望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・51》

 酔わされていつの間にか澄人は寝てしまう、宴会は既に終わり、
気が付くと澄人は違う部屋で転がされていた。
舞もおじさん達も見えない、頭が少し痛いから、水差しの水を飲んで部屋の
様子を見た。
 (え、此処は旅館じゃ無いが・・)
如何見ても違う、じゃ此処は何処と訝る、頭の痛さにまた倒込んで寝た。
 暫く夢見心地で最高に良いから逃げ出せないでいる、処がその夢見心地が
極上、なんと本当に宙で浮いている感じがする、今迄こんな思いなど夢では
無い、だが心地いいから夢から醒めたくはなかった。
 だがだが、そうも言っておれ無い程感覚が高揚する、どうしてもじっと
して居れない状態、夢でこんなにとは嘘だろうと思いつつ居ると・・、
「玲華さん・・」「良いから続けるんだぞ、今夜こそ頂こう、菜摘は・・」
「時期は最高ですけど・・、良いの・・」
「ああ逃がすな、こいつの子供は楽しみが有るしね」
「玲華さん、凄い、此れ凄過ぎよ・・」
「言われなくても入れてくれている、だから逃がすな、此処を忘れさせない
様に頑張ろうね・・」「良いの・・」
「玲華は良いよ、菜摘が狂うほど味わって、手助けするから出る時は・・」
「ハイ・・」何と二人懸りで愛撫していたのだった。
 受けている身の澄人、既に小さな声で会話されているが聞こえていたのだ。
念願の菜摘さんと知ると今度は任せる体を捻じ曲げながら、反応を表すと、
一層愛撫が激しく為り出す。
違う手と顔が澄人の体にはい回り、股は開かれ、棒が激くしゃぶられ出す。
そうなると、尚も一層反応が動きに出て来る、其処を見計らい相手二人は、
呼吸を合わせて愛撫三昧、最高な心地でアソコも膨張・・。
「良いみたい、菜摘が最初に跨ぎなさい、良いね味わうんだ、最高に飛で
頑張るのよ、後は往く寸前まで玲華が跨ぐからね、良いね覚悟は出来たか」
「はい、お姉さん、助けてよ」「任せ、行くか・・」
遂に相手達が動かれ始めた。
 最初は知らない膣穴、其処は柔らかくでかい棒を包む様に挿入され、
半分くらいで上に乗る相手が、手を上にかざして・・、
「おねお姉ちゃん、何何これ凄い~~~、すごっ・・」
「良いから奥までは最初は無理でも動けば向えるよ・・」
「はい、頑張る、く~、初めて奥に来ているよ、なんといいがいいがこれ
これがいいいいい~~~~いやいやいやだ~~~・・・・・・・」
声も動きも憚らず、菜摘は吠えて泣叫んで豪快に腰を前後左右に揺すり尻が
浮くと叩き落す様に豪快だった、しかもその動きは受けている澄人を最高に
興奮させていった。
何度もお姉さん~往く往くが又よ~の連呼、可笑しい程何度も連れてって
くれる知らない境地、其処で自然と往く,いいや活かされて往く、
数度痙攣を起こしていると、変われ、横に転がされた肉はピクンピクピク
と動いて居る中、澄人の上はあの最高な膣を持つ玲華さんが乗り、
しごきのたうち廻り上で最高な往く事を惜しげもなく転がり見詰める菜摘に
魅せつける。
「く~良いわ、何時でも本当に感じるがね、最高、後は仕上げだぞ・・、
良いね狂わせるから、変わるんだぞ・・」「はい・・」
震える体を股も澄人に乗っ懸り玲華は歯を食いしばって壮絶な動きを開始、
受ける澄人も顔が変化、「往くが往くよあんた未だ駄目、交代する・・」
「え・・お姉ちゃん・・」「うぐ~・・、馬鹿か、既に起きているが、
こいつ良い女二人を寝て居ながら満喫かね、こら~~~」
「うふっ、最高です・・」「阿呆~、玲華が死ぬわ、く~最高じゃないね、
あんた、往くか・・」「何時でも良いですよ、菜摘さん乗りますか・・」
「ううん、起きて居るなら下で迎えて出して下さい・・」
「良いですね、じゃそうしますか、玲華さん未だですからね・・」
「ええ、あんた・・」「約束は後三人・・」「うげ~あんた鬼かね・・」
横に降りて玲華が苦笑いの中、其処で強烈な動きで一瞬で菜摘を飛ばすと、
既に痙攣の中で、「良いか・・良いわ、今が最高みたいだしてやって」
「良いよ、最高じゃがね、行くぞ・・」
おぞましい動きで下で受ける菜摘は既に声すら出て来ない、
違う世界に飛ばされていたのだった。
 放出瞬間が見事、澄人の尻の筋肉が盛り上がるとドクドクと出て行く、
玲華も見て感動、そんな関係の三人、果てると、玲華が傍に来て、
女二人で澄人を抱えて暫く余韻を楽しんで行く。
 十分後、菜摘が泣いている、其れを見て澄人の指が涙をなぞらえる、
玲華も感動して見た。
「あんた、良いね、出来たら可愛がるんだよ」「うん、約束する・・」
「良い子だよ、あんた・・」玲華が澄人にキスをすると、
終えると菜摘がキスをした。
 「あのう、おじさん達は・・」
「うふっ、今夜は初床、敬之さんは朱音・・、最高な女よ、義雄さんは
一人者と聞いたから芳奈を充てた・・」「え、一人物じゃ違うのか・・」
「馬鹿ね、成り行きで有るかなと・・」「え、では・・」
「考えたら其処も有りかと、此れからの生道に有得る、あの子は苦労人、
此処から幸せな人生も良いじゃないかとね・・」「何と玲華さん・・」
「あ、其処は菜摘の意見なんだけど・・」「何と、良いですね・・」
そこから、今度は澄人が仕掛ける、玲華に猛攻撃開始、
はたで見ている菜摘の目が点・・。
 愛撫を堪能させると、玲華の脚を掲げ、膝を折るとその股合いに身を
入れると棒が挿入され、其のたたまれた足を抱えて突き進んだ、
受ける玲華は絶叫、真上に見える男の顔を睨んだまま昇天させる、
今度は玲華の両手を交差させ手首をつかんで引き寄せると、
ズズリイッと棒が減り込んで行く、其処で振動を加えて行くと
一溜りも無く、喘ぎ泣き叫んで失神・・、此の体位は効く、
凄い痙攣で棒を動かして、澄人もその快感には全身で味わった。
伸び切る玲華を横に、今度は菜摘が餌食、とんでもない程狂う中、
抱えあげられて部屋を闊歩され出すといがり泣いて往く、直ぐ落とされ、
又も最高な肉の玲華に襲い掛かった。
エンドレスの交じりは二人の思いを粉々に砕け散らし、
今は男がするままに応じて歓喜を挙げるだけ、
凄まじい行為は休んではくれなかった。
 相当な経過時間が、事のすさまじさを表す、漸く動きが止まる頃、
既に深夜三時過ぎに為ろうとしていた。

             つづく・・・・。

































望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・50》

朝から夜中まで、おちおち休んでいる暇など無かった。
入れ替わり人が家に来るからだが、其処を沙代里が見てて、
どうにかしようと頭を悩ましている。
 「お母さん、あれじゃ、貴子さんの家落ち着けないがね・・」
「そう考えてるけど、其処は如何にも出来んじゃろう、家に来て頂いても
構わないけど、横取りするように見えんかね・・」「そうよね、困る」
「何や・・」そこの父親が来る、話をしていると腕を組みながら考えた。
「・・、そうだな、あれじゃわしが見ても大変だぞ・・」
「でしょう、何とかしないと逃げ出すわよ」「おいおい、脅すな・・」
そんな会話をするが良い案は見えては来ない、皆が其処を考えてと言う
しかないかと思い始める。
 「ねね、おばちゃん、如何思う・・」
「・・、そうだね、アソコが大変な事は見れば判るけど、肝心な男がアソコ
に居座って居るしね」「・・」中村屋に来ている沙代里と話をしていた。
「あ、そうだが、ひや~、そうだぞ、沙代里、昔の公民館有るがね」
「え、でも古くなっているし、今は誰も使って無いがね・・」
「でもよ、鉄筋二階建てじゃろうが、外を塗装し直して、中も快適に改造
すれば、如何じゃ、谷の集会場だし、誰も駄目とは言わんぞ・・」
「ま~おばちゃん、アソコで事務所出来るが、其処を悩んでいたんだが、
流石ね、お父さんに聞いて来るね・・」「え、お前~・・」
駆け足で出て行く姿に苦笑い。
 家に懸け込んだ沙代里は親を並べて話を始めた。
「なんと、そうか其処が在るぞ、く~良いぞ、二階は今度の会社の事務所に
改造、一階は会議場、誰もが来れるがね、流石お前は大したもんじゃ・・」
「あ、其処は中村のおばちゃんの案・・」「あはっ、どっちでも良いぞ、
良いわ、今夜は其れで寄り合いだな、最近様皆の顔が見れるわ・・」
「お酒もデショウ・・」母が大笑いする。
 その夜は康太さんの一声で賛成を皆がする、其れで何とか形が出来る、
此処は既に会社を立ち上げるために動いていた。
 翌日、康太さんが、一人の男を連れて澄人に会いに来られる、
紹介されたのは獣医さん、喜ばれて是非協力と逆に澄人に頼まれ、
 澄人にとって願っても無い事だ、直ぐにお願いしますと手を握る。
 何と気に為る事が日に日に解決にと向かう中、本当に、此処で出来ると
確信を強める。
 「おい、名古屋から電話が来たがね・・」「え、誰から・・」
「真美じゃが、賢島に行こうと誘いが」「ああ、じゃじゃ、娘さん・・」
「二日続けて会っていたと、其れで向こうから懇願されていると・・」
「ひや~、通い妻に為れるね・・」「馬鹿垂れが、嵌めたな・・」
「アソコも嵌めたけど・・」「もう阿保じゃがね」
そんな会話で、貴子さんは数日以内にと決められる。
 (ようし、此処は何とか動けるな、後は・・)縁側に座り考えていた。
 そんな中澄人の携帯が鳴る、身に覚えが無い数字だが、暇だし出て見た。
「あ、居たいた・・」「え、誰ね・・」「え~あんた、酷いがね、私よ、
熱川の・・」「ああ~女将さん・・、何で番号・・」
「横に居るがね、大事な人が・・」「うひゃ~玲華さんか・・」
慌てて、見えないのに座り直す澄人、変わられて、発声、一言・・。
「馬鹿~~何で連絡せんのね」平謝る澄人、頭を何度も下げて会話する。
 「ふ~そうか、じゃ何とか出来るんか早く来んかね、こっちも話がある」
「ハイ直ぐに・・」「今から出て来い・・」「ええ、今からですか・・」
「ああ、命令じゃが、今夜迄来い、良いな・・」
そう言われて勝手に電話を切られる。
「・・、・・」一番苦手で怖い女性、でも最高に慕う自分が居る。
直ぐに出ないと夜に到着できない、本当に、慌てて、メモを残して澄人は
一週間滞在していた谷を出る事に為った。
 九月十七日、午後六時半、懸命に飛ばして、熱川の旅館に到着、
何も告げずに仲居さんに風呂と言い、大風呂に入って一休み、
思えば来る途中、考えることが出来た時間、本当に有意義な運転時間だ。
 汗を流すと、浴衣に着替えて、広間に出た。
「こっち・・」おかみさんが言われて、ロビ-のソファ-で待つ玲華さん
に頭を下げて座る。
「半月以上、放りっぱなしかね・・」「済みません、忙しくて・・」
「其処を聞かせろ・・」「え・・」「待って居た、早く聞かせてくれ」
いきなりそう言われるが、何から話せるかと考えていると・・、
「御免なさいよ・・」「・・、・・、え、え、え~~~嘘嘘だ・・」
何と、見覚えがある男性二人が来て居られ、見上げる澄人の顔が強張る。
「内緒で来ていたんだ、許してもらえんかね・・」
「え、其れは良いですけど、何で此処に・・」
「聞いてな、調べて、遠藤さんが信じる相手の女性に会いたくてな・・」
「でも如何して此処が・・」「判らんかね・・」
座られて話しをするが其処が見えなかった。
「・・、ああ~尚美さん・・、でも此処は知らない筈だけど・・」
「阿保じゃね、有名な女性じゃないね、尚美さんの会社は何処よ・・」
「あ、そうかじゃ調べられたんだ・・」漸く繋がりが理解出来たが、
此処に来られている事は未だ理解出来ていなかった。
 「ご用意出来ましたけど・・」
仲居さんが来られると、澄人もおじさん達も従う。
宴会場、既に用意が整い、玲華さんも座られる。
何も知らずに乾杯にと、澄人は未だ理解は出来ていなかった。
「あんたね、独りで楽しい事占領かね・・」「え、玲華さん・・」
「聞いたがね、あの飛騨が其処まで進んでいたとは・・」「え、では・・」
「そうよ、この方達が来て、話を聞いて居ると、驚いたが、もう其処まで
進んでいるとは知らんからね・・」「では・・」
「ああ、中身はまだ知らされていないぞ、此処に居られるお二人も其処が
知りたいと待たれていたんだ」「ええ、じゃ何時から此処に・・」
「既に六日滞在されて、旅館では大事なお客様よ」「女将さん・・」
玲華さんと菜摘女将を相手に、澄人は酒に酔うどころの騒ぎじゃ無かった。
 其処から他の人は酒を飲みながら澄人の話を聞かれるが、
当の本人は酒どころじゃない、汗だくで経緯を話して行く。
「ほう、益々進んで行くね、義雄、此れは相乗りせんと楽しみが此処だけ
に終わるぞ・・」「ええ、今そう考えていた、此処も素敵だが、名古屋と
飛騨、其処が良いね」「だろう、流石にわしの娘じゃ、良い男に合わせて
くれたがね」「言えます、此処も快適だし、ゴルフが出来るから尚良い」
呆れておじさん達の会話を聞かされた。
 「あんた、玲華も加えてよね、良いね命令よ」「ええ・・」
「ええもくそも無い、澄人が動く道は玲華が必ずいるからね・・」
「玲華さん・・」「良いね、あんたの弟が導いているのよ、判った・・」
「・・、はい、そうなるんですか・・」
「ええ、必ずそうなって来ているじゃないね、此処もそうよ・・」
「聞いたが、澄人さん、あんた人助けして、凄いと感銘している・・」
「義雄おじさん、其処は・・」「ああ、聞いて涙が出たぞ、ましてや子供
がめんこいぞ・・」「ええ、会われたんですか・・」
「ああ、可愛いからな、昨日はゴルフ場まで連れてった・・」
「うぎゃ~・・」澄人が仰け反るから、大笑いされる。
満が良いのか悪いのか、行き成り宴会場の襖が開けられると突進して来る、
見た瞬間舞と知り飛び込む舞を受けて、会いたかったと互いが言う。
ほほえましいから、皆が頷いてみる。
其処から何で会えないのかと言われる中、
舞は澄人の膝上で逃げてくれなかった。
 そんな中、色々とあの飛騨の里の事を聞かれ話していた。
「では名古屋の店は帰ると捜そうかね・・」「え、おじさん・・」
「わしらあんたの後見人として同盟を既に結んでいるんだ、ね~玲華さん」
「れ、玲華さん・ですか・・」「あ、そう呼ばないと返事が無いからな」
呆れて玲華さんを見た。
 宴会場では何とか今までの話しの経緯が説明できた。
「良いじゃない、上出来ね、じゃアソコは仕組みは出来つつあるんだ・・」
「はい・・」「では稲刈が終わる頃、連れてってね・・」
「え、行かれますか・・」「当たり前じゃない、現場を踏む事が一番大事、
それでね、あんた総てに金を出すんじゃないよ、此れからは、此処で居る
おじさん達と玲華と、あんたと三分割・・」「ええ、三分割、では・・」
「そう、あんたに感動しているからね、乗る、うふっ楽しそうだしね・・、
ね~敬之さんと義雄さん・・」『はいっ・・』
同時に返事されるから呆れかえった。
 一応話が片付くと、なんと芸者さんが宴会場に来られた。
「往々、昨日より今夜は一段と良いぞ・・」「ええ、義雄おじさん・・」
「うふっ、お目当てが居るのよ、敬之さんも、ほら美人な年増・・」
「・・」呆れる前の芸者さんを見て仕舞う。
(そうか、此れも有りなんだ)そう思うと少し肩の荷が下りた感じがする。
 「今夜は報告有るんでしょうね・・」
「ええ、沢山ありますからね覚悟してて下さいよ・・」
‹え、嫌だ、其れこそ分割できないの・・›
「駄目です、早く伝えたいしね、貴女の体にですよ」「嫌だ~~」
玲華の素っ頓狂な声に驚く場、でも其れは一瞬、
舞も芸者さんの踊りをまねて踊るから、場は賑やかだった。

         つづく・・・・。













望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・49》

 急に家は賑やかになる、専ら澄人は今は蚊帳の外、話題が谷の事なので
聞いて居るだけ、でも賑やかでも此処は燃え盛る火そのものだった。
「ええ、じゃ後で来られるだぎゃ・・」
「ええ、わしだけじゃ大変な議題、主な人物を集める、お前は直ぐ向えと、
後で貴子さんの家で集合、台所も手伝えやと言われていると、
其処で澄人が驚いていた。
「あんた、聞いた・・」「あ、じゃじゃ、酒も足りんだろう、中村屋に」
「うふっ、任せて既に手を打って廻っている、手伝いも四人来させるがね」
「ま~、何時もテキパキね、頭が下がる」貴子さんが言われた。
「では・・」「今夜で決着がつくがね、大元は総て寄合いで此処に・・」
そう言われると、益々澄人は身がチジム思いに為る。
「さてと、忙しいぞ、早う来んかね皆・・」
「うふっ、相変らずセカらしいよね貴子さん」「昔からだぎゃ・・」
笑われて居る内に四人の婦人が家に来られる。
澄人は益々部屋の隅に追いやられるし、賑やかこの上ない家に為った。
 中村屋のおばさんも軽で荷物運んで来てそのまま居座り手伝いに廻られ、
その姿見て、田舎の結力は凄いと感心させられた。
差配は既に誰もが煩い程、此れは私がこっちはわしじゃと、もう狭い台所
はてんわやんわ、呆れる程賑やかだった。
 午後六時、漸く婦人達の仕事もひと段落、すると今度は澄人を捕まえて
大騒ぎ、何れの方も薄々はご存知と思える唇、笑いながら囃立て大騒ぎ。
 「おう~賑やかじゃね」「もう遅いが、遠藤さんが血祭りにあげられて
困っておりんさろうがね、早く上がりんさい・・」
婦人の中でも若い女性が、仕切られている。
 揃われた男性が四人、しかも皆田舎で正装の部類か背広を着られている、
其処が可笑しいのか貴子さんが、揶揄うから、又も家の中は喧騒、
何とか挨拶を終えると、男性は座られた。
 「此れ見させてもろうたが、本当かね・・」
沙代里さんのお父さん、康太さんが言われる。
「はい、其の計画書は私が作成しているのと同じ、手に渡りましたか」
「娘が戻り急いで清書して、渡され、早くみんなに聞いてと急かすから、
でもこれが叶うなら集める程の話題だと思ってな・・」
そう言われると、並ぶ男性が頷かれる。
 だが、流石政治をつかさどる里の男衆、基本の資本金やら、
どんな計画の中身かを知りたいと言われた。
其れから、澄人は計画している中身を具に話を始めると、
其処でストップ懸けられ、夫人が膳を運んで来られ、「男だけ聞かせても
この谷は為り行かんぞ、まてや、配膳が終わるとわしらも参加する」
中村屋のおばさんが言われると、そうだなと男衆は待たれていた。
 「遅くなって・・」「往々、来たかね待ちかねたぞ、始りを止めている、
座れや・・」ここも中村屋のおばさんが仕切られる。
来てくれたのはあの谷の牛飼いの家族、母の雅子さん、愛菜さん雅己さん
姉妹、此れで役者が揃った。
 乾杯から始まり、美味しい飛騨牛のステ-キをみんなで食べる、
其れから、澄人が話をする段取りと聞いて居る。
 漸く澄人が話を始めると録音やメモを取られる男性と、頷いて聞かれる
ご婦人達、其処で時々驚きの秘め利が挙がる中、話は続いて行く。
 「何と、会社かね、じゃ此処は・・」
「ハイ、郷の皆さんで取り仕切り、牧場を立て上げ雅子さん親子を主体に、
牛を多く飼い、手分けして預かる、其処で牧草やトウモロコシなどを作る
家族や、牛の世話をする団体とに分けて、計画をお願いします」
「じゃ、牛は何頭に為る、会社の資本金は、わしらの手間賃は如何なる」
伊東と言われる男性から聞かれる。
「資本金は五千万円、会社の名は飛騨中山新興ファ-ムと設立、其れから、
牛は年々増やし続け、三年後は此処で多額の金が落ちる事にし、牛も種牛
を育て、ブランドを守り、行く行くは此処で年間五百頭を目的にしている。
やがては名古屋のリニア駅が出来る、其処には権利が有るので出店出来る、
そうなると、外国人も来られる中、既に八か国語を話せる人も決めてます、
此れから、此処で育つ牛の前途は明るい、他人が入り込むのではなく、
地元で運営し、最初は五頭以上の種牛を持ち、独自の育成をブランドにし、
会社を皆さんで盛り上げて下さい、無論生き物を扱う重要な仕事、疫病等
に襲われるかもしれないけど、其処は保険でカバ-して頑張りましょう。
此処の中身は皆さんで考えて決めて下さい、僕は口出しは致しません、
でもこの里の責任者は指名します、其れは沙代里さんにお願いしたい、
生産部門は総て雅子さん親子に従って貰います。会社の設立は、この谷の
方々で名を連ねて下さい、僕は部外者の取締役でお願いします」
「ええ、其れでは拙かろうが、頭は沙代里で良いがあんたは中心じゃが」
「そう言われても其処だけは譲れません、ですから今度の会社は資本金
五千万ですが、後々伸ばす意味で先は二億を考えています。今始める株式
を役員の方には、二十万円の持ち株にします、他の方々も、参加される
なら十万円の株を持って頂きます。無論そのお金は僕が無利子で用立て
します、何時でも良いですから数年後には返して頂けるようにお願い」
「・・、・・」とんでもない話を突然聞かされる人も居られる。
 話が終わると一瞬静寂になったが・・、急に蝉と蛙の合唱見たいな
ざわついた部屋に様変わり、部屋二つをぶち抜いての宴会場、其れから
銘々が話を始められる中、澄人は酒を飲みながら周りを見渡した。
 ニ十分後、康太さんが立ち上がられて、皆が静かになった。
「聞かれたかね、とんでもない良い話が舞い込んで来た、此処はやがて
消える谷と覚悟していた、俺は歯痒い日々を送っているが、今の話しで
頬を引っ叩かれた思いだ、如何かな、この話全面的に受けんか、資金が
有るなら、動ける、其れもひも付きじゃ無いぞ、この方が思う今後の計画
に参加し様じゃ無いか、行く先は名古屋のリニア駅での出店とは愉快じゃ
無いか、世界に飛騨牛此処に有りとで行こうか・・」
その勇ましい掛け声に皆が賛同、拍手が鳴りやまなかった。
 其処から大変、皆が並んで待つ相手は澄人、酒に弱い男ながらも受け
なくては不味い杯、本当に入れ代わり立ち代わりで眩暈がして来た。
「ま~、酒は弱いのう・・」みんなが笑う中、横に倒れている澄人。
其処からは谷の人が輪に為り、どれを誰が仕切れるかと話をされ出す。
資金が有るなら其処は遣りたいと手を挙げる人や、俺は運ぶ方の部門を
したいとまで言われる男性家族、牧草は、今捨て置かれている田畑で
賄えると、皆が頷いている、特に雅子さん家族には人が集まり、
何とか頑張ろう手伝うと、心強く言われていた、
貴子は泣いている最初から最後まで涙が途切れる事は無かった。

