望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・31》

 景観が凄い中、葡萄の棚が道を囲むように列なる道を走ると急に家が現れ、
庭にと入った。
『・・』亮太が驚く中、庭に住まれているご婦人が出て来られた。
「叔母ちゃん・・」「よう来たね、未だ暑いさかい、ささ中に・・」「・・」
今だ亮太から言葉が出て来ない、其処は驚きと、小百合さんが言った叔母と
言う単語にも驚かされる。
 慌てて玄関から入ると其処は懐かしい土間、田舎そっくりだったが、
此処は里の家と大違い、古い家屋だが中は綺麗にされていて、まるで映画の
セットかと見間違うほどに昔風の建物が今も存在して居る。
 漸く慇懃に、亮太が挨拶をした。
「ご丁寧に、私は、この小百合の叔母ですのよ」
そう言われたが、何々、何と若い事か、おばと言うから年はと、
考えるほど悩む若さだった。
 風が吹き抜ける家屋、廊下もピカピカと輝くほどに磨かれ、
庭に面する縁側は空の雲が映り動くのが見える程だった。
住む人の手入れが良いと直ぐに判った。
 「綺麗な家ですね」と、最初に出た言葉が其処、其れ程庭を通して見える
葡萄の棚は盛りの緑の葉に覆われ、至る所に葡萄の蔓が垣間見れた。
「綺麗です・・、なんと癒されるが・・」
「うふっ、そうやね、此処は本当に直ぐ近くに大阪が有るんかと間違うわね」
「ええ、癒される・・」
縁側傍の居間で外を眺める亮太の前に、アイスコ-ヒ-が出される。
 「さてと、叔母ちゃん、この人が話して居た方や、今は学生ながら会社の
社長さんや・・」「聞いてはいたが、真若いし、やり手やね」
「そうや、とんでもない男やで・・」
小百合さんがそう言って、亮太に笑顔を魅せられた。
「幸は・・」「仕事や早く戻すけど・・」「其処は知らせん方が良いやんか、
三人で話しをした後でが良いと思う・・」「じゃ、従うかね・・」
話の中身で、既に叔母は理解されていると見えた。
 『あのね、この家は今大変なんや・・』「え、何か有ったんか・・」
「ああ、二年まえ、いや二年半前におじさんが脳血栓で亡くなられた」
「なんとそうでしたか、お参り出来るの・・」「どうぞ、奥の部屋です」
そう言われ、田舎では其処を仏間とか神間と言う。
座り馬鹿でかい仏壇を広げて、蝋燭を照らし、線香をあげて手を合わす。
 「小百合・・」「ああ、あの子も田舎出や、正月一緒に帰ったんや・・」
「聞いて居るわ、でも若いね」「駄目か・・」「・・」
「何よ、駄目なら止め様、あの子は良い子だけど合わないんか・・」
「ううん、良いのか・・」「いいから連れて来たんやないね、悩んでばかり
じゃ事は解決も進まんやないね」「そうだけどね・・」
「いいから成行よ、任せてて・・」
そんな会話が手を合わせていると聞こえて来た。
 「凄く良い仏壇ですね・・」「昔から有るから、貴方の里も有るでしょう」
「あはっ、有るけど此処とは天と地の差・・、此処は開けると目が壊れる程
美しい、金箔が剥がれてないし、綺麗ですよ」そんな会話も出来ていた。
 「実はな叔母ちゃんが困果てている中身を聞かせんと、何も始まらん・・」
「うん・・」そこから、小百合さんが話をされるが、話されている間、
叔母は俯かれていた。
 「ええ、なんと・・、そうか其処か・・」「え、理解出来るん・・」
「あるとは聞いて居たが、なんとそうでしたか・・」
「それがなおじさんが亡くなる前からや、叔母は慌てて拒んで来たが・・、
相手は義娘や可愛いし、叔母はついつい義娘を抱きしめたんや・・、
其れを良い事に相手はドンドンエスカレ-ト、数日後はお互いが露わな姿、
おじさんは病で病院、既に先が見える状態に為られていたんだ。
この家の娘は知りながらも淫に勝てずに悶々とする肉体を持て余す悩み、
其れが募り外でヘンな男に関わるとと、叔母が悩んでいたんや・・、
其処をつかれると、叔母はイチコロや、相手が上だった。其処から毎夜とは
言わないが事あるごとに、叔母と義娘は抱合い、道具を駆使して互いの欲望
の捌け口を其処に集中して来ているんよ、判る・・」
「ええ、聞いて居ますけど・・、どれ位か知らんけえ・・」
「良いわ、叔母ちゃん、ビデオ・・」「ええ、お前其れ駄目じゃろう・・」
「何でや、この解決は誰にも言えんしでけへんやないね、亮太なら何とか
出来るから連れて来たんや、幸にも聞いて居るし、何時までも放置したら
あかんや・・」「そうだけど、恥ずかしいやないね・・」
