時代小説≪ 闇を弄ぶ奴、陽下参上 ・・弐拾五 ≫

 男衆が戻られ始まった、隣どうしで話すから煩い、子供も大はしゃぎ、

至る所で何処に植えるかと話が進んで行った。

「兆さん、お金良いのか・・」「え~其れは準備してる、今配りましょう」

またまた其れで場は大騒ぎ、男一人に小粒銀四個が手渡されると大変、

横で妻が捥ぎ取る姿に皆が大笑いされた。

 こうして騒々しい部屋も夜中漸く収まる、早く白川屋が来てと頼まれる

始末、兆次は笑いながら皆を送り出した。

「ふ~大変だぎゃ、兆次さん・・」「御免、此処の行く末には必要だと・・」

「聞いたが大丈夫か・・」「え~何とか為りますよ」「金・・」「報奨金・・」

「ええ~では・・」「ええ~皆世話に為った人に配るんです・・」「ひや~・・」

聡次郎はたまげた、此れほど豪儀な男かと今更知らされる。

 「さてと・・、あんた如何する」「ウン・・、話をしに向う・・」

「そうか、此処には・・」「朝まで帰らん」「じゃ~残り物持って行って・・」

「良いね、其れでな・・、あいつにタエちゃん駄目か・・」

「ぇ・・、ア~そうか、良いよ、あんたはミサが居るしね」「御願い・・」

「良いわ、タエに言う、此処は良いから行け・・」

律が笑いながら食べ物を皿に乗せてくれる。

 「じゃ~・・」「おいおい・・、今から何処に行くんだ、俺も・・」

「ええ~あんたは邪魔・・」「邪魔・・」

「ぁあ~そうだ、あんたはほらこの子が添い寝するよ」

「え・ええ~・・、嘘・・、この子が・・、またまた婆様・・」

「要らないのか・・、タエ要らないと・・」「もう~酷い・・」

「うへ~婆様・・・・本気で・・」「ぁあ~兆さんの連れなら何でも良い・・」

「うほ~、じゃじゃ俺と寝てくれるんだな・・」「ぁあ~其の積りじゃが・・」

「いやっほ~良いぞ良いぞ・・、婆様~感謝・・」「これ~抱きつくな・・」

聡次郎は思わぬ事に為りそうで興奮して居た。

「あんた、宜しくね・・」「え、いやこちらこそじゃ、ついてきて良かった」

満面笑顔で聡次郎は喜んでいた。

「では部屋に行こうね・・」「おう~行こう、婆様お休み・・」

「はいはい・・、お休みなさい・・」苦笑いで二人を見送る。

(ふ~あいつ良事をここに招いてくれた、最高な男じゃが、ミサ構わない

抱きついて善がれ、夫も見てくれているよ・・)律は手を合わせて思う。

 「貴方・・」「寝させてくれるか・・」「うんん・・もう意地悪ね・・」

拗ねているが顔は笑顔、其れで兆次は部屋に上がると喪服を脱がし

お互いが素っ裸で横たえ時間は充分在る、

今夜はミサのために尽くそうと決めて懸かる。

ミサとて夫が亡くなり間が無いのに男に抱かれていた、

もう其れで総て新しい道にと上がり歩こうと先程決めたばかり、

仏殿で長い間其れを知らせ、此れからは幸せになるねと誓っていた。

 聡次郎は夢の中、妻とは別の女は中村の女郎しか知らない、

今夜は素人の娘、其れも二十歳前とくるからなにおかいわん、

聡次郎は焦り瞬く間に相手のなかで果ててしまう、甲斐甲斐しく抱いて

タエに尽くされると聡次郎は蘇り挑む、其れがなんと限り無い貪欲な

若い娘、聡次郎は生まれて初めて数回挑み懸かり、

朝方には酒が残る体はぶっ倒れていた。

「うふっ・・、あの人には適わないけど頑張ったね・・」

タエは笑いながら部屋を出て律に送り出された。

 昼過ぎ兆次が戻ると聡次郎が笑顔で迎える、昼食を食べると二人は

又直くると言い残して其処を離れた。

 そうして、「おい、感謝だ・・」「・・」「おいおい、何とか言えよ、あ、

そうか兆次殿、感謝致します・・」「ですね・・、如何でした・・」

「最高じゃ、あの若さは凄いわ・・」「ですか・・」

「感謝するだぎゃ、本当に着いて来て良かった」「・・」「で今度は・・」

「今度はそうは行きませんよ」「何処・・」「似た様な集落」「では蚕・・」

「そう為ります」「お前は・・、いや兆次殿は凄いわ・・」

そんな会話であの部落に入り、皆を集めてと頼んでいた。

男は山に篭り居ない、其処で婦人を集めて話をすると大喜び、

直に男を山から下ろすと大騒ぎ、其の知らせ方が傑作、

なんと三つの大きな釜戸が外に在る、ソコに薪を押込んで烽火を挙げて

いる、三つの烽火が濛々と天に昇る。

聞くと三つは急用、直に山を下り戻れの知らせ、二つ烽火は明日降りろ

、一つは手があいたら戻れとの知らせだと聞く。

大きな山、四つに囲まれた谷、烽火で呼び戻すとは粋だと兆次も聡次郎

も苦笑いする。

 夕方驚いた、本当にあの烽火が見えたのか男が集まる、

其処でも馬の背から降ろした荷物に酒や宛が在り、

皆が喜んで酒盛り、既に婦人達には詳しく兆次が話を済ませているから、

めいめいの家族が寄り聞いている。

そうして小粒銀を四個受け取り、総てヤル気を見せて喜ばれる、

 其の夜も賑やかだが此処は前の集落のような楽しみは無い

、聡次郎も周りを見てそう思えた。

 「ふ~飲んだ」昼前皆に送出され、此処と白川屋は山ひとつ越えれば

行ける、其れに皆が白川屋なら賛成だと言われ、兆次もこの谷では心配

は無い、軽い脚で山を越えて行った。

 「アア~兆次様、ようこそ・・、これ~奥様を呼んで・・」

番頭さんが慌てて迎えてくれた。

「ま~ま~来てくれたんね」「奥様先にお話が・・」「あとで良いじゃない・・」

「いえ、先に・・」番頭さんも座らせて兆次は話をする。

 「ひえ~では・・」「ええ~良いでしょうか・・」

「良いどころか大賛成、じゃ~指導者を行かせるね、で幾らぐらい苗木・・」

「ニ箇所で五千は如何です・・」「え・ええ~・・」

「此れから隣の集落にも話をしたいと、増えると思いするがまするが・・」

「ま~番頭さん、大変よ・・」「ええ~聞いて嬉しくて・・、何とかします」

「御願いね、そうね・・、貴方はなんて人なの、あ・・、横のお方は・・」

「用心棒兼付き添いです、聡次郎と申します」「そう、御苦労様ね・・」

ルミは美しい顔を綻ばせて兆次を見ている。

「さ~奥の部屋に・・」二人は店先から奥にと向う。

 そこで此処の藩の経緯を聞いた。

「へ~早い動きですね、では此処は・・」「総替えだそうよ・・」

「では奥方様は・・」「如何にか何も知らないから許されると、此処に戻る」

「そうでしたか・・」「全部貴方の御蔭ね・・」「で・・、木曽屋は・・」

「もうアソコは誰も居ないお城の重臣と隣の若様達も皆連れて行かれた、

高山のお城に幽閉だそうよ、其処で幕府からの沙汰を待つと聞いた・・」

「ではあそこのご内儀も・・」「え~皆連れて行かれた・・」「然様ですか・・」

「貴方、暫く居るでしょう・・」「ぇ・・、・・」

「もう~苗木や手配見届けて下さらない・・」

「そうか・・、じゃ~此処でノンビリと・・」「そうして下さいね・・」

喜ぶ顔が又素敵、兆次は早くも股座が騒ぐ。

「挨拶に行きますね」「え・・、アア~女将さんね・・、驚くわよ」

笑いながら見送られる。

「おい・・、イヤ兆次殿、別嬪さんだぞ、凄い綺麗・・」「ぁあ~そうだね」

「おいおい・・、まさかお前・・」「良いじゃ無いですか、行きますよ」

 「アア~あんた~・・」宿の土間で見付かると走りより抱き付かれる。

「挨拶に・・」「ウフッ・・、聞いたわ、あんた遣るじゃ無い・・」「えっ・・」

「此処も掃除してくれたんだってね、いい気味よ、胸がスカッとした、

皆がそう言っているだがね・・」「・・、・・」「横の人は・・」

「遅れました、兆次殿の付き添いです」

「ま~そうなの・・、うふっ・・、あんた身動き取れないね・・」「えっ・・」

「良いわ、任せて・・」「女将さん・・」

「いえね、親戚の子がお城からお暇が出て新しく来られる人に使えるにも

今は家で待機だと・・」「ぇ・・、其れが・・」

「如何・・、この方に良い子が居るんだけど・・」「女将さん・・」

「按摩と此処を掃除してくれたお礼、あんたは要らないだろう・・」

「ええ~・・」「うふっ・・、此処で預かろうか・・」「女将さん・・」

「如何・・、付き添いのお方・・」「イヤ~面目ない、拙者は其の方が良い、

兆次殿、俺は此処で世話に為る・・」「聡次郎さん・・」

「イヤイヤ・・、そうする、女将さん宜しく頼む・・」

「あいよ、兆さんの連れなら何でもしてあげるよ」聡次郎は喜んだ。

「で・・、息子は・・」「其れよ、あんたに相談が在る・・」