         つづく・・・・。









望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・48》

 午前十時前、二人は旅館を出た、車内では熱い眼差しを送る沙代里、
澄人は昨夜からとんでもない労力を使い果たしていた。
総て、最初からの喜悦と往く事の道を造ってやる、其処を走るのは沙代里の
体、其れが教えながら続くので溜まったものじゃ無い、習う沙代里は本気、
益々肉が喜ぶのが判る動きに、貪欲に習おうとするから、
両方とも重大な努力と、動きをせてしまう。
そんな中でも、ちゃっかり今度の仕事の骨組みを裸の沙代里に叩き込こみ、
植え付ける役目も果たした。
 午後一時過ぎ、漸く里の谷に戻れる、喫茶店を通りす後し、沙代里の自宅
まで送るが、其処で寄ってと頼まれるが、其処は総て話しをして、沙代里の
家の方の考えを聞かせてくれとだけ言い残し、澄人は家には入らなかった。
 一度上がってみたかった、郷の真ん中にある小山、此処は昔大きな山が
有ったと聞いて居る、然しその山は活火山、随分と大昔に二度三度と爆発を
起こして、今有る谷はその跡地だと聞かされている。
車で登れる場所まで何とか向い、後は二百メ-トル登らなくてはならない、
疲れた体を引きずる様に上がって行く。
 何とか頂上に到着、すると思いがけずに最高な景色を見る事が出来た。
(なんと・・、此処は・・、凄いぞ全部里が見渡せるが・・)
其れも其の筈、此処はあの九州の阿蘇山の小型と思えば理解出来る。
然もこの小山が最後の火山口の残りと知る。
(良いぞ~・・、此処ではすべてが見渡せるが・・)
感慨無量、写真を撮りまくり、体を廻して眺め景色を脳裏に焼き付けた。
 「あ・・」何と小山の後ろ側に為る場所を見た瞬間驚いた、
あの蛍を見た谷は、この山裾に為っているし、広さも判る。
少し目を動かすと同じような谷が数か所見えたのだ。
(なんと、良いぞ皆見えるし、使えそうだ、此処は最高な放牧地に為れる)
そう確信すると身体が震えた。
 一時間ばかり呆然と、其処に座り眼下の谷を眺め、飽きない、
其れほど谷の使いようで何とかなると確信が、自信にと変わる。
 谷を降りて、もう行く先は決まっている、貴子さんの家にと車は向かう。
「ええ、あんた探してたがね・・」「御免、色々と在ってな・・」
入り口で家の母親貴子さんに捕まったのだ。
「ま~あんた・・」「ええ、何で来ていたんだぎゃ・・」
「数日前からよ、もう真美が煩くてね、其れで話を聞いて此処に・・」
「じゃじゃ・・」「ええ、総て話しをした・・」
「何と、手際が良いぞ、そうか、じゃ貴子さん・・」
「あなた次第だって、上がって・・」名古屋の悦子さんが来て居られる。
其処は本当に都合がよかった、真美が先走り、本命を落とすために悦子が
来ているとは判った。
 「ふ~、あんたね、女を如何使うんだぎゃね、本当に信じられんだが」
「貴子さん、其処は話そうと来た、無理示威はせん、話を聞いて・・」
「遅いわ・・」「え、拙いの・・」
「ああ、拙いも拙い、あんたを恨んでいるぞ」「うひゃ~・・」
本等に顔を見るとそう思えた。
 話を受けて頂かないと、この計画は半端になる、店も大事な部門を
出来なくなるからだ、あの伊勢の賢島の件は、頭を悩ませる計画なのだ。
「貴子さん・・」「まてや、今夜話してくれんか、聞いたが中身がどれほど
かのう・・」「夜でなくても今話せる」膝を詰め寄り澄人は話しを迫る。
 其処から澄人が描く中身を総て貴子さんと悦子さんには話す、
最初にそうしようと考えていたし、此処はこの家が立ち上がらないと出来
ない仕事、どうしても親子を陥落させないと駄目と腹を括った。
 一時間半、澄人が一人でしゃべり続け、聞いて居る親子も真剣に聞いた。
「じゃ何か、あんたが絵がいているのは、直ぐにでも店が出来るんだぎゃ」
「ああ、この家次第です」「家次第って、わしだけの問題だろうがね」
「いえ、家諸共です、悦子さんは店の女将さん、佳恵さんは料理の責任者、
総てその二人を囲んで運営します」
「え、きいとらんが、じゃ何か家の者総てが其処に向かうのかね・・」
「ええ、最高に繁盛させましょう、其れには海鮮が弱いんです」
「何聞かせてくれんかね、全貌を・・」そこから店の中身と、行く末は、
駅前のビルの中に店を出す、そのモデルを今すぐに作りたいと、
其処まで話しをした。
「・・、・・」親子は顔を見合わせて、体を震えさせる。
「悦子・・」「うん、覚悟している、家の名に恥じないように頑張る」
「お前・・」「お母さんもお願い、月に半分だけでも行けば良いじゃない、
此処は親戚に預けても出様よ、名古屋と、此処と、あの賢島往復ね」
「あはっ、忙しいぞ・・」笑われる。
「でな、あの賢島の男、どんな男ね・・」
「御免、僕未だ会っていなし、其処は悦子さんの義理の娘さんが御存知」
「ええ、あんた、相手がクマみたいな男でも行けと・・」
「海際ですよ、クマは居ないけど、トドなら」「ええ、もう澄人・・」
名を呼び捨てにされ、親子で大笑いされる。
 何とか其処までは漕ぎ付けた、此れからはあの沙代里さんの家の中身次第、
其処も話を始めると、親子で紹介が省けたと大笑い、中身も聞かないでも
判るとまで言われる始末、後は吉報を纏うと、暢気に構えられるが、
澄人は落ち着けないで居る。
 夕食を支度をと動き始めていると・・、「ごめん下さい・・」
「はい・・、ま~冴子おばちゃん・・」
「うふっ、もう気がせいてな、来たが悪いかのう・・」
「とんでもない大歓迎よ、お母さん、大変・・」
「なんじゃわしも大変じゃがね、・・、アあ冴子・・」
「ご無沙汰しています・・」
「反対じゃがね、もう頭下げたら駄目だぎゃ、アンタよう来てくれたね、
此方から頭下げて向かうのが筋じゃ・・」
「其処は如何でも良事、大変ですね」「そうじゃがね、あの中村屋が・・」
「あら、親戚じゃないね、あのう、肉・・」
「往々、見事な色じゃがね、何処で・・」
「今娘がアの家に行っているの、送った戻りに此れって渡されたんだぎゃ」
「ええ、じゃじゃ、牛飼いの家かね」
「もう娘は半狂乱で、お父ちゃんも踊らされ、騒がしい家に為っている」
「じゃ、何とか動けるんか、無理は駄目じゃぞ・・」
「そう言われると思い先に来た、総て娘の差配でね・・」
 こうして澄人が動いて集める人々が既に輪の中に入られて動かれると、
思うと、感謝する、相手は無論沙代里もこの家の貴子親子もだった。

              つづく・・・・。


















望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・47》

 なんとなんと、こんな事も有りかと、満悦な澄人、相手の沙代里さんは、
一気に変化、いいや成長えの脱皮を果たされた。
その姿は極上、何とも言えない程綺麗な姿態、日本人離れの均整がとれた
肉体は、いろんな姿で魅せ付けられている。
教え乍ら、従われる様は芯から楽しめる男冥利に尽きる。
棒をしゃぶらせるために教える時など、笑えた、でも相手は真剣、
澄人が沙代里さんの手の指を口に入れて、しゃぶり方を教える時など、
互いが笑うほど滑稽、其れでも習う姿は真面目、
其の格差が何とも言えない楽しさを産んで行く。
 習う沙代里も、本気、三十路迄遠い道のりを一人で歩んで来た、わが身、
縁が無いと言えども無さ過ぎている。
色んな思いが動いている最中に脳裏に浮かんで来る沙代里、今はどんな事
をしてでも新鮮、相手が馬鹿でかい物を持つ事が、異様に其処の舞台に
立たせていたのだ。
誰が見ても滑稽、三十過ぎの女性が、今更愛撫の手習い、笑えるが当人は
此れから此処が大事と弁えているから、本気で習う姿、其処を見る澄人も
今じゃ、熟されている体、しかも素晴らしい肉体、其れが何と幼稚園擬き
のセックスの技巧の手習い中、互いに少しづつ、其の気に為りながら、
澄人も間に相手に愛撫攻撃を開始、受ける沙代里は目ん玉マジで大開いて
驚愕、膣を攻撃され出すと、嘘だ嘘でしょう~嫌や~気が気が恥ずかしい
け~とのた打ち回りながら、自分の体が、歓喜に侵されて行くのを味わい
最高と泣き喚くほどの成長、今度は澄人が台で愛撫を男にする動きを教え
るが、其処は直ぐに会得、言われる以上に技は上達、其れが楽しいのか、
汗を体から滲ませながら沙代里は奮闘、あの愛撫をされた時の体の感度は
抜群と褒められたから、愛撫される時の応じ方は、誰が見ても初めてとは
思わない、其れほど応じて感じている姿だった。
 手習いは続く、呆れるほど時間の経過が早い、中でも裸同士の皮膚から
噴き出る汗は互いの密着度を爆上げ、本当にセックスの前戯ノ教えに全う
できる相手には感服、これ程夢中になれる相手なら、今度の仕事も総て
任せられると確信できる。
 「休もうか・・」「え、そう、最高に楽しいし、体が嘘みたいに感じて
来た、何処までも行けるみたいな気がする」
「ああ、判るよ、本当に真面目な気と体だよ」「あら、駄目なの・・」
漸くものが言える程に理解出来たのか、顔つきも変化されていた。
「今度は何処から・・」「此れからは、僕が愛撫する、・・」
「ええ、其れからは・・」「流れを挿入に進めるが良いか・・」
「ええ、教授様、どうぞされる儘にお進みくださいませ・・」
「阿保か、こいつ・・」大笑いする二人だった。
 すると、澄人が沙代里を抱き上げて浴室にと向かう、其処で丁寧に体を
洗われる沙代里は又も感動して泣いてしまう、其れほど感受性が強い証拠、
愛撫擬きの洗いは拷問に等しい、何度も其処で昇り詰める自分の体に今更
ながら変われた証だと感動、受ける側がそうだから、事は動くたびに相手
から泣き叫ぶ声が出だして居る。
そうなるともう、つべこべ言わずに事を最高な踊れる舞台に上がらせて、
楽しむだけ、澄人はそう決めた。
 午後十一時、部屋の浴室からまたも沙代里を抱えて出て来た澄人、
素っ裸の肉体は、研磨された今、最高に仕上げられている。
その体を奥の部屋のベットの上に寝かせて、真上から極味ノ沙代里の体を
見詰めた。
「・・」其れを知る沙代里は何と見られているだけで感じて行く、其れほど
敏感な肉と心、本当にわずかな時間でこうも変われる事に驚き嬉しくも有る、
三十過ぎまでは知らない世界だし、自分の体さえもこう慣れることすら、
信じられていない、わが身の良さを噛み締める沙代里は、
今が本当の女の幸せな時だと知らされた。
 午後十一時半、遂に長い愛撫に絆され続けた肉は、最高な味を醸し出す
頃に為った。
澄人は断る事もなしで、既に我慢の限界見事な肉に早く溶け込みたい、
願望がダムの堰止めの破壊の時が来たと知る。
 午後十一時四十五分、遂に澄人が、沙代里の肉にと挿入開始、
迎える沙代里は今は天で彷徨う喜悦の肉を味わって居た瞬間だった。
「・・、うん・・」戸惑う澄人、なんと挿入しようと向かうが、入り口で
入れない、穴が窮屈で亀頭が押し戻されている・・。
「何と、そうか其処かね・・、なな、沙代里、何とか入れさせてくれんか、
入れないが・・」夢遊状態の中言われるが、処理は理解出来ない。
「あのな、穴の入り口で拒否されているんだ・・」
「・・、え意味が判らんがね、何で来て・・」
「心から入って来てと願ってくれんかね・・」「ええ、しているけど・・」
「其処が駄目じゃ、大好きな物を早く来てと思い込め・・」
「うん・・、待って・・」直ぐに反応が亀頭に伝わる。
 「うひゃ~、行けるぞ、凄いが・・、ええ~何じゃこの穴が凄いが・・、
良いぞ良いが動いて奥にと迎えてくれるが、最高・・」
「煩いがね、大変なんよ其処が、とんでもなく張り裂けるように感じるが、
あんた最初はゆっくりよ、お願い・・」
「任せや、凄いぞ儲けたがこの穴最高じゃが~、あ~迎えたぞ・・、
奥にとゴリゴリと運んでくれるが、凄い~~」
とんでもなくでかい声で叫んでいる澄人、其れほど特殊な穴と知らされた。
受けている沙代里はそんな場合じゃない、イガリ手繰る程強烈に膣穴が膨張、
周りの内臓や肉が押し攻められるのが判るほどデカかった。
 だが、その感じはもう何もない、其れほど迎えた膣は驚愕の中でも歓迎を
してくれて様に思える、其処は入れる側も迎える側も同時に知らされていた。
 「フンギュ~、あ、あ、あ、あんたああああ~来た来たが~奥よ・・、
く~ずっと奥くに来た、へそが臍が退かされているがね~、あんた凄い凄い、
中が大変、始めてよアンタ、動いて見て感じるから、お願い凄い事になった、
あんた~・・」GOサインが出た、澄人は最高にきつい中で棒が奮闘開始、
埋めている沙代里は未だ何か叫びつつ中で暴れ出す大物の感触を芯から
味わおうと決める。
 其れだから受ける身の体の反応は呆れる程凄い反応、失点抜刀しながら
も受続ける身は、自分でも驚く、反応の威力を伝える脳が破裂しそうだ。
とんでもない境地、何もかもが初めての事、沙代里は泣きわめいて最高・
凄い~貴方~の連呼の中、三十過ぎ初めて昇天を味わいに飛されて行く。
其れが往くという事すら知らない身、とんでもなく体の異変が痙攣で表し、
上り詰める時の身は頭と足先で自分の体諸共澄人を乗せた侭腰が浮いて上
で大痙攣、わめき散らす声も失せて、身が震え中で動いている棒に最高な
膣壁の連動をこれでもかと味合わせていた。
(く~初めてだぞ、今迄無い穴だがね、凄いぞこれは儲けた・・)
膣中も大変な騒動、外では目が飛んだ顔で痙攣され続ける姿、穴は既に一人
で動き捲る、有得ない程凄過ぎた膣だ、いいや持つ体も最高、汗がほ迸る
体は、既にドスンと音を立てて落ちる二体、落ちても繋がっている。
又も澄人の腰が動くと、蘇り目を白黒、泣き喚いて縋付いて大泣きされる。
 「初めて感じた、此れね、最高よ、あんた~また飛ばしてねね・・」
可愛かった。
リクエストがある限り、澄人もこの穴から出たくない、返事の代わりに腰を
動かすと、またまた始まる雄叫びは、以前とは雲泥の差、
其れほど上達をされて行く姿だった。
腰の動きもいつの間にか澄人に合わせ、迎えてくれる、最高な時往くよ~と
知らせて痙攣と泣き叫び、其処も少し変化が見える程、凄い肉が躍る中、
今迄の怠りていた、男女の抱き合いを此処で総て賄うと決める程、
沙代里は貪欲に、往かされながらも直ぐに戻されるとまたもエンドレスの
歓喜、とんでもないおぞましい味を肉と脳裏に植え付けられていった。
 一時間は優に過ぎているが、とんでもないカップル、未だ穴から一度も
外に出してもらえない棒はふやける程、中で滞在させられた。
だが、其れが良いと思う二人だから何おかいわん、互いの体が滑る中、
抱合いながらキス三昧、その間でも澄人の腰は沙代里の奥にと迎えさせる
動きが止まなかった。
 初めての経験が何もかも吹き飛ばして、沙代里は泣いているが、
此処は以前の泣きとは大違い喜びの汁が涙に変わり出ていると思える。
 一時間半後、部屋は漸くおとなしくなり、聞こえるのは互いの腹式呼吸
の鼻から出る音のみだった。
 最高、手習う相手も最高な生徒だった。
その証拠に、動きは止まるが、棒は外には出ていない、未だ合体の侭だ。

          つづく・・・・。









望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・46》

 中々心が落ち着かなくなる沙代里、此処までは来たけれど、此れからの事
はどう考えても今までの姿ではおれない事情があった。
「ね~、あんた、如何するの・・」「え、何が・・」
「だって、此れから如何進めるの・・」「ええ、今更何・・」
「だってね、告白するけど、沙代里は経験が乏しいのよ、強がりで今迄過ご
して来たけど、あれは一人の男性としかした事無いし、恥ずかしいけど大学
時代だけよ、でも其れも半年、数度抱かれただけなのよ・・」「・・」
いきなり何をと聞いたけど、中身が予想を遥かに超えている、この姿かたち
とあの人を引き付ける威力の目と心、どれをとっても格上、その女性が何と
ひ弱く一瞬見えた事か芝居かと疑うほど、今迄に接した女性じゃない、
呆れて返事が返せない澄人が居た。
「ねね、聞いて居るの・・」「「・・、え、ああ~聞いて居る」
「で、如何なのよ・・」「え、如何って何が・・」「もう嫌、虐めないで」
「ええ、其処もなんで・・」「もう良いわ、こんな年で恥ずかしいじゃない、
一度、いいや一人の男しか知らないし、其れから十年以上経過してるのよ、
怖いのよあんたが・・」「怖いのか、じゃ止そう、其のままで良いのなら
良いじゃないか・・」「え、あんた・・」
「仕事さえ受けてくれるなら、其処は構わないけどな・・」「本当・・」
「ああ、本当だ・・」「・・」返事が戻らないけど、其処は澄人が一枚
上みたい、相手の動揺が手に取る様に判る。
「あんた・・」「何・・」「良いの、良いのよね、しなくても・・」
「ああ、良いよ」「・・」其れでも座ってはくれない、立ったまま何か体が
震えているみたいで浴衣が揺れていた。
三十路の女性で経験が薄いとこうなるのかと思える、今迄の鼻息は何処え、
そう思える程困惑されていた。
「良いから座れば、其処は如何でも良いがね・・」
「・・」返事はされないが座られた。
 澄人が気直しに冷蔵庫からビ‐ルを取り出して二度目の乾杯をする。
「・・」グラスを持つ手が震える中、作り笑いが顔を引きつる。
「く~上手い・・、風呂上がりにもう一度飲もうかな・・」「・・」
嫌未が少し混じる言い方で飲み干す。「風呂に入るわ・・」「・・」
返事が無いまま、澄人は部屋の風呂にと消える。
 「・・、如何し様、此の侭で良いと言れたけど其処は・・、もう此れから
如何するのよ、同じ女性でも今回の仕事に関係する人は、この男に抱かれる
と思っている、普通なら其処迄決めつけないが、あの谷に木霊した、女性の
歓喜の泣き叫びは有名、店でお客が来ても、聞いて居ないぞと悔しがられて
いる人も居るからだ、あの声は尋常じゃ無いがと言われるまま聞いて居た、
沙代里、其れがどんな事されて出るのかも知らない体だった。
然も長い間泣き叫びは聞こえたとも言われてる中、どんな事してそんな時間
居たのかと、其処も気に為る、総て数少ない一人の男だけの経験は、
そんな事すら理解出来ていないのだ。
しかも別れる時相手の男が言い放った。
「沙代里ちゃんは僕に会わない、なんか中が窮屈で直ぐに果てしまうんだ、
他じゃそうじゃ無いけど、三分しか持たんが・・」
「ええ、何其れ、他の女性って何よ・・」「ああ、御免昔だがね」
「昔何時よ・・」二年前、郷でな・・」
「いやらしい、もう寄りつかないでよね、何狭いって何が狭いのよ・・」
「・・」遂に、其処から相手は黙ってしまった、其れを今思い出して、
困惑する。
  此処に来て年甲斐もなく動けない自分が情けなく感じる。
今更此処で立ち止まっても先には良い事等無い、三十路の体をどうって事は
無い筈、しかも経験不足を箍に背負う自分が、最高な話で表舞台に立てると
知っているから、此処は動く事には是非もなかった。
 だがだが、現実は、動けない、焦る思いが募って来てこんな場面は一度も
無い我が身、既に相手は部屋の風呂に入られて居る筈、益々動き様が見えて
は来なかった。
泣きたい、いいや泣けるほど憎い自分の行動、動けないのは何かを考えよう
とするが、其処はまともに思っても野暮の一言、いい年をしてて、
この有様に本当に泣けてきた、その涙は自分を呪う涙か、
其れとも歯痒い中で動けない我が身なのか、理解し難いが、
今は泣いてしまっていた。
 其処にマンが悪く、澄人が部屋に戻る。
バスタオルを体に巻いて頭をタオルで拭きながら出て来た。
 「え、ええ~、何で泣いているの・・」澄人を座り見上げる顔は涙で濡れ
ている顔、驚いて前に座った、澄人、其れが悪い方向にと向かわせる。
「わ~~ん・・」「えっ・・」
突然しがみ付かれ鳴き声で言葉が理解出来なかった。「
おい、如何したんだ、泣くな何で泣く・・」
そうとしか言えない、意味不明の姿に、流石に澄人は困惑する。
「もう泣くのは駄目、嫌ならしなくていいが、な、泣くのは不味いだろう」
「わ~~ん・・」其れでも酷くなる鳴き声、如何する事も出来ない状態、
澄人は沙代里を抱いたまま泣かせていた。
 暫く、泣き止まなかったが、十分後、相手は自分の手のひらで顔を拭い、
未だ涙で光る目が、抱いている澄人を見詰めた。
何も言わずに見返す、「御免なさいね、もうどうしようもなく、自分が嫌に
なっていた、こんな時戸惑うなんて歯がゆくてね、でも其処は理由が有る、
泣いて我慢していたの・・」
「ええ、意味が判らんが、泣いた理由があるなら其れで良いじゃないか」
「え、良かないから泣いたんだ・・」「ええ・・」
呆れる澄人を見ると、沙代里は急に泣き止んでしまう。
「もう泣いてすっきりした、此れから教えて貰う、此ればかりは動き方
さえしらない、風呂場に向かおうとすると動けなくなり、へたり込んでいる
と突然涙が出て、其れから、見たでしょう・・」
「ああ、そこはな」「でも中身は他愛無い事なの・・」「えっ・・」
「だって、身を委ねる事しか出来ないと今理解出来た、此処も何とか動いて
喜んで貰おうと考えたら、動きなど何も分らないのを知らされたのよ・・、
其の私が歯痒くて泣いた」「・・」
「それで抱かれた事等はるか昔よ、何も知らない学生時代、その後は無い、
だから動きが怖くて、動けば相手が如何思うかとか考えると動けなかった」
「・・」「それで、今になるの、もう覚悟どころか、今迄の自分と決別する、
教えて、どう動けば良いの、習うからねね、何も知らないから、お願い・・」
「ええ、沙代里さん・・」「もう恥ずかしいから、どんどん命令してよね、
応じる、必ず、ね、如何すれば良いの・・」「ええ、まじか・・」
「お願い早く・・」こんな展開など努々思わない呆れるが真剣な顔つき、
考えるいとまもない今、如何したら良いと聞かれていたのだ。
「良いよ、じゃ立って浴衣落とせ・・」「ええ~、裸になるの・・」
「阿呆、聞いて来たんは沙代里さんじゃぞ、良いから立てよ、帯解き落とせ、
動きは其れからだぞ・・」「・・、はいっ・・」勢い良く立たれた。
「・・」澄人の顔前ではらりと浴衣が畳に重なって落ちた。
「なんだ、ブラも、下も自分で外せ・・」「・・、はい・・」
本当に言われるままにされて行く。
こうなると、今迄心配していた事を忘れて、成り行きが楽しいと思え出す。
 「いいぞ、良い子だ、今度は前を向いて相手に姿を見て貰うんだ・・」
「はい・・」今度は直ぐに返事が戻った。
「うひゃ~良い体だぞ、凄いぞ最高、なな、体を廻して見せてくれ、・・、
良いが良いぞ腰の括れや、足の長さも・・、其れに・・、髪を束ねて・・、
そうそう結べ・・」従い、バックから紐を出すと歯で紐を噛んだまま髪を
束ねて結われる。
「く~、素敵だがね、断然いいよ、沙代里・・」「あんた、出来た・・」
「ああ、良いぞ、そうか、じゃ僕のバスタオル外せ・・」
「はい・・、ア、あ、え、ええええ~~~~~嫌だソコソコが嫌だ~~~
なになにそこなんでよう~~~」
興奮をし出したアソコはグングンと鎌首を斜め上に聳えさせていた。
「怖いか、此れが沙代里を狂わせて行く一物迎えるなら従え、嫌なら部屋
を出て行け・・」未だへたり込んで体を手が支えているが、震えている。
(これ、見た事無いがね、一度しか男の物を見ていない、でもでかい・・)
そう思うようにまでは為っている沙代里、
体を支える両手がガクガクと震えて止められなかった。

