異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・59》

 翔太は最高な朝を迎えるが、反対に沙織は未だ深い眠りの中、午前六時過ぎ、
外を眺めると漸く暗闇から浮き出る雪気色、最高な気持ちで眺める。
(この景色は凄いな・・)寒暖差が激しい季節、そう高い所じゃ無いが、
山裾から見渡す限りの霧、雲海が盆地の底迄降りている景色なのだ。
 暫く景色を眺めていると、「おや、早起きかね」「え、叔母さん早いが」
「そうなんじゃ、もう朝から電話が着て遣れんけ~」「何か・・」
「そうじゃ、佐々木の爺様が合いたいといんさる」
「そうだ、僕も忘れていたぞ、きんさるんか」「ああ、八時過ぎには来るぞ」
そう聞いて、慌ててPCを取り出して何かキ-に叩き込む。
「沙織は・・」「寝ているが・・」「ええ、風邪か・・」
「行ってみんさい、笑いんさるけ~」「何じゃ,行く」
翔太は叔母の後姿を見て苦笑いする。
 「え、あ、ま~なんじゃ此れは・・、ああ佐織起きんさい裸だぞ」
「・・、ええ~嫌だ~幸子さん、何で何時よ」
「七時じゃが、お前抱かれたんか・・」「幸子さん、凄かったが」
「ええ、お前・・」そこから呆れる話を聞かされる。
「お前其れでは壊れるじゃろうが、そんなに強いんか・・」
「強い、越えているが化け物よ」「あはっ、そんな化け物ならわしも若い頃
襲って来て呉れたらな・・」「幸子さん・・」
「話は後じゃが、お客くるけ何か着んさいや、でも良い体しているお前」
「嫌だ・・」慌てて起きる。
 八時に佐々木さんが来られ、其処から翔太と話をされる。
「なんと、そうかね、じゃあそこは如何する」
「造るよ、でも別荘だけじゃ駄目、横に広い部屋一つの家と反対側にはでかい
工場が要る」「ええ、大層な普請じゃが」「頼めますか・・」
「任しんさいや、其れで聞きに来ている、もう一人建築に詳しい男が居る、
良いかいのう」「良いですよ、其れに浩二も加えてくれんさいや」
「あ、そいつじゃがね」「じゃ研修に行かせるから其れまでは佐々木さんで
何とか進めてくれんさい、設計士は・・」「川本に居り使える」
「じゃお任せ致します、明日にでも営業資金を渡しますけ」
「本当に出来るんじゃね、嬉しくてのう、周りが煩い」
「頑張りましょう、此処に構図と設置場所との関係を書いています、其れに
中身は後で詳しく」「頼みます、そんであいつらいきんさるんか」
「ええ、直ぐに立てと今夜此処に集まる」
「如何かな、わしも二日くらい見て回りたいが」
「あ、そうですよね、じゃ一緒に向かい、見て来てください、
先方には連絡しておきます」こうして話は何とか終える。
 「あんた・・」「おう、おはよう」「食事です」「はい・・」
「馬鹿ね、もう嫌い」「はいはい・・」「・・」
沙織が拗ねた顔で睨んだ。
「お前ら、此処じゃおちおち乳繰り合えんだろう、聞いたらとんでもない声が
出たといんさるが」「叔母さん、其処がいいんじゃ、、最高だぞ沙織さん」
「阿呆、朝からなんだ二人とも」幸子は呆れながらも顔は笑顔。
「なな、アソコに家が出来るまで此処は人の出入りが多くなるぞ」
「そうなりますね」「だからお前らは此処でおちおち抱合う事が拙かろう」
「え・・」「あ~幸子さん、其処言える、田舎だし何時誰が来るかも、今の話
じゃ此処も人が集まる場所に為る」
「何か考えんとな、聞いたら沙織の抱かれる時の声、自分でも驚いていたがね」
「詰まんないよ、沙織さんのその声がたまらなく良いんだ」「馬鹿垂れが」
叔母が翔太の頭を叩いて大笑いされる。
 「そうかじゃ美恵に頼むか・・」「え、何で・・」
「お前達が心行くまで楽しめる場所じゃ、此処は暫く無理と思うぞ、夜中朝駆け
で人が懸け込むかもしれんがね」「何で智樹のお母さんが・・」
