喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・30 ≫

 何もかもが此処では新鮮、中学まではいたが、其処は世間を見る
目など皆目無い、だが今はそうじゃ無かった。
見渡す限り、此処には人が放つため息の渦と思える。
都会ではそうじゃないが、此処は既に青息吐息、そんな感じがする。
投げやりじゃないが、其処は説明できない部分、何でと思うが今どう
しようもない諦めが芽生えだしていると思えば察しがついて来る。
日本各地にはこんな場所が幾らでもある、五十年前は考えられない
事だが、今現実を見るとそう見えてしまう。
都会に近い町や土地などそれ相応の値段が在る、だがここじゃ二束
三文の土地が既に原始林と化す前兆。
遣る瀬無い気持ちが翔馬を襲う。
 町に出て本を買おうとするがここでも無残、雑誌や売れる小説しか
見当たらない、其処で欲しい本を探そうにも無いのだ。
戻るとPCで検索して必要な参考書を数冊買う事に為る参考書。
 七月十四日、梅雨が明けると今度は猛暑、この盆地は其処が
酷過ぎる、息すら出来ないほど熱い空気、そんな中でも生きて行か
ねば為らなかった。
 「暑いのう・・」「大阪に行くけど良いか・・」
「行けや、何時戻りんさる」「一週間かな」
そう妙子さんに伝えて車に乗る。
 家を出て広島に向かう道に入る、「え・・、ああ~・・」
目の前に歩く人に見覚えが在った。
「あ、早苗さん」「ま~翔馬さんじゃないかね、何処にいきんさる」
「大阪・・」「あらら、良いね、気を付けてね」「送ろうか・・」
「あはっツ橋を渡ると直ぐじゃ」「でも送りたい」
「あらら、じゃ甘えようかね、なんと良い車じゃね」
あの交通事故を起こされた相手だった。
 川を渡るとすぐ家に到着、上がれと言われ行くと翔馬が言ううが
許しては貰えなかった。
其処にはあのバイクの金が物を言う.仕方なしで早くも休憩となる。
「達之が喜んでな、もう新しく買ったバイクに乗りたいと今合宿じゃ」
「合宿・・」「早く取りたいと浜田でのう」「ああ、じゃ宿舎かね」
「ええ、そんでな昨日電話が来てあと数日と」「ほう良いね」
そんな会話を縁側でする。
「此処は涼しいけ」「風じゃろう、川を伝う風が来る、あんた忙しいか」
「大阪に行くだけだけど・・」「じゃ、休んでいきんさいや」
「ええ、出たばかりじゃ」「そんでも休みんさい」「早苗さん・・」
「あんたの話は聞いたけ、妙子さんが偉い誉めんさる、そんで他所
でも噂がちらほら聞こえるけ~」「ええ・・どんな」
「其処は色々じゃ」「いろいろだけあるん」
「おおありじゃ、こんな田舎じゃ噂も少ないけ~」笑われる。
「早苗さん若いね」「そう、ここ等で三十代は数えるしか居らんが」
「三十代ですか・・」「ま~、四十過ぎに見えるんか、化粧もせんと
そうなるかね」「いんや~、若い」「じゃ権利在るね」「権利・・」
「そう、あんたには世話になっている身うちじゃろう、バイクの金も
入院費も世話になったが」「其処は別」
「いいや、別には出来んがね、若者は少ないけ、其れで妙子さんが
嗾けんさる」「嗾けるって・・」「あんたを摘ままんかといんさった」
「あはっ、あの人には敵わんが・・」翔馬も苦笑いした。
「おうでも無いぞ、圭子さんはな、そんでもええといんさる」
「ええ~・・」「驚きんさんなや、わしも相手出来るんならええと
言ったがね」「うへ~まじ・・」「嘘じゃないが、世話になった
相手じゃろう、こんな醜い体でも求めんさるならと」
「笑い話でしょうが」「あそこじゃそうだったが、今は如何かな」
「え、早苗さん・・」「わしらは既に人生の見切りをつけている、
息子がどうなるか先行きを見たら、其処からもう終わりじゃね」
「そんな、まだ先が在る」「もう見えんのじゃ、此処じゃね、誰も
そういんさる」「・・、・・」
そう聞くと返答が出来ないくらい当たっていた。
 「じゃじゃ、夢が見れるようにしんさいや、僕も手伝うし・・」
「翔馬さん、あんた」「そうじゃろう妙子さんからも言われているし、
僕は知れているけど出来る事はする」「翔馬さん・・」
「だから頑張ろう」「翔馬・・さんあんた・・」
「さてと、行こうかな・・」「・・、待って、まだ話があるけ」
