望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・終節》

 既に部屋は卑猥な雰囲気を醸しだし、舞子は紘一により身ぐるみはがされ
露わな姿をさらす中、紘一さんも裸になっている。
もうそうなると見て居れ無いのが亮太,我が身の変化に何とか抑えようと
懸命の最中、事が動いた。
何と早苗が其処を見て咄嗟に亮太の唇を奪うkissを仕掛けて仕舞う。
其処で亮太の危険の防御箍が外されたのだった。
 部屋は二つの組が呻きを挙げつつ動く中、早苗を抱いて抱合う亮太・・、
舞子と紘一さんの横に並ばせ、早苗の浴衣を外すと、二組の競演が始まる。
まさに阿吽の呼吸か亮太と早苗、紘一と舞子の抱合いが言葉を掛けず出来た。
凄まじい泣叫びは早苗から出だし、追いかけるように舞子も負けじ吠え繰る。
おぞましい程の光景、見事な姿態の女性二人と、其れを慕う男二人、
此処迄とは想像すら出来ていない男は,本当に狂い始める。
それを計算ずくで仕掛けた舞子に同乗し、早苗までもが其の舞台に進んで
上がっている。
 汗で光る四体の身体、既に夢中で誰もが入れない余地、紘一は初めての経験
で舞い上がり既に果てる寸前、其処を見計らう舞子は、紘一の身体を抱きしめ
動きを抑えた。
「え・・」「あんた、今は動かんで居てよ、早苗の善がり声、まだ動くと果て
ちゃうからね、良い子よあんたは、最高に大好き・・」「舞子・・」
「良いの、動かんでも感じている、相手は化物や、其処を考えて楽しもうね」
「有難う、良い奴やお前は・・」言いながら熱いキスを仕掛ける。
 横では既にいがり泣きが最高潮、何度も往くが~と吠え捲る中、呆れる紘一、
横の男女を見学していた。
「あんた、最高に往く女性の中に入った事有るの・・」
「え、其れ、無いが自分では良いと思うけど相手がどうかは知らんが・・」
「最高よ、知りたい・・」「そうだが俺じゃ無理や、今度も待機させられて
いるやんか・・」「じゃ、任せてくれる・・」
「何が、何でもお前の言いなりやないか今更何言うん・・」
「じゃ、待ってて、ね亮太・・」「え、何・・」
「あのね、紘一さんがそんな穴に入った事無いと・・、其れで如何最高時に
交代させてくれん・・」「え、意味が・・」
「馬鹿ね、アンタは両方の家の面倒を見る役目じゃないね、其れが今もや、
最高に痙攣する膣感触を味合わせてくれというんや・・」
「え、舞子さんにか・・」「阿保や、大事な旦那様や、入れ代われ・・」
「・・、え、ああ~じゃじゃ・・」「そうや、良いか一気に登らさせると、
合図して・・」「・・、事が読めた、任せんさいや、行くよ~‣・」
飛んでも無い程亮太は攻めまくった。
受ける早苗が絶叫の最中、合図が出た。
 「あんた往くんよ、早く動かんでも中が良いから味わえるし、仲間が此処
で固く繋がるし、良いね早く・・」
抜かれた棒がいきり立つ中で、なんと無言で従った。
 交代し紘一が早苗の股座に素早く棒を挿入すると・・、
「うひゃ~なんや此れ物凄いぞ・・、・・、これが何と舞子凄いが~く~~
溜まらんぞ棒が扱かれて奥にと誘っているが~良いが良いぞ此れ良いが舞子
お前もか此れ~~」「そうや、だから味わっててね・・」
「お前もこう慣れや、亮太頼んだぞ、此れ病みつきに為るが、ああ、拙いよ
此れ凄いが・・、なな亮太如何するんや・・」
「亀頭を入り口まで逃がして・・、待ってて・・」
「おうし従う・・、く~凄い痙攣やないか、中で動くのは壁かね・・」
「はい、でも舞子さんも凄いでですよ」「じゃ、早く舞子を其処に登らせて
くれへんか・・」「では・・」「そうや、抱いて其処に行くんだ・・」
「え、でも・・」「阿呆、デモもくそも在るかね、アンタ来て・・」
「聞いたろうが早くせんか男やないか、抱いてやれや・・」
「了解、待ってて下さいね、舞子さん・・」
「うわわ~来たがあんた暴れて早く旦那様を迎えたいがね、亮太~・・、
良いわ往きそうやあんたソコソコがあああああああ~~~うううグウウ・・」
「旦那様今やっ、早くきんさい・・」「おうし交代や・・」
入れ替わると紘一の顔が強張った、「く~此れか~・・、え・あ・え・・・
ええ~なんと物凄い動きや、く~亮太良いぞ儲けたが、此れが味わえるやん、
見事や舞子良いぞ、え、ア、ああ~駄目だ・・、でそうやでそうやいかんが
いけん・・我慢が・・駄目だ~・・」「出してきんさいや、あんたの子が
欲しいんや、独りで育てるし来て出して~~」
「ええ、お前・・、く~惚れ直したぞ、行くぞでるが出るよ~~」
「来て突いて出して~~・・」
異様な形相に押し負け、早苗と亮太は啞然として抱付いたまま見て仕舞う。
 男女の最高なまぐ愛の瞬間を、二人は現場で見ている。
「舞子~~・・」の連呼の最中に中で果てる紘一、初めて女性の中で果てる
事が今出来たのだった。
迎える舞子も痙攣の最中、なんと紘一の腰が震えている。
壮絶な往き様をしっかりと見据る二人の男女、キスを仕掛け早苗は泣いた。
 だが現場は其処で終わりじゃ無かった。
「おい、舞子早苗さんのは如何や・・」「何がね・・」
「え、あそうやな、此処で言うがあいつは種が薄いから駄目と、だから子供
が出来なかったんや、其れで如何かな亮太の種・・」
「え、あんた拙いでしょうがね・・」「其処か、そうでもないと思うが・・」
「え、何でやねん・・」「実はな、野田の叔父さんから相談を受けて来ている
んだ、どうにかして跡継ぎを考えてくれんかとな・・」
「え、ま~そうなの、じゃ早苗さんにかね・・」
「ああ、そうなる、でもおじさんだけじゃ無い、あいつにからも言われていた
んだ・・」「え、なんて・・」「あいつは既に覚悟を決めた後やな、聞いたら
どうにかして亮太を宥めてそうしてくれんかとな・・」
「えでは聞いて居たんや・・」「そうや、だからと思っていたが・・」
「早苗さん聞いた・・」「ええ、嬉しいけどもう其処は無理や・・」
「何で作りたくないんや・・」「其処違う、既に御腹に出来ているんよ・・」
「ええええ~~~~」舞子と紘一が叫んでしまう。
「親族が反対されれば家を出る覚悟で身篭れたんや・・」
「ま~じゃ既に居るんやね」「そうなるけど・・」
「相手は誰ヨ、こいつじゃ無いんか・・」「・・」
「早苗さん、誰よ、今言った事は嘘なんかね」
「え、嘘じゃ無いし、芯からあんた達と並んで歩きたい事は事実よ」
「じゃ、相手は誰ヨ・・」「其処は今はハッキと言える、相手はこいつや、
家を出る程の決断をさせられたんや、此の子が凄いから付いて行きたいし、
其処にはほかに女性が居る事も承知やさかい・・」
「早苗さん、あんた凄いわ、そうか聞いた旦那様・・」
「うん、凄いな、気構えが違うわ、良いぞ其の儘産んで貰う、な舞子・・」
「ええ、聞いたら俄然早苗さんが好きに為って来た、亮太聞いたか・・」
「初めて知ったし驚いて・・」「良い事じゃ無いか,良いな他の子供と同等
に扱えや・・」「うん・・」そんな会話を舞子とする。
 だが、其の結果、此処に居る四人は同じ穴の貉、其れで固く結ばれた心と
肉体は、既に紘一もあの痙攣する膣に嵌め込みたくて、又も率先し、
舞子に襲い掛かった。
以後は夥しい小水の流れた布団の上で四人は修羅場を形成、
瞬く間に紘一の叫びが部屋を覆う。
其処には痙攣三昧の女性が受けている姿、
泣くほど喜ぶ紘一の姿がかいまに見れる。
 「亮太や、此れからなんでも相談に乗るぞ、今後は二人三脚や、
未だする事は一杯有るしな、どんどん進めや・・」
感激されて手を握り、何度も頷かれた。
(この関係でこのまま進もう・・、やがて今の立場も退いて、
他の方面を見てみたいし・・)
 亮太はそう思いつつ、未だ此処では終われない女性が二人、
紘一さんが又も舞子に抱き付いておられた。

        おわり・・・。

         



















望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・39》

 朝が来た、其処でも未だ二人の女性は起きる事は出来ないでいる。
其れ程亮太に挑まれ迎えてきた肉は,既に余力は無い、
本当に朝近くまで応じた身体を呆れる早苗、横に舞子が寝転んで微笑む中、
早苗は心底堪能出来ていたのだ。
 「え・・、ま~舞子さん・・」「え、何よう~眠いわ・・」
「亮太が居ない」「え、あ・ほんとだ、じゃ迎えに行ってくれている・・」
「ひや~そうやわ、大変・・」何と同時に飛び上がり、起きた。
其処から急いで食堂に向かい、遅まきながら朝食に間に合う、
何とか食べると、一安心、互いに笑いながら部屋にと戻る。
一方、亮太は午前十一時、駅のホ-ムで待って居る。
「おう~居たな、良かった・・」肩を抱いて歩かれる。
 車内では一方的に紘一さんが話をされ、舞子の事を有難うと言われる。
「済みません・・」「何で謝るんや、俺としてはこれ程都合が良い女性など
居らんよ、考えて見ろや、抱きたいが先を思うとそう気が許せないんだぞ、
嘆かわしいが事実や、其処で舞子さんが来て頂いている中で気に為り出し、
男や、家に素晴らしい女性が居ると気が狂うほど気に為るやろ、聞いて居る
んかね・・」「はい、聞いて居ますけど景色が良いですよ・・」
「其処も見つつ話している、お前の御陰だと今迄言う機会が無いから・・,
今二人きりじゃろうが、言えるんだ、有難うな・・」「でも、申訳なくて」
「え・・、ああ其処か、聞いたが最初にな、毒が無いから良いや、差し詰め
毒味やな、あはっ、其れで総てが信じられてな今は最高や、何もかも遠慮
ないし、君に大感謝やないか・・」「・・」
言葉が出ない程感激している亮太、そんな会話をしていると、到着する。
フロントで署名すると部屋にと向かう。
 「おう~最高やないかいいな、家でも浴衣にするかね」「え、良いの・・」
「ああ、益々見栄えが良いがね、ああ、なんと早苗さん美しいや・・」
「あんたね、先に其処を言うのよ・・」「御免な、じゃやり直そうか・・」
「阿保や~聞かれました早苗さん‣・」
「舞子さん、やり直しさせましょうか・・」
「言えるが~なんと早苗さん御冗談が・・」二人の女性は大笑いされる。
亮太もつられてお腹を抱えて大笑い、部屋は一気に和んで来る。
四人が揃うと、豪華・・、紘一さんは男らしい姿だし、恰幅も最高、
亮太が見惚れる程の人なのだ。
「良いぞ、取敢えず浴衣に変えるか・・」
「あら、お風呂が先、其処で浴衣ですからね」
「そうなるんか、そうやな、おい行くぞ・・」「え、僕は・・」
「なんだ、一緒に行こうや・・」「でも・・」
「あ、其処か~笑えるが、ねね早苗さん、あの人知らないと思って、亮太が
遠慮しているやないね・・」「ええ~ま~其れで亮太が遠慮かね・・」
「そうや、笑えるね、アノね亮太、旦那様は既に御存知よ・・」
「え、何がです・・」「あんたが大物を持って居る事や・・」
「うげ~‘何でよ、何で・・」「驚かれるからと既に話しているわ・・」
「うげ~なんて事いんさったんや、無茶や・・」
「亮太殿、拝見致したいが参ろうぞ」「うひゃ~敵わん、驚き為さるぞ、
お従い向かいまする」「遣る~両方ともお見事や~・・」
拍手されて、男二人は大風呂に向かう。
 「ねね、此れで総て隠し事は無いよね・・」
「舞子さん、有難う、何もかも舞子さんが居ればの事、亮太だって早苗が
抱かれたのも貴方の御陰と聞いて居るし、何もかもこれから一緒よ・・」
「願うわ、楽しい人生にしようね」「連れてってね・・」
そんな会話が出来る程二人の間には人が入れ無い絆が出来ていた。
 風呂から戻る男たち、部屋で待ち構える女性二人。
「・・、・・」亮太が先に部屋に入るが項垂れている。
「何か有ったんね・・」「え、もう旦那様・・」
「え、知らんぞ、あ、其処か驚かされた、でかいし太いが男が羨ましい
所や、其れで褒めたら、この有様や、気にするな、凄いと褒めただけや」
紘一がそう言った。
「ねね、浴衣着た侭夕食の材料確保に行こうよ・・」「え、意味が‣・」
「そうや、行こう今回は大漁に・・」「そうやね、行くよあんた達‣・」
何と男二人従えて部屋を出た。
 それから千畳岩の上で大人四人は大はしゃぎ、特に紘一さんは、独りで
大騒ぎされた。
其れほど楽しいのか、後の三人は竿すら握れ無い、四匹も釣り上げられる。
釣る都度大騒ぎ大物は中々上がらないし、大慌ての姿に三人は腹を抱えて
大笑い、そんな楽しい時間を経て部屋に二時間後戻った。
 「旦那様・・」「おうよ、なんと楽しいミステリ-旅行や、良いぞ舞子
でかしたぞ」「ご褒美頂けますか・・」「何が良いんだ、何でも良いぞ」
「じゃ、記念に今夜抱いて頂けますか・・」
「・・、ええ、其処は不味いだろう部屋が・・」
「だからです、御覚悟召されよ・・」「うひゃ~言われたが、おい如何する
んだ、亮太助けてくれや・・」「殿、其処だけはご勘弁を・・」
「為らぬ、そなたがそんな女性に仕立てた罪は重い、其処を鑑み賛同致せ」
「ええ、賛同ですか・・」「左様じゃ、隣の部屋でそなたが憧れる相手が
居ろうが、同時なら構わないぞ・・」
「何という事を仰せですか、無体な事を言われます」
「・・、あはっ・・、もう笑えるが、聞かれましたか早苗さん・・」
「大変な事を聞きましたけど・・」
どちらも亮太には敵わぬ相手と今更思い知らされた。
 夕食は、耕一さんが釣挙げたでかい鯛が船盛で四艘並ぶ豪華な食事、
ワインで乾杯し、食事は大盛上がり、特に気が許せる相手だからとはしゃぐ
紘一さんが浮き立っていた。
 夕食後、千畳岩で行われる夜店に四人は出掛け、其処でも紘一さんの
テンションは昇り詰められる。
花火が打ち上げられる中で、四人は現実からかけ離れて行く。
 一時間後部屋に戻ると、又も新しい餌を注文し宴会が繰り広げられた。
座は、愉快この上ないと紘一さんが叫ぶ中、女性二人は、異様に肌を露わに
出され、其処に目が行く紘一さん、本当に舞い上がられていた。
女性陣は其処を見逃さない、特に舞子は強か、耕一の横でしな垂れかかり、
酒の助けで大胆、なんと相手の手を掴むと浴衣の襟の間から胸に引き寄せて
抱き付いてkiss三昧、はにかむ紘一さんを魚に、でも其処は嫌がる姿は無い、
慌てる顔が見える中これよと女性が囃し立てつつ,其の舞台にまんまと
上がらされる紘一が居た。
 暫くすると、舞子が照明を変えた、部屋は明かりが間接照明に変わり、
壁の色が様変わりする中、なんと舞子が仕掛ける。
紘一さんを倒すとkiss三昧、受ける紘一も応じて来る。
本当に修羅場に為りそうと危惧する亮太も、既に体に異変が生じて来出した。
 既に女性達が、話合い暗黙の了解が生じて居るとは男たちは知らない。  
さてさて、この部屋は今後どうなるのか訝る中で、事は進んで、
舞子は卑猥な音色の揚げる中で、紘一は我を忘れた状態になりつつあった。
無論其れを見させられる亮太の身体は益々制御出来ない場所にと
邁進するのだった・・。

             つづく・・・・。














望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・38》

 あの雨の中で知り得た相手、しかも今では大株主の家の奥さん、
其れが如何、今亮太に襲われている。
最初から憧れは日増しに積み重なりじゃ、嫌がられてもとことん尽くそう、
此れで終いでも悔いは残せん、そう決めつける亮太。
だから、半端無い攻め方、抱きあげて相手を腰に巻き付けた侭、
部屋を飛ぶように歩いた。
腹ばいにさせると豪快に突き入れるし、遣りたい放題、受ける早苗は、
いがり泣くだけ,其れでも容赦してくれない相手、早苗は芯から我が身が
踊り狂う様を知ると、気が狂うほど呆れる。
亮太はこれが最後と決めつけて動くから、受ける早苗は無残極まりない、
何度も知らない場所に追い上げられ、落ちて来る中で失神・・。
そんな気は無いと決めつけるが中身は如何だったのか、今の我が身の喜びを
知る中で、本当に我が身の心の底を垣間見れた事が無いと知らされた。
相手は大事な若者、然も亡き夫が一番可愛がってきた青年、
その子に犯されていたのだ。
 時間経過も知らず、早苗は今は最高に善がり挙げる事が出来ていた。
其処にはおぞましいほど悩んでいた事や、此れからの事を考えると、
気が狂いそうになっていた。
だが、今はそんな事等まるでなかったかのように気は晴れて、
迎える青年の動きに身が応じて居る事に呆れるが嬉しかった。
 『ねね、休ませてよ・・』「駄目ですよ、もう無いかもしれないから記念
に後悔せんと居様と未だ暴れます・・」「ええ、大丈夫なの・・」
「ええ、これしき憧れの相手ですけえね、何処までも頑張る」
「呆れた、じゃお水・・、だからねアソコ外して・・」「駄目抜かない」
「ええ、もうじゃ喉乾いたし運んでよ」「了解です‣・」
いきなり嵌めたまま立ちあがり、早苗の脚を腰に絡ませ隣の部屋に向う。
 「大胆ね・・」「舞子さん、恥ずかしいけど喉がね・・」
「よっしゃ、飲むか・・」ワイングラスでお互いが乾杯する。
「ええ、もう亮太、外してくれないの・・」「ええ、駄目です、今回は僕の
我儘聞いてくれんさいや、以後無いと思うと死にたくなる・・」
「無いの、早苗が欲しいと思うけどな・・」「ええ、奥さん、其れ・・」
「阿保やな点娯されて居られるんや、お前の値打ち誰よりもご存知や・・」
「舞子さん当たりよ、こんな経験始めてや、舞子さんとレズれたしね・・」
「く~言われるわ、聞いたか亮太、心配せんでも最高な女性や、従え・・」
「うん・・」喜ぶ顔が笑えると女性二人は大笑いする。
 『ねね、此の侭なの・・』「嫌と言われても駄目・・」
「そうか、じゃ密着しっぱなしね」「はい・・」「呆れた、逃げないわよ、
こんな大胆な事されたんや」「呆れる二人やね」
「でもね早苗は此れから如何すれば良いのか悩んでいる・・」
「ねね、亡くなられたご主人の親族は、兄弟は・・」
「もういないわ、妹さんが居られたけど亡くなられているし・・」
「では遺言は如何・・」「すべて私に其れと建物の管理は亮太さんに・・」
「決まりや、其れで良いやない、親族は手も出せんや・・」「でも・・」
「じゃさ、一度考えて少し財産分けするかね」「え・・」「聞いて・・」
舞子が話を続ける。
 「ま~じゃ、其処だけで良いのかしら・・」
「ああ、此れからの事業には関係が無い建物をすこし分け与えれば良い事や、
其の目減りはこいつが穴埋めする、な~亮太・・」「でも良いんかな・・」
「何でや・・」「だってそうしても後々言われるよ、雀の涙でくらまそうと
するんかと・・」「そうか、そうやな、じゃ如何したらええんや・・」
「亮太何でも良いから言って・・」
「奥さん、じゃ少し考えさせて下さい、いい案が浮かぶか考えるけえ・・」
「お願いね、其処任せる」そう決まる。
 「じゃ、お前早苗さんを死ぬまで面倒見ろや」「うん、約束するけえ」
「良い子や無いか聞いた早苗さん・・」「泣ける・・」
「あ、其処違うで抱かれて泣くのが女の真骨頂や・・」「ま~舞子さん」
笑われた。
 「あらいやだ~もうこれ~動くな」「うふっ、もう亮太には負けるわ、
動けや・・」「舞子・・さん、動かんでも中が良いぞ」「え、何で・・」
「動いてくれているやんか・・」「嘘や、じゃ壁・・」
「そうや、良いぞゆっくりと動き慌てて動くやら、持ち主の気持ちが其処に
現れて来たが、凄いわソコソコや踏ん張りんさいや、そうや来た来たが波が
押し寄せるが」「もうあんた~黙ってて、早苗のアソコが可笑しんや・・」
「良いぞ、儲けた、此れって舞子さん・・」
「判るわ、良いな舞子も欲しいわ・・」
「・・、え、あそうや、ねねあんた舞子さんにも・・」
「ええ、いけんやろう、相手がおりんさる・・」
「だって、其処はあんたらが仕掛けたんやないね、見たら判るわ・・」
「ええ、じゃ・・」「既に感じているし、何でこんなところで舞子さんが
私に嗾けるんよ、子供じゃ無いし理解出来る」「なんとでは・・」
「舞子さん、でもアンタの御陰で超え切れなかった壁が飛越えられたんや、
今後は何でも相談したい・・」「良いわ、任せてや、でも本当に・・」
「既に知っている、夫が呆れて家で言われたわ、あいつは化け物か・・、
舞子さんを宛がうなんて考えても居なかったと・・」「え、では・・」
「そうや、其処の話しも紘一さんから聞いたと・・」「ええ・・」
驚くのは亮太のみ、舞子は知ら~として聞いて居た。
 「舞子さん・・」「早苗さん、ほんまかね」「ええ、確かに聞いてる」
「じゃ、あの人約束破ったわ・・」「え、何でや・・」
 其処から驚く話を耳にする亮太と早苗、舞子が話しを始めると、
抱き負うていた身を離して聞いた。
 「ええ、何じゃ最初からなの・・」「ええ、耕一さんは嫌いじゃ無いし、
其れで騙す気は更々無いの、舞子は既に亮太と関係があるけど、良いなら
尽くしたいと願い出たんだ。すると紘一さんは笑われて、そうか其れなら
安気だと・・」「ええ、安気なの・・、何でよ」
「其処や、驚いたが、理由を聞いて成程と・・」「理由て何・・」
「其処は考えて見たら判ると、家は普通やない財産も相当ある、其処に
目を付けてくる女性は今迄幾らでも在った。だから外で遊んでも二度三度
で終えている、虚しいけど仕方が無いわ、そう言われたんや・・」
「なんとそうか、でも考えれば有り得るな美人局も有るし、計算で懸って
くる女性もおりんさろう」「其処や、防波堤は高い程が良いと・・、
其れで亮太の紹介と聞いて、気を許していると・・」「何と・・」
「ま~見事やないね、そうか男って辛いね」
「ええ、反対や、女って辛いわよ、アレが好きなら尚や、そんな女性に
亮太が合うとどうなるん・・」
「そうやね、判るわ、互いが、ああもう早苗如何すれば良いん・・」
「そのままが良いやんか、抱かれて喜ぶだけで、ストレスも消えるし、
一番は騙される事を考えずに済むわ」「なんと、舞子さんあんた・・」
「一度の人生やないね、自分で判断できる範囲なら動いたら良いや、
無論相手次第だけどね・・」「言えますね、感動する」
「あはっ、もう感動は無いけどね、でも珠にあいつならとことん動いて
モヤモヤを蹴散らせてくれるんだけどと何度も思うわ」
「其処判る気がする」「其れだけで良いんとちゃうか、こんな化物を男に
していると考えが変わる、傍に居つかれたらたちまち寝込むか死ぬね、
珠にが一番や・・」「言えるわ~」二人は大笑いされた。
 「秘密を持ち合おうや、早苗さんと・・」「え、何秘密・・」
「そうや、外で遊べない身でしょうがね・・」「・・」
「だったら身内で賄うほうが都合が良いわ・・」
「え、其れって何が言いたいん・・」「だから男を使うんや」「使う・・」
「そうや今後の為にも強い味方を拵えるんや・・」「・・」
「な、早苗さんも其処を見切利用したら良いよ』
「舞子さん、言われる意味が見えんや」
「そうか、じゃ流で良いわ、口で言っても埒あかんやないね、良いわそんな
時が来れば咄嗟で良いからしてみようか・・」「ええ、怖いけど中身が・・」
「其処は言わん説く方が良いね、じゃ大風呂に行こう」
理解出来無いが、舞子さんは相当な人と思えた。
 三人で夜中に大浴場に向かい火照る体で部屋に戻る。
「さ・・、裸のまんまやで・・」何と早苗さんは従われた。
「ふ~気持ちが良いな、気心が知れるとこうにも馴れるんや、凄いわ・・」
「そうね、早苗は初めての経験だけど先導者が居ると出来たわ・・」
「く~、気分爽快や、亮太、暴れても良いよ、如何やこの姿・・」
「うひゃ~、魅せんさるなやいけんが‣・」
「聞いた、こいつは二つの亮太を抱えて居る、最前襲ったのは獣の亮太や、
今は未だ普通の良い子の青年の侭だけどね、見ろや、舞子の方とは段違いの
凄い体が転がっているやないか、つっこめ~・・」
 「・・、ええ、何々あああ、あ、あ、ア、アあんんん・あああ~~・・」
飛び込んで来た亮太を受け止めると、既に始まる合図を知った。
もう其処から目を覆う醜態が繰り広げられる。
とことん中で暴れた亮太は既に早苗の中には居ない、気が戻り見ると、
隣で舞子が迎えて歯ぎしりの最中、早苗は唖然として見るだけだった。
だがだが、そんな最中にまたも亮太が被さり、とんでもない程狂喜乱舞、
早苗は瞬く間に狂い手繰り、今迄とは大違いの姿態を向かう亮太と舞子に
魅せ付ける。
数度飛ぶと又も舞子に襲い掛かり、又戻り早苗が迎えた、
とんでもないほど三人は言葉じゃ無く体で絆を強靭な太い物にとして行く。
 遣った遣られた遣りつくす、最後はなにが何だか理解出来ない事を早苗
は初めてだが出来た、舞子と共に亮太を襲う、交互に飛びながら上で暴れ
尽くし、横に転がり交代、其れが何度も出来るから何おかいわん、
早苗は一晩で誰でもがそうは出来ない経験をした事に為った。
 朝が白ける頃、亮太が二人の身体を熱いタオルで拭いてくれている、
感動して早苗が泣いてしまう中、舞子は亮太の棒を優しく舐めて、
有難うと言った。

