異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・35》

 皆が其処に集中して考え出す、此処は翔太だけでは無く、
其々の思いも聞き入れたいと願っていた。
すると、いろんな話が出始める、無論其処には自分の金が投下されるのだし、
皆が喜び特にお年寄りが集まる場所にするに何を起こせば良いのかと思案する。
「ねね、光江おばちゃん呼ぼうか・・」
「おう、良いねあの人なら、菜摘呼んでくれないか」直ぐに電話をされる。
「何が良いのかね、こんなただっ広い谷、何でも出来そうに思うけど・・」
「・・」恵みの声に皆はだんまり。
「さてと、じゃ此処は何が良いのかはさて置いて、お年寄りが出来る範囲の
力仕事から考えようか」「そうね、そうなると限られるけ~」
「其処の範囲で考えよう」「野菜かね」
「其処も色々と在る、でも普通じゃ此処が生きない」
「そうよね、では特殊な物じゃ如何」「それは何かな・・」
「翔太さん,卑怯もう考えが有るんじゃないの」「うふっ、少しはな」
「え、有るんじゃ教えてよ、基盤が出来ないと考えても駄目じゃろう」
「さすが、菜摘さんじゃね、じゃ確定している物は有る、其れは小川の利用」
「小川,水かね」「そう、綺麗な水、其処に二つはする、いいや必ずしたい
と思って居るんだ」「何何よ、早く」皆に急かされた。
「其処を工事して,岩魚養殖と、今生えているワサビをと思って居るんだ」
「ま~じゃ川の利用はもう有るんだ」「谷に入ってから其処は思っただけど
それだけじゃ物足りないだろう」「なんと良いじゃ、其れならあまり労力
はかからないし、楽しいじゃない」其れは皆が賛成する。
「お待たせ往々揃いんさっているがね」「光江おばちゃん、会いたかった」
「うわ~、なんと美樹じゃないか」光江さんが来られ抱合い懐かしがられる。
参加した光江さんに今までの話をする中、翔太は、
メモを取りながら色々考えている。
「あは、其処かね、じゃ年寄りを集めるんじゃね、此処に運ぶことは車か」
「うん・・」「じゃ運転手が要るな」「そうなる」
「おう、其れは哲夫に誘う、優しいこまめじゃ、マイクロバス買えよ翔太さん」
「はい、じゃ居られるんですね」「あいつはわしが言えばしてくれるがね」
胸を叩かれた。
「待て、此れじゃ心もとないね、ああ、そうだ菜摘、お前んとこに世話に為る、
上田の奥さん呼びんさいや、其れと山田の娘と婆様」「え、はい呼べるけど」
「早く手配今は皆暇じゃ、此処で呼んで仲間に入れんさい、その人ら中々の
人じゃ、近所の澄江さんを呼ぼう、後これはと思う人が要れば此処で一気に
顔合わせするほうがええけ、金と土地は有るんじゃ、多くの人の意見が要る」
「なんとそうですね皆さん、此れと思われる人に声を懸けて下さい里美さん
食事の用意」「え、じゃ美樹、買い物・・」「はい・・」
「美樹さん此れ」翔太が金を渡す。
 こうして光江さんが来てから展開が早くなる、皆は其れも良いと思い始め、
菜摘も親戚の叔母に電話していた。
皆が来られるまで休憩と決まり、この宿以外の女性は風呂にと向かわれる。
「翔太さん、もう既になんか決めて居るんでしょう」「え、里美さん」
「そうじゃ無いと谷の工事など出来んじゃろう」「あはっ、読まれました」
「やっぱりね、此処は皆の考えで進めようと画策ね」「恐れ入りました」
「まったく隅に置けない人だわ、では皆さんの意見も」
「勿論、どんな話が出るやら僕は植物や耕作は疎いですし、此処は僕じゃ
無くて皆さんが先導が良い」「あんた・・」
「ね、此れは最後まで内緒だぞ」「二人の秘密かね」
「そう、でも中で一人もう僕の胸の内を見透かしている人がいる」
「あ、冴香ちゃん」「うん・・」「噂よ、人を見る目が有りんさると、
あの出資金で嘘が付けんと聞いたけど」「そうなんだ、でも力強い味方です」
「本当だわ、じゃじゃ里美は全力で参加ね」「有難う、此処は蘇らせるね」
「ううん、何もない所から一大事業しよう、金は無いけど心と力は未だ有る」