           つづく・・・・。


























望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・45》

下呂名物、真っ赤な橋を渡り、落ち着きのある日本家風の温泉宿が予約なし
でも受け入れて頂いた。
 二人は、今は暇のこの界隈、農作業が既に煩雑期に入っているのか、
お客も少ない様子。
奥の最高な部屋に通された二人、窓から眼下の川の潺が心地良い音に変えて
聞こえて来る。
「あんた・・」「良かったが、此処は有名な旅館だ、夕食が楽しみ・・」
「大風呂に行かない・・」「良いね、さっそく着替えて行こう・・」
二人はまるで恋人素振り、傍が見てもそうにしか見えない様子、
廊下を歩く浴衣姿が消えるまで・・、残暑の熱闘は夜に為れば判る。
 風呂を出た二人は又も手を繋いで部屋にと戻る。
「いい湯・・、気持ちが良いがね」「そうだな、名湯とは此れだな・・」
二人は和室に座り、お茶を飲んだ。
「ね・・、アのお話、聞いただけでは忘れるが、メモしても良い・・」
「どうぞ、PC有るから其処に打てば・・」
「有るの、じゃメモリ-にして、戻れば汚い字じゃないから読む事が出来る」
笑いながら言われる、澄人は駐車場でPCをもって、部屋に戻る。
「チップは・・」「有るよ・・」「じゃ貸してね・・」
そこでPCに向かい、今まで聞いて居た事を大まかに表題として打ち込んだ。
 「名前如何し様か・・」「え・・」「此のプロジェクト・・」
「あ、其処は何でも良いけど・・、地元だし、飛騨中山新興ファ-ム設立に
感して、では如何・・」「ま~良いじゃない、決まりよ、素敵・・」
喜んでPCに打ち込まれる。
「ね、後は聞いて居る分でも打ちたいけど・・」
「良いよ、どんどん打ち込んで下さい、僕はビ‐ルでも飲んでいる」
「はい、じゃ進めるね」温泉に来ているが、卑猥な思いは今は無い、
澄人もそうだが、沙代里は特に話を聞いて来て大感動の真只中、
指が躍る様にPCの盤の上で踊って行く。
 三十分、部屋は静寂其の物、音が聞こえるのは微かなPCを叩く音と、
小川からのせせらぎの音が残暑を弾き飛ばしているだけだった。
「出来たわ、見て・・」「ほう早いね、どれどれ・・」
並んで座り、画面を見る澄人・・。
 「う~ん、良いぞこれなら誰にも判り易いが、凄いぞ・・」
「此処からは未だ聞いて居ない部分が入るのよ、お願いね」
「はい、了解です」本当に素晴らしい文言が並び、誰が見ても、此れからの
谷の行く末が、読み取れる優しい言葉が並んでいた。
「もう夕食を待つだけね・・」「そうだ、ビ‐ルでも飲んでユックリしてて」
「そうするね」並んだまま、沙代里はビ‐ルを受けて喉に流し込む。
直ぐに横に居る澄人を見てニッコリとされる。
 食事が運ばれている中でも、今度の事の話が、窓際で話されて居て、
聞くのは沙代里、驚きの顔で聞き入る。
食事が用意できると、今度は無言、時々美味しいと声が聞こえるだけ、
そんな二人だった。
 食事が終わると、仄かに赤い顔に目だけがリンリンと光る二人、
既に話が其処で始まっていた。
「ま~、じゃ、何ね、貴子さん親子は、名古屋の店・・」
「いや正確には違うけどね」「如何違うのよ・・」「・・」
「ねね、何でも包み隠さないで、知った事は不味ければ人には言わないし、
中身隠されてては動きが間違う事も出て来るじゃないね」
「・・、そうだね、良いわ、じゃ総ての成行きとこれからの目論見は話を
するが、貴子さんの事だけはまだ先が見えていないけど・・」
「良いわ教えて・・」
 なんとなんと、澄人は今までの事からなんでも話を始める、其処は相手が
信頼されていると思わせる珠にも必要と考えての事。
 「うひゃ~、何々、アンタ、凄いがね、事実なの其処・・」
「ああ、嘘も隠しも無い、此れからは何でも言い合える間に為りたいからな、
無論向こう側にも沙代里さんとの事も話すぞ・・」
「うん、良いわ、でも凄いねあんた、考えられないけど、郷で漏れた悲鳴は
其処かと皆が思う中、事実だったんだ、じゃ沙代里は・・」
「同じ事に為るが良いか・・」
「・・、良いわ覚悟しているし、いいや覚悟じゃない、抱かれたい事は本当、
聞いた話で躊躇う事は無い、今後もそう、谷が様変わりするなら何でもする」
「有難う、でも犠牲と考えるなら先に失敗するぞ・・」
「あはっ、私の胸の中よ、どう考えても此れだけは変更無し、あんたに縋り
ついて泣いて見たいしね」「言いますね・・」「遣りますねあんた・・」
二人は大笑いした。
 何ともこんな場面でも相手は驚かれないし根性が座っている、
其れほど今回の事はやり遂げてくれると確信する。
「じゃ、貴子さんはまだ先の事に為るの・・」
「そうでも無いぞ、其処は名古屋の店では肝心な事だろうが、店を盛上げる
役目は貴子さんなら理解してくれる、其れが家族の繁栄にと結びつくなら、
沙代里さんなら如何します」
「・・、考える間でも無い事、今回の私より、少し可哀そうだけど、其処は
あの貴子さんならやり遂げることが出来る人よ、家族が総て今回の店に参加
できるんだもの、素敵な話じゃないね」そう言われた。
 それから少しの間PCに叩き加えて話を一時間後漸く終える事が出来た。
 「・・」「・・」少しの間が出来た、「風呂入ろう」「大風呂なの・・」
「え、駄目か・・」「あそこは朝方で良い、此処の部屋のお風呂入ろうよ」
「え、あそうか、良いぞそうしようそうしましょう・・」
「馬鹿ね、お湯入れて来る」部屋を出て行かれる後ろ姿、今度は女性と思い
確りと見る事が出来ていた。
 用意された後、部屋に戻り沙代里はビ‐ルを流込むと、澄人を見詰める。
「何か・・」「あんたね、誰もかもがそうじゃ無いよ、でも今回は本当に
凄い事始めたね」「そうなるのか、出会いでそうなりつつあるんだ」
「だから凄い事と言ったの、其れで相手家族もろともかね、其処が不思議
なんだけどな・・」「じゃ確かめる為にも今夜は抱くよ」「・・」
返事はされないが睨まれていた。
 沙代里は今迄考えていた事を思い返す、(何でこの人が其処まで出来る
のかが不思議なんだけどね、何処にもいる男としか見えて来ない今までの
自分、何でか・・)それが正直な思い、沙代里は男を知らない体じゃない、
郷を一時期離れていた事が有った、当時まだ二十一歳の頃、大学で交際
していた同級生と付き合いが有る、無論付き合って間も無く男女の関係
には為れているが、其れが長続きしていない、どうしてかと悩んだ頃を
思い出す。
その原因は未だに判ってはいないが、都会に疲れた事も有る所為か、
二十七で里に戻り、暫く家でぶらぶらしながら、旅はふた月に一度出て、
家は生活には困らない程度の家、その所為か出て行く姿は煩雑になって
行くが、色恋はあの学生時代からとんと縁が無い、其処は沙代里の男を
見る目が厳しくなりつつあったことかもと思えるが、其処も自分では
そうだと言い切れない不安が残っているのだ。
 三十を超えても其処だけは確かな判断が出来ず仕舞、何やあれやで年
は瞬く間に三十三歳になってしまう。
「此れが二度目の挑戦、長い間体使ってない、如何し様怖くなった・・、
今更知らない等とうそぶくのも拙い、相手が正直な男だし、此れから
あわよくばとんでもない世界に釣り上げてくれる男、どうでも離したく
ない男でもあるわ・・」
其れが本当の自分の心根、相手には知られたくないし、こんな年で一人
の男としか経験が無い身、しかも半年という僅かな時、男と付き合った、
それ以後は無い、其れほど経験が乏しい事が今の年では恥ずかしいと
さえ思えるから益々そこの道には踏み込めていなかったのだ。

              つづく・・・・。





















望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・44》

 田舎の道傍の喫茶店、店の中は二人だけ、話は出来る状態だった。
直ぐに中身に入り澄人はこの人だけは落そうと構えて来ている、
其れが出来ないと計画は白紙、元から遣り直さなくてはいけないとまで
決め込んで来ているのだ。
 「ええ~じゃじゃ、そんなにか、アンタ凄いぞ此れ・・」「出来るかね」
「そんな問題じゃ無いがね、大変な事になるよ」
「其処な、此処は何も知らん、其れであんたに先導と勝手に決込んで来た」
「あんた、でも貴子さんの家は、其処が問題じゃがね」
「ああ、其処はもう考えているよ、此処には何時もとは居れなくなる・・」
「意味が分からんがね」「な、今から店閉めんか・・」
「え、あんた・・、如何するの・・」
「阿呆、話がしたいだけじゃが、腹を括らんと進めない話だぎゃ」
「あんた、其処まで言う・・」「そう決めて来ているが拙いか、出来ない
なら最初から言ってくれんか・・」「駄目ならどうなるの此処・・」
「暫くはそのまま状態になるだけ・・」「脅すの・・」
「あ、其れも有かと、いかんせん此の地のでかい山を征服せんと出来ない
話と思えたんだ」「でかい山・・」「あんただ・・」
「うひゃ~何ゆうの、何で私かね・・」「嫌なら、直ぐに帰る・・」
「え、あんた卑怯よ」「ああ何とでも言って、事実だしな・・」「・・」
返事が戻って来なかった、だが執拗に引き下がらずに話を進める。
「待って、もうそんな話なら、此処じゃ心底聞けんがね、困る・・」
「店閉めろ」「あんた無理、そうだお母ちゃんに電話する待って・・」
澄人は大きな山が動きそうと思え出す。
 五分後、軽が空き地に入る。
「何よ、行き成り如何したんだぎゃ・・」
「お母ちゃん、ほら言っていたでしょうがね、貴子さんの家に来ていた男」
「ま~そうか、で店・・」「お願い、沙代里の一生のお願い、留守番頼む」
「あはっ、わしに出来るかねそんな事、え、でも何でじゃ・・」
「あのね、此処の事頼まれているのよ」「何おじゃ・・」
それからかいつまみ話す娘、聞く側は少しご存じか話が軽妙に進んで行く。
「ああ、其れかね、ここ等じゃ噂で持切りになっている、本家じゃ其処は
大事だと煩いがね」「あ、そうゃ、あんた良い事ある、ねね此処起こす
ならお母ちゃんの本家が一番よ、其処が動けば此処は何も問題が無いが」
「ええ、意味が・・」そこから聞かされる話に澄人は驚いた。
 「うひゃ~、じゃ本家は町会議員かねしかも大元なんだ」
「そう言われているがだから」「其れなら尚更、今迄の動きを話して置く、
時間をください・・」「え」「意味がよう判らんが、アンタ、娘を・・」
「ええ、此れから此処を動かす元締めにとお願いに来ているんです」
「動かす、ああ、貴子の家、いいや牛かね・・」「はい、其処です」
「ま~じゃ噂は本当かね、沙代里・・」
「そうなりつつあるのよ、だから困っている」
「・・、そうかね、ふ~あんたがね・・」じろじろと澄人を見られる。
「お母さん、決して悪い話じゃない、此処で話そうとしたが、中身が、
他のお客が来ると・・」「そうかね、じゃ家に来て話せば良いじゃない」
「其処が未だ心を掴んでいないから拙いかと・・」「え、心・・」
「え、此処は様変わりします、いやしたい、だからその先頭を娘さん」
「貴子が居るじゃないね」「其処は別にともう決めているんですよ」
「別・・」「ええ、他の役目が出来たんですし、アソコの家族は此れから
忙しくなる、地元は娘さんが仕切って頂く、資金も出すし、口は挟まない、
だから心底此処を如何にかしたいと思う娘さんを頭にとお願いに来ている」
「・・、あんた本気かね、金大丈夫かね」
「此処に使うには大丈夫ですし、娘さんには話すけど後で聞いて下さい」
「沙代里、行け・・」「え、お母ちゃん」
「あのな、此処にっちもさっちも行かんようになりつつある、だから此処
で出来るなら遣れ・・」「ええ、本気か・・」
「本家も頭を抱えている状態じゃ、其処をお前がと言われるなら動け、
後は尻拭いはするぞ」「お母ちゃん・・」
少し年は行かれているが、陽に灼けた顔は未だ精気が有った。
 「じゃ、従うわ、もともと気に入っているあんただしね」
「え、沙代里・・」「あはっ、ここ等じゃ探しても捕まらん男、逃がさん
だぎゃ、覚悟しててよ」「え、お前・・」「お母さん、餌食に為りますね」
「ええ、あんた迄・・」意味が読めん分驚かれる。
 こうして何とか外に出すことが出来た、
車で待つ間親子で何か話をされているが、待った。
「頼むよ、聞いたがあんたは此処を変えると、娘も変えてくれんかね・・」
「ええ、お母さん・・」「後は頼むよ、沙代里・・」「うん、任せて・・」
意味が分からないが、母から頼まれた事は事実、沙代里を乗せ車は発進。
 「何処に行くん・・」「少し時間がが懸るし、その間今迄の流れ教える
が良いか・・」「良いけど、遠くなの・・」
「あ、明日迄は離さんぞ・・」「え、嫌だ、化粧品も無いが、下着もよ」
「途中で買え、良いか話すぞ・・」「・・」
返事は無いが、車を動かしながら澄人の独言のような話し方は続いて行く。
 「ええ~~~、じゃじゃ、もう名古屋で店を計画しているの・・」
「だから後退りは出来んぞ、此処はあんたが仕切れ、牛も相当数持ってな、
あの家族が主役であんたが差配するんだ、親戚も総てひっくるめてじゃぞ」
「ええ~・・」驚愕する顔を横目で見ながら話は続いた。
「ふ~凄い事に為りそう・・」「嫌か・・」「自信が無いけ、無理かも・・」
「今はそうでもする事に為る、あんたしか居らんぞ」「佳恵さんは・・」
「其処は別、あの人もやがて此処を離れる事に為る」「え、何でよ・・」
「仕事を名古屋でするからな・・」「・・、アあえ、若しかしてお店・・」
「調理は任せようと考えている」
「何と、そうか総て計算されていたんだ、じゃ貴子さんは・・」
「其処も後で話すが、まだ確認はしていないからな・・」
そんな会話をしていると・・。
 「あ、ああ~ま~あんた下呂なの・・」
「正解、湯に浸り、今後の事を話そうと・・」
「嫌だ、其処まで道が出来ているんだ、あんたは相当ね」「駄目か・・」
「馬鹿ね、仕事の責任を押し付けるお詫びとして考えるが・・」
「有難う・・」「本当に憎らしいけえね」
「言えますね、あ、其処の店如何・・、金わたす、此れ・・」
「良いわ、従うし、買って来る」
車を止めると店に懸け込まれた。
(流石理解が早いわ、此れから、沙代里さん次第で、アソコは伸びるぞ、
そうしないと責任が・・)そんな思いをしていると、車に戻られた。
 「良いわ行って・・」車が一路下呂にと向かって行く。

           つづく・・・・。













望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・43》

夕食が始まると、澄人に飲めと勧められる、其処はクルマだと丁重に断るが、
尚も泊れば良いじゃないかとさえ言われている。
だが、此処は澄人も腹を括り初対面ですからと断り続けた。
それが一段と人間性を見られたのか、お父さんはご満悦の顔、
娘二人は泊まればと言われるが、又も頑なに断った。
 ほうほうの態で豪邸を後にして名古屋にと車は走る。
(く~世の中広いがね、とんでもない家だったな・・)
事実、心底そう思えるほどの家と家族、聞いてはいないが、其処は昔からの
住人で、元は百姓、其れが、お爺さんの代とおもえるが、上手く引き継がれ
た現在の家族、本当に色々と考えさせられた、今思えばあの待合わせの時の
自分の態度を思い出すと、ヒア汗を掻く、尚美さんの家庭の事情も知らずに
贈り物をして悦に入っていた自分が恥ずかしかった。
 漸く部屋に戻ると、倒れ込んでしまう、其処で今後は何処が先にか思案。
寝付かれなかった深夜だが、いつの間にか寝ている、起きると既に昼前、
身支度を早々と整えると、澄人は部屋を飛び出る。
車に乗り込むと何処かに出て行った。
 一方、高蔵寺では澄人が帰った後、話が続いていたのだ。
「じゃ何か、遠藤君はその方に伺いを立てたいと思っているんだな・・」
「そうみたい、聞いたらとんでもない女性・・」「マテ、女性だと・・」
「おじさん、最後まで聞いててね」「すまん・・」
そこから尚美が話す中身に驚かれる家族とおじさんだった。
 「何とそうなのか、凄い女性じゃ無いか、で、リ-マンショックは如何
して居られたんだ」「其処も支店長から聞いて居る・・」
尚美の話が続けられた。
 「え、では暴落した株は・・」「どなたかの情報でいち早く売り逃げ、
凄く早かったと聞いた」「じゃ、被害は・・」
「多少に済ませているとも聞いたし、その後が凄いのよ・・」
又も話が続く。
「うひゃ~、なんとそうか、誠其れならとんでもない女性だぞ、敬之・・」
「うん、見事だな、で其れからが聞きたい・・」
「其処から暫く動かなかったそうよ、一年半後、今度は底値で彷徨う株を
買い漁ったそうよ、未だ世間は今後の見通しが立たない内に・・」
「え、じゃ底値なのか当時・・」「そうなるわ、多少値動きは見えたけど、
私が入る前だし、でも聞くとすさまじかったと支店長が、その方の御陰で
成績が上がった支店長は名古屋支店に栄転に為られた」
「何とそうか、資金・・」「有るそうよ、なんせ二十年間当時でも十二年
の計算になるじゃないね・・」「そうなるな、大した人じゃ無いか・・、
世間では此れから如何なるのかと思って居た時だぞ考えられん・・、
でも遣られたんだよな・・」
「うん、其処を凄いと皆が、だから伝説の女性相場師・・」
「言えるわ、俺達とは大違いじゃがね、な敬之・・」
「言えるな、世間は広い」「な、此の侭で良いのか・・」「何がよ・・」
「何がって、なんか血が騒ぐが・・」
「あはっ、その年で今は一人もんじゃないかね、今後のお前の事をを考える
方が先じゃ無いか、義雄」「・・、言えるわ・・」みんなが大笑いする。
 「おい、その女性に合いたいな・・」「会って如何するんだ・・」
「今後の為に合いたいだけじゃ、でも何か会う術はないのかね」
「え、尚美・・」「そうか、相手がどんな方かも尚美は知らないし、支店長
なら御存知よ、当たり障りが無い程度で聞いて見ようか・・」
「ええ、尚美・・」「おじさん、考え違いしないでね、其処は尚美の今後も
懸っているし、嫌な動きするなら教えないからね」「はいはい・・」
「尚美、早く聞いてくれんか、俺は会いに出かけるぞ、遠藤君を見たら、
動けと心が催促を始めているしな、お前・・」
「うふっ、そう見たいね、良いじゃないどんな人なのかを見極めるには会う
しか無いわね、さっきもそうじゃ無いね、尚美が連れ込んだ男は我が家に
風を吹き込んで帰られたわ・・」「だな、良いのか・・」
「ええ、家で将棋ばかりじゃ耽るだけ、義雄さんと二人で東海道中膝栗毛で
如何、良い相手じゃないね、な~尚美・・」
「うふっ、笑えるね、でも其処も良いかも、なんか切っ懸りが無いと動け
ないじゃない、行けば、温泉巡りかねて・・」
「おう、そうじゃが、アソコらは温泉が、なな行こうや・・」
「だな、じゃお前が宿の宿泊費持て、俺は交通費と他の諸物を持つ・・」
「ええ、そうなるんか・・」「ああ、交通費も高速代も総て持つがね・・」
「ええ、じゃじゃ肝心なあれは・・」「あれ、何・・」
「もう言わせるのか、此処じゃ拙いじゃろうがね」
「おじさん、既に頭の中はお見通しよ、ね~ママ・・」
「うふっ、芸者遊びですよね、良いじゃないですかして来たら如何・・」
「く~見られているが,敬之・・」「阿呆・・」大笑いだった。
「じゃ悪いが、尚美それとなくどこに行けば良いのか教えてくれや・・」
「良いわ、聞いて見る、支店長なら、少しは解って居られるしね」
この家ではそんな成り行きに為っていた。
 其の頃、澄人は既に高速を降りて、地道を走っていた。
此れから進むにつけて、どうしてもする事が出来た、其れを確かめる為
にと車は向かった。
 高速を降りてから二十分、車は、喫茶店の前で止まる。
「良いですか・・」ドアを開け澄人はそう言った。
「・・、え、あ~あはっ、此処は喫茶店よ、良いですかは無いでしょう
がね、笑えるけ、どうぞ、遅いじゃないね」
「うん、色々と在った、だから遅くなったが、此処は如何ね・・」
「変わり映えが無い地域よ、でもアンタがかき混ぜてしまうから、此処
は賑やかには為れたね」「ええ、嫌味かね・・」
「其れも混じっている、コ-ヒ-よね」
カウンタ-に入られ、うす笑うを浮かべ何度も澄人を見られた。
 コーヒ-を運ぶと、前の席に座られる。
「どうなっているのよ・・」「其処を相談に来ている」
「え、じゃ逃げたんじゃ無いのね・・」
「ああ、色々と詰める事が有ってで此処が遅れたが、思いは変わらんぞ」
「キャ~、そうね、じゃ沙代里は・・」「此処の元締めで動いてもらう」
「ええ、嫌だ、其処は貴子さんが居るじゃないね」
「其処考えての事、家族だけじゃ詰まらん、谷総てを使う仕切れるのは
あんただけじゃ、僕は受けてくれないなら、此の侭帰るぞ」
「ええ~、あんた脅しかね,中身が見えんし返事出来ないが・・」
「此れから話す・・」そんな会話をした。
 澄人は此処に来るまで色々な方法を考えていたが、
此処はこの女性が一番適格の人と思えた。

