喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・28 ≫

 快適な日々は翔馬を元気づける、その証拠にアソコの元気さは
相変わらずだが、此処では金をもらうための努力は加味していない、
その分芯から楽しめている。
 佐代子は大胆その者、受ける様は狂気じみてはいるが、其処が男
にはたまらなく良い姿、次第に喜悦を味わう程に上達して来た。
其処は特別に翔馬が色々な姿で攻め尽くすからそうなるのか、
日毎抱かれる度に何かを発見してくれる。
何もかもが良い状態だが、里で其ればかりしている訳には行かない、
此処で暮らすなら何かをしてみたいとは思えるが、いかんせん子供
の時以来だから、現状が把握できていないのだ。
妙子さんは暫くのんびりしんさいと笑われるが,やがて七月に為ると
大阪からくると聞いているし、何かを見つけないと心の中で焦った。
 六月の三十日午前、一人で梅雨空の下で縁側に座っていた。
其処に見慣れない軽が庭に入ってくる。
「・・、・・」見た事も無い女性が降りられて頭を下げられた。
「あのう、翔馬さんですか・・」「そうですが、どなたでしょうか・・」
「私はこの先の日向に住む早苗と言います」「はい、何か・・」
「ご相談が在ってきました」年は三十半ばか、知らない女性、しかも
慌てている様子にただ事ではないと察した。
「上がりませんか・・」素直に応じられる。
 「ま~素敵なお部屋だ事、噂は本当なんだ」「噂ですか・・」
「あ、御免なさいね、此処は狭い田舎でしょうがね、直ぐに変化が
在れば広がるけ~」「いえますね、所で相談とは・・」
「早苗を仲間に入れて欲しいと・・」「仲間、なんのでしょうか・・」
「そっか、いきなりじゃ無理よね」「え・・」
意味が読めずに翔馬は驚いた。
「実は・・」そこから早苗さんの話を聞く羽目に為ってしまう。
 「ええ~じゃじゃ・・、なんと睦子さんと知り合いですか・・」
「お友達なんです、娘が同い年ですから・・」「あ・・」
「そんでね、早苗が今困っているから、話したのよ、すると助けようかと
いんさる」「何か・・」「ハイ、息子がバイク事故、其れが対物損に
入っていないから、焦っているんです」「じゃ、事故の中身・・」
そこから詳しく聞く羽目に為る。
 「では相手はもバイク、転倒して足を・・」「骨折ですの」
「・・、・・」「それで今病院ですが、なんせ田舎だし其れに金も家には
無い、信金で借りようとしてもなかなかですの」「・・、・・」
「お願いです、何とか聞いてくれませんか・・」
「お聞きしています、でおおよそどれくらいお金が要るんでしょうか」
「入院費と賠償金」「そうなりますよね」そんな話をする。
でそんな話をしていると、其処に諮った様に睦子が家に来る。
 「あんた、お願い早苗困っている」「聞いたが、如何すれば良い」
「何とか貸してあげてください、私が保証人になるけ~」
「其処までは良いが幾ら・・」「入院費をとりあえず」「だな・・」
「賠償金は・・」「知らない仲じゃないけ~、なんとでも話をつける」
「え・・」「そう、同じ谷の人、其れで話が内に来たけ」
「そうか、じゃとりあえず入院費じゃね」「そうなるけ」
「良いよ、早苗さん、其の病院は何処ですか」「大朝じゃけ・・」
「では明日にでも伺いましょうか」「あんた助けてくれんさるんか・・」
「睦子さんの顔を見たらそうなるね」翔馬は苦笑いする。
「ねね、良いでしょう」「睦ちゃん有難う泣ける」
「もう馬鹿ね、私じゃないけ、翔馬さんによ」
「だね、本当に有難うございます」「じゃ明日昼前に行きましょう」
「そうして、家は教えておくね、早苗ちゃん、頑張りんさいよ」
「睦ちゃん、有難う」抱き付いて泣かれる。
 一時間後、相手は帰られるが、帰る前何度もお礼を言われる。
 「ふ~驚いたぞ・・」「御免、にっちもさっちもいかんけ~、そんで
話したんよ」「良いけど・・」「ねね、此れからも色々有るよ」
「ええ~何が・・」「あんたを頼りに人が来る」
「おいおい、冗談じゃ無いぞ」「ううん、必ずそうなる、此処はそうなると
見ている」「睦子・・」「おばちゃんに言われたんだけ~」
「ええ、嘘じゃろう」「睦子が一人で勝手にはせんけ~」
「ああ~じゃ妙子さんか・・」「そう、話せと背中押された」
呆れかえり言葉が其処から出なかった。
 夕方その張本人が家にと来られた。
「妙子さん・・」「聞いたか、御免のう、めんこい女子じゃろうが・・」