                  つづく・・・・。














望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・37》

 長いな・・、相当待たされる亮太は気を遣う運転で眠気が襲って来る。
横になって、網戸の向こうの海から聞こえる打ち波の音が眠気を一層
増幅をさせた。
 「あら~くたばっているや~~」
「まあ~疲れたんよ、暫くそっとしといてやろうね」
舞子が言うが、早苗が酒と湯で逆上せ上がる身、座るがなんと危なっかしい
横揺れ状態・・、舞子は知りながら何も言わなかった。
(良い体してはるわ、二十五で後妻か・・、すると今は・・、え~まだ三六歳
やんか、厭に為る比べると歴然やわ・・)テ‐ブルに俯せて居る早苗を横目で
見ながら呆れるほど若いと今更乍ら知らされた。
(うふっ、良い相手じゃないね亮太さん・・、獣の意気を発揮せんね・・)
頼んでいたワインで刺身を宛に独り飲み、舞子は色々と在った今までの亮太
との事を思い出して飲む。
 (え、そうやったが起こさないと・・)いきなり立ち上がり隣の部屋で布団
の上で寝ている亮太を揺り起こすが、中々起きてくれなかった。
「もう阿呆、大事な時あんたが寝てどうするのよ、こら~起きろや~」
「・・、え、あここは・・、ああ~舞子・・」「さん付よね」
「今から仕掛けるし、覚悟して待って居なさい」「え、何か有るん・・」
「大有りや、あんたね、早苗さん心細くて死にそうだって・・」
「え、何でやほんまか・・」「お風呂で泣いておられ、そりゃ~そうやろう、
愛していた夫が突然やしな、心細いわ、あんたが居ないと早苗さん壊れるよ」
「舞子・・さん・・」「見ているだけで良いわ、行動起こす・・」
「何するんか・・」「早苗さんをあんたの世界引っ張りこめろ・・」
「無茶いんさんなや・・」「其処に向かわせないと、あんたを遠ざけると
思うけど」「何でや・・」そこから小声で事の経緯を亮太に話し、言い含め
ようとするが、中々ウンと言わない。
 「もう埒が明かんやないね、良いわ舞子が始めるわ・・」
「え、まてや、何するんや・・」「八尾の再現や・・」
「・・、え・え・え・ええ~嘘や・・」
何と舞子は隣の部屋に向い行くと、酔い潰れた早苗さんを引きずり、
布団の上に乗せる。
「ま・い・子・さん、無茶しんさんなや・・」「阿呆、お前の為や・・」
何と三枚並んで敷いてある布団の上で、有ろう事か舞子が裸になると、
直ぐに早苗さんの浴衣も脱がし始める。
とんでもない事が起こるぞ、獣の感で、今後どうなるかはわかる亮太、
慌てて夏布団を頭からかぶってしまう。
・・、・・、事件の経過は判らないが、なんと隣の布団から聞こえだす、
呻き声は・・、若しかして早苗さんか・・、気に為るが布団の中から顔を
出せないで聞いてしまう。
「え、え、え、えなんでや・・、うわ・ま~舞子さん、あんたソコソコ
駄々駄目やないね、止めて~其処嫌や~~」
「何や、我慢してこれから生きて行くにどうするんや、こんな素晴らしい体
持ちながら使わんのやね。勿体ないわ、舞子が頂くし」「頂くって・・」
「同性の愛撫や、あんたとなら出来そうや、行くで~・・」
「・・、・・、えええ、嫌嫌や嫌だ~~」
 酔った体で嫌々される様子が浮かんで来るが、如何せん現場はとてもじゃ
無いが見れそうには無い、見ればどうなるか事ぐらい経験済、しかも相手は
一番大事な人、とんでもない事に為りそうと我が身を鎮めようと懸命に亮太
も布団を被り我慢を強いる我が身、外は既に音を醸し出す愛撫の最中、
次第に勢いに負けられたのか早苗さんの抵抗する声がかか細く為り出すし、
床ずれの音が乾いた音で聞こえる中・・。
「え・・」何と自分が被る布団の上に何かが落ちて来た。
既に亮太は外の様子を想像してしまう、其れが危険とは承知だが、
居ても経っても居れない状態とは此れかと思う間もなく、第二の何かが又も
布団の上にドスンと落ちて来る。
ひっきりなしで愛撫する音は奏でられている。
だが荒い息使いと動きは判るが、早苗差案の声が聞こえなくなるほど進んで
いるのだろうか、心配は増幅しつつ、興味だけは振払おうと頑張っている。
 だがだが、その間は僅かに為った、うわ布団が相手の重みでズレだして
亮太の頭が少し食み出てしまった。
恐る恐る興味津々な獣は、目を少し開け部屋の様子を遂に見て仕舞った。
「え・・//,//,・・、・・」何となんと二人の女性の裸が真反対に交差し、
目の前には舞子の顔が有る、その顔が埋もれてるのは紛れもない早苗さんの
股座だった。
左足が亮太が被る布団の上に落ちて来たんだと判るし、舞子の背中が目の前
に合った。
目は反らす事が勿体ない程美しく綺麗な二人の肉体、汗で光る肌が・・、
荒い息を起こして悶え震えている様子が見れる。
声を出せない現場は、お互いが同じだった。
息も荒いし篭る喜悦の唸りは早苗さんから聞こえるし、其れがどんな状態か、
想像出来る。
 「え・え・嘘や‣・」舞子の手管で早苗さんの身が益々震え出される、
今度は舞子の脚の方から卑猥な音が聞こえだして来た。
(なんと・・、早苗さんが・・)そう思うと、我慢の限界に到達しそう。
此処まで如何舞子が運んだのかは知らないが、現実には既に女同士で膣攻撃
をされていると知る。
「え・・」舞子の手が亮太の手を探し、掴むと引寄せてうわ布団から半身
出てしまう。
舞子は器用、その手で浴衣の帯を探し、解こうと動いている。
口は早苗の股座で卑猥な音を立てながら動く中、片方の手はまだ動き、
亮太の浴衣を外される。
 「あ・・」そんな中、互いの身は被さり舞子が上に為り、早苗さんは
上向きに為られた。
足を踏ん張られ震える肉は紛れもない早苗さんの脚なのだ。
舞子は未だ攻め続けて居る、受ける早苗さんも応じる動きと、
攻撃とは言えないが反応される。
そうなると既に舞子により作り上げた舞台に上がるしかないと決めた亮太、
キスをするため舞子が移動した中、早苗の下半身はがら空き状態、
初めて見る其処は眩しい、其れ程憧れて居た証拠、既に気はマックス、
亮太はキスを受け続ける早苗さんの下半身にと膝をズリ動かし開脚の間に
と身体を進めた。
「・・、・・、・・、ズズズウウンズゴッ・・・ググ~~~」
「・・・、うううう・う・うぎゃっ・・・」
舞子にキスを受ける身が強烈な衝撃を諸に下半身から脳に突き抜けた。
「・・あう・あふ・・あん・ああん・うっ・うぐうっ・・、ああうげ~~」
自分の脚が持ち上げられ上で揺れていた。
キスは未だ受けている身だが、何が起きたのかしばらく判らず、
膣に入った物が何かさえ理解出来ていない。だが、其の物が動く度に、
早苗は驚愕、なんとその物の動きに応じて、息と呻きが出て来る。
其れもとんでもない方から喜悦が来たと告げて来る、其の代物が膣に減込ん
でいると、知るのが遅かった。
動かれた、応じる我が身も負けてはいない、来るはずのリズムに合わせる
動きが、何とも言えない程呆れる、しかも毎度喜悦と同伴でズンズンズズン
と突き入れられ、その都度面白いように我が身が上に上にとズレて行く。
 「え~うぎゃ~何々何い~何が来たん、舞子さん何かが入ってる~~」
「味わうんよ、長い間其処に訪問されていないでしょうがね、こんな素晴
らしい身体をさび付かせないでよね、勿体無い、亮太尽くせ~~、早苗さん
身も心もやで~」「ええええ・・・、何々亮太・・・さん・・・・なの、
ま・い・こ・さん・・」「そうや、あんたは此れから亮太の餌食にあうんや
、死ぬまで使えばいいやないね、こいつは早苗さん命や、どんな事もする、
今後は遣られるんじゃ無くて、心から迎えて頂きたいわ・・」
「舞子さん、貴女・・」「話は後や、味わって、終わると話そうかね・・」
舞子はそういうと、部屋から出て行った。
 「う、ウッ、ア、ああねね、亮太辞めてねね話し合おうよ・・、ア、ア・
ああ~ん、バカ~其処動かないでよ~、嫌や~恥ずかしい~、お願い止めて
話がああある・・っう~~~あう、うん、あ、うぐ、あ・あ・あう~」
リズムを刻む様に呻きがで出した。
 言葉が途切れる中、懸命に動く亮太の腰は歓喜の渦の中、
憧れの人には入れた喜びは何にも堪え難い、最高な瞬間だった。
別の部屋でワインを飲む舞子、虚しさと良い事をしたと二つの思いは・・、
消せない,隣の部屋では既におうじられる早苗さん尾引く叫びが・・、
往く~来た~の単語が混じり、次第に身が応じられて来たのか、
喜びの雄叫びは最初とは大違い、何度も往くよ~来来た~が続いて行った。

              つづく・・・・。
















望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・36》

 亮太は今まで以上に芦屋の家に通い詰める。
其処を懸念され、今は腰の具合が悪いからと引退されていた、
婆様の紹介で今新しいお手伝いさんが来られていた。
年は六十過ぎだが、この人も親族の人、この家の親族は幅がある、
府会議員、県会議員で現役の人も複数居られるし、あらゆる方面で野田一族
は健在と聞かされる。
 その証拠に七月二十二日の四十九日には多勢の親族が集まられている。
そんな中で相変らず下ごしらえから何もかも雑用は亮太がした。
其の所為か、奥さんも次第に元気を取り戻そうと懸命にリハビリ、漸く、
夏の盛りに、大仕事を終えられた奥さんが二日ほど寝込まれた、
其れは周りの手前よと布団の中から言い訳されている。
 何とか七月を終えると、真夏日が続いて来た、流石に其れには未だ健康
じゃない奥さんには応えた様子、其処で千里の紘一さんから電話が来て、
有馬温泉でも行かんかと言われる。
其れを伝えると有馬は山奥だし、どうせなら海が見える場所が良いと呟く
ように言われた。
 其れで亮太が千里の家に電話すると、たまたま舞子さんが電話に出て来る。
「あら~そうやわね、良いわ私も参加したいけどお邪魔・・」
「ええ、とんでもないけえ、なしてそが~な事いんさるん・・」
「うふっ、慌てて、方言が出捲りやね」電話の向こうで笑われた。
 だが、その電話を紘一さんに告げると、行け君も行けば良いじゃないか、
僕は直ぐには身体が明けられんし、知り得た仲じゃ無いか行きなさいと
言われたと聞く。
 「ま~じゃ良いわ,行こうか・・」「え、行きますか、じゃ相手に電話
して都合を聞くけど、本当に・・」「ええ、海が見たいわ・・」
其れで又も千里に電話する、今度は携帯にしてと言われる始末、
舞子さんは相変わらずな人だと舌を巻く・・。
 八月のお盆前、なんと行く事に為った、行くと言ったら総て舞子さんが
手配すると言われ従う事に為る。
 八月七日、遂にその日が来た、朝からソワソワされる奥さんを新しい
お手伝いさんが笑われた。
「ま~まるで子供の遠足やね・・」「そうやわ、其処やね忘れていたわ」
そう答えて大笑いされた。
 午前八時、二人は車で芦屋を出る、無論運転手で亮太も一緒、
しかも千里で舞子さんを乗せて向かう事に為っていた。
「おう~来られましたね、舞子が同伴すると言うから任せるわ、でも俺も
行きたいが・・」「行けば良いじゃ在りませんか・・、お仕事なの・・」
「そうや、でも最終日なら行けるやもしれん」「え、時間空きますの・・」
「それがね、仕事が出来たんや・・」「どちらですの・・」
「米子や、飛行機と思ったが、車じゃ・・」
「ま~でわ私たちの行き先は何処に為るんです、途中なんでしょうか・・」
「ミステリ-やと舞子が笑うから行く先は知らんけど方向は一緒やて・・」
「あらら、じゃ車なら途中に為りますの・・」「そう聞いたが・・」
「え、其処ってミステリ-に為るんですかね・・」
「え、おいおい、何じゃ、舞子は温泉と言ったよな・・」
「はい、そう申しましたけどその先はミステリ-で御座いますわ・・」
「うひゃ~言われる~」紘一さんが大笑いされた。
「城崎まで電車で来たら良いやない、お迎えに参りますけど、無論亮太さん
がですけど・・」「く~其処か、良いぞ城崎か行く行く、電話してくれや、
いや待てよ肩透かしくらいそうやな、じゃ電車や時間が決まれば電話するが
良いか・・」「どうぞ、じゃ電話は運転手さんにですよ」
「く~はいはい従いますよ、亮太、男はつらいね・・」
「聞いた事が有る単語ですけえ、笑えます」そう決まると、三人は家を出て
傍の高速のインタ-に乗り上げて走る。
 「もういけすかん人や、ミステリ-じゃ無くなったが・・」
「舞子さん、楽しそうね・・」「お陰様でのんびりと遣らせて頂いて居ます」
「良い事じゃない、亮太の御陰ね」「え、総てそうなんです、姪も亮太さん
の会社に入れて、今は元気が出て来て羨ましい程です」「良いわね・・」
「あのう、其処は少し違うと思いますが・・」「何処が違ったんや・・」
「その会社の役員様が此処に居られますけど・・」
「あ、そうやったわ、御免なさいね・・」
賑やかな車内だが、言い方には多少気に食わないけど・・、
特に舞子の言い方が気に障る。
なんとか耐えて運転し、城崎から先は何とも景色が良い、だが運転する
亮太には危険すぎる道、くねくねと曲がる、坂や下り道を汗を滲ませながら
日本海が見下ろせる道に歓声を挙げられた。
 如何にか午後二時過ぎに現地に到着、荷物をフロントに預け、
三人は周りの景色の素晴しさ感嘆し散歩する。
此処は以前から有名な場所、一人の男が長年苦労して城崎の奥に、こんな
凄い事を成し遂げられていると知る。
奇岩や千畳敷きの大岩に穴を掘り生簀に仕立てて、その中は海の水を引いて
魚の回廊に仕立て上げている。泳ぐ魚は鯛、然も旅人が釣り糸を垂らして
鯛が釣れるのだ。
その生簀が大小幾つも散在する、真見事な設計と労力を重ねた人だった、
旅館も和風と洋館が有り、その横から小山に向かいミニゴルフ場が有る、
一番は日本海の景色の中で奇岩の中に竜宮城まがいの構えで神社が海の中
に有り、其処を囲んで岩上で観覧出来イルカショ-や水族館等もある。
そうして、其処で素焼きの小さな皿を買い、其れを海に投げる、
海で待つ海女さんが上から投げられた小皿を潜取ってくれ渡されるのだ。
子どもも楽しめる場所,大人も然り、夏の夜は千畳敷き広場で音楽会、
果は日によるが、夜店や花火も打ち上げてくれる。
そんな場所で、三人は悲鳴や歓声に包まれつつ、釣り糸を生簀に入れると、
直にでかい鯛が釣り上げられ、其処で一番の歓声が二人の女性から挙がる。
無論釣ったタイは夕食で船盛で刺身が出てくる仕組みだった。
 五時前、未だ明るいが部屋にと通された。
「凄いわ、なんて細やかな心配りかしら、良いわ気に入ったわ・・」
「良かった、舞子も初めてなんよ、以前何かで此処の事読んだから記憶して
たんかな、予約入れたんや」「良いわ、凄く良い、本当に有難う・・」
舞子に抱き付いて早苗は喜びを伝える。
 三人で大風呂に向かうが、其処も粋な計らいが随所に見れ楽しかった。
 夕食はその釣った鯛が船盛で出て来て、二人は手を叩いて喜ぶ。
そんな振りを見ながら亮太は漸く生ビ‐ルをドクドクと喉に流込む事出来た。
 だがだが、亮太が美味しいビ‐ルを飲んでいると、向かい側で座る二人の
胸が浴衣が揺れる中で見透かしが出来る。
普通の男なら其れも良いが、亮太には悪魔の誘いが起こる気配‣・、
我慢する姿は既に舞子には判っていたのだ。
 だが駄目、ウインクして伝えるが、亮太には見逃し伝わっていない、
舞子は焦るが、其処はどうしようもない事、座は酒で盛り上がるし、
早苗は何時に無くテンションが上がり、とんでもない浮かれようなのだ。
 困った、舞子は急いで仲居さんを呼んで奥に布団を敷いてと頼み、
序に酒の宛を新しく頼んで、夕食を夜の宴会に変えようと焦った。
 未だ早いよ~と早苗さんが声を挙げるが,お構いなしで指図しテ‐ブルを
整理をさせる中、無理やり又も大浴場に酔っていながら早苗を誘い向かう。
部屋を出る瞬間、間合いを見つけ、「我慢よ・・」
一言舞子が告げて、よろける早苗を支えて浴場にと向かった。
『・・、・・』残された亮太は意味深な舞子の言い残しの言葉を
何でか考えているが、意味が判っていなかった。

            つづく・・・・。
















望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・35》

           【悲痛の中でも新しき道を模索・・】

   平成十四年、亮太は既に二十八才に成っている、思えばこれまでも道のり
は険しくもあり、楽しさもあった。
無謀にも大学成り立てで起こしたゲ-ム会社、既に業界では押しも押されぬ
位置に君臨し続けて来た。
 その足跡も既に七年間を刻んでいる、思えば長き道のりみたいだが、
亮太には途轍もない走馬灯の中身,瞬く間に気が付けば八年を経過している。
その間、亮太が関係した女性達も自ずから年を重ねて来られていた。
郷の義母の晴子、学友の碧さんの家の大阪の松原の妙子さん、娘の美沙さん、
金に困り工面に走り回る中での出会いの晴美さん、其の仲介者の小百合さん。
そうして、芦屋の家を知り、その間に千里の家も知ると、亮太の二重人格も
コントロ-ル出来る様に為り出して来た。
 あの東大阪の八尾の家も然り、小百合さんの紹介で知り合うが、
其処が強烈極まりない家族、舞子さんや義娘の幸さんと小百合さんとが
なんと出来てしまう。
 其処から展開が様変わり、あの千里のご主人武藤紘一さんの家に婆様の
願で舞子を向かわせると気に入られ、二ケ月後に男女の中にと進んで行く、
其れも計算ずくの亮太の仕業、何もかもが其処で仕上げかと思えたが、
色々回りには有ったのだ。
 最初は碧さんと伸介の結婚と、二年後には何と義理の妹の琴音と会社の
役員で現場で仕切る男、大学の先輩の太田さんの嫁にと迎えられている。
 既に、郷の義母も五十手前に為られているし、松原の妙子さんも同じ年
になっていた。
自ずから関係してきた女性も其々年を重ねられて行く。
あの晴美さんは、既に五歳の男の子の母親だし、なんと小百合さんにも
子供が出来ている、今四歳・・。
然も八尾の家には生まれたての子が居る、あの強烈な抱き合いを重ねて
きた幸さんにも亮太の子が出来ていた。
総て亮太の子供達なのだ、頭を抱えるが、産むと言い張られて従う亮太、
郷の義母が大笑いする中で、行いは確実に証拠が残されていたのだ。

 平成、十四年五月十二日、携帯にとんでもない知らせが来た。
急いで亮太は言われる場所にと車を走らせ、向い先は、神戸の病院だ。
電話では倒れて運ばれたとだけ聞かされるが、中身は知らない、
其れで向かった。
大学病院に到着して駆け込む、其の廊下には早苗さんが項垂れて長椅子に
座られている。
 亮太を見ると立ちあがってしがみ付き、大泣きされる。
其れ程一大事と、危惧している事が当たると亮太は抱き付かれた体を支え、
背中を撫で乍ら、大丈夫や、おじさんは大丈夫やと二度叫んだ。
 落ち込む中で医師に呼ばれて亮太と早苗は向かう。
其処で断罪かと思うほど強烈な言葉を耳にする。
 「脳溢血でした、既に手が付けられない場所で、何とも様子を見ないと」
歯に物が挟まるような言い方をされるが、
其処は判断で聞く側も理解をと言われているのだ。
 昏睡状態、其れで起こった場所が悪い、神戸のホテルの一室、連れが居た。
早苗さんが泣き崩れるのは仕方ないが、余りにも衝撃過ぎた場所と同伴者、
あれほど仲睦まじい夫婦でも有るのかと耳を疑いつつ、我身も然りと亮太は
思い知らされた。
 夜中、何とか早苗さんを連れて家に戻るが憔悴された侭、婆様も既に年が
行き、動きも儘為らない姿、此処も相当やつれた姿同士だった。
 だが、亮太には思いもしない事で慌てているが、どっこい亮太が進んで動く
事が有ると知る。
其れはホテルでの同伴者の存在だった。
直に弁護士と連絡を取りつつ、事の経緯を話す、其の弁護士は長年この家の事
で動かれている人、其処に報告をして、相手の処理を頼んでいた。
遣る事は未だ有った、なんとこの家には子供が居ないと以前から知っていた、
早苗さんは後妻、前妻にも子供は居ない、其処を考えている。
弁護士に聞いたが、遺書紛いの物は預かっていないと知る。
 六月に入るが依然としておじさんは目を開けてくれない、毎日通う中で色々
な問題が起こりつつある、会社は既に管理だけの仕事、持つ建物の管理だけ、
数が多過ぎるし、遺産問題も生じる筈、あれやこれやで、
この家も大変だと思い知った。
 そんな時イチバン頼りになるのは、千里の紘一さんだった。
「亮太話がある・・」呼ばれて千里の家にと向かう,其処には舞子さんが
居られるし安気に向かえた。
「大変じゃな、お前も腹を括れよ」「え・・」
「そうじゃ無いとあの家が大変やないか」「言えますけど、何も力になる事
が出来ないと歯痒いんです」「判るがお前が確りせんと困るな~舞子・・」
「ええ、亮太さんが居るからと聞いて居るし、此処で踏ん張って下さい」
そう言われる。
「それでなお前に話す事が有るんだ、互いに遺書紛いを書残そうと決めてな、
有る」「ええ、じゃ何処にですか、弁護士には無いと言われたんです」
「其処じゃが、お互い色々と在るんだ、其処で相談して互いの弁護士に交互
して預けようと決めていた」「え、では・・」
「そうや、今まで使う弁護士には色々と柵がある、其処で互いの弁護士にと
話し合っていたんだ」「なんと、そうですか、言えますよね」
「ああ、この世は世知辛いしな、考えるんだ」
「良かった、あれば良いかと願っていたんです」
「そうやな、でな、明日にでも一緒に向かうか・・」
「ええ、僕じゃ拙いでしょうが・・」「だからだ、早苗さん連れて来い」
「其処は約束できますが・・」そう決まった。
 六月三日午前十時、大阪の大手の弁護士事務所に早苗さんを連れて向かう。
無論、紘一さんも同席、其処で遺書を手渡され、早苗さんが開封された。
 読み終えると涙目で紘一さんに手渡され、亮太の手を握り泣かれる。
「此れ君も読むんだ・・」「え、僕がですか、良いです、奥さんが読まれて
いるし・・」「お前も読むんだ、良いな・・」従う。
『・・、・・、・・、ええ~~~』突拍子も無い声を挙げて仕舞う。
「何で、此れおじさん・・」「ああ、君にと言う理由は理解して置けや,
管理だけじゃろうが、お前に委ねると書かれて居るんだぞ、お前しか信用
できないと言われているわ,財産は既に、早苗さんにと書かれているし、
問題は起こらん、管理はお前にと指名されて居る、何とか考えてくれ・・」
「おじさん・・」「早苗さんの事を考えろや、男は其処で踏ん張れ・・」
「・・、では早苗さん、良いんですか・・」「お願い出来る・・」
「はい、おじさんからの命令なら・・」「命令じゃ、俺もそう告げる・・」
「判りました、勉強します」「良かったね、早苗さん・・」
「はい、地獄に仏です」何とか笑顔を魅せようとされる顔が引きつってた。
 だがだが、其れを知るのかおじさんはその三日後永眠された、
倒れた後から一度も目を覚まされずに眠り続けた侭亡くなられたのだ。
思えば苦しむ事すらしない死に方だと紘一さんが言われる中、
早苗さんは苦悶の日々を過ごされた後この結果なのだ・・。
 三日後、盛大な葬式が行われ、参列者の壮観な事、
関西在住の経営者や東京からも多くの著名人が参列されていた。
亮太は受付で奮闘、後かたずけ迄仕切りなんとか終える事が出来る。
 六月十二日、朝を迎えたのは芦屋の家、泊まり込んで必死で通夜と葬式
を終えた疲れか、昼まで寝てしまった。
 思えば、この家との関りはこの同じ時期の雨だった・・、
そう思いだすと長い付合いかと思われるが、十年間足らずと分かった。
(この家と長い付き合いを望まれていたんだ、おじさん・・)
天を仰ぐ顔には涙が溢れて来る亮太の顔が歪んで行く・・。

                  つづく・・・・。



























望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・34》

 大学が夏休に入り、俄然会社内は活気が出て来た、
郷から出て来ている者も早目に戻り、既に業務に専念する。
亮太は松原に通う毎日、其処に義母が来ている、義妹の琴音の顔も見れた。
 八月に入ると、もう会社は若者だけで成り立っているし、
小百合さんも加わり、監督室の室長の立場で会社全般の様子を監査される。
 伸介は依然忙しい身の上、毎度東京や横浜に出向いている、時々碧が同伴
するが、亮太は苦笑いするだけ、其れだけ暗黙の了解を二人は持っている。
 亮太は熱い最中、芦屋と千里に顔を出していた。
其処は毎度の事、呆れられるが、そんな事お構いなしの姿、夏でも庭に出て、
草むしりや奥さんの相手をする。
この芦屋の家は先祖伝来の由緒ある豪商、戦時中までは淀川縁に夥しい工場
を持ち,材木、繊維、鉄鋼所が軒を連ねて在った。
 戦後は無残極まりない光景、淀川だけがハッキリと見える景色に為り果て
ている、囲んで並んで有った、工場、会社、荷役を積み下ろしした堤防が
無くなって寒しく見えていた、其れだけ空爆の被害はでかかった。
其処をほとんど持っていた芦屋の家、戦後は身動きせずに土地は野ざらし、
其処に何かが立ち始めたのが、戦後三年経過後、繊維の工場が建った。
だが、他の空き地は未だ使われていない、其れがあの万博が大阪で行われる
と決まると、その淀川傍は夥しいビル群に変化、無論ホテルも数か所完成し、
あれれと思う間もなく開発が興って行く。
其れに従い芦屋の家も忙しくなってきたと聞いて居る。
 千里は時を同じくし、大阪万博の敷地として決まるや、周り全体が小山と
草原・・、其れが開発されていった。
無論敷地を多く持つ千里の家、武藤家は瞬く間に大地主だから莫大な土地値
が入って来た、今に言う土地成金、だがその先祖から引き継ぐ土地代金は、
今度は場所を変え大阪市内でのビルに変わっている。
 そんな凄い家に通う亮太は新参者だけど、もう必要な男として両家に
認められていた。
「え、じゃ亮太やその話本当かね」「婆ちゃん、面接してくれんか・・」
「往々、良いけど真かねその話は・・」「そうや、色々と話おうて来た、
此方さんが良いと言われれば動けるよ」
「なんと凄いじゃないかね、お前は見所あると見ていたが、其処もそうなる
のかね、こいつめ・・」千里の家では婆と亮太がそんな話をしていた。
 九月十日、午後三時、千里の家に亮太と舞子の姿が見える。
紹介を終えると亮太はもうその家には居ない、舞子を残して婆と話ができる
体制をと目論んでの事だった。
その企みが功を奏し、瞬く間に舞子は千里の家にと入り込んでしまう、
其処には婆の力が加わり、まんまと紘一を垂らし込んでいる。
それは瞬く間に蔓延、数日後には舞子を連れ、芦屋の夫婦と神戸で食事会、
其処で紹介されていた。
友の健一も、早苗も手放しで喜んで瞬く間に仲間入りと為って行った。
漸く芦屋と千里にカップルが誕生と乾杯する中、舞子は出しゃばらず従う姿
に一層芦屋の夫婦は感動する。
瞬く間にが言い表しが最適、其れ程ツボにはまり込んで居る舞子・・、
健一が家に戻る時間が早いと、婆が大笑いする中で様子が垣間見れた。
 だがだが、十一月に入る最中、千里は大騒ぎ、なんと舞子と紘一が出来た
という記念日、婆が小躍りするように喜んでいる姿が在った。
その情報は早くも芦屋にと蔓延、「ええ~貴方、其れって・・」
「何、関係が出来た事は良い事や無いか・・」
「そうですけど、其れは亮太が噛んで居ませんか・・」
「え、ああ、あいつや、そうやあいつの紹介や無いか・・」
「でしょう、ならそうなり得るわね、あの子凄い・・」
「だな、あいつはこましゃくれているわ、学生で会社を興し、なんとこの家
や千里の家を大事にしているぞ」「だから、中身見て不憫と思えば・・」
「だな、してやられたなアイツに・・」
「笑えるけど、其処は良いかも、此れって関係が続きそうやね」
「ああ、あいつが絡んでいれば安心やないか、無理難題は起きんぞ・・」
「そうですね、あの子はしょさいないから起きないわ」
「だな、あいつにまたも仕込まれたか、遣り居るわい・・」「貴方・・」
「良いじゃないか、此れで紘一も家族が出来たやないか然も亮太の紹介や」
大笑いするしかない、其れ程弱みに付け込まれていると知らされた。
 だがその間、亮太は毎週一度東大阪の八尾の家に通っている。
一週間の中で金曜日から日曜日までは舞子は千里の家にと決まり、
月曜日には八尾に戻っているのだ。
戻っている内の一日は亮太が顔を出していた。
まるでカルテットの様に四人で奏で出る音は美しい音色、時にはフォルテで
醸し出し、舞い踊りながら演奏かとまがなうほど四人は其処に狂って往く、
誰もが出来る仕技じゃない、だから燃えるし尽きるまで貪る、事を重ねる
都度抱合いは深みを増し、序に誰もが亮太の思いを叶える力を蓄えて行く。
 遂に亮太の縄張りは完成しつつあった、郷と大阪の松原、其れに晴美さん
のグル-プや此の八尾の三人そうして凄いのは、あの芦屋と千里も知らぬ間
に亮太の動く範囲にと加えられて行く。
着々と仕組まれて行く亮太の領域、あらゆる方面に影響をする存在になる。

