異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・36》

 いやはや大盛り上がりの夕食会、特に男連中は裸踊りや、カラオケ、
呆れる女性軍を笑い転げさせる。
其処には既に大掛かりな谷の工事は皆最近聞いたばかり、其れに今度は参加
できるかもと、最高な気分でいる中、哲夫が心配そうに光江さんにすり寄り
ごますり。
「あんたね、心配せんでええけ~、此処は頑張りんさいよ」
「うん、パチも辞めるけ~」「そうしんさい、奥さんが逃げるわけよ」
「うん、知っているけ何も期待できる仕事は無いけ~、此処なら死ぬほど
頑張る」「良いよ、気構えは有りんさる男じゃ、光江は解って居るけ」
そんな話をしながら並んで酒を飲む。
「お兄ちゃん、恵仕事があるけ戻るね、お母ちゃん如何しよう」
「そうだな、戻しても僕は暫くは帰れんぞ」「クリスマスは・・」
「そこいら当りかな、でも、頼みが有る」「なあに・・」
そこから恵にだけ話をする。
「良いわ、了解任せて・・」そう言い切る。
「何え・・」「ううん、別に」「嫌な子ね」
親子でそんな会話を聞きながら翔太は皆の輪の中に入れさせられ、酒三昧、
到底まともじゃ無くなる、其れはその場の総ての参加者も同じ。
「あんた達、其れじゃ車は駄目じゃろう、此処で転がるな奥の部屋に布団が
敷いて歩け寝んさいや」呆れ顔で里美が男連中の尻を叩いて部屋に向わせる。
女性陣は後片付けをしながら仲が良い、
特に光江さんと里美は本当の親子みたいだと笑われる。
 小百合さんはここに来てから驚きの連続、まったく違う世界の中、
殆ど恵みの傍から離れない、其れほど見た事も感じた事も無い繋がりと絆、
その中に翔太が居る事が又不思議に思えた。
「恵・・」「うん、驚いたね、田舎はこんなもんなの・・」
「知らないけど凄い」「だね、明日帰ろうか・・」「え、もう帰るん」
「一度此処を離れる方が、仕事も有るしね」「そうか、でも・・」
「おばちゃんは有馬温泉でも行ったら送るし」
「え、ああ~アソコが有ったね、でも・・」「良いから行こう」
頷くしかない小百合、翔太と別れる事に為るといささか寂しいが、
有馬と聞いたらその気に為れた。
 翌日、皆は一度家に帰り、明日から此処に来ると告げられた。
「ふ~台風一過ね」里美さんが笑われる。
「ね~、私は何かする役目無いの」「あ、美樹ちゃんには大きな役目有る、
其れは後で良いじゃない」「嫌よ、早く何か拵えてよね」
「そうか、じゃこの本読んでてくれんか」「本、なの」
「ああ、中身がさっぱり僕じゃ判らん」「何、此れ・・」
「ええ、薬味、香料か・・、何でこの本」
「だから読んで考えてくれんさい、何か此処で起こせるヒントが有るかと」
「え、じゃ、ああ~じゃじゃ此処で・・」
「出来るかを確かめたいが、なんせその方面じゃ学が無い」
「・・、あじゃ知合いが大学に居る、岡山大学に・・」
「読んで判らん事は聞けるんだね」「うん、出来るし相談も良いかも」
「じゃ早く其処に入ろうか、読んでみて・・」「了解、素敵よあんた」
「え・・」翔太が呆然と見送る中、美樹は自分の部屋にと向かう。
「翔太さん・・」「うん、此れは行けるかも、僕じゃ先が読めんしね」
「有難う、菜摘さん、冴香ちゃんうん、頑張ろうね」
三人は手を握り合い何度も頷いた。
(良いぞ、何とか皆をその方向に向けることが出来た、後もう一息じゃ)
翔太は三人を見詰めてそう思えた。
 十二月に入るともう此処は別世界、一度此処を離れようと翔太は決める。
里美さんが不安げな顔をされるが、工事は総て段取りは出来ているし、
昼飯くらいは此処で食べさせ、金をとりんさいと笑い翔太は宿を後にする。
 落合の家に向かい、直ぐに菜摘と冴香が餌食、禁断の生活は半月に及ぶ、
受ける親子は堪ったもんじゃない、とんでもない意欲と強欲に溺れ、
