異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・39》

 誰も来ない正月、周りは雪に包まれ、異様に静かな中、宿では外と真反対、
炬燵に入る二人には外との温度差が半端無い程かけ離れている。
里美は年末から色々と考えさせられて来た。其処は翔太の存在、
此処を変えようとする男、しかも強引過ぎる展開に娘も自分も歯向かう事が
出来ない、既に親子は此処を捨てようと決めていた。
何と今じゃ如何、様変わり程度じゃない、とんでもない程夢が含まれている
計画、じゃ自分は今後どうすればいい、其ればかりが気に為っている。
 お正月、宿では二人きり、そうして負い目の立場、逃げても良いが、
此処が変れるならその場所で立って居たい、しかも娘から聞く話が何と驚愕な
事か、この男落合の親子を抱いていると聞かされ息が止まるほど驚かされる。
だが其れだけじゃない、年末会った有馬温泉の佐和子さん、大阪の小百合さん
もも男女関係だと、いかんせん、其れが事実、美樹が呆れるねと言うが、
自分は犬畜生だと答えているのだ。
思えば自分がそんな事を思う事は、今考えるとやきもちかも、この男は抱いて
来ている女性は其々物凄い女性たちなのだ。
しかも金銭が絡んだ間じゃないと知ると、益々中身が読めて来ない、何でなの
・・、何度も其処を考えるが自分の人生の中では考えられない関係、
考えれば考える程意味不明、でも何故かこの男が気に為る。
其処は他の関係ある女性とは立場が違い過ぎる。
此処に億以上の金をつぎ込もうとする相手だ、しかも不思議なのは其れに参加
すると、男女関係がある女性が名乗りを上げられている。
じゃ私は、其処を年越しの中何度も自問自答、其処には明らかに他の女性とは
違う立ち位置に気付かされるた。
(ま、私は他の女性とは違うわ、受ける立ち位置なんだ、そうなるじゃ如何)
何度も其処を考える、他の女性との違いを知らされる。
そうなると、考えが変らない限り、自分の場所が無くなるかも、他の女性とは
大違い、そう考える間で悩んでいたのだ。
 だがその考えは、今は如何、明らかに変わっている。
あのおお風呂で、この人の体を洗おうと出向いた時、総てではないだろうが
男の体を見て、其処も有りかと納得させられた。
有り得ないほどのアソコのでかさ、しかも変形かそれとも鍛えているのかは
知らないが、里美が知りおく男性とは雲泥の差が其処に有った。
その場は平然としようと頑張るが、洗い場を出るとへ垂れた。
其れほど強烈な衝撃を浴びた証拠、厨房で食事の支度をする中、
其処だけが浮かんで里美は考えさせられたのだ。
 「ね~貴方・・」「何・・」「ううん、何でもない・・」
「おいおい・・」「あのね、里美如何すれば良いの・・」
「何が・・」「もう馬鹿貴方は男、私は女・・」「だな・・」
「え、其れだけ」「そうだが・・」
「呆れた、じゃ魅力ないんだ、こんな山奥の女だし・・」
「え、其れは無いぞ」「そうに決まっている」「もう、お正月だぞ止めようや」
「・・」「俺な、此処が気に入っている、景観を壊さない様にしようと、
其れと里美さんもそう思う、変えたくない」「え・・意味が」
「今のままで良いじゃないか」「良くないから悩んでいるの」
「悩む、此処は何とかするから・・」「其処じゃない」「何処・・」
「もう良いわ」なんと未だ翔太の足の間に尻を置き炬燵に入った姿の里美、
なんかまとまりのない話をしていた。
「私魅力ない、年だから・・」「・・」
漸く翔太は今居る場所に気が付く、以前から気に為るがどうしても里美の心が
読めて居ない、其れは落合の冴香から聞かされている。
「里美さんは獣の匂いがしないね」以前、そう聞いていた。
だから、其処の場所には誘っていない、翔太は本当に仕事仲間にと考えている。
「四十に為った里美じゃ無理なら娘は如何・・」「え、何言う阿保か」
「なんで、だって、貴方と一緒に歩くとそうなるでしょう」
「そうか、其処で悩んでいるんか、やめとけそんな思いで僕は此処に来てない、
自然に包まれて居たいだけ」「・・」
「な、其処は忘れてくれんか」「・・」
「僕は本当に其処は考えていないんだ」「・・、矢張ね、興味が無いなら、
美樹なら良いと思うけど」「未だいうか止めろ、美樹さんは良い女性だが、
僕には勿体ないが」「じゃ、他の女性は・・」
「其処は成り行きでそうなった、だけど本当は抱きたいと思って会って居た」
「此処は違うん」「そうだ、だから其処は良いから此の侭の方が息がし易い」
「苦しいの」「もう如何すれば良いんか」「娘か私か決めてくれない」
「え~里美さん」「だって、考えると参加される女性が全部よ、考えられない
けど事実じゃない、里美は金など無いし」「・・」
「里美ね、お風呂場で見た、此れも有りかと、だって恐ろしい程でかかった」
「あはっ、見たな」「見えたのよ」そんな会話をする。
 「只今・・」「おう~時の氏神様、お帰り」
「え、ま~お母ちゃん、翔太さんの膝の中ね」
「あ、そうか、未だ此処に居たんだ、お前早いね」「不味かったん」
「ううん、ちょうどいいさむかっつろう」「うん、又降り出した」
「着替えてこい」「うん・・」娘が着替えに向かう。
 「娘の前で決めて下さいね」「未だ其処か、止め様」
「いいえ、今年の始めは決めて頂きます」「・・」
「強引でも決めて進みたい、苦しいし・・」「・・」
「位置変わる」翔太の足の間から身を外し、真向かいに座られる。
 其処に娘が来る。
「な、お母ちゃん、何でアソコ逃げたん」「あはっ、これみんさい凄いぞ」
pcを美樹に向けた。
「・・、なんと此れひや~綺麗じゃない、ね、此れ何・・」
「うふっ、親子じゃが、其処なワサビ棚、横はな大雨や濁流をその側溝に
逃がすんだと」「ま~凄いじゃない・・」感歎する。
「だからな、この間話したろう、親子で・・」「どれ・・」
「うん、母親か美樹かと・・」「あ、其れねお母ちゃん決めたん」
「このひとはウンと言わん、美樹だと思った、そうだろう、私じゃ年だし」
「え、其処は違うと思うけど」「何でね」
「だって他の女性も似た年じゃない、そうなると魅力ないって事かな」
「おいおい、話が進み過ぎだぞ、このことはな,今話した後だ済んでいる」
「ま、じゃお母ちゃんね」「阿呆、要らんといんさる」「ええ・・」
そんな親子の会話を聞く翔太、止めようとしたが、
何か止めるのはもったいない気がして来出す。
るが 其処からも親子の話が続く、酒を飲みながら親子は屈託無い話を、
傍で苦笑いしながら聞いている翔太が居た。

                  つづく・・・・。