★初稿★喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・初回 ≫

 平成十九年、五月、井上翔馬二十六歳は、愛車でひた走る。

一年前に嫌嫌戻った里に向かって・・、其処には良い思い出など

皆目無かった。

有るのは苦労していた母の最期の寝顔、手を合わすが既に親孝行

したくても、其れが出来ない身、一筋の光明は母を何とか呼び寄せ

てと考えていたが、募る思いと裏腹に現実はそう甘く無い。

 打ちひしがれたあの一年前の一週間は未だに翔馬をあの場面

から逃がしてはくれて居なかった。

大学は出たものの大した大学じゃ無いし、其れに既に翔馬は自分

の力を嫌ほど知らされている。

其れで大学二年生から仲間と外れ一人アルバイトに精を出て来た。

其れも何もかも母の為にと・・、だが、そのアルバイトを始めてから

間が無い内に、里から電話が来ていたのだ。

 「佳恵さんがのう、ガンじゃと・・」叔母さんの一言で翔馬はその場

にへたり込んでしまう、其れほど母の事を思う翔馬を知る叔母の

妙子は次の言葉が出せない、そんな事情で翔馬は今里に向かい

戻っているのだ。

 「叔母さん・・」「おう~戻りんさったか、喜びんさるぞ」

そう言って迎えられる。

 此処は島根県邑南町、広島県の県境、其処に里が在る。

「墓参りしんさいや・・」「うん・・」

電話で知らせているから待ってくれて居た叔母。

姿かたちは母に似ているが、中身が全く正反対、叔母は世の中の

事を夢の中だと言っていた。

高校生の時それを聞いた翔馬は呆れる程母とは考え方が違うんだ

と知る。

だが、この里での思い出と出来事は母じゃ無かった。

ほとんどが叔母、其処には人に言えない事も有る、総てがそうだと

言い切れないが大事な事はそう、其れほど翔馬は叔母からの影響、

考え方が決まっていた。

時々母から怒られるがしょうがない妹ねと最後はそう言う。

そんな中で大事な時期、此処で暮らして来た翔馬には色々な思出

が詰まる谷と今ではなっている。

 墓参りを一時間で戻ると、「お前今後の事を話したいが・・」

「うん、夜来て・・」「そうするか」叔母とはそれだけも話で済む。

その夜、夕食を食べさせるために叔母が来てくれ、

其処は頼まなくてもそうなる。

 夕食が終わると、今度は叔母とビ‐ルを飲みながら話が始まった。

「じゃ、何か、お前は決まった職業には未だ就いていないんかね」

「そうなるかなでも仕事はして来た」「どんな仕事じゃ、教えてくれん

さいや・・」「叔母ちゃん、中身は言いたくないけど・・」

「ええ、其処を言わんと行けんじゃろうが、わしは知らんからな」

「だから知らん方がええけ~」「訛り多少は身に付いて離れんな」

「いえるが・・」互いに笑う。

「でもね、その仕事が出来たんは叔母ちゃんの御陰かな・・」

「わしの、何でじゃ・・」「其処は・・」

「いんさいや、何でも話してきたろうがね・・」「そうだけど・・」

詰め寄られても翔馬に其処だけは言えなかった。

「まええか、そんで此処に居れるんか・・」

「それも考えているが、まだ決められん」

「じゃ、何か在れば居るんかね」「そうなるかも・・」

「そっか、ま~谷に居ても何もする事が無いけ~、田仕事もろくに

出来んじゃろう」「いえるね・・」そんな会話をする。

 「そんであそこはどうなった、鍛えた成果有ったか・・」

「・・、そうなるかな・・」「何じゃお前歯切れが悪いが」

「其処もな良い事も悪い事も有るがな」「悪い事有るのか・・」

「うん、相手が・・」「相手、何でじゃ喜びんさろうがね」

「それが悪い方に・・」「あ、じゃじゃ相手が嵌込みんさったか」

「其処も有る」「なんと、じゃ相当良い事じゃ、此れからもなんぼでも

しんさい」「ええ~・・、此処でか・・」

「此処も年寄りばかりじゃが若いもんも熟れた女も居りんさる」

「あはっ、言ううが・・」叔母とはこんな話が出来る間柄、

翔馬が男に為れたのも叔母の御陰だった。


 平成九年五月、翔馬が高校一年生の時自転車で戻る中、

通りかかった叔母の家のサイロ(牛草を集めて冬用に蓄える)