             つづく・・・・。


































望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・42》

 いやはや話が続いて行く、とんでもない人だった。
「部屋は二つ分借りなさいよ・・」「ええ、無理無理・・」
「何でですの、資金でしょうか・・」
「其れも有るけど其処は何とか協力できる方を説得かな・・」
「じゃ居られるのね・・」「まだ定かじゃ無いけど、何とかなりそうだとは
思うけど、其れで先に先方に伺いを立てようと決めているんです」
「その方名古屋ですの・・」「いいえ、伊豆ですが・・」
「・・、ア、あ、ああ~じゃじゃ北条様ですの・・」「・・」
「当たりね、そうかその方なら間違いないと思うけど、そうなの・・」
急に気が落ちた様な返事をされる。
「未だ話して居ないし、如何かなとは考えていたんですよ」
「その方なら乗られると思いますけど・・」「え、佐々木さん・・」
「だって、紹介されたのは北条様でしょう、会社では凄い関係だと噂が出て
いるんです」「参りました・・」「其処は良いけど、計画が変更に為れば
膨れますよね、資金・・」「そうなるんですよね、未だ賃貸の金額が出て居
ないし、どれくらいに為るかさえも知らないから、大きく広げれば、債務も
でかくなる」「ですよね、でも当たれば凄いわ」「そうなんですけど」
「じゃじゃ、先にモデル店作れば良いじゃないね、リニアは随分と先の話し
じゃないね」「そうなりますけど、先にとは・・」
「経験とモデルよ、アソコが進出するなら間違いないと、世間に知らしめる
ためにも先に店で、自信をつけて乗り込むと良いわ・・」
「何と、其処が有ったぞ、そうか其れなら良いか悪いかは判断出来るし、
待つまでも無く実績も積むことが出来る」「でしょう、そうしなさいよ」
「佐々木さん、素晴らしいですよ」「出しゃばって御免なさいね、もう尚美
も浮足立って・・」「いいえ、凄い案ですよ、其れなら直ぐでも計画は実行
出来るし、迎えてくれる開発公社に信用は出来ますよね」
「ええ、其処が肝心ですよ」そう言われる。
「そうか、その手が有ったぞ、じゃ案ずる事も無い、出来るぞ」「・・」
小躍りする姿を尚美は見ていた。
「あのう電話したいけど良いですよね・・」「ハイどうぞ・・」
澄人は思いが現実に近くなると顔が紅潮し出した。
 「あ、私、碧あんたね、ママに言ってお食事用意しててよ、パパは・・、
そう、じゃ家に居と、ま良いか逃がさないでよね、大事な用事が出来たんだ
御客様連れて戻るし・・、え、馬鹿ねそんなんじゃ無いけど今となれば
大事な人かな、其処は良いわ、頼んだわょ・・、え、そうね一時間後くらい
かな・・、頼むね」電話を切られたが、中身に驚かされる。
 「佐々木さん・・」「御免、興奮してね、先に頼んでおけば良かったけど、
パパが居るかどうか判らなかったし、先に電話してしまったの」
「え、じゃ連れて行くのは僕・・」
「そうよ、貴方しかいないし、お願い同行してよ、出ないと走り出した尚美
が困る、お願い・・」「・・」何と、勝手に同行と決められている。
 どこでも強引さは女性が多いいのかと、疑うほど澄人の廻には女性の豪傑が
居られた。
「家に行かれるんですか・・」「御免そうなったの・・」「・・」
呆れるが嫌とは言えない澄人、其処は此の話とのつながりがあるのかと少しは
期待するが、今聞かれただけでそうは出来ないと、思込み同行をする事に為る。
 急かされて、澄人はクルマを出して、行く先も聞かずに走り出す。
「あ、場所場所・・」「ま、大変、御免なさい、高蔵寺、遠くて済みません」
「え、じゃ国道四十一号線ですね、岐阜との境近くかな一度行った事が有る」
「じゃ道は手前までお願い、後は教えるし・・」そう言われた侭走り出す。
場所的に車では中途半端、中央道を使えば丁度中津川と手前のインタ-との
中間、国道を走る事にする、幸い土曜日で夕方、車は案外空いている。
 御陰で一時間で到着出来た。
「来ましたけど、タウンに入りますか・・」「真ん中の道を上がって下さい」
「うひゃ~、凄い事に為っているぞ、来たのは子供の頃だった、母の知合いの
家、いいやマンションが有ったけど、ここ等は凄い豪邸ばかり、
「何で違うのかな・・」「此処は優先権の敷地、もともと住んでいた人達が
多く居るの、反対側には家は沢山有るけど開発住宅地・・」
「成程な、そう言えば家並みが違い過ぎる・・」
本当に急な坂を上がると景色は一変、目を見張る家並みだった。
「あ、其処の道右よ、真直ぐ百メ-トルで到着・・」そう言われ従った。
 「此処です・・」「・・、・・」澄人は返事が出来なかった、高い石垣に、
垣根が山茶花、石垣をくりぬいたような車庫に入らされる。
車から出ても声が出ない、あの育った鉛筆ビルとは雲泥の差、
ここ等は以前はなだらかな丘陵地、大開発を公社がすると、たちまち昭和の
東海地区の一大ベットタウンと様変わりしている。
階段を上がるとうす暗い中で揉庭が浮き出ている、日本風の庭園、
しかも其処を灯篭から漏れる灯りが青さを際立たせていた。
樹木も相当でかい、中には桜も有るのかと思って見詰めていた。
「どうぞ・・」催促され玄関に向かう。
 「ま~よう来られましたね、どうぞは入って下さいね」
母親か丁寧に迎えられる。
玄関口でもう一人の女性が出迎えてくれる、其れは電話で話していた妹さん
と思えた、息を飲むほどの美人、背も高い聡明な顔は群を抜いて際立つ。
 和風の居間に通され、でかいテ‐ブルに向かい座る。
「待っててね、パパ呼んで来る、今お友達と将棋なのよ」
「え、じゃ今は不味いでしょう、良いですよ、直ぐにとは望んで居ないし、
気を使わないで下さい・・」「でも・・」
「良いです、将棋はそうか辞めるかとは行かないんです、互いに責めぐ
のが凄味が有る、其処を無下にしてはいけません」「え、遠藤さん・・」
「良いから落着くまで待ちます、何で連れて来られたのか知らないけど、
僕は時間は有りますからね」「有難う、じゃそう伝えて来るね」
部屋を出られる、代わりに妹が入って来られた。
「初めまして、妹の碧です、古臭い名前でしょう」
「ええ、そうじゃ無いがね、似合う名前ですよ」「え・・」
「だって姿かたちは碧その者、健康的で凄く美人です、如何見ても名前
負けはしていません、むしろ勝っていますよ」
「ええ、有難う初めて名前褒められたがね、嬉しい、ママ~~」
「はいはい聞こえましたよ、パパに感謝ね」
「え、其処は違うと思うけどな、パパの初恋の人の名前でしょう,破れた
腹いせに付けたんでしょうがね」「もう、お客様の前ですよ、なんて事、
すみませんね」お茶を出されながら苦笑いされる。
 だが、肝心の尚美さんは部屋に戻っては来れない、代わりに母親が、
相手して頂くが、なんせ肩ぐるしくて適わない、其れほど澄人が居る
位置はそうなっていた。
 世間話をしていると、なんと男性が二人部屋に入って来られた、
どちらが父親かは直ぐに見分けがつける、頭を下げて名乗り挨拶を
交わす、同伴された男も紹介された。
後ろから尚美さんが現れて澄人の横に座られた。
「・・、・・」何と広いテ‐ブルに計画書と図面が広げられた。
「義雄、如何・・」「凄い事に為りますな、でも其処まで俺達生きている
のか・・」「あはっ、運が良ければ叶う、十年手前まで待つと見れるが、
其れより出来上がる前が楽しみじゃ、リニアに乗ってから死のうな・・」
そんな会話をされる。
 其処からとんでもない程危険な遣りが飛んで来た、説明するにも大汗を
掻くほど凛とされた二人の男性が、話を聞き入られ、気が抜けない中、
何とか話をする。
 「ほう、じゃ優先権は有るんだ、そうかじゃ計画は空言じゃ無いな・・」
「パパ、失礼よ、澄人さんはそんな人じゃ無い、あのね、計画は無理やり
尚美が聞いたの、其処でパパに合わそうとお連れしただけ、何そんな態度、
相手に失礼ですよ、義雄おじさんもなんですか・・」
「御免、尚美ちゃん、そうなの、じゃ此処に相談で来たんじゃないのかね」
「ええ、既に資金は計画の中に入っているし、其処で尚美が要らん事を話し
たから、計画が許せるなら膨らまそうと・・」
「おう、其の膨らませ方が聞きたいな・・」
「良い、パパもおじさんも聞いて尚美が話する、感動してるから言いたい」
そこから尚美さんの独断場に為った、質問をしたいと言われるが後でと遮断
して、澄人の部屋で話した通り、凄い計画を難なく話されて行く。
 「うひゃ~凄い素敵じゃないね、其処に外国の方も来れるじゃない、
最高お姉ちゃん・・」「あんたも早く結婚して子供を三人くらい造り、
子育てが落ち着く頃、リニアが完成する、其処でフロアマスタ-をしたら
いい、あんたが得意な外語を発揮出来るじゃないね」
「あ、ああそうか、じゃ早く子供作るわ、素敵じゃないね、ねね約束して
下さい遠藤さん・・」「ええ、妹さん、外語出来るんですね」
「ええ、七か国語、此れからロシア語で八か国出来るよ」「凄い~~」
澄人が大袈裟に感動するから、皆が笑われた、だが、其処は本当に感動する
ほど凄い事なのだ、後で聞いたが、飛行機で世界を飛んでいると知ると、
成程と知らされ、其処から、計画の前の事を又も尚美さんから話され出す。
「ええ、じゃ先に店をだぎゃ、なんと考えたな、じゃ名古屋の何処でするの
かね・・」「おじさん計画は即実行、何時も言っているから、尚美が先走り
して、遠藤さんの尻を叩いたのよ、其れで御連れしたの・・」
「そうか、良いぞ、其処は理解出来たが、遠藤君に聞くが、肉は何処から
仕入れるんだ、仲買か・・」「いいえ、其処も既に計画が有ります」
「聞かせてくれんかね、おい、夕食は・・」
「もう何時でも、但し、出前が未だ」「ええ、何じゃそうなるのか・・」
「だって尚美が急に電話で、でもお寿司と上等なお刺身ですよ」
「上等は余計な事じゃ要らん、そうか、じゃ話を聞かせてくれんかね」
今度は澄人が話を始め、其処は尚美も知らない区域、
身を乗り出して聞いて居た。
 「え~凄いじゃがね、飛騨牛を牧場で育てるんだ、凄い凄い、じゃ肉は
飛騨専門店ね、じゃお魚は・・」妹さんが話に割り込まれる。
「はい、其処も追々と叶うように動きます、宛は伊勢の賢島です、其処に
知合いの仲間の友達が居るからと道を造ってくれて、何とか専門でと
考えています」「・・」「パパ・・」
「マテ、考えている、そうか牧場を持てるのかね」
「え、其処までは出来たらそうしたい、相手も今は細々と手助けしたいと、
此れから向かうんですが、既に根廻しは出来上がっているんです・・、
地区総絡みでひっくるめて抱えようかと・・」
「なんと、そうなると、頭数は如何なる・・」
「今からでは一軒の店だけですから間に合います、其処はおいおいと行く末
は種牛を三頭~五頭ぐらい抱えて見たいです」「おう、幾らするのかね・・」
「調べると、血統で値段が違うけど、300~500かと、種牛で出来た子供の
牡を手元に抱えれば三年から五年で持つ事が出来ますが、地域の人の動きが
無いと其処は敵いません、ですからこれから其処を揺り動かして、谷総てを
其れにと向かわせたいと・・」
「良い、君は夢を育てる力が有るみたいだが、良いじゃないか敬之・・」
「・・、ああ聞いて居る、なんぼ金が要るんだね」
「今のところ賄えます、飛騨の部落は既に其の方向で進めますが、
今日尚美さんから言われた店は今皆目場所が見えて居ません、ソコソコの
場所で無いと、計画は如何かと・・」
「だな、名古屋でも錦は如何かね歓楽地だが・・」
「考えましたが、足場が遠くなりつつあるんです、今は駅前周辺ですかね、
でも場所がらもう直ぐ工事が始まると景観が芳しく無く、食事は如何かと」
「じゃ何処かね」「ハイ、尚美さんから言われて考えるに、今若者や
サラリ-マンから会社の接待に脚光を浴びてる場所、白川公園付近です、
市場調査して其処なら考えている店が出来そうと思われるんです」
「・・」「・・」居並ぶ人たちが言葉も出せず澄人の話を聞き入る。

             つづく・・・・。





























望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・41》

 九月に入る、数日前に真美ちゃんから書類を手渡され熟読して今日が来た。
仕事柄と言えど大した物、本当に感心し感動もしていたのだ。
「ふ~・・、何とか理解出来て来たな、此れからだぞ・・」
そんな思いで部屋も散らかり放題、でも自分の部屋だし其処は気にして
いなかった。
「さてと、此れからだな、如何運ぼうか・・」
思案していた午前十時、携帯が鳴った。
「はい・・」出ると一瞬息が止まる、其処は嬉しかったからだと思えるが、
相手はあの佐々木尚美さんからだった。
 お礼が言いたかったと言われ、「今はどちらですの・・」
「え、はい部屋に居ますけど・・」「住所通りですの・・」
「え、あ~そうですが・・」「じゃ、直ぐ傍だしお礼に伺いたい・・」
「ええ、今ですか、部屋が見れない程散らかっているんですよ」
「あらら、じゃかたづけにお伺いしますね」「ええ、ああ、あ、ああ・・」
勝手に電話を切られて、澄人は大慌て、散らかる衣服と出前の什器、
紙袋や色々なものが所狭しと散らかって有る。
汗を掻くが冷や汗と混じるから大変、掃除が済んで居ればシャワ-でもと
時間は有るが、直ぐ傍なら何処かと考える間も無く、ドアホンが鳴った。
「はい、え、え~もうですか・・」「お片づけ致しますから開けて下さい」
強引だった、諦めてロックを外して待った。
 直ぐに来られて、汗を掻きながら迎えてしまう。
「どうぞ、本当に散らかっているんです・・」
「・・、まそうでも無い、弟の部屋なんか足場も無いくらいですのよ」
笑われながらバックと箱をソファ-に置かれると袖をまくり上げて、
澄人を見て笑われる。
「貴方は、テラスでのんびりとしてて下さい、掃除機などの場所を教えて」
言われるまま案内をする姿に相手は苦笑いされる。
何とか追い出されてテラスの椅子に座り、残暑の中で名古屋城を眺める。
部屋では小気味いい程動かれる姿、本当に馴れておられるのかテキパキと
片付けが進んで行った。
 「ええ、キッチンは頼んでいないぞ・・」
相手は其処も動かれ続け、果は洗濯機が音を立てて回り始める、
またまたヒア汗がほとばしり出る中、澄人は気が滅入りそうな面持ちだ。
 三十分後、「お待たせどうぞ・・」部屋に入る事を許される。
「どうぞ、勝手に探して・・」「ああ、なんとコ-ヒ-迄、頂きます」
最近はこの部屋には悦子さんだけが来られているが、今は何でか暫く顔が
見えていない、其処に佐々木さんが現れていた。
 テーブルの上に整理され積まれる書類、其処に尚美の目が行く。
「あら~、この会社は桜通りに有るけど大手よね・・」
「ハイ貴社の並びに有りますね」「何か参考資料ですの・・」
「あ、そう言えばそうなりますかね・・」
「え、じゃ何か情報を掴んでおられるのですか、どこかで大きなお仕事、
アソコは有名な優良会社ですから・・」「え、其処は知らないけど・・」
「え、じゃ参考資料じゃ無いの・・」
「え、ああ~株か、そうじゃ無いんです、気に為るから頼んで資料作成」
「え、意味が株と関係が無いの・・」「今はそうなりますけど・・」
何とも歯痒い返事ばかりしていた。
 「コ-ヒ-美味しいですね、趣味が良いわ・・」「其処も店任せですよ」
互いに笑う。
「あのう、お仕事は良いんですか・・」「え、ま~、今日は土曜日ですよ」
「あ、仕舞った、忘れている、決まりが無い生活ですから、曜日が、そうか
そうなるな・・」又も二人は笑うしかなかった。
遅れたと断り、箱を澄人に渡される、後で見てねと言われた。
 「まだ暑いよね・・」「「今年も酷い夏ですね、まだ続くんでしょう」
「十日までは我慢しましょう」
何とも落ち着いた口ぶり、澄人も従い敬語三昧だった。
「今日のご予定は・・」「あ、もう揶揄わないで下さいよ、アッて無い様な
事ばかりとばかり、今日は如何して過ごそうかと、其れが悩みですよ」
今度は澄人だけが笑う。
 時々その気に為るのかでかい封書を見られる。
「気に為りますか退かしましょう・・」
「え、良いのよ、どんな関係かと気に為っているのは確かですけど、人様の
事ですし、聞けなくて・・」「え、気に為るんですか・・」
「はい、大手なら特に・・」そう返答される。
 暫くすると、「あのう重要書類なんですの・・」
「其れですか、そうでも無いけど」「中身は聞いても良いでしょうか・・」
「ええ、聞いても参考にはなり得ませんと思いますが、リニア開発の関係の
書類ですよ」「・・、ええ~ま~じゃ駅前再開発ですの・・」
「そうみたいですが、未だ世間には知れ渡ってない部分ですかね、まだまだ
先の事ですよ」「でも中身は既に動いていると聞いて居ますけど・・」
「其処はそうなるんですかね、僕もそう聞いて居るんです」
「じゃ、中に何か・・」「何とお仕事ですか・・」
「そうじゃ無くて、何で遠藤さんがと、其の繋がりが気に為るんですけど、
余計な事気にして御免なさい」「良いですけど、其処は些か考えが有り、
頼んでいるんですけど・・」「・・」今度は言葉が返ってこなかった。
 「じゃ僕一度シャワ-を浴びてどこかに出掛けましょうか、その間見てて
も良いですよ」「え、では・・、どうぞごゆっくり」
返事が出来ないほど呆れた。
(仕事絡みか・・、そうだよな・・)
此処に来られたのも先々の仕事の付き合いを念じての事と悟った。
そうと判ると少し気が楽になる、シャワ-も早くは済ませない、
何時も通りに時間を費やして出た。
 部屋に入ると、図面を持たれる手が震えていた。
「出掛けましょうか・・」「「え、どちらに・・」
「食事でもどうかと・・、時間有りますか・・」
「ええ、其れは良いですけど、未だ早くありませんか・・」
「そうか、夕食には早いぞ、店が開いて居ないかも、慌てているんです」
「うふっ、此方もよ、とんでもない計画図ですよね」
「え、拙いんでしょうか・・」「あ、違います真反対です、凄過ぎて手が、
ほら震えているんですよ」そう言われる。
「中身は理解出来ましたか・・」「はい、何で開発の中で入れるの・・」
「其処は立ち退きで・・」「ああ、そうだわ、忘れていた、そうよ早々、
遠藤魚店でしたね」「はい・・」「そうですか、じゃ優先権で・・」
「よくご存じですね」「今居る会社も、やがてそちらにと既に手は出して
いるんです、其の頃は尚美は居ませんけどね、そうでしたか素晴らしい、
なんといっても中身が素敵です」「・・」
「それが、大海と草原の間と別れているんですね」
「そうなるみたいですけど、其処も良いのか悪いのか調べないと・・」
「良いと思いますけど、中には両方が良いと思われる方もいると思う」
「其処なんですよ、悩んでいるのは・・」
「じゃじゃスぺ-スが有るなら中心部分を合体にされては如何なの・・」
「合体・・」「ええ、大海と草原、其処は肉類とお魚ですよね・・」
「ええ、そうです」「じゃじゃ、いっそ、日本と世界に区分けされたら
如何ですの・・」「ええ、日本と世界にですか・・」
「そう、ジャパンオンリ-とワ-ルドオ-ル・・」
「・・、ああ~・・」絶句する。
「そうすれば、日本の会食や地方の名だたる食事も出せるでしょう・・」
「・・、なんと其処まで伸ばせるんだ・・」感心させられた。
 一目見ただけなのに、其処まで思いが発展されるとは流石に澄人も感服
せざるを得なかった。
 「驚きました、そうか、其処まで伸ばせるのか、じゃこれからが大変だ」
「各部署に責任者が座れば適うと思いますけど、其れに仕込みが凄いわ、
魚のお部屋の半分の壁が、水槽、牛肉専門なら草原仕立て、そのどちらも
天井には時間を経過する毎に空の色や雲が流れ、夜は満天の星空ですのね、
素敵・・」そう感歎された。
 中々外に出れそうにもない雰囲気だが、其処は澄人が驚くほどの推察力
を垣間見れて驚かされる。