「感激です」二人きりに為ると里美と翔太は、漸く本音で話が出来た。
 午後二時過ぎ、電話で呼ばれた人が呼んだ相手と向い合い、話をされ出す、
菜摘、光江、冴香に集まってくれた四人が顔を寄せ合い話を聞かれる。
「なんと~そうか此処が変われるんかね」哲夫さんが大きな声を出される。
上田の奥さんも驚きの顔をされ、山田家の親子も同じ姿だった。
「え、え~谷全部かね、あらけ無い広さ、荒れて居たろうに」
「其処は既に工事が入り,今日は雪だからですが来年三月には粗削りですが、
大かた谷の全景が・・」「なんとそうかじゃ手が足りんと集めるが」
「あそうか、哲夫さん、じゃ色々と仕事が有るんです、何人集められます」
「田仕事までならいくらでも集める」「なんと、光江さん」
「うふっ、こいつは嘘は言えん男じゃ、其れが集めると、使いんさい」
「じゃ取合えず、土木関係が良い」「何しんさる、既に機械が入っているが」
「別なんです、川の工事」「この下の冨良川か・・」
「ううん、谷に流れ出ている小川」「え、有るんか・・」
「そう、有るんよ、支流でこまいが有る」
「里美ちゃん、あんた良かったな本当に驚いて、奥さん聞いて居りんさるん」
「あ、ここらじゃみんな心配している」話を割入り山田の奥さんが言われる。
「では翔太さん、五人は揃うが、土木とは何する」
「まず、ワサビの棚を五・六段小川に作りたい」「え、良いぞ任せ其れから」
「じゃ話の先に其処を片付けましょうか、ご婦人此処で達は夕食の用意」
「待ちんさいや、其れなら連れを呼んでも良いか」
「あ、そうですね、最初に其処を固めましょう」翔太が哲夫さんの話に乗る。
呼ばれた人が来られるまで、翔太は哲夫さんと話をする。
横で光江さんと菜摘が聞いていた。
「ま~じゃワサビ有るんかね」「今自然に生えている、綺麗な水だし其処を
いの一番に考えていたんだ」「なんと、良いじゃないか、哲夫さん」
「おう、聞いたら凄いぞ夢がある、俺は工事が終わっても使ってくれんか、
いいや今来る連中もそう頼むぞ」
「それなら基礎は総てお任せするが、図面が有ります、見て下さい」
翔太がPCを其処に於いて画面を表示、其れを食い入るように五ツの頭が寄る。
「え、此れは何で作りんさる」「川に沿い、逃れ溝」「逃れる・・」
「そうです、雪解け水や大雨の水は濁流に為る、汚れているしん水は新しく
作る溝に迂回させるんです」「ああ、ワサビ保護か・・」
「そうなります、此れは絶対作りたい」「なんと、そうかあんた頭が良いね」
哲夫さんが興奮された。
「では工事は今の工事とは別じゃな」
「ハイ、哲夫さんは谷の設備関係をお願いします」
「テッチャン頑張りんさい」「光江さん、最高じゃよう呼んでくれんさった」
すると其処に続々と胡散臭い男が来出す。
「何だあんた達、其れじゃ座が壊れるけいけん」「え、光江さん・・」
「哲夫、連れて風呂に行きんさい、着替えはせんと浴衣で来んさいご馳走が
汚れるがね」「うひゃ~言われたぞ、そうじゃ此処は湯が,哲入ろう」
「そうするは風呂で話すか・・」六人の男が風呂に向かわれた。
 「あんた、上出来じゃん」「うん、冴香・・」
「あんたの後ろ明るいし良いじゃない」「有難う」
余計な事は必要ない二人、既に向かう先が得る冴香は何にもここで声を
出して居なかった。
 「山田敏江と申します、此れは真澄娘です、此れから宜くお願い致します、
真澄は介護の施設に勤務してるんですが辞めたいと如何か此処で何か出来る事
が在れば使って下さい」「お母さん・・」「何か有りますでしょうか」
「大ありですよ、其処だけが僕じゃ何とも出来ない分野是非、詳しい事は後で
話しましょう」手を握られて喜ばれる。
 夕食前、あの男連中は未だおお風呂から戻っては来なかった。

              つづく・・・・。















ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント