望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・38》

 あの雨の中で知り得た相手、しかも今では大株主の家の奥さん、
其れが如何、今亮太に襲われている。
最初から憧れは日増しに積み重なり、嫌がられてもとことん尽くそう、
此れで終いでも悔いは残さん、そう決めつける亮太。
だから、半端無い攻め方、抱きあげて相手を腰に巻き付けた侭、
部屋を飛ぶように歩いた。
腹ばいにさせると豪快に突き入れるし、遣りたい放題、受ける早苗は、
いがり泣くだけ,其れでも容赦してくれない相手、早苗は芯から我が身が
踊り狂う様を知ると、気が狂うほど呆れる。
亮太はこれが最後と決めつけて動くから、受ける早苗は無残極まりない、
何度も知らない場所に追い上げられ、落ちて来る中で失神・・。
そんな気は無いと決めつけるが中身は如何だったのか、今の我が身の喜びを
知る中で、本当に我が身の心の底を垣間見れた事が無いと知らされた。
相手は大事な若者、然も亡き夫が一番可愛がってきた青年、
その子に犯されていたのだ。
 時間経過も知らず、早苗は今は最高に善がり挙げる事が出来ていた。
其処にはおぞましいほど悩んでいた事や、此れからの事を考えると、
気が狂いそうになっていた。
だが、今はそんな事等まるでなかったかのように気は晴れて、
迎える青年の動きに身が応じて居る事に呆れるが嬉しかった。
 『ねね、休ませてよ・・』「駄目ですよ、もう無いかもしれないから記念
に後悔せんと居様と未だ暴れます・・」「ええ、大丈夫なの・・」
「ええ、これしき憧れの相手ですけえね、何処までも頑張る」
「呆れた、じゃお水・・、だからねアソコ外して・・」「駄目抜かない」
「ええ、もうじゃ喉乾いたし運んでよ」「了解です‣・」
いきなり嵌めたまま立ちあがり、早苗の脚を腰に絡ませ隣の部屋に向う。
 「大胆ね・・」「舞子さん、恥ずかしいけど喉がね・・」
「よっしゃ、飲むか・・」ワイングラスでお互いが乾杯する。
「ええ、もう亮太、外してくれないの・・」「ええ、駄目です、今回は僕の
我儘聞いてくれんさいや、以後無いと思うと死にたくなる・・」
「無いの、早苗が欲しいと思うけどな・・」「ええ、奥さん、其れ・・」
「阿保やな点娯されて居られるんや、お前の値打ち誰よりもご存知や・・」
「舞子さん当たりよ、こんな経験始めてや、舞子さんとレズれたしね・・」
「く~言われるわ、聞いたか亮太、心配せんでも最高な女性や、従え・・」
「うん・・」喜ぶ顔が笑えると女性二人は大笑いする。
 『ねね、此の侭なの・・』「嫌と言われても駄目・・」
「そうか、じゃ密着しっぱなしね」「はい・・」「呆れた、逃げないわよ、
こんな大胆な事されたんや」「呆れる二人やね」
「でもね早苗は此れから如何すれば良いのか悩んでいる・・」
「ねね、亡くなられたご主人の親族は、兄弟は・・」
「もういないわ、妹さんが居られたけど亡くなられているし・・」
「では遺言は如何・・」「すべて私に其れと建物の管理は亮太さんに・・」
「決まりや、其れで良いやない、親族は手も出せんや・・」「でも・・」
「じゃさ、一度考えて少し財産分けするかね」「え・・」「聞いて・・」
舞子が話を続ける。
 「ま~じゃ、其処だけで良いのかしら・・」
「ああ、此れからの事業には関係が無い建物をすこし分け与えれば良い事や、
其の目減りはこいつが穴埋めする、な~亮太・・」「でも良いんかな・・」
「何でや・・」「だってそうしても後々言われるよ、雀の涙でくらまそうと
するんかと・・」「そうか、そうやな、じゃ如何したらええんや・・」
「亮太何でも良いから言って・・」
「奥さん、じゃ少し考えさせて下さい、いい案が浮かぶか考えるけえ・・」
「お願いね、其処任せる」そう決まる。
 「じゃ、お前早苗さんを死ぬまで面倒見ろや」「うん、約束するけえ」
「良い子や無いか聞いた早苗さん・・」「泣ける・・」
「あ、其処違うで抱かれて泣くのが女の真骨頂や・・」「ま~舞子さん」
笑われた。
 「あらいやだ~もうこれ~動くな」「うふっ、もう亮太には負けるわ、
動けや・・」「舞子・・さん、動かんでも中が良いぞ」「え、何で・・」
「動いてくれているやんか・・」「嘘や、じゃ壁・・」
「そうや、良いぞゆっくりと動き慌てて動くやら、持ち主の気持ちが其処に
現れて来たが、凄いわソコソコや踏ん張りんさいや、そうや来た来たが波が
押し寄せるが」「もうあんた~黙ってて、早苗のアソコが可笑しんや・・」
「良いぞ、儲けた、此れって舞子さん・・」
「判るわ、良いな舞子も欲しいわ・・」
「・・、え、あそうや、ねねあんた舞子さんにも・・」
「ええ、いけんやろう、相手がおりんさる・・」
「だって、其処はあんたらが仕掛けたんやないね、見たら判るわ・・」
「ええ、じゃ・・」「既に感じているし、何でこんなところで舞子さんが
私に嗾けるんよ、子供じゃ無いし理解出来る」「なんとでは・・」