 平成九年になってもその仕組みと組織は存在するし、
一層関係は蜜に為りつつある。
会社も既に大きく羽ばたき、世間に知れ渡るほど成長を重ねて来た。
 平成十年三月、亮太は大学を卒業、晴れて社会人にと羽ばたく日が来た。
郷に戻り、晴子と抱合い長い間泣き通しの晴子、感慨無量の中で股を開き、
歓喜する肉と共に晴子は生涯唯一の喜びを忘れまいと肉に染込ませ迎える。
 「琴音・・」「ああ、既に太田さんが告白されて、琴音も相談を受けて
いるよ、良いのか・・」「お前が良いなら構わないし、良いの・・」
「ああ、琴音は大事な妹や・・」「私と同じじゃ駄目なの・・」
「ええ、阿保や、其処は間違えるな、妹はまともに生きらせるわ・・」
「お前・・」「その分、晴子が僕を背負うんだぞ・・」「あんた・・」
今迄お前よばわりが,その時から【あんた】と言い方を変える晴子、
其れ程此の五年間、しこたま亮太に凌駕され続けた身体、もう誰も入れる
余地など無い、女冥利に尽きる幸せと感激を嫌ほど知る肉は、漸く柵から
抜け出て、晴れて晴子は身も心も授けて来た、義息子を手放す時が迫って
いると嫌ほど知らされた。
 嬉しい反面、悲しい先が見えだすと遣る瀬無い、一番大切な男と息子を
だぶらせて、一世一代の受ける女の身の嬉々の極意、
晴子は芯から身を受けるまま泣いていた。

           つづく・・・・。


























望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・33》

 「うぎゃ~なんやなんや、アソコ変だぞ、何でやえ~嘘や、動いて居る、
舞子さん・・」「何、如何したんか・・、アソコって股座か・・」
「ああ、中が大変、蠢いているが・・」「蠢く・・
」何と気を失っている相手の最中に、家の義母と話していた。
「え、じゃ其処可笑しいと思っていたんや、な如何可笑しいんや・・」
「それがな、壁が波打ち亀頭の傘が扱かれるけど溜まらん感触や・・」
「どんなん・・」「亀頭の傘がゴリゴリと扱かれ動くと、まるでなんか大豆
の大きさの物が壁一帯に突起しててな、本体も動けない程凄く多いいんだ」
「じゃ、意心地悪いな・・」「あ、其処大間違いや凄いわ、最高や、でもな
此れじゃ向かう男はイチコロやわ、棒が扱き捲られている・・」
「なんと、そんでか、幸は男は嫌やと・・、何でかと聞くと早いし相手が
逃げるって、敵わんと言うんやて・・」
「・・、なんと理解出来るわ、楽しむ間が無いな、この穴特殊や・・」
「戻るぞ、なもう一度突き入れて、再度飛ばせや・・」「任せて・・」
棒が孤軍奮闘、瞬く間に相手が感じるのか、悲鳴を上げ、手を大きく上に
かざしたまま、二度目の陥落・・。
 「見んさったか・・」「ああ、見た、其れで男が長続きせんのかね・・」
「だと思う、穴は極みの極上、其れを味わう間が男に与えられておれへん、
可愛そうに良い穴なのにな・・」「あんたが強いとでかいからや、幸は目覚
めるとどうなるんや、男を見る目が変わるやもしれんやないね・・」
「ですね、未だ味わいを与える方が良いかも・・」
「遣れや、とことん味を植え付けてくれんかね・・」
「舞子さん任せて、な~小百合さんを使うけど良いか・・」「如何するん」
「うん、今一度往かせるけえ、その後小百合さんの所に行きたいが・・」
「良いわ、来て、幸に見せびらかせるわ・・」
笑われるが、入れた穴が心地いいから、又も亮太の腰がズズンズゴンズリリ
っと減り込み動く。
 された幸は気が戻るが、其処で大事なところから歓喜の渦に襲われ続け、
受ける身がとんでもなく喜んでいる最中にまたも考えられないが、
喜悦の嵐が攻めて来た。
贖う間もなく幸は三度目の気を失い、痙攣を起こすと亮太は漸く棒を抜いて、
横の小百合の穴にと突進、迎える小百合は大袈裟に泣き喚くから、
気が遠く成っても幸は我に返った。
 「お前・・」「あ、義母さん・・、誰よこの人・・」
「ああ、わしも襲われたんや、とんでもない獣や」「お、お姉ちゃん・・」
「く~往きそうや、この人鬼やないか、お前の後に飛び掛かられてこの様や
・・、嫌だ~又往きそうや、敵わんがな、なな幸~交代して迎えてよ・・、
後で小百合が迎える、つづけさまは死んじゃうが、な~助けて~・・、
この人に来てと叫んでよう~ははは・は・・・よう・・・、持たんが・・、
行く往く往くがあああ~~~~あんた凄い~~~いぐっ・・」「お前・・」
「まだ痙攣が収まらんやんか・・」「ようし、あんた、来て・・」
「舞子さん感謝じゃ、凄く良いぞ、もう止められんが・・」
「良いぞ、来て思いっきり暴れて飛ばしてや~・・」
「任せ、良いぞ舞子さん凄い・・、そうや腰浮かせて奥に迎え乍ら揺すりん
さいや、そうやそうやく~溜まらん良いぞう~・・」
「あんたあんた、気が狂うよう~、往っても良いか~・・」
「良いぞ何ぼでもいきんさいや、今まで行けなかった分、今しんさい・・」
「く~往くが又だ来た来た来たが~・・、此れ幸や~後受け取るんだ・・、
三人で迎えて、この男逃がさんようにな、あう・う~凄い凄いがあんた~」
芝居じみているが、舞子はとことん身に染み込ませて往った・・。
 「く~良い穴だ・・、あ・幸さんか・・」「・・」
目を白黒したまま亮太を見詰める。
「お願い迎えてくれんね・・」「え、今更何よ、既に入れたじゃないね・・」
「未だ駄目か・・」「あんたね・・、阿呆~義母も姉もかね・・」
「駄目か・・」「持つんね・・」「見て此れだ‣・」
「・・、・・、・・、ええ、えええ~えぐ~~出でかいでかい・・」
「駄目か・・」「阿保や、駄目とは言えん遣ろうね、三人懸っても負けてる
やないか、御出で此処に・・」「おう~、お許しが出たが、凄い穴じゃぞ
幸さんは、男が持たん筈じゃ、僕が挑むけえね」「変な言葉や何処ね・・」
「山奥の田舎出だ、獣じゃがね、行くぞ~~~」
「イイ、イヒ~まともや~なんか凄くデカいから・・あんた~~」
「おう、とことん迎えてくれんさいや、幸さんは最高じゃぞ・・」
その会話をしながらも汗が滲む体は、凄味がある腰突きをくたばる小百合
と舞子に魅せ付けて行った。
 一時間は優に超えた、流石に亮太も相手の三人も動けないほど堪能する。
「あんた、喉・・」「待って、冷蔵庫に有るんか・・」「ある・・」
ビ‐ル缶を三つ抱えて戻り、開けて飲ませる亮太、喉を鳴らす三人の裸は、
絶品、使用後使用中、使用始めと並ぶ肉は、空前絶後のしごきを受けて
我が身を手でなぞりながら、往く時の感じ方を思い出して居るのか・・、
苦笑いを浮かべる三人だった。
 お腹が空いた四人は八尾に出てお寿司を食べる。
 終えると、今夜は帰る告げて亮太は余韻が残り過ぎな家を出て行った。
「凄かったわ・・」「幸・・」「私もや、何で親子と一緒に出来たんか理解
に苦しむね」「あはっ、思う間が無いわ、行成り家に戻ると居間で小百合が
襲われていたんだ、庭で驚いて腰抜かしたぞ、其れを見られて、あの人が庭
に飛び降りると抱えて居間に転がされたやんか、そんでしゃぶってと・・、
驚くが嫌とは言えんかったが、何でやと今考えていたが、其処は余りにも
小百合が泣き喚く声が脳裏に有るから、しゃぶれたと思える」
「私は、義母さんと愛撫の最中よ、行成り張り裂ける気がして悲鳴を上げた
事は覚えているけど、其の後がなんや判らへん、気が戻ると、又すぐに追い
打ちや、受けても持たんわなあれじゃ・・」「幸・・」
「うん、義母さん、今までありがとう、此れからは辞めとこうね、アレが
来るならだけどね・・」「来るわ、来させるわよ・・」
そこから小百合が話しを始めた。
 「ええ、お前じゃあの人の会社にか,なんと責任者でかか、凄いぞ・・」
「お姉ちゃん・・」「最後まで聞いててや・・」
又も小百合が驚く中身を話し始めた。
「今まで何でかと思っていたが小百合にも多少理解し難い面があったと
知らされたんや、其れがあの人や・・」
「じゃ、何かあの人の先が見えたんかね・・」
「うん、其れで、気が楽に為ったし、あの人が気懸りに為り出したんや、
幸の事で家に来て頂いていたんやけどな、エロビデオを見ている最中に、
この事故や、あの人は気に為る女性が居る中で卑猥さを魅せる事があの
事故に為ると知りながら、小百合はビデオを見てしもうたんやね」
「え、じゃ、其処までは無かったん・・」
「ああ無いわ今まで、初めてはさっきこの家でだ・・」
「ええ、じゃ三人は最初に為るん・・」「そうや・・」
 家に戻ると、話は未だ続いて行った。

             つづく・・・・。



































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望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・32》

 唖然とする舞子に何かが突進してくる、庭でへたり込む舞子に襲い掛かり、
咄嗟に抱えあげられると、自分の脚が揺れ動くのを知る間もない・・、
縁側から上がると、座敷に転がされた。
 それもほんの束の間、気が付くとなんと舞子の口に宛がわれる代物は・・、
目を細めて見た瞬間、驚愕して気が遠く成って来た。
 頬を叩かれ呼び戻されると、既に舞子の口にはでかすぎる物が減り込んで、
シャブって~と叫んで腰を突かれた。
余りのでかさに慄く間に、なんと入れられた棒を舞子は舐めだした。
姪が露わな姿で転がる横で舞子は身ぐるみ剝がされ、なんと有ろう事か
行き成り舞子の股座に相手の男の顔が潜伏、其処から腰を高々と上げて唸り
挙げる迄の間は僅かな時間、見事な愛撫の炸裂で、まだ十分構えて居ない筈
の舞子の身体が、大きく跳ねた。
 ドスンと落ちた後、愛撫に応じだす我が身、其処は既に姪っ子の遣られた
後と知るから抵抗も虚しい、来るわ来た、脳に電信が走り来て伝えてる。
凄いわ、でかいよ、口の中が・・、そんな思いでいると今度はしゃぶられる
棒が喉奥にと来て、えずきながら舞子は両手で相手の尻を握り震える。
舞い上がる気を抑えきれずに、其処で出しては元もこうも無い悲鳴染みた
善がり声を挙げて仕舞う。
 そうなると、もう相手は止められないと知る我が身、
既に体制は急ごしらえだけど整えられていたのだ。
 棒を舞子の口から外す、豪快な音を醸し出し、男は今度は正常位で上に
被さると、舞子の唇を奪い、強烈なキスをする。
受け身の身で迎える舞子もお返しのキスをし返す。
もう止められなかった、庭に入ると、行き為り居間での動きを見て仕舞った
舞子は、既に其の舞台にと立たされていたのだ。
 「う、う・っ・・、ううぐ~~~」ぶち込まれた大物に応じる様に唸りを
上げて腰を高く掲げたまま上で体が震えた。
その体が落ちた衝撃で、諸でかい物が膣奥にズズリリッとめり込んで来る。
その瞬間、なんと舞子の箍が外れ絶叫、まるでスタ-トを知らせるピストル
の音に似て、号令が出た。
 それからそれからがもう大変、舞子は突き入れられる毎に身が応じるから
制御出来ていない、其れ処か真物凄い衝撃を知らす肉が、
嬉々といく度も脳に知らせて来た。受け身だけど、舞子は絶品な肉体、
相当経験を積重ねて来ている身だが、その経験は見事に覆させられる。
比類なき豪快さと、我が身が知らせに脳に来る喜びは、
煩い程連なって押し寄せて来ている。
 遣った遣られた、何度も舞上がり動きで呼び戻され、又感じて泣き叫んで
飛ぶ、其れが真嫌じゃ無いから身が大変、既にどれくらいの時間かさえも
知らないが、気が高ぶる中で舞い上がりは尋常な面持ちじゃない、
舞子は既に迎えた身が応じる速度が遅く為り出す。
 「く~、凄い、何じゃこの体は男が泣く程良い・・、小百合行くぞ~~」
応える小百合の上に被さると、最初より一段と豪快に動かれ、
迎える身の小百合も今度は負けてはいなかった。
 数度往かされ転がされ、相手がまともな気持ちで抱きあげてくれるから、
応じる小百合は泣き続ける。
これ程物凄く快感が増幅して襲う感覚は今迄感じた事が無い小百合には
有り得ない程大興奮、初めて飛び往く我が身を嫌程思い知らされる。
 交互に襲われる中、小百合は此れで良いと自分の気持ちを其処に止めた。
無論舞子も同じ、今迄知り得なかった喜びは今沢山押し寄せてきている。
迎え乍ら女冥利に尽きるとはっきりと判った。
互いが体を跳ねる中、男はその体を丁寧に湯で拭き上げる姿を見た瞬間、
意味不明の感動の涙を漏らす、その姿を見た小百合は、
泣いて居る舞子叔母さんに転がり近づくと互いに抱合い泣いた。
 まだ暑い夏の終わり、亮太は戸締りをして大きな家の中を歩いた。
部屋にはク-ラ-を付けて二人の傍に来る。
「ええ~なんね、あんた謝らんでも良いやないか、小百合が悪いんやで、
あんたのその事は忘れていたんや、御免な知っていた私がビデオを見たん
やないか、謝るな私が困る」「そんでも謝る、御免セイブ出来なかった」
「判っている、もう困る叔母ちゃん・・」「そうかじゃアの事でか・・」
「そうや、ふだんの亮太じゃない位置やねん」
「そう、じゃ其処には何時もとは限らんの・・」
「そうや、卑猥さが無いと亮太は抑えて居るんや・・」
「そうね、其れで理解出来たわ、でも凄かった」「嫌いに為らんの・・」
「為れるかね、舞子は飛びきったよ、何度も何度もよ、凄いわ・・」
「感じたん・・」「ええ物凄く感じた、しかも半端無い程繰り返し・・、
今迄半端で困って居た身体に余り余る水を頂いた」
「うふっ言い方が良いやないね、ね、何時戻るんあの子・・」
「あと一時間後かな・・」「じゃ芝居しよう・・」「え、何・・」
そこから二人が話し合われる。
 「え~じゃ、あんたら隠れて居るん、舞子と幸が、ま~出来るかしら」
「今日は反対に私がと最初に言いなさいよ、キスをして倒せば良いじゃ」
「小百合・・」「ねね、お願い、最高なんよ、小百合は未だ抱かれたい、
しかも叔母さんと・・」「ええ~あんた~まさか・・」
「そうや、初めて凄く良いと知ったがね」「うふっ、遅い目覚めですね」
「言われたが~」互いが大笑いする。
其の後も念入りに相談される中、亮太はビ‐ルを飲んで話を聞いて居た。
「決まりや、じゃ叔母さん、演技下手やし今回は下手打たないでね・・」
「任せて、舞子ももう一度抱かれたいし、でも持つの・・」
「見て、未だ聳えている・・」「あら~・・」大袈裟に驚いた。
 既にシナリオは出来ている、後は相手が帰って来るのを待つだけ、
幸い蒸し暑いから、ク-ラ-はそのままかけていた。
 午後七時半、相手が戻られるが、小百合と亮太は寝室に場所が変わり、
備え付けられているクロ-ゼットに身を潜ませる。
「何々戻ると此れか~、うふっ味を占めたね、良いわ思う所や、今夜は
とことんいじめたる、食事は後や」何といきなり戻ると即返事が返った。
 寝室では徐に相手の肌着を脱がし始め、何度もその間をキスで埋める
相手、手際よく裸になると、ベットに倒れ込んで蠢く。
それをクロ-ゼットの隙間から何とか見れる亮太、
大興奮が又身体に起こり出して来た。
 外はレスビアン、クロ-ゼット内では小百合の口は亮太のでかい物が
咥えられていた。
「あ~義母ちゃん、其処良いが良いわ~、何でや~燃えているやんか・・、
負けへんで~・・」益々濃厚に汗を滲ませて攻撃し合う仲が良い、
だが魅せ付けられる亮太は我慢の限度、忙しく腰を動かす相手は小百合の
口中、其れが激しく為り出した。
「おい、未だか今良いぞ・・」「待って、姿勢はどうなっているん・・」
「今か、舞子さんが上や・・」「え、あ・それなら飛出し、横に退かして
間一髪でぶち込んでよ、驚くが構や~しないわ、強烈に動いても大丈夫よ。
既にアソコは濡れているし、今や~~」背中を叩いて外に飛び出させた。
 外の舞子は何時かと待ち侘びながら、キスと愛撫は厳かにはせずに攻撃
をし続けて居る。
其処に出た亮太は既に臨戦態勢は出来上がっている。
しずかに呻く相手に知られないように舞子の後ろから近づくと・・、
舞子の下半身を横にずらし、未だ両方はキスをしている最中、
突然両足を抱え亮太はベットに上がり、開く股の付け根目掛けて突進・・、
一撃必殺、受ける相手は何事かも知らない内に、なんと突入れた棒が奥迄
到達、其処で舞子が逃げる様に転がりベット下に落ちる。
ぶち込まれた物がなにかは知らず、幸は眼が相貌の眼差し、
驚愕して顔が引きつる中で、物凄い絶叫を噛まして、寸絶・・、
気を失った。

         つづく・・・・。






















望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・31》

 景観が凄い中、葡萄の棚が道を囲むように列なる道を走ると急に家が現れ、
庭にと入った。
『・・』亮太が驚く中、庭に住まれているご婦人が出て来られた。
「叔母ちゃん・・」「よう来たね、未だ暑いさかい、ささ中に・・」「・・」
今だ亮太から言葉が出て来ない、其処は驚きと、小百合さんが言った叔母と
言う単語にも驚かされる。
 慌てて玄関から入ると其処は懐かしい土間、田舎そっくりだったが、
此処は里の家と大違い、古い家屋だが中は綺麗にされていて、まるで映画の
セットかと見間違うほどに昔風の建物が今も存在して居る。
 漸く慇懃に、亮太が挨拶をした。
「ご丁寧に、私は、この小百合の叔母ですのよ」
そう言われたが、何々、何と若い事か、おばと言うから年はと、
考えるほど悩む若さだった。
 風が吹き抜ける家屋、廊下もピカピカと輝くほどに磨かれ、
庭に面する縁側は空の雲が映り動くのが見える程だった。
住む人の手入れが良いと直ぐに判った。
 「綺麗な家ですね」と、最初に出た言葉が其処、其れ程庭を通して見える
葡萄の棚は盛りの緑の葉に覆われ、至る所に葡萄の蔓が垣間見れた。
「綺麗です・・、なんと癒されるが・・」
「うふっ、そうやね、此処は本当に直ぐ近くに大阪が有るんかと間違うわね」
「ええ、癒される・・」
縁側傍の居間で外を眺める亮太の前に、アイスコ-ヒ-が出される。
 「さてと、叔母ちゃん、この人が話して居た方や、今は学生ながら会社の
社長さんや・・」「聞いてはいたが、真若いし、やり手やね」
「そうや、とんでもない男やで・・」
小百合さんがそう言って、亮太に笑顔を魅せられた。
「幸は・・」「仕事や早く戻すけど・・」「其処は知らせん方が良いやんか、
三人で話しをした後でが良いと思う・・」「じゃ、従うかね・・」
話の中身で、既に叔母は理解されていると見えた。
 『あのね、この家は今大変なんや・・』「え、何か有ったんか・・」
「ああ、二年まえ、いや二年半前におじさんが脳血栓で亡くなられた」
「なんとそうでしたか、お参り出来るの・・」「どうぞ、奥の部屋です」
そう言われ、田舎では其処を仏間とか神間と言う。
座り馬鹿でかい仏壇を広げて、蝋燭を照らし、線香をあげて手を合わす。
 「小百合・・」「ああ、あの子も田舎出や、正月一緒に帰ったんや・・」
「聞いて居るわ、でも若いね」「駄目か・・」「・・」
「何よ、駄目なら止め様、あの子は良い子だけど合わないんか・・」
「ううん、良いのか・・」「いいから連れて来たんやないね、悩んでばかり
じゃ事は解決も進まんやないね」「そうだけどね・・」
「いいから成行よ、任せてて・・」
そんな会話が手を合わせていると聞こえて来た。
 「凄く良い仏壇ですね・・」「昔から有るから、貴方の里も有るでしょう」
「あはっ、有るけど此処とは天と地の差・・、此処は開けると目が壊れる程
美しい、金箔が剥がれてないし、綺麗ですよ」そんな会話も出来ていた。
 「実はな叔母ちゃんが困果てている中身を聞かせんと、何も始まらん・・」
「うん・・」そこから、小百合さんが話をされるが、話されている間、
叔母は俯かれていた。
 「ええ、なんと・・、そうか其処か・・」「え、理解出来るん・・」
「あるとは聞いて居たが、なんとそうでしたか・・」
「それがなおじさんが亡くなる前からや、叔母は慌てて拒んで来たが・・、
相手は義娘や可愛いし、叔母はついつい義娘を抱きしめたんや・・、
其れを良い事に相手はドンドンエスカレ-ト、数日後はお互いが露わな姿、
おじさんは病で病院、既に先が見える状態に為られていたんだ。
この家の娘は知りながらも淫に勝てずに悶々とする肉体を持て余す悩み、
其れが募り外でヘンな男に関わるとと、叔母が悩んでいたんや・・、
其処をつかれると、叔母はイチコロや、相手が上だった。其処から毎夜とは
言わないが事あるごとに、叔母と義娘は抱合い、道具を駆使して互いの欲望
の捌け口を其処に集中して来ているんよ、判る・・」
「ええ、聞いて居ますけど・・、どれ位か知らんけえ・・」
「良いわ、叔母ちゃん、ビデオ・・」「ええ、お前其れ駄目じゃろう・・」
「何でや、この解決は誰にも言えんしでけへんやないね、亮太なら何とか
出来るから連れて来たんや、幸にも聞いて居るし、何時までも放置したら
あかんや・・」「そうだけど、恥ずかしいやないね・・」
「其れして来たんはあんたらじゃないね、此の侭だったら幸も嫁には行かん、
あ・・婿やな・・」「・・」「グズグズが駄目、何処に有るん・・」
「テレビの下、でも私は居らん方が良いよね、買い物に出て来る・・」
「良いわ、美味しいもん買って来てね・・」逃げる様に出て行かれた。
 「小百合さん・・」「ああ、ビデオに録り逃げれないようにしたんは幸や、
叔母が困って相談して来やはった・・」「なんとでは淫と言われた相手が
この家の娘さんか、じゃ血族・・」「其処は違う、叔母は後妻や・・」
「あ、で相手の年は、先に叔母さんの年・・」「来年三十七やと思うけど」
「なんとそうは見えんぞ、若い・・」「郷の母の妹や一番下や、幸が薄い
叔母さんやね、幸せだったのに死に別れ、此処に後妻で来た最中にまた
死なれそうや・・」「・・」「可愛そうだけど、定めかね判る気がするけど、
其処はどうしようもない」「小百合さん、この家は如何なるん、娘さん・・」
「其処聞いたら、財産をネタに迫られていると聞いたけど、本当かどうかは
判らんし・・」「・・」「ビデオ見よう、小百合も初めて見るけど・・」
カセットを刺し込まれる。下段の棚にはカセットが五枚並んでいた。
 「見るよ・・」亮太は頷いて応じる。
「・・、え、ア、ああ・・、凄いぞ・・」何といきなり、叔母さんの衣服を
脱がす相手が現れる。
「ええ~、相手はこの女性か・・」「そうや、美人やろう・・」
「なんと凄いぞ、ええ~叔母さん綺麗じゃ~・・」
「もう黙って、後で聞く、小百合も初めてだし困るがね・・」
そう言われる中、すでに画面は進展し、叔母が素っ裸で倒されると、
家の娘が挑んで来る、此れこそレズそのもの、なんと卑猥で露わな女体二つ、
見ごたえがある肉は、次第に愛撫し合う中で身が紅潮し、卑猥な言葉の連発、
急かせる娘の肉は既に見事に成熟した身体、其れが肉弾ぶつかり合う様は、
男女じゃないから見ごたえがあり過ぎ、亮太は固唾飲み込んで見詰めた。
 道具は三通り、バイブとでかい張りぼてとネズミと称される膣内に入れる
物が用意されていた。
画面は大写し、鬼気迫る迫力は演技じゃない分、見応えは圧巻で圧倒的に
見事だった。
 だがだが、大変な事を忘れていた二人、方や透視が出来得る女性と、
もう一人の男は獣を身に抱える相手、画面から飛び出る卑猥な叫びや、
言葉が聞こえる中、亮太の異変がたちまち頭角を現し出て来た。
 「・・、・・、え、ア、何なん・・ああああ~亮亮亮太ああああ~・・~
あんた~・・嘘や~・・」八畳の部屋に甲高い小百合の悲鳴が飛び交った。
その最中でも小百合の衣服が破れ、相手の男の手から投げ出されるから、
舞い落ちて行く。
綺麗なブラウスも引き千切られ無残にも宙に舞いながら落ちて行った。
贖うが、所詮女の力、あがなう中でも事は進んでしまう。
それこそ、言い当てた男の中の獣が目を覚ました、
其れが我が身に降りかかって来たのだ。
間違いだった、此処に叔母を居らせれば良かったと思うが既に後の祭り、
自分の身が何も隠す物が無くなっていると気が付いた時、いよいよ攻撃が
始まり出す。
 テレビでは未だ女同士の愛撫が大写し,声も頻繁に善がる声が聞こえる中、
現実はそれ以上、小百合は身構えていたが、男が其処に立つと止まらない事
は承知、其処で気が済むまでは抵抗は出来ないしては駄目と思えた。
 だけど、相手の技は半端無い、瞬く間にあの女が舞台に立つ場所にと
簡単に仕向けられていくく
「嫌や~、あんた其処が其処が嫌や、駄目感じるやないね~、馬鹿馬鹿~~
亮太の馬鹿~~~‣・」しがみつき身が震える中でも其れだけは声を出して
言いたい、けど身は既に応じて来る、事の起こり自分が仕向けたと思え出す、
何で其の獣が出て来たかは、理解出来る、
其れだから今は応じる身を味わおうと決めていた。
来るわ来る来る絶頂感、途轍もない喜びが湧き出る肉に我が事ながら呆れる
中で、舞い上がり泣き叫んであんた~と泣き叫んで往った・・。
 だが事は其れだけでは済んでいなかった、小百合は我身がこれほど応じて
居るとは知らない、今迄は此処までは行けないし来れていない、その善がり
は正に今の小百合がいる舞台で絶頂極味,しらずに思いと裏腹に泣き叫んで
痙攣三昧を相手に魅せていた。
 だけど、事は其れだけでは済まされない、既に買物を終えて戻る車が庭に
入って来た。
車から出て縁側から先の部屋が見え、舞子は庭にへたり込んで見て仕舞う。
横に買い物袋が中身をはみ出して転がっていた。

             つづく・・・・。















望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・30》

事態が急展開、会社は瞬く間に大勢の人が出入りするようになり出すし、
伸介の千-ㇺは膨れ上がり、其処は欧州やアメリカが大影響・・。
既に日本でもメ-ルが携帯で本格的に出来ると知らされ、
マスコミも一大改革だと大騒ぎしていた。
その間、亮太はそんな浮足立つ会社から少し遠ざかる姿を見せ始めていた。
夏の盛りの中、大学は夏休みだが亮太はそうじゃ無い、二日に一度くらい
会社に顔を出すが、その姿は直ぐに会社から消える。
何処に行くのかと、碧も気を病むが、どっこいそんな心配をよそに、
なんと亮太は、大事な家と決込んでから、芦屋と千里の家に姿が見える。
何しているのかと訝るが、其処は田舎で育った亮太は、大きな屋敷廻りの
掃除や庭の芝刈り、果は梅雨明けの庭木の剪定、裏庭迄こまめに這い蹲り、
八月に入る頃は見違える美しい庭が喜んでくれるのか、朝露に光っていた。
 六月の雨の中で知り合った、芦屋の奥様、その旦那様に可愛がられて
来ているし、特に千里は女手が少ないし無論男はご主人一人だけ、
だから此処に居る時間は芦屋と比べると多くの時間費やしていた。
 「何でする、疲れるやろうが」野田さんに怒る様に言われるが平気・・、
「だって、もう僕にはする事が無いけえね。会社は冥々が凄く張り切って
いる。皆この家のご主人の御陰、其れでこうして通い奉公です・・」
「君な勘違いするなや、そんな事望んではいないぞ・・」
「判っていますけえね、僕はする事が会社じゃ少ないし、あいつらが遣り
たい事のサポ-トに廻ろうと決めたんです。こんな頭じゃもうついて行け
ない、あいつらは化け物じゃ、会社も宣伝とコイン発行で瞬く間に会員が
多く為り出したんです。携帯のメ-ルも全て各社が揃い始まりました。
PCもWindow95が今主役ですが、一年後には全く新しいソフトXPが出る
と大騒ぎ、会社では早くもその情報を手に入れて、研究者をアメリカに
出向させました・・」
「おう~そうか、じゃ其処も既にな、良いぞ君達は凄いやないか・・」
「え、其れは私以外ですわ、置いてきぼりに合っています・・」
そう答え、二人は汗を滲ませ縁側で話をしていた。
 夕方には亮太の姿は其処には無い、見えるのは千里の豪邸の中、
婆様と仲良く話をしている姿が在った。
「亮太や、そんなに気を遣うなや・・」「ううん、まだ足りんと思う、
どれだけ恩が在るか、考えられんほど会社が大きく為り出したのかこの家の
ご主人と、芦屋の野田さんや、僕が出来る事はこれ位しか無いやないか、
させて下さいよ‣・」「嬉しいが、そう気を遣うな・・」
「ううん、楽しいからしているんや、庭もそうアソコ少し如何かなと変えて
も良いのかとか考えるとな、庭には変えてとせがむような植物を見つけると
ワクワクするんや、郷のド田舎で育った僕には贅沢なおもちゃかな・・」
「呆れるわ・・」婆様が喜んでくれる。
 「じゃ、婆が頼む事聞いてくれんかね・・」
「ええ、何でも言ってくれんさいや・・」「此れは誰にも内緒じゃぞ・・」
「判りました・・」その後二人はリビングで、長い間話を続けていた。
 「判りました、何とか考えますね」「ええ、お前、簡単に引受けて・・」
「家の為じゃ、何とか考えてみます」
きっぱりと断言する姿、何を考えるのかは知らないが、
亮太の顔はまともには見えた。
 妹も都会に馴れ、今は学校を終えると仲間が大勢いる会社の一室に溶込み、
動画やスト-リ-の制作に奮闘していた。
この部屋はアニメ染みた動画作成と物語や、其れに必要なスキルやアプリ
制作に関わっていた。
しかもほとんどが専門学生と卒業生の仲間なのだ。
 此処は既に伸介とは離れた場所、この会社は本社所属の動画制作会社、
伸介はもう一つできた新しい組織の社長、コンピュ-タ-の開発事業に寄与
している。
無論中身はゲ-ムをスム-スに稼働できる仕組みを独自に研究し、
セキュリテイもかねての研究だった。
そんな会社だから、亮太は頭が追い付けていない、いまする仕事などたかが
知れてる、投資された人々の面倒を見に駆回るのが今の仕事と弁えている。
 九月に入り、亮太は意を決めて電話する。
待ち合わせも今は西区が多い、其処に亮太の行きつけの粋な喫茶店で待つ
姿が見える。
「気が合うわ、そろそろ電話をと思う中にあんたから来た・・」
笑顔で来られた相手はアノ気を知る相手、小百合さんだった。
アイスコ-ヒ-を飲みながら既に話に入り、亮太の力説開始、
聞かれる小百合さんはと言えば、終始微笑まれている。
「じゃ、私の事も聞いてよ・・」今度は小百合さんから話しが出た。
 「ええ、じゃじゃ、経理辞めるんか・・」
「其処も向かう先で必要なら手助け出来るしね、良いでしょう・・、
あんたの顔が見れる場所なんや・・」
「なんと其処が有ったな、ようし、じゃじゃ企画調査室造るわ・・、
其処は会社運営の顧問としてじゃ・・」「ええ、亮太あんた・・」
「ああ、今な会社もデカくなり過ぎ、その方向に疎くなりつつあるんだ、
だからこの際社内全体を見廻し管理をする部署造りたいと願っていた。
小百合さんなら絶対叶う、決めたぞ~、そうしてえなお願い行く末は僕が
何とか頑張るし、生涯見る」「・・」
「お願いじゃ、其処を考えてくれんさいや、望みが見えたんだ逃がさんよ」
「亮太・・」「な、願ったり叶ったりや、僕は凄くそうしたくなった・・」
「其処は少し考えさせてくれん・・」「良いよ、小百合さんが来て頂くなら
考えてくれんさいや・・」「良いの・・」
「悪い訳無いやんか、会社も其処がスッポリと抜けて居る、小百合さんが
其処を埋めるために空いていたのかもと思え出すわ・・」「あんた・・」
嫌な顔つきじゃないから亮太は心から喜んだ。
 「じゃ、其処は其れで良いとしてや、良いわ亮太の問題は任せて・・、
でも小百合が言う通りに展開してや・・」「了解です、では中身詳しく」
「馬鹿ね、こんな場所で言える話かね」「そうかじゃ如何するん・・」
「良いわ、待って電話する・・」
待つ間、感動し、小百合さんを会社に迎えれば、恐ろしい程亮太は安堵、
気配りが其処の分は減る、全面的に信じている相手だし、此れから社内でも
色々と問題が起きる筈、先手で其処を封鎖出来ると確信する。
伸介の要望で社内機密は外部に持ち出さない事、個人のPCには会社の仕事は
打ち込まない事等、決め事を色々と決め出している最中、
其処にこの話が舞い込んで来たのだ。
 「良いわ、相手先の承諾を得たわ・・」「え、では・・」
「今からなら行けるけど、如何する・・」
「従う、全てこれからの小百合さんの為にも・・」
「ええ、あんた其処突くのかね、卑怯ね・・」
苦笑いされるが駄目とは言われなかった。
 亮太の車で、大阪の西区を出る。
向う先は生駒山と信貴山の中間の場所と聞かされる。
向かう途中、色々とその家の事情を話されて亮太は聞くだけだった。
外環状線を走り到着寸前、小百合さんの携帯に電話が来る。
会話され、小百合さんは返事だけされ、中身は聞き取れない。
終わると其処電話の事は話されない、其れでも何かとは聞かない亮太、
暗黙の了解はすでに気を見透かされている相手、野暮は言えなかった。
 向かう相手先の中身はほとんど知らされてはいない、其れでも向かうのは
紹介される人は小百合さんで、真底相手を信じている証拠と思える。
(覚悟して懸ってね、相手は小百合がよく知っている人や‣・)
その言葉だけ聞かされたままで向かう亮太、聞いた場所はもう直ぐ、
瓢箪山と言う近鉄の駅が有るが、其処を通り越して生駒山の山裾にと車は
坂道を駆け上がる。
 場所的には八尾に近い位置、山手に向かうと小百合さんが、
言葉なしで指さされた家が現れる。

               つづく・・・・。








望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・29》

 長い長い時間、酒で顔を紅潮させながら互いが目を瞑る異様な部屋の中、
手は未だ確りと握られていた。
 漸く手を離され、小百合さんは呆然と、窓の暗い外を見詰められている。
「ふ~其処か、なんと知らない筈や小百合が到底考えが及ばん世界や・・」
『え、では見えたん』「うん、あんたが意思を其処に集中するからよう
見えたわ、驚くより、あんたの中での事が理解出来る、そうか其処遣ったん
やね、ふ~凄いわ・・」「小百合さん・・」
「抱えて産まれて来たんや、其処を逃げてもあかんやろうな・・」
「では如何すれば・・」「宥めるしか無い遣ろう、逃げても逃げきれんし、
やに雲に抵抗しててもあんたは其処に負けるよ」「・・」
「そんでな、此れ考えようやないか、あんたは病気を抱えていると思うしか
無い遣ろう、宥め賺して餌を与えるしか方法は無い、リハビリするなら相当
な覚悟と世間が有るしね。亮太は爆弾を抱えていたんや,小百合は其処が
見えんから、そうかそうやったんかと・・」「変える事は・・」
「せん方が良い、したらストレスで体が壊れると思える、事故が起きそうや」
「では・・」「あんたの宿命や、其れであんたがよう見えたんは其れやな、
小百合も他の人と少し違うけど、あんたは丸ごと凄い威力の獣を抱え生まれ
て来たんや、其れであんたの先が小百合には見えるのが理解出来たわ・・、
小百合も少し違う面が有ると感じていたが、アンタほどじゃないと今知った」
「・・」「其れは治らない不治の病と思う方が良いかも、だって中覗いたら
其れであんたの今の道が歩けて居るんとちゃうか、郷での事や尼崎での事も
そうや、松原の家の事も事故でも相手の方が深い心で包んでくれている・・」
「ええ、其処まで見えたん・・」「あんたの意識を其処に向けてくれた御陰
と思うけどなんか悲惨より受ける惨い攻撃が・・、相手に変化を与えている
と知らされたわ、以後は其れなりに抱き合っているしね、良いじゃない、
其処を宥め賺して良い方に向いて歩けば・・」「其処まで見えたん・・」
「あんたが心で其処を思えば見えて来た、相手の抱かれてる中での胸の内は
見れたわ・・」「なんと、そうやったんか・・」
「でも、相当やね、考えられんけど有るんや、そんな大物・・」
「ええ、小百合さん・・」「だって迎える相手は驚いているじゃないね、
小百合は其処の経験は少ないからよう判らんけどな、呆れるわ・・」
そこで笑われた。
 亮太は、言葉一つ一つに感激をする。
其処には慈愛染みた言い方をされるから、なんか亮太が抱える重い鎖が一つ
解き放たれた気がした。
世間で言う、常識や倫理世間体、善と悪の鎖も少し緩んで来たのが判った。
「小百合さん・・」「うん、言いたい事は判るよ、でも其処を宥めるより、
相手に有効に使えば良い事や、見逃さず其処を相手は迎えてくれるのか
だけを考えれば良い事、相手がそんな気が無いならあんたも襲わない筈よ、
考えれば犯罪ギリギリで逃れる境界線や・・」「え・・」
「だって、その威力が出せる相手今までどんな女性や、何人かは知らんけど、
今見えたんは四人だけ、皆後は凄く満たされ幸せな顔をされていたやんか。
其れが互いに生きる喜びに変えれば良い事やないね、アンタは今までの女性
が如何してそうなったかを良く考えれば、先で足の踏外しが少なく成る筈、
考えて行動ね、其れとたまにはその中に潜む獣に餌を与え、安心させるため
にね・・」「小百合さん・・」
本当に悩んで居る事が人に話せた、今迄は後悔して襲った来た相手のみ
伝えている事が此処で見透かして頂いたのだ。
 「見せてくれない・・」「え、何を・・」
「だって透かして見ているだけじゃないね、お礼に魅せて後学の為よ・・」
「え~小百合さん・・」「うふっ、興味あるし使わないけど現物が真どん
なんかとね、良いでしょう・・」「・・」唖然として顔を見てします。
 呆れるが、亮太は相手が小百合さんと思うと嫌と言えない、
なんでか知らないけど言えなかった。
「良いですよ、でも今は休んでいるけど・・」「え、何休んでいると・・」
「え、勃起・・」「ま~じゃ、あはっ笑うね、実はね、アンタを如何かな
と思う相手が居るんよ、相談されて居るんだ」「ええ、意味が・・」
「相手が悩んでいる事を聞いて居るのよ、アソコが疼くんだって、淫乱かと
悩んでいる友達や・・」「何と・・」笑えないけど笑いたくなった。
「それで実物見てと考えたんだ・・」「了解です、見て頂きます・・」
「・・、ええ~亮太あんた・・」
「言われたのは小百合さんですからね、従う・・」「ま~其処言ううね」
立ち上がり、なんと相手の目の前で、見事に素早く下半身を出した。
 「・・、うぎゃ、え何何これなの、此れで休んでいるんか・・」
可笑しな言い方だが、目が飛んで居られた。
 「馬鹿~、もういいから仕舞って・・、見たし・・」「了解・・」
応じてズボンをはいた。
 「く~、凄いわ、其れが立つと・・」「聳えます・・」「阿呆~・・」
笑われて亮太の頭を叩かれた。
 意外や意外、そんな事で互いが今迄より急接近、悩みを告げた時どうなる
かと危ぶまれたが、相手は普通の女性じゃない、其れで自分を見てくれて、
話を聞いた後、互いが理解の上で進んだ事だった。
「良いわ見た、今度友達を料理してくれる」「え、その友達は、あ其処・・」
「良いの・・」「以後、何でも小百合さんの言われるままに行動致します」
「阿保やね、嬉しいくせに・・」「はい、その通り・・」
「参りました、では其のあんたの中の獣さんに乾杯するか・・」「是非」
そこで大袈裟に互いのビ‐ル缶を当てて乾杯する。
「じゃ、今後この悩みは相談させて頂いても良いですか・・」
「良いけど、本気なん・・」「ええ、事此れに関しては悩んでいますからね」
「・・」「駄目ですか・・」「馬鹿ね、相手を女性と見ていないわね」
「そうなるんか、此れ拙いっですよね」「・・」
返事はされずにビ‐ルを煽って飲まれた。
 だが、其処の話は急に其れで打ち切られる、身の危険か其れとも他の思惑
かは判らないが、見事に其処から、又亮太の仕事の話に切り替えられた。
今まで見た中の女性では、凄く強かな相手と知る。
夜遅くにタクシ-を呼んで帰られてしまう。
 (フ~、悩んでいた部分に相手が入り込まれたぞ・・)
寝転んで天井を見ながら、何か顔がにやけて来る亮太、
小百合さんは逃がさない友と考えていたのだった。

            つづく・・・・。












望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・28》

いやはや、とんでもない程あの両名の方は関西経済界では有名と知らされた。
日本でも知る人ぞ知る存在と調べると出てくる御仁、驚くが既にその方達に、
亮太は尻を叩かれていた。
 無論、会社では大騒ぎ、でかくそびえる高層ビルに引っ越し、
既に大学でも名が知渡り、その道に興味が在る連中が集う場所にも為り出す。
亮太は、太田さんと伸介に後押しされ、研究やプログラム作成など専門にと、
伸介を頭に子会社を設立、本社ではユ-ザ-を集める事と、今迄怠っていた
宣伝をPC内で出し、目まぐるしい程会社は賑わう。
頻繁に亮太は、野田さんと武藤さんに引きつられ、いろんな場所に顔を出す
羽目に為り出す。
 そんな姿を嫌いではない、亮太を囲む女性達、特に松原の妙子さんと娘の
美沙は碧から驚く話を毎度聞かされて来ていた。
其処は流れで晴美さんにも耳に入る、何から何までが怖いほど順調と、
忙しい日々が来出した。
 「お兄ちゃん、学校でアンケ-トを募ったよ、見て・・」
「え、なんじゃ、え、あ~これ・・凄いぞ、お前・・」「参考に為るの・・」
「ああ、大いに参考に為るが、なんとそうか、興味ある連中の思いを・・、
大学でもする必要が有るぞ・・、良いぞお前良いが琴音・・」
頭を擦り、ゲ-ムは既に蔓延をし始めている、妹が渡してくれた中身の数字、
此れから何が有ればするかと、課金はどれくらいまでならしても良いかとか、
ゲ-ムには興味が在るのかとか、なんと大事な部分が其処に数字で方向を
示されていた。
 碧に言って直ぐ手配し、大学内でもアンケ-ト調査を進め、知合いの他の
大学からも集める事にする。
 自分を弁えて行動、若輩者だから野田さんと武藤さんに連れまわされる中
で腰を低くし応対、その間知得なかった企業の繋がり等を垣間見れていた。
 そんな身が忙しい中、七月十日、梅雨が明けたと聞いた日の午後、
携帯が鳴る。
「・・、え、え~小百合さん・・」何と久振りに、電話で声を聞いて驚いた。
会話では直ぐに会うと決めてしまうほど懐かしい人、
あの暮から正月にかけて里えの行き返りで同伴した相手だった。
 夕方、何とか時間を取り、急いで尼崎の駅前の居酒屋で懐かしい人と会う。
忘れて無かったが、なんせ里から戻ると殺人スケジュ-ル、
報告が有ると思いつつ、半年余りあっていなかった。
だから、飲み食いしながら、小百合さんには、今迄の亮太の廻りで起きた
出来事を総て話した。
 「凄いわ、じゃ私が見ていた事は現実に為って来たんや・・」
「はい、恐ろしい程命中ですけえ、時間が空けばと思いつつ済みません」
「其処は良いけど、あんた思う以上にやり手やないね」微笑まれ言われた。
意外と不景気が長引く中で、既に馴れて来たのか、国民は其れなりに楽しむ
事は忘れてはいない、此の居酒屋でもソコソコ賑わう、バブルが弾けた後、
既に六年が経過しようとしているが、世界から見れば日本は未だ不景気から
抜け出されていないと見られている最中でも、国民は自分に合った位置で
こうして楽しんでいたと知る。
 流石に込み合う店の中、ゆっくりと話しする雰囲気じゃない、話し合い、
座を変えようと外に出て、買い物をし、亮太の部屋にと二人は向かう。
酒の宛を買い、部屋では飲み直しと乾杯、二人きりで話が出来る場所だ。
 「手貸して・・」あの忘れもしない里帰りの車の中での事を思い出す。
「・・、・・」暫く無言で目を瞑られた。
 「・・、良いわ・・」手を離された。「如何・・、何か見えたんか・・」
「うん見えたわ、でも今は何も問題ないみたい、此の侭で良いんとちゃうか」
「え・・、でも怖いくらい進むから・・」
「其処も未だ良いわ、でも今年はそのままで良いと思うわ、事は来年や・・」
「え、来年何か有るんか・・」「其処はあんたにとは判らんけど、暗い・・」
「暗、何が、あ・廻りでか・・」「そうやでもまだ先やからね、よう見えん」
「・・」「いいから心配せずとも、待てば見えて来るわ」「小百合さん・・」
「あんたね、会社其の儘突き進んでも良いけど、身の回りを気を付けなさい、
自分だけ浮ついていては駄目・・」「うわ付くですか・・」
「ああ、あんたを囲む何かわまだ見えんけど、必ず何かが起こる気配・・、
其れがあんたの廻りの一部分が暗く見える・・」「小百合さん・・」
「まだ見えんのよ、少し待つしか無いわね、でもアンタの道は先まで見えて
いるやないね・・」「小百合さん、僕の行動は此の侭で良いんか・・」
「其処はあんたが考える事、指導なんてできない、知らないあんたの世界や、
小百合はそう透視は上手くないし、断言出来ないわ・・」そう言われる。
 思えば不思議な出会い、今迄なら亮太が進んで既に男女の関係に馴れた筈、
駄目でも挑んで居る程見事な女性、其れが何でか出来てはいなかった。
総て女性はそうじゃ無いんだと知る相手でもある。
「うふっ、其処か・・、教えようか、あんたとはこの先でもそうは為らない
みたいよ・・」「え、今何と・・」「あんたが考えている事の返事や・・」
「うわわ、何で見えたんか・・」「あんた以外にはどうしても考えても要は
見えんけどな、あんたにはよう見えて来るんや、其処が未だに不思議なんや、
其れでもう一度会って確かめたかった」
「小百合さん、僕もなんでかと考えていたんだ・・」「何か有るんか・・」
「其処や、今迄隠していたが、この際隠さずに見て頂こうと思え出した」
「何・・」「僕は普通じゃ無いんです・・」
「普通じゃ無いみたいね、でもどこがそうかと見て来たけど判らん・・」
「でしょうね、僕もある事が起きてから知った・・」「事か・・」
「そう、其れで僕は普通とはある一部で違うと知った・・」
「もう意味が見えんが、何や其処・・」
「じゃ、もう一度手を握ってくれんさいや、其処に僕が気を移すから・・、
見えるなら見て・・」「けったいやな、構えるんかね、其処を・・」
「でないと、僕の将来が、滅茶苦茶に為りそうなんです、怖い・・」
「・・、え、・・、良いわ、じゃあんたの思いを其処に向けたら良いや、
見るけど結果・・」「はい、如何でも見ていて欲しいけえ、結果は構わん」
そう言って又手を差出すと、今度は亮太も目を瞑り、意識を其処に集中。
 其処には今迄悩んで来た事を如何生きて行く上に其処を扱えば良いのか
判らん、こんなに多くの仲間が増えて来ている中、其処が暴れると事件が
起きそうで自分の身が怖くなっていたのだ。
 今見て欲しいと願うのは、今まで小百合さんが言当てられた中で後ろに
女性が数人見えていると聞かされているし、其れが明るいとまで言われた。
今までは今迄、此れから総てそうとは限らない筈だったら事件が起きても
と考えているのだ。
其処を見極めてくれるか、自分の其処の部分の姿を見えるかどうか・・、
今知りたいと願っていた。
 今回は、相手の小百合さんも長い時間、手を握られている、
然も季節柄手は汗で塗れ出し、相手の掌も汗ばみ互いがそんな状態だ。

              つづく・・・・。














望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・27》

     【広がる峠上からの視界‹2話の一部のみの続き›・・】

平成八年六月末、苦労し続ける亮太に突然の雨と風、正しく亮太の行く末を
思わせるような嵐に為って来た。
だがだが、この雨は亮太が唯一幸運に恵まれだす嵐となる。
尼崎の商店街傍を通り過ぎようとした時、シャッタ-が閉まる店の軒下で
雨宿りされている女性が、ワゴン車のワイパ-が激しく動く中でも見えた。
少し車は走るが、急に止めて傘を渡そうと亮太が車から飛び出て行った。
だが、其れがきっかけで奥さんを芦屋の家にと送る事となる。
この出会いがなんと亮太に対して氏神様、いいや女神様にとなってしまう。
家に上らされ、夕食まで頂いている。
そのご主人と会話が弾む、殆どが亮太の学生ながら起こした会社の話・・。
 最高に美味しい夕食を頂いて、引留められるのを何とか振り切って戻る。
だがだが、その数日後、そのご主人が会社にひょっこりと顔を出された。
 其処から色々中身を話す亮太に対して、突然投資したいと言われ、
驚愕、然も友人とで五億という大金を提示されたのだ。
その夜は、挨拶をかねて、又あの芦屋の豪邸に向かう亮太、
其処で奥さんにお礼を言いながら、友に合えと名刺を頂いた。

 六月二十八日、今現在、その相手先の家に招かれて、午後三時過ぎに亮太
はなにがなんでも伺うと車を走らせて行く。
向かう先は千里ヶ丘・・、目当ての家は直ぐに判る、其れ程あの芦屋の家に
負けない風格がある日本家屋・・。
指定された時間よりやや早めだが、玄関に立った。
 大広間に通され、家の主だろう方が顔を出される。
直ぐに亮太が立って深々とお辞儀する。
 ただっ広い部屋で二人きり、其処に婆様がコ-ヒ-を出され、微笑まれた。
「話の中身に入るけど良いかね・・」「はい・・」
そこからまるで被告席の尋問もどきに緊張する亮太、直ぐに笑われ、
硬くならずに気楽にな・・、と助けて頂く。
其処から、仕事の説明をするが、相手はほとんど理解されている。
「そうやったね、でも君らは遅いぞ・・」「ですが、此れには機械が煩雑に
変化進んで来ているんです、全て追いかけると大変ですから、悩んでいます」
「そうじゃね、でも考えによっては付け込む余地は、まだまだ多くある事業
だと思えるが・・」「はい、事実そうです、ですから・・」
 その後は亮太が今会社で進めて居る事や、遣りたい事をなんとスラスラと
言えて来た。
「ほほう、じゃ既に十二程のユ-ザ-が集まっているんだ、凄いぞ・・」
その中身も其処で説明する。
 「なんとそういう仕組みか、良いぞじゃ媒体を造って其処にユ-ザ-
集めか・・、で金の動きは如何なっている、課金するだろうが・・」
「自分たちが起こしたゲ-ムは別、ユ-ザ-の課金は5パ-セント入ります」
「お金の受け渡しは・・」「クレジットですが・・」
「え・・、勿体無いぞ、君らはコイン造らんのか・・」「え、其れは・・」
「なんや・・」「したいけど、色々越さないといけない関門が有るんです。
必ず先にはしようと其れで地固めを急いでいます」「何時出来そうかね・・」
「一年後か二年かと・・」「遅いぞ、聞いたら既に大手二社は自前でコインを
発行していると聞いたが・・」「その通りです」「じゃ、君らもせんか・・」
「ええ、其れには条件が・・」そうなれるには資格と信用が必要と言った。
「作れ、わしらが後押しする、其処が先に作らんと、成績が良いユ-ザ-など
集まらんぞ、然もクレジットだけでは子供や、若者が・・、クレジットの
番号を渡る相手だぞ、信用も大事じゃないか・・」「はい・・」
「じゃ創ろうや、野田と話し合うから、君の会社でコインを起こすんだ・・、
そうすればユ-ザ-も集まる」「はい・・」本当に予期せぬ部門をつかれた。
 「其の信用は銀行の後押しが一番や其処は我々がする、コインで遊べる様に
システムは出来るのかね・・」
「既にそうなればとセキュリテイからソフトまでは出来ているんです」
「ようし、良いぞ、じゃ其処は私たちが補償金を請け負う」
「ええ、ではでは・・」「ああ、任せ、君らは中身を濃くしてな、ゲ-ムも
良いが、何かゲ-ム中でも育てるような物を造ったら良いかも・・、競争には、
何やスキルたるものが有ると聞くが,こんな年じゃ、僕も将棋か麻雀くらいは
暇な時間遣りたいが・・」そこで笑われた。
 美しい庭を眺められる部屋、亮太は大感激して興奮が収まらなかった。
「旦那様、お食事は如何なさいます・・」
「おう、其れはな、あいつと会食をと決めて居るんだ、知らせずに済まん・・」
「いいえ、そうでしたか、何時頃御仕度を・・」「三十分後にしてくれ・・」
「はい、お兄さん、コ-ヒ-は冷たい方が良いかね・・」
「お願いします、考えられない事に為りつつあるんですけえ、慌てて喉が・・」
「え、あんた、田舎何処・・」「え、ああ訛り出ましたね、興奮したら出るん
ですけえね・・」「うふっ、良いじゃないですか、其れがあんたの履歴書ね」
「おう、良い事言うが、そうか、郷は広島近辺かな・・」
「はい、其の山奥です」そんな会話も出来た。
 夕食は神戸と言われ、途中までは亮太の車に同乗された。
そこらへんは気さくな人と思える、ワゴン等普通は乗られていないと思える、
亮太には隠さずにその車で尼崎で駐車場に止める。
 そこからタクシ-で神戸タワ-傍の高層ビルの最上階にと二人は向かう。
店の入り口で慇懃に出迎えられ、亮太は従って歩いた。
 「おう~来ましたね・・」「往々、奥様は相変わらず美人ですな・・」
「うふっ、もっとお美しい女性を掴んで下さいよ・・」「言われますな」
そんな会話の相手は、芦屋のご夫婦・・。
 懐石料理を堪能しながら,無論大金を出す相手となる亮太に質問攻め、
苦笑いされる早苗奥様、如何も千里のご主人は奥様が居られないかと思う、
家でも顔を見て居ないし、此処に同伴もされていなかった。
 和やかな会食では有るが、亮太はおちおちと味を堪能できるほど余裕は
無い、仕事の関連する話が主、其れで緊張してる。
「さすがや、武藤さんは鋭いね、そうか課金か良いじゃないですか・・」
「媒体で賄えるんですよ、遣りましょう・・」
「それがな如何や此の媒体だけでは網羅出来かねる、いっそ其のPCと携帯
に今は無理だがやがて通用するようには為る、必ずな、だから先に総てが
使える程度にして置く方が良いと思うが・・」「え・・、では・・」
「これな考えれば、今知り合いが開発しているインタ-バンクに組込める
と思うが・・」「なんとでは全国に・・」
「今な完成寸前だ、コンビニで其の機械で球場や、映画、新幹線の切符等が
買える仕組みを造りつつある」「なんとなんと良いですな、じゃ其処何とか
話は・・」「あはっ、元は僕が入っている、君も参加せんか十億積むか・・」
「良いですね、じゃご相伴致したいですな・・」「・・、・・」
唖然騒然、亮太は開いた口が閉じれないほど驚いた。
 (この人たちは化け物か・・、何されて居るんだろう・・)
聞きたくても聞けないまま、恐ろしい程かけ離れた話をされていた。
毒気に晒されている亮太、今迄食べていた食事の味が一気に消えてしまう。
 二時間後、何とか食事が終わると亮太は其処で別れようと挨拶をする。
「え、君逃げるんかな、まだまだじゃ、な~野田君・・」
「ええ、梅雨の最中ですが、心は微風で心地良いからまだ帰れませんな・・」
「貴方、私は此れで後は殿方でどうぞ・・」「え、早苗さん・・」
「良いですのよ、じゃ貴方も世の中何もかもが勉強と体験ですからね・・、
このお二人は特別飛んでいるから大変ですけど、見ておく方が良いかもね」
「言われたが・・」早苗さんの旦那さんが大笑いされた。
 その後亮太は生まれて初めて歓楽街と言う別次元え足を踏入れる事となる。
クラブという名の店数軒はしごされる中、お供の青年が至る店で目立ち、
話の餌食になって行く。

