に為って来た。
処が他の三通りの道とは大違いで、尼子氏と毛利氏との戦いはこの
盆地が主役に為り出す。
もとの理由は笑えるが、当時この道が一番毛利側に近かったのだ。
アの大朝に向ける前に超す三坂峠、其れを超えると毛利側、
手前は尼子氏と決まっていたが、目の前のたんこぶのこの地域が
毛利氏側には耐えがたい場所。
其れで何度も戦場に為っている、其れに壁壁とする住民たちが
居るのだ。
其処でこの地域を支配する豪農が存在して居た。
度々戦いでこの地域がやれ毛利だ、また尼子だと支配がめまぐる
しく変わる。
其れに業を煮やし、豪農の家の婆様がしゃしゃり出て毛利が勝つ
と、其処に出向いて年貢の多さに悲鳴を上げていると懇願された。
其処で婆様は妙案を出され、此処は誰が支配されても文句は言え
ない百姓、其れで年貢の糧を安くして貰う為に、盆地で納める大将
と周りの武将たちには、谷の女の子を差し出していたのだ。
 其れが妙案で此処では戦こそ起こるが年貢は何処の地域より
少なかった。
其れも束の間、こんな良い事は幹部だけと兵が腹を立てて来た。
困った婆様は其れならと使い古しで子供を産むのを過ぎた女を
宛がう。
またまたこれが大当たり、今度は其れの総奪戦、尼子側も毛利側も
兵たちは血なまこで戦った。
無論、何度も戦う内に戦場はこの地域では定められている。
笑うほど賑やかで激しい戦いは続くが、百姓たちには被害は無い、
可笑しいほど其処は互いに避けているのだった。
酷い時は半年で変わる、一年はざら、本当に目まぐるしい程統治
する側が変った。
だから今でもその事は有名で笑い話で残されている。
 しかし、其処が残る習性と特色は、今住む人たちに何ら変化は
無いと妙子さんは笑われる。
どうじゃ女の穴は使いようじゃ、とうそぶくほど其処だけは呆気らかん、
他の地域とは積み重ねた歴史がまるで違っていたのだ。
 「だからのう、翔馬や遠慮は無いけ~、今でもどこそこの年寄りは
懲りずに夜這いしんさると噂が出るが、誰もダメとは言わん、今じゃ
都会に出る人が多くなり、地域も廃るが、どっこい其処だけは生まれ
てくる血がそうさせるのか、開けている」
酒を飲みながら翔馬に話をされる。
 半分は信じられんが、そんな話を昔聞いた事が在るのは確か、
でも今も続いているとは思えん、なんか此処は後ろめたさが無いか、
其処だけ何処よりも発展しているのかもと、妙子さんとの事を思うと
そう感じた。
、 七月七日、未だジメジメとする朝、庭に軽が滑り込んで来た。
「あ・・」「梅雨は未だあけんですかいのう」
「未だみたいですね、上がって・・」
軽から出られるのはあの圭子さんだった。
 挨拶を終えると書類を出される。
「此れ息子が書いた字じゃ、汚いが、あいつとわしの署名が在る」
「其処までしんさらんでも・・」「いんや、息子のケジメも有るしのう、
此れで良いですか」「・・、充分です、でも利子の部分は消して
ください」「え・・」「金貸しじゃ在りません」「真、良い人だ事」
「反対ですよ、悪い男です」「でも良いけ、じゃ利子は甘えるとして、
何か労働で返したいんだが、稲刈も任せて、息子が其処はすると
言うし」「其処も良いですよ、気持ちだけ・・」
「ま~じゃ何もせんとはいかんけ・・」「要りませんよ」
「そんじゃ困る」押し問答が続いた。
「何か用事させて貰えんかのう、何でも良いけ」「・・、・・」
「何もなしじゃ、此れじゃあんたが詰まらんじゃろうが・・」
「いいえ、こうして姿を見れるだけでも良いじゃありませんか」
「ええ~あんた、いんさるのう年じゃろう」「年が良い時も有るし」
「あ、うふっ、上手い事いんさるけ、じゃ良い時に来ようかね」
「それが良いですよ、待っています」
「く~遣れん事いんさるが、あんた女には不自由しんさらんだろう
に、こんな年じゃアソコにも悪いけ~」
「あはっ、此れが楽しい、なんと楽しい会話じゃろう、良い圭子さん
素敵ですよ」「負けるわ」コ-ヒ-が美味しいと二杯飲まれていた。
」 三人で話して居る家に又も軽が雨の降る中庭に滑込んで来た。
「ま~早苗さん」「え、ああ~病院の・・」「その節は如何も・・」
「息子さん如何ね」「おかげで退院いたしました」
そう言われ妙子さんが部屋に招かれる。
「此れ、おすそわけじゃが・・」「何・・」「肉じゃが・・」
「まあ~何と塊じゃないね、でかいぞ」
「親戚の牛がのうきのう落されて、そんで持って来たが」
「翔馬凄い」「悪いですね」「いんや~、何時もじゃないが時々来る」
そう言われる。
 女性が三人そろえば部屋も賑やか、雨が降っているからと飲もう
と顔を寄せ合い話をしながらのまれだ
翔馬は参加しないが、聞こえる話が面白い。
どこそこの誰が何とか色々と世間話だが、其処は笑えるほど楽しい
話、そんな中で妙子が翔馬を呼んだ。
 「なあに・・」「あのな、如何じゃろうお前十万出さんか」
「え、何するん」「この親の息子達バイクが破損じゃ、車はは小型の
トラックじゃ、そんなんじゃ女の子を捕まえるには向かんじゃろうが」
「そうだね・・」「でな、早苗の所は怪我じゃろう、でも免許が無い、
圭子の所はそうじゃないが、バイクが同じく壊れているが」
「あ、では双方に、良いね其れ出す」「え・・、あんた、其処までは」
「いいえ、田舎じゃ、動くには必要でしょうが、良いよじゃ十万ずつ
出そう」「これで双方今回の事は納めてくれんかね」
「妙子さん、其れじゃあんまりじゃろううちらが悪いんじゃけ~」
「そうですよ」「其処は良い、出せるもんが出せば良い事じゃろう、
翔馬金・・」「判った、用意する」翔馬が部屋を出る。
 「妙子さん無茶だし」「良いんだ、其れくらい、あんたも大変じゃ
ろうが、牛の世話、息子がまともに歩けんじゃろう」
「今は仕方がないけ、親戚も居りんさる手は足りている」
「そうかね無理しんさんなや・・」
「ハイどうぞ、足りなかったら教えて下さいね」「あんた、本気かね」
「其処はええけ、聞くと牛って乳牛か・・」「いやここ等と違い黒牛」
「え、石見牛ですか」「其処は三瓶辺りがそう呼ばれるが、ここ等
じゃ単に岩見牛、ギュウとは言わん」
「あはっ似たようなもんだけどギュウとはそうなんか」
翔馬はそう聞かされ、其処から色々と牛の事を聞いて行くが、
其処は家庭で賄える数しか飼えないと嘆かれる。
「ここ等じゃ多くありますか・・」「そんなに無い、最近は人手が
無いし、遣れんのじゃ無論金もな」最後は苦笑いされた。
 其れからも話は牛の事が多く、翔馬が聞くから返答をされる。
「そうか、じゃ人手と場所か・・」「翔馬・・」
「妙子さん此れ発展させると面白いよ」「そうだが、金が・・」
「其処が解決できれば良いじゃないね、でも場所が・・」
翔馬は其処で考えていた。
「あのう、翔馬さん手どんな人じゃね」
「化け物じゃ、何でもそう言っても構わん位じゃろうな、ここ等では
適う奴なんぞ居らんけ~」妙子がそう言う。
圭子と早苗は意味が判らずとも頷いていた。
未だ縁側で一人翔馬は考える、其処には何か閃いたのか真剣な
面持ちだった。

   つづく・・・・。



















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・28 ≫

 快適な日々は翔馬を元気づける、その証拠にアソコの元気さは
相変わらずだが、此処では金をもらうための努力は加味していない、
その分芯から楽しめている。
 佐代子は大胆その者、受ける様は狂気じみてはいるが、其処が男
にはたまらなく良い姿、次第に喜悦を味わう程に上達して来た。
其処は特別に翔馬が色々な姿で攻め尽くすからそうなるのか、
日毎抱かれる度に何かを発見してくれる。
何もかもが良い状態だが、里で其ればかりしている訳には行かない、
此処で暮らすなら何かをしてみたいとは思えるが、いかんせん子供
の時以来だから、現状が把握できていないのだ。
妙子さんは暫くのんびりしんさいと笑われるが,やがて七月に為ると
大阪からくると聞いているし、何かを見つけないと心の中で焦った。
 六月の三十日午前、一人で梅雨空の下で縁側に座っていた。
其処に見慣れない軽が庭に入ってくる。
「・・、・・」見た事も無い女性が降りられて頭を下げられた。
「あのう、翔馬さんですか・・」「そうですが、どなたでしょうか・・」
「私はこの先の日向に住む早苗と言います」「はい、何か・・」
「ご相談が在ってきました」年は三十半ばか、知らない女性、しかも
慌てている様子にただ事ではないと察した。
「上がりませんか・・」素直に応じられる。
 「ま~素敵なお部屋だ事、噂は本当なんだ」「噂ですか・・」
「あ、御免なさいね、此処は狭い田舎でしょうがね、直ぐに変化が
在れば広がるけ~」「いえますね、所で相談とは・・」
「早苗を仲間に入れて欲しいと・・」「仲間、なんのでしょうか・・」
「そっか、いきなりじゃ無理よね」「え・・」
意味が読めずに翔馬は驚いた。
「実は・・」そこから早苗さんの話を聞く羽目に為ってしまう。
 「ええ~じゃじゃ・・、なんと睦子さんと知り合いですか・・」
「お友達なんです、娘が同い年ですから・・」「あ・・」
「そんでね、早苗が今困っているから、話したのよ、すると助けようかと
いんさる」「何か・・」「ハイ、息子がバイク事故、其れが対物損に
入っていないから、焦っているんです」「じゃ、事故の中身・・」
そこから詳しく聞く羽目に為る。
 「では相手はもバイク、転倒して足を・・」「骨折ですの」
「・・、・・」「それで今病院ですが、なんせ田舎だし其れに金も家には
無い、信金で借りようとしてもなかなかですの」「・・、・・」
「お願いです、何とか聞いてくれませんか・・」
「お聞きしています、でおおよそどれくらいお金が要るんでしょうか」
「入院費と賠償金」「そうなりますよね」そんな話をする。
でそんな話をしていると、其処に諮った様に睦子が家に来る。
 「あんた、お願い早苗困っている」「聞いたが、如何すれば良い」
「何とか貸してあげてください、私が保証人になるけ~」
「其処までは良いが幾ら・・」「入院費をとりあえず」「だな・・」
「賠償金は・・」「知らない仲じゃないけ~、なんとでも話をつける」
「え・・」「そう、同じ谷の人、其れで話が内に来たけ」
「そうか、じゃとりあえず入院費じゃね」「そうなるけ」
「良いよ、早苗さん、其の病院は何処ですか」「大朝じゃけ・・」
「では明日にでも伺いましょうか」「あんた助けてくれんさるんか・・」
「睦子さんの顔を見たらそうなるね」翔馬は苦笑いする。
「ねね、良いでしょう」「睦ちゃん有難う泣ける」
「もう馬鹿ね、私じゃないけ、翔馬さんによ」
「だね、本当に有難うございます」「じゃ明日昼前に行きましょう」
「そうして、家は教えておくね、早苗ちゃん、頑張りんさいよ」
「睦ちゃん、有難う」抱き付いて泣かれる。
 一時間後、相手は帰られるが、帰る前何度もお礼を言われる。
 「ふ~驚いたぞ・・」「御免、にっちもさっちもいかんけ~、そんで
話したんよ」「良いけど・・」「ねね、此れからも色々有るよ」
「ええ~何が・・」「あんたを頼りに人が来る」
「おいおい、冗談じゃ無いぞ」「ううん、必ずそうなる、此処はそうなると
見ている」「睦子・・」「おばちゃんに言われたんだけ~」
「ええ、嘘じゃろう」「睦子が一人で勝手にはせんけ~」
「ああ~じゃ妙子さんか・・」「そう、話せと背中押された」
呆れかえり言葉が其処から出なかった。
 夕方その張本人が家にと来られた。
「妙子さん・・」「聞いたか、御免のう、めんこい女子じゃろうが・・」
「其処は別・・」「別には為らんけ、其処じゃろうが・・」
「ええ~・・」「阿保じゃね、此処は極楽にしんさいや、わしが居る
限り悪いようにはせんぞ」「妙子さん・・」
「なな、あいつも如何かな、仲間」「え、じゃ妙子さんその積りで・・」
「ほかに有るんか、金貸しじゃあるまいし,利子は取りんさるなや
ややこしく成る」「うんそれはしないが、幾らくらいに為るかな・・」
「入院費は十五万くらいじゃろう」「それだけ・・」
「骨折じゃ、型を当てれば戻れるが・・」「・・、・・」
呆れかえり顔を見た。
「そんでな、慰謝料じゃが、わしに任せてくれんか・・」「良いけど」
「ようし決まりじゃな」「でも相手・・」「心配せんでええけ~」
「心配するわ」そんなやり取りをしていた。
 翌朝、翔馬は聞いた家にと向かう、日向は広島に向かう道筋で、
直ぐに行ける近い場所、庭に出て待たれていた。
「あんたが井上の息子かね」「ハイ・・」
「そうか、良い男に為りんさったな・・」
この家の婆様が庭でそう言われる。
「じゃお母ちゃん行く」「うん、よう有難うといんさいや、誰が助けて
くれんさる」「判っている」早苗さんは翔馬の車に乗り込まれる。
 「ふ~助かった」大きく息をされた。
大朝は三坂峠を過ぎると直ぐそこ広島県だが、ここ等は大朝に出る。
其処は広島から浜田までの高速道路のインタ-も有るし、ス-パ-
も有る、近所界隈からはほとんどが大朝に出ていると聞いていた。
車内で色々な世間話を聞かされながら病院に到着、
翔馬は待合室で待っていた。
 「あのう・・」「あ、ハイ」「此処ではなんですから部屋に・・」
「ハイ」事故の相手の母親だろうか、翔馬を連れて病室に入られた。
 入ると大変だったねと寝ている若者に告げる。
「じゃ、この方が、早苗さん無理しんさんなや・・」
「入院費は別、其処はこっちがカーブで右側を走るから衝突ですけ~」
「そうだけど・・」「だから慰謝料も払うね」
「・・、其処だけど内緒にして貰えんかのう」「え・・」
「あのな・・」そこから驚くの前でとんでもない話を聞かされた。
 「え、ま~じゃ免許を取りに行っている最中にか、では優ちゃん」
「うん、そんでな、警察は駄目と思って」「そう、じゃ治ると通えるね」
「良いのかおばさん、警察」「内緒で良いじゃろうが、此処はお互い
様じゃけ」「でもその人・・」「其処も任せてくれんさいや、でもバイク
如何したん・・」「それが、いとこの健司のもんじゃけ」
「あらら、じゃ修理できるんか・・」「怒られたが」苦笑いする。
「でも本当に知り合いでよかったけ~、警察にばれる免許取れなく
なると・・」「だね、じゃ後はお母さんと話するけ~」
「頼みます、あのう・・」「翔馬と呼んでください」
「翔馬さん、そんな事ですので宜しくお願いします、警察にも・・」
「はい、承知しました、早く治しんさいや」「一週間で帰るけ」
「頑張りんさい」「ハイ・・」そんな話を部屋でする。
 廊下に出ると、母親が何度も頭を下げられるから困る、
相手も相手だが、慰謝料などもたかが知れているとにらんだ。
受け付で退院までの費用を聞いてその場で納める。
何度も済みませんと両方から言われ流石に翔馬も面食らった。
 「ふ~、良かった相手も相手だし、こっちもこっちじゃね」
早苗さんが来る時の貌とまるで正反対、明るい顔をされるのを見ると
意外と整った顔に驚かされた。
 三十分で戻れたが家に上がれと懇願されたが、
今日はこれでと翔馬は逃げる様に帰った。
 夕方電話で聞かれたのか経緯を妙子さんが笑いながら家に来て
言われる。
「あのね、何でもかんでも持ち込まないで下さいよ」
「ええ・・、じゃ静かな方が良いのけ」「ああ・・」
「阿保くさ、田舎じゃ賑やかな方がええけのう」「呆れるが・・」
「確か相手は圭子さんだったな、長い事見んが綺麗じゃっつろう」
「其処か全く・・」「返事は・・」
「ああ、綺麗な人だったが、早苗さんも負けて居なかったな」
「おう、そうかそうか」「妙子さん・・」「はいはい、飯じゃのう」
 田舎に戻り今じゃ母親代わり、家をほったらかしで来てくれ、
三度に一度は此処でおじさんも来て晩酌相手する。
この家がきれいだし風呂も入れるから良いと言われ、
今じゃ三日に一度顔を出されていた。

        つづく・・・・。




























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・27 ≫

 狂った、無我夢中、歓喜の渦に巻き込まれる我が身、夢にもこんな事
は思えない、其れが現実かと疑うほど・・。
睦子は浴槽からの事は覚えていない総て夢のような世界、
これほどセックスが凄い事だったとは未だかって知らない判らなかった。
相手が挿入し、腰を突き上げられ悶えるまでは経験していたが、
なんと今回は愛撫から始めるともう意識が飛び続けた。
相手の動き総てが驚愕、歓喜を連れて動かれるから、受ける睦子は身
を捩り、嘘や~嘘嘘だ~と泣き叫ぶだけ、こんな声すら出した覚えが
無い身、喜悦の中で最高な我が身の舞い上がりは自分でも制御すら
出来ない、其れほど快楽の中で悶える我身が喜んでいる事に呆れる。
続いた、もう息すら出来ないほど迎える身は、何度も崇高な場所にと
舞い上がらせてくれる。
睦子は初めて肉欲の神髄を芯から浴びたと思えた。
 幾つも違う歓喜の渦に溺れ慌てふためく肉、そうして留めは凄まじい
痙攣の中で身悶え気絶、痙攣と共に気が朦朧となる中で、
女の幸せを噛み締めた。
 しこたま長い時間喘ぎ泣き叫んだ後・・、気付くと真新しいベット
の敷物が濡れている、其処は自分の失禁とは知らないのだ。
汗まみれの肉体を擦るが、何処もかしこも感度が良いのか自分の
手でもズクズクピクンピクンと身が反応する。
抱かれた後でこんなに体が喜悦極まりない喜びを未だ維持して居る
事にも驚かされた。
無論、馬鹿でかい物が挿入された瞬間は二度と忘れる事は無い、
あの入られる瞬間の驚きと叫び泣く悲鳴交じりの声は未だかって
出した覚えない、其れほど強烈驚愕驚嘆、本当に言い尽くせない
ほどの刺激を膣は受け止めていた。
愛や恋などの中ではこれほど乱れる事は無いだろうと思える程
反応し続けた我が身、今は最高なけだるさと喜悦が残る肉を
労り讃える様に自分の手が我が身をさまよう、其れほどの長い
余韻がセックスに有ったのかと、何から何までは夢の中と思える。
 「どうぞ・・」「・・、有難う・・」
ビールを差し出され、ゴクンゴクゴクと飲む。
「貴方・・、こんな体で済みませんでした」「え・・」
「だって、汚れている」「何処が汚れているんですか、綺麗ですけど」
「もう・・、知らない、早く知っていれば、睦子自分を憎みたい」
「とんでもない事、其れは大間違い、何で此処で僕が欲しいと思った
のかご存じないでしょうが・・」「え・・、でも相手の体求める
資格があると思えるし」「え~、勘違いです、僕は睦子さんがそんな
立場でなくても里に戻って、夜這い懸けていたな・・」
「ええ~嘘でしょう・・」「嘘言わないし、本当に憧れて居る事は
事実、でもきっかけはそうあるもんじゃないし、如何するかなと考え
ていた矢先に今回の事が・・」「嘘、睦子が困るからそう言いだされ
るんでしょう」「如何思っても良いけど、其処は今回とは別問題、
こうした姿に為りたいと前から思っていた、人の奥さんだったし、
でも今回戻る前まで、例え睦子さんが人妻でも何とか抱こうと考えて
いたでしょうね」「貴方、女泣かせね・・」
「泣かせますよもう一度も三度も・・」「ええ~・・」
本当に可愛い女性、此れならどんな男もイチコロだと思えた。
 「お願いが有るけど」「なあに・・」「僕の守してくれんかな」
「守ですか・・」「僕のアソコです」「・・、え~ま~彼方・・」
「駄目ですか・・」「守すれば良いのよね」「ええ・・」
「じゃじゃ、させて頂くけど、こんな私でも良いの・・」
「願っている」「じゃ、何とか守したいけど、とんでもない子ですから
守出来るかしら」「貴方なら素直に従うと思いますけど・・」
「あらら、じゃ勤めます」これで決まり。
「では、僕が暴れやすいようにするけど良いよね」「何か・・」
「待って・・」部屋を翔馬が出る。
(うふっ、守だなんてうまい事いんさる)笑いがこみ上げて来た。
 部屋に戻る翔馬を見て驚いた。
「なんですの其れ・・」「これで少し剪定をしたい」「剪定・・」
「うん、睦子さんのアソコの毛、僕の物が暴れると一緒に其処の毛が
膣に向かうし、其処で花弁が切れるかもしれないから・・」
「・・あ~じゃ、御免なさいね知らないから手入もそう」
「それが良い、手入されて居れば、でもそのままでよかった」
「何で・・」「だって僕が総て出来る事が溜らなく好き」
「ま~、じゃ・・」「此処に線香が在るから、其れで切っ先を焼く」
「え・・」「此れなら毛先が丸くなるから突いてもケガしない」
「うふっ、して頂こうかな、何でも従います」
「じゃ立っててね、下に新聞紙敷く」「・・、・・」
苦笑いするも何と素直に従う自分が可笑しかった。
立ったまま居る睦子、毛が焼けるにおいが鼻を突きだすと思わず
しゃがみ込む翔馬の肩にを添える。
 「往々~なんて様じゃ・・」「あら、おばさん・・」
「毛繕いか、考えたな翔馬」「ごめんな、こんな関係に為れたんだ」
「知っているけ、良かったな睦子」「凄いのよ、もうとんでもない人」
「あはっ、そうじゃろうて、で付き合うんかね」「私からお願いした」
「良い子じゃ、其れが良いぞ、でもな独り占めは出来んからね」
「判っている、其処は判るし、一人じゃ面倒は無理と、でも守して
欲しいといんさるけ・・」「守・・」「あそこの守」
「ええ~あはアッツ、言い方が良いけ~笑えるがね」
「妙子さん、静かに手が震えるけ・・」
「往々、済まん、何か作ろうかね」笑いながら部屋を出られた。
「もう何も恥ずかしくない、とんでもない人相手考える間が無い、
あんたに従うね」「其処は反対じゃ、睦子さんとは総て睦子さんが
思うように動きんさいや、僕が従う」「ええ~そんな・・」
「そのほうが良いじゃろう、都合が悪い時も有る、僕の意思じゃ迷惑
かける」「其れでも良い」「駄目じゃ、会いたい時きんさいや、其処に
別の女性が居りんさっても構わない」「ええ、拙いでしょうが」
呆れる顔で聞く。
「僕には里でもう一人居りんさる、仲良くして欲しいし・・」
「ま~、では・・、そっかじゃ睦子の我儘で良いんだよね」
「ええ、どんどんわがままで居て欲しい、ふ~良いかなこれで・・」
「マ~モジャモジャが無くなっている、く~そうか整理しとなかいと
行けんね」笑われた。
 妙子さんが来たので二人は衣服を着て居間に出た。
三人で宛を摘まみながらビ‐ルを飲み始める。
妙子と睦子は親戚関係、何でも言える仲、
翔馬を囲んで笑い声が途絶えなかった。

             つづく・・・・。






































喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・26 ≫

 可笑しなもので互いが求め合う事には一定の方程式が存在する。
今回は其処に当て嵌まるかと危惧しているが、どうも其処は翔馬の
思い過ぎと見える。
ここに来て睦子は既に心は決まっている。
人に見せびらかす様な人間では無くなってる、汚れている体を誰が
求めるのかと自問自答して来ているのだ。
日かもこの家の主は、自分を泥沼から救って頂いた大事な恩が在る
男、だからこそ思いとは裏腹に、わが身をうとう。
金貸しの年寄りに弄ばれた肉は自分の体乍ら嫌悪すら感じている。
 だが、この家に来て思うに、もしも自分の体を求められたら、
恥ずかしいが汚れていると拒否はしないと駄目とは思っているが、
其処からは考えが無い、決して嫌じゃ無いが、そうなると汚れている
と叫びたい気持ちは有った。
 浴室で真新しい浴槽に湯気を立てて増える湯を見ながら、
睦子はどう動くのかを思案する。
我が身の体だけでは到底恩返しなど出来ない、今本当に悩みが
消えた自分、いいや娘との事も何もかもがスカッとした梅雨の合間の
青空に似て、心は晴れやかなのだが、此れから如何なるのかと一抹
の不安は有った。
子供じゃない、既に借りたお金の利子として身を投げ出している、
そんな体は惜しくもないが、此れを求められると相手に申し訳が無い
と其処だけは思いが消えてくれなかった。
 気が付くともう湯船にはお湯が満たされている、慌てて睦子は戸を
開けて用意出来ましたと言う。
返事が在り、如何するべきか思い悩んでいる中で、相手が脱衣場に
来られてしまう。
自分で脱がれる姿を見てて、慌てて傍によりなんと睦子の手が相手
が脱ぐ中で手助けを始める。
相手はそのまま動きを止められ、睦子の動きに任される。
 なんと思いのままに動ける、其れには相手の男に感謝したい、
今まで此処で悩んでいた事が嘘のように睦子は動けているのだ。
しかも下半身のパンツを下ろす時、目の前に飛び出す馬鹿でかい
代物を目に飛び込ませてしまった。
 流石にこれには驚愕、だが慄いてばかりじゃない、直ぐ我に返り、
震える声で「どうぞ」と一言告げて浴室にと促す。
相手は無言で浴槽に向かわれ、シャワ-を浴びられている。
其処まで一瞬間が在ったが、睦子は思う事と真裏、
既に体が動いて自分も浴室に向かっていた。
 シャワ-が降る注ぐ中で衣服を纏ったままで背中に
ボデイシャンプ-を掌でまんべんなく伸ばし擦った。
される男は無言で立たれ動きを止めると、睦子は肩から尻迄掌が
動いて行く、心とは別にだった。
降り注ぐシャワ-を浴びながら、睦子は男の前面に移動し、
胸板が熱い体にも手が動いて行う。
首筋から腋の間、腰回りと手が忙しく動き回る。
 なんと其処からも手は止められない止まらなかった。
普通より多くの泡を手に乗せると既に少し膨張をしているあのでかい
棒を睦子は躊躇うことなく両手で棒を丁寧に洗い始める。
 「睦子さん、無理はしないでね、僕は其処までは求めていないし、
此れからの事も考えると拙いと思うけど・・」「・・、・・」
だがその言葉には睦子は返事はおろか無視を決め込んでいる。
Tシャツが濡れて肌に絡みついてくる中で、睦子は棒の裏から奥にと
股座を撫でながら進んで行く。
「あのう股少し開いて頂けませんか・・」
相手は聞かれて素直にそうされる。
睦子は大胆にまた裏まで手が進んで丁寧に洗う掌が、
なんと驚くほど自然と思えた。
腿から膝、そうして足元に向かう。
足の指中も睦子の指が減り込んで扱いた。
 漸く終えると汗とシャワ-で睦子の肉体が総ての形を表現して
現れている。
 「・・、あっ・・」小さな悲鳴が睦子の口から出た。
其処には既に男の手が濡れて体にまつわりつく布をヒッパギ、
ズリベリリ-と音を微かに立てて破かれる。
無論ミニスカ-トも同じ、震える体をシャワ-に浴びさせ睦子は
動けなかった、ブラも小さなパンテイも気が付いた時は身から
離されている。
を 「え・・」動きが止まっているからシャワ-の中で目を開くと、
「なんと美しいが・・」相手の驚嘆な声を聴いた瞬間、
睦子の体がよれて相手の胸板に身を預けてしまった。
 その体を受け止めると睦子の顔が上向きになる。
其処で相手の唇が睦子の口を塞いでしまう。
こうなると言葉も色んな思いも要らなくなった。
キスをされされ返しつつ、睦子は思いもしないほど恍惚、何でとキス
をしながら思うが、此れは睦子の動きに証明される。
今まで自分からこんな場面に進んだ事が無い、逃げた夫にも然り、
あの思い出したくない広島での出来事にも自分から動きを始める
事は決してなかった。
だが、今は如何、何もかもが睦子から動いているのだ、
しかもこれほど相手を求めて居る事すら知らない、何処からこんな
動きが生じたのかと訝るが、其処は直ぐに判明、あのパンツを
下ろした瞬間でこんな風になるように自分で動いてしまっていたのだ。
 なんと気持ちが良い事か、わが身と心が求めるままに相手も応じて
くれ、こんな事は未だかって無い事、恥ずかしいが睦子は既にこの家
に来ると決め込んだ時からの瓜の奥深くにこんな動きが潜んでいると
思うしかない。
如何説明しようが其処だけは睦子に下心が在ったとしか思えない。
身を捩らせきついデ-い。プキスを受けつつ返し続けて居る二人。
此れから先の事は誰しもが判る行為、睦子は既に応戦する肉体が
整っている事に気付くと、がむしゃらにキスの応戦を開始し始めた。
 シャワ-を止めると濡れた美しい三十三歳の体は、軽々と相手に
抱え上げられ湯船にと二人は沈む。
最高、極上、こんなに思う様に進めるとは努々思っていない睦子、
涙が自然とあふれ出し、湯船の湯にと落ちた。
一度だけでも良い、こんな気持ちで相手に身を委ねる自分は今まで
無かったと其処だけは感動しつつ、何度も良かったと念じていた。