「其処は別・・」「別には為らんけ、其処じゃろうが・・」
「ええ~・・」「阿保じゃね、此処は極楽にしんさいや、わしが居る
限り悪いようにはせんぞ」「妙子さん・・」
「なな、あいつも如何かな、仲間」「え、じゃ妙子さんその積りで・・」
「ほかに有るんか、金貸しじゃあるまいし,利子は取りんさるなや
ややこしく成る」「うんそれはしないが、幾らくらいに為るかな・・」
「入院費は十五万くらいじゃろう」「それだけ・・」
「骨折じゃ、型を当てれば戻れるが・・」「・・、・・」
呆れかえり顔を見た。
「そんでな、慰謝料じゃが、わしに任せてくれんか・・」「良いけど」
「ようし決まりじゃな」「でも相手・・」「心配せんでええけ~」
「心配するわ」そんなやり取りをしていた。
 翌朝、翔馬は聞いた家にと向かう、日向は広島に向かう道筋で、
直ぐに行ける近い場所、庭に出て待たれていた。
「あんたが井上の息子かね」「ハイ・・」
「そうか、良い男に為りんさったな・・」
この家の婆様が庭でそう言われる。
「じゃお母ちゃん行く」「うん、よう有難うといんさいや、誰が助けて
くれんさる」「判っている」早苗さんは翔馬の車に乗り込まれる。
 「ふ~助かった」大きく息をされた。
大朝は三坂峠を過ぎると直ぐそこ広島県だが、ここ等は大朝に出る。
其処は広島から浜田までの高速道路のインタ-も有るし、ス-パ-
も有る、近所界隈からはほとんどが大朝に出ていると聞いていた。
車内で色々な世間話を聞かされながら病院に到着、
翔馬は待合室で待っていた。
 「あのう・・」「あ、ハイ」「此処ではなんですから部屋に・・」
「ハイ」事故の相手の母親だろうか、翔馬を連れて病室に入られた。
 入ると大変だったねと寝ている若者に告げる。
「じゃ、この方が、早苗さん無理しんさんなや・・」
「入院費は別、其処はこっちがカーブで右側を走るから衝突ですけ~」
「そうだけど・・」「だから慰謝料も払うね」
「・・、其処だけど内緒にして貰えんかのう」「え・・」
「あのな・・」そこから驚くの前でとんでもない話を聞かされた。
 「え、ま~じゃ免許を取りに行っている最中にか、では優ちゃん」
「うん、そんでな、警察は駄目と思って」「そう、じゃ治ると通えるね」
「良いのかおばさん、警察」「内緒で良いじゃろうが、此処はお互い
様じゃけ」「でもその人・・」「其処も任せてくれんさいや、でもバイク
如何したん・・」「それが、いとこの健司のもんじゃけ」
「あらら、じゃ修理できるんか・・」「怒られたが」苦笑いする。
「でも本当に知り合いでよかったけ~、警察にばれる免許取れなく
なると・・」「だね、じゃ後はお母さんと話するけ~」
「頼みます、あのう・・」「翔馬と呼んでください」
「翔馬さん、そんな事ですので宜しくお願いします、警察にも・・」
「はい、承知しました、早く治しんさいや」「一週間で帰るけ」
「頑張りんさい」「ハイ・・」そんな話を部屋でする。
 廊下に出ると、母親が何度も頭を下げられるから困る、
相手も相手だが、慰謝料などもたかが知れているとにらんだ。
受け付で退院までの費用を聞いてその場で納める。
何度も済みませんと両方から言われ流石に翔馬も面食らった。
 「ふ~、良かった相手も相手だし、こっちもこっちじゃね」
早苗さんが来る時の貌とまるで正反対、明るい顔をされるのを見ると
意外と整った顔に驚かされた。
 三十分で戻れたが家に上がれと懇願されたが、
今日はこれでと翔馬は逃げる様に帰った。
 夕方電話で聞かれたのか経緯を妙子さんが笑いながら家に来て
言われる。
「あのね、何でもかんでも持ち込まないで下さいよ」
「ええ・・、じゃ静かな方が良いのけ」「ああ・・」
「阿保くさ、田舎じゃ賑やかな方がええけのう」「呆れるが・・」
「確か相手は圭子さんだったな、長い事見んが綺麗じゃっつろう」
「其処か全く・・」「返事は・・」
「ああ、綺麗な人だったが、早苗さんも負けて居なかったな」
「おう、そうかそうか」「妙子さん・・」「はいはい、飯じゃのう」
 田舎に戻り今じゃ母親代わり、家をほったらかしで来てくれ、
三度に一度は此処でおじさんも来て晩酌相手する。
この家がきれいだし風呂も入れるから良いと言われ、
今じゃ三日に一度顔を出されていた。

        つづく・・・・。




























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