           つづく・・・・。





























望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・40》

 立ち上がった後、暫く驚いた顔をしていたが、何か気が付いてまた座る。
「あはっ、もうたわけじゃね、何で気が付かなかったんだ、阿保じゃわ」
独り言を言いながら、コ-ヒ-の残りを啜り、大きく息をする。
 今までの経緯を思出すと、戯けと叫んだ中身が漸く鮮明に見えだす。
其れは本当に現実離れの戯言見たいな事、リニアはまだ先の先の事の・・、
七年以上も先の事を恰も直に始まると思い込んでいた自分が可笑しいし、
嘆いているのだ。
今更そうと判ると、この二日間は何だったのか、可笑しいくらいに慌てて
いた自分が、今こうして思うと笑えた。
(待てよ、じゃ・・)又も真剣な顔つきになる、可笑しな男だった。
 其れまで自分は何をするんだ、開発が終わる頃は既に年が・・、
拙いぞ此れじゃ・・。
リニアのきっかけで漸く自分の立場が見えだす、其処には呆けた顔つきの
澄人が浮かんで来る。
拙いと思い始めた、旅行は何のため計画していたんだとも思うと、
何ともやりきれない面持ち、世間ではこんな暢気な男は少ない筈、
今更ながら浮かれている自分を怒りたくなった。
じゃ今から何が出来るんだろう、其処を考えると先が真っ暗、
何も見えないし浮かんでは来なかった。
 なにも動けない何したくない、無い無いずくしで呆然と外の城を眺める。
一城の主には程遠いいな、参ったが・・、此れから如何するんだ・・。
心で張り裂けるほど叫びたい、愚かを絵で描いたような男と知らされた。
自分が得た金は総て家族の亡くなった後の金、保証金と慰謝料と保険金、
何も澄人が稼いで来た金じゃない、其れも知らずに来ていた事を悔やんで
いる今、(何とかしないと此れこそ駄目に為るぞ・・)再度心内でそう思う。
 だがだが、今の澄人じゃどうにもこうにも出来そうには無い、
総て他人に依り動かされている身、其れが嫌ほど知る羽目に為った。
 (・・、・・)長い時間部屋で考える澄人、何もかもが夢散、
旅行で華やかな思いでは出来たが、其処も思うと総て家族が残してくれた
金ばかり、其処を忘れていた事が情けない、そんな男に為り下がったのか
と我が身を虚仮落す。
 その日は部屋から出ずに篭り、此れから如何するか考える時間に充てた。
閃きは湧いては来ない、今迄そんな事を考えた事すら無い、其れが実状、
情けない男なのだ。
「ああ~~、なんとそうか・・」意味不明だが、そう言うしかない今、
遣る瀬無さが襲い来ている澄人の心、生欠伸をしながらも何かに耐える様に
目だけは死んでは居なかった。
 いつの間にか部屋で寝てしまう、夜が明けても起きる事は無かった。
午前十時過ぎ、電話が鳴る、「はい・・」
「桜通りの○○証券で御座います,おはようございます」
「あ、おはようございます、何か・・」
「はい、お申しつけの件今無事に済ませました、ご報告です」
「え、あ・ああ~じゃ買えたんですか・・」「優先権です、買えました」
「で幾らに今なっているんです・・」
「ハイ初値は予想より高いですね、基本二千円ですが、相場上では今、
三千二百円ですよ」「え、本当ですか、今日と知らなかったから見て無い」
「じゃPCでご覧になれば楽しいですよ」「え、そうなるんですかね」
「え、良い事為さいましたね」「有難う、お世話になってばかりで・・、
何かしたいんですが、何が良いのか皆目木偶の棒で判らないんですよ」
「お心使いは無用です、仕事ですからね」
「それでも世話になっている事は間違いないんでしょう」
「そうなりますの・・」「え、そうなります、何か買いましょうか・・」
「え、うふっ、其処はお断り致しますけど・・」「けど、なんです・・」
「食事位ならお付き合い出来ますけど・・」
「なんと、じゃじゃ早速如何ですか・・」「あらら、気が早い事・・」
電話口で軽い笑い声が聞こえる。
「是非、なんでも良いですよ、お礼を兼ねて食事でも・・」
何と執拗に食い下がる澄人だった。
 だが、食事は成功、今日午後だったら良いと返事が貰えた。
丁寧にお礼を言いながら電話を切ると、澄人は手を叩いた。
「遣ったぞ、株もそうだが、食事に誘えたがね・・」
其れの反応で手を叩いたのだった。
昨日からの思い気持ちが少し腫れた感じがする、其れほど担当者の女性は
姿かたちも優良だし、声も素敵、相手を見る目も素敵、戯けを通越した男、
昨日から悩んだ事は既に忘れたのかと疑いたくなるほど舞い上がる姿、
とんでもなく戯けを絵にかいたような男なのだ。
 午後六時、名古屋駅のロ-タリ-横の高島屋入り口付近で待ち合わせ、
相手も時間通りに来てくれた。挨拶を終えると、自然とデパ-ト内に入る。
「最初に、聞きます、嫌でも聞きますよ」「え、何も言って無いですけど」
「あはっ、そうなりますよね、断られるのが怖いから先に楔打ちですよ」
「あらら・・」笑う顔が素敵で背も高い、二人が並んで歩くと似合いそう
と澄人は思えた。
「まず、今欲しいのは、靴かカバンか洋服かその三つでご返事ください」
「ええ、良いですよ」「良かない、此れは礼儀です、賄賂じゃないからね」
「うふっ、そうなるんですか・・」
「ええ、そうなりますよ、最高な女性と食事でしょう、そう思っています、
其処は自分勝手ですけどね」昨日と大反対の行動と喋り方、
呆れる程落差が有った。
「どれです・・」「・・」返事はされないが満更嫌と言われない分期待。
「じゃ殿方と御一緒で衣服は選ぶに時間が、カバンか靴なら早いと思い
ますけど・・」「では其れで行きましょうか、何階ですかね・・」
「こちらだと思いますけど・・」「従います、先導して下さい・・」
何と話は出来たし、買い物は既に決めて居る事、其処は伊豆の玲華さん
からも聞かされている。
「担当者は大事にしなさいよ、情報が洩れる時は其処だからね」
そう聞かされていた。
その時の会話は覚えてる、「女性は着るものと身に着ける装飾品が良い、
化粧品などは男が付いて行く場所じゃ無いしね」と言われていたのだ。
 靴売り場に先に向かわれる、澄人は其処のソファ-に座っている、
傍に居ると選ぶに悪いと察しているからだ。
 五分後、尚美さんが澄人を振り返られた。
直ぐに呼応して傍に行く。
「これ如何かしら、茶色だけど無いし衣服が合うのが三点くらいあるの」
「じゃ其れで・・」あとは澄人が進んで会計を済ませる。
「無理言ってごめんなさいね」「あはっ、反対です、言ったは僕ですから、
次はカバンですね」「ええ、靴だけで良いです」
「そうは行かないよ、靴に合うカバンが欲しいな僕ならね」「遠藤さん」
「行きましょう何処ですか・・」「え、本当に・・」「場所は何処・・」
「こっちですけど・・」案内を催促して進む。
カバン売り場も並んで有る、ブランド名から先に選ぶ、其処も茶色系の物を
選ばれているが、動きが鈍い、それっを察して澄人が動いた。
「茶色の靴と似合う物が良いと思うんですけどお勧めはどれがいい」
店員さんに問いかける。
「そうなりますとこれと此方が良いです、色は濃目が宜しいでしょうかと」
今度は女性に聞かれる。
すると手でバックを持ち比べられ、尚美さんは澄人を見られていた。
「こっちは如何・・」「高価じゃ無い無理よ」「でも良いですね」
「そりゃ~そうだけど・・」「此れお願いします」
高価の方を澄人は店天員に渡した。
「遠藤さん・・」「良いじゃないですか、何時もじゃ無いし、今回は御礼」
「・・」何も言わずに頭を下げられる。
 疲れる、女性同伴の買い物は気を遣うし、思えば初めてかなと思うほど
こんな事は思いには無かった。
デパ-とを出ると、既に空は薄い茜色の雲が流れていた。
名古屋駅の向かい側のトヨタビルに入り、エレベ-タ-で上がると、
名が知れたレストランが有る、其処に二人は入った。
 オーダ-は澄人が率先して選ぶ、先に肉か魚類かと聞いて居るし、
どちらでもと返事を貰っている。
 オーダ-を済ませると、再度お礼を言われる。
そんな中でワインが来ると乾杯、其処から料理が来るまで話しをする、
専ら、あの伊豆の玲華さんの事を相手から聞かれる。
ソコソコに返事するが、なんと相手が相当な情報を持っておられた。
 「ええ、じゃ玲華さんは、あ失礼、北条さんはそんなに株を・・」
「え、ご存じないの、相当有名なお方なんです、今の店長もその方の御陰
で栄転ですからね」「あらら、そうなるんですか・・」
「相当なお方です、既に株は二十年間、とんでもないと噂が出ています」
「何とそうでしたか、知らないから・・」「え・・」
「あの方は弟が婿に入る予定の家でした、でも事故で・・」
「あ、そうなんですか、じゃ遠藤さん御自身とは・・」「弟繋がりです」
「そうでしたの、てっきり会社で関係があると決め込んでいるんですよ」
「あら、そうなるんですか・・」
そんな会話の中料理が運ばれ、二人は食事開始・・。
フランス料理だから時間が懸る中、会話は時々出来た。
一時間半で其処を出ると、既に外はネオンで煌びやかな道、まだ先が有る
と思えたが、最初の誘いだし、タクシ-に尚美さんを乗せると別れた。
 心地良い酔いは未だ暑い中、澄人を少し解放してくれる。
澄人も昨日の事で疲れている身、タクシ-で部屋にと帰った。

            つづく・・・・。





























望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・39》

 いやはやとんでもない女性、根性も気迫も有る、
しかも決めたら突き進むなどは到底今までの女性とは違っていた。
「な~、そんな積りじゃ無いが、怒るな・・」
「女性を否定された侭仕事を一緒にとは真美は出来ませんからね一緒、
他の女性はいざ知らず、義母や里の女性と出来て真美は駄目なんでしょう」
「駄目じゃない、でも大切に思って居るんだ」
「じゃ大切に思わない女性なら抱いてくれるの・・」「え、其処は・・」
「何処よ其処って・・」「おいおい、絡むなよ困るが・・」
「こっちが困っているがね、何で私だけが除者なのよ、其処が判らないと
動きません・・」「真美・・」「何よ・・」
「其処は嬉しいけど聞くが何で僕と、其処は出会いから金なのか、世話に
なっている事でか如何だ・・」
「なんだ、其処か、金も世話も有難く思ってる、だけど金では転ばないし、
転ぶなら人身御供だけ、割り切れるからね」
「・・」「でも、本当に大好きなんだから、義母とも里の女生徒も出来て
いる事は承知よ、其れでも好きなんだから仕方ないじゃない、こんな思い
を殺してまでも生きたくない、今迄こんな思いは無いし知らなかった、
澄人さんでもう爆発、如何してくれるの、このままじゃ本当に駄目になる」
「ええ・・」「だから真美から告白しているんじゃないね」「真美・・」
「・・」返事がもう戻っては来なかった。
 暫く静寂が部屋を覆う・・。
「判った、でもな未だ仕事が決まった訳じゃ無いんだ、僕の資金だけでは
心もとないからな、其れである人に相談してからと考えている、郷の事は
直ぐにでも動けるが、この計画は凄い話だ、其れで用意をしないと駄目だ」
「あのね、思い違いしていない・・」「え、何処を・・」「総てよ」
「ええ・・、総てか・・」「そうよ、あんたね、何考えているのよ、直ぐに
出来る事じゃ無いがね、リニアはまだ先じゃないね、そんな事で急いでも
どうにもならない事、此処は駅前のビル群に入れることだけでしょうがね」
「ああ、そうだ、そうだったが、なんと随分先に為るがね・・」
「そう、だから計画は出来るし、申込だけ済ませれば良い事よ」
「なんとそうか、迂闊じゃがね」「呆れた人、でも其れも良いかな・・」
「えっ・・」「可愛いじゃないね」「うひゃ~、言われた・・」
「だから、此処は早く会社設立だけ急ぐのよ、二億無くても構わないし、
最初は一億で立ち上げれば後は増資で加えれば良い事・・」
「何とそうなるのか、知らんからな・・」
「定款で其処も歌っておけば良いの、そうして手広く広げるために多くの
職種を書き加えて居れば済む事よ」「成程な・・」
「だから、此処は計画書だけ早急に仕上げると考えていたの、澄人さんが
あんなことをゆうから泣いたがね」「すまん、本当に大事に思っている」
「じゃ、体に其処を植え付けてよね、其処だけが不安なの、結婚してとは
言わないけど、真美の男に為っててよ」「真美・・」
「そうなれば安心して進めるじゃないね、お願い抱いて・・」
とんでもなく考えられないほど強烈な女性、澄人もさすがについて行けない
相手と思えた。
 だが、思うと有難い、こんな心臓が強い女性など今までは知らない、
あの伊豆の玲華さんに負けない女性だと思える。
「了解だけしてよね・・」「え、了解か・・」「うん、其れだけで待つ」
「そうか、嫌いじゃない、いいや大好きだから大事にと考えていたんだ」
「其処は相手には間違いで伝わるし、真美はそう取れないからね」
「はいはい・・」「もう何よその返事・・」
「待て、じゃ、今気に為る事を解決出来たら、抱きたい、いや抱かせてくれ」
「何、其の気に為る事・・」「うん、詳しくは後でするけど大事な人が有る、
その人に話を持ち掛けようとしているんだ、だから計画書が欲しい、其れと
リニア駅周辺の開発図面が手に入れば尚良いけどな・・」
「判った、二・三日待って用意できる」「ええ、まじか、早くないか・・」
「計画は出来ているし、開発図面は既にあるよ」
「有難い、助けてくれ、そうなると話が早い」なんと、そう話が進んで行く。
 漸く真美と別れることが出来た。
落ち着くとコ-ヒ-を飲みながら考えた。
(そうか、リニアな・・、権利は有ると判ったけど・・、ア・ああ~~何と・
そうか迂闊だったぞ・・阿保じゃ俺は・・)
澄人は立ち上がり唖然とする、その姿は本当に突然だった。

          つづく・・・・。








望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・38》

 その夜は澄人は酒にも酔っていたし、悦子と舞の傍で寝るが動かなかった、
いいや動くより、今回の話しで興奮をしていたせいかもしれなかった。
 朝が来ると、真美に何か話をして一緒に家を出る。
其の脚で連絡していたお世話になっている弁護士にと会いに向かう。
 その方は親父との尻市で随分と立ち退きやら、家族の事故死に奔走をして
頂いている方だった。
事務所は駅前のビルの中、会うとお礼を言いかてに参考にと色々聞いて行く。
「おう、じゃ澄人君は其れがしたいのかね・・」「拙いでしょうか・・」
「え、ああ其処かね、そうじゃ無いが中身が見えんしね・・」
そこから一応の経緯を話した。
 「ほほう、じゃ何かスタッフは揃うのかね」又も詳しく説明をする。
「・・」何も言われずに考えて居られた。
「駄目ですか・・、入れませんか・・」
「中身に寄るが、入れない事は無いよ、此処にもいくつかの事を相談に来ら
れているしね、そうだ、息子を紹介するよ・・」
部屋に来られたのか息子さんの清水健一さんだった、子供の時から多少有名
な人で知っていたが、この事務所で弁護士をされていると聞いた。
「良いですね、じゃ遠藤さんは、資金と会社設立のための発起人を揃える方
が先です、開発振興事務所は一度伺いを立てて置きます」そう快諾された。
 一時間半後部屋を出ると大きにため息をつく、其れほど将来の為の道かと
思うほど重大なのだ。
部屋に戻ると、倒れて考え事をする。
昨夜の話がいかに唐突だったのか、でも有り得ない事じゃないから話を聞い
て行く内にとんでもない罠に嵌った感じになる。
だけど、其れが悪くないから何おかいわん、あの真美ならやり切れるかもと
思い始める。
 部屋で暫く考えていると電話が来た、悦子からだった、
今じゃ呼び捨てできるが、年上の女性なのだ。
 部屋に来るのは久し振り慌てて飛び込まれる、なぜ来たのかは言わないが
既に何事にも覚悟が出来ている悦子、澄人が一番心を許せる相手かも
知れなかった。
直ぐ部屋に入ると澄人の胸に飛込んで震える、その後が如何進むかは判る年、
部屋で二度目の合体が起こるだろうと期待して来た悦子は、澄人に従い、
生涯忘れないだろう程抱かれ泣き叫び総ての威力で澄人を喜ばせて行く。
初回で凄い体だと知っているから、澄人は心置きなく悦子にはすべて任せて
出来得る相手、中に挿入しさえすれば後は流れ、悦子が上で泣きじゃくり
暴れる様をしたから堪能できる相手でもある。しこたま堪能した悦子を横に
寝かせ、此れからの行程を話す。
「何とか進めるが、悦子も今回は動け、真美に任せるのではなくて、悦子が
動いて真美がホロ-の形で進めろ、僕は直ぐに相談する相手先に向かう、
悦子は里に向かい、事の経緯を話しでお母さんに頼んでみなさい、伊豆から
いい返事がもらえたら、僕も里に向かうし・・」「貴方、頑張る・・」
其れだけ伝えると涙が零れ出た。
其れほど感動と興奮をする悦子は既に澄人命と思い込んでいる。
 其の後もう一度抱合い、澄人は悦子に遠慮なく精子が放出出来る相手だ。
三時間後、悦子は部屋を出た、残る澄人は何か考えをしながらソフア-に
座り天井を見詰めていた。
(これが俺の生きる道なのか、本当にそうだろうか・・)考えていた。
 するといつの間にか暑い所為か転寝をしてしまう、其れほど昼間の悦子
との抱合いが壮絶だった証かも知れなかった。
 四時半過ぎ電話が鳴る、相手は真美、会いたいと言われ食事を約束する。
中身は言わないがあいつの事だ、どうせ今回の企画の話しだろうと思い、
国際ホテルの二階の鉄板焼きの店で会うと約束する。
 約束の時間、午後六時には既に真美は来ていた、直ぐ肉と海鮮を頼んで
ワインを飲みながら話を聞き始めた。
だが肝心の事は言わない、何でかと訝るが此処じゃ拙いとウインクされる。
用心深さもそうだけど、何か強かな思いを其処で知る。
一時間後、今度は真美を連れて部屋にと戻った。
 「ま~素敵ね、義母から聞いてはいたけど凄いわ・・」
感歎しながら窓からテラスに出て青白い名古屋城を眺めていた。
「話は・・」「はい・・」部屋に戻ると、其処から真美が一人で話を始め、
澄人は聞くだけ、頷きながら聞いて行く。
「ふ~・・、そうか出来るのか・・」「そっちは如何・・」
「うん、朝方な弁護士に合った・・」其れから今度は澄人が話し始める、
メモを取りながら聞いてくれる。
 「ま~じゃ出来るかもね後は資金か幾ら集めたら良いの・・」
「ええ、真美・・」「だって総て縋る事出来ないじゃないね」
「何・・、何か考え有るんか・・」「足らない部分は作ろうと悩んでいた、
だから幾ら集めたら良いのか其れが聞きたかった」
「おいおい、集められるのか・・」
「うふっ、人身御供よ、何とか一億くらいなら出せるかも・・」
「ええ、真美・・」「良いね呼び捨て素敵よ」
「阿呆、其処じゃ無いだろう人身御供って真美・・」「良いから任せて」
「阿呆、其処が肝心だろうが任せられるか不安だ」「良いのよ・・」
「良かないぞ、真美はそんな事考えておらずに計画だけ頼むわ・・」
「其処も任せてよね、もう一応部長には話を通している、仕事の合間に
動けと言われた、会社は大歓迎と」「何とそうかじゃ進めるか・・」
「だからお金・・」「またゆうか、任せろ、其れでな今後一切そんな思い
はするなすれば僕は参加せんぞ」「ええ、何でよ・・」
「考えて見ろ、其処までするほど値打ちは無いが、お前の体は大事にしろ、
今後もだ・・」「ええ、じゃ澄人さんとは・・」
「無い無い、仕事関係だけにする、怖いわお前は」「え~、もう何でよ」
「何でもかんでも無いがね、真美は仕事とだけの付き合いでと考えている、
他は無い・・」「・・」項垂れてしまう真美、其処が無いと言われたのだ。
 だが次第に真美の顔色が変化、すると大きな目から涙が零れ出して来た。
「おい、如何したんだ泣いて居るのか・・」
返事も帰らない中、本当に泣いていた。
「ええ、真美如何したんだ・・」「・・」
返事の代わりに泣いた顔が澄人を睨む。
「・・」その形相に圧倒される。
「あんたね、これ程思う女心踏みにじられて笑う女が居るの、可笑しいで
しょうが、何で真美が動いて頑張れるの、仕事だけならやってられないが」
「ええ・・」「だって、出会ったのは真美よ・・」
「だから大事にしているじゃないか・・」
「その大事の仕方が好かん、女で扱ってよ、此れだけは譲れんから今後動く
糧が無い女等成り切れんからね、真美は心底大事に思っている、澄人さんと
なら何処までも進めると思い込んでいるのよ」「おいおい・・」
「だから無いと言われたら真美は動けない、もう死んでやる」「え~・・」
本当に迫力ある攻め方に澄人は押され続けた。
「だから無いとは言わせないからね、お金作る必要が無いなら澄人さんが
真美の心に肉も連れて入って来てよね」「ええ真美・・」
「だから此れだけは承知してくれないと動かないし降りるわ・・」
そう告げられた。
顔はまともな顔には到底まだなってはくれて居ないし、仕事をしないとまで
言われてしまう、困った澄人が其処に居た。