         つづく・・・・。


































喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・25 ≫

 奈良の桜井の家で二日滞在し、その間大阪に居る事を相手する
女性に連絡する。
既に美代さんから森ノ宮のマンションは使えと言われている。
そうして手早く管理人には袖の下を渡され、部屋には数人の人が
出入りすると告げられていた。
無論表向きには英会話の個人レッスンだと言われている。
だから部屋に来られる女性は笑顔で迎えられ部屋に向えた。
 今回は一番は世話して頂いた芦屋の奥様がメイン、
一番に呼んでいる。
部屋に入られた瞬間で迎える翔馬は奥さまを抱いてリビングに、
其のフカフカの絨毯に降ろすと、衣服を脱がし其処から一世一代
の愛撫を敢行、受ける奥様は最高な喜悦の貌と姿、とんでもなく
燃え上がる二人は最高な愛撫を互いに仕合、そうして挿入、
もう奥様は美しい体を捻じ曲げながら初めて泣かれる。
奥様は店には来て居られないが、女学生時代の仲のいい友達が
店には来られている。
その方の紹介で翔馬は相手をする、既に一年が経過していたが
いつも新鮮、本当に純な女性で驚く顔が素敵、翔馬が好きなタイプ
だった。
 一時間半満喫される肉は仄かに桃色に染まり太陽がせり込む
部屋で美しい姿が浮き彫り、見るとまたも帰ろうとしたくされる中、
翔馬が飛込んでおまけの抱合い、驚き喜ばれる二時間を過ごす。
夕方からも違う女性が部屋を訪れ、其処でも翔馬は挑み続けた。
 こうして大阪滞在中で四日間、八人の女性と部屋で迎え、
遣りたい放題、受ける女性も其処は待っている身、
互いがしつくしされ続け、殆どの人は三十分で堪能される、
後の時間は愛撫擬きの翔馬の動きに身悶え、
そうして最後のとどめを減り込ませて行く。
 六月初旬、漸く里に戻った、其処は家の改装が終わる頃と
見計らっての事だった。
妙子さんが笑いながら迎え、出来上がりを二人で見て回る。
「く~良いじゃないかね、本当に此処があの家かと何度も
疑ったがね」「大工さんの腕かな・・」
「いっとりんさったが、センスが良いとさ、壁紙も台所の足回りに
気を使った出来栄えだと、初めてシャワ-トイレの本格的な物を
据えられたといんさったが・・」
「良いね、此れならお客様が来ても何とかなりそうじゃね」
「道具は如何する何時・・」「明日でも出向こうか・・」
「それは良いが広島か・・」「良いね、そうするか・・」
「じゃ明日か・・」「そうなるが良いのか妙子さん」
「お前の事じゃ何時でも構や~せんけ~」そう言って笑われる。
 六月四日朝、妙子さんが来られる。
「行こうか・・」「待ちんさい、もう少しな・・」「えっ・・」
「わしじゃっ見繕いも出来んがね、助っ人頼んでいるけ~」
「え、誰美咲ちゃんか・・」「ううん、待てば判る」
そんな話をしているとみられない軽が庭に滑り込んで来た。
 「あ・ああ~あんたは・・」「おはようございます」
「え~じゃ・・」「夕べ電話が来て喜んでお供したいと夕べは寝不足
でして・・」にこやかに笑われる顔は綺麗だった。
そうあの睦子さんなのだ。
 三人で翔馬の車で出かける、社内では妙子さんの声ばかりが
聞こえるが嫌じゃ無い、本当におもわぬ女性が参加されているし、
心地良い返事の音色も良いと思える。
一時間少しで行ける便利な広島行き、大手の家具や天満屋の
デパ-ト巡り、疲れるが楽しかった。
 昼過ぎに終える、本当に疲れるが一度だけと思うと頑張れた。
「苦手だが、買い物は・・」
「でも恐ろしい程の買いよう、お金大丈夫ですか、出しましょうか」
「あはっ、こいつはそんな金びくともせんが・・」「ええ~・・」
「打出の小槌が在るけ~」「ええ、なんですの・・」
「其処はええけ~疲れたのう美味しいもんでも食べようか・・」
「良いです、肉ですか」「それも良いが海鮮、しかも本格的な奴」
「良いよ、じゃ行こうか」三人は最高な食事をする。
 睦子は驚愕している、買い物は半端じゃ無かった、
ものもそうだが値段に驚き続ける。
この人はどんな人かと疑うしかない、考えられない値段の家具や
敷物や、備品、照明器具もそうだった。
女性 戻る車内では言葉を失っている。
家に到着すると早々と睦子は失礼をするが、居た堪れ無い程
驚く自分が粗相をしたらと思って逃げ出した。
妙子は擦れを知るから大笑い、家具が揃えばあいつを呼べと言う。
 六月七日、広島から荷物が続々と到着する、妙子が一人頑張る。
「ふ~揃ったぞ、食堂にも見違えるぞ、テ-ブルと椅子か憧れじゃ」
笑われた。
「電話するか・・」「え・・」「阿保、此れ最初に見せんかね」
「ああ・・、でも」「良いから任せや電話しちゃる」
止める間が無い程早い、「おう、荷物来たがね、あんたもかかわる
人じゃろうが、きんさいや」そうして頷いて電話を切られる。
「良いな、あいつは待っているが待たせるな」「でも・・」
「デモもくそも有るまい、此処で住むならそうしんさいや佐代子だけ
じゃ心もとないがね」「妙子さん・・」
「良いから夕方きんさると冷蔵庫は満杯、何でもして楽しみんさい」
頭を叩かれて頷かれる。
 夕方睦子さんが来られ、本当に良い良いわと何度も叫ばれる。
肉にしようかと聞くと支度すると動かれる、其処で此処では初めて
の女性だと告げると返事は無いが頷かれていた。
こうして初めて二人きりで夕食、三十半ばの相手は見事過ぎる程
の姿、此れじゃ町金も狙うなと思えた。
 団欒なんかじゃない、二人は異様に言葉が少ない、翔馬は察して
余計な事は言わずにワインを嗜み、相手にも勧める。
時間が其処を濁してくれる、和らいだ雰囲気が芽生え始めた。
「あのう、お願いがありますけど・・」「なんですか・・」
「このままお付き合いできませんか」「付き合いですか・・」
「ハイ・・」「何処までです・・」
「もうご存知でしょうに、駄目でしょうか・・」
「其処は如何かな、相手次第と思いますけど・・」
「じゃそう決めて良いですよね、邪魔はしません、何時でも・・」
「・・、・・」「駄目なの・・」
「飲んでください、其れが返事ですが・・」「ハイ・・」
そこで決まった様だった。
 食事を終えると洗いものをされ終えると風呂場に向かわれ、
悲鳴染みた驚きが聞こえる中、湯が出る音がする。
「そうか、決められたんだ」感慨無量、翔馬と手最初に会った瞬間
そうなればいいなとは思っているから、事は相手次第、
腹を決めると翔馬は何かを考えている。

    つづく・・・・。























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・24 ≫

 向かう道筋ではたと考えた、(これ事務所じゃこっちが弱いぞ・・)
そう考えると喫茶店に入り考える。
直ぐに携帯で電話して差配を願う、相手は大阪の弁護士さん、
既に聞いていると言われ、経緯を簡単に話す。
其処で弁護士さんから色々な指南を受けていた。
翔馬は一度ホテルにチェックイン、其処から四社の町金に電話した。
夕方揃いホテルのロビ-で会う。
挨拶を終えると直ぐに本題に入り、相手が山根睦子と聞かされると
顔色は変化、其処を見届けて、翔馬の弁舌は栄えた。
[如何、もう説明は要りません、此れを大阪の弁護士の長谷川さんに
託そうと思うのですが構いませんよね」
「・・、あんたは山根さんとどんな関係・・」
「親戚のものですがいけませんか」「え、良いけど、おい如何する」
「あのう席を外して頂けませんか、そう十分だけ」「良いでしょう」
翔馬は言われるまま席を離れる。
 十分後戻ると・・、「四人で話し合いました」「で・・」
「その件ですがそちらさんはどんな思いで・・」
「其処は言えないが、そちら次第という事で・・」
「ではこちらの判断でも良いと・・」「願う中身ならそうなりますが」
「では、僅かな金です、こちらは清算出来ますが・・」
「清算どうなります」「無かったことに・・」
「それだけですか其処は間違いでしょうが、このまま先ほど弁護士
に報告すると進めろと」「え、でも金は良いと申しているんです」
「では、其処は良いとして、山根さんの精神的苦痛は如何されます。
ご丁寧に写真まで取り、来ないと大変な事になるとメ-ルで・・」
「ええ~誰じゃ・・」「すまん、わしじゃが、こんな顔じゃろうが
脅してはいないがお前の写真を使った」
「お前は、もう其処までするか」「何処でも同じじゃろうがこうして他人
が入り込まれたんだぞ、何とか金で解決できんか」「・・、・・」
「では、もう一度席を外しましょうか」「済みません、お願いします」
またも席を外し広い窓から見える景色を眺めていた。
「あのう・・」呼ばれて席に戻る。
「四人で話し合い、結果・・」「どうなりました」
「一人百万で納めて頂けませんか・・」「僕一人の存念でいかんとも」
「其処をお願いします、弁護士に入られたらややこしくなります、
俺たちにも世間と家族が居りますし・・」
「ですよね、では僕の一存で良いのですね、無論許可なく録音は
していますけど・・」「・・、・・」
其れには反論が出て来なかった。
「じゃ其れで丸く収めて頂けないかと・・」
「でも写真を送られた方は一緒とは行かないと思いますが・・」
「ああ、じゃじゃ一束上積で何とか・・」
「全員小切手でお願いします、そうして此処に山根さん宛に書状が
在りますから署名して下さい、其れが済めばこちらは今後一切
何もない事とします]
 僅か一時間余りで決着で来た。
本当に人のつながりの有難い事は今回でつくずく思い知る。
大坂の抱き合う相手に電話して頼むのも気が引けたが、
こんな場合弁護士と言うものの効き目は半端ない、
高なる胸を押さえて大きく息をする。
 その夜は広島の流川に出て食事と遊びを満喫、屋台で親父を
相手に酒を酌み交わしていた。
話が旨い相手、本当に夜中までそこで過ごし酔ってホテルに戻ると
倒れ込んでしまう。
翌日は広島見物、何度も来ているが観光は出来ていない場所、
原爆記念館と宮島迄足を延ばし夕方帰路に就く。
家に戻るとまたも寝てしまう。
「これ・・」「あ・・、寝ていたんだ・・」「もう如何なった」
「え何時・・」「朝じゃが、大工が来るぞ」
「ああ、そうじゃが、行けんが妙子さん行こうか・・」
「何処、ああ睦子じゃな・・」二人で出かける。
「ま~・・」歓迎されて家に入る。
 一時間後、睦子は大泣き傍で呆れかえる妙子を尻目に泣かれた。
「なんとでかしたがね、おまけに上乗せか・・」
「だって許せんが、美人じゃろうが此れでも少ないと怒っているが」
「あはっ、そうか良いぞ翔馬は凄いぞ、此れで田畑の抵当も解ける
睦子」「おばちゃん、感謝です」「それは相手が違うじゃろう、翔馬に
いんさいや」「はい、もう嬉しくて、何でもしますけ・・」
「其処がいけんのじゃろうが、何でもするとじゃ翔馬に抱かれるか」
「望まれれば幾らでも・・」「阿保じゃ、遣れんが」
「だって救われたんですけ~」「始末に負えんが、翔馬・・」
「良いじゃないですか、では金渡しましたからね」また泣かれる。
 「翔馬、如何する」「何・・」「こいつ此の侭じゃ申し訳ないと・・」
「良いよ、でもこれからどうするん」「ここは出ないといけんと思う」
「出なくて済むようにしんさいや、あんたは危ない、美人だし」
「うふっ、こいつは好き物じゃ、このままじゃ体持て余すぞ」
「おばちゃん・・」「なんだ嘘か・・」「もう翔馬さんの前ですよ」
「そうじゃった、ではこれで良いのだな・・」「良過ぎて怖い」
「あのう祥子ちゃん如何されます」「あ、あの子も今鬱です」
「そうか衝撃が・・」「そうなんです、何もかもが・・」
「じゃ、大阪に出ませんか,当てが在りますけど」「ええ~何で・・」
「僕も見て可愛い綺麗な子です、このままここで埋もれても・・」
「では・・」「何とか電話して頼んでみます」「翔馬さん・・」
またまた大泣きされて、翔馬が弱り切る。
 家を出ると自分の家は工事中、妙子さんの家にと向かう。
「如何じゃあいつ転がせや」「え・・」「うふっ、そう願って今回
動いたんだろうが五百万は有難いぞ」「・・、・・」
「如何面倒を見んさい、此処で住むならそのほうが良いけのう」
そんな話をするが今じゃもう妙子さんと男女の中には
為れていなかった。
母が無くなると其処にはたどり着けないでいる二人、今じゃ母と
ダブル姿が見えるからか、互いに其処は足を踏み入れていない。
 事の経緯と頼んだ女性えの挨拶と桜井の家に報告を兼ねて
大阪に出向く。
歓迎され、婆が舞い戻りかと大笑いされる中、一応の出来事を
加奈子さんと由美子さんに話をする。
 「ま~じゃそんなに可愛い子なん」「写真見て下さい」
「・・、あらら、ま~良い子じゃないの、翔馬宛が有るん」
「なんとかできないかとそれで大阪に・・」「そう何方・・」
「女性で既に抱き合っているんですが、中々面白い方です」
「その方マスコミ・・」「アイドル関係の会社」
「ま~じゃ話を薦めたら如何」「それで・・」
「遣るわね、お母さんも綺麗なん・・」「そこはそうみたい」
「やるじゃないかね、わしが田舎に繰り込もうと考えていたがね」
「来てきて・・」由美子さんが笑われる。
「翔、聞いたかねあんたのお父さん女性には不自由しないね」
「加奈子さん・・」「うふっ、良いわよ其処は・・」そういわれる。
、 電話で駆け込まれる美代さん、可愛い子供を抱えて大騒ぎ、
翔も今じゃ少し歩ける、自分と同じような幼い男の子、
其処は仲良しだった。
其れも翔馬の子供,未だ有る加奈子のお腹には二人目が
仕込まれているのだ。
 夜は子供を寝かせた後はお決まりの抱き合いが始まった。
由美子は抱かれながら本当に幸せと感じる、其れも義理でもある
家の娘が連れて来た男、思えば可笑しいくらいの話だが、
今じゃ翔馬が中心で家も動いているのだった。

         つづく・・・・。






















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・23 ≫

 祥子ちゃんは幼い時から可愛い子で田舎では際立っていた。
母も綺麗な美人で有名だし、翔馬と祥子は六歳も離れていたが、
此処を出る頃は中学生、其れでも知っているほど可愛い顔をしてた。
美咲の話を聞きながら母親と共に酒を飲んでいる。
 「ええ~じゃ広島でスカウトされたんか、スゲ~・・」
「それがね、今はそうじゃないけ~」「何で・・」
「其処に騙されんさった」「あ・じゃ・・」
「そうなるけ~、金をむしり取られんさった」「それで・・」
「睦子さんは広島で働いて居りんさって、なけなしの金なぞ直ぐに
底をつくがね」「だな・・」「そんで借金を重ね」「カ-ドか・・」
「其処も僅か・・」「え、では・・」「そう此処の土地など担保じゃ
知れているけ」「だな・・」「そんで町金・・」
「く~良くある話じゃないか・・、省吾さんは・・」
「逃げんさったが・・」「あ・・」
「そう、今じゃにっちもさっちもいかんそうよ」「なんと・・」
思えば憧れの家族、母と言えどもまだ若い筈、何処にでもある話
だが、こんな田舎じゃ珍しい、其れほど際立つ親子なのだ。
 此処でも色々とあるなと翔馬は思うが、祥子ちゃんはいざ知らず
母親はハッキリと覚えている。
この谷とは少し離れているが、今じゃ同じ町に為っていた。
合併を何度も繰り返し馬鹿広い街だが、元は数多くの村が寄合を
重ね人口減少の所為でこんな形にはなっている。
 「そんでどうなっている」「戻りんさってもどうにもならんけ~、
親戚も最初は集り応援して居りんさったが、今じゃ誰も寄り付かん」
「そうなるわな、で親子は・・」「やがて逃げ出すだろうと・・」
「そうなるのか・・」翔馬は考えさせられる。
こんな話は何処にでもある、しかも美しい姿なら何おかいわん、
思いを募らせそんな世界に向かうのも仕方がない事、上手く行けば
今では祥子はアイドル、そんな思いをしながら聞いていた。
 「借金は幾らくらい・・」「判らんけど知れていると思うよ」
「どれくらいかな・・」「五百万はいかんと聞いたけど」
「え、佐代子さん・・」「あの母親は私の後輩、と言っても年が
離れているけどね、仲良しだった」「そう、随分と離れているけど」
「うふっ、省吾さんは謂れが有るしね」「ああ~・・」
「想像に任せるけど聞いている」薄笑いを浮かべる佐代子。
「どうなるんか・・」「どうにもならん、何れ逃げるしかないと
聞いているが・・」母もそういった。
「妙子さんがようしっとりんさる」「何で・・」「だって親戚じゃろうが」
「・・、ああ~そう言えばおじさんが・・」「だろう」
そんな話をしながらも佐代子の胸は開け出て、美咲が嫌な顔を
する中翔馬に抱き付いている。
「お母ちゃん・・」「みんさんなや嫌なら、わしはもう壊れている」
「呆れる・・」そういいながら台所に向かう美咲、その後またも
母のいがり泣きを聞かされる美咲は、部屋にこもってしまう。
夜中に家に戻る、其処でも田舎でも色々とあるんだとつくずく
知らされていた。
 「おはよう、今日は世話できんぞ」「え・・」
「あのな親戚のごたごたじゃ」「・・、睦子さんか・・」
「え~何で知っとりんさる」「夕べ聞いたが・・」
「そうなんじゃ、遣れんが逃げるかと思うけど、親戚じゃろうが
聞かんと行けんしのう後の事も有る」「そうか行けば・・」
「お前・・」「なあに・・」「摘まむか・・」「・・、・・」
「良い女じゃぞ・・」「若いしな・・」「あはっ、そうなるのう、
娘も良いが母親が今は最高な肉じゃがね」「・・、・・」
「お前も悪じゃのう」「何とか話が付くんか・・」
「無理じゃろう親戚も腫れものを触る状態じゃけ~」
「そうなるわな・・」「じゃ行くけ~」妙子さんは重い腰を上げて
家を出られる。
代わりに大工さんが三人来られ、翔馬の指図で仕事を始められる。
台所や、トイレ風呂場と大きな音を立てながら工事が始まる。
五月のさわやかな風が頬を撫でる中、色々と考えさせられた。
昼過ぎに電話が来た、妙子さんから今すぐに来てとだけ聞く。
 車で出かけると向かう先は無論妙子さんが居る睦子さんの
家だった。
 「今日は・・」「あら~大人になりんさって」「ご存知ですか・・」
「ええ~妙子さんから聞いているし、立派よ」
本当に変わられていない、いいや前よりなんか綺麗になられている。
「座りんさいや・・」縁側から部屋に入る。
 「実はのう・・」多恵子さんが苦しそうな顔で話し始められた。
「そうなるんか,でも何とかならんの・・」「其処じゃが無理といんさる」
「だって金は働いて返す方が良いじゃない」「疲れたといんさる」
「そうだけど、一遍に返されんがそこそこ少しずつでいいやんか」
「先方がね、無理と・・」「何で・・」「早く返せと煩いがね」
「それは相手がそう言うだけ、少しでも返済すれば、法的には如何
にでもなるが」「働くにも、此処じゃ無理」
「じゃ広島、其処が嫌なら大阪でも良いじゃろうが」
「そうだけど、睦子・・」「疲れたが、娘も如何でも良いと言うし」
「そうじゃろうな、可愛そうに・・」
多恵子さんも如何する事も出来ない状態みたいだった。
「返そうよ、少しずつ、時間を稼いで此れからの事を考えると良いが」
「お前・・」「そうした方がええ、わしも妙子さんに頼まれるなら協力
するが・・」「お前、本気か・・」
「話を詳しく聞かせてくれんね、借金もじゃ」
其処から相手は妙子さん相手に話をされ出す、横で翔馬が聞く。
 「ええ~では利子の代わりに身体か、其れほんまか」
「ええ、恥ずかしいけど・・」「何でそうなるん」
「其処は最初から体が目当てだと聞いているけ」「なんと・・」
其処で翔馬が間を開ける。
く 「では他わ・・」「僅かです、でも合わせると・・」
「そうかでも何とかせんと拙いじゃろう」「最初の町金からの紹介」
「え・・、では其処でもか・・」「もう嫌になる、どいつもこいつも」
「そうか、あはっ此れは面白いぞ」「え~翔馬笑い事じゃないがね」
「其処じゃが、笑いごとで済ませるようにすれば良いじゃないか」
「如何するん・・」「聞くけど嫌な事も話してくれんさいや」
「ハイ・・」「じゃじゃ、其の会う時の連絡は如何していたん」
「メ-ル」「それ残っているか・・」「え、消していないけど」
「見せてくれんさい」「ええ~・・」
「だから大事な事じゃ、見んと考えが固まらんが」「でも・・」
「此れ見せろ」「おばちゃん・・」いやいやながら携帯を渡される。
 暫くそのメ-ルを見た翔馬は頷いていた。
「如何ね・・」「これは使えるぞ、でもなんとおおいが何人有るん」
「四人・・」「く~遣り居るわい」「翔馬・・」
「済みません、妙子さん、何とかする」「え・・、お前・・」
「弁護士じゃないが、僕も大学では経済を専攻していた、民法も
少しは判る、使えるぞ」「お前・・」「本当ですか・・」
「ご丁寧にあんたとの抱合いの写真が送られ脅されて来ているが」
「もう恥ずかしいが」「其処も使う、此れは何とかなりそうじゃが」
「翔馬危険じゃない」「危険でもこれは許さん、僕も色々と悪い事
しているが、此処までは・・」「翔馬さん・・」
「任せてくれんさいや」そう言い切る。
 その場で翔馬は大阪に電話していた。
相手は長年体を合わせている女性、その方の兄が弁護士をされて
いるのを知っているからだ。
「 「では何か在ればお願いしますね」長い電話だが、最後にそう
言って電話を切った。
 その後返済の跡と契約書を見せてもらう。
「では何とかする、でもね此れで総て返せなくてもいいとは思えない、
其処は任せてくれますか」「是非なんでも従います」
「また、其処が一番いけない事ですよ」「済みません」
「妙子さん、一度広島に出ます」「そうか危ない事はいけんけ~」
「何とかしたいし、綺麗な女性が困るのを見て居れん」
「こいつめ・・」笑われた。
 大阪で働いている間、翔馬は色々な事を聞いて来ている、
店でも借金を重ね遊ばれる女性もいるには居た、だからそんな話を
参考に翔馬は出来ると確信する、裏道は為れている身、こんな事は
初めてだが、同じ部類と決め込んだ。
 二日後、翔馬は広島に出る、最初に電気屋に向かい必要な器具を
買い求め、スッキリした空の下で目指す事務所に向かう。

                つづく・・・・。





 




















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・22 ≫

 五月十五日、里に戻り二日目二日間は妙子さんと話をし続けて居る。
三日目になると別行動、翔馬は懐かしい高校時代の友の家に居る。
一方妙子は忙しく軽を走らせていた。
 夕方家に戻ると、ここでもまた二人は話し合っていたのだ。
「じゃ、出来るんだね」「そう、喜んでおりんさる、明日にでも来ると」
「良いぞ、じゃ話をする」「あんたは如何ね」
「ああ、ミニ同窓会を明後日する」「良いね、じゃどんどん進めるぞ」
「良いな、部屋の改造とトイレの改築,台所を急いで貰えないかな」
「明日来るから話をしんさいや、金有るんかね」
「あるから心配せんでええけ~」「じゃ何でも進めたらいいな、家具や
その他は・・」「部屋が出来次第揃えるけ~」
「楽しくなるな、で佐代子は・・」「あ、そうや忘れているが、大変
おりんさるんかな・・」「言っていないぞ、驚かせんさいや」
「く~楽しい、妙子さんは良いのか・・」
「阿保じゃ、聞きんさるな、何時でもええけ~抱いてくれんさい待って
いるが」「有難う、じゃ今夜夜這いじゃね」「古臭いし、もう抱いている
からそうは言わんじゃろうがね」二人で大笑いした。
大事な人を忘れる所だった、四年前里に戻った時抱いた、
同級生の母親、其れが何とも言えないほど最高、汚れも喜悦も
知らなかった女性、其れを翔馬は忘れもしないあの時、按摩を
しながら悪さをしたが、何も怒らずに知らぬ間に翔馬のでかい物が
股に食い込んで行く、あれれと思う間に出来た仲、だがそこの娘
美咲は翔馬より上手の女の子、同級生で有ろう事か初恋の相手、
しかもその母と出来たのだ。
考えられないが本当に抱き合っている。
 (く~良いぞ、佐代子さん・・)舌なめずりをしながら家の手前
の道に車を止めると庭に足を運んだ。
 (え、あ・・、風呂場・娘かなええい如何でも良いが持たんぞ)
明かりが灯る風呂場にと脚が向かった。
脱衣場に入る、慣れた造りの中、翔馬は急いで浴室にと向かう。
(く~都合がええけ~,髪を洗いさっとるがね)
其れを確かめると服を脱ぐ暇などない、四年間の間見ていない
肉体は、本当に輝いて見える、都会の相手とは別の思いが
募っている中、翔馬は下半身だけにぐ捨てると後ろ剥きで髪を
洗う佐代子にと・・。
 「・・、ああ、あう~誰が~もう何しんさるか、辞めんさいや
わしには思う人がいるけ無駄じゃ、コレ~ウ・ウウウグウウ~
ズリズズボウウウグウ・イヤイヤイヤジャガダレ~・・」
「僕じゃ、暴れんさいや、もう口で最初はお願いじゃが佐代子~」
「・・、え、えその声、うぎゃ~ううずうっ、声がちゅばちゅいぼ、
アンタ、バカ~モウニガサンケ~ウグウウウウチュバチュボズル
ズル~オオオオ・イシイガスゴイガね育っているがアンタ~」
本当に佐代子は一瞬で壊れて行った。
 シャワ-でTシャツが濡れる中、翔馬の棒は佐代子の口中で
揉まれて行く、佐代子は頭の髪を掴まれたまま、口中で棒を
弄んでいる。
本当に四年は長かった、と思いながらも口中は大変、
とんでもない育った棒を愛しんでしゃぶり上げている。
 「く~良いぞ、凄いが、佐代子~」翔馬は相手を上気させる
言葉は知り尽くしているが、此処では使わない、使う必要が
無い相手、本当に心地良い中で最高な相手に棒を預けている
からだった。
シャワ-が降り注ぐ中、互いに横たえるともうシッチャカメッチャカ、
、乳房も腰も尻餅悶え揺れる中、翔馬は負けじと愛撫の敢行、
受ける佐代子は泣きじゃくりあんたあんたと呼び続けた。
 「ええ~誰・・、ああ~こいつか~、こら~・・」
「え、ああ~美咲ちゃん・・御免・・」
「ごめんじゃないがね、お母ちゃん、あんたに恋い焦がれんさって
寝込んでいたんだ、大阪に行くと聞かんけ~宥めていたんだが」
「御免・・」「もうお母ちゃん・・」
「うるさいぞ、後じゃろうが、今はいけんのじゃ・・」
「阿保くさ、そうかあんたか、じゃ後でな・・」
「美咲、充て頼むわ、ビ‐ル有るんか」
「あるわさ、もう其処タイルじゃろう痛いぞ」
「構わん、もう要れんと収まらんぞ」
「阿保じゃが、好きにしんさいや後でな」「、おう~・・」
美咲は呆れかえり浴室から出てしまう。
 それから二人はおぞましい姿、もう餓えた獣二頭がもつれ合い
絡み合い、泣き叫び、あんたの連呼、其れは誰にでもは出来ない
様、でも此処では佐代子には出来ている。
 二度いいや三度の抱き合いはすさまじい痙攣三昧、忘れた事は
無い、其れほどもうないと諦めていた事が在ったのだ、
しかも夫は翔馬の父親と川本に寄合で出かけた戻りに車で事故、
同時に亡くして居る間柄、美咲も然り、何で私じゃ無いんかと悩んで
いたが、翔馬から聞いた話で今は年増だけと聞かされている。
其れが四年前、今は美咲と手処女じゃない、母の善がりは本当かと
疑うほど同姓でも理解し難い呻きと泣き叫びの善がりは耳を
覆いたくなる。
しかし、其処には既に母が相手、もう敵わないと諦めているのだ。
 三十分風呂場で泣き叫んだ後、抱かれた裸を魅せ付けて母は
翔馬に抱かれて家にと入る。
「奥よ、布団敷いている」「有難う、今夜はお母さん借りるぞ」
「どうぞ、殺さないでよ」「如何かな、そうなる寸前、美咲が交代なら
良いけどな」「え~翔馬、あんたもう若い子もいけるんかね」
「其処は未だだけど、美咲なら出来そうじゃが・・」
「背負ってからにそう簡単には任せられんけ~」「待つよ・・」
「遅いわ・・」「え~じゃ出来たんか・・」「そこそこね」
「・・」良いじゃないか、結婚するんか・・」
「阿保じゃね、相手は広島に逃げんさったが」「え~誰・・」
「芳雄じゃ・・」「あ、じゃ夜逃げか」
「そうなるがね、本当に大変な男に捕まりそうだったが・・」
「で、広島の何処・・」「教えんさらんし、もう相手しない」
「そうか・・」「もう美咲は入りんさるなや、後じゃろうがね」
「はいはい・・」そこから母の佐代子を相手にまたも抱き付いて
いがり泣かせてしまう。
貪欲さは健在、本当に佐代子さんには最高な往き様の中で翔馬も
果てる事が出来る。
其れほど肉欲と肌の心地良さは格別だった。
 一時間みっちりと抱き合うと、流石に久しぶりの佐代子は
息絶え絶え、痙攣の最中、「ね~休んだら話もしたいし・・」
「おう、良いぞするする」「阿呆・・」
裸のまま美咲の前に座ると驚いてバスタオルを投げつけた。
「恥じらいが無い男じゃね」「無い無い・・」
「阿保っ、飲め」「ハイ・・」「馬鹿・・」「そうです」
「もう好かんタコ」「古い~」同級生の中は未だ忘れていない二人、
横たえる母の傍で美咲はビ‐ルを翔馬と飲んでいる。
「で、大阪いつ戻りんさるん」「美咲次第じゃな・・」
「何で私なん」「あ、お母さん次第じゃと変更」「バカ~」
頭を思いっきり叩かれた。
 母の佐代子も漸く起き上がり、母にもバスタオルを投げつける。
「翔馬、暫くおりんさるんかね」「佐代子次第かな・・」
「ま~じゃ居てくれるんかね」「そうなるかもならんかも」
「どっちじゃ」「判らん」「もうお母ちゃん・・」
「うふっ、もう勝つと思うな負けるが勝ちよ」「くわ~古いが・・」
若い二人が大笑いする。
汗をにじませる肌を翔馬に点娯されながら佐代子は夢心地、
向かいの美咲は怒り心頭、本当に賑やかな部屋、
翔馬が一番心を許せる母娘かもしれなかった。
 「ねね、そういえば,知ってるでしょう祥子・・」
「おう、知ってるが、居るんか・・」「そう一月前戻りんさったが」
「なして・・」「事情が有るんよね、お母ちゃん」「早々、あの子」
「何・・」「それがね、親子で広島に出て居りんさった」
「え、そうなん」「それでね、カ-ドロ-ンで火だるま・・」
「火だるまって・・」騙されんさった」
「え、何でや、如何したん・・」其処から美咲の話を聞き始める。