其処から息子の縁談まとめて欲しいと頼まれた。

「良いですよ、あの谷でも今後付合いが出来るから任せて・・」

「嬉しいね、息子が喜ぶ・・」「今何処に・・」

「山に行っている、獣に罠を仕掛けたのを見にね・・」

「そう・・、では戻ると聞いてみますね」「御願い・・」手を握り頷かれた。

 「おい・・、お前は凄いな・・、いや兆次殿は最高じゃ・・」

「もう~良いですよ、楽しんだ分戻れば奥様を・・」「ぁあ~大事にする・・」

そう返事しながらもソワソワする総次郎だった。

宿から出たがらない聡次郎を残して兆次は気に為る家にと向かう。

「アア~あんた~は・・、大変・・、おとうさ~ん・・」

「なんじゃ大きな声で、え・え・、ア~あんたは・・、嬉しいね、おい酒だ」

「ぁいよ・・」大歓迎された。

そこで命の恩人だと手を握り男泣きされる、其れはあのお城内の普請

が終ると今度は別の場所にと人夫と大工左官が連れて行ったと話す。

「では・・」「大方漸くカラクリが見えた、可愛そうに口封じと思えるんじゃ、

働いた仲間を救う事は出来ない・・」「ええ~では皆・・」「そう・・」

「何処に・・」「大方、側用人の里かと思える」「ええ~では・・」

「そこで様子見じゃな・・、事が公に為りそうならバッサリ・・」

「うへ~無体な・・」「そうでもしないと・・」「でも事は公に・・」

「ぁあ~そうじゃ、だから始末に苦よしていると思うが・・」「側用人は・・」

「逃げた・・」「ええ~・・」「そう・・、いち早く寺に侍が押寄せたと聞いた

途端、姿が消えた・・」「ま~・・、では里・・」

「違うな、其処はいち早く侍が行く・・」「でも其処に普請をした者が・・」

「其処じゃ、どうなるかと皆が、其れでお侍に踏込むのは後にしてと

頼み込んだ人が居る」「誰・・」「白川屋の奥様・・」「ええ~・・」

本人からではなく他人から知らされる。

「では・・」「お城に陣取る侍も其の件は動いておられぬが何時までか・・」

「大変じゃ・・」兆次は急いで白川屋に戻り問い質す。

 「え~行きました、でも女の私は其処までですのよ」「そうでしたか・・」

腕を組んで兆次は考えている。

もうじたばたしても駄目だろうにと思えるが、追込まれた獣はそんな

柔な考えでは無いと思えた。

(いかんぞ、此れは駄目じゃ・・)兆次は益々慌てて考えも纏まらない。



                  つづく・・・・。













時代小説≪ 闇を弄ぶ奴、陽下参上 ・・弐拾四 ≫

 兆次はウキウキとした顔で着いて来る聡次郎を最初は苦々しく思う、

が意外と素直、巷で縄張りしか知らない男、其れが外に出ると全く景色が

違う、自分が尾張城下で過して来た今までと丸で違う国に来ていたかの

ように思えるし、付き添う男がこれまた破天荒、後で歩きながらにやけて

来る聡次郎。

 「おい、あ、済まぬ兆次殿、今夜は宿か・・」「そうなりますね・・」

「然様か、いや済まぬ、そうですか・だな・・」「・・、・・」

そんな二人が木曽川縁の茶屋で昼飯を食べると川に沿いを歩いて行く。

 「ひや~旦那様、ようこそお出でなさいましたな、ささ~どうぞ、

漱ぎを致しましょう、これ~お客様ですよ」

最初に泊った宿に兆次は草鞋を脱いだ。

 部屋に案内されると主が挨拶に来る。

「先だって律が野菜を背負い来ましてな、大層な金子を頂いたと喜んで

いました、本当に有難う御座いました」

「イヤ、此方こそ色々とお世話に為りました」「途中寄られまするか・・」

「そう思っていますが」「喜びます、在り難い事です・・」「・・、・・」

夕食を食べ、聡次郎にしては始めての旅、直に横に為り寝た、

兆次は一階に下りて色々と主に頼み事をし、兆次も早々と寝てしまう。

 朝餉を食べると既に馬が一頭背中に大きな荷物二つ乗せて待ってた。

「有難い主、又な・・」挨拶を終えるとなんと其の馬の手綱を握り歩くのは

聡次郎だった。

「荷物は何・・」「此れから廻る所に・・」「そうか、偉いなそなた・・」

此れから相当険しい峠越え、時々聡次郎のため休み休み進んで行った。

 そうして・・、「ひや~あんた~・・」「律さん・・、又来ました・・」

「よう来てくれたな、早く行け・・」「ええ~、後で・・」

「イヤ今行け、あんたが来させてくれた医者も手遅れと言われて四日前、

葬式も昨日終えたばかりじゃ・・」「うげ~・・、真か・・」

「そうじゃ、でもミサはなかなんだ、今まで流して来てる、判るんじゃ」

「そうでしたか、其処まで悪いとは、そうか・・、亡くなられたのか・・」

「行くか・・」「あとで拝みに行きます」「そうしてやれ・・」

「ぁ・・、処で部落の皆様は・・」「今は居る、葬式の後じゃ・・」

「なら都合が良い、今夜此処に集まって貰えないかな・・」

「ええ~なんでじゃ・・」「相談があるんです」「部落にか・・」

「そうなります、お酒と食べ物は持って来ました、律さん・・」

「何事か知らんが集めるよ、皆か・・」「ええ~できたら・・」

そんな頼み事をして、聡次郎は風呂に向わされる。

 律は慌てて部落に触れ回り家に戻ると其処には酒と充てが置いてある。

「あんた・・」「ぁ~あいつ、いや兆次殿は出掛けると一刻すると戻ると・・」

「そうかね・・」土間から上がらずに律は酒を台所に運び、充てを出して

椀に入れている。

「婆ちゃん・・」「オウ~タエ遅いぞ、早く手伝え」「ウン、集まり・・」

「そうだ」「ねね~あの人来た・・」「そうだ・・」「うへ~楽しみ・・」「これ・・」

若いタエは兆次を待ち焦がれていたのだ。

其処に集落の女性が集まり台所は大賑わい、聡次郎は一際若いタエを

囲炉裏傍から眺めている。

 一方、兆次は項垂れているミサを抱き締めて動けない、

其れほど憔悴仕切る姿に感動を覚えた。

長い時間そのままで居たがその後兆次は仏殿の前に座り手を合わせ、

残念無念だろうと男として思う。

「貴方・・」「ウン、これからの事任せてくれぬか・・」「ぇ・・、何・・」

「うん・・、此処で女御の仕事を作ろうとい考えてるんだ」「え~何・・」

其処から兆次は真面目な顔でミサと長い間話をしている。

するとミサの目から涙が溢れ出し、突然兆次の身体に飛び込んでしまう。

流からそうなったから兆次も受け止めてそのまま倒れた、

震えるミサの身体は兆次を興奮させる、先日まで生きていたご主人が

居る仏間で妻と男が抱き合い倒れている、誰が見ても不謹慎極まりない

姿だが、ミサはあえて男の胸に飛び込んでいた。

「あ・な・た、抱いて欲しい、狂わせて忘れたい、あの人と決別決めたい」

「・・、・・」思いがけないミサの行動に流石に兆次も慌て困惑、

まだ初七日も過ぎてない、其れに喪に服す妻を・・、同考えても兆次でも

無理、そう思えた。

「あ・な・た、ミサは変わる、何でも言い付け通りに生きる、生きたいの、

御願い引導を渡して・・・・下さい・・、あ・な・た・・」

切ない嗚咽声で抱き着き身体をp震えさせ懇願した。

どんなに貧乏してても喪服は在る、其れを纏う女性はひ弱で卑猥、

男はこんな姿で撓りかかられると狂う。

真っ黒な着物の裾が乱れ真っ白な襦袢が食み出ている、

脚は斜めに投げ出されなんとも言えない姿。

 兆次は一気にミサを横に寝かせ、整えた胸襟をバッと開くと真っ白な胸

が飛び出し、其処に青筋の血管が幾筋も浮き出ている最高な肉体、

その胸に顔を埋めて兆次も涙を浮かべていた。

考えられぬ状況に我を忘れ兆次はもう止まらなかった。

受けるミサも狂う、今まで魅せて居ない、姿態、其処は男を懸命に迎える

女の姿だけ、此れでミサのこれからの道は決まりと思えるのか凄まじい

応戦と夜叉顔、其処に並々ならぬ決断が見えた

 。乱れに乱れ、喪服と真っ白い襦袢と其の白さに負けない肌、

其れが兆次の餌食に為る姿、もう狂うなんて者では無い、

今まで出していなかった雄叫びは半端じゃ無い、

ミサは狂い手繰り腰を突上げ迎え震える様は兆次とて始めてみるミサだ。

 半刻挑み続けるが強靭そのもの・・、ミサは息絶え絶えながら貴方~と

雄を奮い立たせる声で叫び続けて行く。

「ウグウ・・・・・ッ・・、またまたいくいくいくって~~~~」

凄まじい形相で見事に落ち、戻し今までの苦労を流すかのようにミサの

身体には汗が滲み最高な喜悦の中で彷徨う。

(うへ~最高じゃ・・、堪らん・・もたんぎゃ・・)

