異淫小説102弾≪獣を潜ませ生きる・・18≫

 翔太は其れからが忙しい、其処は本当に呆れる程貪欲、
佐々木の問題をなんと小百合にも負わせる。
弁護士を紹介してもらい、其処で本心を話すと相手は感動、
此れからも仕事関係はさせてくれと懇願されたのだ。
その方は切れる、今から会社の社則を作ろうと、其処で今の問題
などを組み入れる方が良いとさえ言われる。
無論弁護士に会うと翔太は相手の気を探る、其処で良いと判断
すると、総て話をしたのだ。
社員総て会社で作上げるゲ-ムソフトなど社外に持ち出さない事
は勿論、権利関係も公表する其処まで一気に体制作りを翔太は
弁護士と共に仕上げる。
聞かされた社員たちは唖然とするが、其処で翔太は仲間内の会社
は今日までだと断言した。
序に会社の社長は恵さんだと言い放つ、どよめきと驚きが湧く
会議室。「おいおい、じゃ田中は如何なる」
「僕は役員で残るが、後は君たち次第、会社を伸ばそうと考える
なら今回の話は乗ってくれる筈、如何・・」
そう言われれば反対者は居ない、既に勝負あり、弁護士の立合い
で話を進める中、皆がこれで会社組織が出来上がると、
最後は賛成をしてくれた。
その間わずか二週間、翔太は他の事は後回しで進めた、
此れで良いと思うまで詰めに詰め、弁護士も呆れる程動いた。
 九月に入ると、会社は其れで動き、佐々木の件は翔太が責任
もって解決、手を握り済まんと泣く佐々木に今後も頑張れと言う。
その話が会社に知れ、其処で翔太の懐の大きさに皆が感嘆、
翔太の株が一段と上がった。
 「さてと・・」「ま~聞いたわ、凄いじゃない」
「あ、其処ですか、でも恵ちゃん頑張れる」「如何かな」「出来る」
「傍に居ってね」「其処如何かな此処に居る理由が薄れて来たし」
「あんたね」「考えています」「いてよね」
そう言われるが、此処も少し問題がありそうだった。
 其れはあの落合から戻った時、小百合さんの姿を浮かべてみると、
暗い中で手を挙げている様子を垣間見る。
其れが何かと今まで探っていたが、漸く小百合さんが立たれる場所
を突き止めたのだ。
其れからは会社の事が忙しく其処は後回し、でも今はそうじゃ無い、
お世話になって来た相手、困られているならと思うようになる。
 「ね、暑気払い遅過ぎるけど何処か涼みに行きません・・」
「ま、良いじゃない、何処に・・」「其処はミステリ-」
「え、意味が・・」「到着まで内緒じゃ駄目ですか・・」
「あらら、気を持たせるじゃないね、でも素敵ね」
「行きましょう、会社もひと段落、今が良いと思うけど」
「良いわ、翔太君となら良い、行こうか」決まった。
 内心は少し心配、其れは、翔太が考えて居る事は強引過ぎる。
其れでも決行と最後は自分に言い聞かせた。
 「良い、出掛けましょう、恵には知らせるん」「どっちでもいいけど」
「あらら、じゃ知らせないで行こうかね」車に二人は乗る。
」 「うふっ、初めてね」「え・・」
「だって、買い物以外には行って無いでしょう」「そうなりますね」
車は新しく出来た高速にと向かう「あら~京都じゃないいん」
「・・、・・」東京都インタ-に上り西にと車は走る。
仕事の事はあまり聞かない、でも小百合は車に乗って翔太の横
で景色を楽しんでいた。
何も言わない車内、其れも良いとさえ翔太も小百合も思う。
 車は中国道に入ると、其処で小百合は一言、
「本当に行く先不明ね」「駄目ですか・・」
「ウウン、ワクワクする」そう返事される。
 遂に、目的のインタ-に到着、其処を降りると小百合の顔色が
変化、「初めて、ねね、有馬温泉なの・・」「ミステリ-ですよ」
「ま~意地悪ね、でも温泉か良いかも行った事ないし、聞いてて