                 つづく・・・・。





























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・21 ≫

 大阪に戻った翔馬は今までとは雲泥の差、とことんアフタ-での
女性との付き合いを派手にする。
由美子も呆れる程、其れでも由美子は頑なに翔馬を陰で支える。
加奈子に子供が出来た事も加味して、今じゃ由美子は翔馬の
マネ-ジャ如きの姿だった。
美代も何とオクラばせながら、加奈子から告白された後、
美代も自分から望んで身籠っているのだ。
二人して、会うたびに互いのお腹を擦りながら、半年遅れの腹違い
の兄弟だと笑う。
婆様も其処は初めから知っているから動じない由美子に翔馬を
任せると、今度は生まれて来る子にと心を移す。
翔馬はと言うと大学は単位のみを取ろうと決める、
友人の美奈ちゃんだけは知らせていたのだ、
無論アルバイトの中身は知らない。
 こうして孤軍奮闘を重ね、大学も晴れて終えるといっそう北新地
での翔馬の動きは派手、既に仲間からも数人がそれを知り翔馬に
近づいて来た。
その仲間にもそこそこに宛がい、其の後で尻拭いをすると女性に
告げると、相手は喜んで承諾される。
此れは余禄が翔馬に来る、担当のお客様を翔馬に進んで宛がう
様になり、店そのものが翔馬を中心で動いて行く。
強かさを身に付けた田舎者の少年が、今では二十四歳に為ろうと
していたのだ。
「ふ~六年か・・、自分でも驚くな・・」
一戦交えた後朝靄が篭る街並みをを車で走りながら感慨無量、
あの大学のキャンパスで在った井上先輩の御陰と思えるが、
反面こんな道に入り込んだ少しの恨みも有るのは事実、
だが一旦入り込んでからは翔馬の思いがその道を進ませる、
桜井の由美子さんや加奈子さん、婆様は無論の事美代さんまでが
承知されている。
中でも加奈子さんの義母の由美子さんは今じゃマネ-ジャまがい
の事を承知され進んでされる。
人に言えない道だが、遂にもうそろそろと決めた年になってしまう。
此れからの道に計画は無いが、今一度自分を振り返りたいと
願ってはいた。
「婆様・・」「何じゃね・・」桜井の家で我が子が可愛い顔を
して寝ている傍で加奈子が添い寝する中、翔馬は傍の婆様に
話しかける。
「何とじゃお前・・、そうかそうじゃね、一度休憩かね」
「ううん、そうじゃないいんや、ここ等で方向転換・・」
「如何転換する」「今まで貰った金を如何使おうかと悩んでいる」
「ええ~お前、其処は未だ貯めれば良いじゃろうね」
「婆様、欲はソコソコに、今度は世の中の道を歩んでみたいやんか」
「あはっ、今更かね、戻れんだろう」「それを隠して戻る」
「え、なんとじゃお前・・」「都会の女性は卒業する、いいや今まで
の相手の方は受けたいと願えれば田舎から出て来る」
「ま~じゃ里かね」「うん、子供の最初は自然の中でとは思うけど
加奈子さんが如何いんさるか・・」「そりゃ~喜ぶぞ、美代もかね」
「相手次第ですが・・」「負けるわ、お前にはじゃ婆も行くぞ」
「うげ~此処は・・」「もう由美子一人で大丈夫、あいつも今じゃ
家の為に奮闘してくれるしな、願う事は何も無い」「じゃ・・」
「ああ~任せても大丈夫じゃが、一つ問題が在る」「何か・・」
「でかい注射が要る」「・・、あはっ、其処は考えています」
「うほう~じゃじゃ田舎良いぞ何時でも・・」
「少し時間が、田舎の家改造しないと・・」
「任せるぞ、じゃ半年交代で如何じゃね」
「良いですね、加奈子さんに聞いてみます」
「・・、あほじゃね、大きな声で内緒もないやんか」
婆様と加奈子さんが大笑いされるから娘が起きて泣いた。
 翔馬が抱きかかえて廊下を歩くと泣き止む、其れを微笑んで
見詰める加奈子、もう一人産もうかと考えているのだった。
 年が明ける、平成十九年五月、漸く三か月かかり相手する
女性と抱き合う中で色々な話をして来た。
相手する女性総てがいやいやながら承諾される、中には会いたい
と出掛けるとまで言われる始末、ふた月に一度大阪に出る事を
約束させられるが、其処も想定内、何とか付き合いが途絶える事
はなさそうだし、店は一番困られるが、其処は今までの翔馬の
働きで承諾するしかなかったのだ。
 田舎から出て六年余り、遂に又廃れた谷度に戻る事を決める。
 母が亡くなってから一年と九ヶ月、漸く落ち着いた里の景色を
見る事が出来た。
 「何考えている・・」「妙子さん・・」
「うふっ、もう叔母とは言わんのう、名前が良いぞ新鮮じゃがね」
笑われる。
「此処に腰降ろすわ、都会じゃ歯が立たんけ~」
「お前でもそうなるのかね、怖いな」
「うん、弁えた、自分ではそうのし上がれんけ~田舎で住もうと、
でも最初に妙子さんにだけは事実を言う」「何・・」
そこから自分を育ててくれた叔母に大阪での事を包み隠さずに話を
するが、途中で何度も驚かれ話が止められる中で、
ついに最後まで離すことが出来た。
 「・・、なんとなんとじゃじゃ、お前アソコが・・、あはっじゃ
上手く行ったじゃないかね、そうかそうかでかしたぞ、そんで相手が
喜んでくれたなら良いじゃないか、そうか遣っ付けんさったんか」
今度は大笑いされる。
 「此処でも妙子さん以外に・・」「先までいんさんなや、聞いている
喜んでいるんだ」「え・・、じゃ・・」
「あ~、姉さんが亡くなった後聞いた、わしが育てた事もいんさった
がね、今後もわしに従いたいとねごうて来たと・・」
「そんで如何返事したん」「いい事じゃ、あいつは戻れんかもしれんが
戻ると飛びついてやれと言ったがね、泣いたぞあいつ嬉しいと」
「・・、・・」「そうか、じゃ、此処で何したい、普通じゃ遣れん
じゃろうがね」「其処だけどおいおいと話をするけど良いか・・」
「是非とも聞きたいが、何でもしちゃる、お前の為なら何でも御座れ
じゃ、もう悪い事してもや泣く相手は上に行かれたし、今度は妙子
が親代わりじゃね」本当に凄い女性、翔馬が思うこと総てを先読み
されているのだ。
「そんでな、大阪でも婆様が居りんさる」
「ああ、奈良か・・、其処の話もう一度詳しくな、酒でも飲んで
聞くけ~待ちんさいや・・」部屋を出られた。
 その夜は遅くまで二人でビ‐ルを飲みながら話は途絶えない、
六年余りの時間は言い尽くせない、でも肝心な部分は理解
してくれる。
 「そうか、お前は人に恵まれているぞ」「僕もそう思う」
「じゃ、その人たちの行く末も心がけんとな」「そう思っている」
本当に一夜で妙子は翔馬が歩んできた道が理解出来た。

              つづく・・・・。























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・20 ≫

 日々が過ぎて翔馬は大学四年生に為れた。
今まで本当にアルバイトと大学生を器用にこなし続け、
もうアルバイトも四年目に入る。
その間、翔馬はアルバイトで得る相手を大事にしていた。
其れは総て翔馬に証として金銭が懐に入る、しかも丸三年其れに
費やするとは、自分でも思うと信じられなかった。
其処は、奈良の桜井の加奈子さんの義母の力が甚大、
三年にわたる由美子の指導が功を奏して来ているのだ。
人から見れば有り得ない事だし、其れが世の中の道に反すること
は重々理解しているが、知らぬ間に翔馬はその道を只管歩んで
来ている。
従い、翔馬にはとんでもない程の金額が今は有る、
無論稼いだのはアルバイトで知り合う女性の人からだったが、
おぞましい程相手は狂われ続け、其れが翔馬が下僕の姿に徹し
て尽くすから、迎える相手は普通じゃない、其れほど女性を心身
とも悦楽の世界に浸れて、狂喜乱舞されていた。
 五月の連休の後、久しぶりに妙子叔母さんから電話が来た。
懐かしい声に感動するが、話される中身に唖然驚愕、
母が倒れたとの知らせだったのだ。
晴天の霹靂、考えていない事に暫し返事すらまともに出来ない。
直ぐに戻れと言われ、返事の代わり何度も頭を電話口でする、
其れほどてんぱっていたのだ。
 直ぐに桜井に電話し、無論美代さんにも知らせ、一度田舎にと
向かう事にする。
 車内でも落ち着かない、電話では倒れたとだけ知らされたが、
以前妙子さんから聞いた話では最近姉が腰が痛いといんさると
聞いているだけ、其れから一年余り経つが、その事は聞いて
いなかった。
 実家には直接戻らず、大朝の病院に車は向かう、
四時間かかって到着、直ぐに妙子さんが居られ、
廊下に出て話をされる。
 「あのな、わしもうすうすとは感じていたが、姉さん強情だから病院
にいきんさらんかった、痛み止めを飲み続けて居ると倒れた後医師
から知らされたんだけ」「で、病気は・・」「・・、・・」
「叔母さん・・」「それがのう、今朝検査結果が出てガン・・、
しかも膵臓じゃと・・」「え、ええ~嘘」
「嘘じゃない、そんでな何でこんなになるまでと怒りんさる知らんが、
そんでな、手遅れといんさる、手が付けられない場所だしのう・・」
「なんと、本当に・・」「ああ、医者すら既に手が付けられんと、
このままじゃ三月か半年・・」「まさか・・」
聞く言葉が総て嘘のように聞こえる、其れほど有り得ない知らせを
聞いていたのだ。
 母に会うが、ベットに寝ている姿には痩せこけている、本当に
聞いた事が現実なのかと思うが、姿見たら、翔馬と手信じるより
ほかは無い、其れほど母の様変わりは目を覆うほどだった。
 夕方母が起きて、翔馬を見ると笑われた。
「戻らんでも良いけ~、疲れただけじゃろうがね」
「そうだけど、久しぶりだから来た」「・・、・・」
頷いて目を閉じ三十分傍に居たがさっき眠り、翔馬は部屋を出る。
 既に姿見て医師から話を聞く間、覚悟は次第に出来て来る、
其れほど切羽詰まった母の病状、叔母と並んで聞いていたが、
泣きっぱなしの叔母を支えて廊下の長椅子に腰掛ける。
「どが~する事も出来んじゃろうか・・」「うん、聞いたろう」
「だがのう、もう悔しくて・・」サイド泣かれる始末。
肩を抱き母の妹の嗚咽を聞きながら背中を擦る翔馬。
完全看護だし、夕方病院を出た,そのまま叔母と家に戻るが
寂しい家の中、叔母と違い母な気丈夫、父が交通事故で死んだとき
も数日は気落ちしていたが、直ぐ気を取直された姿が思い浮かぶ、
翔馬にはかけがえのない母だったのだ。
 畜生にも劣る叔母との抱合いも一度は怒られたが、しょうがない
妹じゃと苦笑いされて顔をまたも思い出す。
そんな一番理解してくれていた母が、・・、其れが・・
思うと涙が溢れ出る。
 一週間滞在して一度大阪にと戻ったが、気持ちは萎えていた。
由美子さんが務めは休めと言われるが、待たれる相手の女性には
関係が無い事と思う事と反対の事を言って翔馬は待ち合わせの
場所にと向かう。
その姿を送り出す婆が、家の中に入るとしゃがんで大泣きされる、
由美子さんも泣きそうな顔で婆を支えていた。
 加奈子も山本の美代も聞いて気落ちする、翔馬を自分の体に
迎い入れた後、二人は本当に女として幸せだった、其れと誰にも
知らせていないが加奈子のお腹には既に半年を迎える子が
宿していたのだ。
婆だけが事実を知っている、由美子には知らされていなかった。
 八月の暑いお盆前、又も電話が田舎から着て、翔馬は戻った、
覚悟してきんさいと叔母からの電話は既に何おかいわん、
翔馬も今度はその積りで戻ろうと決めていたのだ。
 八月十二日、翔馬が見送る中で母の最期が来た、その時は叔母
も泣き疲れられたのか涙は見えない、夜叉顔で姉を見送る姿だけ
はハッキリと見える。
 八月十四日、あたかもお盆の真只中、母の葬式を終える、
翔馬は縁側でへたり込んで今までの事を思い浮かべた。
 喧騒の家の中は今は叔母と二人きり、言葉を交わさなくても双方
は痛い程心打ちは分かり合える、其れほどの叔母との仲だった。
 数日懸けて親戚周りを終えると翔馬は一人母が住んでいた家の
中で座っていた。
其処に叔母が来て食事をこしらえ乍ら翔馬と話をする。
「この家残すんだろう」「そうだが」「じゃ戻れるんか・・」
「其処は如何かな、葬式の時連れが田畑は任せと言ってくれた」
「其処はお父ちゃんがしんさるけ~」「其処良いの・・」
「良いも悪いも仕方が無かろうがね」「叔母さん・・」
「泣きんさいや、堪えんさらんとのう」
そう言われると知らずに涙が零れ出す。
考えがまとまらないまま、一週間で里を後にする、
翔馬は此れから如何するべきかも見えて来なかったのだ。

     つづく・・・・。
  



























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・19 ≫

 翔馬は大学二年生になっている。学生生活は無論の事、
私生活でも変化が見える。
其処にはあの奈良の桜井の家が多大に影響していた。
特に加奈子さんの義母由美子さん、由美子は今じゃ翔馬の指南役、
正月から翔馬が変れたのもみんな由美子の所為、無論加奈子も
其の道筋には賛成をしているし、美代も然り。
 其の道筋とは、由美子さんが言われる道、同じ歩くなら一途に
暴れる事、すなわち金を稼げと言われるのだ。
大学を出る頃までには其処を一番考えなさいと煩く諭される。
金を貯めろという事、その金が先々に何かしたい時に使えば良い
と言われる。
其処は翔馬の将来を考えての事とは嫌ほど理解出来た。
だから、翔馬は今年の始めに話を聞いて、その道でまっしぐらに
突き進もうと既に腹を括っていたのだ。
なんとホストの店での振る舞いまで由美子は指南する。
傍で聞いている加奈子が大笑いする中で真面目な顔付きで話され
るから翔馬は笑えない、本当に大変な女性だと思えた。
 「じゃ僕が・・」「そうよ、あんたがヘルプで付くお客様の中から
これはと思う女性に、担当のホストに判らない様にして、あんたの
武器を知らせるのよ」「武器・・、ええ~嘘・・」
「嘘じゃ無いわよ、その気がある人なら判る、其れで相手の反応を
待てばいい事じゃない、そんな店に来られる女性は、総てじゃ無い
けど其処は有るわ、何で高価なお酒を飲みに来るの、見栄だけじゃ
無いでしょうがね」「其処は・・」「だから、担当のホストにばれないで
アフタ-で合えば良いじやんか」「・・、・・」
「良いわね、あんたは其処の店はアルバイトでしょうがね、居る時
経験出来ない事すれば良い事、誰でも其処は経験出来ないしね、
其れで金が貯まるなら尚更よ」「由美子さん・・」
「こっちは大丈夫、あんたが違う女性を抱くのは理解出来ているし、
束縛なんかできないしね、ならば、翔馬が暴れた後、色々と相手が
違えば色んな事が学べるでしょう、私たちの身体に教え込んで
くれない」「え・・」「一週間に一度この家に来てくれないかと
頼んでいるの・・」「あ、其れは来ます」「大阪で暴れるのよ」
「加奈子さん・・」「うふっ、義母さんは凄い女性、だから従えば
自ずから先が見えて来る、其の後今後の事を考えれば良い事」
「でも・・」「翔馬は特別なんや、三人で抱えても良いけど
其れじゃ普通じゃね、翔馬は暴れて自分を磨き、特性や性格が
其々違うし、其処を体験しないと判らんやんか」「良いの・・」
「良いも悪いもあんたはそんな道を進む方が良い見たい、股座の
化け物をぶち込んで遣りなさい、なんか困った事になるなら、
知らせてよ、何とかする」「加奈子さん・・」
本当に考えられないほどの変な義理親子だった。
 出て来てから一番大切な人達、そう言われて翔馬は馬鹿正直に
道を作って行く。
五月に為る頃、なんと翔馬が相手する女性は五人にも及んでいる。
本当に嘘だと思うばかりにいとも簡単に相手から電話が来た。
最初は翔馬も戸惑うが、一度ホテルで抱き合うと相手は豹変、
其れからはもう成り行き、人其々だが、セックスも体も其々、
しかも感極まられる姿は全部様子が違うのだ。面白い様に様子が
違った、其れは翔馬が受ける喜びも加味してくれるし、
相手は狂喜乱舞、嘘や嘘だ~の連呼、本当にすさまじい程の乱れ
様に翔馬も其処に進んで溺れた。
其れが良いのか、相手は終えると見繕いをしながら、次回の逢瀬を
望まれる。
一番たすかったのは、それぞれの女性が肉の喜びだけを求められ
ていると知る事、だから其処だけは翔馬が懸念して居る事とは
外れている。
其れなら会う事も出来ると喜んだ。
幸い店には月曜から水曜日まで通うだけ、後は翔馬の時間は自由、
其れで桜井の家にも通えている。
 六月に為ると、今度は夜働く女性達、其処は土曜日と日曜日に
集中する。
其れは一番困った、桜井の家に通うのが辛くなっている、どうしても
土曜日と日曜日は重なるから、ダブルヘッタ-をしないと
間に合わなかった。
昼合える女性は月に二度くらいだが、夜は違った、本当に凄過ぎる
程逢瀬を重ねられる女性が二人いる。
北新地で働く見事な女性、其れが毎週連絡が来る始末、其処でも
色々な話をするが、一緒に店をしようとかの誘いが出て来た。
其れも何もかも桜井の家の由美子さんには報告している。
 「うふっ・・」、引っ張りなさいよ,其処も試練、相手は強か、
どうせスポンサ-を掴んでいるわ」「えっ・・」
「そうよ、働くだけが能じゃ無いでしょうが、夜の仕事は其処なの、
わが身が栄える時期なぞ女性は知っている、其処を何とか高額
で終えたいじゃない」「そうなの・・」
「そうよ、旬は短い、其れで女性は相手を物色するの、翔馬に身体
を抱かれるのは満ち足りていない証拠、満ち足りて居れば翔馬
なんかに相手して居れないじゃない」「・・、・・」
「其処を弁えて観察しなさいね」そう言われた。
昼と夜とのお客様は合わせると八人、其れが今じゃ上手く
ロ-テ-ションが組めている。
 既に里からの仕送りは無い、無論父が亡くなってからだが、
翔馬はがむしゃらに女性と会って奮闘、最高な往き様を今じゃ
度の女性も魅せてくれる、其れほどなじむ肉体は翔馬を喜ばせ、
無論相手の女性もそれ以上喜ばれた。
金の元を釣るためだと判るが、其れが一番最高な相手の姿に
為ってもらえる。
翔馬はしらずに其処の域までは相手が連れてってくれるし、
其処で居りたくないのか泣き叫んでシヌ-と叫ばれる。
本当に書き尽くされない状態がそれぞれ特有の姿で翔馬に
魅せ付け、金の値打ち以上を楽しまれた。
 夏が来た、秋も過ぎた、やがて冬に為ろうとしている。
翔馬の以前を知る人なら驚かれるだろう、洗練されたのは当前
だが、身のこなしから饒舌な会話、其れと相手の気持ちを汲める
ほど推察が出来だす。
其れは世間では一番大切な事、加奈子さんも驚かれるし、
美代さんや由美子さんは抱かれる度に小水を吹き飛ばされる。
其れだけ翔馬の行為と馬鹿でかい物の威力は半端じゃ無い。
 クリスマスが来ると翔馬は沢山の贈物が来る、部屋は山積状態、
其れを見るだけで人気のほどが知れる。
流石にイブは暇、翔馬は助かるが其々重要な人とその夜は
過ごされるからだろう。
度の 桜井の家では婆様を囲んでイブを楽しむ翔馬、本当に色々
有った年になったと感傷に耽る夜、それでも此処でのその後の姿は
言うまでもない、三人を相手に孤軍奮闘、一番迷惑な相手は婆様、
苦笑いしながら孫のような翔馬を微笑んでみる。

              つづく・・・・。




























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・18 ≫

 翔馬は本当にしょうがない奴、此処で美咲を思う所まで来させている。
其れは今後の為と自分に言い聞かせているのだ。
先を見通して、此処では幼い時から憧れて居た美咲、
ひょんな事からその実の母を抱いた。其処から翔馬の獣の神髄が炸裂、
どうなってこんな場面に到達できたのか、自分でも疑うが、
現にそうなっている。
 「ね~翔馬、お母ちゃんと如何よ」「え、負けているが、全然魅力ない」
「ええ~あんた、二十歳だがね」「其れが如何した、だってお母さんの体
見んさいや、何処をとっても美咲より上じゃろうが、抱合う時も凄いぞ」
「阿呆、比べるな、若さ若さだが」「其処がいけんのじゃ、若さだけじゃ
相手が喜ばんけ~、技と妖艶さが違うんだ」「ま~、じゃ美咲は」
「母を見習いんさい、此れからの事も有るし」
「じゃじゃ、見習えばどうしてくれるんかね」「子供作ろうか・・」
「ええ~其れだけか・・」「結婚は如何かな、一生しないかも
しれんけ~、約束は出来ん」「何で・・」
「だって、一人もんならこうして、熟れた肉体を抱けるじゃろうが・・」
「もうしょうもない奴」「いえるが、其れで良いが、結婚したくなる女に
為りんさいや、そうなると他の男は美咲にイチコロじゃけ~」
「え・・、背負ってからに」なんと浴槽で母を囲んではいる
翔馬と美咲はそんな会話をしていた。
 其れだけでも凄い事、知らぬ間に美咲をそんな事が出来る場所
まで今回は連れて行った事になる。
(これで良いぞ、最高じゃ、こんなに造作なく此処まで来てくれた美咲
に感謝だ・・)そう思いつつ母の佐代子の胸をしゃぶる翔馬、
呆れ果てて堪らず美咲は浴槽から出てしまう。
「翔馬、気を遣わんでも良いが、娘をだいたら如何ね」
「え・・、あはっ、それ以上の女性がいる限り無駄じゃろう」
「え・・」「だって御母さんが最高と体が白状しているもん、最高な
肉を摘ままんと行けんじゃろうが」「教えれば良いじゃない」
「其処は如何かな、僕ねまだ若い子を抱いていない、自信が無い」
「ええ~、凄いぞ此れ」「其処は味をご存知の女性ならそうなるけど、
若い何も知らない子は如何かなと・・」
「其処か~、じゃじゃ経験ない者を教えれば良い事じゃない、其れも
楽しいと思うけどな」最高な場所にと佐代子さんは到達されていた。
翔馬はゴクンと生つばを飲み込むほど興奮を覚える。
 そこから浴槽で翔馬は最高な熟れて熟成をされている肉体を
むしばんで離さなかった。
受ける佐代子は絶叫三昧、甲高い声で善がり泣かれる声は、
部屋で聞こえる美咲には地獄そのものだった。
 三十分、一時間と時を刻む時計は美咲をとんでもない世界にと
追いやる。
其れほど強靭な男の翔馬が心底憎たらしいのだ。
若い美咲には母を選んだ男としか見えていない、其れが美咲も幼い
時からいいなと思えた男、憎さはいくばくか、
計り知れない程増長して行く。
 部屋に遣られ尽された肉体を翔馬に抱かれて戻る母に、美咲は
背中を向けて目を瞑るだけ、其処でも美咲がいるにもかかわらず、
一戦開始、とことんやられた母が横たえて痙攣の最中・・、
 「美咲、御免な帰るわ、車お母さんに話して置くな」
「要らんけ~、其れ嘘じゃ、あんたを試しただけ、そうでもせんと
裸に為れんがね」「美咲・・」
「良いの、お母ちゃんがこれで元気になりんさったら良いけどな」
「なりんさる、絶対に、今日は御免」
「謝るなら、しんさんなや、お母ちゃんが可愛そうじゃけ~」
「良い子じゃが、じゃ帰るな・・」「・・、・・」
背中を向けたまま手を挙げてバイバイをする美咲だった。
 一月七日、翔馬は田舎を後にする。
今回は叔母とは抱き合っていない、其処は父親が亡くなり、
そんな場合じゃないと思えたからだ。
叔母も其処は承知、代わりに美咲の母親と凄い抱き合いが出来た
事が成果と思える。
 一月十日、挨拶をする為に翔馬は電車に乗り込んであの桜井の
家にと向かう。
其処でも大歓迎された、特に由美子さんは格別だが、婆様が満面
笑顔で迎えて頂く。
加奈子さんは出かけていると聞く。
 「すぐに戻るし、あんたおいで・・」
由美子さんが翔馬を連れて内庭側の廊下を歩かれた。
「この部屋おじいさまが使われていた部屋なの・・」
「・・、・・」豪華さに唖然としてしまう。
「これを翔馬にと加奈子と相談して決めたのよ」「ええ~・・」
とんでもない事を聞いて驚いた。
「古臭いのは蔵に締まっているし、此処を好きに使ってね」
「由美子さん・・」「良いのよ、其れは加奈子と決めた事なの」
「では・・」「そう、お正月大変だったけど婿取り無くしたのよ」
「まさか・・」「そう、まさかよね、でも結果其れで良いと・・」
「由美子さん」「加奈子も一安心、其れで昨日から忙しいと出回って
いるのよ」そう聞かされた。
 「コ-ヒ-だぞ」「婆様・・」「良いじゃないかね、爺様も若い
あんたが使えば喜ばれるぞ」コ-ヒ-を飲んで色々な話を聞いた。
その中でも加奈子さんの婿取りの話が多い、其処でも婆様が
大笑いされる。
 「飛び込んで来た優の顔が可笑しくてな、由美子が駄目と一言
告げるとひっくり返ったそうじゃ」「・・、・・」
「そうなの、それでね、一千万手切れ金、いいや婚約破棄かな、
其れでハワイでもいって気を休めなさいと言うと、なんとそうする、
もっといいひと見つけると、そんな女性など居ないのにね」
笑われる。
翔馬は本当に信じられない事ばかり、婚約破棄でも然り、
爺様の部屋を使え等思っても居ない事、何から何まで
驚かされ続けた。
 暫くすると加奈子さんが戻られ、新年の挨拶を終える。
「翔馬、此れ渡すから・・」「え、なんですか・・」
「自動車を買ったんだ、無論美代と一緒でね」「えっ・・」
「これはあんたの物なの、書類渡すから、明日にでも其処に行って
みなさい」「何処ですか・・」「上本町のトヨタショ‐ル-ム」
「ええ~じゃじゃ」「そう、カロ-ラの新車よ、初めはそのほうが良い
と美代が、車庫証明は森ノ宮のマンション駐車場、此処に書類が
有るし、其れと免許証と住民票、印鑑証明を持参していくのよ、
貴方名義だからね」
「加奈子さん・・、良いんですかお金ありますけど・・」
「それは使わないで居なさい、もっと貯めるのよ、大学出るまで
頑張って貯めなさい、此れからは遠慮なしでアソコを使い女性を
喜ばせるのよ、其れはあんたの修行かも、そうして金はあんたの
スポンサ-からと思えば良い事、店には大半が其処を求められて
来店されるのよ、特に遅くのホステスはそうかな、早い時間の奥様
連中は、相手を観察してから動くのよ」「加奈子さん・・」
「私らは別、此処に来るにもあの部屋でするにも今まで通りにして
くれないかしら・・」「加奈子さん、感激ですが、店の事は・・」
「駄目、同じ苦労するなら其処で発散しなさい、其れなら必ず後から
お金がついて来る」「・・、・・」
そこまで聞いたら、もう何も返答が出来なくなる。
傍で由美子さんが笑顔で居られるし、婆様も一緒、翔馬は有難いし
感謝の気持ちで涙が浮かんで来た。
 其処に美代さんが来られると、いきなり抱き付いて大泣き噛ます。
何事かと訝る美代に加奈子は車のカギを見せて揺らした。
本当に最高な人たち、特に一番は理解してくれる婆様の
存在がでかかった。