「貴方~着て来て着て~~~着て~もう苦しいから出して~御願い・・、

ミサ今最高~初めて始めて迎えたいの~あなた~~~」

「うっ・・、いくぞ往く~~~ううっ・・・」

なんと仏間で兆次は思いっきり果てる、其れも喪服を着たミサの身体の中

に・・、ドクドクと出尽くし、兆次は最高な受ける姿の中で果ててしまう。

 「・・」「・・」余韻漂うなかでミサは涙が零れる、其の涙を口で吸う

兆次、もう二人は別世界に到達、其れからも離れずに又も初めより酷い

暴れ様の兆次を受け止め、今度は泣きじゃくり貴方~と叫ぶだけだった。

 乱れ姿のまま放心・・、兆次は既に其処には居ない、後できなさいと耳元

で囁くと兆次は家を出て振り返り、家に向かい長い間手を合わせ、

そうして律さんの家にと向かう。

 家に戻ると集落の人達が既に兆次が持参した持成しの酒や充てを食べ

ながらご機嫌、ミサのご主人の葬式で男達も山から下りてきているから

賑やか、本当にこの谷には多くの人が居たんだと知る。

「待っていた・・、はなしは何かと皆が煩いのでな・・」

「其れは今から・・、大勢ですね」

「アア~此れでほぼ皆が揃うたわ、子供を覗くと大人は三十人かな・・」

「そうですか・・」兆次は皆から頭を下げられ挨拶に廻る。

「おい・・、遅いぞ・・」聡次郎が真っ赤な顔をして言う。

「ではそのまま飲んで食べていて下さい、話をします」

兆次がそう言い立ち上がった。

其処から皆が静かになり兆次の思いがけない話を聞く事に為る。

 四半刻、兆次の熱弁が続き、次第にみなの顔が真剣に為り出す、

律とて始めて聞く話、其処に婦人達も座り聞いていた・・。

 「ええ~では此処で出来るんだがゃ・・」

「気候も総て合います、此処で炭焼きをしながら蚕を養うんです、そして

繭を取り売ります、総て此処で上がる繭は白川屋さんが買い取る約束。

心配なのは桑の苗、其れも白川屋さんが手配します。又それには男手

が要ります、其れで此処に参加される家に銀玉四個手間賃としてお渡し

します。そこで皆さん参加されるか相談して下さい、其の後詳しい事は

御話致します・・」そう言い終えた。

 「・・、・・」皆が黙っていて得部屋には多くの人が居ながら静かだった。

「でもよ・・、育て方が判らんが・・」「其れは代表として何方かが蚕を生産

している場所に見習いに行って下さい、白川屋さんが手配してくれます」

「おう~、其れで幾ら位苗くれるんか・・」「ぁほう・・、松、高いんだぞ・・」

「だってくれると・・」「え~然様です、皆さんの畑や土手に植えれば良事

、其れで器具も必要です、此れは男の人が見習い作るのです」

「え~なんで・・」「蚕を養う上に竹で編む台が必要です、其れに成長する

と蚕が繭を作るに必要な場所、つまり見たら縄で溝を作っていましたが

其れも習って頂きます・・」「うへ~大変じゃ・・」

「ですが道具は一度作れば長持ち致します、其れで馴れるとできるだけ

多く生産すると生糸は永遠に貴重品、高値で売れて金が入ります。

ご婦人のお仕事には良いかと・・」「ええ~どれくらいじゃ・・」

「其れは清算の数量で違いますが・・、炭焼きより高額ですよ」

「うへ~聞いたか・・、でも其の蚕の幼虫は如何する・・

」「其れも白川屋さんから買います」「・・、・・」

皆が酒を飲む事を忘れて聞き入る。

 其れから色々と質問が飛ぶが何せ兆次とて詳しい事は知らない・・。

「では数日後、白川屋さんから来て頂いて詳しい話や、されるなら苗の

植え方や場所なども聴いて見て下さい・・」

其れで皆が納得、所々で話し合う姿が見えた。

一番は聡次郎が驚愕している、

兆次の話など知らないし聞いても居ないから唖然とする顔が見える。


              つづく・・・・。










時代小説≪ 闇を弄ぶ奴、陽下参上 ・・弐拾参 ≫

 七月に入り、うっとおしい雨が降らなくなると変わりに炎天下、

真、天気には人間は勝てぬと暑い最中うごきたくない、

兆次は長屋で寝そべって汗を滲ませていた。

昨夜は芳と奮闘、もう最高に喜ぶ棒も今は大人しく寝転んでいた。

 「おい、師匠・・」「ぇ、アア~前島様、師匠呼ばわりは止して下さいよ」

「出来ぬは、真じゃからのう・・」「もう・・」

「俺は昨夜も行った、もうアレから三度じゃ、狂うたぞ」「え~前島様・・」

「女の肌は良いのう、遅いが此れから楽しみたい、そちが師匠だからな」

「ええ~大丈夫ですか、奥様・・」「其れがな・・、あいつ、行って来いと

金までくれる、其れで戻ると今日はこう教わったと試すんじゃ・・」

「うへ~」「あいつは頑張ってと迎えて喜ぶは、母上も苦笑いされる・・」

「ウフッ・・、変わりましたね」「アア~何もかも違うように見えるぞ」

「遣れ遣れ・・」「ぁ・・、そうだ、家老様がお呼びじゃ・・」

「うへ~・・、行きたくありません・・」

「そうは行かぬぞ、連れて参れと仰せじゃ・・」「まいったな・・」

シブシブと暑い最中、兆次は聡次郎に連れられて向う。

 「おう・・、参られたか、暑いのう、年寄りには堪える・・、座れ・・」

家老宅の広間で座る。

「そなたにお城で会うのが良いが、今はそうも出来ぬ、やがて幕府から命が

下される」[エッ、では・・」「然様、今まで懸り臣下に説明致していた、

此れは幕府からのそなたえの慰労金じゃ受け取れ・・」

「ええ~、要りませぬ・・」「そうは行かぬ、そなたは臣下では無い、賂は

出せぬからのう、金で済まぬがとそう仰せじゃ・・」「ご家老様・・」

「ニ百両在る、後百両は尾張からじゃ、此れからも頼むぞ・・」

「うへ~、もう・・」「あはっ・・、そなた八月の盆過ぎから迎えぬか・・」

「ア~、真に・・」「そう、念を押されたぞ、幕府の方が逗留なされている、

何時か其処に向かい詳しく情報を聞いて向かえ・・」「ご家老様・・」

「其れでな、尾張も黙っては居れぬゆえ、こやつを同行させる」

「え・・、何方・・」「聡次郎じゃ・・」「ウゲッ・・、嘘でしょう・・」

「イヤ・・、こいつは今尾張にいてはゆくゆく拙いしのう・・」「え・・」

「ご沙汰が直に下る、その時居ない方が都合が良い、処断されるやも

知れぬしな、其れは無いが皆の建前、命で出ていると言う方が良いの

じゃ・・」「ご家老様・・」「頼む、そなたの弟子として使え・・」

「うげ、其れこそ出来ませぬ・・」「聡次郎もやがて何かの奉行職に就ける

が、今のままでは堅過ぎてのう、其処でそなたが人を柔らかくしてくれ、

無論道中からそなたの配下、存分に扱き使え・・」「うへ~・・」

「良いな、わしは城に向かう、後は聡次郎聞いたか・・」

「御意、命にしたがいまする・・」「頑張れ、戻る頃此処の騒動も落ち着く

じゃろう・・」「では・・」「今回は相当な覚悟で幕府ものう、許して頂けない、

致し方ないわ、この有様は真逆じゃからのう・・」「・・、・・」

すでに聡次郎も聞いて何時かと案じていたが、愈々かと心を決める。

 「ふ~・・、なんて事・・」「そなた、宜しく頼む・・」「で来ませぬ・・」

「其処を曲げてのう、なんでも従う」「其れが出来ないと・・」「イヤする・・」

なんと事も在ろうか前島様と丹波に向えと言われたのだ。

 「おほっ・・、困った顔して・・」「お・奥方様~・・」

「うふっ・・、聡次郎、楽しいぞ・・」「御意、ワクワクしておりまする」