「其れして来たんはあんたらじゃないね、此の侭だったら幸も嫁には行かん、
あ・・婿やな・・」「・・」「グズグズが駄目、何処に有るん・・」
「テレビの下、でも私は居らん方が良いよね、買い物に出て来る・・」
「良いわ、美味しいもん買って来てね・・」逃げる様に出て行かれた。
 「小百合さん・・」「ああ、ビデオに録り逃げれないようにしたんは幸や、
叔母が困って相談して来やはった・・」「なんとでは淫と言われた相手が
この家の娘さんか、じゃ血族・・」「其処は違う、叔母は後妻や・・」
「あ、で相手の年は、先に叔母さんの年・・」「来年三十七やと思うけど」
「なんとそうは見えんぞ、若い・・」「郷の母の妹や一番下や、幸が薄い
叔母さんやね、幸せだったのに死に別れ、此処に後妻で来た最中にまた
死なれそうや・・」「・・」「可愛そうだけど、定めかね判る気がするけど、
其処はどうしようもない」「小百合さん、この家は如何なるん、娘さん・・」
「其処聞いたら、財産をネタに迫られていると聞いたけど、本当かどうかは
判らんし・・」「・・」「ビデオ見よう、小百合も初めて見るけど・・」
カセットを刺し込まれる。下段の棚にはカセットが五枚並んでいた。
 「見るよ・・」亮太は頷いて応じる。
「・・、え、ア、ああ・・、凄いぞ・・」何といきなり、叔母さんの衣服を
脱がす相手が現れる。
「ええ~、相手はこの女性か・・」「そうや、美人やろう・・」
「なんと凄いぞ、ええ~叔母さん綺麗じゃ~・・」
「もう黙って、後で聞く、小百合も初めてだし困るがね・・」
そう言われる中、すでに画面は進展し、叔母が素っ裸で倒されると、
家の娘が挑んで来る、此れこそレズそのもの、なんと卑猥で露わな女体二つ、
見ごたえがある肉は、次第に愛撫し合う中で身が紅潮し、卑猥な言葉の連発、
急かせる娘の肉は既に見事に成熟した身体、其れが肉弾ぶつかり合う様は、
男女じゃないから見ごたえがあり過ぎ、亮太は固唾飲み込んで見詰めた。
 道具は三通り、バイブとでかい張りぼてとネズミと称される膣内に入れる
物が用意されていた。
画面は大写し、鬼気迫る迫力は演技じゃない分、見応えは圧巻で圧倒的に
見事だった。
 だがだが、大変な事を忘れていた二人、方や透視が出来得る女性と、
もう一人の男は獣を身に抱える相手、画面から飛び出る卑猥な叫びや、
言葉が聞こえる中、亮太の異変がたちまち頭角を現し出て来た。
 「・・、・・、え、ア、何なん・・ああああ~亮亮亮太ああああ~・・~
あんた~・・嘘や~・・」八畳の部屋に甲高い小百合の悲鳴が飛び交った。
その最中でも小百合の衣服が破れ、相手の男の手から投げ出されるから、
舞い落ちて行く。
綺麗なブラウスも引き千切られ無残にも宙に舞いながら落ちて行った。
贖うが、所詮女の力、あがなう中でも事は進んでしまう。
それこそ、言い当てた男の中の獣が目を覚ました、
其れが我が身に降りかかって来たのだ。
間違いだった、此処に叔母を居らせれば良かったと思うが既に後の祭り、
自分の身が何も隠す物が無くなっていると気が付いた時、いよいよ攻撃が
始まり出す。
 テレビでは未だ女同士の愛撫が大写し,声も頻繁に善がる声が聞こえる中、
現実はそれ以上、小百合は身構えていたが、男が其処に立つと止まらない事
は承知、其処で気が済むまでは抵抗は出来ないしては駄目と思えた。
 だけど、相手の技は半端無い、瞬く間にあの女が舞台に立つ場所にと
簡単に仕向けられていくく
「嫌や~、あんた其処が其処が嫌や、駄目感じるやないね~、馬鹿馬鹿~~
亮太の馬鹿~~~‣・」しがみつき身が震える中でも其れだけは声を出して
言いたい、けど身は既に応じて来る、事の起こり自分が仕向けたと思え出す、
何で其の獣が出て来たかは、理解出来る、
其れだから今は応じる身を味わおうと決めていた。
来るわ来る来る絶頂感、途轍もない喜びが湧き出る肉に我が事ながら呆れる
中で、舞い上がり泣き叫んであんた~と泣き叫んで往った・・。
 だが事は其れだけでは済んでいなかった、小百合は我身がこれほど応じて
居るとは知らない、今迄は此処までは行けないし来れていない、その善がり
は正に今の小百合がいる舞台で絶頂極味,しらずに思いと裏腹に泣き叫んで
痙攣三昧を相手に魅せていた。
 だけど、事は其れだけでは済まされない、既に買物を終えて戻る車が庭に
入って来た。
車から出て縁側から先の部屋が見え、舞子は庭にへたり込んで見て仕舞う。
横に買い物袋が中身をはみ出して転がっていた。

             つづく・・・・。