                  つづく・・・・。














喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・17 ≫

 叔母以外では里では初めての相手、しかも若い、其れが都会とは
大違いだが、其処がとてもいいと翔馬は思える、洗練されるなど
程遠いいが、其処はまた違う意味で素晴らしかった。
股座には生い茂る淫毛それが卑猥さを一段と増す姿、
翔馬は本当に心から抱こうと思え出す。
 一方、佐代子は如何、此処もとんでもない事に遭遇している。
相手は娘と同じ年、しかも幼い時から知りおく子供、其れがなんと今は
如何、でかい物をぶら下げているとも知らずそそのかして来た佐代子
だったが、今はまるで逆そのものだった。
なんと恐ろしい程の物を口にねじ込まれるとその次元から見た事も無
い場所にと飛ばされた。
アソコもそうだが、自分の膣をいじるテクニックは我が身はとんと知ら
ない技、其れが佐代子を違う場所にと誘って行った。
 もうこうなると止められない、三年余りも男を迎えていない体だが、
忘れてはいない我が身、其処を思うともうこんな機会は巡りこない
かもと思える。
そうなると是が非でもこの口中にあるでかい物の威力を知りたいと
思うのは佐代子だけではない筈、今こそどんな事でも味わいたい
受けたいと肉が自ずからせがんで来て脳裏はその事で満杯、
顎が外れる程のでかさを愛しんでいた。
 「お・おばさん・・、良いんか・・」「・・、・・」
返事の変わりに口中にある棒を歯で亀頭を噛んでしまう。
のけぞる翔馬の尻を抓って頷いてしまった。
 「ズバッズボッ」と棒Yが口から逃げると佐代子は目を瞑り観念した。
佐代子は自分の脚が開かれて男の肩にあげられるのを知る、
其れからは待つしかない身、どれだけの凄さを知らされるのかと待つ。
「・・、う・う・うわわわわ~ああああう~すすうううううごおい良いが
ああああ~~~嘘じゃ~~~」
途轍もない悲鳴を上げて佐代子は目を白黒させユックリと上げた頭が
落ちて行く、正しく陥落の瞬間、一撃必殺をもろに受けてのだ。
 「あう~~・・、凄いぞ穴が穴が動いて来たが~」
相手が気絶しているにもかかわらず膣は豪華に異物を締め出そうと
あがいているのだった。
その感触が溜まらないほどの気持ちよさを兼ね備えている、
初めて知る翔馬は感動する。
 そこから相手を揺りも反すと、果敢に攻撃開始、受ける佐代子は
堪ったもんじゃない、なんと凄い刺激がかと疑うほど身が躍る迎え
撃つ、其れが意識とは裏腹に肉が自ずから動いて来ていた。
 「あんた~凄いが凄いよう~あんた翔馬~殺して~いきんさいや
あんたについてゆくけ~きいいもちがいいけ~やれんょ~」
遂に出た佐代子の真骨頂、其れが久しく出ていないからとんでもない
快感に踊らされる我が身緒ともに気も付いて行こうと頑張っていた。
 凄い形相は翔馬が見ても半端な状態じゃない、其処を追求しようと
翔馬は頑張る、動く棒は膣中でどこが相手が一番気持ちが良いのか
を探って動き捲る。
受ける佐代子はもう支離滅裂、何を叫んで帆堪えているのかも判らず、
泣きじゃくりながらも手は翔馬の背中と引っ叩いて行った。
遣られた、佐代子は数えきれないほど飛ばされ続け、股座には何度も
熱い物が滴り出て居る事すら知らなかった。
 どれくらい抱かれ飛ばされているのか知らないが、気は朦朧として
突かれる度に踊る揺る肉だけが佐代子の現状を表していた。
 「ね~翔馬、お母ちゃんが壊れるが・・」
「おう、美咲、お母さんはこれで元気になりんさるぞ」
「え~馬鹿じゃない、何でよ」「だって、揉んでたらこれは更年期障害か
なと、で思い切って此処まで来たが、凄いぞお母さん、最高じゃが」
「あんたね、美咲の母よ」「だから最高じゃ・・」
「阿保くさ、ね~休んでよね、お母ちゃん本当につぶれるがね」
「そうか休もうか・・」「ええ~まだ続ける気・・」
「お母さん次第じゃが・・」「背負ってからに、退いてよ」
翔馬を母の上から退かせると美咲は母の顔を覗く。
「お母ちゃん、起きて」「・・、ええ~お前か・・」
「お前かじゃ無い、何でこうなったん・・」「なんでかね、でもすごいぞ
翔馬は最高じゃがね」「阿保らしい何か羽織って」
パジャマを肌にかぶせる。
 「翔馬、喉乾かないかね」「お母さんもか・・」「ああ・・」
「じゃ持ってくるね」「馬鹿か~、裸のままうろうろするな、ひや~、
ええ~お母ちゃん見た・・」「阿保じゃね、口にも迎えたし穴にも
入れたんだぞ、知っているがね・・」「・・、・・」
呆れ果てて声が出なくなる、前を堂々と歩く翔馬の尻を引っ叩く。
「阿保じゃ母ちゃんも」「え、あほでよかったがね、翔馬の御陰で
本当に凄い場所に連れてってくれた」
呆れ果てる美咲はもう何も言わなくなる。
「これで、暫くは元気になれますよ、最高でした」
「翔馬、いつ戻るんかね」「七日には・・」「じゃまた会えるのか・・」
「電話で呼んでください、美咲が居ない時が良いかな・・」
「馬鹿垂れが、居るが居て遣る」憤懣遣る方無い美咲を尻目に衣服を
着ると、佐代子の額にキスをして翔馬は家を出た。
 「お母ちゃん、酷いがね」「何でや・・」「だって翔馬が・・」
「其処が如何なんや、あいつはわしが疲れていると察していたが、
其処はお前が言ったんか」「うん・・」
「じゃ感謝しんさい、あいつは其れを聞いて按摩をすると」「え・・」
「それが発展してしもうてあの様だろうがね」「ま~・・」
「だからあいつは悪くは無いが、わしが気を許した分は入り込んで
来ただけや」「お母ちゃん・・」「凄かったぞ」「もう馬鹿」
「でもな、あいつは面こいが、健気に尽くしてくれたがね、佐代子の
穴をまさぐり何処が一番心地良いかと探っていたぞ」「嘘だ・・」
「嘘なもんかね、判るんだ、顔色を窺い動いてくれていたがね、
最高な男ぞ痺れたがね」「阿保くさ」「良いから酒でも飲もうかね」
本当に呆れ顔で美咲は母を睨むが、相手は一向に反省の色は
見えなかった。
 「如何するん」「なにがね」「これからよ」
「あはっ、いれたくなれば出掛けるだけだがね」「ええ~。大阪よ」
「良いじゃないか行けるがね、知り合いも出て居りんさるし幾らでも
理由が見つかるけ~、外科治療を受けに出向くだけ」
「もう知らんけ~ね」「はいはい」全く美咲も歯が立たない母だった。
しかしこのままでは終われない、翔馬も然り、佐代子は特別に思いを
膨らませていた。
 壱月五日、夜八時過ぎ、納戸の雨戸を叩く音がする。
「誰ね・・」「僕、翔馬じゃ・・」「待って・・」
慌てて佐代子は雨戸をあける。
「サムかっつろうがね、上がりんさい」「良いんか・・」
「馬鹿ね、悪い筈無かろうがね、有難うよ来てくれたんだ」「寒いね」
「風呂落していないが入りんさるか」「有難い、一緒なら入るけ~」
「馬鹿ね甘えて・・。」「だって、会いたいもん」
「はいはい、じゃそう言う事で入ろうか・・」「嬉しいが、美咲は・・」
「寝ているが構いはせんけ~」「良いの・・」
「良いんじゃ、悪いが早く、閉めてよ」上がると抱付いてキスをする。
 風呂を沸き直し、二人は浸かるが、其処でもじっとしとれない二人、
なんと湯の中で佐代子が股を広げるとズリズリリとめり込んで来た。
もう其処からがとんでもない事に為り始める。
受ける佐代子のいがり泣きは凄まじい、凄いいがりが響き渡った。
 「え・・、あ・・、もうお母ちゃん・・」
起こされた美咲は怒り心頭、今じゃ翔馬より母に矛先が向かった。
「お母ちゃん・・」「起きたか見んさいや壊れちゃったが」
「阿呆、翔馬も阿保じゃ」「美咲ちゃんも入ろう、何もせんから見たい
母と娘の裸・・」「馬鹿か、ただじゃ魅せられんけ~」
「じゃ幾ら出せばいいん・・」「もう怒るよ、何よその言い方」
「だってダダじゃ駄目といんさるけ、意味が有るんか其処に・・」
「有るよ」「何でね」「じゃ軽を買うから見せてくれんね、触らんし」
「ええ~あんた馬鹿か魅せるだけでか」「そうじゃ」
「じゃ魅せるが軽約束じゃぞ」「良いともお母さん名義でな」
「負けるわ、お母ちゃん」「見せてあげんさいや、わしの娘時代じゃ、
その姿翔馬に・・」「本当に買ってくれるんか」「明日でも良いぞ」
「翔馬、あんた心からスケベエじゃね」「いえるが、早く・・」
本当に目の前で裸になる美咲、慌てる目翔馬が可笑しいのか母が
大笑いされた。
 美咲も負けてはいない。裸になると二人が入る浴槽に割って入る。
「軽じゃ軽の為じゃが」「じゃ触らせてよ」
「良いよ、どうぞ一時の辛抱で軽が来る」
胸を恥じらいながら翔馬に宛がう姿に母の佐代子は大笑いする。
その笑い声に絆された美咲は大胆に振舞えて行く。
「触ってみんさいや」「お母ちゃん言わんで置いてよね、自分が触り
たいとき触るし・・」「はいはい・・」
親子の会話を楽しんで聞いている翔馬が居た。

             つづく・・・・。















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・16 ≫

 同級生だが、美咲とはみんなと違う扱いをしている。
其処には父親との関係も有る、其れはあの父が亡くなった時同じ車
に同乗していたのが、美咲の父親だった。
其処でも繋がりが有るが、学校での事はあまり記憶が無い、
有るのは小学生の時泳ぎに向かった浜田での事に、其処で夜浜辺で
並んで座り、生まれて初めてのキス擬きをした相手が美咲なのだ。
「ねね、最近お母ちゃんが可笑しいけ~遣れん」
「如何なの、お父ちゃんが亡くなってからか・・」
「其れも有るみたいだけど、最近動かんのよね、疲れたとか動きたくない
と「か色々」「へ~何でやろ」「可笑しいのよ、そんで美咲も今は田舎に
戻っている」「え、広島じゃろうが・・」「それがお母ちゃんが可笑しいから
傍にと・・」「そうか遣れんな・・」そんな話をしながら神社に参る。
「お母ちゃんが合いたいといんさる」
「うふっ、綺麗なお母ちゃんだもんな、学校の参観日は人気だったな」
「でも年が若い分だけじゃろうね」「だな、美咲を産んだのが十七歳と
聞いたけど、ええ~今まだ三十代か・・」「そうよ・・」
「うほう~会う会いたいが・・」「馬鹿ね・・」
笑いながら車内ではそんな話をしていた。
 「お母ちゃん、連れて来たよ」「まあ~翔馬かね、でかく成りんさって
からにいっぱしの大人じゃが」「お母さんも綺麗ですよ、変わらない」
「お世辞は良いけ~、もう年だし体がきついけ~、美咲にも言われる
が動きたくないんよ」「動かないと老けるし」「良いけ~如何でも」
そういわれるが中々女染みて居られた。
「炬燵は「入りんさいや、美咲」「用意する」懐かしい炬燵に入る。
「あんたは良いね大阪かね」「ハイ・・」「賑やかじゃろうね」
「其処だけはそうなるけど・・」「女で来たんね」「・・、・・」
「おう、返事が無いと出来たね、どんな子ね」「出来ていません」
「隠すなや」そんなやり取りをする。
「どうぞ、御節だけど・・」「飲もうかね久し振りに・・」
「もう夕べから飲んでいるじゃないね」「そうなるのか、正月じゃ」
そう言われて笑われる。
懐かしい人、しかもまだ三十代、其れが気に為る翔馬だった。
 「ねね、翔馬、お母ちゃん相手にしててくれない」「えっ・・」
「もう女子会・・」「あ、良いよ遅くなるんか・・」
「ううん二時間で戻るけ~、お願い」「良いよ行けや」
翔馬に頼んで美咲は家を出た。
「あの子も可哀そうな事させたが・・」「ですね、美咲ちゃん広島から
戻りんさったと聞いたが・・」「帰るなと言っても聞かんけ~」
「其処は母御思いじゃろう」「そうでも要らんがね」
そう言われながらまんざらでも無い「顔をされ、酒が進んで行った。
 「もう何処もかしこも痛いし壊れているが・・」「腰か・・」
「其処もそうだが胸が時々苦しいけ~遣れん」「そう、じゃ揉もうか・・」
「ええ~翔馬・・」「美味いんだ揉むのが」「本当かね」
「そう確かだけど、おばさんには特別に揉む」「特別か・・」
「そうじゃ、大事は人だしね」「じゃ美咲を嫁にしてくれんかね」
「ええ~だって跡取りでしょうが」「でも其処は如何でも良いがね、
好きならそうしんさいや」「今はまだまだだけ~」「そうか大学生じゃね」
そう言われながら寝転ばれた。
「じゃ頼むけ~」炬燵に入ったままそう言われる。
 そこから翔馬の腕が炸裂、聞くとどうも更年期症状かとも思える、
母が何時もそう言っていたのを思い出す。
 「ええ~翔馬上手いがね、何で其処が良いけ~翔馬緩めんさるな、
どんどんどこでも揉んで来てくれんさい」「良いよ、遠慮しないからね」
「良いけ~、何でもしてくれんさいや、もう怠くて敵わんけ~」
そう言われる。
「おばさん着過ぎで揉めんが・・」「そうかね脱ごうか・・」
「着替えんさいや寝間着に」「そうするか、本当に気持ちがええけ~」
着替えて布団を敷かれた。
タオルで背中を覆い揉み上げる。
「うぐう~良いけ~良いがそこそこが良いけ~翔馬~」
「おばさん、腰が凄い事に為っているがね硬いしコリコリしている」
「そうじゃろう、腰がね、ああ~ん馬鹿其処尻じゃろうがね」
「此処も蔓延しているがね、煩いよ」
「御免なさいね、じゃ何も言わんけ~しちゃんさいや・・」
どんどんマッサ-ジが進んで行く。
「あう~つ~・・」「おばさん、パジャマ外そうよ」「え、何処・・」
「全部じゃ、そうじゃないとツボが見つからんが」「お前全部かね」
「揉み賃で見せてくれんさいや」「ええ~あはっ、お前は大した玉じゃ、
そうかこんな年でも見たいんかね」「そりゃ~そうだ、学校でも一番の
人気のお母さんだぞ」「あらら、何処まで脱ぐん下着は良いじゃろう」
「其処はそうなるけ~、裸じゃ駄目じゃろう」「・・、・・」
返事されずに下着姿に為られる。
 翔馬は期待していたが此処までされるとは思えないし、出来ないと
踏んでいたが、相手はそうじゃ無かった。
「じゃ、倦怠期飛ばすよ」「え、お前・・」「良いから任せて・・」
「翔馬本気かね」「うん、おばさんは特別じゃけ~」「お前・・」
逆らわずに上を向かれる。
「もうパジャマで何でブラなん」「うふっ、防御じゃ」
「じゃ其処は揉めんが」「揉みたいんかね」「うん・・」
「阿呆、正直に返事しんさんなや」「だって・・」
「じゃ特別じゃぞ、誰にもいんさんなや」「いうか、大事な人じゃろうが」
「泣かせるね、お前は凄い」「早く・・」「翔馬が外せや」「うん・・」
とんでもない方向に向かい始める二人、其処は知れた仲、怖さは微塵
も無い、翔馬は大胆にもブラを外すと、懸命に胸周りを揉み解す。
その都度受ける佐代子は悶え始める。
 「翔馬~・・」あとは続かないが、また同じ事、翔馬~と叫ばれ出す。
 気を良くした翔馬は一層大胆に変化する、胸を済ませると下腹周り、
抑え引っ張り叩き、腰横を摘まんで揺すり手繰り、挙句に腰を抱いて
上にあげるとどんどんと動かせた。
「おばさん・・」「何もいんさんなやとても気持ちが良い、翔馬~」
聞いてまたも翔馬は次の段階に進む、腿を大袈裟に揉み上げると
揺すり股座傍まで指が向かう、無論揉んでの事だが、其れがとんでも
ない程の快感を佐代子は受けていた。
 「お前~お前そこそこ行けんが行けんのじゃけ~でも良いが良いぞ
気持ちが良いけ~」とのたまう。
「覚悟しんさいや」「え・・、何で・・」「良いから仕上げるよ」
「お願い・・、あ、ああ、ああ~いけんいけんがお前あんた翔馬~・・」
とんでもないほど驚く佐代子、有ろう事かまともに指が膣にめり込ん
で来ているのだ。
贖うが其れが本気なのかと疑うほど弱弱しい、翔馬は止まらずに
猛然と挑んだ。
指が裂ける程膣中で暴れ出すと、受ける佐代子はイガリ上げて
何で~と叫んでいるうちにそれがそれが変化して行く。
「あう~其処凄い凄いが・・、翔馬~其処が凄い~大変・・、
なんかおかしいが何々あんたソコソコ其処よう~」
遂に求める口調に変わった。
 「え・・」指がち膣から離れると佐代子が声を出す。
「え、お前翔馬・・、うぎゃ~何々何~うう・・う・うっうごううげ~
(((uдu*)ゥンゥンぐうう~ん・・」
なんと翔馬は立ち上がりズボンを素早く脱ぎ捨てると、聳え立つ棒を
事も有ろう事か佐代子の口にねじ込んでしまった。
其処からあの声が出る、うごう(((uдu*)ゥンゥンぐう~と唸り乍ら次第
に事の顛末が見えだす佐代子、子供じゃない、此れは有るかと思え
たが此処までとはついぞ知らない身、とんでもないでかい物を翔馬は
持っていたのだ。
 白目を剥きながら佐代子は咥えた棒を愛しむ様にしゃぶり始める。
こうなったら最後まで仕上げようと決めた。

            つづく・・・・。




























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・15 ≫

 十ケ月従い慕って来た加奈子さん、其れが今翔馬の体に寄り添い
息絶え絶えの姿、本当に夢のような時だった。
おまけにこの家の義母の姿も堪え難い肉体、二つの姿態は比べても
甲乙付け難い、本当に素晴らしい肉体を今凌駕をした翔馬、
此れから如何なるのかは定かじゃないが、其処はこの家の婆様が
仕切られると聞いた。
尚更加奈子さんが愛おしく思える翔馬は、又も朝が来て外が明るくなる
頃だが、性懲りもなく加奈子の汗塗れの肉体に跨る。
其れほど際限がないくらい最高な肉を浴びる翔馬は、今までの恩返し
とばかり気を入れるから受ける加奈子も一溜りも無かった。
ましてや横に倒れる由美子は四十過ぎでも中々の肉体、其れも翔馬が
襲うから忘れていた、嫌初めて善がらされる相手にしがみ付くだけ、
其れが延々と続くからもう気が狂い手繰り、加奈子に負けまいと
踏ん張るが、到底かなう相手では無い、強かに善がらされると気絶、
其処は行きたくてもおいそれとは覗けない世界、其れがこの青年で
いとも簡単に昇らせてくれた。本当に驚愕するほど強靭で技が凄い。
 日が明けると、居間では婆様と二人きり。
「お前は化け物じゃね」「婆様、相手が悪いですよ、最高な人だから」
「あはっ、ゆうがね、良いだろう」「凄過ぎます」
「其処は向こうもそう言ううよ」笑われる。
「正月如何する、帰るんかね」「如何しようかと・・」
「帰れば良いじゃないかね、叔母に報告しろや」「え、そうですよね」
「ああ~其処まで鍛えられた成果が在るじゃろう」「婆様・・」
「戻ればすぐに電話しろ、番号交換じゃぞ」またも笑われる。
そうしてその夜も泊る事に為った。
 「え・・じゃマ~駄目かね」「よう考えろや、このまま翔馬と抱き合うなら
そのほうが良いぞ、加奈子が婿を迎えると其処で終わりに為ろうがね」
「ええ~、続ければ良いがね、其処は何とでもする」
「阿保じゃ、お前の番が無くなるぞ」「何で~・・」
「阿保じゃね、財産は既に半分はあんたのもんだがそれ以上求めるな」
「・・、・・」「良いか、此処はあくまでも岩井家の財産だぞ、
此処で加奈子が妊娠でもしたら如何なる」「え・・」
「そうだろうが、あんな凄いもん迎えればたちまち出来るがね、お前も
然りじゃぞ」「其処は考える」「そうは行かん、加奈子の子は跡取りじゃ、
良いか其処は弁えんさいや、嫌なら戻れや、金は渡すが」
「ばあちゃん、無体よ」「じゃ如何すれば良い・・」
「良いわ、従兄弟に話して此処を諦めさせる」「出来るんか・・」
「するしかないわ、加奈子に良い人が居たと言えば済む事よ」
「おう、其れが良いぞ、じゃ出来るな」
「するしかないでしょうがね、もう翔馬君を逃がしたくないし・・」
「其処は二番手だぞ」「理解している、二番手でも三番手でも出来るわ、
凄いから持たないし」「呆れる」「自分でも信じられへんのよ」
そう由美子は言う。
 「加奈子如何じゃね」「うん、婆ちゃんに従う」
「出来たな、じゃ、由美子里帰りして話してくれんか、一千万なら払う」
「判った、任せて、翔馬部屋に連れてってよ」
婆様がウインクされて、翔馬は由美子を抱いて部屋にと向かった。
 「加奈子・・」「上出来じゃない、加奈子も総て意見に従うし」
「産もうかね」「良いの」「あの血が我が家に来れば大万歳じゃ」
奥の部屋からけたたましい雄たけびが聞こえだす。
其れを聞いた二人は首をすくめて苦笑いした。
無論一人で敵わずに直ぐに悲鳴染みた叫びで加奈子~と呼ばれる。
 クリスマスイブ、家に美代が呼ばれて来ていた。
既に加奈子から聞いて来ている身、総て承知で参戦、凄まじい威力
をまともに迎えた美代はとんでもない悲鳴で寸絶、本当にイチコロ。
其れが次第に由美子と加奈子の受ける姿に負けまいと奮戦、
其れが効いたのか異様に美代は体を反らせて迎え撃つ、
其れが最高なのか直ぐに飛ばされるが、気を戻し縋りついて何度も
翔馬の攻撃を受け続ける。
其のけなげな姿に加奈子も感動、由美子も然り、美しい姿態が弄り
泣く様は女が見てても驚嘆。
美代は一度で翔馬に肉体の喜びを教え込まれて行く。
 岩井家のイブは喧騒の最中、婆一人が勝手で泣くほど喜んでいる。
この家はこれで先が見えたぞとほくそ笑む顔に、蛍光灯の明かりが
指して涙が光るのを魅せる。
 イブどころの騒ぎじゃない家の中、地獄と天国を行き来させられる
三体の物凄い姿態は汗で光る夜光虫の如く今が春だと知らせる
シグナルに似て、朝が来るまで虫の光で仄かに四人が蠢く姿を
とらえていた。
 十二月二十五日、昼過に由美子は家を出て里帰り、大変な使命を
帯びているが、そんな緊張感は垣間見れない姿、婆が笑いながら
送り出す。
「翔馬も里に戻れ、正月は其処で過ごして、また来てくれないかね」
「婆様・・」「戻ればいいこと請け合いじゃ、任せよ」笑われる。
なんと其れに従う翔馬、加奈子も美代もそれが良いと送り出される。
 こうして色々有った年の暮れ、翔馬は里にと戻った。
年の暮れ、歓迎されるが、今は其処には父親の姿は無い、
一年半前に亡くなっているからだった。
母が泣き付いてよう戻ったと、叔母も駆けつけてくれて同じ姿、
此処は翔馬が育った地でもあるし、叔母に育てられたと言っても
過言じゃない、其れほど今の翔馬にはかけがえのない二人なのだ。
 色々と聞かれるが母だけには総て総ては話さない、其処は叔母が
確りと代わりに聞いて来る。
話す相手は叔母、其処で年末の話をすると、よう其処まで我慢
できたと誉められる。
 正月三が日は忙しい、家には人は呼べなかったが、
仲間が離してはくれなかった。
同級生でも里に戻るのが少ないと早々にぼやかれるが、
其処は戻りたくても帰れない事情があるというが、里に居る人は
認めてはくれない、其れほど悔しいのか忘れていると嘆かれた。
 正月二日、昼過ぎに電話が来た。
「うん、おう~美咲か懐かしいぞ、え良いけど脚が無いが、そうか
運転するんだ、良いぞ迎えにきんさいや」
懐かしい声だが、美咲だけは別格、翔馬の初恋と思える人だった。
今年は雪も少ない、軽が庭に滑込むと母に挨拶を終えた美咲と
車に乗り込んだ。

             つづく・・・・。

喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・14 ≫

 由美子は今までに無い程の激歓喜、其処には訳が在る、
今まで由美子のクリトリスは皮で覆われている。
其れを初めての若者に探し当てられ剥き出しになり、其れを執拗に
いじくられたから、何おかいわん、とんでもない心地に苛まわされ続け、
余韻醒めない内にまたも指が膣内で暴れる、その繰り返しはきつい、
代美子は体を捻じ曲げて吠えたり泣き叫んだりと大忙し、
とんでもなく舞い上がらされていたのだ。
 「あんた~凄かった・・」「未だです、僕が目覚めた素晴らしい肉体
ですから覚悟して下さい」「怖い・・」「ではお背中擦りましょう」
「其処は良いわ、あんたの物良いの・・」「其処は奥さん次第です」
「じゃ触りたいけど・・」「あのう、断りは要らないと思えますが」
「うふっ、仕返しかね、遣るじゃない、此れ加奈子は知っているん」
「いいえ、見せていませんから」「ま~本当に、勿体無いがね、
良いわ後で教えるね」「いいえそこは、奥様にだけ・・」
「泣かせるじゃない、じゃ此れ頂いても良いの」「是非・・」
「最高よあんた・・」流石に由美子もこの青年には負けたと思った。
 浴室は其処までと言い聞かせ、由美子は身体を拭かれ、
バスタオル壱枚だけで翔馬に抱かれて母屋にと向かう。
「え~由美子さん、あんた・・」「婆や、見つけたんよ、ほらこの子
の股座見て・・」「・・、うぎゃ~なんじゃ其処、飛んでもないがね
加奈子さん来て・・、早く・・」「・・、何よ大声で・・」
「加奈子さん知っておりんさったんか・・」「何・・」「此処よ~」
「・・、・・、(((uдu*)ゥンゥンギュウ~・・」
「あらら、この子、翔馬降ろして・・」
由美子はバスタオルのまま加奈子に向かう。
「あんたね、見る目が違うんよ、此れ見落とすなんてあんたらしく
ないがね、とんでもない物よね~婆や・・」
「そうですとも今まで見た事ないが、翔馬や、此れ鍛えたん・・」
「ハイ、里で指南を受けた」「なんと、その方物凄い人じゃね、
どんな関係じゃね」「喋るの・・」「出来れば教えてくれんかね、
ああ酒飲もうかね」「婆や・・」「阿呆、夜じゃ明るくなるまで時間は
売るほどあろうがね、聞きたいが、ささ、ビ‐ルかね」
「お願いします喉が」「良いぞ可愛いぞ小僧・・」
婆様がビ‐ルを持って来られる。
どんな 「ついでじゃ触らせてくれんかね・・」「どうぞ・・」
「く~遣るなこいつ」触られるが動じずに、ビ‐ルを伸びている
加奈子さんに飲ませる。
「ぷは~~っ・・、あんたソコソコ何で~・・」
「あらら、知らぬは加奈子だけじゃね」「婆や・・」
「ごついぞ、最高な仕上がりじゃぞ、此れ持つんかあんた」
「幾らでもコントロ‐ル出来ます」「うげ~嘘じゃろうが、男には無理」
「其処も何度も鍛えられてきました」「里の誰じゃ・・」
「婆様、母の妹です」「何々~其れほんまかね」「ハイ・・」
「・・、・・」流石の美恵子も口あんぐり、とんでもない事に
気が動転する。
「翔馬、本当かね」「加奈子さん、嘘じゃないけ~、だから隠して来た」
「何で隠したの・・」「其処だけで寄り添われてもと・・」
「ま~其処、あんたいいや翔馬は我慢できたん」
「ううん、加奈子さんと美代さんは苦しかった」「そう・・」
加奈子も先ほどとは様変わり、翔馬の股座を凝視していた。
「もう、翔馬、部屋に行こう」「従いますが、覚悟して下さいよ」
「あら言うじゃない、負けないわよ」「では・・」「・・、・・」
残された美恵子と加奈子、「ね~あれ凄いじゃない」
「何で今まで知らなかったんだよ」「だってズボン脱がしていないし、
知らないもん」「勿体ないがね、由美子が狂うぞ」
「良いわ、狂わせてもらう、此れで加奈子も自由が・・」
「あはっ、言えるな其処が大事じゃね」「そうよ、婿取り辞めたいな」
「それはあいつの物を迎えた後でも遅くは無いぞ」
「ええ~婆ちゃん・・」「其処は其処じゃ、義母を諸とも仲間に
すればあんたの世界じゃろうが」「ばあちゃん・・」
「此処はあんたの家じゃろう、あいつは後妻じゃ、掴んで居れば
何とでも出来るぞ」「では婿は・・」「どうにでも出来る、其処は
義母に向かわせれば適うぞ、あいつの親戚じゃろうが、財産目当
てと判るじゃろうが」「そうだけど行けるん・・」
「まかせ婆が覚悟させる、其れには翔馬が必要じゃが良いのかね」
「強いといったわね」「ああ、聞いたが・・」
「じゃ一人じゃ壊れるし、由美子さん使おうよ」
「うふっ、楽しくなりそうじゃのう、あいつに其処を言ってたらふく
由美子を堪能させろ」「任せて、序に加奈子も・・」
「負けたぞ、お前は最高じゃ、此処の財産渡すなや」
二人は血が繋がる中、思いは一緒だった。
 「え~あの声尋常じゃ無いがね」「ま~呆れた、出るんあんな声」
「あいつなら出せるな、でかいしコントロ-ル出来るって」「本当かね」
「直ぐに判るがね、どえらい男じゃぞあいつは・・」
「そうなるのかね、でも未だ判らないよ」
「時間が教えてくれる、一度覗こうかね」「えっ・・」
「すぐに由美子はくたばるぞ」「あ・・」
「そうじゃ、とことんしてやれと言うが、後はゆっくり加奈子がのう・・」
「呆れる」笑いながら恵美子は奥の部屋にと向かう。
残された加奈子は、今まで知らなかったことを悔いるが、
其処は今でよかったかもと思えた。
 「あらま~くたばったのか・・」
「ばあちゃん、弱すぎじゃ、何度も飛んで敵わん・・」
「うふっ、其れで良いじょじゃ、お前は本命は加奈子じゃろうが、
此処はとことん味合わせてくたばらせろ、後でr話が有るぞ」
「え・・」「良いから、戻る前に突っ込め、泣き叫ばせろ良いな」
「ハイ・・」「往々いい子じゃぞ加奈子が待っている」
跨る翔馬を見て恵美子は部屋を出た。
 「凄い子じゃ、由美子が泡噴いて痙攣しているがね」「じゃ・・」
「ああ、あいつは参るぞ、此れでわしが出んでも親戚の事じゃ
由美子があんばい良く収めるが、一千万出せば収まるぞ」
「婆ちゃん凄い」「後は楽しめ、あいつは尽くすぞ」
「其処は既に分かっていた、美代・・」
「其処も仲間に入れろ、此れからはあいつを囲んでな・・」
そんな話の中でも聞こえる断末魔の悲鳴は一時間近く由美響いた。
 「如何じゃね・・」「ばあちゃん、最高凄い穴でした」
「阿呆、最高が此処に居るが、此れから朝まで離すな」「良いの・・」
「ああ~これが大本命じゃぞ忘れるな・・」
「はい、肝に銘じて加奈子さん」「阿呆、何で早く教えんかったん」
「できなかったが、大事な人だし」「良い,その分貰うし良いよね」
「喜んで尽くします」「じゃ運んでよ」
抱かれて加奈子は震えが止まらなかった。
此れから起こるだろう最高な善がり、今まで経験は少ない体だけど、
其処は期待が半端なく募って行く。
無論部屋に入ると直ぐに加奈子のかなぎり声は家の中を駆け回る、
婆の恵美子は苦笑いする。
「どっちもどっちじゃがね、やれやれ、賑やかな家に変化するね」
此れも有りかと恵美子はご満悦、仕切れば恵美子の天下に為り
そうな家、其処を見込んではやし立てて来たが、
今じゃ二人目の女がしがみ付いて大泣きをかましていた。
 しかし、恵美子にも誤算が在った、湯に浸り時間のころ合いも
良いかと母屋に戻るが、なんと聞こえる部屋が一つのはずが、
其処から聞こえる悲鳴は二人の女のいがり泣く声、え、と思い
覗いたら、其処には由美子と加奈子が素っ裸で転がされている。
 「お・・」「ばあちゃん、此処に運べといんさるから・・」
「あはっ、じゃ二人面倒かね」「それが凄いから良い」
「負けるわ、腹は・・」「空き過ぎたが・・」
「じゃ後で来い、もう一度遣っ付けて遣りな、話も有るし・・」
「ハイ・・」「こいつめ・・」恵美子はほくそ笑んで飯の支度に
とりかかる、時間が午前三時過ぎを知らせる。