「あはっ、ソナタも少しは変われたのう、でも未だじゃ、場所に応じて変化、

そなたの垢を落とし為されゃ・・」「然り、この物を見て勉学致しまする」

「此処ではその言葉で良いが外はそうは行かぬぞ、出来るのか・・」

「其処もならいまする・・」「然様か、今美津が帰った」「ええ~・・、では・・」

「然様、帰ると聞き為され・・」とんでもない事が既に此処で決まっていた。

堅物の前島様と同行など出来るわけが無い、ほとほと困り果てている。

「道中、気に為さるな、聡次郎はそなたの付人じゃ、遠慮は無い、そうで

無いと動けぬじゃろう」「奥方様・・」「判る、でも尾張は此れから変わる、

其れで聡次郎も変えたい、そなたに縋ったのじゃ・・」「もう・・」

「そなた、行く所が在ろう・・」「え・・」

「小牧に報告と其れから行っていた場所がどうなっているのかもじゃ・・」

「ええ~では・・」「然様、事の次第は向って確かめ為され・・」「奥方様・・」

「良い良い、此れからも尾張に尽くしてくだされゃ・・」「・・、・・」

もう何も言う気力が失せた、総てあがのうても勝てない相手、奥方様が

賛成されている事が一番きつい、断われない場所に立たされている。

 長屋に戻ると霞が来ていた。

「おう~・・、霞・・」「如何しているかなと・・」「難儀致しているわ・・」

「ま~又何か・・」「エッ・・、判るのか・・」「ウフッ、やはり、今度は何・・」

霞には話したい、今までの事も在るし・・

 。「真~ひや~あんた・・、そう・・、尾張も変わるしね」「えっ・・」

「貴子様からお聞きした」「そうか・・、そうなんだ」「でも此度は遠いし、

域外ですね」「そうなんだ、もう如何し様かと・・」

「そうね、貴子様にもそこまでは、で問題あるの・・」「イヤ聞いていない」

「大変・・、如何、会いに行く・・」

「ぇ・・、そうだな・・、今回の報告も在るし、幕府から報奨金頂いた・・」

「ま~そう・・、じゃ其れ分けて配れば・・」「えっ・・」

「あんた金欲しくないでしょう」「え~」「戯け、知らぬとでお思いか・・」

「うへ~・・」「だろう、四年前まで参百貫の銀玉盗人、その金手を点けて

いまい」「うぎゃ~、なんで・・」「ウフッ、締めて六千貫、大金で重いぞ」

「霞・・」「床下でも埋めたか・・」「おいおい・・」

「ま~良い、あんたの事だ其処は心配しないが、報奨金配れ・・」

「ぇ・・、アア~そうだな・・、其れは良いのか霞・・」「なんで聞く・・」

「だって霞と俺は・・」「ウフッ、そうなるな、良いよ霞は傍に居るだけで」

「なな~こっちに来ないか・・」「昼間じゃ・・」「良いから来い・・」

「声が出る・・」「出すな・・」「姉様のようには出来ぬ・・」「構わぬ・・」

「ぁ・アッ・・」待ち焦がれていた霞は見事に倒され兆次を受ける

。しがみ付いて歯を食い縛り恍惚の中にと落ちて行った。

見事な身体は兆次が頑張るほど応えてくれる。

声が出そうに為ると着物を掴んで口に押込め目だけがリンリンと光って

悶えた。

霞は心底兆次の暴れ様に身をくねらせ続けて受けている。

「あんた~・・」小さな声で嬉しさを男に魅せる凄い女だった。

股座奥は姉とソックリ、其れで兆次も縦横矛盾の棒を暴れさせられた。

 半刻挑まれ暑い長屋の家の中はもっと熱い二人の肉体が踊り狂う、

そうして最後には兆次の液を体内に受けると・・、霞は痙攣をしながら

兆次を抱き締め・・、アリガトウと耳元で囁く・・。

 その晩、霞は珍しく泊ってくれた、食事もつくり夫婦気取りで食べ、

又も寝床は静かでは無い、鍛えられた体の霞は兆次おも超える、

其れが男を奮い立たせ頑張り朝を迎えると死んだように抱合い寝た。

 「あ・・、又か・・」「芳よ・・」「うへ~・・」「あんた・・」

大変、朝早く霞の姉が来て、既に戦い終えた棒を舐めて奮い立たせ

畳の上で迎える姿、布団の上で霞が苦笑いして居た。

大変な日、漸く夕方、一人になると本気で寝る、暑さなんかそんな事

気に出来ないほど姉妹に挑んだ後、兆次は直に大鼾を出していた。

夕方まで寝ると兆次は四年ぶりに床下に埋めていた大きな瓶の中の

一つを取り出し、頂いた餅(二十五両)の包み十二個を瓶に仕舞い、

変わりに銀玉を相当分小分けして数個の巾着に入れる。

其れを肩に懸ける行李に入れると長屋を出様とした。

 「おい、出かけるのか・・、いやお出かけで御座いますか・・」

「ぁあ~前島様・・」「そう呼ぶな、今は聡次郎で頼む、伯母上にも美津

にもそう言われて来た」「うげ~では・・」

「そうじゃ、今日からそなたの傍じゃ、僕じゃ・・」「もう・・」

「何処にでも着いて行く、邪魔は致さぬ・・」「・・、・・」

頭を抱えてしゃがみ込む兆次だった。

着る物も変わられ、此れは美津様の考えと思えた。

 仕方なく従えて長屋を出る羽目に為る、もうとんでもない人が傍に

居るから兆次は普通では無い、行く先も今後は考えぬといけないと

思うと本当に頭が痛かった。

芯から侍で育てられた聡次郎、恰も違う世界に飛び込んだ猿の如く

全てが新鮮に見える、身軽さと体験がこれからの楽しみ、そんな浮いた

気持ちだけに兆次は自棄気味、聡次郎の前を早足で歩いて行った。

 「ま~お連れかえ・・」「貴子様聞いて下され・・」

兆次が泣きそうな顔で言う。

「オホホッ・・、聞いているぞ」[ええ~・・、霞・・」

「その者がのう大笑いしてな・・」「畜生・・」

「まあま~致し方在るまいて、でも剣術は凄いと聞く、前島殿・・」

「はハ~っ・・、お話は伺っておりまする、前島聡次郎で御座いまする」

[挨拶はそれでよいが此処だけになされ・・、兆次が困るゆえな・・」

「御意、奥方様が真っ先に挨拶をと申し付かり・・」

「然様か、良しなに申して下されゃ・・」「拙者少し春に・・」

「ぁ~良いぞ、聡次郎殿には言い聞かせることが在るから・・」「御意・・」

一人で部屋を出て台所に向う。

 「ま~おいでと聞いて・・」「久しいのう・・、マコちゃん元気か・・」

「あいたいとせがまれ困っています」

「そうか・・、又仕事でな・・、秋口にはユックリとマコちゃと遊ぶ・・」

「そう・・、秋なの・・」「ぁあ~必ずな・・」「・・、・・」

兆次の身の回りで唯一抱いていない女性が春、其れが一番気懸かりな

女性かもしれない・・。

「これ渡す、使え・・」「ぁ・・、重い・・」

「良いから遠慮無くおじ様おば様にもな・・」「あんた・・」

「お前に一番先にと思ってな、汚いお金では無い、惜しまず欲しい物を

揃えろ・・」「あんた・・」「良いから、此れから又仕事じゃ・・」

「あんた・・、秋よね・・」「アア~必ずな・・」裏木戸の傍で話をする。

 半刻して貴子様と話し合い兆次と聡次郎は昼過ぎには其処を出た。

「おい・・、いや済まぬ、あのう・・、イロイロお聞きしました・・」

「もう良いですよ、二人きりの時はそう下らずに居て下さい、困ります」

「いや、其れは駄目、普通でもそうしておかないと癖が出る」

「全く本気ですのか・・」「ぁあ~本気じゃ・・」「飛騨に向うのじゃな・・」

「・・、・・」「おいおい、話をしてくれぬか・・」「そのくれぬかが駄目・・」

「あ・・、そうだな・・、すまぬ」変な二人、そんな事でも足は中々速い

、鍛えた脚は旅にも都合が良い、聡次郎は笑顔で付いて歩く。