その仕事場で横たえる叔母を見て仕舞う。

当時叔母は三十一歳、嫁に行かれ六年経った時期だった。

サイロは草を集めてコンクリ-トの円筒を地下に埋めて、

其処に草を入れ踏んで固めて入れる。

その仕事をする間相当な労力が要る、叔母も汗をかいて

横たえて居た。

 「・・、・・」何気なく自転車を降り翔馬は其処に立つ、

横たえる女性は紛れもない女、叔母とは忘れ翔馬は横にへたり

込んで、ジックリと熟れた女性のラインを見詰める。

くびれた腰回りや汗で衣服にこびりつく胸の大きさ、

脚を見ればふくよかな腿から伸びる脚、

首は汗で光、板塀の割目から光が差し込んでいる。

何もかもが翔馬にとって衝撃的、本当に無我夢中で叔母の体を

見詰めていたのだ。

 だがだがその間が長過ぎた、叔母の目が少し開いてしまう。

「・・、うん、ま~翔馬・・、何で用事か・・」

「・・、・・」「翔馬・・」「・・、・・」

返事など出来ないくらいのぼせ上がる翔馬、其れを半身起こして

みる妙子、お互いが無言の時を刻んで行く。

産まれた時から妙子は翔馬の子守をしている身、誰よりも可愛い。

 「どが~したん、何で此処に・・」「帰り道で見かけたけ~」

「え、じゃ何時から居るんか・・」「三十分」「え~お前・・」

そこで寝姿を見られたと知る。

「阿保じゃのう、三十分何していた」「叔母さんを見ていた」

「・・、・・」妙子はもう声が出ないほど困惑する。

子供じゃない、可愛い翔馬が此処で三十分、自分の寝姿を見たと

聞くと・・。

「お前、ま~良いか年頃じゃけ~、でお前のアソコ上等じゃったが、

鍛えておるんか・・」「え・・、していないがするんか・・」

「大人になると其れがものをゆうぞ、今のうちに鍛えんさいや」

「如何するん・・」「お前のあそこを扱け徹底的にするんだぞ、

生半可じゃ駄目だ、特に翔馬は立派な物だ、其れを使う前から

きたえんさいや」「叔母さん・・」「良いね、其れが出来ないと、

お前は男の中でも普通の部類に為る、其れが嫌なら血が出る

まで扱きんさい」「ええ~・・」「嫌ならするな其処は無理と思う

なら自然のままで良いじゃないか、でも女を見てやりたいと思う

なら、其処は別、持っているものが良い物なら女が逃げないぞ」

「えっ・・」「そうなろうがね、いい気持ちさせてくれるならどう思う」

「・・、・・」「だから、こんな叔母の体見詰めるだけで

終わるならそれでよしじゃが、先を望むなら鍛えんさいや・・」

「如何するん・・」「お前の仲間に聞いたらええが、あいつら相当

その方面で進んでおるぞ」「えっ・・」

「未だだがのう,靖代さんの子供達之は相当女の尻を追いかけ

ておりんさろう、笑うぐらいになでも中々出来ていないと聞いた、

そんな場合はどでかい方がええけ~、其れで妙子は翔馬に鍛え

ろと言ったがね」「叔母さん・・」

「良いな勉強も大事だがアソコも行く行くは大事に為ろう、其れは

お前には理解出来んだろうが、大人になればわしが言った事が

理解出来るよ」「叔母さん・・」

「さ、帰りんさい、明日の晩八時過ぎににきんさいや、家の中には

入るな風呂場を覗け、良いね、もう帰れ」

そう言われ其処をれ逃げる様に出た。

 自分の部屋に走り込んで、先ほどの叔母の話を思い出す。

部屋には唯一健太から譲り受けたエロ雑誌、其れを押入れから

取り出して読みふける。

 気が付いた時は母からの大声、夕飯だと聞くまで部屋に居た。

 夕食が終わるとまた部屋、其処で特集が有るのを見る、

健太が参考に為ると渡された雑誌、男の持ち物の鍛え方特集、

其れを嫌ほどと見返す翔馬が其処に居る。


          つづく・・・・。




















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