            つづく・・・・。




















望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・37》

思いもしなかった話を聞かされると、なんか興奮して寝付かれない・・。
そんな事を察しているのか、真美と悦子は並んで澄人と寝て話をする。
 「じゃ何か、真美ちゃんは其処は心得ているよな・・」
「ええ、仕事柄其処は・・」「詳しく知らないが仕事は何、PCは触ってる
と聞いたが・・」「そう、大手の建設会社の企画部・・」
「え、どんな仕事している・・」又もそれから真美の話を聞く羽目に為るが、
聞いて行く内に恐ろしくなった。
 「うひゃ~じゃじゃ、現場はおろか中身まで計画するのか・・」
「其処だけじゃ無いし、テナントも相談を受けると請け負うよ」
「何と、凄いぞ・・」「だから、今度のリニアは当たるよ」「・・」
声が出ない程驚愕する、こんな小娘が今じゃ先端を走っているんだと判ると、
今迄の話は満更浮ついた話と違うと思い知る。
「でもまだ先だぞ・・」「うふっ、形が見えるのは先だけど、中身は今盛り、
湧いているわよ」「・・、そうなんだ、驚いたなでも入れるかな・・」
「入れる、必ずうちの会社が後押しする」「真美ちゃん・・」
「内装はうちの会社よ」「はいはい・・」「じゃ、決まるよ」
「真美ちゃん、聞くけど予算はどれ位か・・」
「そうね、資本金二億なら絶対入れる」「二億か・・」
「澄人さん現実には一億有れば適うし・・」「何で・・」
「あのね、会社設立時に二億有れば良いだけよ、後は開設資金に使えば良い
事じゃない・・」「成程な、其処らが疎いし・・」
「教えるから勉強してよ、此れから有るかも・・」「有るのか・・」
「支店が出せるくらい繁盛させるし手伝ってよ」「真美ちゃん恐ろしいわ」
「其れって培返しよ、澄人さんの威力は女の思いを破滅させる威力が有る
からね、殺されないようにしててよ」「うひゃ~、桑原桑原・・」
寝て居ながら三人は大笑いする。
 悦子が加わると、郷の母の事を話しをされ出す。
「何とじゃ、今度の話し・・」「ええ、子供が参加するのよ、しかも里毎
ひっくるめて出し、母は貴方の誘いに必ず乗るよ」「悦子さん・・」
「だから通い妻で良いじゃないね、一月に半分滞在し、後は名古屋か里で
居れば良いじゃない、其れくらいは真美が相手の娘さんと話を決めるし」
「何と、家族ぐるみでか、恐ろしいわ・・」
澄人は聞きながら其処は本当にそう思えて来出した。
「じゃ、一度賢島に向かう」「何時でも良いけど、今は忙しくないか・・」
「もう夏休も直に終わる、海は既にクラゲが出て居る筈ひと段落している」
「そっか、じゃ郷の貴子さんが先決だね」
「そう、郷もそうだけどあの喫茶店仲間に入れなさい、郷を仕切らせると
面白いことが出来そうよ」「面白い事・・」
「ええ、相手は農業と酪農、其処を仕切らせると、沙代里ならどんな事して
でも膨らませるよ」「例えば・・」
其れからの話は里オンリ-、とんでもなく愉快な話を交えつつ悦子と交代で
話を薦めた。
 「だからあなたが何とかねじ伏せてよ」「ええ、其処もか・・」
「だって、ブレ-ンの中心はそのほうが絆が強い、ねね・・」
「・・」返事は出来なかった。
「そうよ、だから真美も抱かれる権利は生じるよ」「うひゃ~・・」
「もう逃げるな・・、真美も義母さんも既にあんた次第なんだからね、
前回は遅れたけど、郷でそうなれば良いかなと思っていたのよ」
「真美ちゃん、策士じゃから、良いけど他では通用しないぞ」
「其処は承知よ、此処だけは澄人さんが親玉じゃし、其れが獣だからね
通用しているよ」「負けました、でも賢島は・・」
「郷で口説いてよ、相手と話をし繋げる、そうだ、澄人さんも娘と・・」
「ええ、もうよせ俺は其処だけか・・」
「一番肝心じゃね、其処がおろそかだから仕事も何もかも大変になるのよ」
「そうなるのか・・」「今じゃ薄情な連中ばかり、今度は其処を真っ先に
地固めで動くね、義母さん・・」
「そうね、其れが良いかも、とんでもない事だけど、相手が澄人さんなら
有り得るし、安心している」「うふっ、序に種牛の役目も引き受けると、
とんでもない子牛が出て来るよ」「阿保か~~」
大笑いしながら澄人は阪神起きて笑った。
 「如何、義母さんと二人きりじゃ無いと出来ないの・・」
「え、ええ~真美・・」「だって烙印頂いて居ないから不安なのよ」
「阿保じゃ、其処は考えるな、そうですかとは行くか・・」「ええ・・」
「煩いぞ、其処は差配しては駄目、成り行きで考える、其れくらいの権利は
渡せよ」「澄人さん・・」「種牛に為りそうだったぞ・・」
「御免、でも真美は抱いて欲しいから・・」
「其処も成行、はいそうですかとは行かんと言った矢先だぞ・・」
「はい、じゃ待つ・・」「・・」本当に負けそうな娘だった。
 「じゃ計画だけは進めるね、会社で色々なサンプルが有る、いいとこ取り
で作成してみる、広さも任せてくれる、場所は相談するし、其れと弁護士を
伴い一度、開発関係の役所に出向いて見て、こちらからも後で話を進める
手筈にするね」「出来るのか・・」「任せて仕事よ」「ようし乗るか・・」
「え、まじで、じゃ上に乗ろうか、した事無いけど一度・・」「阿呆~~」
頭を叩いてしまう。
こんな女性だったのかと今更驚かされる真美、此れじゃまともな男は逃げ出す
はずと思えた。
 「貴方、何から何まで、死ぬほど嬉しい・・」
「ああ、出たぞ、此れが男を狂わす手、習うわ、義母さん・・」
「馬鹿ね、習って出来たら苦労しないわよ、其処は心底そうなりたいと思えば
出来る道なのよ」「じゃ、出来るね」
「何時かは抱いて頂けるよ、きっと、美味しい相手は見逃さない澄人さんです
からね・・」「何と、じゃ余計なもんも食べられるんだ・・」「え・・」
「郷よ・・」「うふっ。今度電話で知らせとくよ、娘がそう言っているとね」
「もう酷い、此処だけの話しじゃないね」
「あんたは喋り過ぎよ、男が寄りつかない部分が其処のようね」
「はいはい、以後気を付けます」義理の親子の会話が楽しかった。
 その夜は珍しく澄人も動かない、いいや動けなかったのが正解かも・・、
とんでもない娘が此処に居る、其れが災いかと苦笑いして目を瞑った。

           つづく・・・・。















望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・36》

 漸く腰を落ち着ける名古屋、其処でも新しく出来た親戚みたいなこの家、
あの桜通りで出会った真美、其処から意外な家の事情を聴かされた後、
今が有るのだ。
「ねね、聞いたけど、飛騨では大変ね・・」「え、真美ちゃん・・」
「うふっ、既に全て聞いて居るし、もう逃げられないだぎゃね」
「そうなるね」「澄人さんは凄い男ね、親子も兄弟もかね」
「其処は言わんでよ」「いいや、其処だけは人よりずば抜けているし、
信じられんがね」「言えるな・・」
ここでは既に其処まで気が浸透出来ている証拠、家風かはたまたあの里の
気風か、此処は普通の感覚じゃ無かった。
「あんまり脅さないでよね、逃げたら困るからね」「え、どっちよ・・」
「どっちって何がよ」「あのね、男としてか資金援助かどっちね」
「阿保じゃね、両方だし、其れに今まで知らない程の男よ、何処で居るかね
こんな人・・」「其処か~・・」大笑いする真美は澄人を見て笑われ其れが
暫く止まない仲、義母の悦子は甲斐甲斐しく澄人の世話をしながらビ‐ルを
飲んでいた。
「ねね、郷、此れから行くん・・」「そうなるかな・・」
「じゃじゃおかあちゃんの友達の喫茶店寄りなさいよ」「え・・」
「聞いて居るけど、沙代里さんは強かよ」「うん、会ってそう感じた・・」
「だからあそこは既に澄人さんの手の内よ」「え、意味が・・」
「だって大御所を掴んでるし、其れに里の婆ちゃんも手籠めしたんだからね」
「ええ・・」頭を掻いて苦笑いするだけ、既に真美に肝を掴まれていたのだ。
「ねね、澄人さん、ここ等で手広く暴れない・・」「ええ・・」
呆れる程嗾けられる中、嫌じゃ無いから困った。
「真美・・」「良いじゃないね、此れからの事も有る、こんな大胆な男滅多
にいないし、傍に居りたい、居れば何かしでかすから興味が有るし、
出来れば仕事が在れば尚良いかな・・」「仕事・・」
「そうよ、お母ちゃんもここ等で最後の粋を見せんと耽るばかりよ・・」
「あんたね・・」そこが気に為るのか悦子も顔色が変わる。
「だって、見てよ、郷はあのままじゃないね、其処から何が産めるのよ、
何もあのままじゃ廃るばかり、じゃ如何すると考えると簡単に先が見える」
「え、お前・・」「だって、考えてみれば簡単よ、此処では条件が揃うから」
「揃うって何・・」「あのね、ここ等で何か興したらと考えていたんだ」
「真美・・」「聞いて・・」何と其処から娘の真美が娘でも義理になる関係
の悦子と真美、だが気心に惚れる悦子は此処は真美の名前の間に奈を入れる
程の凝りよう、其れだから真美の話を傍で聞いて感動するのだ。
「ええ、じゃじゃ、あんた其処まで考えていたんだぎゃ・・」
「そうよ、都合よく集まれるじゃないね、其れとね澄人さんの実家の本業は
魚屋さんじゃないね、其れと真美のお友達が伊勢の賢島なのよ」
「それが何・・」「疎いわね義母さん・・」「良いから何でと聞いとるのよ」
「其処は如何かな、澄人さんの実家の権利はまだ少し残っているし・・」
「え、僕に関係するんか・・」「そう、貴方が居るからこんな思いが生まれ
たのよ・・」又も其処から真美の弁舌が冴え渡る。
 「ま~じゃじゃ、澄人さん其れ有りますの・・」
「・・、ああ~有るぞ有ったが土地明け渡しの契約書に何か書いてあったな」
「そうでしょう、真美は既に何軒かから相談を受けている関係上、澄人さん
の実家もそうかなと」「有る、でも忘れているが僕は其処に興味が無いから」
「だから其処を掘り込んでみようよ」「どう考えているんか・・」
遂に澄人が真美に問い質す。
 其処から真美の弁舌が炸裂を始める;
「え、では其処を・・」「そう、其処が大問題じゃないね、優先的に入れる
なら利用して・・」「でも魚屋だぞ・・」「其処よ、魚と肉」「肉・・」
「そう飛騨牛よ」「ええ~真美ちゃん・・」又も澄人は話を聞く側に為る。
「何とじゃ、其処は魚と肉かね」「そう、日本だけじゃないからね、再開発
をされた広場を囲むビル群、其処に入り込めたら最高じゃないね、誰もが
入りたい場所なのよ」「そうだけど・・」
「じゃ、肉は里を嗾ければ良いだけ、魚は考えが有るんだ」
「え・・、僕も多少は知っているけど・・」「それは仲買人でしょうがね」
「そうだ・・」「じゃ生産地を作ろうよ・・」「ええ~、居ないが・・」
「それが居るのよ、伊勢の賢島に・・」「本当か・・」
「そうだから進めているんじゃないね」「真美ちゃん・・」
澄人との話を聞かされ続ける悦子、固まってビ‐ルも飲んではいなかった。
「じゃ、其処はどんな関係なの・・」澄人が問いただすと真美は話を始めた。
「ええ~、じゃ友達の家は元網元なのかね」「そう昔はね、お母さんが亡く
なられてから里に戻っているけど仲良し」「じゃ話は何とかなるのか・・」
「其処も問題だけど、此処は澄人さんの出番かな・・」「え、何で・・」
「あのね、仲良しの子は凄く良い女性だしね、其処にお父さんが・・」
「だから・・」疎いわね、其処を掴むにはどうすれば良いのよ」
「え、僕に其処聞くんか・・」「そう、其処は相談しよう、後で良いから」
「大丈夫なんかね」「任せて、それでね、料理・・」
「あ、其処が大問題じゃないかね、もう忘れていたぞ・・」
「其処はね義母さん・・」「え、私かね、出来ないよそんな事・・」
「義母さんじゃ無いがね居るよ」「え、何処に・・、え、あ、あ、ああ・
あ~~~居た居た居たがね」「でしょう」「おいおい、話が見えんぞ・・」
「貴方が抱いているじゃないね、最高だと聞かされているけど・・」
「ええ、あ、あ、ああ~里か・・、なんと免許皆伝者が居るがね」
「でしょう・・」「真美ちゃん負ける、凄いぞ其処まで考えていたんだ・・」
「そうなるけど、此れからは真美じゃ無理よ、澄人さんの出番になるからね」
そう言われる。
 思えば何でこうなるんかと不思議だが真美に寄り、揃う事は揃うと思えた、
其れで計画を運んでいたんだと知らされた。
「じゃ、計画は出来るな・・」「だから、澄人さんの決断次第よ、柔なお金
じゃないからね」「そうなるよな、じゃ僕だけじゃ拙いかも一杯だしな・・」
「ですから誰か仲間にと其処も考えている」「よそ者は不味かろうが・・」
「仲間に入れれば良い事よ、アソコで・・」「アソコ・・」
「そうよ、澄人さんの持ち物・・」「阿保か~・・」
苦笑いするのは澄人だけ義理の親子は大笑いする。
 だけど既に脳裏には有る人物が浮かんでいる、出来ることは出来るが資金が
どう考えても手一杯、其処を案じていた。
「じゃ伊勢は・・」「其処を相談しようと・・」「如何するん・・」
「そこも男と女じゃ如何かなと」「ええ・・」「だから、あのね里の母・・」
「あ、なんとそれが何・・」「疎いね、澄人さんが抱いているじゃないね、
寝床で口説いてよ」「ええ、親子だろうあんたら・・」
「弱いわよ、其処を何とか芝居で伊勢に向かわせるのよ」
「うひゃ~、じゃ何か其処を・・、く~恐ろしいわ真美ちゃんは、
何でそう考えたん・・、信じられんが・・」
「そこは未だ女と知らされたじゃないね、相手は妻は亡くなられているし、
お母ちゃんなら何とかするよきっと・・」「参りました策士殿・・」
嫌だ~と言われるがその後三人は大笑いする。
 「良いぞ、じゃ弁護士連れて相談に向かうわ、話は出来るなら進めるか」
「良いわ、頑張ってよね、此処は総て澄人さん次第だからね、悦子も娘もよ」
「ええ・・」「もう既に覚悟どころか待ち侘びているのよ・・」「・・」
言葉が出て来なかった、強かな娘と今日は嫌ほど知らされた。
この先どんなに先が研ぎ澄まされた策士にと・・、
成長するのか楽しみと怖さが澄人には湧いて来る。

           つづく・・・・。

















望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・35》

 極味を心底堪能した、澄人と美佳はラブホを出ると車で帰路、
その間澄人の左手は離さない、其れほど男として認める姿は感極まるほど
嬉しかった。
美佳は最高に幸せを身に染めて知らされる。
今迄とは雲泥の差のセックスもそうだが、別が大きい衝撃を浴びている。
あの日本海での出会いは想定外、其の中継ぎは娘の舞、何と引きずられる
ように付いて行き、温泉宿で有り余る厚遇を受けている。
おまけにその旅はトロッコで日本最大の黒部ダムを見学し、麓の温泉で一泊、
時間を重ねる都度思いは蓄積し続け、自分から身を寄せるほどまでになって
いたが、其処から先が望めていない、相手が手を出さない限り無いと知る。
富士を見上げて其処でも温泉宿巡り、娘も懐いて仕舞い、
親子で澄人を思うまでになりつつあった。
 処が、話や流れで仕事まで紹介すると聞かされると、どんな事してでも
従おうと何時もの悪い弱い癖が芽生えていた。
諦めで付いて伊豆まで来てしまう、だが其処は予想よりはるかに歓迎され
職場を見ると思いは真反対、迎えてくれる親子は最高な人、
娘も喜ぶほどいい女性だった。
あれやこれやで世話になった男、漸く先ほど抱かれたのだが、
死ぬほど驚愕する、男は心もそうだが、体が考えられない程極上、
とんでもない男だった。
 三時間過ぎても未だ体はあの衝撃から離れてくれない、其れほど強烈な
刺激を全身と心が浴びていたのだ。
 此れからの事も聞きたいけど今は聞く事さえ出来ないでいる。
美佳は此れから如何なるのかは薄々知らされてはいるが、なんとこの男は
紹介された家族と親戚に為る筈だったと聞くと、其処でも驚かされている。
あれやこれやで美佳は既に男のゆうがまま動くままに為った。
 「あんた・・」「うん・・」車の中で美佳が声を出す。
「此れから有りますの・・」「駄目ですか・・」「ええ、反対ですけど」
「じゃ此の侭で良いでしょうか・・」「はい、お願いします」
其れだけの会話で、美佳が望む事はつかめる。
「じゃ、何時までも待ちたいけど、邪魔ですか・・」
「そんな言い方は好かん、離しません、最高な女性の心と体大事にします」
「・・」「でも、美佳さんだけじゃ無いし其処は・・」
「判っています、美佳は待つだけで良いの・・」
「済みません、大事にします、舞ちゃんの成長も楽しみだ、遠慮なく聞き
ますけど、仕事は如何ですか・・」
「ええ、其処は夢みたいなんです、怖いくらい最高過ぎて・・」
「じゃ、落ち着けますね」「ハイ必ず・・」
そんな会話をしている間に小田原に到着、車を止め舞ちゃんの靴を二人で
選んで買い、渡して別れた。
 「く~、もう今晩も抱きたいが、最高な人だ・・」本当にそう思えた。
車は小田原を出て熱海を過ぎ熱川を通り越して白浜の家に到着、
其処で待つ玲華さんが笑い顔で迎えられる。
「戻ったね、如何・・」「只今・・」「・・、え、ええ~・・」
返事をした後、玲華を軽々と抱えると、いきなり寝室に向かう、
有無言わさずに衣服をはぎ取ると、もうとんでもない攻撃が玲華の体
に強襲、受ける玲華は目を白黒、本当に豪快に抱かれ挑まれるから受ける
玲華は一溜りも無い、なんと直ぐにオルガスム行き直行、とんでもなく
いがり泣き叫ぶ中、最高な仕打ちを体がもろに受ける。
何度どなく最高を味わうと、もう体がゆう事を聞かない程往き続ける、
仕打ちは凄過ぎる。
受けながら聞かされた言葉を思い浮かべる・・。
「他の女性を抱いても良いけど、其の後は覚悟してて下さい、此れだけは
譲れない約束ですよ・・」思いだすと此れか~と叫びたかった。
 しこたま善がりを味わうと遂に見知らぬ場所に飛され暫く戻れない。
澄人は寝室を出て、メモを書きテ-ブルに置く寝室に向かいお辞儀する。
居残れば別れが辛いし、今は自分は必要ないと思うと、
澄人は一度名古屋にと帰ろうと決めていたのだ。
熱川の女将さんは気残りが有るが、今はそっと育て後でと笑いながら思う。
 そうなると行動は早い、車に乗込み白浜の豪邸から逃げる様に車は発進、
国道を走り、伊豆スカイラインに上がると清水目掛けて走った。
出てくる前のダブルヘッタ-はきついが、其処は思いで頑張り、
夜中に東名に上がると一目さんで名古屋にと向かう。
 朝方到着すると部屋に入り倒れ込む、其れほど疲れた体だった。
 寝たネタ、どれほどかと時計を見るが優に時計は二回転、
二十四時間は懸っていた。
苦笑いの中、お腹が空いたので外に出ようとマンションを出た。
行きつけの焼き肉屋で一人爆食、呆れるほど食べるとまた睡魔に襲われる、
部屋に直行し、またまた倒れ込んで爆睡・・。
 八月のお盆前、澄人は流石に起きて支度し、お寺にと向かう、
其処で供養お願いし、半日潰す。
車に乗ると、はやかと思えたが、名古屋で行く所が出来ている・・。
 「今日は・・」「は~い・・、ああ~貴方~~」
御器所の家の玄関で相手が驚かれる中、部屋に上ってと言われ従う。
「あのう・・」「真美かね・・」「ええ、違いますよ悦子さん・・」
「ええ、貴方名前、実名よ」「駄目ですか・・」
「そうじゃ無いけど、今までどこに・・」「後で言います、食事・・」
「大変、何も軽い物は有るけど・・」「お寿司頼んで下さい・・」
「ハイ直ぐに・・」足元がおぼつかない悦子、其れも其の筈里から何度も
居るのかと聞かれているのだ。
 出前を頼んだ後、部屋に座り、悦子は問いただす。
「其処は、聞いておられるでしょう」「本人から聞きたいの、如何・・」
「最高ですよ、其処は本当です」「聞いたけど貴方は凄い方ね」
そんな話も気はそぞろ、既に身を割かれている悦子、
本当に待ち焦がれていた男なのだ。
「真美さんは・・」「仕事、夕方戻る、でも帰るとあの人の連絡はと、
いつも同じ事を聞かれるのよ」笑われる。
 名古屋を出てから二十三日目、思えば本当に長い旅、
其れがアッと言う間に過ぎて居る事を知る。
 「今回は名古屋に暫く居るんでしょう」
「判らないけど、お盆過ぎれば如何かな・・」「ええ、貴方・・」
呆れられた。
寿司が届くと、其処は宴会状態、娘の戻りなど待てない程澄人は
お腹を空かしていた。
 午後八時前、真美ちゃんが戻られるともう大変、寿司を食べている中で
質問攻め、笑い逃げたいと言うと腕を掴まれ離さないとしがみ付かれる。
其れほど娘にしては恩が在る男、いいやこの家には大事な男に為ってた。
「澄人さん、暫くて居なさいよ」「ええ・・」
「だって、真美は待って居たんだからね・・」
意味深な顔をされ親子で見合う顔は流石に二人とも綺麗だと今更知る。

