望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・16》

 二つの亮太を持つ身、既に今はあの自分でも忌まわしい、
獣の本性が亮太の身体を利用して出て来た。
そうなると、優しい亮太は此処に居ない、居るのは若い肌、初めて味わう
肉体に挑んでいる姿だけ見えた。
 獣が我が身の欲望を満たさんが為起こす凌駕は無残、遣られる相手は、
驚愕し急変する相手をどんな思いでいるのだろうか、だが其処も判らず、
獣は獲物を捕まえ今我が身の欲望のみ叶えさせる行為を行って行く。
 遣られる美沙は如何・・、其れが驚く間にこんな事に為っている、
然も酩酊した自分が悪いとさえ思うほど考えがまともだった。
 え、え、ええ~~~と思うほど、その考えを押し切り、美沙の心から
追い出していった。
なんとなんと、芯から酔える動きと摩擦力、その穴こそ獣かなと思うほど
美沙も既にまともな考えを失い、受ける身が跳ねて来る。
動物的に考えれば有り得る行為、交尾そのものだった。
 「嫌や~亮太~其処駄目や無いね~・・」全く意に反して肉が小躍りする
中でか弱く抵抗するが、既にその肉の悦楽は今まで味わったことが無い境地、
驚かされている。
これ程セックスが気持ちとは裏腹に肉の喜びがいいとは思いもしない、
其処は数度の男との交わりは経験しているが、今は経験どころか迫害、
いいや今強奪されているのに、感じる肉の喜びが持ち主の身に為らず、
快感の身を求めだす。
何とも考えられないが、事実は肉が喜ぶ身体を揺さぶり、受け続ける自分が
其処に居た事は確かだった。
 そうなると、もう味わう事のみ、美沙は様変わりする我が身を堪能する
ほうが良いとさえ判断し、動くリズムに身を合わせ、
何と美沙も腰を迎え打ち出す。
「ひや~、あんた狂う~やないね~、凄い凄いすうううご~い・・ッ・・」
美沙は腰を浮かして自分で上下させる動き、全く子供だと笑っていた自分は
十分前まで、今は恐ろしく強靭で見事な着き入れように舞い上がり、
肉が気持ちが良いと悲鳴を上げる中で、美沙は又又昇天にと自ずから
駆上がって行く。
「行く往く往くううう・・、亮太~往くよ嬉々気持ちが・いいい良い・・嫌・
だっ・・又上がる~~よう~」
美沙はとち狂った、とんでもない大物と今知らされた膣が張り裂ける程の大物
と今脳に知らせが来る中、知ると美沙は大狂い迎える身が一段と激しい動き、
今迄そんな迎え方はした事が無い程強烈に我が身を迎え動かして、
又あの上の境地にと邁進、凄まじい迎え方は亮太が知る、美沙の母と郷の義母
のみ知る身だが、今はその親の娘を征服、いいや乗せられて男冥利に尽きる
最上の相手を得た思いだった。
こんなに良いなら、獣に成り代わっても良いぞと思い始める亮太、
其処にはあの大学での姿など微塵も見えて来ない、見えるのは喜悦に酔いながら
我武者羅に敵討ちかの如く相手に攻め入る動きが次第に凶器えと研ぎ澄まされ、
肉が経験を積んで行った。
 三十分、動き捲られ受ける美沙は既に気は朦朧とし、肉だけが味わう中、
遠くに飛んで戻れない、相手は未だ貪欲に美沙の身体に挑みっぱなし、
とんでもない男、いや少年、受け続ける美佐は時々気が戻るが、其処も我が身
に呆れる。
其処には美沙の肉が未だ余力が有るとさえ言いたそうに、余韻に浸りつつ、
上で腰を突き入れる相手に、未だ受けるよ~と言いたくなる。
貪欲はどっちだと言わんばかりの二人、遂に、美沙はいがり上げて最高な往様を
相手に魅せ付け、初めての痙攣三昧をわが身で知らされた。
 襲われて小一時間、美沙は蹂躙され続けた結果がこの大痙攣、小水垂流し、
身は善がり汁か汗が光、痙攣で飛ぶ我が身に呆れる中又も気が遠く為り出した。
 (え・・、ま~亮太・・)気を失っていた美沙の身体を、なんと亮太が温かい
タオルで拭いてくれている。
其の動きに感動して涙が零れ、美佐は今迄知らなかった往きを知り、
其れが三歳下の子、とんでもない子だと再度知らされた。
「あんた、水・・」「持ってくるね・・」
水を持って来た亮太、水を受け取ると半身起こし、美沙は平手で思いっきり
亮太の顔を引っ叩いてしまう。
部屋に鳴り響く叩いた音の余韻・・、無言で頭を下げて亮太は謝る姿勢、
でも美沙は何も其処から言わない、言えないのだ、感動と善がる我が身と、
情けなさ然も相手は年下だし、母が可愛がる相手でもある。
複雑極まりない中で動きが取れず、咄嗟に女の威厳を見せたかったのかも
しれなかった。
 拭いたタオルで床に流れた小水を亮太は拭きながら無言、とんでもない
事をやらかしたと又又後悔する姿を見せる。
「もう会えない、馬鹿・・」未だしこりは残る身、美沙は憤懣遣る方無い、
何で自分がと悔しいのだ、こんな若い子に手玉に取られ、最高に味わった
わが身に悔しさが募る。
其れ程酷い事をされたのだと言いたいが、芯はそうじゃ無い、呆れるほど
相手の強靭さを認めてるから、悔しさは増して居た。
「あんた、何でこんな事・・」「可笑しくなるとこの動きを止められん、
許して下さい・・」「許さん、死ぬまで許さないからね、もう帰るわ、