受ける身が小躍り、若い冴香はそうでもないが芯から受ける菜摘は堪った
もんじゃない、三日三晩、おぞましい程食い入る肉棒に歓喜三昧、
冴香も同じ、翔太が思いっきり暴れられる場所が此処、知って受ける親子
には最高な喜悦を貰え、尚地獄を彷徨いさせられていたのだ。
「ふ~此処はこれで良いかな、後は・・」
 十二月十五日、昼過ぎに翔太は其処を出た。
車に乗り込んで拘束に乗り上げ走った。
途中で電話し、確認をすると笑顔が浮かぶ。
一時間半後、車は有馬に到着向かう道は知っているから直ぐ目的地に到着。
「あ、来たわね」玄関先で待たれる人は佐和子さん、この宿の女将だった。
「あんたは裏の家よ」「え・・」「良いから来なさい」命令調で言われる。
 旅館の裏手の家、其処には婆様が待たれていた。
佐和子さんが手を引き庭に面する廊下を歩かれる。
手をつなぐ力は半端じゃ無い、グイグイギュッと握られていた。
 「はい、待ち焦がれていた人じゃ・・」「え。あ、ああ~あんた」
本当に驚いた顔、其れは小百合さん。
「来たん・・」「うん、いいのか・・」「ばかね、佐和子さん」
「うふっ、翔太さん、相当仕込んでおいたからね」「有難う」「後でね」
女将さんは仕事場にと戻られる。
「あんた・・」「小百合さん」挨拶擬きが終わると、翔太は小百合を倒し、
乗っ懸り、何度も何度もキス、しかも次第に濃厚、そしてキスをしながら
小百合の衣服が剥がされて行く、此処はもう止められない仲、
一度だけで終わる間柄じゃない、とことん尽くそうと恵みに伝え、
此処に待機させていたのだった。
其れは小百合は知らない、二十日ごろまで逗留しててと恵みに言われ従う、
其れも毎夜、仕事を終えるとあの佐和子さんが来る。
 其れからは真冬でも汗が滲む特訓、女の喜びの神髄をとことん
肉に染み込まされている。
其れは総て男の為と何度も言い聞かせられ来ている我が身、
小百合はその成果を愛しい憎い男にと溜め込んでいたのだ。
開花された女花、存分に楽しもうと挑む翔太、様変わりはいい方向にと出る
のか、勝負、そんな気構えで来ている。
 出た、出だした、おぞましい獣の恋い焦がれる肉と共に声は絶叫紛い、
小百合は今は心底受ける身だから、おそ合われた大阪の樟葉の家とは断違い、
くるくる善がり泣きと喜悦は受ける小百合は初めての事、何から何迄今まで
の思いは吹飛んで今まぐ合う男は正しく獣の親分、如何してこうなったかは
考えたくない、今有る自分がこれほど気持ちが良い事は知らなかった、
掘り起こされる今、慌てる肉が舞い踊り、自分の乳房が横上下と狂喜乱舞、
本当に我が身の一部かと疑うほど其処だけでも生きている。
下半身は言わずも最高、張り裂けんばかりの大物は縦横矛盾、暴れまくり、
既に何度も飛ばされ気を失い彷徨っているか計り知れない、
本当に豪快に抱かれ突きさされ動かれ、嬉々の泣き叫びだけは出続ける。
「まあ~、一時間よ」「婆様・・」「本当に聞いていたが物凄い」
「御免」「いんや良事じゃ、御腹は如何、此処で食べるか・・」
「食事は別物、参ります」「そうか・・」
呆れ果て部屋を出られるが、婆様が来たことさえ小百合は知らない、
痙攣三昧に自分の体を制御できていなかった。
 夜遅くは此処の女将が馳せ参じ、向かう相手は今まで待って居た男、
一度どさくさ紛れで抱かれているだけ、此処は小百合を手なずけて本命の男
を待つ、佐和子の真骨頂、企みはまんまと成功、来るなり帯をほどき、
相手が見ている中、惜しげもなく妖艶な姿を披露。
 其処から横たえる小百合の傍で、一世一代の女の姿を演じる。
此れまた強烈至極、女でも見惚れるあがき様、小百合は恐ろしくも感じる。
ようも其処まで変われるのかと、未だ自分は総てを投げ出して迎えては
いないと知らされた。
何度も狂い飛ばされた後、小百合も加わり三大競演、婆が耳を覆うほど
凄まじかった。

               つづく・・・・。