異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・70》

 賑やかな部屋も午後十一時に為ると皆が帰り静かになった。
残るのは幸子さんと雅美さん、其れに沙織さんだった。
「賑やかじゃったな」「真凄かったけけ~、此れも今回の事業の御陰ですね」
「そうさ、此れから此処は賑やかになろう、そんでも誰もが賛成とは限らんぞ、
此処は反対や、此れにやきもちやきんさる連中が居ろうが」
「ああ、そう言えば、佐々木の爺様が、この間農協で聞いたけど・・」
「何聞きんさった・・」「あのね、言いにくいけど、農協で爺様が偉い剣幕で
まくし立てていたと聞いた」「雅美、それ本当かね」
「うん、其処に勤める知り合いから聞いたけ・・」
「何とじゃ本当だな中身は何、作る仕事かね、其れとも此処か・・」
「此処は既に成行で今更どうって事はないけ~、でも仕事の事は農協は手を
貸すなといんさったそうな」「成程な、恨みつらみか」「え・・」
「あはっ、沙織さんの所為じゃ、でもこればっかりはのう、仕方が無いね~、
で農協は・・」「其処はよう判らんけど、佐々木の爺様の圧力は相当ですけ」
「だろうな、材木関係で昔は偉い鼻息が荒かった、わしの知合いも泣かされて
来た、でも今そんな力は無いが」「でも依然と周りには存在感が有ろうがね」
「言えるな如何するかのう」幸子も今までの喜びとは裏腹に頭を抱える。
 黙って聞いていた翔太、其処は既に考えが有るが言えない、落合の冴香が
其処は良い考えが有ると耳にしている事、でも今、じゃとは言い難かった。
「ほっとこうか、構ってられんが」
「幸子さん、佐々木の爺様はまだ力が有りんさる、ほっといて良いの・・」
「雅美、じゃ如何すれば良いのか」「・・」そこで一瞬静まり返る。
 残り酒を飲みながら皆は何か考えている。
「雅美、此処は並じゃいけんけ、何か良い考え浮かばんか・・」
「そう言われても、あの爺様は頑固者じゃろう、挨拶に伺えば・・」
「誰が、翔太か、行っても会わんだろう,宿敵じゃろうが」
「嫌だ、私の所為なの、じゃ私が動こうか」「お前が合えば罵られるぞ」
「構わない、今じゃどんな事してでも翔太さんの方だし、今更言われても
構わない、頭を下げれば良いと思う」「それじゃ益々火を注ぐ事になる」
「じゃ如何すれば良いの、私の所為でこんなこと言われるとは嫌だし」
「だろうな、其処を今考えているが」叔母がそう言う。
「・・」又静寂が部屋を覆う。
 「な、此処は間違いだが、其処を進めるか」「え、翔太何考えている」
其処から翔太が話を始める、其れは落合での冴香との話の中身だった。
 「ま~何とそういんさったんか、でも何で其処まで知りんさっている」
「僕が此処の事をいくらか話をしているんだ。其処で無論、沙織さんとの事
も向こうからそうしたら良いと言われていたんだ」
「ええ、何で、こっちの事は知りんさらんだろう」
「叔母さん、其処じゃが、その人は落合の家の娘さんだが、その人は先が
読めるし少し見えるんだ」「ええ、意味がよう判らんが・・」
そこから冴香の事を少し話をした。
「ま~何と凄い人じゃが、其れであそこで事業がしたい人などに資金協力か、
凄いぞ、その家はお前が其処で、ああじゃじゃ、こいつこれ使っただろうが」
「あう、痛いが、叩きんさんなや」
幸子が翔太の股座を叩くと、雅美も沙織も大笑いする。
「本当なの、其れって透視かね」「よう判らんが、今じゃ僕も多少は見える」
「うげ~真か、翔太嘘じゃ無いだろうな・・」
「うん、其処はよう判らんが、そうなるようには出来て来た」
「意味が分からん、何で翔太がそう出来る」
「何でか冴香が言うにはそんな事を僕に送り続けて居ると聞いた」
「なんと、恐ろしい事、嘘でもそうは出来まい、じゃ少しは読めるんか」
「何とかな」「じゃじゃ、佐々木の爺様は・・」