                 つづく・・・・。














望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・26》

 亮太は数日間、伸介を手放さなかった、其処は強かな亮太は相手が
どれほど必要かが嫌程理解していからた。
その間でも色々と画策に廻る亮太、既に伸介は亮太の罠に嵌って行った。
 「良いですね、此れからはこの家諸共先の為に使いますよ」
「意味が、何ね・・」亮太が話す相手は、松原の家の妙子さんと美沙さん、
二人を前にしての話しなのだ。
 「ええ~じゃ、お前・・」「ああ、逃がすには惜しい男や、此れから日本
を変える一人の男として見ているし、後ろで育てて見たい男、幸い碧ちゃん
も嫌いじゃなさそう、一気に罠に嵌めようと考えている」「ま~お前・・」
「駄目なら最初に言って下さい、美沙さんもです・・」
「私は、もうあんたに付いて行くだけ、でも妹は・・」
「其処は引導を私が渡す、既に互いが知りおうて仲が良いし,尻に敷くには
あいつが最適と踏んでいるんです」「ま~お前は・・」
「お願いです、この家の先にもあいつは良い事・・」「でも先方の家族・・」
「其処は薄々聞いて居るけど兄がおりんさるし、母も僕が話して行きます」
「お前、良いんか其れで・・」「ええ、僕は良いと思うけど・・」
「じゃ何かね、この家はお前じゃ無理か・・」
「ええ、其処は考えています、美沙さんに子供を産んで頂く、其れで総てが
見えます」「うひゃ~、お前は策士やないか、聞いたか美沙・・」
「うふっ、こっちが仕留めたと勘違いね、お母さん・・」
「あはっ、そうや、勘違いもその方向なら手放しじゃないか、では碧は・・」
「其処も僕が話しをして置きます、この家で陥落させる」「ええ・・」
「良いですか、順序を話して置きますね」
亮太の強かな面が炸裂、聞かれる親子も呆れ顔で、駄目とは言わない、
其れはこの家が行く先凄い事に為ると、亮太が断言したからでもあった。
「お母さん、良いじゃない、碧は中身を弁えると意外と乗るわ・・」
「そうか、じゃ亮太に総て任せる、妙子も美沙も同感や、な~美沙・・」
「はい、大大同感です・・」
二人は笑うが、亮太は覚悟して、今後を考えていた。
 煩雑に伸介を連れて歩く姿が見える、碧も呆れる程、話が判らんとまるで
生徒みたいになる亮太、無論先生は伸介だった。
そんな、ある日、碧から話が来た。
「ねね、家で歓迎会するって言われたけど、良いの・・」
「あ、そうか、じゃ碧ちゃんと話をしたいが良いか・・」
「内は良いけど、何ね・・」幸いにも、事務所には誰も居ない、
居るのは隣の部屋の機械が混雑する中に四人いるだけだった。
 「え~亮太あんた・・」「駄目か、なな今後の事を考えると、其れが一番
やないか、伸介嫌いじゃ無いだろう・・」「あのね、碧を道具に使うんか、
亮太・・」「そう思うなよ、反対に考えろ、あいつを懐に入れてくれんか、
今後の為と家の為じゃ、僕は凄い恩が松原には有るんだ、その家の今後を
考えると其れが良いと判断した」
「あんたね・・、女の気持ち汲めないやんか、無理やりしか出来んのやね」
「碧ちゃん・・、御免な、僕は家の為と碧ちゃんの将来にと考えているん
だけど駄目か・・」「ふん、もう一つあるやんか、あんたもやないね・・」
「其処も有るが、其れは乗っ懸っていたいんだ・・」
「悪ね、お母ちゃんは如何言われたんよ・・」「あ、其処は先にと話した」
「ええ、其処迄か、もう阿保やな・・」「駄目か・・」「駄目です・・」
「困ったぞ」「何で困るんか、そんな事せへんでもあいつは亮太様様だよ、
其れで良いやんか・・」「だがな世の中如何変わるやもしれん、だったら、
此れからの道が明るい中で並んで歩く方が良いよ、あいつは嫌いじゃないん
だろう・・」「幼馴染やないね、あいつの家の事も知っているわ・・」
「じゃ、頼む・・」「馬鹿や、でも亮太が其れが良いと思うなら如何にでも
したらいい、嫌なら別れるしね」「碧ちゃん・・」
「阿保や・・、お母ちゃんもやけど・・」そう言われた。
 内心はどれだけホットした事か、大学入りたての時知り合った二人、
其処に伸介が居た、以後何かになつけて碧ちゃんの力がどれほど、
亮太を勇気付けてくれていた事か、何もかもが全部繋がっている強い綱が
碧ちゃんだと思えた。
 すべての事は、先ず地固めが大事、歩く道さえ間違わなければ良いと
亮太は考えるのだ。
 六月に入った、直ぐに伸介を誘い、松原の家に向かう。
何度もじゃ無いが一度二度位碧ちゃんお家に行った事が有ると聞いている
手前、紹介は抜き、歓迎する妙子さんと美沙さん、幼き頃から知っていた
間柄、直ぐに和んで夕食を囲む。碧ちゃんもさすがに、
変な顔もせずに淡々と、立場を弁えてくれていた。
 「ね~、伸介やあんた好きな女の子居るんかね・・」「お母ちゃん・・」
「まあ、ええやないか、聞いただけやないね、亮太如何なんや・・」
「ええ、僕にですか、食事が美味しいから考えられんけどな居ると思うわ」
「ええ、真かね、じゃお前が仲を取り持ってくれんかね」
「ええ、僕がか、何で、碧ちゃんが、でも相手が居るとは、居ても良い年
ごろだけどな、可愛いし気が付く最高な女性や」「え、亮太あんた・・」
「だって、考えて見んさいや、こうして居れるのは総て、碧ちゃんと伸介の
御陰や無いか、僕は田舎の猿で都会に出て来た。でも其処は何も言わんと
付き合ってくれているし、な~伸介・・」
「え、僕か、そうや、こいつとは切っても切れんな」
「じゃ、お前の嫁さん考えたるわ・・」「うへ~、何でそうなるん・・」
「だって、今そう言ったぞ、切っても切れんと・・」
「だからって、唐突に其処ゆうかね・・」
「うん、とどのつまりは其処が人生の本当の出発点、今迄は準備体操と
体均しの日々じゃろうが・・」「うへ~、そう言ううかでも今はええ・・」
「ええとは何ぞや・・」「お前な、此処で問答は止せ・・」
「いいや、止さない、お前には一番大事な時じゃ、今後研究するにお前が
浮ついた心じゃ人に負ける」「負けるか、既に手掛けている幾らでもな、
時間が要るだけやんか・・」「だったら、気にせず研究に没頭できる場所を
造らんかね・・」「お前に言われたくないわ・・」
「そうか、じゃ知らんぞ、今後其処は総て知らんからな・・」
「ええ、何でそう言うか、知らんとは何でや、駄目とはいっとらんぞ、
今はええとだけ・・」「じゃ、碧ちゃん誰かに取られても良いんか・・」
「ええ~何でや~、もう場所弁えろ、無茶苦茶や、何で其処言う・・」
「お前が気にしているやないか・・」「何でそう言う・・」
「あのな、男友達に内緒で留学か、聞いた事在れへんが、そんでな友達の
碧ちゃんだけに居所教える等、如何考えても合点がいかんが・・」
「其処な、すまん、驚かそうとして、でも話を聞いて行くと、俺此処で
うかうか出来んと焦ったぞ・・」「焦れ、序に碧ちゃんがどこかの男に
抱かれたら良いやないか・・」
「お前な、許せんぞ、碧ちゃんはそんな女の子じゃないし・・」
「へ~、じゃまだ子ども扱いか・・」「違う、何で虐める、他所の家だぞ、
失礼じゃないか・・」「他所じゃ無いし、僕の第二の故郷じゃしな、家の
事を心配するのは良い事じゃないか、違うか・・」「そうだけど・・」
「じゃ、碧ちゃん、良い男紹介するわ・・」「・・」
伸介はムスッとして黙り込む。
 「聞かれた碧ちゃん・・」「亮太、遣り過ぎよ、もう碧決めているし」
「ええ、まじか~遣った~居たんだ、良いぞ良いぞ聞いたか伸介、友が男を
捕まえたと聞いたぞ・・」「・・」「亮太、居るんか娘に・・」
「僕は知らんけど、今言われたがね」「だな、碧居るんか・・」
「お母ちゃん迄何言ううんね」「だって、お前の母じゃ無いか気にして
いるんよ」「いますよ、決めているし」「母が知っている人かね・・」
「そうや・・」「ええ、誰じゃ・・」「・・」
返事せずになんと碧が指さして居た。
 「え・え・えええ~僕僕か~碧ちゃん・・」
「そうや、前から決めていたんよ、駄目・・、なの・・」「・・」
「おい、返事せんか、相手に恥かかせるんか、嫌なら言えば良い事じゃ、
失礼だぞ・・」「ええ、お前がゆうか、失礼はお前じゃないか、何で今
そんなこと言えるんか、考えろや」「じゃ無理か、既に告白されている
じゃないか、男は其処で如何するんだ、伸介・・」
「おまえな、何で脅されて告白出来る、ムード無いぞ・・」
「あはっ、じゃ嫌いなんやな、聞いた碧ちゃん・・」「聞いた・・」
「ええ、そこそこ無い無い、反対じゃしなな、お前何とかしろや・・、
見ろ嫌われたぞ、如何してくれるんや・・」
「じゃ、好きなら好きと言えば良いじゃないか、嫌いなんか・・」
「くそっ、お前な後で覚悟しろ、嫌いじゃ無いが、大好きじゃ、僕が思う
相手は碧ちゃんしか居れへんや・・」
「く~、阿保じゃ、最初から分かっているが、お前は根性無や碧ちゃん、
此れから指導宜しくね」「亮太、遣り過ぎよ、見て伸介・・」
「お前、告白出来たじゃないか、良かったな・・」
「・・、なんと、じゃお前は謀ったな・・」「はい・・」「こいつ~~」
一気に部屋は和み、家族は大笑いされていた。

             つづく・・・・。











望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・25》

 五月に入ると、益々忙しく為り出す亮太,会社でもだが、
大学でも単位を取るのに一苦労していた。
連休中でも其処は変わらない、あの美沙さんとも妙子さんとも会うのが儘
為らない状態、其れでも相手は頃を見計らって部屋に来てくれる。
無論親子だから考えてくれているのだろう。
一番は、やがて出て来ると知らせが有った義妹が、通う専門学校から入学
しても良いと知らせが来ていたのだ。
色んな意味で身が急に忙しくなり、琴音について義母が来ると聞くと、
妙子さんに連絡した。
大喜びで、出迎えは妙子さんが受け持たれ、なんと親子を松原の家に
持ち帰ったと聞いて亮太は苦笑いする。
 五月中旬、おくらばせながら琴音は専門学校にと通う事に為った。
何と部屋では亮太に悪いと、妙子さんが義母と相談し、松原から天王寺の
学校に通わせると、電車は其のままで通えるからと言い張られ、
晴子も頭を下げて嬉しいと妙子と抱き合う、そんな関係で、
妹は部屋には住まないが、珠に掃除に来させると決められた。
 ひと段落して、妙子さんの案で亮太と晴子を連れて有馬温泉に出掛ける、
無論其処で二泊宿泊するが、其れがおぞましい中身なのだ。
何と四十に為ってしまった二人は、亮太にとことん肉にでかい楔を受け
善がり泣く、互いが亮太を思う気は同格、其れほど妙子さんも晴子に負け
ない情が芽生えている。
二晩は、物凄い事、食事と風呂場だけは解放されるが、
それ以外はとんでもない事に為っていたのだ。
 学業と仕事に追駆けられてる亮太の身は、有馬温泉で最高に暴れられる
相手二人、しかも義母と妙子は同じ戦場で戦う女剣士如く、迎え撃ち惨い
攻撃に耐えて二日後、其の戦場を後にする時は晴れ晴れとした顔で、
仲良く大阪の松原にと戻った。
 五月末、碧から電話が来て何時戻るかと聞かれた、向かう先からは直ぐに
戻れると言う。
其れで真向かいの喫茶店で会おうと言われ、会社じゃだけかと聞くが、
都合が悪いとだけ言った。
一時間後なら戻れると知らせ、使い慣れたワゴン車で茨木市から戻る。
 「何や、会社じゃ駄目と聞いたが・・」「そうや、大事な事やね・・」
コ-ヒ-を頼んで座る。
「何や・・」「うん、待ってて・・」「え、何でや何か・・」
「そうや、紹介したい人が来るんよ」「え、誰、仕事絡みか・・」
「まええやないね、待とう・・」碧がそう言った。
 家で仲良くしていると碧が義妹の事を話してくれる。
 「え、あ・・、何や誰や~・・」そんな話をしている最中、
急に誰かが亮太の後ろから眼を手で塞がれた。
「・・、追々、誰や・・」「拙者か、聞いて驚くなや・・」
「え、ええ~その言い方何々おおお前~~、何で急にいなくなってからに、
病院からか・・」何と相手はその言い方で懐かしい入学時からの友、
伸介と判った。
 昨年の五月迄は大の仲良し、大学に入学時は煩雑に会い、いろんな話を
していた仲間だった。
だが、急に姿が消えたのだ、碧も知らないと言うし、気に為っていた。
 「何でや、今迄何していたんや・・」「おう~大阪弁がうもう成ってるや
ないか・・」「阿呆・・、点語なしじゃ・・」「日本を離れていたんだ、
碧は一月後に知らせているよ・・」「ええ、何で、きいとらんが・・」
 「御免ね、伸介に口止めされていたんよ、言いたかっわ、でも駄目と・・」
「何でじゃ、友じゃないんか・・」「それがな、まあそこは後じゃ、良いか
俺が現れた限り、お前の会社に入らせろや・・」「良いけど・・」
 「あのね、伸介、あんたの為にと一年間留学していたんよ」
「ええ、嘘や、何で俺の為にと・・」
「そうや、お前が立ち上げた事の所為や・・」
そんな問答で、漸く座り、事の経緯を伸介は話しを始めた。
 「ええ~なんとなんと、じゃじゃアのシリコンバレ-内の専門大学か・・、
凄い本当か・・」そこからも伸介は一年間交換留学をして来たと話す。
『なんと、まじか、驚いたぞ、そんで専門はやはりプログラマ-か・・』
「ああ、其れに付随する事まで、あそこは凄いぞ考えられんほど先の事に
進んで行っていた」「中身聞かせろ・・」
「ああ、暫くはそうなるな、其れでなお前媒体でユ-ザ-集めも良いけど、
其れは波に乗れれば太田さんに任せろ、未だ他にやることが出来るぞ・・」
「意味が読めんけえ、ゆっくりと聞かせろ・・」
「ああ、望む処だ、土産も有るしな・・」「何処で話す、会社か・・」
「其処は未だ良い、お前と話を煮詰めたいんだ」「じゃ部屋に行こう」
そう決まり碧を連れて、部屋にと向かった。
途中何度も水臭いと亮太が怒るが、其れは行ってから知らせようと決めて
いたと、伸介は言う。
 部屋に入ると、碧は片付けに追われた、その後は食事の世話、
二人は話に夢中、其れを見て碧は微笑んでいる。
「うへ~、じゃ何か、既に其処まで進んでいるのか・・」
「ああ、アメリカじゃ、其れも遅れる程の進み方なんや、だから、こんな事
しててものし上げれんぞ、今の会社は其れで良いけど、中身は凄い・・、
もう呆れる程じゃ、其れでな・・」
そこから伸介の話を亮太は聞いて居るだけ、驚く話で口も挟めない、
其れ程理解が要る中身だった。
「く~俺には理解が半分しか出来んが、物凄い話だぞ・・」
「ああ、だからな俺とお前はこの上を目指す、此れからはコンピュ-タ-の
世界、だがな、既に大手では考えられない方向に向かっているわ・・」
そこからも話を聞いて驚愕、亮太は目から鱗が数枚剥げ落ちたと思えた。
急にいなくなった友、其れが一年間留学と聞かされ、しかも中身は今の亮太
には大事な中身、いいや総てが大事な事なのだ。
「あのな、日本から来られている研究生も友達に為れた。一年後には戻ると
聞いて居る、その間此処で待ち受けると言った。用意は出来ると・・」
「用意か、何・・」「ああ、機械や、だがな其れも新しいものは必要ない、
要るのは頭の中に有る。其れでな此れからはPCも携帯もとんでもなく利用が
増えて来る、メールや写メは初歩、携帯で何でも買え支払えるようになる」
「ええ、意味が判らん何でじゃ・・」
そこから話を聞くと、 亮太は口をアングリと開けた侭・・。
 「・・、なんと恐ろしや・・」「だからな、日本は追従は無理や、追従は
愚の骨頂や、考えて見ろ、今日本でもPCも卓上から、ノ-トPCだろう、
其れもやがて中国やアジアの国にとって代わられる、考えると簡単や・・、
工賃が馬鹿安い途上国に総て完成品を作らせると聞いたぞ・・」
「なんと有り得るぞ・・」「だからな日本から来ている人の話を聞いて居る、
日本は此れから変わる」「え・・、変わるのか・・」
「考えて見ろや、完成品など何処の国でも出来るやないか、良い例が日本で
発達した電化製品や諸々が既に周りの途上国に取って代わられた様に部品を
提供すれば良い事、事のつまりな、言いたい事はその中身や・・」「・・」
 その後、聞かされた話は、此れからは生き延びるにはその中身の革新を
研究し作る事やと、簡単に言われたが、まだその重大な事が、
亮太には理解出来ていなかった。
 長い時間、話を聞いて居るが、悔しいけど半分も理解出来ていない。
「まてや、俺じゃ無理や、俺は会社の金策で追われていて、中身が未だ理解
出来ないし無理や・・」「其処は碧ちゃんから聞いて居るから急いで戻った、
な、聞いて此れから俺は其の中身を研究する、殆どが特許で取られているが、
どっこい日本でも既に其処を凌駕するほど研究が進んでいる、中身の勝負や、
部品や、今迄の仕組みを総取替出来る程度は日本でも考えていると聞いた,
だからな、俺達も一つや二つの肝心な部分で特許を取りたい其れで戻った」
力強い言い方に押されながら、大きく頷く亮太だった。

                つづく・・・・。






















望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・24》

 本当に世の中色々と驚く事が有った。
小百合さんからの話を聞いて居ると、信じられないが、有るとは言える。
其処には既に先祖から繋がる話を聞かされる。
 「え、では、元は平家ですか・・」「そうみたい、無論壇ノ浦の合戦後、
逃げて来た先が此の八重と聞いている。だからこの中国山地には多くの
平家部落が存在して居た。その中でうちの先祖も平家、宮仕えの人が此処に
根を下ろしたとも聞いて居るし、記録は少しだけど残されているの・・」
そう言われる。
「なんと、聞いてはいたが平家か・・」「八重の奥にもまだ記録が残る場所
が有るわ、其処は機織り一族が開拓した部落、だから其処は服部姓が多く
残っているわ・・」「なんとそうなのか・・」
「でね、貴方の言われる通り従って来たのは考えが有ったの・・」「何・・」
「其処や、如何してもあんたの先が見えんの、未だ小百合が好意迄なのかは
判らないけど、見えそうで見えない・・」「・・」
「それでね、どうにかして確かめたい意欲が有んよね、其処を確かめたいと、
誘いに乗ったけど、最後まで掴めていないんや・・」
「それは平凡な男だからでしょう・・」「そうかな、でも何か有ると睨んで
いるわ、其処が何かが・・」「知って如何するん、しょうもない男や・・」
「・・」そんな会話を済ませると、三十分過ぎ、車に戻り、又走り出す。
 「ね、戻ってもたまに会わへんか・・」「良いですね、僕も興味が有るし
賛成です」「良かった、じゃゆっくりと偵察出来るわ・・」
「ええ~其処か・・」「そうやない気に為る場所は何かが知りたいんや」
「其処は良いけど、なな、僕の里は如何見えて来た・・」
「待って、手握るわよ」「良いよ・・」「・・」「・・」
 「う~ん、なんか暗くなっている・・」「え、何でや何か有るんか・・」
「待って・・、見えないし、未だヨ、あんた気を里に向けて・・」「・・」
「良いわ、ま~そうか、そうだったんだ・・」「何々・・」
「うん、家には誰も居ないわ・・、ま~そうかね、大阪に出て行かれている
やんか、あんたもう直ぐ大阪に来られるよ・・」「え~、小百合さん・・」
「違うの・・」「大当たりじゃが、今直じゃ無いけど今年内はそうしようと」
「そうか、其れで暗いんだ、良かった・・」そう言われて手を離された。
 だけど、その後不思議だと何度も呟かれる。
「僕も不思議ですけえ・・」「ううん、そこじゃないんよ、小百合は人を余り
気にしないで来て居たやないね、でもね今でも信じられないのよ、だって霊視
など出来る訳無いと,何時も気にしてる事が珠に相手にうっすらと見える程度、
其れは想像でだとばかりね思えてた、だから気にする人の先を予想でもして
来たのかと・・、処が、二年前母がお前は神社に痞えていた先祖の気が有る
やもと言われたの、其れで其処が気に為って、一番の親友を考えて見た事が
有るわ、そうしたら、なんとその男性の姿の後ろに一人の女性が見えたの、
うっすらとよ・・」「え、じゃ・・」
「そう、二股よ。だって今も貴方の後ろには明るいけど複数の女性が笑顔で
居た、其処は無視しようと構えていたけどね、今になって、貴女は今後も異性
に囲まれていると思えるわ。だって、気にしている貴方の事は何故かはっきり
と見えたんだ。だから小百合も貴方に興味が募っていた事が理解出来たんだ」
「・・」そこは言葉を返せなかった。
 「他に何か気に為る事無かった・・」話を切り替えるために言った・・。
「待って・・」いきなりまた手を握られた。
 「・・、ま~・・」「何か見えたんですか・・」
「ええ、貴方春過ぎから変わるわ・・」「え、変わるんですか・・」
「ううん、運勢がよ,特に五月半ば過ぎから、急に変わると思える・・」
「急ですか・・」「そうね突然かな、だって降っている雨が貴方の廻りは
太陽が照っているように見えるし、其れでその時期に・・、え、若しかして
此れって・・守護霊かな・・、二人増えているよ・・」「ええ~まじ・・」
「確かじゃ無いけど、相当貴方の今後の人生に影響する人に見えるわ、
だってその人の後ろには薄く影の様に貴方が立っているもん」「ええ・・」
本当に驚かされるが、いい方に向かうと話を聞いて、俄然勇気が出て来た。
「いやだ~、私今まで信じなかったけど、貴方の事が見えるって信じられ
へんわ・・、有るんだこんな事・・」本当に驚いた顔で言われる。
 確かに、相手も少し変わってはいるけど、自分も人に言えない部分が有る
だから道は違えど見え易いのかと思えた。
 戻る道で聞かされた事は亮太にとって良い事ずくめ、相手が話を盛られて
言われたとしても悪くない心地で聞いて居る。
そんな話をしていると、尼崎に到着、小百合さんも荷物が多くて、
マンション前まで車で送り、また会おうと約束して別れた。
 実りある里帰りに為った、直ぐに車を返すために、晴美さんに電話すると、
美沙の部屋で夜合おうと決める。
 その夜は三人で色々な話をした後、又もその部屋で三人が蠢く姿が見れる、
美沙さんの部屋だから大きな声は出されないが、其れが又一段と男冥利に
尽きる喜びを知る。
聞こえるのを警戒されている身だけど、其れが体内で押さえられているし、
嬉々は襲って来る、往く時など呻き声が地鳴りのように聞こえる中、
此れも良いぞと亮太は相手二人の女性が耐えながら昇天される姿は凄い、
痙攣を煩雑に迎え乍ら、口を大開で往く様を声が出せない分亮太に縋り
ついて痙攣される。
そんな事を味わいながら夜中まで迎える二人の女性は既に虫の息・・、
其れを見て、亮太は静かに美沙さんの部屋を出て歩いて自分の部屋に戻る。
 収穫多き里帰りは亮太が又頑張れる気力を貰えた事は確実だった。

 大学二年生に為れた亮太は相変わらず金策に駆け回る、会社では色々な
問題が有るが、其れは皆で手分けして何とか解決、
日々サイトに入会者が増える会員の数字に歓喜したり、しょげたりと会社で
仕事できる八人は一喜一憂、ユ―ザ―からの問い合わせも増えて来ているし、
碧さんが主にそれらの勧誘を受け持ってくれていた。
 そんな日々の中、あの晴美さんから電話が来て会いたいと言われる、
其れが夜じゃ無くて今だと、声が裏返ったような声だった。
 急いで、大学の傍の喫茶店に亮太が駆け込んだ。
店の中に待たれている姿を見て行くと、なんとご婦人連れ、慌ててその方に
挨拶をして席に着いた。
「母ですの・・」「此れは、前田亮太ともします、お嬢様にはお世話に
為りっぱなしで・・」「聞いて居るわ、でも今日お会いしたいのは私なの」
「え・・」「あのね、あんたが言ったから、父が嫌がるから無理矢理検査に
母が同行したのよ」「え、ではあの件で・・」
「そう言われたから、でも漸く病院に、結果で驚かされました本当だった、
其れで母が挨拶にと・・」「そうですか、僕は聞いただけですから何とも、
でも病気が判れば治療が出来ますね‣・」
「それがね、相当進んでいるんだって家に戻ればアの父よ・・、我儘だから
無理矢理入院させたの・・」そう晴美さんから聞かされた。
「其れでね、車に有った沢山のお土産も感動して・・、お礼が遅れて申訳
ありません・・」そう言われた。
土産でも里から米や玉ねぎジャガイモ、荷物には為ったけど喜ばれて安堵。
「では、お父様は・・」「え、此れから治療です、でも直ぐに根を上げて
戻るやも、其れなら病気が治らずとも貴方ご自身の所為ですからねと・・、
釘刺してやりましたわ・・」
そこで漸く笑顔が見れる見ると真、品がある顔と仕草だった。
 これからも宜しくと言われ、反対に此方が言う事ですと返して店を出た。
外で胸を撫で下ろして、深呼吸・・。
(そうなんだ、矢張あの小百合さんはただ物じゃないわ・・)
と再確認させられた。