「え・・」「ねね、此れからの事如何すれば良いかね」
「其処か、重大問題じゃが、其れではとは言えんが、考える間が
欲しいけ」「では考えてくれんさるんか」「僕並じゃが」
「そんでええけ、ねね頼むけ~あんた・・」真顔で迫られた。
 まだ暑い最中、翔馬は動くのが苦痛と考えた。
「スイカでも食べようかね」「良いですね、頂く」
こうして翔馬は休憩をしようと決めた。
 三十八歳の早苗さん、中々どうして肉厚の体が汗で中身が映る。
(く~この体が誰も触っていないのか、勿体無いが・・)
スイカを食べる口がゴクンと喉を鳴らす。
 「ま~若い汗が出ているが、風呂でも入りんさるかね」「え・・」
「だって外にTシャツ干せばすぐに乾かせるし、入りんさいや」
「早苗さん・・」「お願いじゃ、そうしてつか-、さい」
「でも、そうなると、じゃ体洗ってくれるなら従うかな・・」
「じゃそうしんさいや、待ってぬるま湯が良いよね」
「何でも入れば良いけ・・」急いで向かわれる。
 「・・、・・」なんと翔馬は縁側で目を瞑る、すると瞼に
鮮明に今の早苗さんの面影が出る。
「・・、・・」未だ目を瞑っていた。
どんな思いで此処まで来たのかを考えている。
(そうか何もないここ等じゃ、遣る瀬無いわな)生きて行くにしても
此処は苦労が大きい、其れに息子が先々どうなるかが心配、
そんな事を色々と考えると身につまされて行く。
 「あんた~良いよきんさいや・・」呼ばれて風呂場にと向かう。
「汚いじゃろう、もうどが-する事も出来んのじゃけ、あんたの家は
素晴らしいが内じゃ其処まで出来んけ辛抱しちゃんさいや」
「脱がしてくれます」「・・、え、あんた其れじゃそうする、来て」
素直に応じる翔馬、立ったまま居た。
「うふっ、でかい我儘ね」「駄目ですか・・」「馬鹿ね、脱がすけ」
「お願いします」「・・、・・」
手を挙げてTシャツが肌から離れるのを感じて、
そうしてズボンパンツ・・、「・・、う・う・うげ~真嘘じゃろうが
あんたあんた此れこれ・・、凄いがね・・、アンタ・・、
アア・アウ・ウ~ウ・ウズウウ・・、ズリリズバチュバチュル」
音が聞こえだす、翔馬が早苗の頭を掴んで無理やりアソコに
顔を宛がうと腰を一突きする。
「うげ~~~」エズかれて舌が棒の裏を撫でた。
 そこからはもう進むしかない、早苗も然り、僅かな金だが、
家としては大金、其れを造作なく出してくれた相手、色々考えて
いたが、あの妙子さんの一言が脳裏にこびりついて逃げては
くれなかった。
【どうかな頼みが有るが、翔馬を相手してくれないか田舎じゃ此処
に居座らせるにはあんたらの協力が要るけ、頼めんかね】
そう聞いている最中、有ろう事か道で出会う関係、此れは引合わせ
化と早苗は解釈する。
でも体には自信が無かったし、其処で聞くもう一人は圭子さん、
その人は立派な体だったと思うが、自分でも訳が分からず、
こうなっている。
そうなるともう止められない、一度でもとは考えていたが、
エズ今それが現実の真只中、しかも相手の持ち物の恐ろしい事、
目に飛び込んでからは気が狂うほど変になっている。
何処にこんな冒険心が我が身に潜んでいたのかと訝るが、
今はそんなに悠長な状態じゃない、何が何でも我が体に迎えたい、
いいや今後の為にもそうするべき、と何度も念仏のように唱え
ながら馬鹿でかい棒を愛しんでしゃぶり吸い上げて行く。
そのけなげな仕草に感動を覚える翔馬はもう棒も其の気か聳え
立ち、相手が何度も喉奥に向かえるからエズかれ続けた。
 しゃがみ込む体を立たせると、今度は翔馬が早苗の衣服を破る
ように剥がす。
・此処迄くれば野暮な言葉はご法度、相手がその気なら進むしか
ない、出会った最初から望む肉なのだ、其処は圭子さんも然り、
既に獣の餌食として臨んでいたのだ。
 早苗の体は震えが止まらない、その姿が可愛い、
翔馬は意を決して裸になった早苗を抱きしめてキスを仕掛ける。
生ぬるい唾液が迎えてくれた。
其処からどうなるかは大人二人、為るようになるしかない、
意気込む翔馬は早苗を抱えて浴槽にと向かった。

                 つづく・・・・。
























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