(もう~嫌になるわ・・)兆次は此れか先が思いやられた・・。


                        つづく・・・・。







時代小説≪ 闇を弄ぶ奴、陽下参上 ・・弐拾弐 ≫

 快楽の余韻の中で伯母様は喜悦の顔をされ、女として羨ましい姿。

聡次郎はまだ震えている、そんな中兆次の手は奥方様の裸を上から

丁寧に滑らし全身を摩り、濡れた股座の布団は証拠を刻む跡が見える。

何度も手のひらが奥方様の裸を往復すると襦袢を被せ、落ちていた頭

を木枕に乗せると、「見ましたか、命により最後まで致しました、美津様、

此れがあの病を飛ばした技です」「・・、然様か、見事じゃね、伯母様・・」

「見られたか此れが女を蘇らせてくれた技じゃ、そなたらも何時かそんな

時にして貰え、聡次郎がしてくれるぞ・・」「ま~あんた・・」

「ぇ・・、ア・アア・・、俺も頑張るわ、始めてみた、伯母上・・」

「ぁあ~誰にも見せたくないが、必ず美津はこんな年になる、其れでも

愛おしければしなさい・・」「御意、肝に銘じて考えまする・・」

「戯け、そなた其処がいけない、杓子定規で女の中は測れぬわ、其れを

兆次は教えたかったのじゃぞ・・」「然り・・」「如何じゃ、伯母の体・・」

「美しゅう御座いました」「お世辞か・・」「いいえ、とんでもないです」

「ではご褒美じゃ、そなた兆次を連れて中村に繰り出せ・・」

「うげ~なんて事、妻の前で・・」「戯け、そなたまだ鎧兜姿じゃ、この際

美津と抱き合うならそんなもの脱ぐのじゃ、美津・・」

「そうですよ・・、貴方、今宵はお礼に、いや学ぶ為にいきなされや・・」

「お前正気か・・」「え~此れからは一層叔母様の後に従う、大好きな

お方ですから真似て歩きたい・・」「お前・・」

「着流しなら判らないし兆次殿が良い子を見てくれます、ね~兆次殿・・」

「奥様・・」「良いの、少し遊びを御憶えて欲しいし、其れを美津で試して

貰うわ・・」「おほっ、言われるねあんた・・」「伯母様に感化されます」

「良い事ぞ聡次郎行くか・・」「でも」「金は兆次が何とかする、な~兆次」

「え~奥方様・・」「そなたにはやがて有り余る金子が幕府から来る」

「ええ~・・」「今は其れより聡次郎を頼みますぞ・・」「・・、・・」

「美津も願うわ」「行け」「奥方様・・」「良いから向え、蓮殿に宜しくな・・」

男二人は追い出される。 

 「おい、頼むわ・・」「本当にですか・・」「許しが出たじゃ無いか・・」

「ぁのね・・、其れは・・」「良いから行こう、顔が注すから頼む・・」

「仕方ないですね、行きますか・・」そうして廓に向う二人だった。

 蓮殿が笑われた、前島様には其れ相応の女が宛がわれる、

技を教え込めると、女が喜んで前島様を抱き抱え二階の部屋にと消えた。

「兆次殿、大変ね・・」「アア~参るわ」「此処もどうなる・・」「えっ・・」

「しらばくれないで、聞いているよ・・」「ぁあ~其れは無い・・」

「ええ~本当に・・」「ぁあ~此処は変わらぬ・・」「ま~・・」

「其処までは出来ぬ、庶民が黙っていないし一番は税、上がりは大きい、

商人が黙っていないからな・・」「ま~さすが兆次殿ね・・、其処まで・・」

「誰もがそう考える、そうだろう出入りの商人どれだけ此処で儲けている

と思う、総てその中から税があがるんだぞ」

「そうよね、じゃ、良いのこのままで・・」「ぁあ~頑張れ」「今夜は・・」

「如何するかな・・」「ねね~戻れば・・」「ええ~なんで・・」

「戯けね、この仕業判らないの・・」「ええ~・・」

「良い事、此れからは奥方様一番よ、やがて尾張は藩主様が変わる・・」

「エッ・・」「そう、変わる、其れでね、ご家老様は残られる・・」

「うへ~なんと・蓮殿・・」「私とてその道は詳しいわよ」

「そうか、寝床で・・」「そう・・、女連中からの報告は大切よ」

「成程な・・、凄いぞ蓮・・」

「さ~早く戻りなさい、朝、何食わぬ顔で此処でいれば一緒に帰れる・・」

「え・・」「良いから、奥方様を悦ばせて逃さない事・・」「蓮・・」

「あんたの為なら何でもするよ・・」「蓮・・、抱きたい・・」

「良いわ、何時でもあんただけだし・・」

背中を押されて又もご家老様の家に忍び込んで行く・・。

 「アッ、誰、マ~お前・・」「戻った・・」「戯けね」「駄目なの・・」

「駄目な訳無いわ、お前は本当に女の気持ちが読めるね・・」

「奥方様、お恵みを・・」「ウフッ、しょうが無いわね、美津許せ・・」

「ぇ、ま~・・」「前島様は今頃・・」「良いわ、有難うね・・」

「兆次、後で良い先に・・」「え・・」「此れ、声が大きい、美津を飛ばせ、

後で抱いてくれ」「奥方様・・」「その方が良い、見られたしあいつは廓で、

此れで口封じは堅い」「奥方様・・」「良いか男の真髄を浴びせろ・・」

「もう・・」「行け、襲え、抵抗するがかまやしない美味しいぞ・・」

「・・、・・」なんとも言えない、奥方様の考えは恐ろしかった。

「よいか、こちらに呼ぶから此処で私を抱いてくれ横に居らすから移れ・・」

「うへ~奥方様・・」「うろたえるな」「もう・・」「これ美津・・」「何か・・」

「一緒に寝よう・・」「え~・・」「良いから来い・・」「伯母様・・」

「おいで・・」美津は従う。

「兆次もはいれ・・」「・・、・・」美津が驚く中、兆次も従う。

「・・」「可愛いのう、今夜も頼むえ・・」「奥方様・・、美津様が・・」

「良いんだ、この美津は私の分身じゃ、な~美津・・」

「え、え~・・」「脱がしてくれぬか、そなたも脱がそうぞ・・」「奥方様・・」

「元気をくれぬか・・」其れで決まった。

 「美津見せようぞ、この者がどれほど女を狂わしてきたかの証じゃ・・」

「ええ~なんですの・・」「兆次、たって褌外せ、頼みじゃしなされ・・」

「もう~知りませぬぞ・・」立ち上がりやけくそで身包み脱いだ。

「うげえ・・・・・・ええ・ええ~~~エッ・・、何何々・・・うそっ・・」

「見るんだ、それが食い込むんだぞ、一堪りも無いわ・・」

「・・、アワワワ・ワ~ッ、嘘だ嘘でしょうこれ・・」「ぁあ~見事じゃろう」

「伯母様・・」「ぁあ~使っているわ、最初は夜這いじゃ・・」

「ま~なんと言う事でしょう」「でな、もう狂うわ・・」「・・、・・」

美津は相貌の眼差しで震えていた。

 「さてとお披露目は済んだ、今日も体を焦がしてくれぬか御願いじゃ、

愛撫はもう良い、ぶち込んでくれぬか・・」「ま~伯母様の言葉とは・・」

「ウフッ、そうじゃね、でも嬉しいこいつが愛おしくてな、悪さするが

憎めん」「ま~・・」「では横で見てくれ、逃げるで無いぞ・・」「伯母様・・」

「ぁ~女の喜び披露する、始めてくれぬかあんた~来て・・ね~・・」

美津が驚愕する中、恐ろしい物をなんとおば様が口に迎えしゃぶられ、

聳え立てておられた。

「ふんがあう~良いよ最高になったよ・・」「では・・」「・・、・・」

「アウウウ~~~~~ッ、来た来たは行ってきた兆次~~暴れてよ・・」
「奥方様許さない・・」「ふえ~最高じゃ、あんた凄いから良い・・、往々
おう~今日は勇ましい~け~ア・ア・ア・アアアウゥ・・うっつ・・・・、
嘘嘘嘘や~~うぎゃああ      っ・そこそこ駄目駄目其処~~~~
弱いからから後で其処じゃ駄目とお~ととととと・・        ・・
ぶうううう~~~~~~うぎゃっ        ・・」

