望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・39》

 朝が来た、其処でも未だ二人の女性は起きる事は出来ないでいる。
其れ程亮太に挑まれ迎えてきた肉は,既に余力は無い、
本当に朝近くまで応じた身体を呆れる早苗、横に舞子が寝転んで微笑む中、
早苗は心底堪能出来ていたのだ。
 「え・・、ま~舞子さん・・」「え、何よう~眠いわ・・」
「亮太が居ない」「え、あ・ほんとだ、じゃ迎えに行ってくれている・・」
「ひや~そうやわ、大変・・」何と同時に飛び上がり、起きた。
其処から急いで食堂に向かい、遅まきながら朝食に間に合う、
何とか食べると、一安心、互いに笑いながら部屋にと戻る。
一方、亮太は午前十一時、駅のホ-ムで待って居る。
「おう~居たな、良かった・・」肩を抱いて歩かれる。
 車内では一方的に紘一さんが話をされ、舞子の事を有難うと言われる。
「済みません・・」「何で謝るんや、俺としてはこれ程都合が良い女性など
居らんよ、考えて見ろや、抱きたいが先を思うとそう気が許せないんだぞ、
嘆かわしいが事実や、其処で舞子さんが来て頂いている中で気に為り出し、
男や、家に素晴らしい女性が居ると気が狂うほど気に為るやろ、聞いて居る
んかね・・」「はい、聞いて居ますけど景色が良いですよ・・」
「其処も見つつ話している、お前の御陰だと今迄言う機会が無いから・・,
今二人きりじゃろうが、言えるんだ、有難うな・・」「でも、申訳なくて」
「え・・、ああ其処か、聞いたが最初にな、毒が無いから良いや、差し詰め
毒味やな、あはっ、其れで総てが信じられてな今は最高や、何もかも遠慮
ないし、君に大感謝やないか・・」「・・」
言葉が出ない程感激している亮太、そんな会話をしていると、到着する。
フロントで署名すると部屋にと向かう。
 「おう~最高やないかいいな、家でも浴衣にするかね」「え、良いの・・」
「ああ、益々見栄えが良いがね、ああ、なんと早苗さん美しいや・・」
「あんたね、先に其処を言うのよ・・」「御免な、じゃやり直そうか・・」
「阿保や~聞かれました早苗さん‣・」
「舞子さん、やり直しさせましょうか・・」
「言えるが~なんと早苗さん御冗談が・・」二人の女性は大笑いされる。
亮太もつられてお腹を抱えて大笑い、部屋は一気に和んで来る。
四人が揃うと、豪華・・、紘一さんは男らしい姿だし、恰幅も最高、
亮太が見惚れる程の人なのだ。
「良いぞ、取敢えず浴衣に変えるか・・」
「あら、お風呂が先、其処で浴衣ですからね」
「そうなるんか、そうやな、おい行くぞ・・」「え、僕は・・」
「なんだ、一緒に行こうや・・」「でも・・」
「あ、其処か~笑えるが、ねね早苗さん、あの人知らないと思って、亮太が
遠慮しているやないね・・」「ええ~ま~其れで亮太が遠慮かね・・」
「そうや、笑えるね、アノね亮太、旦那様は既に御存知よ・・」
「え、何がです・・」「あんたが大物を持って居る事や・・」
「うげ~‘何でよ、何で・・」「驚かれるからと既に話しているわ・・」
「うげ~なんて事いんさったんや、無茶や・・」
「亮太殿、拝見致したいが参ろうぞ」「うひゃ~敵わん、驚き為さるぞ、
お従い向かいまする」「遣る~両方ともお見事や~・・」
拍手されて、男二人は大風呂に向かう。
 「ねね、此れで総て隠し事は無いよね・・」
「舞子さん、有難う、何もかも舞子さんが居ればの事、亮太だって早苗が
抱かれたのも貴方の御陰と聞いて居るし、何もかもこれから一緒よ・・」