          つづく・・・・。

























望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・34》

 何度も泣き叫び縋りついて上り詰めてくれる相手は本当に可愛い女性、
小柄な体はアクロバット状態でひん曲がり唸り上げる。
 漸くひと段落して、体を洗い美佳さんを湯船に浸すと、
抱きあげて濡れたままでベットに運ぶ。
其処で互いに横たえて動かない、澄人は此処からは相手次第にと考えてる。
其処は相手は今迄男のされる儘ゆうままにしか動かれて居ないと聞かされて
いるからだった」「ね、貴方・・、お願い・・」「え・・」
「だって抱いてくれていない、もう悲しい、お風呂じゃそうじゃないのに、
変・・」そうか、じゃ動けば良いのか・・」「え、何でその言い方酷い・・」
「あ、そうなるのか御免、でもな此処では僕は動かない」「え・・」
「だから動けないんだ・・」「・・、・・」
「あのね、美佳さんは今迄相手次第に応じるだけでしょうが・・」
「そうだけど女だし・・」「其処が駄目、此処は貴方が主役、遣りたい放題で
動けば良い・・」「ええ、出来ないしした事無いけど無理・・」
「じゃ動かないで休もうね」「・・、え~貴方・・」
「その考えじゃもう成長は其処までかな、浴室の美佳さんが大好き、最高に
応じてくれたけど、其処は別と考えてくれないかな・・」「・・」
「今度は自分から動けば違うセックスの味が美佳さんに来る」
「え、意味が・・」「自分で動いたら、考えていた事やしてみたかった事、
そうして男の上で暴れる姿も僕は見たいけどな・・」「ええ~・・」
本当に驚かれた。
「男に先導されるのじゃ無くて美佳さんが自分から動けば楽しいよ、自分
だから感じる場所はご存じのはず、其処を育てて行けば恐ろしい程の快感
が判るし、浴びれる、其処を求めても不思議じゃ無いけど・・」「・・」
「だから、このままでも動かれても良い、僕は此処では新しい美佳さんを
発見したいんだ」「・・、貴方・・」
「話は其処までです、此れも強要じゃ無いし、間違えないでね、動けば景色
も何もかもが変わるよ・・」そう言って澄人は本当に動かなかった。 
 暫くすると、相手はため息をつかれ、だが澄人は動きも会話もしていない。
 「貴方・・」「・・」「もう、如何すれば良いの・・」「・・」
「何もおっしゃらないのね・・」「言いましたが、総て・・」「え・・」
「だから、このままじゃ貴方の凄さが出て来ないんです、最高な体をされて
いるのに勿体ない、此処では今までの事は総て忘れて新しい美佳で挑んで
下さい、どんな事でも構わないし、慣れるまでは仕方が無いけど、男と女は
交互に味わう権利が有るし、肉も違った喜びを貰える、其処を突き進んで
下さい、なんでも良いじゃないですか、男を弄ぶくらいの思いで懸れば凄い
事に会いますよ」「貴方、経験が無いから・・」
「此処で経験で、もう話は良いでしょう、何時出も其の気に為れば動いて
下さいね・・」仰向けのまま話をしていた。
 だが、そう言われても、そうかとは行かないようだ、長い時間横で添い寝
される美佳さん、動こうと思っても経験がない分、動きが出来ずに悶々と
されている。
其処で、澄人は意外にもキスを仕掛ける、
其れで反応されれば待とうと考えていたのだ。
 しかし其れでもキスをしたまま受けているだけ、本当に今までは受身だけ
のセックスだと知らされる。
 突然、澄人は美佳を転がす様にベットの上で反対側に身体をむかわせ、
なんと澄人の股座付近に美佳の顔が往く事となった。
小柄な美佳の方は、澄人の顔辺り既に太腿を通り越し脚の膝が見えていた、
其れほど身長差がある。
 其処ではもう動く事はしない、総て此の侭、終りでも良いかとも思うほど
澄人は相手の先導を心待ちしていた。
「・・、うん・・」何と目を瞑っていると、震える手が澄人の股座をなぞり
動いて来た、其の動きも苦笑いするほど怯えているのか手先が震えて、
其れが良いのか待つ住むとのアソコがむくむくと鎌首を上にと向かわせる。
其れを知るのか美佳は、その場所に手が向かうと、急にムンズと握り、
益々手が震えてやまなかった。
 「良いよ、最高、どんどん思うままに進めて来て待って居る」
そういう中、手の力は増してくる、そうして美佳の体が起きると・・、
聳え立つ澄人の物を指の力で搾り上げられる。
「あう~・・、く~強烈だが、凄いぞ美佳さん進んで来て~・・」
催促のシグナルを相手に伝える中、期待が膨らんで来る。
 「え・・」今度は澄人から反応が出る、なんと美佳さんが澄人の物を
手慰みから口にと変わった。
「良いぞ、良い柔らかい口、なんと良いぞ、早く登って来て・・」
又も気を挙げる為叫んだ。
「・・、・・」今度は声すら出て来ない澄人、相手が何と柔らかな唇と、
動く舌の舌技はとんでもなく男を駆り立てて来た。
ええ~と思う間が無い、美佳の手が筋肉質の澄人の尻をはい回り、
指がアナルを探し始める。
体を預ける澄人は為すがままされる儘で受けている。
 また時々反応を大袈裟に身体で伝える澄人、受けて美佳はとんでもない
程狂い始める、其処は今迄とは大違い、受ける側じゃない仕掛ける立場、
相手は男、しかも恩が在る相手だ、持物は化物クラス、美佳はもうどう
しようもなく気が高ぶり上に舞い上がったまま降りたく無くなる。
其処からもう美佳は狂いが生じる、今迄アソコは如何かなとか男は何処が
良いのかと考えていたが、今は其れを確かめる事が出来る立場に為ってた。
 「ああんた~~~、狂うよ狂ったげる」
「良いぞ、其処を待って居たんだ、行け進んで・・」
そう呼応されたら、美佳は大豹変、もうシッチャかメッチャか、澄人を
転がして、片足を上にかざすと、股の付け根に顔が埋まる、
澄人の掲げられた片足は何と美佳の体を挟むようにされる。
その足が何を意味するのか解り始めた澄人、今度は美佳の股を覗くように
顔をずらして向かう。
 こうなるともう舞台は戦場に変化、美佳が果敢に攻撃開始、
なんと思いもよらない事が澄人を喜ばせて行く。
澄人の脚を落とすと、其処から美佳が反対の形の体を上に乗せ、
澄人の口が膣に向かえるように体を動かすと、今度はも売れるに澄人の物
をしゃぶり始める。
とんでもない恍惚は澄人を舞い上がらせる。舌使いや唇で攻撃される棒は
既に最高潮、エズキながらも美佳はしゃぶり腰は澄人の顔に押付けた。
時たま感度が良いのか顔を上にあげて喚いて、またしゃぶりが続く。
 「美佳さん~良いよ良いぞ凄い事になるよ~・・」
「なって下さい私も凄い事に為っているのよ、あんた~」遂に箍が切れた。
いつの間にそれがまともな向合いに変わると、今度は何と美佳が上で、
最高に聳える馬鹿でかい物を手で自分の股座に誘ってくれる。
そうなると、美佳は狂いたつ、とんでもないでかさの物を迎えた小柄な体が、
のけぞり震える、其れはあたかも穴にくさびを打ち込まれた様にが窮屈に
ひん曲がる中、震える体だけで棒が締め付けられ捏ねられて行く、
其れが最高な刺激、澄人は思わず、腰を上げて上に乗せる美佳をゆすると、
今度は身体を戻すと、馬乗り姿勢で腰を器用にくねらせ前後左右に爆発の
如き動かれる。
最高、何とも言えない快感が増してくる中澄人は受け身で向開ける。
その間、いがり泣き叫ぶ美佳、とんでもない境地に立たされ続け、
今まで知らなかった境地に飛ばされていた。
 その快感が醒めない中気が戻ると、又も狂喜乱舞、狂い踊る姿は壮絶、
下から見る姿は男を泣かせるほどの動きと叫びと顔、夜叉顔で向かう顔は
絶品,何度も往くが往くよ往けるが~、凄いあんた往くが気が狂った~と
とんでもない程上で暴れ続け、クリトリスが感度が良いのか、往く寸前は
腰を擦り付けてクリトリスに刺激を与えると美佳は大痙攣、
其れが何度も続けられる力がこの小柄な肉体には有った。
 最高だった、澄人も知らぬ間に二度も精子を絞り出されている。
しかも抜かずに中で蘇らせ、聳えるとまたも猛烈な腰の動きが来る。
何処まで続くのか、相当な時間が経過しているのに二人は接結したまま、
上には未だ美佳が乗っ懸っていた。

                つづく・・・・。






































望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・33》

 「・・、・・」とんでもない女性が浴槽に来られた。
そうとしか表現が出来ないほどの凄い体、今迄とは雲泥の差が其処に見えた。
例えれば、玲華さんは身長が160少し、体重も五十は有るし、
最高な肉体を持たれている。
今、目に飛び込んだ女性はなんと150少しの身長で、小柄だけど目を見張る
ほどの均整は玲華さんにも負けてはいないし、其処は違う次元だと思った。
玲華さんはレジェンド好みの高級車、今見えるのは最高級のスポ-ツカ-と
例える程の素晴しさなのだ。
身体を手入されて居ない分野生を感じ、其処も玲華さんと真反対にも思える。
(なんと・・、凄い・・)浴室に入るなり、澄人の前でシャワ-を浴びられて
いる、悲しいかなこの女性と五日間旅を共にしてきたが今迄抱付かなかった
のかと、後悔と理由が悔しい、其れほどの魅力は身体から溢れ出ていた。
「洗いましょうか・・」「え、良いですよ、此処は気を使わないで気ままに
動いてて下さい、眺めているだけでも僕は幸せなんです」「え、意味が・・」
「僕が感動している今が意味が必要ですか、こんな衝撃は今迄には無かった」
「ま~、益々意味が読めないんですけど・・」
「あはっ、済みません動揺しまくりで、言う本人がよく理解出来ていません」
「面白い方ね、もう子供を産んでから随分と経過している、肉も恥ずかしい」
「ええ、とんでもない、今が最高です」「お世辞は良いわ、如何しますの」
「あのう其処が変・・」「え、なぜ・・」
「だって、言われて居る事が可笑しいです」「何でですの変なの・・」
「ええ、お互い裸でも、此処では平等、何かする事が使命みたいに思える」
そうなるのでしょう、理屈は判らないから嫌・・」
「そうじゃ無いんです、此処は平等に進めたい、するさせるは意味が違う」
「あら、じゃ美佳は如何すれば良いの、今迄は誘われて嫌々ながらも先の事
を考えるといつの間にか従って、嫌従わされて来ているの、今違う立場でと
言われても如何すれば良いのかも判らないんです」「え、では今迄・・」
「はい、可笑しい事に今迄は相手次第に流され連れられて来た・・、でも
可笑しいのは美佳かも知れない、今はどうかと思い出すと、変なんです、
今は何と自分から望んでいると確信させられました、何で此処について来た
かも不思議だけど、本心は願っていたみたいですの・・」「美佳さん・・」
笑えるほど浴室で互いの裸のままシャワ-が出ずっぱりの中での会話だ。
「今思えるのは今までの美佳では無い事だけは確実、だって進んで望んで
付いて来ています」「えっ・・」「ですから今迄の美佳じゃ無い事に為る」
「美佳さん・・」「お願い、美佳は此れだけ、望んでいた事がはっきりと
見えたの、今後も其処だけは不変、ですから何時でも来て頂けると嬉しい、
娘もそう望んでいるし、貴方が居なければ今が無い親子なんです」
「其処とつなげるから可笑しくなるんですよ、そうなると相手は如何し様
とか、相手が其処に入り込まれると従う、同じ事は駄目・・」
「でも知らないから」「だから変わりましょう、重く考えずに肉が求める
場所に向かうだけで良いじゃないですか・・」「軽く言われるのね・・」
「ええ、此処は軽い方が良い、そうでないと先が望めなくなる・・」
「え、どうして・・」「だから其処なんですよ、世話になったとか恩が在る
とか、仕事を探してくれたとかは今要らない・・」「貴方・・」
「そうじゃ無いと本当の喜びや望みは満たされませんよ、此処は何も柵は
捨てて、今の姿そのもので素っ裸で接したら変われます」「貴方・・」
「今に為ってこんな事言うのは野暮ですが、其れを承知で言います・・。
今からは総て今までの繋がりは忘れて下さい、そうならないと最高な場所
には到達できないし、芯から抱かれたい入って欲しいとせがむほど相手を
考えて、繋がりではなくて、喜びだけを求めるあなたに為れるなら、最高に
大事にします」「貴方・・」
「だから、今迄機会が有ったけど抱けない部分は其処なんですよ、弱みに
付け込む姿に為りますしね、でも心内では抱きたかった」「貴方・・」
「ですから、総てを脱ぎ、自分の裸には何もつけていない様に、心もそう
して下さい、お願いします、心から其処はそうして下さいませんか・・」
「・・、じゃ、美佳は・・」
「ハイ、抱合いを楽しもう、此れから頑張れる気持ちを見出そうと思うだけ
で良いんです」「はい・・」「え・・」
「はい、と申しました、必ずそこの位置であなたを待ちます」「美佳さん」
「初めてですわ、浴室で未だ始まらない事・・」
「其処は謝ります、此れから誰もが到達出来ない場所に行きたいだけ」
「連れてってください・・」「其処も駄目、自分で上がれるなら良い、
連れてはいけないから・・」「ええ・・」
「自分で這い上がり、逆上せ踏ん張り味わいながら自然と其処に立つのが
理想、ですからお互い、もうこんな話は抜きにして肉が喜ぶ舞台に早く
上がりませんか・・」「はい・・」
遂に、二人は意味が判らない間合いで何とか繋がりを保てていた。
「御出で・・」「・・」頷かれて、マットを敷いた洗い場に横たえられた。
其処から澄人の手が動き、オイルを体に垂らすとまんべんなく伸ばし、
其れが相手が感じる程度で指が動く中で、いよいよ始まった。
「あ、あ、あ良いわ、良い、貴方、優しいわ・・、良いの其処が貴方其処が
最高なのよ、嫌だ貴方・・、気が気が変狂いそう良いの狂うわよ・・」
「・・」「貴方何か言って、貴方の手が動くらか可笑しくなる貴方・・、
ソコソコが・・、良い嘘や貴方其処駄目~~~~」「・・」
「貴方、未だなの気が可笑しいから息が駄目になりそうよ、貴方・・」
澄人は一言もしゃべっては居ない、其処は相手が言いたい事を吐き出させる
ことが肝心だと思えた。
 愛撫が濃厚に為り出すと、一段と美佳の声が独り歩き、其れが何と心地が
良いのか、言葉は総て自分の体の変化を相手に伝えてくれる。
判り易い、其れで澄人は愛撫攻勢を濃密に仕出す。
 「嫌嫌いやあああ~、何々気が気が可笑しくなるから駄目~、辞めて其処
が駄目、・・・・往きそう往くのよ貴方往くから駄目~・・往くから本当よ
往きそう嫌だ可笑しい・・、ええ、なにかなにかでるでそうよあなた~、
いやだ~~~ううう・・ぐううっ・・つ~~~」
クリトリス攻撃で漸く相手が鳴き声で言葉を出される。
 遂に舞台が見えだす、澄人の愛撫は最高潮、小柄な体は反応で飛跳ねる中、
念願の失禁が・・、声も出されずに其処だけは無言、代わりに身体が反応し
続け、飛び跳ねる都度噴水が小山を描いて飛び出る、しかも幾度となく出て
来る、目が白目で既に自分では理解出来ないのか失神をされていた。
(行けるぞこの体で、最高だが・・、く~溜まらんぞ往かせて魅せる、
未だ知らない場所に向かって・・)そう確信できるほどの往き様だった。

             つづく・・・・。




















望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・32》

 八月十日、午後一時過ぎ、車で玲華と二人小田原の改築中の店にと向かう。
「ま~来たわね、あんた頼むからね・・」「え~美咲ちゃんまでもか・・」
「何よ、大事な事じゃないね頼むからね」「はいはい・・」
「いやだ~嬉しそうじゃないね」「こら・・」
苦笑いしながら内装を見る前に驚かされる。
 「うひゃ~凄いぞ何これ」道に面する表は総ガラス張、しかもステント
でクリスタルの刻みが綺麗にダイヤの形で刻み込まれているから
中身はぼやけるが、其処が最高に良いと感動する。
「良いじゃないか、凄いセンスだね」中に入ると、此処も目を釘付けにする
様相、とんでもなく粋で綺麗な店内、既に八割がた出来ていると思う。
「良いね良いわ・・」「店は後回しよ、ねねお兄ちゃん御願いよ,くさび」
「美咲ちゃんに言われてもな」「何よ、今後の事お兄ちゃんに懸っている
からね御願いよ」「・・」呆れるほどの親子、二人を並べるとそう思えた。
「ああ~お兄ちゃんだぞ、もう寂しかったがね、あかんからねほったらかし
駄目やんか」「はいはい、御免なさいね」抱きあげると破顔で喜ぶ舞ちゃん、
傍で微笑む女三人が居た。
「ママ・・、聞いたけどワニって動物でしょう、でかいし口が大きいのよね」
「そうだぞ、行くか暑いけど・・」「構わんし、日傘持って来た・・」
「はいはい持参いたして居ますよ」「いやだ~、ママって何時も可笑しいね」
「え、ママか・・」「そうよ、お母ちゃん二人いる、綺麗なママにしたの」
「何と、そうか良い子だぞ舞ちゃん・・」「お兄ちゃんとは何時遊べるん」
「こんどな」「約束よ」そんな会話をする中でも美佳は笑えていなかった。
 玲華さんは直ぐに舞ちゃんを連れてタクシ-に乗られる。
「あんた、見た・・」「ああ、凄く良い店ですね」
「此れ最高、夢のようだけど怖くなる」「大丈夫です、美佳さんなら出来る、
此処に怖い美咲ちゃんが居るしね」「こら・・」笑われる。
 マンが良いのか悪いのか、其処に業者が数人来られる。
「お兄ちゃん邪魔、美佳さん連れて出てよ、どこかで食事でもして美佳さん、
もう今日は良いからね、明日は椅子が搬入されるから頼みますね」
「え、はい、其処は良いけど此れからは・・」
「骨休め、舞ちゃんは夕方遅くに戻すからね・・」「え、はい其処は・・」
「お兄ちゃん連れ出してよ、邪魔・・」「はいはい、承知致しました・・」
笑いながら自然と美佳の手を引いて店を出る。
「何処か行きましょうか・・」「・・」返事は戻らないが嫌とは言われない。
 自然と澄人の車に向かう、乗り込むと直ぐに発進、車は海際の道を走る。
「あのう、夕方まで時間頂けますか・・」
「夕方までですの、随分と時間が在るけど・・」「はい、駄目ですか・・」
「・・」返事は戻らないが、澄人は了解と受ける。
 沈黙は何を意味するのか二人は車内で外を眺める美佳と運転する澄人が、
互いを意識しながら黙っていた。
『あのう・・』「何か・・」「何処に・・、玲華さんの家ですの・・」
「違います、別・・」「・・」又も沈黙が覆う車内、車は海際の綺麗な通り
にと出た。
 「ま~綺麗・・」「本当だ、じゃここらで探しますね」「え・・」
「誰にも遠慮が無い場所に向かいますよ」「・・」そこも返事が無かった。
車は急に海際の細道に入ると海にダイブするような道、グングンと迫る海面、
とそうなる筈が急に横にそれると目の前に派手な建物が居飛び込んで来た。
「・・、・・」言葉の代わり、美佳は項垂れてしまう。
そんな事は関係なく車は建物の一つのガレ-ジにと突っ込んだ。
「降りましょうか・・」「・・」返事は無いけど身を動かされる。
澄人は先に出て相手を待つと手を握り横の階段を上がる。
既に其処は何かは美佳と手判る建物だった。
 「御免、了解なしで来てしまいました・・」「・・」
「お願い何か言って下さいよ」「・・、何か、何を言いますの・・」
「え・・」「だって、もう美佳は来ていますのよ」「美佳さん・・」
「もう既に美佳は覚悟していたんです。どうなるのかと、でも其処は微塵も
見えなかったし、、旅の途中でも何度も時間は有った、でもなかった・・」
「美佳さん・・」「此処に来て驚いたけど別の美佳が安堵しているんです」
「え・・」階段を上がる途中で聞かされる言葉に入り口の前で立ち止まる。
「遅い、もう無いかと・・」「美佳さん・・」
「こんな私じゃ無理かなと諦めていました」「ええ~・・」
「だって、娘も私も大変な迷惑をかけて来ている、お礼が出来ない今はもう
如何し様かと・・」「美佳さん、今のままでは駄目ですか、働くのが嫌なら
言って下さい・・」「そうじゃ無いわ、最高な方々よ、泣けるほど嬉しいの、
娘も明るく成れたし、総て貴方の御陰なんですよ」「・・」
そう言われる中、未だ二人はドアを開けてはいなかった。
 「有難い、でも今はこんなところに連れて来た・・」
「其処は良い、中に入りましょうか・・」「え、ハイ」二人は漸く中に入る。
既に電話が鳴る中、急いで澄人は出て応対、仕組みを聞いて直ぐに返事する。
部屋の隅のエアシュ-タ-に金を入れて送る。
 何とその間美佳は浴槽に行き湯を入れ出された。
(そうか、心配していたけど・・)動かれる姿を見て胸を撫で下ろす。
 部屋に戻ると、小さなテ‐ブルに二人は座り、備え付けのコ-ヒ-を造り、
美佳は其れを二人で飲む。
『あのう、今後も有りますの・・』「え・・、其処は・・」「無いの・・」
「え、其処は美佳さん次第だと思うんですが・・」
「じゃ続ける事は出来ますね」「ええ、では・・」
「最初の夜にもう覚悟できていました、だけど望みは消えかかり、最近は
諦めていたんです」「美佳さん・・」「でも、今は来てる、美佳は此のこと
が一番心配だった」「ええ・・」「だって、路頭に迷う親子を拾い、あの時
は何でも相手は出来た筈、抱いて遊ばれても仕方が無い事情、でも其れが
無かったし、しかも旅は豪快、果は仕事まで紹介された身なんですよ、
お礼のしようがじゃ無いですか」「美佳さん、其処だけは違うと思うけど」
「何処です・・」「仕事と関連は無いですからね」
「え、じゃ、嫌だ、其処は嘘でしょう、だって貴方女性には不自由はして
おられないし、既に玲華さんとは出来ている・・」「ええ・・」
「女の感は凄いのよ、でも娘さんは其処を見こされて居ます。なんで素敵な
娘さんじゃ無いのかな、でも母親の玲華さんは女性として素敵な方ですから
其処かなと考えていたんです」
何と部屋に入るなり、相手は饒舌、澄人は聞くだけだけど、
相手の心情がそれで理解できていた。
 「時間は夕方までですの・・」「え・・」「遅くなっても良いけど・・」
「ええ、美佳さん・・」「もう待って居た、娘は遅くなっても待つ子です」
「美佳さん・・」「貴方は此れっきりでも、美佳は此処での事は生涯抱いて
仕事に励むね」「美佳さん・・」「もうお風呂良いですよ」
「え、そうかじゃ先に・・」「洗いましょうか・・」
「え、恥ずかしいけど出来るなら期待するけど」「うふっ、行っててね」
送り出される。
 (フ~・・、何とか此処までは来たぞ、初めてかな・・)
誘いこんな場所に来るなど、今迄ない筈だと過去を思い出す。
 裸に為り、浴室に入る澄人、いよいよ始まる思いは何時もとは少し違う、
五日間旅行を重ねて来た相手、其れが今同じ部屋に居られるのだ、
感慨無量以外何も無い、其れほど手を出しにくい仲が今は違うのだ・・。