なんとも今日は早い、兆次はまだ始め、其れなのに飛び切られた。

 「御免・・」「ぁ・アッ・・、アア~駄目駄目だ~えっ・・、うううぐう・・・
うっ・・・だめ~よう~ねね・・・」

寝巻きを捲られ、空かさず減り込んで来た大物に美津は在ろう事か股を

開いてしまう、其処にめり込んできた大異物が美津を一瞬、何もかもが消え

失せさせ、初めての穴に感動、前島様しか使われていない物は感度抜群、

兆次は勢い腰を突き刺して受ける、美津は他愛無く自分から驚いて迎え

飛ばされた。

 「ま~早い事・・、兆次・・」今度は豊な肉に減り込んで暴れる、

壮絶な雄たけびの中で兆次は暴れ捲り、奥方様が飛ばれると美津に

挑んで其処も暴れつくして行く、奥方様も負けじと迎え、美津は二度三度

と棒を食い込ませると、次第にその凄さをかみ締めることが出来るまで

耐えられた。

其処から美津は唸りあげて迎え腰を浮かせて応じる姿は絶品、奥方様も歓喜

され続け美津は益々兆次にしがみ付いて・・、うんぬぐうぬっと呻き・・、

スゴイスゴイスゴイと腰をグイグイと逸らし頑張る。

 もうとんでもない修羅場、兆次も流石に熟した肉体に溺れ、

美津様の素晴らしい身体を蹂躙し、奥方様の何処までも食い込める

柔肉に喜んで棒は暴れ放題、二つの身体は兆次により喜悦の渦に

溺れ彷徨っていた。

 「許して~やすませて狂う~・・」「駄目だ~・・」

「あんた~凄い凄い・・良い~・・伯母様~・・助けて~・・」

「まだいける、兆次動け・・」

「然り、最高です・・、堪りませぬ、この柔肉最高、棒が出たがりませぬ」

「だろう、喜んでいるぞ頑張れ・・」「奥方様最後・・」「ぁあ~良いおいで」

一度果てたかった、受ける美津様は目が飛んで居た。

(鬼じゃ、それにしてもこんなの良いとは信じられない最高に喜べる・・)

