異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・69》

 翔太は松本社長とその娘珠美さんが本腰を入れて頂いている姿に、
此処はもうこのまま動いて行ってくれると感じる。
特に美樹ちゃんが翔太の心根を聞いて、本気になってくれた姿に安堵する。
日毎に人が集まり増えて来た。
ここ数日の間に、哲夫さんと上田親子の尽力で、
此処で動かれる人が固まりつつあった。
 やがてここも雪解けと同時に、皆が此処を作ってくれると思うようになる。
谷と落合の家等を翔太は行き来して忙しい、其処は裸の戦いでだが、
其れも望む事、如何しても其処だけは我慢が為らない。
其れほど、谷の宿の親子の凄さは日増しに翔太と手たじたじ、娘の美樹ちゃん
が受け身が上達し、母と共に翔太に抱かれ蠢く姿は絶品、
だから中々ここから抜け出されなかった。
 若い肌と熟された母の体、其れに加え、落合での菜摘さんの惨い攻撃に合う
姿は、筆絶に為るほど壮絶極まりない。
時々菜摘さんは上田親子を家に呼ばれて、三人で翔太を待たれる。
宿では其処に居る限り夜は素っ裸、翔太の心意気と親子の献身は誰もが出来る
姿じゃ無い、其れほど心から翔太に身をささげる姿は泣く程嬉しい。
 だが、此処での滞在はあと少し、やがて自分の里の事も此れから動かないと
いけない、其処に研修に出ている友があと少しで戻れると聞いていたからだ。
 三月に入ると、温泉宿付近も雪が消え出し、代わりに夥しいブルの爆音が
谷間に響き渡り出す。
計画も出来上がり、其々三十人近くの人が入れ替わり谷に来て動かれて来た。
ワサビ担当に二人、谷はそれぞれ役目が割り振りされ、美樹は珠美ちゃんと
二人で宿周りの整備と、可愛い小さな公園を作ると意気込んでいるし、
母の里美さんは、毎日宿での炊き出しに忙しい。
其れを見届け、翔太は三月半ばに其処を出る。
身を引かれる思いだが、此処だけではない身、大阪に出て樟葉の家に到着。
恵に落合の事を頼む、其処は仕事柄、宣伝のパンフとPCでのホ-ムペ-ジ
作成を頼んでいる。
「じゃじゃ、任せて、一度其処に行きたい」「良いぞ、小百合さんと向えや」
「まあ良いじゃない、行こう」小百合さんの一言で決まる。
此処は既に成熟した関係、総て翔太の動きは此処から始まって来た。
 ゲーム会社もそして大阪に出てからの事、皆この家から芽が出た事に為る。
 数日樟葉で滞在し、大阪の会社にも何度か顔を出すが、其処も目を見張る
様変わり、職場を離れてから翔太は此処には気が無かったが、
世間の波に乗る会社、活気が有った。
 一週間滞在し、其処は小百合さんが居られる所為で日が伸びる。
真逃げまどう姿に、時々顔を出す恵がお腹を抱えて笑う。
其れほど小百合は翔太にメロメロ、そんな姿を脳裏に残し、
四月に為ろうとする時期に、漸く自分の里にと向えた。
 翔太が戻る事を知る仲間、待ち構えてくれる。
その日からあの群馬の出来事を聞く事に為った。
一番驚いたのは、群馬の可愛い女の子がいた家での事、其処に澄人をと
翔太は思い向かわせたが、案の定其処の子供の母親に取っ捕まったと聞いて
大笑いする。
「おいおい、冗談じゃ無いぞ、本気だからな・・」
「はいはい、そうなるかと思ってな・・」
「ええ、じゃじゃ、こいつ謀ったな・・」仲間が大笑いする。
 仕事の話を聞きながら、家は大賑わい,特に沙織は感慨無量、
娘が大阪に出てからの事を聞きながら泣いている。
話は沢山あるが、其処は後でと言い聞かせ、翔太は此処の仕事の話を
仕上げようと戻っていた。
 野田先生も顔を出され、建築関係のおじさんも顔が見える。
 「なんとそうか、じゃ此処で出来るんだな、其れで石見ファ-ムって
意味が分からんが・・」おじさんの言葉に皆が大笑い。
「じゃ、俺は来年退職するが、雇ってくれるか・・」
「先生、其処は既に人数に入っているが」「く~生意気だぞ貴様~」
智樹の頭を叩かれ笑われる。
「この春から、田植え終わると懸るぞ~」翔太の一言で動きが決まった。
研修に向かい、仲間は腹を括る、分担し、群馬では頑張って来た、
其れだから翔太の言葉に皆が意気を感じた。
 翔太が生まれた場所で建物が建つ、既に図面が出来ていて、
其処に工場や集会する為の家などが図面で見れた。
「でも大変じゃぞ・・」「其処をみんなで乗り切りんさいや」
「おいおい、他人事かよ」「あのな、僕は出来るまでは付いているが、
完成すれば後はお前達で進めるんだ」「ええ、お前は・・」
「僕は此処だけじゃない、此処はお前らが仕切りんさい、野田先生を頭に
すれば此処もみんなが納得しんさる」
「翔太良いのか其れで、お前が金出すし今度の企画もお前だぞ」
智樹の言葉に皆が頷いた。
「それじゃ、お前ら、本気が出んじゃろうが、僕はレ‐ルだけは敷く、
後は其処で走るのはお前らだ」「お前は・・」翔太がそう言い切った。
幸子は傍で聞いてて何度も頷いている、沙織さんは泣きそうな顔をされる。
 既に担当も決まっている、群馬で習った事をもとに此処は進めそうだ
と翔太は安堵した。

           つづく・・・・。























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