異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・11≫

 暑い日が毎日続く中、翔太は菜摘さんと再会してから様変わり。
其処には自分えの考え方見方がまるで違う、今まではこんな思いは
無い、だが今は如何か、わが身の中身が見えだした。
其処にはおぞましい、世間では通じない何かが有った。
其処こそ翔太が不安な毎日を過ごす原因が潜んでいたのだ。
今はその元が判明し、気が楽になっていると同時に、
そうなれば今向かう道が良いのかと、今度は其れを悩んでいる。
幸か不幸か、今の仕事は順調其の物、其処には恵さんの影響が
偉大、資本増資もそう、そうして今じゃ部屋を飛び回るほどの忙しさ、
傍で見てても生き生きとされていた。
(なるほどな俺じゃそうは出来ない、其れにアニメなど基本は作れる
が応用が利かない、其処から先は新しい社員とアルバイトの区域、
なんとそうなって来たんだ・・)
感慨無慮な面持ちで忙しく動く恵みの姿を追った。
 昼過ぎ、翔太は恵みだけに告げて会社を出る
相変わらずの夏真っ盛り、うだるような暑さの中で車に乗り込む、
 行く先は走る車の道で理解出来る、中国道に上がると西に
まっしぐら、落合インタ-で降りていた。
 「来たが・・」「ま~あんた」ここで過ごした一晩は衝撃的だった。
「暑いね、上がって」迎えたのは菜摘さん、この人とは遠慮が無い
地域に共に立てそうと、前回別れた後確信する。
今回は二週間ぶりの再会、相手も何時かと心待ちされていたのか
会う瞬間顔色が変化、其れほど二人は気を引きあっていたのかも
しれなかった。
 どうぞ・・」冷たい飲み物を出される。
「え・・、冴香ちゃんは・・」「銀行」「忙しんだな・・」
「ううん、整理」「整理って・・」「これ以上手を広げない」
「何で・・」「だって疲れる、其れより自分たちの生活をエンジョイ
しようと」「あらら・・」「其処もあんたの所為かね」
「困りますね」「うふっ、影響大よ,で暫く居れるん」
「菜摘さん次第かな、僕も別れてから色々と考えさせられたんだ、
今の道以外ありそうと思え出してね。其れで会社をある人に任そうと、
未だ正確には決めていないけど、其処も有りかと・・」
「なんとではあのゲ-ム会社辞めるの・・」
「ううん、辞めさせて貰えないから役職を楽にしようと其れと獣だろう、
いつ何時事件に関わるかも・・」「ま~大げさね」
「そうじゃ無いんだ、身を軽くしたいだけ」「じゃどなたが後を・・」
「良い人がいる、女性だけど凄い、今はその人を中心に回ってる」
「え、女性あんた・・」
「あはっ、関係ないぞ、仕事絡みは駄目と言ったろう」
「良いじゃない、そうなれば別よ、雁字搦めに繋ぎ止めれば良い」
「其処はしない、世界が違うと思える」「え・・」
「なな、そう決めたんだ、様子見ててよ」「良いけど、あんた凄いね」
「何が・・」「だって大学時代から頑張って来たじゃない」
「そうだけど、今はもう今までとは違うよ、気が乗らないんだ」
「呆れた、飽き性ね気を付けないと」「そうだぞ、逃げるぞ」
「嫌だ~脅さないでよね」本当に会話が楽しい人だった。
 軽装だけど様に為っている姿、翔太が大好きなTシャツに短パン、
縁側で座り、蝉の声を聴いている。
 「おやおやあんた信者がお戻りだよ」
「え、あ冴香ちゃん」車が車庫に入ると、飛び出して駆け寄られる。
「きちゃった」「はい、よう来られました、暑いですね」
挨拶を終えると家の中に飛び込む。
「あらら影響大ね」「え・・」「だって毎日あんたの事ばかり話して
いるからね」「・・、・・」
「菜摘も冴香もあんたの信者よ」「有難いけど・・」
「さてと,何日居てくれはるの・・」
「あなた次第、でも長くは駄目だよ」「了解」そんな会話を楽しんだ。
 少しすると冴香ちゃんが話に加わっていた。
「如何したん」「ううん、なんでもないけど、「翔太さんに相談したい」
「ま~、良いじゃないどうぞ」「義母さん」「御免、相談は良い事よ」
「そう、じゃ仕事関係でも良いの」「尚更じゃない、何か・・」
「うん、今回の件、ほとほと考えさせられているの」「整理かね」
「うん、冴香じゃ仕事上の絡みが有るし無理言えないでしょう」
「成程ね、じゃ翔太さんには何相談したいん」
「第三者目で見て頂いて、其の後感想」
「ま~あんた何時の間に凄い、大人ね」
「僕じゃ駄目だぞ、だって何も知らないぞ」
「其処は書類が有るし話をします、決断できない部分が有るの」
「成程、お世話になっているし見学がてらに現場案内してくれや」
「はい、喜んで」「あらら、目が良い目に変わったね、冴香、其の
思い付きは良いけ~」「そう、じゃ書類集めて来る」
その部屋を出られた。
」 ね、今回は情け容赦なくしたいの」「え、じゃ本気か・・」
「そう、六年見て来たが、最初の気迫が失せて来た、其処は皆も
そうだけど、マンネリ」「なじんで行くからね、其処は仕方がない分
が有るよ」「仕事よ」「だからややっこしい」「だよね、少し解る」
そんな話をしていると、冴香が部屋に戻る。
「暑いよ」「いいさ、ここ等を見たいしな、奥様、では後程」
「嫌だ~」背中を叩かれ翔太は冴香と家を出る。
 現場が近く、書類を持って歩く中、説明を聞いた。
「最初の人たちはまあまあかね」「そうなる、三年前からの方は
少々劣る、気迫も失せているように見えるし」
「成程な、お~見えて来た、此れか・・」葡萄棚の下を歩き見た。
「おい、黒い網は何で・・」「直射日光除け」
「成程な、強いと拙いんだ」「葡萄の事は家で御話しますね」
「頼む」相当広い敷地、圧巻だった。
青い実がたわわに房を形成して居る様は初めて見る衝撃的。
 其処は二反分(600坪)上之段も同じような広さ、
此処には一千万投資、昨年から返済が起きていると聞かされた。
次は幾分面積は少ないが、なんと此処は総ての房に覆い袋が
被されていた。
「これは・・」「マスカットじゃ無くて,巨峰の種類」
「なんと高価なんだ」頷かれた。
以前は畑か田んぼだったのか、谷の奥に向かう分幅が狭くなる。
 此れ・・」「ええ、此処は・・」「そう、昨年の台風で棚が倒れたの」
「なんと無残、で再起は」「持ち主はしたいと言われるけど、最初
の金が未だだし」「え、じゃ担保は取っているの」
「敷地のみ、割が合わないし、頭抱えている」「じゃ土地値は」
「幾らもしない、値段が付かない程よ、ここ等じゃ都会に出て
行かれた後だしね」
そんな話をしながら後四か所を熱い炎天下で二人は歩いた。

                 つづく・・・・。










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