「それがな、沙織も知っておろう、この奥に一軒空き家が有ろうが」
「あ、ええ有るけど」「其処を使いんさいや、其処は抱合うだけの場所で良い
じゃろうがね」「ええ~幸子さん」「良いだろう、お前も際限なく抱かれたい
じゃろうがね、朝のお前の顔見ておれんが、変わり過ぎ」
「嫌だ~、でも美恵さんに了解が」「其処は叔母が美恵じゃろうが、任せ」
「沙織さん如何」「うん、良いと思うけど、其れだけで使うん」「そうなるな」
「・・」「嫌か」「ううん、じゃあそこは翔太さんだけが行ける様に
すると良いと思う」「何でお前とだぞ」
「あのね、聞いたら他所でもこの人沢山の女性としておりんさる」
「うへ~何で知って居る」「だってそれとなく聞いた、大阪でもそうよ」
「なんと、じゃじゃ話が早いが、お前此処でも其れで良いのかやきもちは」
「無い無い、夕べ抱かれて驚いたがね凄いから、私毎日一緒にいると壊れる」
「せんときゃ良いじゃろうが」「ま~、傍に居て其れは無いけ~、向かわれ
たら転ぶがね」「あはっ、ゆうが、良いぞお前はわしが目を付けただけは有る
女御じゃが、そうかじゃお前が此処を仕切れや、其処の方面はわしじゃ無理
年寄りばかりじゃが、お前が其処を仕切れば従う女は未だ居るぞ」
「え、任せて夕べで吹っ切れた、此処で翔太さんの為と自分達の為に頑張る」
「一肌脱げるか」「もう夕べ脱いだ」二人は大笑いする。
 なんと忙しい二人、叔母が電話した後、直ぐに二人は出かける。
「・・」見送る翔太も呆れるが、急いで翔太も出掛ける事にする。
信用金庫と農協、郵便局と忙しかった。
どこでも知合いの顔が有る、今は此処で有名人、頼む事を直ぐにしてくれる。
 何とか口座開設を終えると、脚は自分が産まれた土地にと向かう、
此処で何か興すのかと感慨無量、裏の小山の横穴は今は雪で隠れているが、
其の横穴を周りに堀、此処であのキノコ栽培をするのだ。
 雪は今は止んでいた、暫く外で佇み完成予想の姿を脳裏に浮かべている。
「え、ま~翔太さん・・」「ああ、雅美さん・・」
なんと其処に軽で通りかかる女性は今住んでいる家の真下の人、
既に何度か顔見知りで今回の仕事も参加願っていた。
「聞いたが、なんと早い事ね」「うん、善は急げ、雪が降る間には何とか全て
決めて置きたいし」「凄いね」「何処かにいきんさるん・・」
「おわった、訪問看護」「大変だ」「此処は出来るもんが動かんと行けん」
そう言われる。
「夕べはご馳走様でした」「え、何か・・」
「夕べ、あんたが居ると聞いたから向かったのよ」「え何処、あ、ああ家か」
「そう」「参ったが何時ごろ・・」
「言わないけど、凄かったね、もう家に戻っても寝れんかったわ」
「御免、初めてだったんだ昨夜」「そうかね、もうしていたと思ったが、
でも初めてであの声か、出るんか・・」「出たね」「呆れた」
そんな会話を昼なのにする二人だった。
 「内緒にしてくれんさいや」「内緒かね、でも既に皆は出来ていると思い
んさるけ無理じゃろう、聞いたのはわしじゃが、どうせただでは済まんと皆
がいんさる」「だよな、如何したら良い」
「どうもこうも無いがね、今じゃあんたは外せない大事な男じゃ、此処で夢が
膨らんで来ているんだぞ、堂々としておりんさいや、誰も嫌とは思わんけ~、
此れも有りかとさ、其れでも相手する人が居りんさるから此処で喜ぶ仕事が
出来るといんさる」「全部じゃ無いだろう」
「当り前だがそんな人はほっとけば良い、何れ尻尾垂らしてすり寄るが、早く
そうしんさいや」「雅美さんも仕事頼むよ」
「任せや、何でもしちゃるが、あんな声は出せんが其れも良いぞ」
「ええ、雅美さん」「幸子さんから聞いて頼まれているよ」
「参りました・・」「参らせてよね何時か」豪快な女性だった。

             つづく・・・・。