「願うわ、楽しい人生にしようね」「連れてってね・・」
そんな会話が出来る程二人の間には人が入れ無い絆が出来ていた。
 風呂から戻る男たち、部屋で待ち構える女性二人。
「・・、・・」亮太が先に部屋に入るが項垂れている。
「何か有ったんね・・」「え、もう旦那様・・」
「え、知らんぞ、あ、其処か驚かされた、でかいし太いが男が羨ましい
所や、其れで褒めたら、この有様や、気にするな、凄いと褒めただけや」
紘一がそう言った。
「ねね、浴衣着た侭夕食の材料確保に行こうよ・・」「え、意味が‣・」
「そうや、行こう今回は大漁に・・」「そうやね、行くよあんた達‣・」
何と男二人従えて部屋を出た。
 それから千畳岩の上で大人四人は大はしゃぎ、特に紘一さんは、独りで
大騒ぎされた。
其れほど楽しいのか、後の三人は竿すら握れ無い、四匹も釣り上げられる。
釣る都度大騒ぎ大物は中々上がらないし、大慌ての姿に三人は腹を抱えて
大笑い、そんな楽しい時間を経て部屋に二時間後戻った。
 「旦那様・・」「おうよ、なんと楽しいミステリ-旅行や、良いぞ舞子
でかしたぞ」「ご褒美頂けますか・・」「何が良いんだ、何でも良いぞ」
「じゃ、記念に今夜抱いて頂けますか・・」
「・・、ええ、其処は不味いだろう部屋が・・」
「だからです、御覚悟召されよ・・」「うひゃ~言われたが、おい如何する
んだ、亮太助けてくれや・・」「殿、其処だけはご勘弁を・・」
「為らぬ、そなたがそんな女性に仕立てた罪は重い、其処を鑑み賛同致せ」
「ええ、賛同ですか・・」「左様じゃ、隣の部屋でそなたが憧れる相手が
居ろうが、同時なら構わないぞ・・」
「何という事を仰せですか、無体な事を言われます」
「・・、あはっ・・、もう笑えるが、聞かれましたか早苗さん・・」
「大変な事を聞きましたけど・・」
どちらも亮太には敵わぬ相手と今更思い知らされた。
 夕食は、耕一さんが釣挙げたでかい鯛が船盛で四艘並ぶ豪華な食事、
ワインで乾杯し、食事は大盛上がり、特に気が許せる相手だからとはしゃぐ
紘一さんが浮き立っていた。
 夕食後、千畳岩で行われる夜店に四人は出掛け、其処でも紘一さんの
テンションは昇り詰められる。
花火が打ち上げられる中で、四人は現実からかけ離れて行く。
 一時間後部屋に戻ると、又も新しい餌を注文し宴会が繰り広げられた。
座は、愉快この上ないと紘一さんが叫ぶ中、女性二人は、異様に肌を露わに
出され、其処に目が行く紘一さん、本当に舞い上がられていた。
女性陣は其処を見逃さない、特に舞子は強か、耕一の横でしな垂れかかり、
酒の助けで大胆、なんと相手の手を掴むと浴衣の襟の間から胸に引き寄せて
抱き付いてkiss三昧、はにかむ紘一さんを魚に、でも其処は嫌がる姿は無い、
慌てる顔が見える中これよと女性が囃し立てつつ,其の舞台にまんまと
上がらされる紘一が居た。
 暫くすると、舞子が照明を変えた、部屋は明かりが間接照明に変わり、
壁の色が様変わりする中、なんと舞子が仕掛ける。
紘一さんを倒すとkiss三昧、受ける紘一も応じて来る。
本当に修羅場に為りそうと危惧する亮太も、既に体に異変が生じて来出した。
 既に女性達が、話合い暗黙の了解が生じて居るとは男たちは知らない。  
さてさて、この部屋は今後どうなるのか訝る中で、事は進んで、
舞子は卑猥な音色の揚げる中で、紘一は我を忘れた状態になりつつあった。
無論其れを見させられる亮太の身体は益々制御出来ない場所にと
邁進するのだった・・。

             つづく・・・・。