        つづく・・・・。


























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・13 ≫

 夕食は大好きなすき焼き、翔馬は本当に美味しい肉をほうばる。
其れを見る婆様が笑われた、その方は親戚にあたる人で、
思えばこの家を出られた女性と聞かされる。
不幸が在って一家離散、其れだけは聞かされたが、今そんな後くらい
姿じゃ無い、本当に弁えられておられる。
「なんとじゃ、テレビでしか知らんが、そんな世界が有るんか・・」
「婆や、有るしでも婆やじゃ遅いわ」「あはっ、ほんまや」大笑いされる。
 和やかな夕食を終えると、「義母さん、お風呂、翔馬が洗うし・・」
「・・、・・」聞いた翔馬が吃驚顔、其れが可笑しいのか
加奈子が大笑いする。
「何、翔馬君が嘘だろう」「嘘か真か後でわかる、婆やに此処は任せて
入れば・・」「来てくれるん」「どうかな、加奈子が頼んでみようか・・」
「・・、・・」「はいはい、返事は聞かないでも判るし、若い男に
洗われた事無いんでしょう」「当たり前やわ・・」
「じゃ経験ね遅いけど・・」「あんたね、翔馬君良いのかね」
「え・・、僕がですか・・」「良いわ、頼んでおくし・・」
加奈子は義母を下折そう言いながら風呂にと向かわせる。
 「加奈子さん・・」「あんたね、自分だけの考えじゃ駄目、流を
掴むんよ、加奈子は婿を取るから今迄みたいにはでけへん、
でもソコソコはするけど限度があるじゃない、義母なら其処は別、
婿の手前少し邪魔なんよ、其処を汲んでね」「・・、・・」
「良いわね、気をあんたに向かわせると加奈子は動き易いじゃない、
手伝いなさいよ」「加奈子さん・・」
「良いから、面倒ならぶち込んで遣りなさい、多少は行けるんでしょう」
「え・・」「アソコ・・」「・・、・・」
「ま~つまらん物じゃ無いでしょうね、少しは期待していたのよ美代と」
「・・、・・」「でも下手でも小さくても構わない、今義母には
其れは如何でも良い事、入れれば何とか自分でするし、お願い・・」
「加奈子さん・・」「早く、行くのよ、良いわね、其処で覚悟させて、
加奈子の為よ」なんと変なお願いをされる。
「加奈子さんなら良いけど・・」「阿保、其処は後でも良いがね」
「えっ、では・・」「馬鹿ね、いつも思うけどあんたは慎重過ぎる、
男なら若いんだし御免で済む事じゃないね、相手次第で動けばいい」
「・・、・・」「さ、早く行かんと思いが醒めるし、
行きなさい」最後の声は重く聞こえた。
 此処は加奈子さんの為と思えるが、いかんせん翔馬は未だ度胸が
無い、事なかれ主義そのものだが、今は違う、あの加奈子さんの願い
は強い、翔馬は意を決して風呂場にと向かう。
 「入りますけど良いでしょうか・・」
脱衣場で声を懸けるが返事が無い、仕方なしで浴室を覗く。
(え~何と凄いが・・)
寝れる浴槽には横たえる目が飛び出そうな姿態、美しい何て代物
じゃない、とんでもない程翔馬には光り輝く女の肉体に衝撃を浴びる。
其れもそう、今までは里での叔母さんの体と加奈子さんと美代さん
、しか知らないし、他は無い、其れが今見えるものは誰にも負けない、
いいや勝るものと目に飛び込んでしまう。
 形容がしがたい程見事,妖艶さは翔馬が初めて見た事になる。
「なあに入れば」「え・・」「あのね、服濡れるし嫌ならいいけど・・」
「でも・・」「もう覗いて其れね、もうデリカシ-無さ過ぎ、どんな
教育して来たんだかね、加奈子らしくない」「え、其処は違います」
「如何違うのよ、女性が湯につかる場面じゃない、如何するのかな」
「え、はい其処は・・」「じゃ、してみてよ」「良いですか・・」
「あんたね、もう進んで来ているじゃない、そんな断りは要らないし、
駄目よ」「ハイ・・」「良いわ、素直が一番ね、脱いできて・・」
そういわれた。
 翔馬と手人の数倍は其処の願望は有る、里で鍛えられたものを
大阪で披露はしていない、したくても出来なかった。
加奈子さんと美代さんとは幾らでもそんな機会は作っていただいて
いるが、如何しても其処には踏み込めていない、其れは大事な人
ゆえだと自分に言い聞かせているが、今は如何、相手がその気で
遊ぼうとされている、其処を汲んでと加奈子さんにも言われて来た。
だからそうなるともう箍は外されたも同然、翔馬は最高な獲物にと
向かう覚悟だ出来上がる。
 「入ります・・」前を隠して浴室前でそういう。
「どうぞ・・」奥さんは未だ浴槽に横たえて居られる。
洗い場で用意を終えると、「上がって下さい」「・・、・・」
素直に従われる。
「・・、え・、あ・あ・ああ~あんたあんたソコソコ何~~」
「え。此れですか,鍛えましたが・・」
「鍛えたの、なんとでかいじゃない」「もとからですが、其れを鍛えたら
こうなって、拙いでしょうか・・」「拙い拙いわよ、あんた其処隠して
頂けない」「ハイではバスタオルで・・」「早く~・・」
しゃがみ込まれみた体が震えて居られた。
「では御背中から・・」「・・、・・」
返事は戻らないが、翔馬は背中に回ると洗い始める。
 そこから会話は無い、洗われる由美子はとんでもない世界にと
脚を踏み出していた。
(見た事ないがね、エロビデオならいざ知らず現実に有るんだ、でも
何か皮についているけど何かしら・・)心地良い背中、其処で
動く男の手が何とも言えないほど由美子の心をトロトロにさせて行く。
 「あんた~、凄く気持ちが良いよう・・」歌う様に言われる。
バスタオルを数枚洗い場に敷いて其れに寝かされる由美子、
其処から感歎の連続、とんでもない程の心地良さに由美子はまたも
最高よの連続声、ひっきりなしで叫ぶように出だす。
胸周りはおろか総ての地域に指がはい回る、強く弱く押して引っ張り、
叩いて擦り、そうして肝心な場所に向かうと、其処ではあのとんでも
ない行為が炸裂、股座は大きく裂かれ、その大事な穴を翔馬の指が
差し込まれると猛烈に動き手繰り、其れが凄い衝撃を由美子に湧き
出すと、脚を踏ん張り震える中、声が半端ないでかい声に変わった、
しかもかなぎり声がでかいから、翔馬と手最高な場面、
ここぞとばかり頑張った。
 出るわ出るがあんた~の連呼の後は痙攣三昧、とんでもない卑猥な
肉体はいとも簡単に若造の指の動きで昇天、其れは見事というしか
無い程往かされていたのだ。
余韻が残る由美子の体に翔馬の手が這う、
其れを感じながら由美子の目から涙がしたたり落ちた。

         つづく・・・・。




























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・12 ≫

 年末、晴れて車の免許が取れた、其れは翔馬にとって嬉しい事、
田舎から出てから其処だけは夢だった。
大学を終えると取ろうと計画していたが、思わぬことで加奈子さん
から取りなさいと一言、本当に嬉しかったのだ。
久しく会えない加奈子さん、気に為って美代さんに電話する。
「そうね、うち等も最近会って無いし、元気なのかね」
「え~、じゃ美代さんもですか・・」「そうなるわ、気に為るよね、
じゃ免許取れたと年の暮れだし、挨拶に伺えばいいじゃんか・・」
「でも・・」「だって気に為るでしょうがね」「そうですけど・・」
「じゃ行くべきよ、電車なら直ぐじゃない、桜井駅で降りれば誰でも
ご存じだから聞けば・・」「美代さん・・」
「男でしょうが、世話になったお礼を兼ねて伺えば良いじゃない、
帰りにうちにも寄って、山本駅だからね」そう言われた。
そう言われれば、翔馬は挨拶をするだけなら良いかなと思えた。
年が迫る時期だが、報告だけはしたいと思えているし、考えると
行っても良いかと次第にその方向に気が向いて行く。
 十二月二十日、朝早く起きて支度をし、早いけどケ-キ買って
森ノ宮駅にと向かう。
環状線で鶴橋駅まで行くと近鉄線に乗換え、そして三十分過ぎると
山本駅、其処を見過ごし桜井駅まで、到着する。
 「・・、・・」駅前は田舎と思いきやなんと整備されている駅前、
其処で駐在所で場所を聞くと直ぐ見える場所を指される。
翔馬は緊張しながら、その家にと向かうが、其れが唖然とする構え
の屋敷だった。
意を決してでかい門をくぐった、
 「今日は・・」「・・、はいどなたですか・・」
「あのう僕、大阪の森ノ宮に住む井上翔馬と申します、こちらに
加奈子さんが居られますか・・」「居るけど、用事かね」
「出来ればご挨拶と・・」「待ってな・・」
お母さんだろうか其れにしては年がと思いながら広い土間で待った。
 「え~え~翔馬かね、なんと来たん・・」「挨拶と報告に・・」
「何やねん、ま~上がり、寒かったでしょう」笑顔で迎えて頂いた。
先代からの材木屋、家の造りが半端じゃ無い、長い廊下を歩いて
加奈子さんの部屋にと・・、其処でも唖然としてたたずんでしまう。
部屋いっぱいに有るもろもろの品物と着物、とんでもない量だった。
「え・・、凄い・・」「うふっ、嫁入り道具よ」「え、じゃ行かれるんだ」
「反対よ婿取り」「・・、・・」大変な時に来たと後悔する。
加奈子さんが座りなさいと言われるが、翔馬は聞こえて居なかった。
其れほど突然伺ったことに後悔する。
 漸く座り、コ-ヒ-を飲ませて貰う。
「暫くね、如何・・」「そう切り出されて、翔馬は報告を始める。
「あら~早いじゃないの、流石若いから取るのが早いわね」
笑顔を魅せられる。
 一時間が在っと言う間に過ぎる、加奈子さんと美代さんから
頂いた腕時計を見るとそう経過していた。
「じゃ僕帰ります」「え、何で・・」「こんな時期に突然伺い申し訳
ありませんでした」「ま~何ゆうてんね、あんたは別よ、居なさい
夕ご飯食べて・・」「でも・・」「良い加奈子がそう言っているん
だし、そうしなさい」命令調で言われる。
 「加奈子・・」「あ・・、お母さん・・」「お客様だって・・」
「そうなの入って紹介する」「あら~若い良い男じゃないの・・」
「お母さんのこのみよね」「うふっ、昔はそうだったかな・・」
「今は違うん」「ううん、いまはね、そうね強い男がいいかな・・」
「呆れた~」二人で大笑いされる。
 それから二人はソファ-で座られ、話をされるが、如何見ても
釣り合わない、年が離れているとは到底思えなかった。
しかも美人、其れに何とも言えない仕草と姿・・。
 「なあに、翔馬、何考えてんのよ」「え、別に・・」
「当てようか、母さんと年が合わないと思ってるな・・」
「ええ~とんでもないです、でも若くて美人ですね」
「うふっ、あんたね、其処地雷なんよ」「地雷ですか・・」
「そう義母が一番待っている場所なんよね」「意味が・・」
「良いわ、此れから其処は大事にしなさいよ、女は何時までも其処は
弱いのよ」「・・、・・」「加奈子、良い子じゃないね」
「そうなのよ、実はね・・」そこから翔馬は逃げ出したくなった。
なんと翔馬のアルバイトを隠さずに話をされるから、戸惑う。
 「ま~じゃ北新地の・・、なんと其処でかね」
「そうなるわ、可愛いし田舎から出たばかりだった」「
・・、ああ~じゃ美代ちゃんと・・」「そうよ」
「あらら、じゃ挨拶は何でね、あんた摘まんだの」
「あはっ、機会は有ったけど、可愛いしそのままスル-よ」
「あらら、勿体無いわね、あんたもう要らないでしょうがね」
「義母さん・・」「私が引き継ごうかね」「ええ~呆れる・・」
「でも可愛いじゃないね、あんた里は何処ね」
急に話がそうなり、翔馬が応える羽目に為る。
 其処からもっぱら義母と話をするようになり、横で加奈子さんが笑顔で
居られる。
話を聞く中で、義母さんは六年前に此処に後妻で来られていると聞かさ
れた、しかも嫁いだ相手が二年前亡くなられているのだ、此処の主、
すなわち加奈子さんの父親に為る相手だった。
「そうか、義母さん、一人もんじゃね、じゃ翔馬引き継ぐ・・」
「あんた・・」」「良いじゃない、この子はわがまま言わない従順よ、
其れに考えがしっかりしているし店でも可愛がられているの・・」
「ま~そうかね、じゃ阿呆、古じゃろうが・・」「え~未だよ」
「え、未だなの勿体無いがね~、あんたらしくないわ」
「いえるけどね、なんと無しでずるずると来ているんだ、機会は作った
けど乗ってこないし美代も最近は諦めているんだ」
「可愛そうに若いのにあんた、いや翔馬君は女性とは如何なん・・」
「え、どうって・・」「しているの・・」
「・・、あ~ないですないない」「勿体ないがね、その年では甘える
のよ、教えてとせがんでもするのよ」「ええ~・・」
「ほら~義母さんもそう言っているでしょうがね、車の免許と同じよ、
訓練と勉強じゃないね、先に良い人が現れると其処で腕が鳴るじゃ
ない、普通なら逃げちゃうよ」「加奈子さん」「義母さんが言われる通り、
その年では男ぶらずに従うほうが良いわよ、店でしている事じゃない、
頭を下げて習うほうが得策よ」「加奈子は良い事ゆうがね」
本当に翔馬はこの場で如何いう姿で居れば良いのか皆目判断が
つかないでいた。
「じゃ、今夜は楽しい食事しようかね」「賛成・・」
「加奈子逃がさないでよね」「任せて・・」
ウインクされて義母さんが部屋を出られる。
 「加奈子さん・・」「良いのよ、義母は凄い女性よ、遊べと背中押した
のは義母なんよ」「えっ・・」「婿を迎えるとそうは出来なくなる、
じゃその前に此処らじゃ無くて大阪に出て遊べと・・」「なんと・・」
「それで、美代を誘って一人じゃ怖いじゃない」「・・、・・」
「二年後、そんな遊びも飽きた頃よ、あんたが現れたんよ」
「・・、・・」「それでね、美代と話し合って翔馬を何とか育てよう、
其れがそうなると可愛くて、このままの方が良いかもと美代と相談
していた。でも時間が過ぎると加奈子にも、このままじゃ世間体がと
婿取りが生じて、婿と言っても世間体だけ、其れは間違いないけど、
でも一人身じゃ無くなるしね、其れで翔馬とのことも流れ序に今日まで
来てしまった。でも美代が残っているし、又あんたが今日来たんは
大正解よ、義母を見たら、此れも有りかとさっき考えたの・・」
「加奈子さん・・」「そう、あんたは大学を確りと終えなさい、其処から
は別問題が生じるけど、其れまでは流に乗り卒業まで頑張るのよ」
「・・、はい・・」「良い子ね、じゃ流よ」
「加奈子さん・・」「義母倒しなさい、その先が見えるかも消える
かもしれないが良いじゃない試しにね」「加奈子さん・・」
「あんたが可愛いのよ、何もしていないでしょうがね、あの店のお客
抱いたの・・」「と、とんでもないです」
「だろうと思った、美代もそう言っていたしね」
そんな話を夕食まで話していた。

           つづく・・・・。
















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・11 ≫

 美代さんと会った週の日曜日、携帯に電話が来た。
相手は加奈子さん、直ぐに来れるかと聞かれると、じゃあの森ノ宮の
マンションにと言われた。
其処には既に翔馬の事は聞かれていると思える。
 約束の時間少し前にマンションに出向く。
慇懃に警備員さんがお辞儀されたのには驚くが、
聞いていますとだけ言われる。
エレベ-タ-で23階に上がりドアをノックする。
満面笑顔で出られた美代さん、其れが美代さんの手の親指が上を
向いて頷かれたのだ。
リビングには加奈子さんが待ち構えて居られる。
 「来たわね、獣君・・」「あ・・、じゃ聞かれたんですか・・」
「総てね、其れで如何と聞かれたから、何がと答えたのよ」
「そうなのよ、驚かないしもう美代も肩透かし・・」
「うふっ、実はね、驚くなんてもんじゃないし、途轍もない事を聞いたら、
反対の行動取るというじゃない」「ええ~じゃじゃ、あの時・・」
「そうなんや、何々と何度も聞き直したかったや」「なあんだ・・」
「そうそうなの、てっきり知っていたと・・」
「そう、知りたいけど機会が無くてね、でも翔馬君、其処を・・」
「あのね、今は良いじゃないの、ご返事未だ聞いていないし・・」
「あ、其れね、聞かなくてもいいやん」「何でよ・・」
「もう覚悟して来たみたいやんか、ね~翔馬君」
「え、でも未だ其処までは・・」「じゃじゃ、隣の部屋見てから其処
からの事は言いなさいな・・」「え、隣ですか・・」
「そう、見なさい」加奈子さんにそう言われ、
前回見ていない部屋にと向かった。
 「・・、・・」部屋に入ると固まる、目に飛び込んで
来た物が・・、其れは本当に夢の中だった。
震える体のままリビングに戻る。
 「如何、其処は貴方が暮らす部屋、無論リビングもよ」「加奈子さん」
「受けるん、どうするん・・」「はい、心から感謝します、こんな僕に
良くして頂いて,良いのかなと何度も考えたんですが、総てお任せ
致します」「ま~じゃ此処で良いの、加奈子・・」
「聞いたでしょうがね、私は最初に八戸ノ里みて来ているからね」
「ああ~其れで必要なもん、何でも分かったん・・」
「そうなるね、其れと机の上の封筒は見たの・・」「え、いいえ」
「じゃ取ってきなさいな、其れは美代からのプレゼントだし、加奈子
はまだ先にね」そう言われ急ぎ向かい封筒を持って戻る.中をと
言われ見た。
 「なな何とこれは教習所の願書ですよ」「貴方が書いて出すのよ、
必要な金は美代が出すそうだからね」「美代さん・・」
「だってドライブしても私たちだけが運転じゃない、翔馬君もしてよね」
「ハイ其れは、嬉しいです、そのために金を溜めていたんです」
「じゃ、行けるね」「ハイ喜んで、く~嬉しい」本当に嬉しかった、
何とか資金は蓄えていたが、其れが出来ると思うと飛び上がるほど
嬉しかった。
 「美代食事は・・」「此処でも良いけど如何する」
「此処で何か頼んで食べましょうか・・」そうなった。
それから時間が経過するまで、翔馬の事を加奈子さんが聞かれ出す
事でも総て正直に翔馬は話す。
 「ええ~其れ聞いていないけどほんまなん・・」
「はい、ほんとうです、母もきづいていて叱られもしないが、ようやるわ
お前も妹もと・・」「うふっ、最高なお母さんだ事」
「ほんまやわ、私なら気が狂うけどな」「そうかな、美代だってその立場
なら有難いと思うよ」「何でよ・・」
「だって、実の母親均してあげたいと思うけど出来ないゾーンじゃね」
「そうよね、出来ないわ」「それを妹が引き受けてくれたのよ」
「言い方はそうだけどね、出来るのかな・・」
「加奈子なら他人を頼んででもそうしたいけど・・」
「成程な、やがては我が身か・・」「違うわ其処・・」
「如何違うのよ」「だって鍛えれば相手が狂うだけじゃない、自分が
其れに減り込んで行かないと思うけどね」「ああ、じゃ其れで・・」
「叔母さんは其処を考えられていたと思えるの・・」
「なんと凄いじゃない」そんな話を美味しいお寿司を食べながら聞いて
いた翔馬、眼中は隣の部屋で見た、高価なPCセットに気が行っている。
 食事を終えると、部屋は静か,「ね、翔馬君、別荘での事もう一度して
貰えないかな・・」ね「・・、え、ああ~お風呂場・・」
「そうなの、最高に気持ちが良かったんだ」
「それは嬉しいです、では用意あ、マット・・」「買っている、オイルも
総て、確かめて・・」直ぐに浴室に向かうが、其処でも驚かされる。
豪華どころかジャグジ-だった、
 急いで支度をし、用意が出来たと部屋に戻った。
風呂場では既に聞いた翔馬の思いがけない出来事、其処を確かめ
たいが今更と思える加奈子、無論美代と手同じ思いだった。
だがだが、相手は田舎者、自分たちが思うようには動いてはくれない、
歯がゆいが其処は確かに二人の女性が描く場所には向かってない。
 丁寧な愛撫擬きの体扱いは別荘より進んではいるが、
尚更二人は悶々として体を捩り、相手の男にこれ見よがしに動くが、
なんと其れにも翔馬は動じない、漸く其処を諦めて、解され肉体が
最高なまでに抑揚させられたままリビングに戻される。
 ガウン姿のまま、翔馬が持ってきたワインを口にして、苦笑いする。
「うふっ、当てが外れたやんか・・」「・・、本にもう・・」
「でも、其れが可愛いかな・・」「え・・」
「だって思うように進まれたら、翔馬はそうじゃ無かった、相でしょう」
「そうだけど魅力ないんかね」「其処は如何かな・・」
「ええ~じゃ何でよ」「待っていればいいやんか・・」
「よそに取られたらどうするん」「そこはそうはならないと思うけど、
此れで鍛える時間が消えたっていう事」「あっ、そうか、じゃじゃ・・」
「赤ずきんちゃんの男性版かな・・」「え~、意味が」
美代が怪訝そうにする。
 「ね~、翔馬決めごとしようか・・」「ハイなんでしょうか・・」
「この部屋じゃ他の女性は要れないでね」「も勿論です・・」
「それと、遠慮は無し、翔馬の青春はあんたの物、でもアルバイトは
頑張らなくても良い、大学で頑張りなさい、アルバイトも水曜日から
金曜日までと決めているままよ」「ハイ・・」
「それと、体等使う事もどんどんしなさい」「使う・・」
「そうよ、其れが相手が女性でも同じ、鍛えるのも良いわ、ジム通い
すると良い」「加奈子さん・・」「私らはあんたのサポ-タ-よ、
甘えて居ればいいの」「・・、・・」
感動して翔馬は言葉に為らない、其れほど自分を大事にして
頂いていると思えたからだった。
 思惑とは少し違う道だったが、強かな加奈子は翔馬をコントロ‐ル
して行こうと方向転換する。
 その夜は加奈子と美代からいろんなことを聞かされるが、
決めごとは増えて行く、車の免許もそうだがジム通いも、そうして部屋
での事も次第に決めごとが多くなっていった。
美代は聞き側に立ったまま、ホテル体を持て余しつつ、加奈子の話
は自分にとっても悪い事じゃ無かった。
赤ずきんちゃんの童話擬きにこの部屋で育てるんだと解釈している、
其れだから楽しい事は確か、田舎の少年がどう変化して行くのかと
思うと、違う意味でワクワク感が芽生えて来た。
遂にその夜は何事も起こらずに朝を迎える。
だが加奈子も美代もすがすがしさを迎えているのだった。