               つづく・・・・。

















望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・23》

 互いに惹かれる男女、世間では通じない関係は、益々二人の絆を太く強く
して行った。
何となんと一時間半、責めに攻め込まれる晴子は息すらままならず・・、
魚が水面から口を出してパクパクするような息の仕方、
其れでも又やと思う間に挑まれ、深い深い誰もが来れぬ世界にと向かって行く
義母と義息子、其れがどんな物にも耐えがたい極媚の園、
亮太は思いの丈を秘園に何度も突き入れて植え込む・・。
「お・ま・え・死ぬ・・」「あ、御免な・・、休もうか・・」
漸く思いを義母に埋込む、身体を拭上げ乍ら懐かしいと思い丁寧に拭いた。
 解放されるが、未だ元に戻れない我が身、九ヶ月待ち望んでいた事が、
この正月成就出来ていたのだ。
「お前、琴音の話し・・」「うん、賛成してくれや,あいつは大阪で何とか
するけえね、そんで晴子も大坂に頻繁に出て来れるやないか・・」
「え、お前・・」「だって、子供が出ているんだ、誰にも遠慮は無く来れる
やろうが・・」「良いのか、お前・・」「ああ、言われないけど、妙子さん
も感動して出て来てといんさるわ・・」「お前・・」
「な、だからこれからは遠慮は無いけい、亮太は何時までも義母だけは特別
な人じゃし、年老いても離さんぞ・・」
「お前其れは無いだろうが、わしが惨めに為るけえね・・」
「其れも良いじゃないか、この体が・・、こいつ~・・」
「ああ、う・うん・・、嫌だお前さっき・・」
「前は前じゃな、今は又抱きたくなったが~この体が~」
「ええ、ア、あう・・、お前~~」何とも呆れてものが言えない程、
二人は限度を知らないのか,又も抱かれ迎える晴子も晴子だった。
 二戦目は長く楽しまれた、其処は亮太がゆっくりと動いて晴子に楽しみを
植え付けたいと思うからそうなる。
其れで晴子も我が意を得たり、奮闘するから、最初とは大違いの世界にと
踏み込んで行く。
雪深い山手の家から、夥しい獣の泣叫びが飛出て向かいの小山に突当たり、
遅れてその声が戻って来る。
 夕方まで、真冬の最中に晴子は裸の侭亮太に縋りついて・・、
「お前、生きてて良かった、お父ちゃんは優しかったし、息子は酷い男だけ
ど親孝行をしてくれている、身も心にもだよ」
「うん、大阪に来んさい、来ないと呼ぶからな・・」
「有難う・・」そんな会話をしていた。
 冬の陽は早く落ちる、午後五時過ぎには下の家にと二人は前後して戻る。
何食わぬ顔で、娘を待ち家族三人で夕食、其処で弾けるような甲高い声で、
大阪に出たいと母に告げる琴音、仕方なく出んさいやと一言いう晴子、
実の親子の会話だった。
 その夜電話が来た、一緒の車で帰った八重の女性、明日にしようと決めた。
「え、もう帰るんか・・」「うん、会社がな、でも三月には合える、琴音も
出て来いや、専門学校は探して置く・・」「お兄ちゃん、有難う行くね」
そうしてその夜は三人で寝て長い間話をする、仲が良い家族に見える。
 沢山のコメや野菜と玉ねぎ、其れに息子の為に干し柿を造っている、
晴子は綺麗な化粧箱に詰め込んでしかも五箱もだった。
そんなに多くは要らんという中で車に無言で詰込む晴子、田舎はこれ位しか
出来んと言いながら、其の後妹と二人で見送られた。
(フ~抱いたぞ、最高じゃ、気が有る分妙子さんと同じじゃ、何とも言えない
抱き合い、晴子と妙子さんだけが、満足できる体じゃな・・)
そんな事を思いつつ、車は八重にと向かった。あのガソリンスタンドの入り、
燃料を入れていると、おめでとう御座いますと、母親が笑顔で言われ、
挨拶を返した。
「荷に為るけど積んでくれんさいや」娘の為か、沢山のコメと野菜車には
既に亮太の家からの分が積まれていて、小百合さんの母が笑われる。
「何処の家の親も考えが合うけえね、さ~家に寄ってくれんさいや・・」
「え、其処は良いです・・」「良かないけいね、寄ってつか~さい、頼むけ」
無理やり裏の家にと引き込まれる。
「亮太君、上がって、食事してからにしょうか・・」「え・・」
「用意出来ているし、お父ちゃんが・・」そう言われれば嫌とは言えない、
仕方なく上がると、父親が待っておられる。膳が作られていた。
 「どうぞ・・」「え、お酒は・・」「何でじゃ、あ車か、構やせんけい、
寝て醒ませば良い事じゃろうがね・・」「でも、未だ二十歳前ですけえね」
「ええ、あんた、ああ聞いたが、大学生だって、然も早くも事業を起こした
と聞いたが真か・・」「小さいですけえ・・」
「そんでも偉いぞ、聞くと息子が驚いていたが、あいつは広島に出ているが、
会社では既に其のゲ-ムとやらしている人が多いいと聞くが、わしゃ判らん
けどこいつも凄いと言うからな・・」
「お父ちゃん、もう黙っててよ、食事出来ないじゃないね」
「あ、御免、そうじゃった・・」苦笑いされて、食事を始めた。
 「あんた、御免よ、聞いたら、未だ会って間もないと言うが・・」
「其処本当なんですよ、僕が里の家族に何か買おうと店に入り、女性の物は
とんとわからないから、聞いたんです・・」
「ね、お母ちゃん、本当でしょう・・」
「真じゃ、なんと娘の男かと喜んだが違うのかね・・」「ええ、運転手です」
「おい、俺に黙れと言いながら、なんや、飯が喰えんだろうが・・」
「あ、そうやった、御免あんた・・」亮太の背中叩いて言われた。
自分の家族に負けん仲が良い家族だった。
 食後もスト-ブの前で父親に捕まり、酒を注ぎながら話をさせられる亮太、
小百合さんがええ加減にしてと言われるが、其処は聞く耳を持たれない、
和やかな家なのだ。
 漸く夕方前、その家を出た。
「御免ね・・」「いいや、楽しかった」「本当に今回は迷惑かけてばかり」
「良いやないね、序ですよ」「其れでも有難いわ、荷物も多く積込んでる、
如何御礼すれば良いか・・」「御礼は要らん、そんな積りじゃないしね」
車の中でそんな会話をしている間に、千代田のインタ-に入り中国道に
向おうとした。
「ねね、帰りは山陽道で帰れへん、海が見たい・・」
「あ、そうか行けるよな、僕も初めてだし、ようしそうするか・・」
瀬戸内寄りにその道が有る、急遽変更し広島に着く寸前で山陽道に入った。
 『ねね、お礼・・』「要らんけえ・・」「そうは行かないわよ・・」
「要りません・・」「お金、其れとも他に何か有れば・・」
「無い無い、何もないけえね」「あんたね、其れじゃ私が困る、いけんのよ、
母にも言われているし知合って直ぐこれじゃない、駄目ときつく言われてる」
「でも、其処は簡単、したよで済ませられるが・・」
「母には其れで良いけど、小百合はそうは行かない・・」
「良いと言って居るんだけど・・」「駄目と言っています」「もう強情やな」
「はい、其処はケジメです」何ももう言わない、相当な頑固者と思えた。
 「そうじゃ在りません、小百合は頑固じゃない普通です・・」
「え、何も言って無いけど・・」「え、ああ仕舞った、そうやったね・・」
変な言い方される。
 「・・」「あのね、白状する、あんたが普通じゃ無いって事は会った瞬間
判っていたんだ・・」「え、何が意味が判らん、判ったって何・・」
「普通じゃ無いって事・・」「ええ~益々意味が判らん・・」
「もう隠すのやめようね、小百合には可笑しな面が有るから、其れで見える」
「何が見えるの・・」「あんた、総て言わせる気なの・・」
「え~何々・・、待って運転中、直ぐある休憩所まで運転する、車止めて話を
聞くが・・」「良いわ・・」そう言われ、暫くすると小さな休憩所、
でも其処は既に瀬戸内海が望める素晴らしい場所だった。
 喫茶店で窓際に席を取り、コ-ヒ-を頼んだ。
「聞きたい何が変か・・」「今は普通でも戻る時に合った貴方は違っていた」
「何処が・・」「肉体や、変化が見えたんだ、落着いて見えるし男が匂う」
「匂う・・」「そうや、如何してか小百合は其処が透けて見えて来るのよ、
誰もじゃない、小百合が気にする異性には其処がまともに透けて見えるのよ」
「嘘や・・」「嘘やないけえね、だから困る、男の友達は多く居るけど事恋愛
となると踏込めないで来た。先が見えて来るから、其の気に為れなかった」
「先が見えるって・・」「ええ、抱かれた先や・・」「なんと、貴女・・」
「そう、嫌だけど生まれ持つ変な事が、ますます鮮明に見えて来るの・・、
証拠に、この車には貴方以外の男の匂いがしている、隠さずに言って誰の車」
「ええ~~、何で気に為るんか・・」「うん、その人、大変・・」
「何がや・・」「糖尿かも・・」「え、何々、糖尿って・・」
「そうよ、しかも相当強く匂うから医者に見せているのかね・・」
「嘘や~、まじか・・」「じゃ当たっているん・・」
「其処もそうだが、相手の人は知らんが、娘さんは知っている」
「じゃ何あんた‣・」「待て其処は言わないほうが良い、でも持主の病気は
真かね・・」「間違いないと思える、内の父親にもそんな匂いがしていたし、
其れで早めに病院・・」「なんと事実なら大変だぞ・・」
とんでもない話をされた。
「序でに感じた事言う、貴方郷で女性抱いて来たわね」「え、何でじゃ・・」
「其の気が無いし消えていた。戻る時は何時襲われるかと身構えていたんだ、
今日会うと其処が空っぽなんよ・・」「うひゃ~なんと、小百合さん・・」
「当たりよね、今迄見えて来た事の中でそう知らされたの・・」
「恐ろしいわ・・」「実は先祖が巫女さん、昔だけどね部落じゃ皆お参りに
来て、占っていたと、無論其処は今年の農作業の始める時期とか、天候が主
だけど、中には亭主の浮気もと聞いて居る。昔よ、だから何代何跡か・・、
それが私にと勘繰るじゃない、でも其処は両親には言えなくてね・・」
「・・」「其れで悩んだ時期もあるのよ・・」「透視か・・」
「ううん、それを言うなら霊視かな・・、透視は現実を見るじゃない、
私は先が見えるから、ぼやけているけどね・・」
「じゃ、再度聞くが僕が抱いた相手もか・・」
「相手は誰かは知らないけど、抱かれた相手は相当幸せと見える、だって、
花が咲く場所が見えるし・・」「参ったぞ、本当かもしれん、そうか・・」
「驚かないの・・」「驚く先じゃ、驚愕、何で見えると知ったの・・」
 この世で自分だけかと思い込んでいた事が、方向は違えど居られる事に
感動と驚きを知る。

              つづく・・・・。





















望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・22》

 千代田のインタ-で降りると、遅い昼食を其処で二人は食べる。
「あ、晴子さん、何か足りない物有るの、今千代田じゃけど、ショッピング
できるけえ、え、あ、其れ良いなじゃ買って行く、他に無いか・・、了解」
携帯で里に電話した。
「便利ね、私も買うかな、仕事では必要無いけど、有ると便利ね・・」
そんな会話をしながら、カレ-を二人は食べる。
其の後買い物をしようとショッピング街を歩く。
「おう~生きが良いやないか此れ買うか、小百合さんの家なまこ食べれる」
「大好きヨ、でも八重だしね、有るのかな・・」「序でに買うわ・・」
「え、あんた・・」「仲良しに為れたんだ、これ位、其れとでかい鯛が有る、
此れもつけてと、二つ御願い・・」「有難う御座います、帰郷ですかい・・」
頷き値段を快く負けてくれた、ハッポウスチロ-ルに入れて貰い受け取る。
今はここ等でも高速の御陰で品物も潤っている、新鮮な魚介類などは、
浜田道の御陰で日本海から来るし、瀬戸内からも山奥にまで入っていた。
 車に戻り、今度は浜田道にと高速に上がると、走った。
「うひゃ~なんや~とんでもない雪やないか・・」「ま~凄い、田舎ね・・」
「此れが有るから戻りたいかもしれんけえね」「言える、凄くない今年・・」
「郷なら、此処で此れなら深い雪に埋もれているわ・・」
「八重も負けていないわよ」
そんな会話をしていると、なんと既に大朝の表示が見えて来た。
 大朝から一路広島方面と逆戻り、八重に向かう。
暫く走ると・・、「ああ、あそこよ・・」「ええ、何処、ガソリンスタンド
じゃないね、ガスは未だ有るけど・・」「ううん、実家・・」
「ええ、そうか了解・・」車はガソリンスタンドに入った。
 「いらっしゃい~・・」「お父ちゃん私や・・」
「え、あああ~お前か~~、何でじゃ、車・・」
「うん、親切な友や、送って頂いたんや・・」
「なんと、大変じゃ、おい香苗~大変だぞ、娘が男を連れて戻ったが~・・」
「え~嘘っ、きいとりゃ~せんが大変大変・・」事務所から飛び出された。
「もうあわてんぼうね、送って貰っただけやないね、もう恥ずかしいわ・・」
「え、何で、ええじゃ只の友達かね・・」
「そうや、でもこの人の実家がまだ先じゃ、序にと・・」
「そうかね、でも休んで行ってくれんさいや・・」
「有難いが、今日は此処で、小百合さん、此れ分けないと・・」
「そうや、事務所で・・」箱を抱えてはいる。
其処で驚かれて大喜びされ、亮太は直ぐに其処を出ようとした。
 「ねね、来て・・」「・・」「ね、何時戻るん・・」
「そうさな、正月明けると、でも遅くは為らんけど、小百合さんは・・」
「五日までかな」「じゃ、来ようか・・」「え、悪いし戻りはええけえね」
「うんや~同じじゃ、会話したいが来るわ、電話して・・」
「良いの嬉しいけど・・」そう話すと親に挨拶して、車が出て行った。
地道だけに走りが大変、既に道は滑るし、危険で早くは走れない、
長く住んでいたが車の運転は為れていなかった。
 何とか一時間は懸らないが、漸く夕方近くに里に戻れる。
義母が飛び出て立ち尽くす、妹も出て来た荷物を出して家にはいる。
懐かしさと、嬉しさは格別、昨年の今頃は上の家で猛勉強、
思えば懐かしいと再度思えた。
 夕食は水入らず状態、妹も女らしくなっているし、母も変わらず優しい顔
で応じてくれる。
仕事の話など聞かれないが、其処は今は話したくない、この家の居心地を
味わうだけだった。
「お兄ちゃん、後で相談が有る・・」「良いよ、聞くけえ・・」
妹として何でも話せる間は変わっていなかった。
 食事を終えると、炬燵で妹と話しを始める。
 「え、じゃ、大学は受けんのか、駄目だぞ・・」
「だからね、聞いて欲しい、行かんことは無い、試験も受けるけどね、
琴音はお兄ちゃんの仕事手伝いたい・・」「え、お前・・」
「琴音は絵描きが大好きじゃない・・」「ああ、そうだったな、可愛い絵が
何時も和ましてくれていたぞ」「でも其れも・・」
「まてや、あ、なんだ其処かいいや其処じゃが、お前大阪に出て来い・・」
「え、仕事か・・」「違う勉強じゃ、ああそうや其れが良いぞ、お前な漫画
好きだったな・・」「うん・・」
「今迄も似て書いているのを見たが、なんと其処か・・、良いぞでて来い、
其れでそれらの専門学校が有るし、行けや・・」「ええ~お兄ちゃん・・」
「それが良いぞ、自分の腕が何処までかも判るしな、出来ればその専門校で
腕を磨いて、会社を助けてくれ、其れは後々になるが、良いと思える」
「・・」体を震えさせて琴音は感動する。
「冒険ものでも恋愛ものでも何でも良いぞ、絵が可愛く動きが派手なら
見栄えも良いし、スト-リ-も考えろ、其処は深いぞ、其れを習えや,
完成せんでも良いが、流を掴むだけでも良いぞ、出来れば仲間も掴め・・」
そう言った。
 「お前・・」「義母さん、良い考えだ、独り残るけど大丈夫か・・」
「わしは構わんけえ、お前邪魔じゃないか・・」
「其処も良い、琴音がでたいなら其れで良いやないか、今後も自分で進める
程の威力が有るならな・・」「有るわ、お兄ちゃん、考えてみるけえね」
「ああ、良いぞ、聞いた義母さん・・」「・・」返事はしないが頷かれた。
 正月が来た、田舎の友達も大勢押し寄せて賑やか、郷に居残る連中も
顔が見れる。
家は急遽宴会場に変わり、総勢十人足らずが集まって賑やかだった。
そんな日には走馬灯のようにくるくる回り過ぎて行く、
郷の連中のぼやきも聞かされる中、女性も四人顔が見れている。
何ともはや賑やかな三が日、義母とも落ち着いて話も出来ない状態が
一番悔しいが、そんなこと言えない程、家は仲間で埋まる。
 漸く三日に為ると落ち着いた、妹は友達の家に行って留守、
母が家に居るだけだった。
「晴子さん、上の家は帰られて居るんか・・」
「雪だし、後で戻るとは電話が有った・・」「じゃ、居ないんか・・」
「うん、お前気を遣うなや私はええけえね・・」
「駄目だ、その思いが有るから戻ったんだぞ、話も有るし・・」
「此処でも出来る・・」「別、親父が居た家は駄目や、な、上に行こう、
先に行っている・・」「お前・・」良いと駄目とも言えない晴子、
其れを知り亮太が先に家を出た。
 雪をかき分けて登る坂道の先は思い出が詰まっている家、
其処で三月半頑張った亮太の思いが有る家だった。
 部屋を暖めて待つ身は、既に晴子が体内を占領してくる。
足音が聞こえると、待てずに土間に降りて待機、其処に晴子が現れると
無言で抱き締める。
本当に会いたい人、此処を出るにも何もかも産まれてこの方四歳から世話
に為って来た義母、体を抱きしめて泣きたいほど懐かしい姿なのだ。
 「お前・・」「晴子・・」その言葉だけで、箍が外れて行く。
晴子を抱き抱えると居間に上がり、其処で倒すと長い長いキスをする。
その間晴子の手は亮太の背中に廻り、震えて応じる。
何もかもこれだけを夢願い来ている身、気は尋常じゃない・・。
剥がされて行く衣服を泣くほど知りながら義息子を待つ我が身は、
地獄に向かう覚悟は出来ていた。
素っ裸でも、恥ずかしさは微塵もない、そう言えば嘘には為るが、
気はそうなのだ、其れで晴子は又頑張れる、そう自分に言い聞かせながら、
愛撫されてきた我が身を悶えさせ、涙が零れ落ちる。
本当に日々待って思いを募らせて来た、大阪から来て頂いた妙子さんと、
同じ男を迎えた身で、仲良くなれた、其れが重なるから今は普通じゃ無い、
既に身を捩らせて大袈裟に義息子の愛撫に肉が反応を始めて行った。
急かせる心内は、既に亮太も同じ事、亮太を珍しく晴子が裸にさせると、
其処から晴子の愛撫のお返し、とんでもなく二人は舞い上がる中、
遂にあのでかい物が、メリメリと肉に割り込んで来た。
其の瞬間を身体を張り付けて待つ身が大反応し、晴子が一気に壊れた。
 其処からはとんでもなく晴子が狂う、まるで二重人格者が二人かと思う
ほど急変、抱かれ突かれ挑まれ迎える、その仕草はリズムを刻んで往く。
誰よりも奥が深い二人の関係、世間では言えない言われない間、
其れが一層求め合う姿に変化する中、おぞましい嬉し声は限度を超えて
泣き叫びお前~と連呼して天にと飛び上がって行く・・。
 言い表せないほどの行為と動きと連呼、この世の終わりかと思うほど
身を振り絞り義息子の思いを全て受け止め、そう決める肉は壮絶極まり
ない、何度も往くが往くよ~と宣う晴子は気が狂ってしまった。
 長い長い時間、其れは今迄の九ヶ月を埋め尽くすほどの勢いは、
亮太と晴子を別次元にと昇らせて行く・・。

                つづく・・・・。




















望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・21》

 大変だぞ、車クルマだが・・、初めて出会った女性に惹かれて、
在りもしない車と言った手前慌てた。
急いで叶わぬ時の神頼みじゃ無いが女神頼みだと割り切り、電話する。
「え、ま~亮太・・、でも内は普通車しか無いやないの、其れで良ければ
母に聞いて見るけど・・」「それじゃ足が無くなるやないか無理や、なな、
あの晴美さんは如何・・」「え~、あんた報告もしないでよく言えるわね、
さっき電話が来ていたわ、亮太が可愛いって・・」
「じゃ其処を突いて頼んでよ、アソコなら有るやも・・」
「ええ、こいつ、利用するな・・」怒りは無いが脅したかった、だが結局
待ちなさいと告げると、美沙は晴美に電話した。
 【うふっ、あの子強かね、其れだから無謀にも学生ながら会社を興せるん
やね、良いわ父に聞いて見る、里に帰るの・・】「そうや、雪が深いって」
【じゃ、四駆が良いね、待って・・】暫く返事が無いから仕方なく待つ。
【良いって、丁度ゴルフに出かける前にタイや変えたと、誰やと聞かれた】
互いに大笑いする。
【じゃ、美沙の部屋で鍵渡そうかな・・】「うわああ、く~溜まらん・・」
美沙が大袈裟に笑った。
 電話で知らされ、大喜びで夕方向かうと告げると、急いで荷物を作り、
何とか用意出来て、美沙が住む高層マンションにと向かう。
 「来たわね・・」「済みません突然で、レンタカ-車がもう無いと言われ
困っていたんですけえ・・」「うふっ、慌てると方言か判り易過ぎよ・・」
「済みません、実は晴美さんにご報告が・・」
「ああ既に美沙から聞いて居る、大成功じゃないね、其れね、知り合いが
既にゲ-ムして居るって言われた、PCで課金もして冒険ゲームだって・・、
其れ当たるかも、頑張りなさい・・」「はい・・」
「あらら、其れで美沙と晴美には何も無いの・・」
「ええ、お正月は未だだし、クリスマスは終わったし・・」
「じゃお年玉先に頂けるかしら・・」
「晴美さん、幾らでしょうか、多くは無いし・・」
「え、在るじゃ無いでかい玉・・」「あ、あ・あ・・は・ははっ、言えるわ
言えるやんか~大きな玉・・」「ええ・・」意味が読めずに亮太は固まる。
「嫌だ、あんたね、お風呂入れば良いだけよ」「え、あ~、そうか願って
いました、其れ幾らでも出すけえね」「こいつ、聞かれました晴美さん」
「・・」言ったが良いが、晴美はこれ程大胆に為れるのかと我が身を疑う。
 だが、相手はそんじょそこらに居る男じゃない、晴美が大金を出すほどの
相手だった。
無理を言って、こんな代償なら有りやと、風呂場で大興奮する。
 「入るわよ・・」二人揃って素っ裸、驚く中で急に亮太が大変化・・、
正しくウルトラマンやないね~と美沙が大笑いするが、余裕は其処迄に為る。
二人を風呂場で手玉に取る亮太、正しくウルトラマンだった、変身眼鏡等
無いし必要ない、必要は相手の素晴しい肉体美を見るだけ、
しかも二人とも凄過ぎる体を目に入れた瞬間早変り出来た。
 其処からあまり広くはない浴室で、愛撫もどきの手で体を洗われる二人、
もう大変、悲鳴と呻きが混ざる中、なんと簡単に亮太を迎えてイガリ三昧、
若く弾ける肉は既にマックスにと駆け上がって往った。
浴槽の端を手で持つ中で美尻を突き出させると、亮太の物が嬉々で聳え、
猛然と突き入れ、ペチャボコパンパンパパンと音を醸し出す中、
受ける二人は交互に身を支える動きは圧巻、のけぞり堪える身は既に最高
な餌食となる身、何とも言表しが出来ない程喜悦の嵐に襲われて往った。
 しこたま堪能する身を相手に洗われ・・、その後部屋で再戦、瞬く間に
いがり泣き善がり挙げ、其の連続に寒い冬の部屋は暖房が加味し真夏状態、
汗が滲む中とことん遣られた二人、四十分で堪能した肉を横たえて・・、
「もう早く行ってや・・、死にそうやないか・・、亮太有り難う、此の侭
余韻楽しんで居る内に行けば良いやんか・・」
「はい、お二人とも良いお正月を迎えて下さい・・」
そう告げ、未だ余力が有る身に衣服を着ると、本当に部屋を出てしまう。
 残された美肌を魅せ合う二人、既に堪能し続けた肉を自分の手で触り
ながら、出て行った男を思うのか、苦笑いする。
 部屋に戻ると、亮太は土産を車に詰め込みひと眠り・・、
本当に我儘な男だった。
 朝が来ると電話が来た、待ち合わせの場所に十分後に向かうと言われ、
承諾、既に用意は出来ているしと部屋を出る亮太、向かう先は約束の場所、
車が発進した。
 待ち合わせの場所にはでかい荷物二つを横に置いて待たれている姿、
あのお揃いのパ-カ-が目立っていた。
此れが二人の二度目の顔合わせとは信じられない、其れでも二人は車で
銘々の里にと向かうのだ。
 挨拶を終えると乗車、車は直ぐに阪神高速に上がり、一路広島方面にと
走り出す。
車内では温かい缶コ-ヒ-を渡され、二人飲みながら走って行く。
無論車内では色々な話をするが、なんせ何も知らない判らない間柄、
話すうちに相手の様子を伺う事は致し方ない、そんな二人だが会話は順調、
既に田舎から出て来て一年未満だけど、仕事の関係で饒舌に為れた亮太は、
会話には負けて無かった。
 「ええ、じゃじゃ、話は本当なんや・・」
「え、嘘じゃ無いけえね、でもまだこれからですけど・・」
「いや、学生でしょうが、未だ一年生じゃないね、出来るのそんな事・・」
「少ないけど、日本じゃ有ると思う、僕が出来るんだからね・・」
「凄いわ、考えられない・・」「小百合さんは仕事・・」
「会計事務、何処にでもいるし有るわ・・」
「良いじゃないですか大事な仕事じゃない・・」
「そう、でもアンタみたいに夢がある訳じゃ無いしね、聞いたら小百合気が
滅入るわ・・」「何で・・」「だって、望んだ事と方向が違うし・・」
「え、意味が嫌嫌なの・・」「ううん、其処はそうじゃ無いけどね・・、
自信持っているし・・」「じゃ良いじゃない・・」
そんな話をしていつの間にか岡山に入り、一度休憩で山崎の休憩場所に
向かう、既に周りの山々には雪が山を化粧していた。
二十分で其処を出ると又走る、車内では会話が途切れていない、
其れ程話が出来る相手だった。
 『え、じゃじゃ、お仕事は其処なの・・』驚くほど高い声で聴かれた。
「そうや、其処でユ-ザ―から申し込まれると審査して、悪い事が無いかや、
此れが人気になるかも調べ考えて、同じ内容が既に出回ってないかも調べる、
棄損が無いと申し込みを受け入れ、無論自分の会社の分も其処で案内して
参加者を募って行くんだ、産まれて来る中身は色々と妙味は有るけどね、
人気するものは伸びて行くし、良いと思った内容でも受けない作品もある、
課金をする事で、ユ-ザ-も僕らも潤う仕組み・・」
「ま~、そうなんや、中身聞いたらそうなっているんや、仕事仲間が煩い程
其処を話しているから、其れだったんだ・・」
「でも今はPCだけですけど数年先は携帯でも出来ると、この間東京で聞いて
居る。だからそれまで体力を付けようと頑張る・・」
「なんと、恐ろしいわ、あの携帯で・・」
「先だけどな、既にアメリカでは始まるみたい・・」そんな話をして走った。
「興味あるな、仕事場でPC使っているけどそんなの有るんや、戻ると検索
して見るね」そんな話をすると時間の経過が早い、
遂に広島県千代田のインタ-迄到着してしまった。

