喜淫小説101弾≪ 弧獣一路・・終節 ≫

 いやはやとんでもない事になりそう、奇遇より奇跡に近い、
奈良の由美子さんと大学の博士、其れと此処の美里さん、
思うと翔馬を囲んで三角系、しかも博士の家に居られる方の研究場所
の一部を、この家の土地でされていると聞いたらもう気が可笑しくなる。
電話を繋げると、もう其処はハイテンション、美里さんは小躍りして房子
博士と大きな声で大騒ぎ、奇遇よの言葉が何度も出て来た。
 十分話すと漸く終える、其れで何と美里さんが親指立てて頷かれる。
「どうでした・・」「うふっ、獣よあんた、次は会いたい人由美子さんに
繋げてよ」繋げると、今度は相手が一歳年上だが、博士との会話と
大違い、ソファ-で座り身を捩らせて笑われる。
此処は随分と長電話、翔馬は驚いて喉が渇き、勝手知るキッチンで
コ-ヒ-を沸かしていた。
「翔馬君、電話変われって・・」受け取ると由美子さんが笑われる、
お前は始末に於けない男よ、どうして美里に辿り着いたんだ,
聞いたがお前の大学の友達の家と、大笑いされ繋がりはでかいぞと
発破懸けられた。
 電話を切ると、美里さんが、「あんた大物落としだよ、なんと博士と
由美子さん、あ、じゃじゃ由美子さん抱いているよね」
「・・、・・」「そっか、此れで読めたぞ、じゃ事の発端は
どちらなの、無論由美子さんよね・・」「・・、・・」
「そうか、言わなくても其処は判る気がする、凄い男だよ、あんた
御見それ致しました」「もう其処は勘弁してください、で何か閃いたと
言われたけど・・」「うん、有るけど現地見てからね、地図じゃ
見えない部分が有るし」「来てくれますか・・」
「如何するかな、あんた次第だけどね」「如何すれば・・」
「何でも従うの・・」「ハイ、美里さんなら従うけど、何・・」
「今は言わない、そうだ美咲にはどう話そうか・・」
「あ、其処ですね」「・・、じゃお礼の挨拶に伺って話が広がったと」
「何のお礼よ、何もしていないじゃない変よ」「ですよね、困ったな」
「あ、じゃ何か此処に忘れて来たと、其れを取りに来たと言えば」
「うへ~、悪---」「あんたに言われたくないけどね」
「御免なさい」「じゃ、何時向かうの、美里は美咲に話せば済む、
博士も一度行きたいと仰ってたよ」「如何します」
「じゃ先に美里が現地調査じゃ如何」「良い、其れで行きましょう」
「由美子姐さんは如何言うの」「其処は既に僕を読まれています、
隠したり嘘は先に拙くなる」「じゃ、出来ている事も・・」
「自然と判りますから其処は言わないでも、でもしつこいから僕が
良い様に白状しましょうか・・」
「待ってよ、楽しいところ取らないで、美里が大袈裟にお話しする」
「ええ~・・」「覚悟していなさいよ」「怖いが・・」
そこで大笑いされる。
地獄に仏とは此れかと翔馬は漸く大きく息をする事が出来た。
 美咲ちゃんに美里さんが電話され寄り道しないで早く戻れと
告げられた。
「あんた、居るの如何する」「一度帰ります、美咲ちゃん僕の顔色
読めるかも」「うふっ、其れも有りそうよね、じゃ今回は美咲外し、
でもばれると大変よ、其処ではあんたがなだめ空かし役よ」
「え、如何するん」「組み伏せればいいじゃない、酒飲ませるとイチ
コロじゃない」「ええ~、でも美里さんと出来ているし」
「あはっ、聞いたけど増えても構や~しないじゃん、子供産ませて
も良いわ、あんたの子なら大歓迎、この家を引き継ぐ約束してる」
「え、では・・」「養子に迎えたの・・」「なんと凄いぞ」
「だからなんでも良いわ、あんたが遣りたい放題じゃない」
「美里さん・・」「うふっ獣に睨まれた鹿に為ろうかな・・」
そう言われた。
「ねね、今日は帰って、明日でも明後日でも行けるようにする、今夜
は美咲と話し合う」「じゃ今日は急いでいたとでもお伝えください」
挨拶をして来る時と顔が大違い、本当に予期せぬ繋がりをまざまざ
と見る始末、世間は広いようで狭いと思えた今回だった。
 マンションで買いあさった参考書を読んで二日を費やする。
二日目の夜、電話が来た、無論あの美里さん、明日からなら良いと
告げられ、迎えに行くと翔馬が言う。
遂に来るべき時が来た、其処は翔馬がしたくても皆目何が良いかも
判らない部分、其処になんと三人も農業に通じた私見を持たれる
女性が現れたのだ、参考書は知識にと読んでいたのだが、
此れからはその方面では小間使いされる覚悟を決めた。
 夜にさっそく田舎に電話して妙子さんに多少の話をし、
エサを買っておいてと頼んだ。
其れから電話しようと構える中、なんと以心伝心なのか、
由美子さんから電話が来て、あほな奴と大笑いされる、
既に美里から電話が来て此れから仲間に入れてと頼まれたと、
お前にしては上出来だったと変に褒められた。
この件ではお仕置きが酷くなるぞ、覚悟して里から戻れと言われる
始末、加奈子さんは反対に頑張ってと言われる。
 こうして何とか大阪では大きな獲物を獲得できたが、其れが里で
どんな展開に運べるかが、今度の事業には大きな影響を感じる、
里で考えるが、どう進めるか気が合う人を集めて話そうと・・、
其れには自信が無い、でもそれらをやらないといけない事だけは
決めていた。
 それらを十一月七日、漸く里に戻れる日が来る、
しかも今回は大変な人を連れて戻る役目、其れが何ともう最高な
女性、翔馬はいつに無く前夜は寝ていない、悶々としながら妄想
の渦の中でもがく自分が居たのだ。
獣の匂いか、この人もあの奈良の桜井の女性達と同等に、
此れからの翔馬に関係すると、確信できる。
 今後の道を作るためにと、心を新たに翔馬はハンドルを握り
里にと向かう。

         おわり・・・・。
























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