       つづく・・・・。

















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・10 ≫

 秋が深まる頃、翔馬は大学とホストのアルバイトも何とか慣れる。
だが、店での事は以前とは大違いに為っている。
優さんから引継いだお客様、その中で何かあの加奈子さんと美代さん
だけは態度が一変、あの別荘からそうみたい其れに気が付くのが遅い、
其れだけ翔馬は疎いのかこんな仕事に慣れない所為かもしれない。
その分、他のお客様からは絶大な支持が生まれて行く、其れは猿と
呼ばれる所為か,傅く翔馬を下僕扱いされる。
其れでも其れで良いと翔馬はその姿は崩さなかった。
マネ-ジャ-に時々そこまでしなくても良いぞと言われるが、
猿ですからと聞かなかった。
アルバイトだと自分に言い聞かせる中、その姿は益々酷く為り出す。
 そんな有る日、十一月の半ば頃、店に来た加奈子と美代が、
マネ-ジャ-を呼びつけて何か怒っておられた。
其処も気が付かないふりで翔馬は別のお客の席に居る。
 三十分後、マネ-ジャ-に呼ばれて事務所、
「な~美猿、お客様からクレ-ムが出たぞ」「ええ・・」
「それがな、君の姿が可愛そうで見て居れないと言われる」
「あ、加奈子さんと美代さんでしょうか・・」「そうだ」
「でも、僕は今の姿が気が楽です」「エ・・」
「だってアルバイトだし、此処で成績なぞ考えていない、他の仲間
からも済まんと言われてます其れで良いと思えるんですが・・」
「君・・、其処まで・・」「僕は人並みには接客は出来ない、
話題も乏しいです」「・・、・・」
其れを聞いていたマネ-ジャ-は黙っていた。
「フロア-に戻って良いでしょうか・・」「・・、あ良いよ、頑張って」
事務所を出た翔馬は何事も無かったように今までの姿に為っている。
 だがその日以降、皆の姿が様変わりする。
翔馬に対してフロアボ-イじゃないと言い出す。
其れはマネ-ジャ-から言われたのかは知らないが、扱いが豹変、
従いお客様の席に長く座る姿が見えだす。
翔馬がみんなと同じ位置に立てた瞬間だった。
 以後、何処の席でも其れは変わらない、意外と話すと面白い翔馬、
何処の席からも美猿との指名が煩雑に増えて来る。
その席ではわざと田舎の言葉を丸出し、大阪でも石見弁は面白い
響き、座は其れだけで賑うのだ。
 そんなある日、加奈子さんが店に来られ、翔馬が座る。
「此れ渡す様に美代に言われたの・・」手を握られる中に
たたまれた紙が翔馬の手に残る。
黙って受け取るとメモを読まずに、「判りました」とだけ告げる。
その席を立つ姿に加奈子は不思議な気持ちに為れた。
 「あの子、中身も確かめずに・・」そこが本当に気に為った。
店の営業時間は決まりは無いが、お客様が引けるまでは営業可能、
朝五時過ぎまでも普通だった。
用事が在れば店を早く出る事も可能、其れだけ終業時間は緩い。
トイレでメモを確かめた後、一時間後、午前三時に翔馬は店を出る。
北新地も自ずからそんな時間も賑わっているが、ほとんどの店は
午後零時には終える。
だがその後は別の職種が賑わうのだ、其の賑わう一つの店の暖簾
をくぐる。
名が通る寿司屋の暖簾だった。
「名前を告げると奥の座敷に案内され其処に美代さんが居られる。
「え、加奈子さんは・・」「ま~、美代だけじゃ拙いの・・」
「・・、とんでもない、其処は・・」慌てて謝る。
 美味しい寿司をたらふく頂く、こんな店ではプライべ-トじゃとても
入る事は出来ない、たらふくなんて食べられないほど値段が高価、
でも最近は其処を気にしないで食べられた。
 午前四時、店を出る、美代さんが大通りに出るとタクシ-を止めて
翔馬とともに乗られた。
「森ノ宮駅傍」一言告げられ翔馬は黙って乗っていた。
 車は環状線の森ノ宮駅前で止まり、二人は降りる。
「・・、・・」何も言わずに無言で従い付いて歩いた。
、 「えっ・・」五分も歩かないうちに瀟洒な高層マンションの玄関
を入られた。
まだ日が上がらない内だが警備員が居られる、セキュリテイが
確りしたマンション、其のエレべ-タに二人は乗り込む。
二十五階も有ろうかと思える、二十三階のボタンを押される。
でもまだ何も翔馬はしゃべってはいない、廊下に出ると先を歩か
れる美代さんに付いて行く。
 「・・、・・」南側に面する237号室のドアにカギを差し込まれた。
「どうぞ・・」「・・、・・」驚く翔馬にそう告げられる。
「・・、なんと、物凄いが、何でこの部屋何方の部屋ですか・・」
「美代の持ち物よ、随分と前に友達から頼まれて買った」
「え、では美代さんの持ち物ですか・・」「そうなる」
 とんでもない部屋だった、テレビでよく見るが、本当にあるんだと
驚く部屋、広いし、設備も何もかも唖然とするほど豪華、シックリ
とした部屋だし、整う家具も立派だった。
「此れあんたに使わせるね」「・・、ええ~嘘でしょう」
「嘘じゃない、八戸ノ里じゃ始発まで待つんでしょう、寒くなるし無理」
「でも・・」「嫌なの此処・・」「とんでもない、僕には似つかわしく
ない」「じゃ似つかわしく成れば良いじゃない」「美代さん・・」
「加奈子に相談したの、良いと喜んでいるし、誰も使っていないから
勿体ないでしょう」「家賃は・・」「要らない」
「それじゃ断ります、家賃が要らないなど普通じゃないです」
「そうなの、じゃ家賃分何かしてくれない、其れなら良いじゃない」
「え・・、何をすれば適うんですか・・」「そうね、珠にに美代や
加奈子と珠にデ-トする事じゃ駄目」「ええ~そんな、其れで借りれる
んですか・・」「そうなる」「・・、・・」言葉が出ないほど驚いた。
 美しいリビングのソファ-に座ると、翔馬は色々と美代さんや
加奈子さんの事を聞いて行く。
今までは仕事上、其処は聞けない、言われると聞いているが、
加奈子さんと美代さんは今まで何も聞かされていなかった。
そうしないと部屋は借りれないと思えたし、この際自分の事も
話したいと思えたからだった。
 「え~では美代さんは近鉄の山本駅傍なんですか・・」
「そうなるよね、以前は私が生まれる前までは農家なのよ、其れが
好景気と生活の変化で周りは住宅地、内はブドウ栽培していた
けど、今は其処は住宅とマンション、様変わりしたと聞いている」
「では加奈子さんも山本なんですか・・」
「あの子はその奥よ、同じ路線の桜井と言う場所、其処も遅まき
ながら今は大変な住宅地に変化してる、其処で代々材木問屋、
其れが加奈子の里、でも何で友達かと思うでしょう」
「其処なんです、教えて下さい」
「それはね、女学校なの、沿線でね女子学校が在る、中学から
同じクラス、大学を終えるまで一緒だった」
「なんとではその女子学校からですね」
「そう、大の仲良し、今まで色々な事をして来たし、私の離婚も
協力してくれたの・・」「え、では加奈子さんは今は・・」
「独身、三十過ぎたと笑っている」
其処から今度は翔馬の事を色々と話した。
 「ま~じゃ、其処で、本当なの其のお話し、母の妹さん・・」
「そうなります、此れからお付き合い出来るなら総て知っててもらい
たいし、ろくな道を歩んで来ていない、今じゃ身寄りなどないが、
母の妹や親せきは有ります」「・・、・・」
とんでもない事を聞いた美代は絶句する。
 「ねね、じゃじゃ、里で鍛えた事他の人はご存じなの・・」
「いいえ、知らないです、言えないし言いたくもない、でもこんな事
まで気にして頂く人は別、此れからいろいろな事でお世話に為る
人には最初に伝えて置かないと、獣みたいな僕です」「ま~・・」
「だから、このお話は僕の事を聞いた後で決めて下さいね、無論
加奈子さんにも伝えて良いです、そんな獣の僕でも良いと思われる
なら僕は嬉しいけど、其処は願望かな」遂にそこまで告白する。
 聞かされた美代は驚愕、話が本当ならどんな物に出来上がって
いるのかが知りたいが、其処は聞けないでいた。

              つづく・・・・。

























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・9 ≫

 翔馬がとても適わない部分が見える、其れは見た事も無い程の
ポン酢やゴマタレに幾つかの種類のタレ、其れが初めて見るもの
ばかり、一心にそれを覚えようとする。
(く~驚いたな、幾つも種類が有るんだ)自分は焼き肉のたれと
マヨネ-ズしか知らない、慌てて名前や銘柄を覚えた。
(そうか、知らないで良いぞ、僕は幾ら頑張ってもこの人たちとは
生活レベルが違う、其処を背伸びしたら大事だぞ)そう判断する。
 思えば岩井先輩や優さんから聞かされた話を思い出す。
「良いね、幾ら頑張っても僕達とは違う、生活のレベルが半端無い、
其処は背伸びせずに知らないで良いよ、でも其れで君は恥ずかし
いとは思わない事、其処で弁えて何も知らん存ぜぬと・・、
一番は傅く事、其れが気楽だよ。そうしてな一段も二段も下がって
傅くんだ、言い方は悪いが下僕に為り切るほうが気楽だし相手も
優越をくすぐられて満喫される。その方が色々と見聞きして覚える
事が出来るし良いよ」その言葉を思い出す。
 其処からは気が楽、知らなかったと思うと急に身が軽くなる。
本当に其処で二人と別だと思うと何事にも出来そう、
其処を先輩が言いたかったんだと知らされた。
「後で煙が酷いからお風呂沸かしておきましょうか・・」
「え・・、何々翔馬君がしてくれるん」「ハイ」「加奈子・・」
良いじゃない、して頂こうよ、良いわ最高、用意頼むよ」
「ハイ直ぐに・・」翔馬はお腹が一杯、動くことにする。
「ね~良いの・・」「良いわよあの子弁えているみたやん、
此れからも気楽に接しられるやんか」「あんた・・」
「だから目を付けていたの、気楽が一番よ」
加奈子が笑いながら言った。
か 日も暮れて、二人は部屋に入られるが其処でもワインを
飲まれていた。
少しだけかたず片付けを翔馬はすると風呂をどうぞと言う。
二人は顔を見合わせて、ワイン持参で風呂場にと向かわれた。
 「あのうお背中流させて頂けませんか・・」
「・・、ああ・あはっ、良いわよ、どうぞ」加奈子さんが応えられる。
翔馬は浴室に向かうと湯に浸る二人を見ず洗い場にエア-マット
を敷いてシャワ-で湯をかけた。
 「・・、・・」その仕草に二人は驚いて顔を見合わせる。
「どうぞ、用意出来ました・・」「・・、加奈子・・」
「そうね、行くか・・」立ち上がられ、悠然と洗い場に立たれる。
「こちらで腹ばいでお願いします」「了解お手柔らかにね」
そう言われて腹ばいに為られる。
既に湯を入れる時に風呂場を観察し、エア-マットもそれから
化粧品やオイルまでも確認は出来ていた。
 「ああ・あう~良いわ気持ちが・・」「ま~加奈子良いわね」
「そうよ、最高オイルが心地いいわ」翔馬が加奈子さんの背中を両手
で撫でまわしオイルを拡散する。
そうして肩や腰なども揉み解しまわるから、受ける加奈子は
仰け反って応じる。
その様を魅せ付けられる美代は湯で逆上せる中、
気もそれ以上にのぼせて来る。
 「翔馬、あんたTシャツ濡れているやんか、脱いだら・・」
「え、其れは失礼でしょう」「失礼は貴方、私たち裸よ、ね~美代・・」
「・・、うふっ、そういえばそうよね、此処お風呂だし・・」
二人はそういいながら翔馬を見て早く脱ぎなさいと急かされる。
「じゃ上だけ・・」「何よ、命令に逆らうんだ」
「え、ではそれは命令でしょうか・・」「そうよ」「・・、・・」
「ささ、如何するん翔馬さん」「美代さん助けて下さい」
「それはだ~メ、美代も裸だし貴方もそうしなさい」「でも・・」
「男は決断、此処は従った方が良いと思うけどな」「え・・」
「だから今後の事も有る」そうしつこく言われ翔馬は覚悟する。
 「では濡れないようにしてみますが、其れが駄目なら脱ぎます」
「良いわ、其れで、もうそんな事女性に言わせないのよ」
「ハイ・・」そう返事し、又もオイルを塗りたくり、序にと美代さんを
湯から上げて並んで寝せると、翔馬は二人の素晴らしい背中に
オイルをたらしで大興奮、大阪に来て抱き合う相手などいない
からもう溜まりに堪る精子倉庫、次第に翔馬の手は大胆に動く。
相手は二人、しかも上等過ぎる肉体、田舎の叔母と比べても、
誰が見ても大阪が最上、其処は別だが比べる相手が少ない翔馬、
最高な体を愛しんでオイルで滑る手は二人の気持ちを上らせる。
 上半身だけは裸に為るが下半身はそうじゃない、其れは翔馬が
叔母から言われて来た事を今実証しているのだ。
「いいかい、誰もかれもじゃ駄目だ、其れと素直も良いが、決して
相手がそう仕向けて来ても、今が良いのかそれとも相手をじっくり
見てからが良いのか、現場で判断しんさい、その相手が大事なら
なおも其処は我慢じゃぞ、のちにはそうなれてもじゃが・・」
その言葉を思い出す。其れと、叔母が手作りでこしらえてくれた、
アソコのサポ-タ-、大物を隠すためのものだが、其れが中々の
代物だった。
田舎だ、欲しくても手に入らないものが在る、そんな中叔母は海水
パンツを買い求め大物を包む物を独自に作り、其れを海水パンツ
に縫って翔馬の大物を目立たない様に仕上げてくれている、
なんとそんな物が三枚有る、今日もそれを装着して来ていた。
其処までして苦労するが、アソコは興奮絶頂、持ち主の翔馬と手
始末に負えないほど膨張しまくり、そんな中でも二人の女性えの
下僕心は消えて居なかった。
マッサ-ジ擬きのオイルで覆われる素晴らしい肉体、無論される側の
二人は自分の肉体には自信が有る、其れを駆使して若い男に
魅せ付けると後どうなるかは先刻承知、それゆえ美代の家の別荘
迄来ているのだ。
 だがだが、今回は相手が乗っては来ない、魅力ある裸を晒して
いる中でも相手は体を這う掌だけ、其れがその先が来てくれない、
本当にしびれを切らそうかと思った矢先・・。
 「はい、お二人様、湯につかって下さい」
シャワ-を懸けられそう聞いた。
仕方なく最高な心地の中で湯に入る羽目に為る。
翔馬と言えば後片付け、マットを洗い置かれていた場所に仕舞うと
もう其処から浴室には来なかった。
 「美代・・」「・・、もう感じて居ないのかしらね~」
「そうじゃないと思える、手が震えて、でも進んで来なかったね」
「魅力ないのかね」「其処は違うと思う、あの子我慢強い子、自分を
抑えて居るみたい・・」「なんで、女がこうしているのに、其処は
違わない・・」「普通はそうよね」理解しがたいと美代は言うが、
加奈子は其処を考えるが翔馬の動きは美代と同じ思いだった。
 湯から上がりガウンにまとい、リビングでワインを飲み始めるが、
其処でも動きは変わらなかった。
色々な手管で二人は翔馬を煽るが話には乗るが手出しは無い、
諦めて夜遅くまで色々な話をするが、決して翔馬の田舎の話し
だけはせずに聞かれても黙っていたのだ。
 翌日三人は別荘を出るが、車内は来る時とは大違い、
美代も加奈子も口数は少ない、しかも翔馬相手での会話じゃ
無かった。
担当だった優さんの話が主、其れも良い体しているし、アソコも
そこそこよねとあからさまに話されている。そんな事を聞かされ
ながら苦痛の時間を過ごすと森之宮で翔馬が降りて、
深々と頭を下げる中車は走って行く。
「良いんだ、此れで、よう辛抱したぞ・・」
自分の股座を擦りながら駅の中に消えた。

           つづく・・・・。






















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・8 ≫

 翔馬が焦る中、加奈子は部屋を見まわして何度も頷かれるが
それが何を意味するのか判らない、一時間過ごされ其のマンション
を出て帰られる、一度電車に乗りたいと言われ、駅まで見送る、
その中でも一度だけ手を握った、いいや握らされている。
大変な人とつづく・・・・。デ-トしたことに不安が在ったが、
反対に少し自信も付いている、其れだけ大事な相手と感じた。
 数日後、店で優さんに褒められる、初回じゃ上出来と喜ばれる。
その夜お嬢様が店に来られるが連れが在った。
直ぐに優さんから呼ばれ、翔馬が座る、本当に昼と夜との違いに
一層驚かされる相手、しかも今回は初めての女性が同席されてる。
聞くと大学からのお友達と紹介される、相手もこんな店は馴れて
おられるのか座は賑わう、翔馬も最近は話に合わせられるほどに
為っているし、今夜は相手があのデ-トをした女性、いつに無く
思いは普通じゃ無かった。
 「如何・・」「良いわ、この人なら良い」「え・・、何か・・」
「ね~優、美猿の事任せてくれないかしら・・
」「え、良いですが、お嬢様・・」「あんたも店上がるんだし、
ここ等で引き継ぎも必要よ」「そうですね、でも未だ日が・・」
「あんたね、思いついたらすぐ実行、何で躊躇するん」
「でも・・」「お金なら、碧が面倒見るでしょうが、動きなさい」
「お嬢様・・」「そんな決断力が無い男だっけ」「ええ~・・」
何の話しか判らないが店と聞いた。
 「では、美猿、君が引き継ぐんだぞ」「え・・」
「良いから、僕は店を上がる、詳しくは後で話すが既にお嬢様は
ご存じだしな」「なんと本当ですか・・」
聞いていない、其れでお嬢様とデ-トをさせられたのかと思えた。
 店が終わると翔馬は優さんと食事をする。
其処で詳しく話を聞かされるが、その中身は驚くほどの話しだった。
「え~では有るんですか・・」「君も店で動くと判るだろう、其々
色んな形で繋がっている、ある人は自分ではそうは出来ない時は
影武者を使うほどだ」「影武者・・」「そう、名前も教えずアレのみを
する」「アレ、ああ~」「其れくらいしないとお客様は掴めん、無理やり
誘うとその御客は来なくなるしな相手次第だ」「・・、・・」
「良いかね、此れからは僕のお客を総て君に委ねる」
「優さんは大阪に居るんでしょう」「ううん、里に戻る、其れに聞いた
ろう碧さん・・」「え、知っています」
「その人が離婚されて帰られるんだ同じ地元」「なんと、では・・」
「そうなるな、僕は其処で店を開こうと思う、しかも普通の店」
「どんな・・」「コンビニと合体の雑貨屋、其処には無いし採算も
危ないが地元に貢献・・」「凄いですよ」
「どうなるかわからんが、碧さんが其処をしようと誘われている」
そう言われる。
この華やかな世界に身を浸しながら考えはキッチリとされている
優さんを尊敬する。
 それが本当にやって来た、数日、優さんは丁寧にも会えるお客
だけ翔馬を連れてあいさつ回りされる、辞めるんだからと思えるが
其処は最後のケジメ、会われる女性は未だ有った事も無い人も
居られ、時代は変わると嘆かれる人も居られる、最近ご無沙汰の
女性も会えない理由が色々と判る、栄華盛衰は世の常と聞くが
真この世界は其れが如実に表れる。
 十月に為ると大学もだが、夜の仕事が本当に忙しく為り出す。
優さんが辞められた後、翔馬は一気にナンバ-ワン、引き継いだ
お客様が半端な人たちじゃ無かったのだ。
八時から十二時までのお客様も、其れからのホステスさん達も
半端な人じゃ無い、働く店での位置も何もかも凄過ぎる、
口座を持たされると其れが判り出した。
幸いにも優さんから引き継いだお客さんも店の仲間も、其処は
認めてくれている、アルバイトと言え翔馬は貴重な存在、物腰が
柔らかく話も聞き側に立つ、そうして卒ない接客も喜ばれる。
 「ね、今度の連休明けておいてね」「え・・、何か・・」
「そう有るのよ、約束よ」「でも・・」「良いから、その前に話す、
今夜翔馬に聞いてからと決めていたの」
そう言われる相手は加奈子さんだった。
 その日が来た、午後一時過ぎに環状線の森ノ宮駅で待った。
「居たね、行こう」有無言わさずに手を引かれて翔馬は従う。
 「え、あ~貴女・・」「そう、前に一度会ったわね、美代です、
乗って・・」なんと駅前には外車、しかもベンツのスポ-ツタイプ
で大人しいシルバ-、其れに乗らされた。
「行こう・・」軽いエンジン音を残して車は走り出す。
 其れが何と車もだが、高速を走る中、大阪の凄さを垣間見る。
流れて後ろに消えるビル群、そうして交差する高速道路、
何もかもが初めて目に飛び込む代物だった。
 一時間走ると・・、「あ~海だ、なんと橋が凄いが・・」
真っ白な大きな橋が海を跨いでいる。
「そうね、その先が目的地」「え、意味が何処に繋がっています」
「淡路島、その先が四国の徳島よ」
「なんと凄い、あ~聞いた事有るが、相か此れが・・」
驚く顔が良いのか二人の女性は笑われる。
「良いわ、新鮮よね」「そうね、田舎から出たばっかりだし社会見学
だわ・・」そう言われる。
 そんなこんだで車は淡路品に降りる。
「此れから直ぐよ・・」「何処ですか・・」「美代の家の別荘、
夏は賑わうけど今は秋、静かよ」加奈子さんがそう言われた。
翔馬は、自分がどうしてこんな別荘にと思うが、其処は以前
優さんの大事なお客様、引き継いだことでこうなった。
 「あ・・、凄いが・・」またも素っ頓狂な声を出す。
「着いたわ、婆や~」「おいでなさいまし、ご苦労様でしたね」
「有難う、用意は・・」「既に整えて御座います」
「じゃ良いわ、後は私たちでするし」「そうですか」
翔馬に頭を下げられて、別荘から出て行かれる。
「美代・・」「食べるものは有るんだ、じゃ少し休もうか」「そうね」
 取り残された翔馬は断りを入れて別荘と名の付く建物を見たく
なって、裏庭から表、そうして松林の先の砂浜、其処に出ると
真っ青な海、砂浜に裸足で向かうと長い間見ていなかった海と
戯れる。
其れほど翔馬は興奮をしている、女性二人をほったらかしと気が
付いた時は三十分ぐらい経過していた。
慌てて別荘に戻ると、二人は長いソファ-で横に為られていた。
裸足 「うん・・」テ‐ブルに走り書きが在る、其れには食材が
書かれている、何はどこそこにあるとも色々と丁寧に。
(そうか、お婆さんだ)そのメモをもってキッチンに向かう、
其処で有る物を確かめて、バ-ベキュウ-の用意をしようとする。
冷蔵庫を見ると総てある、なんとでかい肉の塊も有った。
テレビでしか見ていない事、バ-ベキュウ-等知らないが、
道具は何処かと思うと裏庭に倉庫が在った事を思い出して、
直ぐに向かう。
戸を開くときちんと整頓されて有る。
その道具一式を表の庭に運んで行く、其処でテ‐ブルと網焼き箱、
ご丁寧に炭も箱詰めである。
(うわ~凄い、海老や魚と肉と野菜、此れなら僕にでも出来る)
自炊を少々している手前、包丁なども手慣れたものだが、
今回は食材が大変、高価そうな肉やエビ、そうして幾種類か貝も
有った。
「とりあえず、火起こしじゃが」するバケツに水を入れ傍に置き、
用意万端・・、(ああ~酒だ・・)
部屋に戻り探したらなんと仰山有る、しかもラベルを読むが、
ほとんどがワイン、此処じゃワインかと、判らないから幾種類を
冷蔵庫に入れるとグラスやお皿を見つけて表にと運んで行く。
 それからナフキンや水差しなどを用意する。
 「え~あんた」「あ、起きられましたか、聞かずに用意しましたが
良いでしょうか・・」「あらら、ま~本当に、凄いじゃない」
「いいえ、何もわからないから、汗を掻いて、見て下さい、足らない
物有ります・・」「うん・・、グラス、良いわ私が持ってくるね」
「ワインは色々有るので判らずに冷蔵庫に入れていますが」
「良いわ、来て・・」美代さんに従う。
ワインボックスに氷を入れて運ぶ。
「じゃ火を起こしててね、加奈子起こす」
 そうして驚かれる中、二人は椅子に座られる。
翔馬は炭を熾し網に言われる食材を並べる。
」 「ま~良いじゃない翔馬君と気が合いそうね」
加奈子さんが喜ばれた。
 三人で夕暮れ近くに乾杯をする、無論翔馬も二十歳になりたて
だから酒は飲める。
「ええ~じゃ翔馬君、誕生日何時ね」「先月でした」
「ええ~嫌だ~知らないから、もう美代・・」
「そうよね、知らないから何も用意していないし・・」
「そんな事は良いです、でも今乾杯した、其れで良いです」
「良かないわ、もう良いわ美代と考えておくね、じゃもう一度乾杯」
肉が焼ける、魚も貝もエビも・・。
其処からもう三人は楽しい会食が始まった。
何もかもが手探りだったが、何とか用意は出来たと翔馬は一人で
喜んでいた。

                  つづく・・・・。































喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・7 ≫

 六月の初旬、翔馬の生活は一変、大学を終えると一目散に部屋
に戻り仮眠、そうして午後七時過ぎには北新地の店、麗華城、
其処に行って直ぐに店の掃除をする。
マネ-ジャ-に働く人達に面白く翔馬は紹介された御陰で今じゃ
人気者、でも席にはつかせてはくれなかった。
見習いだしマネ-じゃは皆をよく見て観察しなさいとだけ言われた。
従いあの美しい夜会服は未だ着てない、真白いシャツに蝶ネクタイ、
店は凄く繁盛している。
働く男たちはそれぞれ違う、しかも皆着ている服も頭も何から何まで
全身に気配り見事ないで立ち、男の翔馬と手見惚れる人たちだ。
其れがお客様が来られるともう其処は女性天国、八時過ぎからお客
が来られるが、其処はた皆さん普通の奥方やお嬢様、其れが深夜
零時を過ぎると店は様変わり、とんでもなく華やかで賑やかだった。
 二部構成だと聞いていたが正しくそこが其れ、深夜に為れば一層
華やかで至る席から嬌声が上がる。
その間をせわしく動き回る美猿と呼ばれる翔馬、その意味を面白
可笑しく接待する仲間たちが言うから、瞬く間に美猿と呼ばれるよう
になっていた。
本当に猿の様に席の間を駆け回る翔馬、氷や追加の酒などをもって
回っていた。
今はホ‐ルは翔馬が受け持っている、新人が入るまでは変わらない
と聞いていた。
 頑張った、一月、過ぎると漸く新しい新人が入って来たが其れも
束の間、一週間で根を上げて来なくなる。
又も振出しに戻る、其れが何と八月に一人、九月に二人は入るが
皆きつい仕事、聞いた話と違うなどと言いながら店から消えて行く。
 そんな九月初旬、マネ-ジャ-から呼ばれ、話を聞いた。
其処で店での接待やアフタ-などの事を聞かされる。
、 「良いか、此れからは君が一人で店を持つぐらいの気持ちじゃ
ないとやってられないぞ」「え・・」
「誰もが主役で来られているんだ、其処をよく考えてな、君なら
できると思える、此れからは店はお前の舞台に為る。負けるな、
どんどん思う事はしてみればいい」そう言われる。
 岩井さんから今までの話をその夜食事を一緒にすると聞かされた。
「え、では皆さんが・・」「もういい加減店で席に着かせると良い
と思うと・・」「・・、・・」
「それほど君が頑張っているからだと思える、ナンバ-ワンの優さん
が翔馬を自分のヘルプにと手を挙げられた・・」「エエ~・・」
「ソレデナ、マネ-ジャ-が独り占めは駄目だ、其れなら指名を
付けろと言われたんだ」「・・、・・」
「そうすると、全員がそれが良いと・・」
聞いて涙が出そうになる、感激をしていた。
 其れからも色々な話を聞かされる、岩井さんは年末から店を
上がると聞いた、就職で動きたいと話され、後は君が頑張れと、
お客にもそう伝えておくと聞いて益々感激した。
丸三か月の下働きは伊達じゃない、お客も働く男たちも翔馬の
姿を見て来た。
 洗練された姿もそうだが、ひたむきな姿に皆が見ている。
お披露目の初日は美猿がどの席からも呼ばれている。
其処は零時までのお客も然り、〇時過ぎのホステスからも祝い
の花やプレゼントを頂いた。
其れを見るマネ-ジャ-の顔が綻びる。
本当に翔馬の初日一色、男たちも電話で其れを伝えお客を
招いているのだ。
 深夜五時過ぎ漸く店は終わる。
マネ-ジャ-から手渡された多くの祝い袋、皆来られたお客様
から預かったと言われた。
「どうだ、苦労した甲斐が在ったな、此れからは君次第だ、出来る
限りお客様の意向を汲んで動くんだぞ、無理難題は駄目だが、
それ以外なら聞きなさい」「・・、・・」「如何した・・」
「感激で言葉も出ません」「あはっ、その気持ち忘れるな君は大学
が主だぞ、それ以外出来るだけ金を稼ぐために頑張れば良い」
そう言われる。
 部屋に戻り、祝い袋を開ける、手が震える中で見る間に翔馬の
目から涙が零れ出す。
田舎者の翔馬にとって三か月はがむしゃらに動いた、
其れが良かったのか他の働く男たちから可愛がられている。
其れは身内だけじゃ無かった、何度も席にと呼ばれていた、
加奈子さんは、祝い袋に二十万円が詰め込まれているのだ、
他も十万円、五万円と様々だが、金額じゃない、これほど翔馬を
祝って頂いた気持ちが泣けてくるのだ。
 一番はあの先輩の岩井さん、十月で上がると聞いている、
その前に何とかお礼をと考えていた。
 九月二十二日、忘れもしない日が来た。
あのナンバ-ワンの優さんから翔馬にアフタ-を頼まれている。
其れはあの加奈子さん、承諾したいが優さんの手前如何返事
すれば良いのか戸惑う。
「良いから、既にお嬢様からは聞いている、何でも従うんだぞ」
「優さん・・」「俺もその夜は別口、助けてくれ」
そう耳元で言われた。
 それが深夜じゃない昼過ぎに電話が来た、無論加奈子さん、
なんと二時から会おうと告げられる、幸い土曜日だから良いが、
直ぐに返事をする。
初めて店の外で会うお客様、しかもあの祝い金が二十万円の
女性だった。
 豪華なホテル、其の二階の名店街の中で肉を選ばれてご
一緒する。
昼間の姿は初めて見る、お嬢様と聞かされているがどんな人
かも店の席で二度同席をしただけの相手、どんな話をすれば
いいのかも見当がつかない、こんな場所で店の話など禁句と
聞かされている。
「ね、翔馬さんの田舎どんな所・・」「え・・」
本名を初めて聞いて最高に戸惑う。
「あの美猿で良いです」「駄目、外じゃいけないわ、私もお嬢様
じゃ無くて加奈子と呼んでね」言われてもそうしますとは、
そんな相手じゃ無いと聞かされていたが、昼間会うと全く別人だ。
美味しい食べた事も無い肉、自分が住む世界とかけ離れた場所
に居る事を今嫌ほど知る。
其れでも相手は区別されていない、いやそう思いたい、加奈子さん
は翔馬が食べる姿をほhの絵見ながら見られているし、
肉を受け皿に運んで頂く。
の 食事を終えるとショッピング、翔馬は付き添うがなんと買物は
総て翔馬の物、要りませんと何度も断るが聞いては頂けなかった。
ショッピングを終えると沢山の荷物や箱、其れを抱える事無く店の
店員が表まで運んでくれた。
タクシ-に乗って加奈子さんは翔馬が住むマンションに行くと
言われる、流石に其処はと丁重に断るが聞いてもらえなかった。
 「ま~八戸ノ里・・、通うのは如何しているの・・」
「電車が走るまで待ちます」「ま~何とじゃ朝五時過ぎよ」
「そうなりますが慣れました」呆れ顔で見られた。
でも翔馬は店とプライべ-トは別と考えていたが、あの仕事には
其れは多少無理があると知る。
が マンションに到着するが、其処でも加奈子さんは荷物を少し
もってエレべ-タ-に乗られた。
汚いからと何度も言ったが聞いてくれない、仕方がないから自分の
部屋にと迎える事にする。