              つづく・・・・。























望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・20》

 12月24日、晴れ晴れとした笑顔を見ながら亮太は会社の仲間と
クリスマスパ-テイを店を借りて行う。
知らぬ間に年越しを迎える日が迫っていた。
皆が驚くほど快活、其れはあの凄い女性から振り込まれた五千万円、
来る新しい年えの輝ける道として使うから、皆が驚きながら喜び気が晴れて
いるのだ。
 いつまでも続きそうだから、早々と宴会場から抜け出す亮太、
後の始末は碧ちゃんに頼んで出て来た。
 今年の冬は、空天気が続く中、珍しく空っ風に舞い踊って初雪とは言い
難い程、舞う粉雪を浴びながらタクシ-を拾い部屋にと戻った。
寝転んで、目を瞑ると、この一年間の忙しさと学生生活も加えると、
いろんな事が起こって来ていた。
 義母との事は明白に亮太が悪いが、其処を忍んで頑張ってくれた義母に
感謝の思いを募らせる。
明日は、勝負の日と決め東京に向かう無論、今後の為にも大事な上京に為る。
だから早目に部屋に戻り、考えや思う事をまとめたかった。
 翌朝、起きるとバスで新大阪に向かう、尼崎からはバスが早い、
其処で太田さんと待ち合わせして二人は新幹線に乗り込む、年の瀬が迫る中、
相変わらず車内は人が多い、既に里に戻られるのか荷物を多く抱えて乗車
されている。
 十時過ぎには東京に到着、直ぐにタクシ-で会社に向かう,
場所はメモを運転手に渡し、亮太と太田さんは手を握り合い頷いた。
 港区の高層ビルの中に入り、目当ての会社のフロア-でエレベ-タ-を
降りる、そして受付で名を名乗りロビ-で待つと、案内されるのか素晴らしい
女性に案内されてその会社の部屋にと入った。
 待つ事五分、応接室に三人の方が入って来られた。(えぇ~若いやないか)
座る前に名刺交換、其れから五人はコ-ヒ-を飲みながら歓談、
亮太に対しては驚きの声が上がる、其れ程相手は若くても二十五歳前後、
此方は未だ大学生、其処に驚かれていた。
 だが中身に入られるとテキパキとされそんな中、意外な事をお願いする。
「え、ではそちらは三千万円では無いと・・」
「そうです、エリヤを頂くのは其れで良いと思いますが、此れから伸びるから
その後のスペ-スを頂きたく願っているんです、一年もすればまた此処に
お願いにとなる筈ですから、先にと構えて来たんですが・・」
「なんと、ではそちら様のお考えは・・」
「はい、締めて五千万供託(保証金)として預けたいんです・・」
『なんと・・、聞いたかね、御見それ致しました、交渉が派手で凄いです、
ではこちらは異存御座いません、一年経過されると一度成果を見た上で手数料
など相談致しましょう。今後どんな事でも申し付けて下さい』
丁重な言い方で承諾を頂いた。
 以後、いろんな話を聞いた、本当に参考になる話ばかり、専門は太田さん
任せだから、其れからは横で聞いて居るだけ,最高で思い出深い時間が東京で
過ごせた。
昼食と誘われたが、「まだ学生で此れからです、今度本当に此れが良かったと
思えるまで、其処は棚上げして頂けませんか、僕等は大阪で頑張りますから」
丁寧にお断りして、退社する。
 ビルを出ると、太田さんと握手、忘れられ無い程きつく握られ、
頑張ろうやと言われる。
東京は初めてだ、見学したいがあの会社でさえ食事を断っている身、
其処は直ぐに駅に向かい新幹線に飛び乗った。車内で買って来た弁当を
二人は並んで食べた。
 思い出が満載の東京、意気揚々と大阪に戻ると会社では皆が立って迎えられ、
二人は大感動、本当に狭い部屋でも思いは熱い連中だった。
東京での話合いと成行きは太田さんが説明されている、碧ちゃんが泣きそうな
顔で、コ-ヒ-を持って来てくれた。
「お母さんに知らせてね・・」「勿論です、おめでとう御座います」
短い会話だが中身は人知れぬ中、無論碧ちゃんには手を付けて居ないが、
母と長女は亮太の餌食にされた身、其れでも何時でも心配して頂いて来た。
 会社も既に年越しの為、掃除は済んでいるし、正月明けまでは仕事が無い、
今年はボ-ナスは出ないが其れでも八人は良いと言ってくれた。
「来年はたんまりと頂きますわ・・」藤田先輩が笑いながら言われた。
 こうして何とか最初の年は超せそう、夕方一番早く会社を出る亮太、
大阪の空は珍しく星が数個輝いてキラキラとしていた。
 二十七日、里えの土産を買いに尼崎の駅前の商店街に向かう、
色々目移りがする中、義母と琴音は何が良いかと捜しまわる。
衣料店に入るが、何が良いのかさえ判らず、迷っていた。
 「あのう、お伺いしても良いでしょうか・・」
品物を選抜されるお客様に声を懸ける。
「え、何かしら・・」「振り向かれた姿に圧倒されつつ、亮太、義母と妹の
年を言いながら郷は田舎で派手は不味いし、かといって何が良いのか・・、
さっぱりわからないと告げた。
その言草が可笑しいのか笑われるが、亮太の真剣な顔に押され頭を下げられ、
「そう言われても私も困るわ・・」「じゃ、貴女が母にともし妹が要れば何
を買われます」「あ、其処ね今母の物を見ていましたし、じゃ背丈は・・」
「155以上かな小太りですが、そうは見えない程度です。妹は同じくらいの
背丈ですが、顔は今風の派手さと思います」
「判った、じゃ妹さんは私が求めるのと同じで良いわね、色は・・」
「お任せで・・、お母様には普段着が良いわね、じゃこっち・・」
反対側の通路に移動する。
 「これ如何かしら、今母にと決めた所よ」
「く~良いわ良いじゃ無いですか、此れはたまげるぞ、お願いします、
決めるけえ・・」「え、貴方訛り・・」「ハイド田舎です・・」
「ま~でも私と近いわ・・、田舎何処です・・」
「広島から奥の県境を超えると有ります」「あら~、じゃ八重の先ね・・」
「うひゃ~、そうなるんですけえ、驚いた貴女も・・」
「うふっ、そうや、出て四年かな、今回は帰ろうと決めているの・・」
「良いですね、是非そうして下さい、僕も今回は帰らないとと・・」
「お仕事は・・」「え、其処からは出てからじゃ拙いですか、此処は買物」
「ま~あ・・、やるわね,本当に田舎から出た年かな疑う・・」
「揉まれました、でも本当なんです」何と会話が出来ている、不思議だが、
結構話が弾んで来ていた。
 出て喫茶店に入ると中は暖かい、コ-ヒ-を頼みながら話は止まない、
其れ程同郷の好身か方言はお構いなしで出て来る。
その訛りを二人は大笑いした。
「で、何時帰られるん・・」「何時でも明日にでも、明後日でもと・・」
「ま~今聞いたらね、大雪だって・・」
「う~、じゃ郷は貴方の里より奥だから大変だ、じゃパ―カ-を買わんと
行けんけ・・」「え、無いの学生でしょう・・」
「そうですが、今ね会社を興して居るんです二股、だから外を出歩くから,
コ-トしかない、田舎に古いのが在る事は有るけど買わないと拙いですね」
「ええ~貴方面白い方ね、まだ名前聞いてないけど・・」
「ああ、そうや教えて居ませんね」「私は、小百合、古臭い名だから嫌い」
「じゃ僕は亮太です、良い名でしょう・・」「ま~嫌だ・・」笑われた。
 会社は何かも聞かれない、其れが良いと思える本当に話が弾んで行った。
「兄弟は・・」「血は繋がらないけど妹が一人いるんです・・」
「え、じゃお母さんは・・」「そうなんです義母です,でも父が昨年亡く
なってしまい、僕が頑張らないとと・・」「で、大学は何処‣・」
「あのう身元調査ですか・・」「違うけど何処かなと・・」
「じゃその話の続きは貴方が御帰りになる時じゃ拙いでしょうか・・」
「え、帰るって、貴方・・」「亮太です、僕は荷物が多くなったし車でと
考えているんです、でも大雪なら急いでタイヤ交換せんと・・」
「あらら忙しいわね、何時帰るの・・」「会わせます年内なんでしょう」
「そうだけど八重よ、貴方の里なら浜田道で大朝に降りたら良いだけじゃ
ないね」「ですから降りて戻ると八重に為るでしょう」
「ええ・・、でも無駄な道よ・・」「無駄でも良い時も有りますよ」
「貴方・・」ほとほと呆れられた顔をされた。
「うふっ、住まいは何処・・」大物・・」「ま~じゃ私は東よ・・」
「く~近くだ・・」何ととんでもない程何時の間にか古い友達に感じてた。
「笑えるね、じゃ明日帰るけど・・」「じゃ何処に伺えば良いかな・・」
「あのね、ああそうだ、最近出来たドラック・・」「あ、知っています」
「其処の駐車場でなら、電話番号は・・」「はい、只今・・」
携帯の番号を知らせた。
「私のは明日よ、今は駄目・・」「了解です・・」
そんな会話をして再び、亮太と共に衣料店にと入り、パ-カ-を買うが、
其処でお揃いの女性用も買うと、店を出ると手渡した。
 「え~要らない」「じゃ明日着て来て下さい、後は捨てても構わない、
明日同じ形のパ-カ-で里帰りは如何です、お願い聞いて下さい・・」
「・・、もう負けたわ、はいはい従いますね」
本当に後から爽やかさが湧き出て来る出会いだった。
 いつの間にか亮太は人に話しかける度胸が身に付いている、
金策で駆回り、銀行でも驚くほど通っている身、
自然と話が出来るように一年で馴れていた。

           つづく・・・・。
















望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・19》

 いやはや、海外で鍛えられた根性が垣間見れる、晴美さんは既に其の舞台
に立つ覚悟が見える。
亮太が金策で駆けまわっている事は既にご存知、美沙さんが其処を嗾けて
利用すれば、知らない世界が見えるとまで言い放っている建前、美沙と手
いい加減には終わらせたくない、味わって判断してと嘯いている所為か、
此処迄相手を上がらせた責任を感じ、亮太を唆せてきた。
自分も嫌いな男じゃ無い、むしろ好きだと思える。
其処には母の気持ちを汲んで話を聞きながら芽生えているのだ。
「決まりね、覚悟は良い・・」「良いわ、何時でも参加できる、楽しみ」
「素敵、日本の女性では到底そこまでは上がれないわ、美沙と手、此の子が
悩んで居る事を何とか考えても決心は鈍るわ、でも晴美さんは凄い方ね」
「もう、うんちくは良いわよ、早く気がそうなっている内がお互い良いじゃ
ないね・・」「はい、亮太来なさい・・」「・・、・・」
「何よ、動け、皆あんたの為ヨ、此処で証明すれば良い事じゃない、何よ、
あ、そうか乱れかね、なんと世話がやける男ね。晴美さん御免・・」
「・・、ええ、ええ~~~何々・・」何と飛び懸る様な勢いで晴美の身体に
抱き付くと・・、「・・エア・アッ・・」亮太が見ている前で美沙は晴美の
顔に自分の顔を近付かせ、有ろう事か強烈なキスを仕掛けた。
遣られている晴美は驚愕するが狼狽えず迎えてキスのお返し、
其れが強烈至極なキスを返しながら二人は床に転んで抱き合い続けた。
 其れを観させる相手の男は無論亮太、考えられない行為に圧倒されつつ、
我が身ながら制御出来ない部分が反応を始めだす。
股座を押さえて頑張るが、如何せん卑猥過ぎる現場、同じ女性同士でも其処
に立てるんだと思う中、見る間に互いの衣服をはぎ取る行為を目の辺りに
すると・・、遂に亮太のもう一人が表に出て来る。
 転がりながら晴美と美沙は抱合い、衣服を剥がす手は忙しく互いが動いて
行った。
既に下着姿の二人は物凄い事に為る、素晴らしい裸体二つ、まるで映画や
絵画の世界かと思うほど見事な姿態は蠢き転がられている。
すると、下半身で何かが起こり出す、美沙は亮太が来たと内心安堵するが、
其れがとんでもない事に為り出した。
あの挑まれた日は愛撫など受けて居ないし、考えても居なかった。
だが下半身では亮太の顔と手が忙しく動き出す、相手の晴美の下半身でも
同じ事、抱合う二人の女性の下腹部は接近している。
其れで両方の股座は亮太が動く中で遣れ、口と手とその手指が器用に動く、
キスをし合い抱付いている二人は、来た来たわと身が知らせて来る。
 そうなると、亮太は止められない、今迄の餌食の女性とは雲泥の差、
シュチェ-ションまるで違っているし、最高な姿態を触れる喜びと襲う
気持ちが亮太の中で増幅を始めて行く。
抱合う二人の間の下半身を割入り、既に脱がされている身を顔が襲う、
しかも交互に忙しく顔を向けて愛撫三昧、出来るかと訝る二人の仲を
器用に頭を回転させ、交互の膣を舐め吸い上げる亮太・・、
然も手も動いているし、受ける二人の女性はとんでもないテンションを
迎えて、互いのキスは時々離れるが応じる、驚きと有り得ない愛撫攻撃
を堪能し始めて行った・・。
すでに下半身は大きく開いて別れるが、頭だけは2人の女性はくっつく
ような形に為らされている。
 言い表しが難しい程露わな三人、既に指が暴れるし、反対側は口で愛撫
され続ける中、最初の反応するいがり声は美沙だった、
其れに続けと大きな叫びを発した晴美、考えられない三人でも行為に気が
動転していたのだ。
 だが、今回の本命は晴美さんだ、其処で亮太は一度愛撫で飛ばそうと、
其処から晴美さんを集中的に攻撃開始、美沙を横に転がして挑む先は晴美,
その相手の脚を掲げて亮太の腋に抱えると顔がまともに膣を塞いだ。
其処から出る卑猥な音は流石に経験者の晴美と手半端な善がり声じゃない、
とんでもなく快感で舞い上がってイガリ泣き叫ぶ・・、何が如何してと思う
間に、遂に亮太の口での愛撫で泣き叫んで飛んでしまった。
其れ程一番弱い部分を総攻撃される儘に身が震え、快感が集団で襲って来る。
それでも晴美はその快感を逃がすまいと身を挺して迎える、
喜びと驚きは流石に晴美と手尋常な抱合いじゃないから、飛び過ぎる。
いいや、この子が凄いと脳が教えてくる中、晴美は最初の飛びを声高に相手
に知らせ、痙攣を引き連れて愛撫で往ってしまう。
 痙攣をする身を転がされ、晴美は喜々する肉体の喜びを味わっていた。
だが横に美沙、亮太が抱いて横たえるが、其れが69の形、美沙は愛撫を
初めて亮太がする中、応戦をしていた。
未曽有の体験をする中で、美沙はテンパリ、いがり泣くまま一気に登って
しまった。
以前見た世界じゃない、花が咲き乱れ,虹が幾重なり眩い中に向かわされて
いたのだ。
 二人の様子を見ていた晴美に亮太は襲い掛かり、今度はまともな物を膣に
減り込ませてくる。
受ける晴美は驚愕、ちらっと見た物が馬鹿でかい事や、聳え立っている事も
一瞬だが見て仕舞う、其れが行き為り膣に減り込んで来たのだ。
受ける身体が反応し腰を高々と上に挙げ震える中、遂に迎えて大物が・・、
その後その後とんでもない喜びを表す場所を探り当てて其処を中心で棒の
亀頭が暴れだす。
其れをまともに受けた晴美はいがり泣くなんて代物じゃない、外国人特有の
雄叫びは亮太が初めて耳にする。
 受ける受けた、なんと受けながら相手を褒め称え、晴美はもっとせがむ
ほど夢中、貪欲に動く相手を褒め称え、其の御返しが我が身に来る事は
経験済、其れをするから攻撃は半端じゃ無い、直ぐに口とは裏腹に昇天、
其れが続く、戻ると往き、気を失うが戻され、又も直に飛ぶ感度良さが
災いし、なんと二十分で陥落、喜ぶ肉が舞いつつ、如何今の事を言い表す
事も叶わない喜びは、向かい来た男を褒める様に歓喜する。
 それを羨ましそうに見ていた美沙が気付くと相手が向かって来た。
出迎えるが直ぐに倒され、無造作にぶち込まれた代物は既に身が知って
いるけど、今回は舞台が余にも違い過ぎる。
 とことん連突きされた肉は呼応し続け、瞬く間に往きっ放し・・、
息が出来ない程連続、何とも我が身ながらコントロ-ル出来ない、
其れほど攻撃をもろに受ける肉は歓喜三昧、僅かな時間で料理された。
 休む間が無い、二人で迎えるが、なんせ相手は鬼にも勝る攻撃力・・、
其れを受ける晴美と美沙は、泣きどおし喚きどおし、とんでもない善がり
声を挙げつつ飛んで往く、美沙と手同じ、大の大人の素晴しい女性の肉体
,木っ葉微塵に粉砕された。
 数度の痙攣時に出る小水、其処は床にハッキリと描かれた地図が証明。
床が二人の小水で濡れている中滑る様に近づいて二人の女性は抱合った。
 その間、亮太は濡れている床をバスタオルで拭いて、其れを横目で
見ながら・・、「美沙さん・・、・・有り得ないわ、凄過ぎ・・」
「え、じゃ外国とは如何・・」「言わせるの・・」
「知らないから聞きたい・・」「あのね、比べる相手が大違いなんよ、
あちらではでかいけど其処も負けているし、硬くないわ、しかも早いの、
擦る面積が広いからだって・・」「ま~、じゃ其処も・・」
「え、高校野球と、プロ野球かな、いいや其処も日本代表級かな・・」
「ええ~~~」美佐が大笑いする。
「貴女は・・」「二度目だけど、舞台が違い過ぎるやないね、とんでもない
程舞い上がらせられ、戻れないし、往かされるし息すらさせて貰えない・・、
大変だった、愛撫も始めて受けたし、本当に獣よね」
「言えるけど、見て可愛い獣よ、後始末迄・・」
「言えるわね、未だ有るかも・・」
「ええ、嘘よ、だって二人で三十分以上よ、有り得ないし出来ない・・」
「処が在るそうよ、母が言っていた、一時間は優に超せると・・」
「嘘や~~~」とんでもない声を出した後舌をペロッと出された。
 「ビ‐ル如何ですか・・」「あ、欲しい・・」
ビ‐ルを受け取ると缶を開けて乾杯、二人は未だ裸で暖房が効いて居る部屋
でビ‐ルを喉を鳴らして迎い入れていた。
 「お腹は如何です・・」「え、そうか忘れて居たやんか・・」
「ねね、外に出ない、此処じゃ声が拙いわ、美沙さんが変に思われるし、
別の所で思いっきり叫んで迎えたいの・・」
「判った、じゃあいつにステ-キ食べさせようか・・」「良いわね賛成」
 其れから外に出る、車は晴美さんの車で、有名な神戸牛のステ-キを
たらふく食べた、亮太の顔は満面笑顔。
「食いしん坊ね・・」「済みません、初めて神戸牛で、もう美味しくて」
「良かったわね、じゃお礼のお返ししなさい、ラブホで良い・・」
「是非、そんな所なら遠慮はしませんよ、覚悟してて下さい・・」
「嫌だ、恐ろしいけど、受けて立ちます」美佐さんが大笑いする中、
三人は車でラブホにと消えて行く。
 其処でも部屋とは違うほど責められると思いつつも期待する二人、
亮太は本当に悪に為り得るのかと思うが、事そんな舞台に向かうと人が
変われると、自分でも思っていた。

                つづく・・・・。












望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・18》

 「尼崎駅前にお願いね・・」「ええ、尼崎ですか、電車の方が早いと・・」
「あら、そうなるわね、でも電車じゃ嫌だし御免なさいね」
「え、良いけど・・」勿体ないと言いたかったが、其処で亮太は口を閉じた。
思えば、人其々だと知る、今横に居られる女性はとんでもなく綺麗だし目立つ
相手、電車だと言った自分が恥ずかしかった。(居られんだ、こんな人・・)
つくずくと自分の愚かさを知らされる羽目に為るが、自分は何時でも電車に
乗れる人には為ると決めていた、其れこそ貧乏の妬みに為るのだろうか・・、
いろんな思いを巡らしていると、なんと高速ではすぐだった、
本当に世間知らずを思い知る。
 「有難う・・」そう運転手さんに言われ、二人は降りる。
「え・・、此処は‣・」「最近出来た高層マンションよね、行くよ」
エントランスの警備員詰所から人が出て来た、何か話されると二人は待つ。
「どうぞ、部屋にと言われました・・」「有難うね・・」
エレベ-タ-に乗られて、十五階のボタンを押される。
其の階に到着、廊下を歩いて目当ての部屋のベルを押される。
「は~~い」ドアの向こうから返事が聞こえる、直ぐにドアの鍵が開くと、
その女性がドアを開けて中に、亮太を見て付いて来てと言わんばかりの顔を
される。
 素晴らしく綺麗な廊下を歩いてリビングにと向かう二人・・。
「来たよ・・」「ご苦労様でした・・」「疲れるわ・・」
 「・・、え・え・え・えええ~何で何で何でおりんさるん・・」
「うふっ、自分の部屋だし居るわ、久し振りね、酷い男さん・・」
「美沙さん・・、その節は御免なさい・・」
「阿保やね、謝るなら最初からするな・・」「済みません、でもこの部屋、
松原じゃ無いんか・・」「あそこは実家、半月前出て来た、此処なら会社
にも近いし」そう言われながら、コ-ヒ-を立てて居られる。
見渡すと女性が住む部屋、綺麗だし無論整頓されていた。
 「あのう、この方との関係は・・」「そうね、私の友達の義姉に為る」
「そうね、妹とは血が繋がらないけど、外見はそうなるよね・・」
「だね・・」笑いながらそう言われた。
「判る、妹は連れ子でそうなっている、でも美沙とは長い付き合いなの、
此の子が大学に通っていた頃妹が通ってね、何度も三人で旅行もして来た、
今はもう年だから仕事も止めて暇なのよ・・」
そう言われるが仕事辞める程お年ではないから、怪訝に思えた。
既に亮太を知る美沙さんが、「この凄い美人はモデルさんだったんだ・・、
然もフランスでよ」「ええ・・」絶句して、暫く身体が固まった。
「それでですか、ホテルでお会いした時、目立って美しかった・・」
「あんた、正直ね・・」「ええ・・」美沙とその女性は大笑いされた。
「さてと、償い頂こうかな・・」「え、償い・・、ああ其処は・・」
「償えないの・・」「今では駄目です、お金など無いし、自分の事はさて
置いてでも叶えることは出来ません」「でしょうね、妹から聞いて居る」
「・・」返事ができなかった、あの碧さんから総て会社の事は筒抜け
、嘘も隠しも出来ない家だった。
「じゃ、大人の話しする、亮太この女性は、榊原晴美さん、あんたが金策に
苦しんで居る事は承知よ、妹から聞かされているしね」「・・」
「それで、今回晴美さんに頼んでみたんだ」「ええ、なんとでは美沙さん、
怒ってないんでしょうか・・」「阿保やね、怒っているわ、でも事仕事関係
は私情を挟まない事にしている、偉そうには言えないね、良い、晴美さんは
凄い家のお嬢様、そんじょそこらには居られないほどの家よ、其れで話を
してみたの・・」「・・」驚き過ぎて返事を忘れる。
 「聞いてるんか・・」「え、はい・・」「じゃ素直に美沙に従いなさい」
「はい・・」「良い子ね、聞かれました、晴美さん・・」
「うふっ、聞いたけどこの子が・・、疑うは失礼だけど信じられんわ・・」
「でしょうね、外国で味わった来た男とは少し姿が違うしね」
「そう、日本じゃ無理やね、諦めているし・・」そう言われる。
「聞いたかね、アンタを疑っている、いや日本の男性の不甲斐無さをだね。
でもアンタは此処で日本の男を嫌ほど味合わせて御覧・・」
「え、今何言われたん・・」「もう面倒くさい男、此処で晴美さんを抱いた
らと言った」「・・、うげ~なんて事いんさる、無茶苦茶や、とんでもない
がね・・」「ほうら聞かれましたか・・」「無理そうよ、止めましょう」
「ではお話した事は・・」「ご破算よね、話した通りよ」
「ですよね、仕方ないか、あんたね、駆けまわっていたお金の工面は、
此処じゃ駄目だって、しょうがない男ね、此れで又あくせくと駆け回って、
母が聞いたら嘆くわ・・」「・・」そこを言われたら、言葉が出て来ない、
何で此処でそんなことが出来るかと今更ながら思えるから、亮太は美沙を
睨み返す。
「何よ、その顔、アンタね、どれほど母があんたの事を気にかけて来ている
と思うのよ、酷くない・・」「はい、其処は死ぬほど感謝しています」
「じゃ母の願いを聞きなさいよ・・」「ええ、お母さんの願いって・・」
「資金を作りたいんでしょう・・」「そうですが何で妙子さんが‣・」
「あのね、もう話しがはかどらない男ね、良いわ、ね晴美さん、聞いてて
下さいね、此れから大事な事をばらす事に為るから・・」
「はい、肝に銘じて聞きます」「良いわ、亮太覚悟しなさい・・」
その言い方に体が動く。
 「あんたは何も知らないけどね、母があんたに襲われたと聞かされたわ、
驚く中で話を聞いて居ると、美沙も其処で知らぬ間に自分も襲われたと白状
してしまった。其処は言うほうが母が気が楽に出来るからよ、死ぬまで内緒
にと決めていたんだ。でも話を聞く内に感動させられたわ、なんとあんたが
可愛いと、でも初めて聞いたアンタから襲われた後同じような事聞いたが、
其処は嘘の方便と決めつけていたんだ。でも母が話すうちに本当だったと
知らされたんだ。未だ有るよ、母が既にあんたの里を訪れていた事は驚いた」
「え、嘘でしょう、何で里に・・」「煩い、最後まで聞け、後で言いなさい、
良いわね」「・・、はい・・」其処からも美沙さんは話しをされて行く。
 「晴美さん、この男は体内に別な亮太を抱えている獣です、其の獣の正体
はセックス時のみ現れる。母が里に出向いて初めて亮太が泣いて白状した事
が本当と知ったんです。其処には最初の犠牲者は義母の晴子さんなの・・、
だけど強かな義母は其れを餌に何と普通じゃ敵わないほどの大学を目指せと
尻を叩きつつ、義母の身体が抱きたいなら、勉強し昇れと急きたてられた。
大学は奮闘して通過した程ヤル気がでれば出来る良い子なんです・・。
だがその間三月半の間、勉強に差し障らん程度で其の気を義母の身体で与え
育てて来られ、凄まじい程の女性です。其れを聞いた、私の母が感動し・・、
其処で実はと自分もだと白状した。其処から互いが泣いて抱合う姿・・、
皆こいつの所為で御陰で会えたと泣いて縋りついて居たと聞かされた。
其処で漸く、こいつはただ物じゃない、体内に二つの亮太を抱えていたんだ
と知る事に為りました。其れで私もと遅まきながら告白、其処から母と私は
一層この子が可愛く思え出し、今に為るんです・・」
 「・・、ふ~凄いお話ね、まるでジキルとハイドじゃないね。でも其処は
悪と善とは違うけど、変われるのは同じね」
「言えますね、見て、今しょげ切っている姿、聞いて自分が悪い事は知って
いるみたいだけど、犯された後何故か憎めないのよ・・」
「其処は女の性かね、される時と後の余韻の差が災いよ。でも迎えた身体は
正直よね、其処は理解出来る」「晴美さん・・」
「御免、聞かせて頂いたら、感動してて、有るんだと知らされたわ・・」
「じゃ・・」「え、聞いたら尚更参加して見たくなる、此の子は普通と違う
面と普通の事で昇り詰めたい欲望、頑張る姿は最高と思えるわ、だって目指
す場所が違えども、昇り詰めたい意欲は同じと思える・・」「なんと・・」
「だから、怪訝なく仲間に入りたいの・・」「晴美サ~ン・・」
抱き付いて居る美沙さんの泣き顔を亮太は見ていた。