「会ってないから言えない、そう思うと僕と似ているし何とか道が見える」
「どんな道じゃ・・」「僕には、今見えるのは、羨ましいと思いんさる中で、
何かうっすらとこの先の姿が見えそう」「如何見える」
中身が定かで無いから翔太も一概に言えないが、似た者同士ならそうかなと
思えることを口にする。
 「ええ~、じゃじゃお前は何て奴じゃ、じゃ何か爺様はお前に会いたいと
思っているのだな」「そう見えた」
「よし、其処かじゃ何とか合わそう、雅美、何か会える事出来ないか・・」
「其処なら簡単、此処に呼べばいいじゃない」「ええ・・、でも・・」
「構わないけ、此処は佐織さんが居りんさる、其処で沙織さんが翔太に尽く
される姿見せると、相手は翔太に適わないと思いんさろう」
「だから拙いじゃろう」「其処よ、此れからもう沙織さんには其処を考える事
は出来ないと判らせることが肝心」
「成程な、でも其れじゃ男の顔が丸つぶれに為ろうが、拙いぞ」
「其処からは、翔太さんが考えれば良い事」「何か案が有るな」
「無いけど、翔太さんの顔を見れば有りそうに思える」
「ま、私も今そう感じたけ、何でおかしいくらいそう感じる」
「あはっ、其処は僕の所為かも、今僕は其処を念じていたんだ」
「え、お前意味が・・」「如何か知らんが、僕は佐織さんと雅美さんには肉体
で結ばれている、だから其処を念じていたんだ」
「あ、ああ~じゃじゃ、今感じているのは其処、ね~佐織さんは如何」
「そう言えば今までそんな事考えていなかったけど、言われると可笑しい」
「でしょう、じゃ抱かれたら出来そうね」「もう、雅美さん」
二人は大笑いするが、幸子だけは理解が出来ていなかった。
 「で、翔太さん、如何したいん・・」「うん、どうかなあそこに誰か連れて
行ってくれないかな」「え、アソコって、あ・落合かね」
「そう、えらい話を聞いたけど本当かと思う、僕ならね」
「あ、そうか、現場を見せるんだ」「其処もそうだが、其処でおまけが有れば
どうなるのかな・・」「おまけ・・、何金か」
「違うよ、僕を信じてくれる人がアソコには居るが」「だから何・・」
「使う」「使う、何を」「其処は話しせんでも良いが、僕が何とかする」
「え・・」「幸子さん、女よ」「・・、え・ああ~お前は何て奴じゃ・・」
「うふっ、これ本当ね、今沙織もそう見えたけ」
「嘘だ~じゃ抱かれるとそう為るんだ、ひや~今夜も抱かれようかな・・」
二人の女性が言う事に幸子はまたまた呆れた。
 だが、時間が経過すると幸子にも其処は読める。
「じゃ何か、お前を信じて付いて来てくれる相手を利用かね」
「そうなるけど、拙いかな」「相手は如何いんさる」「頼めば何とか・・」
「お前な、女は道具じゃ無いぞ、畜生か」「そうなるね」
「阿呆、そんな遠くにまで行かんでも此処で拵えれば良いじゃないか・・」
「ええ、叔母さん」「此処で作れば後が遣易い、そうなれば邪魔などせんし
都合がいい」「でも急には此処じゃ,誰かおりんさるんか・・」
「お前、幸子を誰と心得るんじゃ・・」「え~、叔母ですが・・」
「阿呆、見損なうなや」「叔母さん・・」
「任せや、あのなお前に抱かれた女が居ろうが・・」「あ、雅美さん」
「うふっ、来た来た今来たがあんたの頭の中の女性が見えたが此れ驚くわ、
沙織さん・・」「其処は見えて居ないし、何が見えるん」
「あ、そうか関係ない女性だね、ごめん、以前世話した女性が居りんさる、
幸子さん其れなの・・」「傍におりんさろうが、年は食っているが見事な女」
「ああ、早苗さんか、なんと郁子の従姉が居るが、幸子さん凄いが、其処なら
何とか出来るが」「雅美・・」
「うん、流石叔母さんじゃ、落合まで行かんでも此処で作れば簡単、後ろには
あんたが居れば何でも出来るがね」「雅美、其処を何とか誘導しんさいや」
「任せてくれんさい、沙織さん後で話すけ~」とんでもない事に進んで行く。

                    つづく・・・・。