自分の身体は汗まみれ、其れをなでながら横たえる男の棒を・・

なんと美津が動いて舐めていた。

 「ま~もう・・、恐ろしい・・」聳えて来た棒を掴んで美津は驚愕、

其処から美津が主体で襲われ、イガリ挙げて堪能・・、

気が遠くなる時に今まで見たことも無いものが走る、

其れで悶絶して動けなかった。

横にも同じく横たえる奥方様の体、もう一度責め兆次は部屋を出て行く。

 猛然と走り向う、「おい・・、抱くぞ・・」「ま~あんた・・」

蓮が喜んだ、其処で一戦イヤ何戦の戦い尽くしている、呆れた兆次。

 一方、美津は、「伯母様」「如何・・」「狂いました、初めて飛んだ」

「良いじゃろう・・」「たまには、傍に居られると殺されますね」

「あはっ・・、言えるのう、そなた薄々知っていたろう・・」

「いいえ其処までは・・、でも按摩は・・」

「そうか、もう四年、一月か二月に一度迎えて来たが、何時も驚かされる、

技が違うし・・、アソコが喜ぶのじゃね・・」「判ります、今後も・・」

「ぁあ~ソナタも同罪じゃ、味わうのじゃ・・」「伯母様・・」

「良いから何とかする、心配致すな・・」「伯母様、又だかれたい・・」

「おやおや目覚めたのか・・」「遅いですけどね・・」

そんな話を裸で寄り添いして居た、つわものはこの二人かも・・。


                つづく・・・・。




















時代小説≪ 闇を弄ぶ奴、陽下参上 ・・弐拾壱 ≫

 奥方様には恐れ入る、なんと堅物な前島様を子供扱い為さる。

自分達は隣同志で寝そべり、男二人を端から向かい合わせで座らされ、

挙句に前島様をお叱りに為られる。

「そなた無粋じゃのう、羽織袴など脱ぎ為されゃ、其れが済むと兆次を

見習うのじゃ、何も申さず真似るのじゃえ・・、判ったか・・」

「然り、直に脱ぎまする」其れを見て美津様は笑顔、横を向かれ奥方様

に目配せすると兆次に向って舌をチョロリと出され笑われ、

なんともいえぬ可愛さだった。

「兆次殿、遠慮は要らぬ、何時もとおりじゃ・・」「げ~まさか・・」

「そのまさかじゃ、聡次郎は他言致さぬ、そなたの弟子故な・・」

「奥方様・・」「良いか、手を抜くと容赦致さぬぞ、此度はこの夫婦に春を

迎えさたい、その見本じゃぞ・・」

「奥方様・、さ~始め為され、帯からじゃね・・」「・・、・・」

もうやけくそ、なんとでもなれと前島様を見た。

「頼むぞ・・、習いたいのじゃ・・」「・・、・・」

兆次は奥方様の堅い帯を解き始めると聡次郎は真似て行った。

二人の女性は黙っておられ、美津様は目を瞑られていた。

「ではうつ伏せでお願い致します・・」「こっちもそうしてくれぬか・・」

「貴方・・、お願いね」「アア~なんか知らぬが良いぞ・・」

見よう見まねで兆次の手が向かうほうに聡次郎も動かすが、

何処で力を入れたら良いのか判らずに揉み始める。

「貴方・・、痛い・・」「おう、御免・・、兆次殿・・」「・・、・・」

「兆次殿・・、聞えて居ろうが・・」

「ウフッ、貴方、今は御師匠様です、その呼方で返事されませぬぞ・・」

「え~其処まで・・」「当前でしょう、武士で言えば剣法の極意ですぞ」

「うへ~そうなるのか・・」「伯母様の病を手で治されたお方ですのよ」

「そうか・・、では師匠・・」「然り、なんでしょう・・」

「力の入れ具合が判らぬが・・」

「其処は感です、相手の体の動きを観察していれば自ずから判ります、

人其々に凝っている場所が違い、奥方様は動かれないから凝る場所が

違う、美津様は家の用事で動かれますから肩が異様に凝られている筈」

「そうか、肩は・・」「そちらに伺います、懲りようが判りませぬゆえ・・」

兆次は奥方様と美津様の間に割入り美津様の肩を触る。

「ご無礼致します・・」「良いですよ、御願いね」「うへ~此処は相当です、

前島様手を・・」「こうか・・」「此処を摘まんで見て下さい・・」

「オッ、コリコリ致してるぞ」「其れは凝る元です、ユックリと始めは弱く

廻すように指を捏ねて下さい、そうじゃ無い、押さえ戻し引張るのです」

「こうか・・、難しいのう・・、おう~伸びて来るぞ・・」

「戻して又同じ様に抑え揉んで引張ります・・」「ウン、そうしているぞ」

「ぁ~最初は痛かったけど、なんとま~気持ちが良い事、貴方済みません」

「良い、気持ちよいか・・」「ええ~息がし易いです・・」

「一度其処から離れましょうか・・」「次は何処じゃ・・」

「お背中のでっつ張る二つの骨周り、其処も此れは相当ですね、同じ様

に抑え戻し今度は御餅を込めまわすように掌でゴシゴシと個の様に・・」

「ぁ・あうう~気持ちが・ア・アン、凄く良い」「おい、俺にさせろ・・」

「どうぞ・・、そうです・・、其処をグイグイと掌で捻りも見込むんです」

「こうだな・・」「そうです、その手が腋に滑り筋を摘まんで捻ると伸びて

来ます、其れと背中を交互にしててください・・」「兆次、こっちも・・」

「然り・・」「そこで向きを変えなさい・・」「御意」奥方様をそこで揉む。

 「師匠・・」「ぇ、柔らかくなりましたか」「そうみたいじゃ妻が動かぬ」

「気持ちが宜しいのでしょう、夫の前島様が尽くされているんです、感激

に浸られています」「然様か・・」「で次は腰周り」「教えてくれ・・」

「では奥方様・・」「もう~気持ちが良い時に聡次郎、見真似で良いぞ」

「伯母上、確りと憶えませぬと其れえに楽しゅう御座る、今まで妻の身体

など触って居りませなんだが中々良いもんですな・・」

「そうじゃろうが、女の肉は男と違う」「ですな、今気が点きました・・」

「暫く師匠を渡すわ・・」「ぁりがとう御座います・・」

苦笑いされ奥方様は後ろ向きの兆次の腰を抱かれたいた。

其れを見て聡次郎は吃驚する。

「おい・・」「ぁあ~良いじゃ無いですか進めますよ・・」「・・、・・」