               つづく・・・・。










望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・17》

 似た者同士と年も近い二人、亮太との事で一気に気が合う仲に為り得た。
其れから妙子は、今迄の経緯と、亮太が起こした会社の事も話に出て、
晴子は未だ大阪に出て間もない義息子が、こんなに凄い女性と知り合った事
に驚かされている。
 「え、では妙子さん、貴女・・」「ええ、今している仕事は娘に聞くと
先々にはとんでもない事に為りそうと聞いてから、胸が躍るほど興味が湧いて
来たんです。おかげで家は土地成金、でも家には娘二人しかいない・・、
然も先がどうなるかと危ぶまれて仕方が無い。其処に現れた青年が亮太さん
でした。此れからは他所の子だけど、何とか思いを成就させたいと思込んで、
此処にお邪魔しています」
「そうでしたか、泣けるほど嬉しいですけえ、あの子は獣を持つ身ですが、
普段は心根が優しい子なんです。でも田舎に置いとけば、やがて私も此処に
居れない事に為りそうで、企んで亮太を唆し、まだ使えると確信できた我身を
餌に勉強させ、最高学府に挑戦させたんです。無論唆す中で白状しますが、
なんとあの子アソコが強靭で、瞬く間に魅了され、成績が良くなるとあげると
また一段階上にと向かわせて来たんですよ。考えれない女の身は抱かれると
理性は忘れ、欲望の中に嵌り込んで行く自分を止めることは出来ません。
今貴方に合えて、其れが良かったと思うようにします。此処での事は既に晴子
は夢と思い、あの子が歩く先を楽しみにして、この家を守って行こうと決めて
いたんですけえね・・」「素晴らしい事です、あの子は何とか其の獣を上手く
手懐けて歩けるようにさせ、其れが妙子は考えれば武器に為り得るかと・・、
今は思う様になりました」「妙子さん、貴女本当に凄い方ね・・」
「いやいや、其れは倍にしてお返しします、晴子さんこそ、身を挺してあの子
のゆく道に向かわせておられる、凄い女性ですよ」
「其処は反対にまたお返し、妙子さんが凄い方だからあの子は甘えられる」
今後とも宜しくと、手を握り合っていた。
 話が止まない、止められなかった、40前後の二人は炬燵に入り、話をする
中で、益々亮太を育て上げようと二人は思いを決める。
「では・・、なんと恐ろしや、いい・・一億ですか・・」
「今は其れでと、まだ先にはあの事業は機械が高価で必要と娘が言うし・・、
其れなら中途半端じゃ駄目と腹を括って懸ろうと、其の決める前に聞いて居た
貴女に是非会いたいと来たんです」「妙子サ~ン・・」
感激した晴子が抱き付いて大泣きする。
 だが其処から思わぬ事を晴子が妙子に話をする。
「ですが此処で考えませんか、何から何まで与えたんでは、あいつは逆上せ
上がる、其れは良くないと思う、でも会社は大事だしと、悩んでいたんです
けえね、でも貴方に合えて、益々そこはそうじゃ無い方が先行きあの子には
良い事と思えるんです。如何かこれ以上は出さんで居て下さい・・、
一億はお願いするとしても、それ以後はあの子が動き集めることが出来るか
様子を見て・・」「ま、貴方凄い、本当の母やないね、親心は甘えかすだけ、
でも其処で踏ん張り先を見越すなど普通じゃ出来ないやね。猫かわいがりが
母親の普通の姿や、ほんまあんたは良い女性じゃね、良いわ、其処相談して
進めようかね」「お願いします、とどのつまりあいつがなんとも為らなく
なれば話は別ですけ、其処は妙子さん御願いします」
「任せて、来て良かった・・」同じ穴の貉じゃと二人は芯から笑えた。
 こうして亮太が知らない内に、晴子と妙子は戦場の友と固く誓い、
大阪に戻る妙子を見送る晴子の顔に大粒の涙が・・、
冬の太陽で光って落ちていた。
そんな事とは知らない亮太は何時も金策に駆け回った。
 だが、年が迫る十二月半ば過ぎ、見知らぬ人から携帯に電話が来た。
相手は女性の声、いくら考えても見覚えは無いが、相手は亮太の事を知って
居られた。
「貴方がしている仕事の事で会いましょうか・・」と、先方から言われる。
不思議な面持ちで会うと即答するが、何でかと訝る亮太、でも気は藁でも
掴みたい今の状態、何か手掛かりが在れば喰い付く、其れが今の姿だった。
 事の原因は、何とか年内にめどを付けたい事が生じている。
其れはPCで領域を買いたい事、其処は媒体として枠が在る、既に大手の会社
が二つ其処にスペ-スを買い、ゲ-ムや囲碁や将棋部類を其処で参加者を
募っている。
其れを知り調べると在った、媒体は確かな会社しか分けてくれない仕組みで、
本体と契約しないといけない事が判明、其処には保証金という名目で持主の
会社と契約することが判っていた。
其処の媒体に為るのが、今一番必要な事、亮太が必死で資金確保する姿は
其れなのだ。
既に妙子さんから資金を出して頂き、一億近くはもう無い、機械の搬入で
消えていた。
 仕事の事を聞きたいとほのめかされ、飛びついた亮太、言われる場所にと
夕方向かう、向かう途中で未だ知らぬ相手、不安も有るが会うことが先決、
切羽詰まっている亮太には合わない理由など無かった。
 外資系の最近出来た豪華なホテルのロビ-が待合場所指定,駆け込む様に
入ると、唖然騒然,知らないとはいえ、豪華賢覧、世間はバブル崩壊で、
企業は青息吐息な筈、だが此処の雰囲気は其れすら隠せる程豪華で華やかな
ホテル・・、「え・・」まず最初に目に飛び込んで来た事に息を呑む。
電話では相手の服装だけは聞かされている、薄い鶯色の洋装・・、とだけ。
其れでその色を見つけようと目が探す中に飛び込んで来たのだ。
 『・・、・・』無言で色に引寄せられながら歩いて・・、その相手の前で
お辞儀し、会社の名を告げて間違いでしょうかと尋ねた。
「・・、ま~、若いわね・・、そうや、私が電話した相手・・」
安堵するより驚く亮太、向かう相手が美しい女性で、しかも年はまだ40には
間があると見定めた。
手で、どうぞと座る事を薦められ、亮太は豪華なソファ-に腰を落とす。
 「在る方から、是非会いなさいと勧められているんよ、中身は言わんし、
何でかと訝るわよね」「え、では中身は・・」
「知らないし、相手を見て判断してとだけよ・・」「え・・」
次第に不安になり出す亮太・・。
「そうでしょう、其れで資金を出せと」「なんと、其れだけでしょうか・・」
「ええ、そうよ」「・・」絶句する、亮太は此れじゃ話も何も・・、
する最初から駄目と判断した。
「では、初対面では無理ですよね、僕はてっきり、中身も理解されていると
ばかり、そりゃ~そうですよね、中身もご存じないなら致し方ないでしょう、
お忙しい中済みません、言われた相手が何方か知りませんが中身を理解され
ていないなら無理と思います」「でしょう、だからメンツで会うだけならと
お答えいたしたの・・」「判りました、無理な事、そうでしたか・・」
溜息をつきながら、コ-ヒ-をのむ、之ほど苦い、コ-ヒ-は初めてだと
思いつつ飲んだ。
「お時間は有りますの・・」「え、既に夜ですから約束は有りませんけど」
「じゃ、食事でも如何です」「え、遠慮します、田舎出ですから不調法です」
「ま、謙遜かしら・・」「事実です」そう言うしかない、今は落胆と、
現実はそう甘くない事を知らされた時、そう返事するしかなかった。
 「待って・・」急に立ち上がられ、でかいガラスの先に照らし浮かぶ滝を
前にしてどこかに電話される姿、なんとこんな女性と話をしていたのかと、
目を疑うほど、其の立ち姿の見事な事、滝がライトで浮かぶ前で、
何かの映画のワンシ-ンを見ている錯覚を覚える。
其れ程様に為るし、見事な光景で圧巻だった。
電話をされながら、ちらっと振り返り亮太を見られた。
身震いを知る我が身、何とも言えないほど美しい女性と再度判断させられる。
「え・・」電話を終えられ、亮太が座る場所に戻られた・・。
「お願い、此れからのお時間、私に使わせて頂けないかしら・・」「え・・」
「お願い、電話したら連れて来いと言われているのよ・・」返事に困る、
こんな今の気持ちじゃ、いけそうもない我が身、暫く返事を返せなかった。
 だが、先様はそんな思いなど聞かれずに、先に席を立たれると亮太もまだ
返事していないが後を従いホテルのロビ-を出た。
玄関に待つタクシ-に乗り込まれ、亮太も仕方なく乗り込んでしまう。

           つづく・・・・。



















望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・16》

 二つの亮太を持つ身、既に今はあの自分でも忌まわしい、
獣の本性が亮太の身体を利用して出て来た。
そうなると、優しい亮太は此処に居ない、居るのは若い肌、初めて味わう
肉体に挑んでいる姿だけ見えた。
 獣が我が身の欲望を満たさんが為起こす凌駕は無残、遣られる相手は、
驚愕し急変する相手をどんな思いでいるのだろうか、だが其処も判らず、
獣は獲物を捕まえ今我が身の欲望のみ叶えさせる行為を行って行く。
 遣られる美沙は如何・・、其れが驚く間にこんな事に為っている、
然も酩酊した自分が悪いとさえ思うほど考えがまともだった。
 え、え、ええ~~~と思うほど、その考えを押し切り、美沙の心から
追い出していった。
なんとなんと、芯から酔える動きと摩擦力、その穴こそ獣かなと思うほど
美沙も既にまともな考えを失い、受ける身が跳ねて来る。
動物的に考えれば有り得る行為、交尾そのものだった。
 「嫌や~亮太~其処駄目や無いね~・・」全く意に反して肉が小躍りする
中でか弱く抵抗するが、既にその肉の悦楽は今まで味わったことが無い境地、
驚かされている。
これ程セックスが気持ちとは裏腹に肉の喜びがいいとは思いもしない、
其処は数度の男との交わりは経験しているが、今は経験どころか迫害、
いいや今強奪されているのに、感じる肉の喜びが持ち主の身に為らず、
快感の身を求めだす。
何とも考えられないが、事実は肉が喜ぶ身体を揺さぶり、受け続ける自分が
其処に居た事は確かだった。
 そうなると、もう味わう事のみ、美沙は様変わりする我が身を堪能する
ほうが良いとさえ判断し、動くリズムに身を合わせ、
何と美沙も腰を迎え打ち出す。
「ひや~、あんた狂う~やないね~、凄い凄いすうううご~い・・ッ・・」
美沙は腰を浮かして自分で上下させる動き、全く子供だと笑っていた自分は
十分前まで、今は恐ろしく強靭で見事な着き入れように舞い上がり、
肉が気持ちが良いと悲鳴を上げる中で、美沙は又又昇天にと自ずから
駆上がって行く。
「行く往く往くううう・・、亮太~往くよ嬉々気持ちが・いいい良い・・嫌・
だっ・・又上がる~~よう~」
美沙はとち狂った、とんでもない大物と今知らされた膣が張り裂ける程の大物
と今脳に知らせが来る中、知ると美沙は大狂い迎える身が一段と激しい動き、
今迄そんな迎え方はした事が無い程強烈に我が身を迎え動かして、
又あの上の境地にと邁進、凄まじい迎え方は亮太が知る、美沙の母と郷の義母
のみ知る身だが、今はその親の娘を征服、いいや乗せられて男冥利に尽きる
最上の相手を得た思いだった。
こんなに良いなら、獣に成り代わっても良いぞと思い始める亮太、
其処にはあの大学での姿など微塵も見えて来ない、見えるのは喜悦に酔いながら
我武者羅に敵討ちかの如く相手に攻め入る動きが次第に凶器えと研ぎ澄まされ、
肉が経験を積んで行った。
 三十分、動き捲られ受ける美沙は既に気は朦朧とし、肉だけが味わう中、
遠くに飛んで戻れない、相手は未だ貪欲に美沙の身体に挑みっぱなし、
とんでもない男、いや少年、受け続ける美佐は時々気が戻るが、其処も我が身
に呆れる。
其処には美沙の肉が未だ余力が有るとさえ言いたそうに、余韻に浸りつつ、
上で腰を突き入れる相手に、未だ受けるよ~と言いたくなる。
貪欲はどっちだと言わんばかりの二人、遂に、美沙はいがり上げて最高な往様を
相手に魅せ付け、初めての痙攣三昧をわが身で知らされた。
 襲われて小一時間、美沙は蹂躙され続けた結果がこの大痙攣、小水垂流し、
身は善がり汁か汗が光、痙攣で飛ぶ我が身に呆れる中又も気が遠く為り出した。
 (え・・、ま~亮太・・)気を失っていた美沙の身体を、なんと亮太が温かい
タオルで拭いてくれている。
其の動きに感動して涙が零れ、美佐は今迄知らなかった往きを知り、
其れが三歳下の子、とんでもない子だと再度知らされた。
「あんた、水・・」「持ってくるね・・」
水を持って来た亮太、水を受け取ると半身起こし、美沙は平手で思いっきり
亮太の顔を引っ叩いてしまう。
部屋に鳴り響く叩いた音の余韻・・、無言で頭を下げて亮太は謝る姿勢、
でも美沙は何も其処から言わない、言えないのだ、感動と善がる我が身と、
情けなさ然も相手は年下だし、母が可愛がる相手でもある。
複雑極まりない中で動きが取れず、咄嗟に女の威厳を見せたかったのかも
しれなかった。
 拭いたタオルで床に流れた小水を亮太は拭きながら無言、とんでもない
事をやらかしたと又又後悔する姿を見せる。
「もう会えない、馬鹿・・」未だしこりは残る身、美沙は憤懣遣る方無い、
何で自分がと悔しいのだ、こんな若い子に手玉に取られ、最高に味わった
わが身に悔しさが募る。
其れ程酷い事をされたのだと言いたいが、芯はそうじゃ無い、呆れるほど
相手の強靭さを認めてるから、悔しさは増して居た。
「あんた、何でこんな事・・」「可笑しくなるとこの動きを止められん、
許して下さい・・」「許さん、死ぬまで許さないからね、もう帰るわ、
車呼んでよ」「え、雨ですよ・・」「いいから逃げたい帰る、早く・・」
仕方ないのでタクシ-を呼んでしまう。
 身繕いをされて其処から一言も言われず、帰られた。
(ああ~遣ってしもうたや・・、とんでもない事に為りそう,此れも自分が
した事に為るな、困ったぞお、何で妙子さんの娘を・・、大事にする筈が
其処で強引に・・、ああ如何し様・・)頭を抱えて項垂れる。
何で何時も大事な時に、義母もそうして妙子さん、しかもその娘にも、
考えても後悔後の祭り、亮太は此れで松原とは行き来出来ないと・・、
考えても体内の獣には制御できないと再度知る羽目に為った。
 翌日、大学に行くが、覇気がない、其れを太田さんが気にされるが、
中身はとてもじゃ無いが言えないし、大丈夫だと言うだけ、他の連中は
浮足たち、講義を受ける科目が済むと皆会社に向かい、其処で夜遅くまで
機械弄り、殆どが会社で朝を迎える事に為る、それほど夢中な連中だった。
 一方、妙子は意外なところに来ている。
「よう眠れましたか・・」「あ、お早う御座います、昨夜は楽しかった、
亮太さんの事も聞くことが出来たし、其れに合いたい人にこうして会えた、
酒も助けてくれて、昨夜はぐっすりと眠れました・・」
何と、亮太の里に来ておられたのだ。
妙子は数日前から亮太の里に向かうと決めていた、此れからの事も有る、
知りたかったのだ。
「如何して亮太がそんなにお世話に為れたのかが未だ理解出来ていません
けえね、其処を隠し事無しで話そうと朝を迎えてたんです」
「そうでしたか、其処も今なら話せると思います・・」
似た年の二人、関係は亮太が噛んでいる二人、
だが未だ経緯はお互い知らない仲だった。
「あのう、此処から嫌な事も楽しい事も話そうと決めて来ていますが宜しい
でしょうか・・」「ええ、私も毀損無く話し合いたいお方ですから・・」
 朝、食事を終えると、二人はこたつに入り、話をしようと決める。
「実は・・」先に口を切り出す妙子、其処は既にこの家の義母と亮太の関係
は聞いて居た、だからまず其処から聴こうと決めたのだ。
 「ええ、ではあの子が其処までですか、ま、嫌ですわそうですかいのう、
其れは言いたくは無いけど事実ですけえ、其れもあの子が悪いんじゃ無い、
私が迂闊だっただけですけえ、夫が亡くなると我が身はこの家を出て行くと
決め込んでいたんです。処が49日を過ぎる真夜中、亮太に襲い掛かられて
女の力じゃあがなう事は出来なかった、初めてと泣くからでて行くから良い
かと、軽い気でいました。だがなんと子供でもアソコだけは大人、いいや
それ以上で、驚いた中で手籠め同然、知らない体じゃないから尚悪かった、
肉が味をと身が求め、亮太を受け入れて居ました。気は未だ其処までは
行きませんから、終われば出ようと決め、最後じゃと思いつつ体を与えて
しまいました。でも後悔は無い程相手が上、とんでもない喜びを肉が知り、
其処から何度も挑まれても嫌と思いつつ肉が欲しがります。女の性か・・、
とんでもない性悪女です。初めて他人に話しますがあの子が悪いんじゃない、
中に潜む獣の仕業と聞かされるが最初余り信じなかった、普通はとても良い
子ですから、二度目は確かめる為に、態と卑猥な姿勢を魅せたんです・・、
すると豹変、其処を見て真獣の仕業と知りました・・」
「そうですか実はお尋ねしたのは其処なんです・・」「何処ですかいのう」
「その遣られた事・・」「ま、恥ずかしいけえ今は総て義母の私が悪い
と思い後悔しているんです。あの子の先が危ぶまれて何時も其処で粗相を
するなと手を合わせています」「それが遣られましたの・・」
「遣られたって・・」「ええ、妙子がです‣・」
「え、ア、ア、あ~じゃじゃ、ひえ~如何しましょう、真相済みません、
此れこの通りです、あの子は二つの人間を抱えているんです・・、
病院に行かそうかと考えましたが、其れじゃ精神隔離される、そう思うと
不憫で‣・、そうでしたか危険だと思いつつ、子が可愛いからついつい、
真申し訳ありません」晴子は何度も頭を下げて居た。
「ママ、先を聞いて下さい」
 其処から、妙子も白状する、最初は子供だからと私には男の子が居ないし、
可愛いから猫可愛がりして居ました、娘の同級生だしと、でも急に亮太が
変って飛び掛かられました。貴女がされた通りなんて戯けた事を・・、
でもその時はそう感じていました、だが時間経過とともに、なんとこんな
体でも忘れている事が蘇り、以後とんでもない事に為ってしまう、
反対に求める自分を知ると、驚いているんです、だから謝る事等無いし、
反対に,可愛い子をその道にと向かわせた大人が悪いんです。
だからそれじゃ無くて、今後とも付き合いたいと此処に来ているんですのよ」
「妙子さん泣けます、有難う御座います」「え、じゃ許して頂けますの・・」
「ええ、反対じゃけええね、晴子が許しを請うて居るんです」
互いがそう言い合うと、手を握り何度も頷き合った。
 こうして亮太を囲む義母と妙子、似たもん同士で仲良く歩こうと誓い合う。

             つづく・・・・。













望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・15》

 十二月に入ると、念願のコンピュ-タ-が中古だが手に入った。
其処は神奈川の大学から購入する、思ったより安い金額で胸を撫で下ろす、
無論色々と手を加えなければ駄目、其処で研究所から学生がきてれくれて、
自分達にも勉強になると、大騒ぎ、太田さんが大笑いされていた。
何とか土台となる機械を目にして、此れからだと亮太は思えた、
既に手元には多少の金額しか残っていないが、その金で三か月は皆の僅かな
給料だけど払えると後は又も資金集めかと、其処は気が重い。
 十二月七日、携帯に電話が来た、出ると松原の妙子さん、長い話をする
亮太の顔は苦笑いや、困った表情が見えるが最後は頭を下げながら終える。
 その夜、なんとその母親の娘美沙さんが部屋に来られた。
直ぐに洗いものや、掃除を忙しくされて、落ち着くとコ-ヒ-を飲み歓談。
殆ど亮太関係の事だが、何か妙子さんと亮太の関係は知られていなかった。
其処は安堵するが、何とも言えない姿かたち、女性を見る時は気を付けて
いるが、相手が悪すぎる。
其れほど理想に近い顔や身のこなし、声質、総てに酔うほどの相手、
母の妙子さんもそう言えば綺麗だし、あの親に此の子かとうなずける
相手だった。
 「ええ、では今日から妙子さん留守なんですか・・」
「そうなの、何処に行くんやと聞いても友達の家や、二・三日戻らんからと
酷くない・・」ビ‐ルを飲まれながら言われる。
夕方の電話でがそんな話は聞いて居なかったし、居ないと判ると、
なんか金縛りが解けた開放感が襲って来て、其れが亮太の異変の始まりだ。
ほろ酔いの相手と話をしながら落ち着けない、其れほど魅力がある相手、
碧ちゃんもそうだが姉の美沙さんはその数倍上だとつくづく知らされた。
 「あのう・・」「なあに・・」「僕憧れて居るんです・・」
「誰、妹なら話付けてあげるよ・・」「ええ、そうじゃ無いから困って、
戸惑ってます」「ま、知らない方なら如何にも出来ないわね・・」
「じゃご存知の人なら何とか出来ますか・・」「何処までよ・・」
「総てです・・」「総て・・、ええ、若しかして肉体関係もなの・・」
「先はそうなるかも・・」「呆れた、其処まで面倒見れない、知らない人
なら無理無理・・」そこで一気飲みされる。
「でも、悩んでいても捗らないじゃ無いね、あんた今大事な事を進めている
のよ、今考える事じゃ無いわ」「ですよね、だから板挟みで困惑してます」
「困惑って呆れた、居ないの捌け口・・」「ええ、美沙さん言われる~」
「ゆう事は簡単ゃない、他人事やし、自分なら其処は隠すし言えないわ」
「親にもですか・・」「中身に依るわよ、相手の気持ちが判れば、其れなり
かな・・」「其れなりッて、今会社で居るんですね・・」「・・、・・」
そこは返答されなかった。
「貴方ね、何で今そんな話なの・・」「僕が気にしているから聞きました」
「気にするって何、え、若しかして美沙の周りを・・、止めてよ其れで母に
漏れたら大変、追い出されるやないね」「え、そうなるんですか・・」
「そう、ああ見えても中身はきついから、子供の私がそういうから相当よ」
「・・」「何よ、黙って・・」
「じゃ僕、もう美沙さんと会えないほうが良いな・・」「何で・・」
「考えれば、叶うかなと希望を抱いて来た、でもお母さんがきついと拙いね」
「子供のくせに、大人からかうの・・」「え、三つしか離れて居ませんけど」
「世間を知らないって事、男女では方程式に当嵌まらない事が多過ぎなんよ、
美沙も困る事が度々ある、でも其処でそうなれば母が如何思うかと、結論は
其処で決めて来たんや、今更足を踏み外すと遺産が逃げるわ」大笑いされた。
「聞くと相当と思うけど・・」「そう、松原じゃ上の口かな、他は知らない
けど、皆そう言うし、子供の時からそうなんだと見て来ているしね、アンタ
は母を大事にすると、あんたの会社の資金は出るやないね、使いなさいよ」
「ええ、自分の家じゃ無いですか・・」
「だから言えるのよ、持っているし、マンションや貸店舗や、ビル・・」
「ええ、凄い・・」「でしょう、土地成金様だと酒を飲んで母が・・」
又また笑われた。
今迄の話しでは妙子さんは僕との事は黙って居られると知る。
無論娘には言えない事は解っているが、もしもと思って探りを入れたのだ。
 夜も深まるが、未だビ‐ルを飲みながら話は続く、自分の母が居ないからと
美沙さんは解放間でか相当酔われて来た。
「ふ~気持ちが良いわね、たまにはこんな解放感で酒飲めたら良いね・・、
少年乾杯しようか・・、ああ未だダメじゃん、なんだ詰まらない男、子供か」
そう言われる。
 昼過ぎから雨が落ちて来て、今は外は大雨と風が酷く成って来た、
台風かと思うが天気予報も見ていない亮太、でも相当な嵐だと風の音で知る。
 「酷くなって来たやないね、如何し様・・」「泊れば・・」
「ええ、少年の部屋でか・・」「その少年は辞めてくれんさいや・・」
「うふっ、出た出た訛りが・・、良いじゃ無いね、その言い方好きや・・」
「で、泊まりますか、用意しますけど・・」
「如何でも良いわ、飲んでいるとき其処を考えない事にしているの、御免ね」
テ‐ブルに五本缶が転がっていた、宛はチ-ズを食べながら飲まれている。
 狭い部屋、窓を閉め切っているから匂いが充満、その匂いは総て美沙さん
から出てくる匂いだった。
160前後の身体は、二十三才、会社勤めも今年からと聞いて居る。
そんな姿態など長い時間傍で見る事は無い、亮太は次第に相手の姿態、
いや裸を妄想し始める。
こうなると・・、亮太は頭を振りその気を飛ばそうとするが、どっこい,
何時もの亮太じゃない、既に部屋で居る男は変わっていたのだ。
虚ろな目つきで亮太を睨まれる美沙さん、その顔に亮太の顔が近付くと
自分から手を伸ばして、亮太の首に回すと、引き寄せられた。
『・・、う・うっ・・』
いきなりキスを受けた亮太はもう気がどこかに飛び散った・・。
キスを返しながら、後ろに斃し、馬なりでキスを今度は自分からしてしまう。
だが、相手は其のキスを受けて長い長いキスをしてしまう。
 だがだが・・、数分後攻守逆転、なんと亮太は美沙の衣服をはぎ取り、
身を転がして、あれれと言う間に下着のみにしてしまった。
(凄い、初めて見た・・)獣が獲物を咥えた瞬間、極上の味を知らせて来る。
 そうなると、もう既に別の亮太が総てを動かす、今まで遠慮していた部分
と卑猥さを見つけて時、其処が現れて来る。
下着まで剥がすと、もう止められない、美沙は驚愕の顔をするが如何せん
酔っぱらう身、安心してふざけた事も後悔して、あがなうが、
所詮歯が立たない、相手は子供でも男の子、わが身を恥ずかしい程
見られてしまい、身ぐるみはがされて無残な姿、美沙は漸く我に戻るが、
酔ってまともには動けなかった。
 甘かった自分を悔やいないな決して嫌いな子じゃない相手、でもこうは
考えていない、其れが現実裸にされ、早くも相手の顔が美沙の股座に
埋もれている。
口を開いて叫ぼうとするが声すら出ない、卑怯と叫ぶはずが・・、
いやや~辞めて~とか細い声で言い放つが、そんな弱い抵抗じゃ相手も
怯んでくれない、其処は解る美沙、此れから如何なるのか其処も僅かだが、
結末は理解出来る、若い男が相手に襲い掛かると、終わるまで離しては
くれない事ぐらいは学習済み、袖に足は開かれ、相手が動くに充分な姿、
諦めと、まあいいかと思う気が交差している中で、意外や意外体が反応し、
頻繁に脳に良いわ気持ちが良いじゃないかと告げて来る。
 煩い程体のどこかしもから伝達が脳を襲い、其のまま相手が果てるまで
待とうよと脳から言われるように、美沙は既に拒ますす官能を味わおうと
する自分を知った。
 既に身を蹂躙され五分後、部屋は異様に変化していた。
なんと美沙が甲高い声と悲鳴染みた驚きと気が舞い上がる事を知る。
 その後、又又五分後、既にがっちりと上から美沙の身体を雁字搦めで、
其れで・・、「御願~叶えてくれんさいや、お願いじゃ美沙さん・・」
その声を聞いて居る時、美沙の身体は愛撫を浴びて・・、
既に二度目の往くを体が知った。
 「ずずずっりいり~~~ズンズンズズン・・」
美沙は目を大開にして、あらけ無いとんでもない衝撃を全身で浴びた・・。

                つづく・・・・。