「舞子さん、でもアンタの御陰で超え切れなかった壁が飛越えられたんや、
今後は何でも相談したい・・」「良いわ、任せてや、でも本当に・・」
「既に知っている、夫が呆れて家で言われたわ、あいつは化け物か・・、
舞子さんを宛がうなんて考えても居なかったと・・」「え、では・・」
「そうや、其処の話しも紘一さんから聞いたと・・」「ええ・・」
驚くのは亮太のみ、舞子は知ら~として聞いて居た。
 「舞子さん・・」「早苗さん、ほんまかね」「ええ、確かに聞いてる」
「じゃ、あの人約束破ったわ・・」「え、何でや・・」
 其処から驚く話を耳にする亮太と早苗、舞子が話しを始めると、
抱き負うていた身を離して聞いた。
 「ええ、何じゃ最初からなの・・」「ええ、耕一さんは嫌いじゃ無いし、
其れで騙す気は更々無いの、舞子は既に亮太と関係があるけど、良いなら
尽くしたいと願い出たんだ。すると紘一さんは笑われて、そうか其れなら
安気だと・・」「ええ、安気なの・・、何でよ」
「其処や、驚いたが、理由を聞いて成程と・・」「理由て何・・」
「其処は考えて見たら判ると、家は普通やない財産も相当ある、其処に
目を付けてくる女性は今迄幾らでも在った。だから外で遊んでも二度三度
で終えている、虚しいけど仕方が無いわ、そう言われたんや・・」
「なんとそうか、でも考えれば有り得るな美人局も有るし、計算で懸って
くる女性もおりんさろう」「其処や、防波堤は高い程が良いと・・、
其れで亮太の紹介と聞いて、気を許していると・・」「何と・・」
「ま~見事やないね、そうか男って辛いね」
「ええ、反対や、女って辛いわよ、アレが好きなら尚や、そんな女性に
亮太が合うとどうなるん・・」
「そうやね、判るわ、互いが、ああもう早苗如何すれば良いん・・」
「そのままが良いやんか、抱かれて喜ぶだけで、ストレスも消えるし、
一番は騙される事を考えずに済むわ」「なんと、舞子さんあんた・・」
「一度の人生やないね、自分で判断できる範囲なら動いたら良いや、
無論相手次第だけどね・・」「言えますね、感動する」
「あはっ、もう感動は無いけどね、でも珠にあいつならとことん動いて
モヤモヤを蹴散らせてくれるんだけどと何度も思うわ」
「其処判る気がする」「其れだけで良いんとちゃうか、こんな化物を男に
していると考えが変わる、傍に居つかれたらたちまち寝込むか死ぬね、
珠にが一番や・・」「言えるわ~」二人は大笑いされた。
 「秘密を持ち合おうや、早苗さんと・・」「え、何秘密・・」
「そうや、外で遊べない身でしょうがね・・」「・・」
「だったら身内で賄うほうが都合が良いわ・・」
「え、其れって何が言いたいん・・」「だから男を使うんや」「使う・・」
「そうや今後の為にも強い味方を拵えるんや・・」「・・」
「な、早苗さんも其処を見切利用したら良いよ』
「舞子さん、言われる意味が見えんや」
「そうか、じゃ流で良いわ、口で言っても埒あかんやないね、良いわそんな
時が来れば咄嗟で良いからしてみようか・・」「ええ、怖いけど中身が・・」
「其処は言わん説く方が良いね、じゃ大風呂に行こう」
理解出来無いが、舞子さんは相当な人と思えた。
 三人で夜中に大浴場に向かい火照る体で部屋に戻る。
「さ・・、裸のまんまやで・・」何と早苗さんは従われた。
「ふ~気持ちが良いな、気心が知れるとこうにも馴れるんや、凄いわ・・」
「そうね、早苗は初めての経験だけど先導者が居ると出来たわ・・」
「く~、気分爽快や、亮太、暴れても良いよ、如何やこの姿・・」
「うひゃ~、魅せんさるなやいけんが‣・」
「聞いた、こいつは二つの亮太を抱えて居る、最前襲ったのは獣の亮太や、
今は未だ普通の良い子の青年の侭だけどね、見ろや、舞子の方とは段違いの
凄い体が転がっているやないか、つっこめ~・・」
 「・・、ええ、何々あああ、あ、あ、ア、アあんんん・あああ~~・・」
飛び込んで来た亮太を受け止めると、既に始まる合図を知った。
もう其処から目を覆う醜態が繰り広げられる。
とことん中で暴れた亮太は既に早苗の中には居ない、気が戻り見ると、
隣で舞子が迎えて歯ぎしりの最中、早苗は唖然として見るだけだった。
だがだが、そんな最中にまたも亮太が被さり、とんでもない程狂喜乱舞、
早苗は瞬く間に狂い手繰り、今迄とは大違いの姿態を向かう亮太と舞子に
魅せ付ける。
数度飛ぶと又も舞子に襲い掛かり、又戻り早苗が迎えた、
とんでもないほど三人は言葉じゃ無く体で絆を強靭な太い物にとして行く。
 遣った遣られた遣りつくす、最後はなにが何だか理解出来ない事を早苗
は初めてだが出来た、舞子と共に亮太を襲う、交互に飛びながら上で暴れ
尽くし、横に転がり交代、其れが何度も出来るから何おかいわん、
早苗は一晩で誰でもがそうは出来ない経験をした事に為った。
 朝が白ける頃、亮太が二人の身体を熱いタオルで拭いてくれている、
感動して早苗が泣いてしまう中、舞子は亮太の棒を優しく舐めて、
有難うと言った。

                  つづく・・・・。