                     つづく・・・・。






























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・6 ≫

 親父が亡くなり母も気落ちしたのか元気が無い、其処だけが
気がかりだが、母は翔馬の大阪行きを薦めている。
 そんな状態で早くも三月が来る、忙しい中で里を離れるとなると、
翔馬と手いささかセンチメンタル、其処に叔母の存在が有るし、
以前より気が進まない旅たちとなった。
出る数日間は妙子さんとノ抱き合いは凄まじい、二日に開けずに
互いの家を行き来し、何が何でも最初は抱合った。
この世の終わりかと思うほど妙子の驚愕の泣き叫びは、翔馬も
呆れる程、其れでも何度も飛ばされ続ける肉体は今は翔馬専属
の体、其れがまもなく終えると知る肉と心、妙子は狂い手繰って
迎え、今じゃ妙子が馬なりも見える。
 そんな二人にも決別は来る、三月初旬、親戚の子が大阪に居る
から、前より頼んでいた部屋を見つけたと知らせが来ると母と共に
翔馬は旅だった。
 大阪でも大学に近い東大阪の八戸ノ里のマンション、1DKの
狭い部屋だが駅にも近いし、其処に決める。
翌日から母と連れ立って買い物、したことが無い母との買い物も
楽しい、そんな日々も数日で終わる。
 一人に為ると、大学生活が始まる筈、其れで大阪の見物と、
調査を兼ねて近鉄電車に乗って鶴橋駅で降りると環状線に乗り
換えて探索、僅かな小遣いだから気にしながら、名物と思われる
たこ焼きやお好み焼きなどを食べて見学、それを数日熟すと流石
に疲れた。
 三月七日、大学に足を運ぶ、此れから通う学校を見学し、
其処を昼過ぎに出様と校門にと歩いて居た。
「あのう・・、経済学舎は何処でしょうか・・」
小柄な女性に聞かれる。
「あ、其れは僕が今見て来たから判ります」「え、じゃ貴方も・・」
「はい、今年からです」「ま~じゃ経済学部・・」「そうなりますが」
知らずに翔馬は様又も見て来た方角にとその女性を連れて向かう。
途中で色々と話をするが、どうもその女性は四国かと思えた。
「僕は広島の奥の田舎ですが、貴女は・・」「四国の徳島です」
「え、じゃあの金毘羅神社の・・」「方向は違うけどうそうなります、
貴方は広島ですか・・」「その奥です、島根県です」「そう」
そんな会話をして学舎の中を見回った。
 校門を出る頃日が暮れている。
「夕食はお家でですか・・」「一人ですからそうなるかな、外食は
貧乏ですから余り」「じゃ駅前で食べませんか、カレ-でも・・」
「良いですね、其れなら付合える」名前は前田美奈と聞いていた。
 二人で駅前のカレ-店に入り食べた。
其処でも色々と話をする、そうして喫茶店でコ-ヒ-を飲んで駅で
別れた、聞くと部屋は豊中と聞いたが其処がどこにあるのかも
知らない、そんな中身の会話をしたのだ。
 遂に翔馬は大学生活を始める、誰も知らない世界での出発は
大変だが其れなりにも色々と興味が涌いて来る。
そんな中で唯一知り合う女性が前田さんだ、何時も講義を聞き
ながら、隣に座ってくれている。其れが何か大学に通う中で
ワクワクする。
 「君、いい顔しているね・・」「え・・」キャンバスを歩いて居ると、
通りすがりに声を掛けられる。
「生活は楽なんか・・」「えっ、其処は苦学生ですから・・」
「そっか名前は・・」「え・・、貴方誰ですか・・」
「僕はこの大学の三年生、岩井孝光だが君は・・」
名前を名乗ると、話が止められない。
ベンチに腰を落とし、話す事になった。
 「ええ~ではアルバイト・・」「そう、でも普通じゃ時間ばかり食って
大変だぞ」「ですよね・・」話に乗らされて行く。
「僕は、毎日じゃないが、アルバイトしている」「そうなんですか」
「でな君もどうかと・・」「どんなアルバイトですか、時間給はどれ
くらいです」気に為る事を聞いてしまう。
 「ええ~じゃ、決まりが無い、でも・・」「其処だけどな、交通費
は毎日二千円支給されるぞ」「そ・それだけ・・」
「そうだ、でもよ其処で席に着けばヘルプ料として三十分二千円」
「なんと凄いですね」「でもな付けるかどうかが問題じゃ、付けない
とホ‐ルボ-イをしてでも何とか稼がないとな・・」「其処は・・」
「千円付く」「じゃ最低でも三千円に為りますね」
「そうなるが其れじゃね」「でも良いとおもいますが、僕には良い
アルバイト」「そうかじゃ明日また君に会おう、連絡先は・・」
携帯の番号を教えた。
 「ふ~アルバイトか、探して居たのに来たが・・」
そんな思いで部屋に戻った。
一番大切な問題が其処、今まで色々アルバイト先を調べていたが、
時間制限が有り、学校と会わない職種が多くて頭を抱えていたのだ。
聞いているとどうも夜の仕事、其処がどんな場所かも知らない翔馬、
三千円が頭にこびりついているから、しても良いと思えたのだ。
しかも時間が緩い、学校生活には関係が無い時間帯、其処も魅力、
其れがどこにあるのか中身もほとんど知らない事に気が付いたか。
 翌日、大学の図書室で調べ物をしていた、無論横に前田さんが
居られる、可愛い小柄な女性其れが今唯一異性の友達だった。
 午後四時過ぎ、帰ろうとしている時電話が来る、相手は昨日
会った大学の先輩、今から駅前の喫茶店に来てくれといきなり
言われ、翔馬は前田さんに理由を告げて向かう。
 まだ寒い中でも汗をかいて店に駆け込んだ。
「お~い、此処だ・・」奥のボックスから呼ばれて行く。
「紹介する、この人がマネ-ジャ-さんだ、君自己紹介・・」
言われて翔馬がすると・・、「へ~君は広島かね」
「え、はいその奥ですが」「そうか、良いぞ田舎の少年ゃんか、
岩井君此れは使えるよ、如何始めは美猿ボ-イで行こう」
「美猿ですか、意味が・・」「可愛い猿やんか、其れがお客様
には印象が残る」「なんと、其れでその名前・・」
「名前より仇名、其れが浸透すれば売れる、店も普通じゃ面白く
ない、其処で君は美猿としてデビュ-すれば良いぞ」
そう言われるが、翔馬は何で猿かと思った。
其れからマネ-じゃの話を聞いていると、其処も面白いと思え出す、
話し上手な人、店のマネ-ジャ-はかくあるべきとも思える程、
しょうさも言葉使いも長けていた。
 店は北新地に有ると聞かされるが、その場所は何処にあるのか
も判らない、笑われて益々猿が良いと大笑いされる。
見た事も無い綺麗な財布を出され、十万円翔馬に渡される。
「これで、店で衣で着る服整え、岩井君頼んだぞ」
そう言われ、先に店を出られる。
 「おい、気に要られたな・・」「なにが何だか、どんな店かも
わからないし・・」「良いから、此れから連れて行くから・・」
そう言われて、店の外でタクシ-に乗り、北新地と一言言われた
が其処がどんな場所かも知らない翔馬は、
先輩についてゆくしかないと決める。
 タクシ-を降りると、其処は御堂筋、その道並びに紳士服店が
在る、其処に最初に向かわれた。
岩井さんはテキパキとものを言いつけ、其れを翔馬に宛がい、
色々試着させられる。
 三十分、其処で居たが、何から何まで岩井さんがして頂いた。
 「おう~良いぞ、猿には勿体ないが、良いぞ」
笑われるが、翔馬にはとんでもない程の上等な背広、と言っても
夜会服、ネクタイも蝶ネクタイと普通の色合いが綺麗なネクタイ
三本、靴も下着もシャツも買われる。
 余りにも美しい背広とシャツ、靴もそうだが、今の翔馬の姿では
想像がつかないほどの違い、多くの荷物を抱え今度はその北新地
にと向かう。
岩井さんの後ろに従いながらきょろきょろする。
其れは仕方がない、とんでもない程のビルや店がひしめき合う
場所、昼間だから通りは静かだが、此れが夜に為るとと思うと、
流石に田舎者の翔馬には場違いな場所だった。

     つづく・・・・。
  

















喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・5 ≫

 疲れられたのか早めに叔母はベットに横たえて居た。
寝姿を見ると色々な思い出が蘇る、あのサイロでの事や、
覗き見の事も総てが鮮明に見えた。
本当に叔母には人には言えないほど世話になって来た。
此処までこれたのは母より叔母の力だと思える程、
其れだから満願成就にはと決めて居る事が在った。
 暫くすると翔馬が動き始める、なんと寝ている妙子のガウンが
ユックリと外され出す。
露わに出る裸は今まで本当に世話になって来た肌、誰にも言え
ない事が二人はして来た、其れがこの体そう思うと居ても立って
も居れずに裸にしてしまう。
そして縋りついて動かない、翔馬が今したい事は叔母のぬくもり
に浸る事のみ、其れは今回受験で出て来た時から決めている事、
誰にも言えない間柄、其れを確かめるのが一番の思いだった。
 「・・え・・、お前、ま~・・」互いが素っ裸、
「待ちんさい、お前・・」「なんでもゆう事聞くけ~、お願いじゃ
妙子さん」「た・え・こ・さん・ってお前・・」「呼びたかった」
「お前~」その言葉に大興奮する妙子、今までは叔母としか
呼んでくれていない、其れだけに感動が桁違い、
とんでもなく嬉しかった。
 「お前・・」「妙子さん」「お前」「妙子さん・・」
モウシッチャカメッチャカ、妙子は泣き出す。
「お願い、なんでもゆう事聞くし、此れからも・・」「お前・・」
「妙子さん」狂う呪文を相手が唱えだすともう妙子は現実を
飛び越えていた。
知らずに抱き返す、妙子の上にと導いた。
今まで何度も同じことをしてきたが、今回は全く違う、
其処は判らないが気がそうさせて行く。
翔馬も何時もとは全然違う、上に乗るとすかさず知りおく股座
にと棒が向かった。
知らずに妙子も「股を開いた、其処に其処に有ろう事かまともに
翔馬の棒が膣を探し始めていた。
 「え・あ~お前~~」「判っているが最初は妙子さんと決めて
いるんだぞ、お願いじゃ、頑張ったお礼にお願い~妙子さん~」
とんでもない事を言われると妙子は、もう止める気力も無くなる。
閉じた股がユックリと開いて翔馬のでかい棒を動かせるように
してしまう。
妙子は目を瞑りお姉さん御免と心で言った。
 その思いが終わる間もなく相手のでかい物が穴を探して
それに合わされた。
「うん・・、むぎゅっつ~、入れろきんさいや可愛い子じゃ、
お前が一番だぞ、妙子は初めての女に為れて嬉しいが来い
とことん来いいいや来て~」遂に叫んだ。
 ズリズズリッツズズンズウウンゴオオン~途轍もない衝撃を
伴い、相手のでかい物が膣に減り込んで来る。
其れを知ると妙子は力一杯抱き締め一気に奥にと迎えた。
その衝撃に一撃食らうと妙子の目が飛んで頭が猛烈に横揺れ、
そうして半身起こすと翔馬を抱いた手の指が背中に減込んで
グイグイと翔馬を手で引き寄せて完全に合体、妙子はいがり
泣きながら嘘だ嘘だ~凄い凄い~と吠え捲る。
その叫びに気を良くした翔馬はとんでもない腰揺すりを開始、
受ける妙子も迎え撃ち、ドスンバタン、ブスブチョと音を奏でて
妙子は芯から酔い痴れた。
た それがそれが何と続く事続いた、何度も往くぞ行くよ~と叫ぶ
妙子、其れでも果敢に腰を突き入れられ、妙子は息絶え絶え、
こんな経験やこんな味などついぞ知らない肉は善がり泣く持主と
共に歓喜で舞い上がる肉に喜悦は妙子と手知らない、
其れを知る肉は思いとは裏腹、妙子の心を置き去りに肉だけが、
善がりを求めて腰が迎え撃って行く。
 飛んでもなぃ二人、どれくらいの時間経過かは知らないが、
おぞましい程の貪欲な妙子の肉は砂漠で大雨を受ける砂の如く、
幾らでも肉は横媚を掴んで中に中にと入れて行った。
翔馬も途中で出せ~と言われるまま二度も精子を飛ばす、
途中尚且つそれでも若い分蘇りが早い、妙子が呆れる中またも
迎える、そうして泣き叫んで翔馬~と吠え捲った。
 腿の黒ずませた相手の棒、威力満点、妙子は我が身で翔馬の
凄味を嫌程肉に烙印させられた。
 「翔馬休ませてお願い」「良いよ、でも終わりじゃないからね」
「ええ~まだか・・」「もう二年半待っていたんだぞ」「お前」
「ね、休んで体拭こうか」「してくれんさいや、何でも良いが」
「うん・・」その言葉がいけなかった。
 それ以後、もう妙子はされるがまま、本当に泣き喜ぶだけが妙子
が生きている証拠、エンドレスの行いは妙子が驚くほど強靭なもの
に出来上がっていたのだ。
 年が明けたものの夫が死んでから半年も経たない内にこれだ、
罪深いと思うが其処は翔馬可愛さに消し飛ばされた。
 「え・・、又だ~壊れる~が~嘘だ~・・」
その言葉を何度発したのかさえ忘れる程遣られた。
 平成十年一月二十二日は妙子も翔馬も忘れられない記念日、
衝撃は其処で肉深くに刻まれたのだった。
 翌日何とか里に到着すると、姉の前で妙子は倒れてしまう。
慌てて起こすがその顔は妹、何が起こったのかは察しがついた。
「翔馬、妹の面倒は見んさいや」「・・、うん、必ず見る」
「良い子じゃが、獣じゃね」「いえる、其れでも良い最高じゃ」
「馬鹿ね、白状したが」「良いんだ、おふくろにはな」
「悪い子ね、血が繋がるし」「其処は理解するが、子供を産まない
と良いだろう、此れからも離さん」「お前・・」
呆れ果てる母の顔を擦り、最高な姉妹じゃと偉そうに言い放つ。
 一度犬畜生の道に入り込むと逃げ出せない、甘美な肉のおいしさ
を忘れることが出来ない二人、佳恵が呆れる中二人は母屋で
食事すると、納屋の二階にと消える。
 「ま~良いか他所じゃこれで大騒ぎだけど、此処では身内じゃ、
其れも有りかね」そう思いつつ、此れは田舎を出るまでと母として
決め込んでいる。
翔馬の将来を考えると其れが良いと決めていた。
 肉の喜びを知らされた妙子はそうじゃない、ほとんど抱かれる度
に違う景色の中に放り出されるのがたまらなく好き、
肉もだが今じゃ心も翔馬で覆いつくされて来た、其れほどあそこの
威力は偉大、妙子も悪いと思いながら三十過ぎの肉はその喜びを
断ち切れなかったのだ。

                 つづく・・・・。




























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・4 ≫

 夏休みに入ると、翔馬の日課は納屋の二階での勉強。
家の母と父も感心するほどそれは変わらなかった。
無論、其処は叔母の存在が大きい、四日毎に夜中に忍び込んで
来てくれた。
必ず翔馬が好きな食べ物や果物持参、序に翔馬のアソコに刺激
を与える役目もしてくれている。
 「今夜は如何するかね・・」「叔母さん、お願いがある」
「なあに・・」「股で扱いても良い」「股、妙子のか・・」
「うん・・」「なんとお前・・、良いだろう裸に為ろうね、
お前はそうか其れでも良い、良いしてみんさい」そう言う。
 だがだがそれは翔馬にとってとんでもない程の興奮を受けた。
三十の肉体は最高、翔馬は跨り腰を動かせて、叔母の股座を
こすり手繰る。
其れが豪快で物凄い刺激を妙子は浴び続けた、しかも時々
危険区域にと棒が来るから、慌てて鬼頭をさけねばならない、
其れが苦痛いっそまともにと思えるが其処だけは決断出来ない、
叔母と従兄弟の関係は嫌な鎖だと思え出す。
でも其れでも快感は半端ない、柔腿に擦付ける棒が瘤だらけ、
とんでもない興奮を産み出して来た。
 「翔馬~お前お前~良いぞ気持ちが良いけ~翔馬~」
遂に妙子が絶叫、聞いても翔馬は動きを止めない。
でもでも其れは地獄、妙子は悲鳴を上げて股を開いた。
「お・おばさん・・」「見てよ、如何なっているん・・」
「・・、ああ~大変腿が・・」
「如何・・、ひえ~嫌だ~血が出ているがこいつのアソコが、
そうか瘤かく~強いぞ~」「御免・・」
「いんや~、良いぞ、其処は使えんな後ろに為る其処を使え」
「良いの叔母さん」「構わんけ~、尻穴~入れんさるな」
「うん、有難う」「いけるならいきんさいや、持たんがね」
「うん、勿体無いから往かん、最高な腿じゃし・・」
「お前は、コイ突いてきんさいや」遂に腹ばいで後ろに向かえる
妙子、壮絶な二人の動きは翔馬を有頂天にと導いて行く。
 果てると横たえた翔馬の体に妙子は口で棒を拭うと・・、
縋り付いて、「良い子じゃ、最高じゃがね、よう頑張ったね」
其れだけ言うと豊かな胸を翔馬の胸板に預けて重なった。
 それが夏休の間実行され続け、哀れ妙子の股座の腿は
こすられた場所が黒ずんでいた。
何度も翔馬が謝るが、此れは証拠と証明じゃと妙子は笑う。
 九月初旬、母の佳恵が高校に呼ばれて面談、其れを終えると
戻り直ぐに妙子を呼び、互いが抱き合い泣いていた。
「お前の御陰だがね」「ううん、お姉さんの方が・・」
「いんや~お前には感謝しきれないね」「え・・」
「知っていたが・・」「・・、ああ~姉さん、其れは・・」
「良いの、判っている、本当に感謝しているがね」「お姉さん」
妙子ももう何も言えなかった、日毎に威力を増す翔馬相手じゃ、
声も抑えきれずに出てしまう。
其れは聞かれているかもと覚悟していたが、姉の言葉に感激
して泣いた姉妹、今では互いに翔馬の為にと理解出来ていた。
十月刈り入れも終わり翔馬も勉強に励む。
 十月二十二日、驚愕の出来事が起きた、親父とあの叔母の
夫のおじさん達が死んだと大騒ぎ、其の事故は四人で川本に
酪農の集りが有り、親父も今は牛は手放しているが役員で
参加していた。
帰り道、断魚侠の曲道で大雨の所為で道が滑り川に落ちた。
四人のうち一人だけが大怪我だけど助かる、運転されていた
中野に住む同級生、おじさんと親父ともう一人の人が
亡くなられたのだ。
 谷では大騒ぎ、働き盛りの親父が無くなると、翔馬の人生は
様変わりする筈、覚悟を決める。
だが其処はいち早く消された、叔母とおふくろが翔馬は大学
にと言い切る。
幸い、事故は大雨の所為と思われ保険は満額降りると聞く。
 十月末まで何となく生きているだけの家族、でも其処で母が
頑張り気を取り直そうと翔馬を抱きしめて泣かれる。
それ以後、親子は前を向いて歩く、必ず叔母が傍に居るのは
当たり前だった。
 年が明けても正月らしさは皆目無い、親子で過ごすが其処
には既に父親の姿なぞ望んでも無い、辛い中でも励まされ、
叔母に言われ翔馬は大学試験にと頑張った。
 一月末、センタ-試験を受けるために翔馬は広島に出た。
付き添いに叔母が来てくれる、無論田舎から出るにはバス等
無い、叔母の運転で来た。
前日に来てホテル、其処でもおさらいをする翔馬を傍で見詰
める妙子、今まで随分と色々な事が在ったと思い出す。
如何してか夫が亡くなった事よりも、多く翔馬の事が思出され、
本当に呆れる程の瓜跡を残す子だと思えた。
子 翌日、翔馬は試験場にと妙子は近くの喫茶店で時間潰し、
周りを見ても同じような女性ばかり、ほとんどが此処で時間を
費やするのだろうと思えた。
 午後の時間も同じ、三時過ぎに翔馬の姿を見つけると駆け
寄って抱き付く。
「叔母さん・・」「如何どうどう・・」「何とかね」
「何とかじゃ判らんが、な~」「何とかよ」
「お母さんに電話しんさいや」「うん・・」
傍で妙子が寄り添う中電話する。
「如何・・」「叔母さん、心配し過ぎじゃが」
「え~お前、じゃ良かったんか・・」「僕なりにはね」
「く~、もう溜まらんが・・」またも抱き付かれた。
 ホテルに戻ると、今度は妙子が電話する。
「帰るの・・」「ううん、疲れたろうといんさって広島で美味しいもん
でも食べさせてと・・」「く~良いぞ食べる」「馬鹿ね・・」
喜ぶ翔馬を見て笑えた。
 外で美味しい物を食べた翔馬ホテルに戻ると・・、
「あ・・、お前・・ん~ん」部屋に入るなりいきなり叔母を
抱きしめ初めてキスをする。
「お前・・」「だって、言っただろう、初めての事は生涯残ると」
「そうだが・・、お前」「キスは叔母さんが始めてだ」
「えっ・・」「それだけ・・」
感激する妙子を置いて部屋のテレビをつけた。
「お前、此れで何とか大学には行けそうだね、何処に行く」
「大阪・・」「え、広島じゃないんか」
「うん、大阪、其処ならアルバイトが有りそうだし」
「ええ~・・」呆れ顔で見詰めてしまう。
「今夜は、叔母さんと二人きりじゃね」「そうなるけど・・」
「嬉しいな・・」「・・、・・」

          つづく・・・・。

























 

喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・3 ≫

 昼まで終えると翔馬はあの叔母の家のサイロにと向かう。
「おう、来たね・・」「なんと綺麗になっている」
「茣蓙敷いたけ~、座りんさい」「・・、・・」
「で如何・・」「え、ああ~凄かった初めて見た・・」
「そうか詰まらんから無理に魅せたが、あいつは如何でも良いが
お前はそうは行かんぞ」「・・、・・」
「自分だけの欲望満たしじゃ女が可愛そうじゃな、そんなのじゃ
いざという時の女の力加減が判るというもんじゃ」「え・・」
「それはナ、何時も満たしてくれる相手でとの違いを言いたいん
じゃ、其処は男が考える程度じゃ無いぞとんでもない差が在る。
見捨てる程の思いも有る、だがな反対側は如何だろうか、相手が
困っている時の事を考えると雲泥の差じゃ、其れをお前に魅せた
かった」「・・、・・」「今は理解できないだろうが、
其処はおいおい判る、どれほど尽くされたかで先が違うんじゃ、
其れでお前に魅せて考えてもらおうとした」「じゃ・・」
「あ~、くその役にも立たんセックスなぞ無方がましじゃろう」
「叔母さん」「其れでも言い足りないけどな、今回は見た通り、
早いし自分が果てたらしまい、其れを受ける女の身を考えろ」
「・・、・」「だから呼んだんじゃ、お前鍛えているか・・」
「言われた通りは出来ないがそこそこしている」
「そうか、勉強が大事だしな・・」「ううん、そうじゃない、こんな事
して本当に女性が喜ぶのか」「其処かじゃ魅せたのは正解じゃな、
見た通りじゃ、つまらん物を迎えてもそれでいいとは思わんか」
「其処が判らん」「じゃ、此れから其処はおいおい教えるが、肝心
な物は今見せてくれんかね」「ええ~今か・・」
「早くしんさいや・・」「叔母さん・・」
急かされるがとんでもない事を言われている。
「早くしんさい」仕方なく翔馬はズボンを下ろす。
 「・・、ま~ごっついが、凄いと思っていたが成長してる」
「叔母さん・・」「此れなら鍛え甲斐が在るぞ翔馬続けるんだ」
「え・・、未だか・・」「そう、此れじゃ普通のでかいのと
相違ないが、鍛えると皮に瘤が付いて来る、一番は刺激を感じ
ないようにするのが目的じゃ」「感じないようにか・・」
「そう皮膚の麻痺と耐える気じゃ」「何でそれが良いん」
「そうするとな果ててくれない相手、そうなると迎える女は狂う
ほど善がれるんじゃ、誰もが出来る境地じゃない」
「それが良いのか・・」「エロビデオ見た事有るか・・」
「少しな、でも其処は演技だと・・」「演技も有ろうが、中には本当
に往かされる女性も居りんさる、其れは最高な境地に行かれた
姿じゃ」「本当に・・」「ああ~保証するぞ、お父ちゃんは最低な
見本、其れで見せたんだ」「・・、・・」
「そんでな、此処に軍手が在る、消毒液も有る、此れで扱け血が
出る程な、腫れるぞ膿むぞ耐えろ」「ええ~・・」
「良いね、勉強は教えられんが、此れなら教えられる、やがて何時
か其処の御陰で翔馬が救われる事も有ろう、でも反対も有るぞ」
「反対・・」「あ、良過ぎて狂われる事も有る。そうなると事件にも
なろうが、其処は自分で判断しんさい」「叔母さん・・」
「良い、何時でも風呂は覗けや、わしはお前がその方面で伸びる
事を望んでいる、其れは普通の繋がりじゃ無いし、強いぞ」
「叔母さん」「良子じゃ、鍛えんさい」其れからも色々な話をされる。
 其処は叔母が大学の金を助けると聞いているし、芯から自分の
事を気にしてくれていると思えるから・・。
 「じゃ、頑張れ、其れとなお姉さんに言っておいたぞ、母屋じゃ
気が散ろう,納屋の二階改装しんさいと・・」「え~・・」
「其処で頑張り勉強じゃぞ」「何で、おふくろは・・」
「良いわ、そうすると」笑われた。
 部屋に戻るが、先ほどの叔母との話には驚かされた。
でもよくよく思うと誰が自分が抱かれる現場を魅せる、でも叔母は
其れをされた、しかもその姿は最低だと、早いし気持ちも良くない
自分勝手な男の捌け口に穴を使うと笑いんさった。
叔母の気持ちを大事にしようとしかも聞くと悪い事じゃない、相手が
喜ぶなら尚更いいとも思える、其れで素直に従おうと決めた。
 五月が過ぎ六月に入ると納屋の二階は様変わり、
六月の中頃翔馬は其処に引っ越しする。
一階は以前まで牛が居たが、今は叔母の家に牛を渡して居ない、
農機具の倉庫に為っていた。
部屋には小型の冷蔵庫とク-ラ-が付けられている。
 七月に入る、其処でも日常の変化は無い、有るのは日課でアソコ
を無心に鍛える翔馬の姿が納屋の二階で見える。
蒸し暑いが部屋は快適、母も此処にはあまり来ない、無論父など
一度か二度来ただけ、のんびりと出来る分、最高だった。
 七月二十二日、高校も夏休みでも翔馬はのんびりとは出来ない、
受験勉強と、アソコを鍛える日課を黙々と実行し続けた。
 「お~い・・」階下から声がする。
「あ・・、叔母さん」「上がるぞ」納屋の二階に来られた。
「これ、冷蔵庫に入れて置くな」「うひゃ~まげな西瓜じゃ」
「初めて取ったもんじゃ、お前にとな」「有難う・・」
本当に嬉しかった。
 「如何・・」「うん、快適じゃ」「そんで勉強とアソコ・・」
「其処も言われるまま頑張っているが・・」「見せんさい」
「え~・・」「馬鹿垂れが、魅せろ」「うん・・」応じる。
 「・・、うわわわ~何々~おお・お前此れ・・」
「可笑しいか・・」「・・、いんや~凄いが二か月で此れか」
「二か月半じゃ、でも膿んで困る」「其処を超えないといけんが、
そんでも凄いぞ・・」「・・、ああ~触りんさるなや・・」
「じっとしとりんさい・・」「・・、あう~く~気持ちがええけ~
叔母さん、其れ汚いけ~・・」「汚くないが、舐めちゃる、
じっとしんさい」「・・、お・おばさん・・」
「良いか、耐えろどれくらい耐えられるか勝負じゃぞ」「ええ~」
「寝んさい」従うがとてもじゃない気持ちよさに腰を浮かす。
 妙子は言ったはいいがこれほど頑張るとは努々思っていない、
其れが様変わりした翔馬の持ち物を見た瞬間、気が狂うほど
驚かされる。
言ったはいいが、しょせん相手はまだ子供、いたずらでも良い
あそこを鍛えれば少しはと思っていたが、今見た瞬間、途轍も
ない物に変化、其れを確かめたいと何処まで耐えてくれるか
期待が生じて思わず棒を口の中に迎えているのだ。
 翔馬の体をいたわりながら、妙子は懸命に棒をしゃぶり続け
あらん限りの技で攻めるが、受ける相手は往きそうも無い、
またまたそこで驚かされた。
 「ぽは~っ、おお・お前往けないんか・・」
「え、我慢しているが何時でも叔母さん最高だから往けるよ」
「ええ~それ本当かね」「うん・・」
「大したもんだぞ、其れは凄い事じゃが、男は其処だけは我慢
できんと言うが、翔馬其れコントロ‐ル出来るんかね」
「何とかね、でも最高に気持ちが良いから我慢が・・」
「そうかそうか良い子じゃが、頑張ったんだ、瘤も出来ている、
裏側も少し欲しいね」「じゃ其処鍛えようか」
「良いぞ、良い子じゃ、往かそうかね、顎が持たんが・・」
「叔母さん・・」「頑張るご褒美じゃが、良いか往け・・」
「良いの・・」「ああ、口中で受ける」「ええ~・・」
「良い子じゃしな、なんぼでも妙子は受けちゃる」
そう言われ又棒をぶり始めた。
 自慰をしているが、此れだけ気持ちが良い事は今までには
無い、其れが叔母だから始末が悪かった。
でもそんな気は直ぐに消える、其れほど妙子の献身は見事、
瞬く間に翔馬が吼えて腰を浮かせ上で震えた。
ドクドクと出る精液を妙子は零さずにすべて飲み込んで最高な
顔で翔馬を見詰めている。