いきたいなと考えていたんだ」「・・、・・」
車はその有馬にと向っていたのだ。
 三十分走ると温泉街、其処も少し抜けて山手の温泉宿の玄関に
車は滑り込むは。
三人の仲居さんと女将さんが玄関先で出迎えられる。
其処では何も言わないが、小百合は翔太に従い廊下を歩く。
仲居さんが部屋を案内され、入ると感嘆、
「ま~凄い、お庭が綺麗じゃない、良いわ此処・・」
大げさに声をあげて小百合は喜ぶ。
 お茶を二人で飲む中、小百合は色んな事を考えた。
(どうなるのかな、此処で・・)そこは既に翔太には小百合の
思いは見えている。
其れで強引に誘っているし、ここに来ても其処は変化が無い、
小百合は既に翔太に身ぐるみはがされた状態、
何もかもが気に為ると心を集中すればうっすらと心が読める。
 「お邪魔します」「おう、女将さん、来た」
「はい、よう御出でなさいました」
「こちらは僕が偉いお世話になっている小百合さんです」
「これはこれは、この宿の女将の佐代子でございます」
「ま~お名前まで、小百合と申します」
「おきれいな方ね、田中さん」
「あはっ、田中さんか、翔太で良いじゃないですか」「其処は・・」
「あら、良いわよ、私も小百合と呼んでくださいな」
「これは、じゃ以後はそう呼ばせて頂きますね」
そんなやり取りをする中で、翔太は両方の心内を探る。
(馴れ馴れしいわ、何度も利用していたのかしら・・)
‹美しい方ね、翔太さんは既にこの女性と・・›
双方の思惑が垣間見れる。
「では夕食は後程・・」「お願いします」女将が部屋から出られた。
 「ねね、翔太さん、女将さん凄く綺麗ね」
「そう、でも小百合さんも綺麗だぞ」
「馬鹿ね、負けるわ、相手はお客さん扱い、私は主婦」「主婦か」
「そうなるじゃない」「でもお互い綺麗ですけど」
「・・、・・」少し拗ねた姿を魅せられる。
 互いに大浴場にと向かう、其処でガランとした浴室、
「そうか、今は暇なんだ」翔太は時期がそうなっていると知る。
夏休みも終わり、既に農家は刈り入れの時期、閑散とした浴槽で
そう思った。
充分満喫して上がるが、小百合さんは未だみたい、
外の長椅子で涼んで待つ、其処でも色々と考える姿の翔太、
これからの展開を浮かべている。
 「あら~、ま~待っててくれたん」「常識です」
「参りました、お待たせ」二人は並んで廊下を歩く。
「良いわ、ミステリ-か良いじゃないね」「・・、・・」
「もうなんか言いなさい」「良い気持ちです、このままの方が最高」
「馬鹿ね・・」と言いつつ、なんと小百合の手が翔太の手をとらえ
握られた侭歩いた。
 浴衣姿が一段と映える人、最高な姿をご存じなのか、
面食らうほどあでやかさが浴衣から中身まで想像したくなった。
 部屋で湯上りのビ‐ルを二人は飲み、縁側の椅子に座っている。
「忘れて居たわ、こんな心地、出歩くべきね」
「良いですね、此れからどんどん出て下さい」
「そうね、でも相手が、翔太さんが連れてってくれるなら良いけど」
「ほかに男居るんでしょう」「え、ま~失礼ね」
「だって美しいから出歩くと捉まる、僕ならそう、行動するな」
「あらら、じゃ歩こうかな」「是非」「本当に意地悪ね」「言えます」
「もう阿呆・・」本当に可愛いい一面を魅せられる。
 (このままが良いのか其れとも・・)
そんな事を思いつつ陽が落ちた庭には石灯篭から明かりが庭の
一部分を浮かばせて来た。

                  つづく・・・・。





















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