     つづく・・・・。




















望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・31》

 澄人はもう此処には暫く滞在は考え物だと思い始める。
熱川の旅館は今は学校が夏休み期間中、宿は大忙しと聞いて居る、
工事は既にお客様の差しさわりが無い場所から始まってると報告を受ける。
 宿では今大騒ぎだとも聞かされ、今は働く人達がこぞってアイデアを
出し合い喧騒だと菜摘さんが苦笑いされた。
(頃合いかな・・)「あんた・・」「おう帰られたのか、暑いね・・」
「ふ~大変」本当に暑い最中、玲華が仕事を手配すると、駆け戻っている、
今迄は有り得ない事を今はそうなる、みんなこの男の所為と睨むが、
その顔は直ぐに崩れ、澄人オンリ-になってしまう玲華が其処に居た。
「な~、考えたんだが、今僕は邪魔だしな・・」「ええ、何でよ・・」
「だって考えて見ろ、此処も熱川も今は未だ僕が居ても何も出来ない」
「嫌だ、あんたは何もせんでも良いじゃないね、玲華が居るよ」
「其処なんだがな、心配は一つある」「え、何何・・」
そこから澄人が独り言のように話を始めた。
 「え~、じゃじゃあの子、成程な有り得るよ」「ええ・・」
「だって、華も玲華も経験有るし、危ないかもね、今は仕事に夢中だけど、
一度仕事の流れに馴れると女は如何ね、考えるともう仕事以外にと目が
向けられ始める」「なんと、そうか・・」
「そうよ、特にこの仕事は其処が危険、だって仕事は女性相手じゃないね、
然も綺麗になりたい方ばかりよ、其処に男が嵌るのよ」「嵌る・・」
「ああ、内の店も何度もそいつらに嵌められている」「嵌められる・・」
「そう、出入り業者の連中よ」「業者か・・」
「そう化粧品や、付属品などを売りに来る販売員・・」「ええ~・・」
そこから意外な事を聞かされる。
仕事柄男と接する事は食事や飲む事以外には少ない業種、其処に手ごろな
男が仕事に関連する商品を販売に来る、出入り業者の社員だ。
「有るんか・・」有るよ、大有、この業界は其れで頭を悩ましているのよ、
中途半端に手を広げると目が行き届かなくなる、その隙間を搔い潜り突撃」
「突撃・・」「女の肉体に飛び込んで来る」「あはっ、ラグビ-じゃね」
「笑い事じゃ無いし、煮え湯を何度も飲まされているよ」「・・」
もう冗談は言えない話になる。
 「そう、美佳ちゃん可愛いしなんか女性が見ててもか弱そう、でも男は
其処を見逃さないわね」「だろう・・」
「ま~あんた、何で今迄に抱いてしまわなかったん、アンタのアソコなら
何時までも相手の女性なら待てるよ」「・・」
「ねね、もう其処だけは駄目、あの子を逃がしたくないし、娘が惚れ込んで
いるのよ」「そうだけどな、じゃ今は其処には気が往けない筈じゃけど」
「其処は普通ならね、でも突撃は何かの理由で興り得るわ・・」
「ええ~・・」「だって男女の仲よ、玲華が良い例よ、あんた・・」
「うへ~、そうなるんか・・」「ええ、あんたが一番悪い、でも捕まった、
最高なのよ」変な言い回しだった。
「そうなのか、仕事柄其処が有ったね」「あんた嵌め込んで、雁字搦めに
してうちの仕事見てよ」「ええ、玲華正気か・・」
「正気よ、内らじゃ其処は歯止めが利かないしね、男と女じゃ入れないじゃ
ないね、一度売り上げを持ち逃げされた事も有るんだ」「なんと・・」
そう聞かされると、あの美佳さんとはそんな気持ちの時で会って居たんだと
今更思い知らされた。
「如何する・・」「あんたのアソコで封印してよ」「ええ~玲華・・」
「其れしか無い、あの子は欲しい、店だけじゃないあの子の子供も大好き」
「玲華・・」「なんでもする叶えるし、あんたの御陰で生きていて最高に
嬉しかった、だって「そうね、抱かれている時は死んでも良い、今死にたい
と思うほど凄いから・・」「玲華・・」「ねね、毒喰らわば皿までよ・・」
「うへ~正気か・・」「あんたにはでかい栓が有るじゃないね、あの子も
あんたを見る目が異様よ」「・・」そこを言われれば返答できない。
「ね、だから、工事が始まると菜摘と私は暇を造る、菜摘は今は忙しいから
無理、其れに今は子を孕めない時期」「・・」「ねね、何とかお願いする」
「如何する・・」「此処じゃ嫌がられるし、如何呼び出してモ‐テル直行」
「ええ~玲華・・」「子供は預かるし、早く嵌めて落ち着かせてくれない、
気が気じゃ無いのよ」「玲華・・」
「なんでもする、お願い娘がそうなれば気落ちするじゃないね」「・・」
切ないほど懇願される。
 其れほど此の業界の悩みの種と思えるし、有り得る事も理解出来た。
「あんた・・」「じゃ約束しろ・・」「何・・」
「抱くけど、其処は抱いたらその分だけ玲華が受けるんだぞ、そうしない
とやり切れんがね」「え、意味が判らんけど・・」
「あのな、他の女性を抱いた後はお前が僕を迎えるんだ、今後総てだ・・」
「ええ~うそっ・・」「嘘なら言わんが・・」
「え、え、じゃじゃ他の女性と抱き合うと後は玲華なの・・」
「そうだ、其処はスル-は駄目だぞ」
「うひゃ~素敵よ最高、良いわ望む処、あんた凄いわ其れ約束してよね」
「こっちが頼んでいるんだぞ」「嬉しい~、ねね此れからもそうなの・・」
「ああ、約束じゃろうが」素敵~~~あんた最高、じゃんじゃん抱いてよ」
「阿保か・・」笑うほど其処はやきもちなど微塵も感じない姿に、
呆れる澄人が其処に居た。
「あんた庭散歩しててね・・」「・・」追い出される儘に浜に出た。
振り返るとこかに電話をしている玲華、途中で手を振る姿に益々呆れ果てる。
 浜で座り海を眺めていると横に座り、アイスコ-ヒ-を手渡して頷かれる。
「えっ・・」「あんた歯止めの楔ね」「ええ、じゃ・・」
「ああ、今娘に話しを済ませた・・」「ええ~・・」
「それで大賛成と直ぐに果たせと・・」「うひゃ~酷いぞ・・」
「酷いのは何方かな玲華じゃ無いと思うけどな・・」「こいつ・・」
横に座る玲華を倒し熱いキスをすると、直ぐに応じてくれる。
 終えると、「続きは後じゃろうが・・」
「ひや~あんた待って居る、そうだ舞ちゃん誘ってワニ公園でも行こう・・」
「良いね、じゃ進めるのか・・」「善は急げよ」
笑われる中で、また部屋に懸け込んで電話されていた。
 「あんた~、三十分後よ、早く仕度・・」
急かされ苦笑いしながら部屋にと向かう姿は笑えた。

            つづく・・・・。























望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・30》

 誰が何と言おうが最高な女性だとつくづく知らされる澄人、
未だあそこには最高な穴で暴れた残像が残されている。
「あんた、聞いたろう・・」「え、何・・」
「もう菜摘よ、覚悟できているし是非と・・」「あ、其処か・・、困ったぞ」
「何でよ拙いの・・」「拙かないけどな、そうなると此れからが問題と考え
ているんだ・・」「だから、子供が欲しいだけじゃないね、其れにあんたの
種なら玲華も賛成よ」「其処じゃがね・・」
座り直して、此処から澄人の心配事を二人に話し始めた。
 「ええ、じゃじゃ、其処は・・」
「ああ、そうなると、大変なのは菜摘さんじゃろうがね、旅館の事も今後は
難しい立場に為る筈、計画を進めるにも責任が有るぞ、途中で思わしく無く
なれば全ての責任は菜摘さんに降りかかるぞ、其処で身篭り、子供も出来る、
そうなると仲間達はどう考えるだろうか・・」「あんた・・」
「うん、まだ先が有る・・」そこからも澄人の話が進んで行く。
 「ええ、じゃそうなるの・・」「だろうがね、経営者の玲華さんも其処は
判る筈、そうなると身動きが出来なくなる」「あんた・・」
「嬉しいわ、其処まで考えて下さっていると知ると泣ける」
「菜摘、今は如何なん・・」「そういわれれば、二足の草鞋は難しいかな」
「ですよね、だから考えを聞いて居るんだ」「じゃ如何すればいいんかね」
「其処じゃがな、如何かなあのゴルフ計画は後回しにすれば何とかなりそう
だけど・・」「じゃ、旅館は・・」
「其処は進めたら良いじゃない、あの混浴は当たるぞ、海を眺めての場面を
想像してみろ・・」「・・」「だから、此処は研究はしててもあのコンペの
計画は後回しなら、子供は作れる」「あんた、凄いわ、なな、菜摘如何・・」
「嬉しくて泣ける」「ですが、混浴も誰もじゃ拙い、此処は今までのお客様
に知らせてからでは如何かな、賛同が出れば会員システムで進めたら良い」
「あんた凄いが、でも中身もう少し詳しく聞かせてくれない・・」
そこから混浴のシステムを思い浮かべた通り話しをした。
 「ま~・・、素敵じゃ、其れなら遠慮は無いし気心が知れた常連さん達、
澄人さん是非其れを此処で行わせてください」
「菜摘さん、此処は次第にお客さんから知れ渡る、その後の受方を間違わない
なら、この計画は当たるよ」「澄人さん素敵」本当に菜摘は心から喜んでいた。
「良い、あんた凄いがね、男と女の隠れた欲望は際限が無い、此処で僅かでも
春を蘇らせる場所にでもで使って頂ければ良い事じゃない、菜摘良かったね」
「はい、最高です」そんな話をしていた。
 「じゃ、此処は今まで通り計画は実行ね、資金は足りるの・・」
「ああ、計画なら大丈夫だ、だがな、混浴に向かう通路と、普通の廊下は別に
しよう、其れで充分」「良い、菜摘開始よ」「はい、嬉しくて興奮している」
「うふっ、そうなると出来るね」「もう先輩の意地悪」はにかむ顔が美しい。
「あんた、そうなれば・・」「あはっ、おいおい其処は直ぐにとは駄目じゃ」
「え、何でよ・・」「あのな、此れ抱合う中で最高な事、其れが流れで出来た
子なら如何かな、僕は最高に抱きたい相手が玲華さんと菜摘さん、子供を造る
なら最高な場面で造りたい、なな、お願い聞いてくれんか・・」
「ええ、如何するの・・」「此処じゃ駄目・・」「何で・・」
「此処は玲華さんの城じゃがね」「え、あんた・・」
「だからじゃ、如何かな、菜摘さん、旅館暫く休んで大改造する。その事は
番頭さんや従業員に詳しく話をし工事を進めようよ、全員覚悟を持たせる事
も大事だ、休業中も給料を支払えば良い事、そうなるとモチベ‐ションが半端
ない事に為る筈・・」「あんた・・」「如何、菜摘さんと玲華さん・・」
「ええ、私もかね」「ああ、今から同じ船に乗ろうかね」「あんた素敵すぎ」
傍で感激してか泣いている菜摘さんが益々美しく見えだした。
 「じゃ、直ぐに、会議よね」「まず最初に設計士から初めて、計画は既に
皆に知らせて混浴で何か付加価値が在れば意見を聞いて下さい、その場には
玲華さんもオブザ-バ-で参加して下さい、資本金を出す人だしね」
「あんたもよ・・」「僕は今は出ないほうが良い、此処は地元で何かしたい
と言って進めて下さい」「あんた・・」「菜摘さん・・」
「総て従います」これで決まった。
 事が事だけに直ぐにとは進めない、計画は出来たが実行は地元に任せる方
が良いと判断する、澄人は此れは敵うと信じている。
急ぎ菜摘さんをその件で帰らせ、夜に此処で会うと決めると話合いは終わる。
 「あんた・・」「そうだぞ舞ちゃん・・」「うふっ、其処は既に進行中よ」
「えっ・・」「幼稚園も決まったし部屋もお店の直ぐ傍、美咲が煩いくらい
昂奮してね、お兄ちゃんの面倒を見ててと頼まれているのよ」
「うひゃ~、じゃ叶うんだ・・」「こちらが頼んでいるんだしね最高な人」
これが何よりうれしかった、澄人は感激して庭先の庭に出て深呼吸をする。
 真っ白い砂浜に打ち寄せるさざ波、足を入れて歩いて居た。
「あんた~電話よ・・」急いで戻ると、相手は美咲ちゃんだった。 
今回の事は既に母の玲華さんから聞いてて、凄いと何度も褒められながら、
舞ちゃんとお母さんは任せてと言われる中、抱いても良いよとれる始末、
笑いながら其処は逃げるが、美咲ちゃんなら良いかもと冗談が言えた。
だが相手は強か、良いわよどうせお母ちゃんの後釜でしょうと言われる始末、
苦笑いして長い付き合いをしようねと最後はそう言われてしまう。
 「ふ~、玲華さんと親子じゃね」
「うふっ、丼如何ね、味は良いと思うけどね」
「あはっ、負ける、弟が生きていればよかったのにな・・」
「そうかな、弟がこんな風にしてくれていると思うけど・・」
「言えるかも、大した奴じゃがね」
そんな会話も今じゃ出来る相手だった。
 夕方思わぬお客が家に来た、其れは今度の旅館の改築工事の設計士、
名前は清水貞一と言われる五十過ぎの人、感動され是非と言われ計画を
聞きに来たと言われた。
其処から澄人と玲華を交え話が進み、直ぐに計画書を作成し、
期日は何時かと聞かれる始末、其れほど此処を大事に思われていると知る。
 色々な話を薦めた後、二時間後帰られる。
「あんた・・」「うん、出来るなこれは良いぞ・・」「あんた、最高・・」
「其処は総て玲華に返すよ」「ひや~敵わんがね」
「良いじゃないか、此処は玲華さんと菜摘さんが表で暴れたら良いがね」
そう言う。
 二人で冷やしそばを啜り、縁側でビ‐ルを飲む、静かな砂浜には未だ
さざ波の音が聞こえてくる中、最高なシュチュエ-ションに誘われて男女は
寄添い、昼からの出来事を脳裏に蘇らせて手を握る。
空には満天の星がきらめく中、海から奏で来るさざ波の伴奏が男と女の中を
蜜に仕立て上げて行く。

            つづく・・・・。























★再開★望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・29》

 案の定、浴室から玲華さんの声が聞こえた、だが可笑しい事に澄人は動く
気配が全くない、話では玲華さんが呼ぶと其処に向かう段取りだった。
動こうとしない澄人、焦れを感じて、素っ裸で居間に来る玲華、
「あんた早く・・、もう来てよね・・」「・・、アそうか・・」
「ま~、そうかじゃ無いがね」「済みません、でも行けないから・・」
「え、何でよ話が違うじゃないね」「そうなりますね」「あんたね・・」
呆れかえり玲華は素っ裸の侭立ちすくす。
 「・・、え、ああ~~~」
なんと立っている玲華の手を寝たまま引っ張り、倒した。
直ぐに興奮冷めやまない中の玲華、体は十分解されている、
斃されるとすかさず澄人の愛撫攻撃が始まった。
「・・、・・」言葉に為らない変な声と単語、其処は流石に動転し捲る玲華、
される儘に応じる我が身、其処が好きだと思う、既に玲華は素晴らしい体を
捩じらせて善がり狂いだす。
 待っても来ない二人を、菜摘は可笑しいと感じると、浴槽から出て、
声がする方に夢遊病者如きの歩みをもどかしそうに居間に向かう。
既に絶叫の最中、何で遠慮なしで来たのかと疑う間も無い、
部屋では男女の惨い姿、麗華は素裸で居るが相手の男は下半身だけが見える。
其れが何と凄まじい愛撫攻勢、誰が見ても目を覆いたくなる現場だが、
菜摘は何故かそうは為らなかった。
今迄風呂場で聞かされた侭その筋道を歩もうと決めている我が身、
其れは来ないからと玲華が連れに行くのは見ている。
だから今に来たのだ。
 「・・、・・」言葉も出ないまま、部屋の隅にへたり込んでしまう、
今更逃げ出しても遅いし拙い、居た堪れ無いが逃げようにも腰が砕けていた。
目の前では壮絶な愛撫を仕掛け合う二人、その姿たるやとんでもない姿態、
特に澄人が持つアソコの偉大さに驚愕、其処は見逃せない女の興味、
菜摘は震えながら、男女の弄り合いを見て仕舞う。
 「あんた~、待てないよう~来て来てよお願いあんた早く~・・」
せがむ玲華の声に菜摘は怯える、その声は女なら誰しもが判る程度の音色、
懇願する身を切なく訴える声色だった。
 体を捩り忙しく手が動き男をと構えると縋り付いて再度懇願される。
菜摘はもう部屋の片隅から動けずに、声を嫌ほど聞かされて、
身がよじれ自分が可笑しく為り出した。
「行くぞ~、お前の体は何処でも抱ける、他と比べられない最高だ」
「あんた~・・」もうこうなると互いが止まれない、澄人は上半身の衣服
を脱ぎ捨てると横たえて待つ玲華の上に被さった。
 其れをまともに見る菜摘、おぞましいを程でかい物が聳え立つアソコは
玲華の股座目指して沈んでいった。
「・・、ああ、あうううう~来て来た来たようあんた最高此れよこれ~が~
~~、あああうううっ、うグウウ~~~」迎え撃つ腰は弓なりに上がり、
上でまともに迎えると痙攣を起こし揺れる肉体、其処から目を見張る動きが
互いから生じる。
ドスンバタンは並、其処では膣から喜悦の音が聞こえだして来た。
其処は何とも理解はしかねるが、あの大物が食い込んでいて動き始めると、
当事者ではない菜摘と手其処は理解出来る。
其れほど具合が良いのか玲華の声は益々掠れ声で迎える喜びを男に伝授、
聞きながら応じる澄人も凄いが摘み取同性の玲華の喜びは考えられないほど
卑猥で美しかった。
見事な姿態が、小躍りする中で持ち主の玲華の歓喜は幾何か、想像すら出来
ないほどの抱き合いは菜摘は経験が無いのだ。
 だから今は興味が在る、しかも抱かれているのは昔から姉と慕う人、
より以上に我が身を捩らせ、歓喜に震える先輩の体を見詰めてしまう。
 だけど可笑しい、何度も飛ばされながら戻され応じる玲華はさて置いても
男が頂点を征服していない、その理由は往かされていないからだ、
何でいけないのかと菜摘は思う、あれほど強烈に動き最高だと男は吠えて
いるのに頂点がまだ見えては来ないのだ。
菜摘は時間を考えれば既に終えたのかと思うが、その動きはまだ見えて無い、
幾ら何でも女なら男が果てる事ぐらいは判る、だがそれが見えないから、
可笑しいと菜摘は思えた。
自分だけの経験では理解し難い事、五分続けば最高と知り合いから聞かされ、
自分でも其処を目標に相手を誘導して来たが、今は如何、とんでもない時間
男が動き続けて居る、まさかと何度も思うが現実そう、果てていない様子。
呆れ乍ら本当かどうか確かめたい気が勝り、抱合う二人の入れ替わる姿まで
も見逃さない、「菜摘~見ててよ、凄い男を迎えると狂うわよ、メロメロよ」
そうかなぎり声で叫びながら上に跨ると、見事な腰の動きを菜摘に披露する
玲華、最高な面持ちで今は玲華の天下、この征服も直に負けて落ちる、
其れでも蘇るとp又もせがむ体を叱咤し向かうのだ。
 三十分経過の頃、漸く玲華が横たえて痙攣三昧、
其れを見て澄人が体を擦り上げる。
其れで呼応されたのか玲華の体が一段と痙攣を引き連れ、
猪狩上げて転がり逃げまくる。
追いかける澄人、麗華は全身が性感帯に為れると気と聞かされているから、
其処は逃がさない、棒でしこたま体を其処に向かわされた後の相手の手の
動きで総ての体の部分hが性感体と聞いて居るから最後の仕上げはそうして
みようと決めていたのだ。
「ま~嘘・・」何と逃げ惑う玲華の体の後はナメクジが這った後の様に
濡れている、菜摘はとんでもない事を目にする。
 其処は玲華が出しているのだ、喜悦に苛まわされた体から出て来る水は
小水立った、其れほどまだ今も歓喜に踊らされる肉体が意気をしていた証拠、
初めて目にする菜摘はもう息すら出来ない、其れほど有り得ない場所に二人
は居るのだと知らされた。
 「菜摘・・、喉が・・」「・・、えあ、はい直ぐに・・」
這いつくばりながら廊下に出る姿を玲華が見て笑う。
「あんた・・」「上出来だが、此れで良いぞ・・」
「癖に為りそう触られると燃え方がまるで違うんよ・・」
「判るわ、僕もそうなった・・」
そんな会話をする中で流石に裸じゃと思うのかバスタオルを体に巻いて、
ビ‐ルを持って来た菜摘、受ける二人は美味しそうに飲んで行く。
 「見たわよね・・」「・・、ええ・・」
「最高なんて代物じゃ無いわよ、凄過ぎて困るほど」「判るわ、見たし」
「如何・・」「今の菜摘じゃ考えられない、先輩凄かった・・」
「恥も見栄も無いのよ、有るのは誰もが出来ない場所まで這いつくばり昇り
詰める意欲よ、其れをさせてくれるのが澄人さん、最高、もう肉が喜ぶのが
判るのよ」「ええ・・、見てたし・・」「それでね、あんたも如何・・」
「壊れる」「良いじゃない壊れても総てが壊れる訳じゃ無いし、此処だけで
壊れたら良いのよ、そうなろうと思わないといけない場所なのよ」
「そうなの・・」「ああ、恥じらいを捨てて裸で迎えるとご褒美がわんさか
と来てくれる」「ま・・」「馬鹿に為れる、そうしたくなる相手よ・・、
見たでしょう失禁・・」「え、あはい・・」其れが証拠・・」
友達でそんな話が進む中、澄人だけは居間を出て行く。
「ねね、今日は良いか・・」「・・」「そうじゃ男が欲しいのか女か・・」
「え、ソコはどちらでも・・」「そうか考えようね・・」「先輩・・」
「任せなさい、男が良いよね最初は・・」「・・」
返事は出来ないが、菜摘は有れば良いなと思っているのは確かだった。

             つづく・・・・。