                 つづく・・・・。


























喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・2≫

 翌日、翔馬は学校でも落ち着かない、昨日の叔母の一言でだ。
夜八時過ぎ、言われるままに身体は既に叔母の離れの風呂小屋、
其の小窓の前で立っている。
すると時間を図った様に叔母が母屋から出て風呂場にと来た。
脱衣場まで見通しできる小窓、其処から見える光景は息を呑む
ほど凄過ぎる。
何気なく相手は衣服を脱ぎ素っ裸、三十一の肉体は翔馬に
とってこの世で初めて見る女性の姿、其れが小さな明かりの
下で浮いて見えるから心臓が飛び出る程暴れる。
 そんな事はお構いなしの妙子は、興味が在れば来るだろうと
其れくらいの思いで洗い場に立つ。
洗い場で懸り湯をし、小窓など見ないで湯船に入った。
 五月の夜、まだ多少冷たさが残る空気、其れに乗り湯けむりが
部屋を充満、その中で豊かな胸が半分湯から出ている姿を見て
仕舞う、百七十を超える背、背伸びしなくても見えた。
 それからがもう大変、叔母は洗い場の椅子に座ると体を洗い
始める、そのしぐさ総ての動きが翔馬を違う世界にと連れて行く。
既に股座の物は膨張極まりないくらい張っていた。
洗い場で叔母は丁寧に体を洗うと湯に浸る。
 十分過ぎると立上がりそのまま脱衣場に向かい、体を拭いて
浴衣に着替え、そうして何事もなかったように母屋にと消えた。
 「・・、・・」残された翔馬は息すら出来ない衝撃を浴び
突っ立ったまま動けなかった。
 何とか家に戻ると、部屋で先ほどの物凄い女の裸を見て来た
自分、未だに興奮は収まっていない。
その夜は何もすることは出来ない、したくなかった。
湯から上がる叔母の肌に湯珠が明かりに輝き揺れ落ちていた、
其れを今鮮明に蘇っている。
本当に最高な場面を見る事が出来たのだ。
 二日後、翔馬が学校から戻ると、家に叔母が居た。
「おう~戻ったか、学校如何・・」「変わらんが・・」
「お前、このまま地元に居るんかね」
「考えておらんが、望んでも無理な事は考えないが・・」
「ま~馬鹿垂れが大阪でも広島でも行けや、大学じゃぞ」
「ええ~、出来んじゃろう内じゃ」「其処を何とかしんさいや、
アルバイトすれば何とか出来るじゃろうがね」
「そうだけど・・」「じゃ、其処を考えて勉強じゃのう」
「叔母さん・・」「姉さんにはわしからも頼みこんでやるけ~、
そうしんさいや、勉強せんと行けんぞ」嗾けられる。
先日の姿は衣服で隠されて見る事は出来ないがちゃっかり脳裏
には刻んでいた。
 「ま~妙子嗾けんさんなや・・」「行けるじゃろうがね、無理なら
多少は助けるけ~」「え~お前」「翔馬をこのまま田舎に燻らさせる
のが勿体ないがね」「でも・・」「入学金と部屋代だけじゃろうが」
「そうなるが」「じゃ助ける」「妙子・・」「翔馬、勉強しんさいや」
そう言われる。
部屋に入るが先ほどの話しよりあの姿が勝り、消えてくれない。
 「おい、今夜わしの家に来んさい夕飯食べさせる」「え・・」
「六時過ぎじゃぞ」返事を待たずに部屋を覗いた後帰られる。
 「おふくろ・・」「聞いたが、妙子余程お前が可愛いのかね,
赤子から子守した所為か未だにお前が気に為るといんさる」
「・・、・・」「大学行けるなら考えるけ~」「ええ~・・」
「良いから勉強」「今夜来いと・・」「聞いているけ~」
そう返事された。
 叔母の家にはおじさんが居た、挨拶をして食事を頂く、
今夜はご機嫌なおじさん、いつに無く翔馬を相手に話をされた。
「お父ちゃんは他所で悪い事しんさった後は何時もこうじゃね」
「おいおい、翔馬の前だぞ」「だからじゃが、良いか、こんな男に
為りんさんなや」「お前・・」「あはっ、顔に出る男は嘘が
つけんが・・」「・・、・・」
 食事を早々と終えると、「風呂に入る」おじさんが行かれる。
「良いね、あんな男には為るな」「えっ、良いおじさんだが・・」
「じゃ、お前に魅せようかね、あいつは今夜必ずわしを抱くけ~、
外で悪さした後必ず」「・・、・・」
「良いね、今夜お父ちゃんが風呂から上がれば挨拶して一度家を
出んさい、帰るな其の後納戸の縁側で居るんだ」「え・・」
「良いな男の姿見せちゃる、其れも情けない姿じゃぞ、そんな男
には為りんさんなや」「お、叔母さん・・」
「良いね、音を立てるな、網戸だけにしておくから見える」
「叔母さん・・」「早いし、自分勝手なセックスを見んさい・・」
とんでもない事を言われる。
 だが其れが嘘じゃない、翔馬は言われるまま一度挨拶をして
からおばの家を出た。
そして一度は立止まり戸惑うが好奇心に負け、なんと翔馬は
本当に家の裏庭を歩いて、納戸の縁側に来ているのだ。
すると布団が敷かれたところにおじさんが倒れ込んで大きな声
で妙子~と呼ばれる。
嫌嫌な振りして叔母が部屋に来ると引っ張り込んで布団の上に
転がされる。
 其れからは口には言えないほど驚く翔馬、生まれて初めて男女
の抱き合いを此れから見るのだと思うだけで心臓が暴れる。
そんな中、叔母が嫌がる姿を羽交い絞め、忙しく衣服を脱がすと
馬乗り、其れで叔母が、「もう~いつもこうなんだから、たまには
違うやり方しんさいや・・」「待てんが、行くぞ・・」
腰を一突きすると豪快の腰突き入れるおじさん、其れがまともに
縁側から丸見え、叔母が見易いようにされたか真横から見えた。
 だがだがそこからが・・、数度叔母の変な呻き声が聞こえた
かと思うと・・、「く~溜まらんが~行くぞ~妙子・・」
「・・、・・」叔母の腕は伸切り、おじさんの体にくっついて
いない、その姿で猛烈に動くおじさんの体は終焉にと突進、
瞬く間に行いの終わり、おじさんは腹を大きく動かして横に
ずれて居られる。
 「相変わらずね、あんたは自分さえ良ければ其れで良いんだ
から、女はそうじゃない事ぐらい知りんさいや、どうせ外で女を
抱いても同じことする嘆かわしい、相手に済まないわ・・」
「おいおい、言い過ぎだぞ・・」
「フン、だからあんたを勝手に泳がせている、そんな行為じゃ
相手の女性は縋り付きんさらんだろうね」
捨てセリフを言いながら衣服を集めて部屋を出られる。
 「おい・・」「風呂じゃ・・」一言いい放ち姿は消える。
 「自分の女房に愛撫など出来るか、他じゃしているが・・」
そんなおじさんの声を聴きながら翔馬は縁側から離れた。
 「翔馬、明日は土曜日じゃろう」「・・、うん・・」
「帰りにあのサイロに来んさい」「・・、・・」
返事の代わり手を振り翔馬は庭を出た。

つづく・・・・。
 















 






★初稿★喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・初回 ≫

 平成十九年、五月、井上翔馬二十六歳は、愛車でひた走る。

一年前に嫌嫌戻った里に向かって・・、其処には良い思い出など

皆目無かった。

有るのは苦労していた母の最期の寝顔、手を合わすが既に親孝行

したくても、其れが出来ない身、一筋の光明は母を何とか呼び寄せ

てと考えていたが、募る思いと裏腹に現実はそう甘く無い。

 打ちひしがれたあの一年前の一週間は未だに翔馬をあの場面

から逃がしてはくれて居なかった。

大学は出たものの大した大学じゃ無いし、其れに既に翔馬は自分

の力を嫌ほど知らされている。

其れで大学二年生から仲間と外れ一人アルバイトに精を出て来た。

其れも何もかも母の為にと・・、だが、そのアルバイトを始めてから

間が無い内に、里から電話が来ていたのだ。

 「佳恵さんがのう、ガンじゃと・・」叔母さんの一言で翔馬はその場

にへたり込んでしまう、其れほど母の事を思う翔馬を知る叔母の

妙子は次の言葉が出せない、そんな事情で翔馬は今里に向かい

戻っているのだ。

 「叔母さん・・」「おう~戻りんさったか、喜びんさるぞ」

そう言って迎えられる。

 此処は島根県邑南町、広島県の県境、其処に里が在る。

「墓参りしんさいや・・」「うん・・」

電話で知らせているから待ってくれて居た叔母。

姿かたちは母に似ているが、中身が全く正反対、叔母は世の中の

事を夢の中だと言っていた。

高校生の時それを聞いた翔馬は呆れる程母とは考え方が違うんだ

と知る。

だが、この里での思い出と出来事は母じゃ無かった。

ほとんどが叔母、其処には人に言えない事も有る、総てがそうだと

言い切れないが大事な事はそう、其れほど翔馬は叔母からの影響、

考え方が決まっていた。

時々母から怒られるがしょうがない妹ねと最後はそう言う。

そんな中で大事な時期、此処で暮らして来た翔馬には色々な思出

が詰まる谷と今ではなっている。

 墓参りを一時間で戻ると、「お前今後の事を話したいが・・」

「うん、夜来て・・」「そうするか」叔母とはそれだけも話で済む。

その夜、夕食を食べさせるために叔母が来てくれ、

其処は頼まなくてもそうなる。

 夕食が終わると、今度は叔母とビ‐ルを飲みながら話が始まった。

「じゃ、何か、お前は決まった職業には未だ就いていないんかね」

「そうなるかなでも仕事はして来た」「どんな仕事じゃ、教えてくれん

さいや・・」「叔母ちゃん、中身は言いたくないけど・・」

「ええ、其処を言わんと行けんじゃろうが、わしは知らんからな」

「だから知らん方がええけ~」「訛り多少は身に付いて離れんな」

「いえるが・・」互いに笑う。

「でもね、その仕事が出来たんは叔母ちゃんの御陰かな・・」

「わしの、何でじゃ・・」「其処は・・」

「いんさいや、何でも話してきたろうがね・・」「そうだけど・・」

詰め寄られても翔馬に其処だけは言えなかった。

「まええか、そんで此処に居れるんか・・」

「それも考えているが、まだ決められん」

「じゃ、何か在れば居るんかね」「そうなるかも・・」

「そっか、ま~谷に居ても何もする事が無いけ~、田仕事もろくに

出来んじゃろう」「いえるね・・」そんな会話をする。

 「そんであそこはどうなった、鍛えた成果有ったか・・」

「・・、そうなるかな・・」「何じゃお前歯切れが悪いが」

「其処もな良い事も悪い事も有るがな」「悪い事有るのか・・」

「うん、相手が・・」「相手、何でじゃ喜びんさろうがね」

「それが悪い方に・・」「あ、じゃじゃ相手が嵌込みんさったか」

「其処も有る」「なんと、じゃ相当良い事じゃ、此れからもなんぼでも

しんさい」「ええ~・・、此処でか・・」

「此処も年寄りばかりじゃが若いもんも熟れた女も居りんさる」

「あはっ、言ううが・・」叔母とはこんな話が出来る間柄、

翔馬が男に為れたのも叔母の御陰だった。


 平成九年五月、翔馬が高校一年生の時自転車で戻る中、

通りかかった叔母の家のサイロ(牛草を集めて冬用に蓄える)

その仕事場で横たえる叔母を見て仕舞う。

当時叔母は三十一歳、嫁に行かれ六年経った時期だった。

サイロは草を集めてコンクリ-トの円筒を地下に埋めて、

其処に草を入れ踏んで固めて入れる。

その仕事をする間相当な労力が要る、叔母も汗をかいて

横たえて居た。

 「・・、・・」何気なく自転車を降り翔馬は其処に立つ、

横たえる女性は紛れもない女、叔母とは忘れ翔馬は横にへたり

込んで、ジックリと熟れた女性のラインを見詰める。

くびれた腰回りや汗で衣服にこびりつく胸の大きさ、

脚を見ればふくよかな腿から伸びる脚、

首は汗で光、板塀の割目から光が差し込んでいる。

何もかもが翔馬にとって衝撃的、本当に無我夢中で叔母の体を

見詰めていたのだ。

 だがだがその間が長過ぎた、叔母の目が少し開いてしまう。

「・・、うん、ま~翔馬・・、何で用事か・・」

「・・、・・」「翔馬・・」「・・、・・」

返事など出来ないくらいのぼせ上がる翔馬、其れを半身起こして

みる妙子、お互いが無言の時を刻んで行く。

産まれた時から妙子は翔馬の子守をしている身、誰よりも可愛い。

 「どが~したん、何で此処に・・」「帰り道で見かけたけ~」

「え、じゃ何時から居るんか・・」「三十分」「え~お前・・」

そこで寝姿を見られたと知る。

「阿保じゃのう、三十分何していた」「叔母さんを見ていた」

「・・、・・」妙子はもう声が出ないほど困惑する。

子供じゃない、可愛い翔馬が此処で三十分、自分の寝姿を見たと

聞くと・・。

「お前、ま~良いか年頃じゃけ~、でお前のアソコ上等じゃったが、

鍛えておるんか・・」「え・・、していないがするんか・・」

「大人になると其れがものをゆうぞ、今のうちに鍛えんさいや」

「如何するん・・」「お前のあそこを扱け徹底的にするんだぞ、

生半可じゃ駄目だ、特に翔馬は立派な物だ、其れを使う前から

きたえんさいや」「叔母さん・・」「良いね、其れが出来ないと、

お前は男の中でも普通の部類に為る、其れが嫌なら血が出る

まで扱きんさい」「ええ~・・」「嫌ならするな其処は無理と思う

なら自然のままで良いじゃないか、でも女を見てやりたいと思う

なら、其処は別、持っているものが良い物なら女が逃げないぞ」

「えっ・・」「そうなろうがね、いい気持ちさせてくれるならどう思う」

「・・、・・」「だから、こんな叔母の体見詰めるだけで

終わるならそれでよしじゃが、先を望むなら鍛えんさいや・・」

「如何するん・・」「お前の仲間に聞いたらええが、あいつら相当

その方面で進んでおるぞ」「えっ・・」

「未だだがのう,靖代さんの子供達之は相当女の尻を追いかけ

ておりんさろう、笑うぐらいになでも中々出来ていないと聞いた、

そんな場合はどでかい方がええけ~、其れで妙子は翔馬に鍛え

ろと言ったがね」「叔母さん・・」

「良いな勉強も大事だがアソコも行く行くは大事に為ろう、其れは

お前には理解出来んだろうが、大人になればわしが言った事が

理解出来るよ」「叔母さん・・」

「さ、帰りんさい、明日の晩八時過ぎににきんさいや、家の中には

入るな風呂場を覗け、良いね、もう帰れ」

そう言われ其処をれ逃げる様に出た。

 自分の部屋に走り込んで、先ほどの叔母の話を思い出す。

部屋には唯一健太から譲り受けたエロ雑誌、其れを押入れから

取り出して読みふける。

 気が付いた時は母からの大声、夕飯だと聞くまで部屋に居た。

 夕食が終わるとまた部屋、其処で特集が有るのを見る、

健太が参考に為ると渡された雑誌、男の持ち物の鍛え方特集、

其れを嫌ほどと見返す翔馬が其処に居る。


          つづく・・・・。




















喜淫小説壱百弾≪ 祖獣の覚醒・・終節 ≫

 その夜は本当に蒸し暑く、二人の会話は途絶え、挙句に冴美は
言葉が少なくなっていた。
 寝る、一言言って雅満専用の部屋に入る。
此処も僅かだが、人生を刻む大事な場所となったと、感慨深げに
見回す。ベットに入るも寝付かれない、車で戻っているから寝れる
と思えたが現実はそうじゃない。ますます目が冴え渡り、
部屋の中を見詰めていた。
 だが、其れも束の間、何時しか深い眠りの中に嵌り込んで行く。
 「うん・・」何か気配を感じて、雅満は目を開けた、
だがそれがどうなっているのかも判らない、時間を費やして漸く
此処は羽曳野の家だとだが未だ有った。
なんと雅満は裸にさせられているのだ其処は驚いた、直ぐに半身
起こして何が何かと見た.。
 「・・、ええ~さ・え・み、何々裸じゃないか、なんとおい、
ああ~こら~辞めろ阿呆、止めんさいや・・」
驚く筈互いが素っ裸、其れにも驚いたが、しがみついて来る冴美
には驚愕させられた。
 「お兄ちゃん、何度も考えたけど、此れしか無い」
「此れしかとは、おい、話が先だ、何でこんな事、男と女だぞ、
よせ話を聞くがなな、冴美~」「お兄ちゃんのままでえいやんか、
でも其れでも駄目ならこうするしかないと・・」
「え・・、意味が・・」「確りと聞いててよ」「ああ・・」
「じゃ此れから話すね・・」今度は寝床で冴美が話を始めた。
話の中身が真信じられない、冴美は考えた挙句と言いながら
最後は大好きな兄だと断言する。
 「冴美・・」「だからね、兄弟が駄目なら、お兄ちゃんと結婚
したらいいや」「うげ~何々・・」
「だからこのまま続けようよ、もう冴美はお兄ちゃんなしじゃ嫌やし」
「お前・・」「最初はね、血が繋がるから其処は無理と何度も
言い聞かせたやん、でも、メ-ルが来る度お兄ちゃんが脳裏に
浮かんで来るの其れで、戻るとあの話でしょうが、もう冴美は先が
真っ暗、其れで、今まで考えてたの、そうすると簡単、このまま
続けるには結婚よ、そうなると誰も文句はないやんか、其れに
決めた、無論、お兄ちゃんの女渡は承諾する」「承諾・・」
「其処は別口、句切る」「くぎるって、じゃ何か冴美と僕は・・」
「関係はこのままよ、抱いてくれなくてもいい、でも夫婦とする」
「お前・・」「だって、こうでもしないとややこしいやんか、今更
血が繋がってないなど、卑怯」「卑怯だと・・」
「そうやんか、お兄ちゃんと引き離されるなんて考えても居ない、
だから続行・・」「冴美・・」
「ねね、今まで以上に二人は繋がろう、里もあの谷も完成までは
頑張ってお金はそのまま使えばいいやんか、足りないなら冴美
の分有るし、今ね半分ほど増えて居るよ」
「え、半分って、二億有るだろうが・・」「その半分増えた」
「なんと・・、まじか冴美凄いぞ、如何したんだ・・」
「今ね、中国じゃ無くて、ベトナム・・」「それが・・」
「其処に入り込む日本の会社」「そんで・・」「それが増資・・」
「あ・・、そこか・・」「何とか調べ尽くして有るかなと命中よ」
「く~遣るじゃん、無理するなよ」「其処は言いつけなん・・」
「え・・」「そうなら、本気で聞く・・」「お前・・」
「ねね、だから名目上は夫婦、いいや現実もれっきとした夫婦、
あんた・・」「あんた・・」「お兄ちゃんの方が良い・・」
「おいおい・・」「此れからもそう呼ぶし」「おいおい・・」
 大胆で頭が切れる冴美、決断も雅満を遥かに超えていた。
しかも見事過ぎる体つきは、今まで抱いて来た女性には居ない、
強いて言うならあの東広島の奥様と其処の娘、真咲さん、どれも
甲乙つけがたい美しい体だった。
「ねね、田舎でするほど強くなくてもいいから、此れから時々冴美
を抱いてね」「おい、正気か・・」「正気だからこうなる結論じゃ
ないね、今までの事を水に流すほど愚かじゃ在りませんよだ、
冴美はお兄ちゃんが大好きになっていたの」「・・、・・」
そこまで言われれば、もう雅満と手血が繋がらないほうが良い
何度なと何度も思ってきている建前、この展開は有りと思えた。
 「もう一度聞くが、其れは本当か・・」「本当よ、だって傍に
居たいやんか、其れが答えなの・・」「じゃ抱くぞ」
「嫌だ、夫婦でしょうが、その言葉要らないと思うけど」
「冴美・・」「なあに・・」「綺麗だ・・」
「馬鹿ね、抱いて味わいなさい、但し、初物じゃないよ」
「うん・・」「良いわ、抱いて楽しんで、冴美受けるし、セックス
余り上手くないけど良いよね」「良いとも、均す・・」
「ま~じゃじゃ、記念に・・」そこから抱き付いて震える雅美、
夢にしか浮かんでこなかった美体、其れが現実に雅満に
縋りついて震えているのだ。
 流石にこの展開だけは読めて居ない、本当に最高の結末だと、
吠えたい衝動を抑え、その分冴美を確りと抱き締める。
相手は気が許せる相棒、そうなると心底雅満は冴美を抱いて
みようと決めた。
此れが本当なら、正しく正夢、其処から二人が歩く道はたとえ
茨でもなんのその、出来ると思えた。
 一時間半の長丁場、漸く相手がくたばり、ベットから落ちたまま
其処で震え飛び跳ねる美しい肉体、生涯忘れないだろうと思える
程感動する。
 受け切った冴美は如何か、其処は言わずと知れた奥境地、
極上過ぎる男の愛撫から最後まで体は慄き乍ら受けてくれた。
持ち主の冴美は何度も泣きじゃくり、お兄ちゃん~と叫んでは
飛び切らされ、其れが凄いのなんのって、今まで三人の男に
抱かれた身が嘘のようにはじけ飛ぶ、信じられない境地に
凄まじい喜悦に連れられて飛びきった。
最高最高と心で叫び、口じゃお兄ちゃんと変化する叫び、
冴美はこれで良い、いいやこのほうが途轍もなく良いと自分の
心と体がそう答えを出してくれていた。
 漸く我に返れた冴美、床で横たわりながらわが身を擦り、
良かったねと囁いている。
「冴美・・」「なあに・・」「良いのか・・」
「え、もう怒るし、今更何よ良いに決まっているじゃん、お兄ちゃん
は流で抱いたん」「ううん、ほんき・・」
「じゃ、それでいいじゃん、流は大事だけど流されてへんから良い」
「そうか・・」「そんでね、もう一度抱いてや・・」
「もう一度だけか・・」「え、もう意地悪やな冴美はお兄ちゃん
次第よ、なんぼでもかまへん、でも子供が欲しいから其処は良い
でしょう。出来たら誰も文句は言わせない跡取り」「うひゃ~」
「何よ、逃げるん」「ううん、何時でも付いて歩きたい」
「反対や、冴美が従う」「じゃ、お互い前と後ろに居ろうか」
「お兄ちゃん最高よ、早く抱いて・・」「ええ~・・」
強欲な女性は此処にも健在、呆れるが雅満は床に向かい突進。

 思えばこんな事も何もかもが、あの弁護士が現れてからの事、
しかもとんでもない話に、驚愕しつつ、有るのかと疑うが、
有って欲しいと願う我が心、当時は最低な生活、其処で妹が居る
事と、遺産が有る事、そうしてそれからが、今この姿、有り得ない、
嘘だろうと思いつつ夢で合って欲しくないと願う。
それが事実今こうして冴美と抱き合う雅満、そこにはあの今は血
が繋がらないと知るが、産まれた里でのおお婆ちゃんが、
こうして愛しい孫に雅満を宛がわれたのかとも思える、
いいやそう思いたいのが本音。
い 床で未だ余韻の喜びの呻きと声、雅満の手が体を擦ると跳ね
返り、一段と悶える姿、此れはあの余韻の仕業だともうと、
此れこそ、正しく冴美の為に旅で発掘した、極上の女性の境地、
其れを初回で相手は会得、いいや得られていた。
(最高、お婆ちゃん、感謝です、この子を何時までも大事にして
いきますね)心からそう思った。
 これから里とあの谷も、此れなら続けられる、擦る相手が未だ
悶える中で、本当にこれでよかったと初めて雅満は嬉しかった。
この事は早くあの谷の房子さんと、東広島の圭子さんには
知らせようと思う。
流で色んな人に出会えた、生まれた里は未だ何もしていない、
其処を何とかするのが雅満の今後に影響すると考える。
 何もかも、もう一度リセットし直して、谷や里の事を本格的に
考えようと心に決めた。
そうなると、横で居る冴美が愛おしくなり、一段と激しい愛撫を
敢行、受ける冴美が又も泣きじゃくる声が家の中をあわただしく
駆け回って行く・・。

           終わり・・・・。













喜淫小説壱百弾≪ 祖獣の覚醒・・41 ≫

 午後十時過ぎ、話し合いは終えるが、何も決まらず後日と為る。
雅満が中野の家に戻ると・・。「え~圭子さん・・」
驚いて叫んでしまう。
「何じゃこっちが驚くがねお前」「聞かれたんですか・・」
「あんたが家を出ると直ぐに紗月から電話が来て飛んできたが」
「・・、・・」本当にそんな様子、未だ息が整えておられず、
肩で息をされていた。
「聞いたが、其処は仕方が無かろう、でもなわしらとの出会は
別じゃ、そんな事で雅満を離さんぞ」「圭子さん、其処は」
「いんや~誰が何と言おうが、わしらは結束しているが今更
そんな遺産が無かったからと切れる縁じゃ無いぞ」
「圭子さん・・」「総て来る時、谷には知らせた、其処は何も
変わらんと言っておいたぞ」「圭子さん・・」
「心配しんさんなやわしが居る、旦那様も聞いて心配なさって
おられるが、他は変わりないと言えと・・」
「有難う、でも其処は僕が駄目」
「あんたな、此処は東広島の家を信じてな・・」
そういわれるが、嬉しい反面、雅満は其処まで甘える気は
更々無かった。
 既に心は生まれた家の事が解決出来れば大阪に戻り、
事実を冴美に話そうと決めていた。
「そんでな、奥様も心配せんで良いと伝えてと・・」
「有難いけど、事情が変わった、一人で考える」
「お前、そうは行かんぞ・・」「でも・・」
「デモもくったくれもないがね、わしらが居るじゃろうが、
お前は既に我が子同然」「圭子さん・・」
「なな、だからこのまま此処で計画は進めよう、頼むけ~」
「圭子さん・・」「其処はわしだけじゃないが、旦那様も
家に来いといんさっている、奥様も頷かれたぞ、其れでな
房子さんたちにも電話で事情を話した、其処は今まで通り
薦めろと」「良かった、でも金・・」
「其処はもう肩代わりしただろうがね、心配は要らんが」
「圭子さん・・」「良いから、後は事次第だが大阪に戻らんと
いけんね」「うん、此処が落ち着けばそうする」
肩を落とす雅満を抱きかかえ、圭子も少し顔が曇る。
其れを見た圭子の妹智代は姉の姿を本当の雅満の母の様に
さえ思えた。
 其処から、今までの事を詳しく説明を始める、相手と会って
からの中身は電話じゃ言えない部分が多い、
其れで圭子はここに来ていたのだ。
最後に、何かあれば自分で決めるな弁護士も居るからなと、
必ず如何なっても東広島には来いと約束させられた。
 だがあれ以来出家から何も話があるから来いとは聞かない、
先方も公正証書が出た事に慌てられたのか、二日待っても
お呼びが無いので大阪に雅満は一度帰る事にする。
 八月十日、お盆前の日、雅満は四か月半振りに羽曳野市に戻る。

「ひや~、お兄ちゃん、男顔やんか・・」「お兄ちゃんは止せ・・」
「だってそうなんだもん・・」「良いから、少し用事があるから出掛ける」
「ええ~、何処・・」しつこく聞かれるが、其れを振り切り、
雅満は駅前にと向かう。
 二時間を要して二か所訪ねた後、車が家の駐車場にと入る。
待ち侘びる冴美、玄関先で座り待っててくれた。
「阿保じゃ、此処で待たんでもええじゃろう」
「え・・、お兄ちゃん、其れって田舎の方言なん・・」
「あ、そうだな染まりそう」二人で大笑いする。
 夕方に為ると、冴美はお寿司を取ってくれて、再開を祝うんだと
はしゃぐ、その姿を見ると気が重かった。
 午後七時、未だ外はうす暗い、二人は食卓で大好きなお寿司を
雅満が食べるのを笑顔で見詰める冴美。
「うん、如何した・・」「ううん、懐かしいなと・・」そう返事される。
 食事が終わるとコ-ヒ-を飲みながら雅満は徐に話をし始める、
其れは広島での出来事のおさらいが先だった。
 「ま~メ-ルでは其処までよこさんし、凄いやんけ本当に凄いわ、
圭子さんは母みたいやね」「そうなんだ、本当に感謝している」
「でも、東広島の家凄いがね」「いえるわ、桁違いじゃ」
「それで奥さんと其処の家の娘さん、お兄ちゃん上出来じゃね」
「・・、・・」「もう、そこの話が聞きたいんねん、詳しく・・」
「其処は後でええやろ」「今が良いの・・」
そんな事を振り切り、早く話す本題に入りたかった。
「冴美、今から話す事は重大、録音してても良い」「録音、何でね」
「後々の為には其れが良いかも、そんだけ大事な話を今からする」
「大げさね、良いから何、田舎の事」「そう・・」「じゃ、聞く」
 四十分懸けて雅満が一人話を続ける。
「これな、今日整理して来た、通帳にはほとんどの金が入っている、
証券会社から証明書を貰って来ている。今まで使った分は僕が
働いて返すな、本当に夢のような日々だった、有難う」
「・・、・・」「僕は此処を出ないといけない、田舎がどうなるか
まだ決まってないが、住む家はあの谷には有る、里はこれからの
話し合いだが住める家じゃ無かった、倒れそうなあばら家・・」
苦笑いしながら、何とか其処までは話が出来た。
 「・・、・・」「何か言えや、黙り込んで・・」
「・・、だって、驚かすんだもん」「本当の事だぞ」
「でも、確定じゃ無いでしょうがね、お兄ちゃんがおお婆ちゃんの
息子の子じゃないと・・」「其処は調べんでもええが判るんだ、アソコ
に居並ぶ連中を見ると僕の血は此処だと判る、親父は精子が極端
に少ないと聞かされた、其れで、おお爺さんが他所の女を抱いた時、
身代わり種を春江に入れたと聞いているとも、しかも田舎は話した
通り、少ない金額だけど今じゃ僕には大金、其処も何とか考えない
と、其れで、いち早く冴美に知らせようと来たんだ」
「・・、・・」次第にうつむいて話を聞く冴美、信じられないと
何度も言うが、雅満の話の中身は其れすら受け入れ無い、真実は
驚きだけど、事実は事実、最後に言い放つ。
 昼過ぎの冴美の喜びの笑顔は何処えやら、午後九時過ぎには
その顔も様変わり、苦痛の様を呈していた。
 
         つづく・・・・。