車呼んでよ」「え、雨ですよ・・」「いいから逃げたい帰る、早く・・」
仕方ないのでタクシ-を呼んでしまう。
 身繕いをされて其処から一言も言われず、帰られた。
(ああ~遣ってしもうたや・・、とんでもない事に為りそう,此れも自分が
した事に為るな、困ったぞお、何で妙子さんの娘を・・、大事にする筈が
其処で強引に・・、ああ如何し様・・)頭を抱えて項垂れる。
何で何時も大事な時に、義母もそうして妙子さん、しかもその娘にも、
考えても後悔後の祭り、亮太は此れで松原とは行き来出来ないと・・、
考えても体内の獣には制御できないと再度知る羽目に為った。
 翌日、大学に行くが、覇気がない、其れを太田さんが気にされるが、
中身はとてもじゃ無いが言えないし、大丈夫だと言うだけ、他の連中は
浮足たち、講義を受ける科目が済むと皆会社に向かい、其処で夜遅くまで
機械弄り、殆どが会社で朝を迎える事に為る、それほど夢中な連中だった。
 一方、妙子は意外なところに来ている。
「よう眠れましたか・・」「あ、お早う御座います、昨夜は楽しかった、
亮太さんの事も聞くことが出来たし、其れに合いたい人にこうして会えた、
酒も助けてくれて、昨夜はぐっすりと眠れました・・」
何と、亮太の里に来ておられたのだ。
妙子は数日前から亮太の里に向かうと決めていた、此れからの事も有る、
知りたかったのだ。
「如何して亮太がそんなにお世話に為れたのかが未だ理解出来ていません
けえね、其処を隠し事無しで話そうと朝を迎えてたんです」
「そうでしたか、其処も今なら話せると思います・・」
似た年の二人、関係は亮太が噛んでいる二人、
だが未だ経緯はお互い知らない仲だった。
「あのう、此処から嫌な事も楽しい事も話そうと決めて来ていますが宜しい
でしょうか・・」「ええ、私も毀損無く話し合いたいお方ですから・・」
 朝、食事を終えると、二人はこたつに入り、話をしようと決める。
「実は・・」先に口を切り出す妙子、其処は既にこの家の義母と亮太の関係
は聞いて居た、だからまず其処から聴こうと決めたのだ。
 「ええ、ではあの子が其処までですか、ま、嫌ですわそうですかいのう、
其れは言いたくは無いけど事実ですけえ、其れもあの子が悪いんじゃ無い、
私が迂闊だっただけですけえ、夫が亡くなると我が身はこの家を出て行くと
決め込んでいたんです。処が49日を過ぎる真夜中、亮太に襲い掛かられて
女の力じゃあがなう事は出来なかった、初めてと泣くからでて行くから良い
かと、軽い気でいました。だがなんと子供でもアソコだけは大人、いいや
それ以上で、驚いた中で手籠め同然、知らない体じゃないから尚悪かった、
肉が味をと身が求め、亮太を受け入れて居ました。気は未だ其処までは
行きませんから、終われば出ようと決め、最後じゃと思いつつ体を与えて
しまいました。でも後悔は無い程相手が上、とんでもない喜びを肉が知り、
其処から何度も挑まれても嫌と思いつつ肉が欲しがります。女の性か・・、
とんでもない性悪女です。初めて他人に話しますがあの子が悪いんじゃない、
中に潜む獣の仕業と聞かされるが最初余り信じなかった、普通はとても良い
子ですから、二度目は確かめる為に、態と卑猥な姿勢を魅せたんです・・、
すると豹変、其処を見て真獣の仕業と知りました・・」
「そうですか実はお尋ねしたのは其処なんです・・」「何処ですかいのう」
「その遣られた事・・」「ま、恥ずかしいけえ今は総て義母の私が悪い
と思い後悔しているんです。あの子の先が危ぶまれて何時も其処で粗相を
するなと手を合わせています」「それが遣られましたの・・」
「遣られたって・・」「ええ、妙子がです‣・」
「え、ア、ア、あ~じゃじゃ、ひえ~如何しましょう、真相済みません、
此れこの通りです、あの子は二つの人間を抱えているんです・・、
病院に行かそうかと考えましたが、其れじゃ精神隔離される、そう思うと
不憫で‣・、そうでしたか危険だと思いつつ、子が可愛いからついつい、
真申し訳ありません」晴子は何度も頭を下げて居た。
「ママ、先を聞いて下さい」
 其処から、妙子も白状する、最初は子供だからと私には男の子が居ないし、
可愛いから猫可愛がりして居ました、娘の同級生だしと、でも急に亮太が
変って飛び掛かられました。貴女がされた通りなんて戯けた事を・・、
でもその時はそう感じていました、だが時間経過とともに、なんとこんな
体でも忘れている事が蘇り、以後とんでもない事に為ってしまう、
反対に求める自分を知ると、驚いているんです、だから謝る事等無いし、
反対に,可愛い子をその道にと向かわせた大人が悪いんです。
だからそれじゃ無くて、今後とも付き合いたいと此処に来ているんですのよ」
「妙子さん泣けます、有難う御座います」「え、じゃ許して頂けますの・・」
「ええ、反対じゃけええね、晴子が許しを請うて居るんです」
互いがそう言い合うと、手を握り何度も頷き合った。
 こうして亮太を囲む義母と妙子、似たもん同士で仲良く歩こうと誓い合う。

             つづく・・・・。