「あううっヒイ~~~ききき・・・もちがい良い・・っ・・」仰け反り叫ばれる。

「おうし・・、そうするのだな・・」

「あううっ、貴方~良いわ・・、最高に気持ちが良いですよ~・・」

「そうか・・、此処じゃな・・」「ひいい~~~・・」

「今ですよ、お尻に手を・・」「如何する・・」「でも其処は・・」

「構わぬ師匠じゃ・・」「では見てて下さいね・・」

「うぎゃっ・・、ア・アア・アン・・あうっ・・・う・ううん・・うん・・」

「おい変われ・・・・、・・、・・、あぶうっ・・、ううう・・グウッ・・」

「前島様、腰に戻り為され、そうして焦らして又お尻ですぞ・・」

「ほほっ・・、然様か楽しいぞ、モチモチしているな・・」

美津様は役者、夫をはやし立てて楽しまれている、兆次には判っていた。

襦袢だけの姿は卑猥其のもの・・、夫とて興奮する筈を承知で美津様は

居られた。

 「アッ・・」奥方様の手が股座近くに来ていて慌ててその手を退かす。

「此れから・・」「もう言いますから、手を滑らし時々腿に向う強く弱く揉んで

戻り、お尻を手で叩く様にして揺らして下さい・・」

「何、意味が読めぬ、構わぬ、見本見せろ」「奥様の身体ですぞ・・」

「按摩だろうが・・」「でもこれは普通の按摩では御座いませぬ・・」

「そうなのか・・」「へい・・、女性の肉の奥深くを揉むのですから・・」

「では伯母上でしてくれぬか見習う・・」

「良いでしょう、もう途中では止まりませぬぞ・・」「良い、懸命に追う・・」

「これ、聡次郎ソナタ師匠に向かいなんだその言い草、兆次殿今後その様な

横柄な言い方に返事為さるな・・」「わかりました、此れからは言葉無しで

進みます、嫌なら途中で止めて下さい・・」「ええ~・・」

「ですから普通じゃ無いと申しましたが・・」

「然様じゃな済まぬ、では見て着いて参る・・」

「もとの位置に戻りますから見てて下さい、怒って殴らないで下さいよ

」「え~そなた・・」「聡次郎、うろたえず習え良いな、誰にもいえぬ世

に入るのじゃ」「伯母上・・」「良いな美津・・」「然り、着いて参りまする」

「良い覚悟じゃ、聡次郎は如何・・」「拙者も同行致します・・」

「聞いたか兆次殿、何時もの通りじゃぞ・・」「奥方様其処は・・

構わぬ、身内じゃ、快楽は分け与えてやりたい・・」

「奥方様・・」「ソナタの威力を見せてあげ為されゃ」「奥方様・・」「

いつも通りじゃぞ、聡次郎うろたえるな、極意をとんと見て置き為されゃ」

「伯母上・・」「良いから美津もじゃ・・」「御意、しかと見させて頂きます・・」

「良い子じゃ、兆次、何時でも良いぞ、動いてくれ・・」「本当に・・」

「ぁあ~こやつの目の鱗取って遣れ・・」

「畏まりました、其れでは、前島様、最後まで見てて下され、按摩の真髄

は生易しくは御座いませぬぞ、男を捨てて女御に奉仕する姿をお見せ

致しまする」「おう~頼む・・、師匠殿・・」「では奥方様・・」「来てくれ・・」

「御意・・、始めまする・・」

 愈々始まる、今回は見物者が居る、兆次は半分やけくそ、奥方様に

此処に連れ込まれあがらされた舞台、見事のそこで演じようと腹を括る。

始まった・・、腰揉みから先程教えた尻周り、その先は聡次郎も美津も

知らなかった。(アッ・・、マ~なんと・・)美津の目が輝いた。

聡次郎は座り見詰めている、伯母上と申しても聡次郎の二つ上だけの

若さ、その豊満な体が揺れ悶えて来出す。

既に尻は終えて兆次の手は股座の裏で動いている。

其れもなんと襦袢が又に沈み見事に伯母上の腿の大きさが現れれて

いるしその足が開かれ、遠慮無しで手が股座に減込んで揉み解される。

パンパパンと音を立てて手が踊るように動き股の間に消える、

そうして膝裏も丁寧に揉まれ、脹脛も潰すように指が減り込み離れる、

脚の指も一つ一つもまれて受ける側のため息が聞こえて来た。

 「此処まで・・、どうぞしてみて下され・・」「ようし、行くぞ・・」

今度は聡次郎が見たままを行うがぎこちなさは致し方無い、

だが美津は感じて行った、幸せと思いながら目を瞑っている。

「最初ですからま~良いでしょう・・」「済まぬ頑張ったが・・」

「いえいえ上出来です、但し、揉む相手を慈しんで下さいね」「えっ・・」

「其処が違います、此れで良い気持ちになってくれ、後でお返し貰うぞと

念を入れて揉むのです」「ア・・アッ・・、其れは・・」

「然様ですよ撒き餌です、後で抱くと最高なお返しが来ますよ」

「ア~そうか、その為にか・・、摩れば変わった前戯に為り得るな・・」

「然様です、女性は貰った喜びを肉で返してくれまする」

「うへ~なんとのう・・、さすが師匠殿じゃ・・」

「では表に向かいますが良いですか・・」「ぁあ~是非・・」「奥方様・・」

「これ聡次郎、途中での話は辞めてくれ、気分が削がれる・・」

「申し訳御座いませぬが、なんせ初めてでして・・」

「もう最後まで黙っていなされや、最高に上がりたいからのう・・」

「御意・・」「美津も見ておれ・・」「然り、お願い致します・・」

「兆次、良いぞ、最後まで続けておくれ・・」

「畏まりました、喜んで御供仕ります・・」「一緒に参ろうぞ・・」

聡次郎と美津は横で正座して居る。

(あっ・・・、・・・、・・)美津が心で叫んだ。

なんと上向きになった伯母上様の胸が食み出され、その胸を兆次が

器用に揉み解す様は女として判る、どれほど快感が溢れるのかも

美津には理解出来る。

 一方、聡次郎は驚愕、其処まで其れに始めて伯母上の胸を見た瞬間、

その美しさに見惚れ男の聡次郎の股座が騒いだ。

血が通わない伯母上、名前だけは伯母上だが今まで考えていたことも

ない見事な胸に感動する、兆次の手の動きにより面白い程形が変わる、

まるで搗き立ての鏡餅の形の胸が踊っていた。

肩を外れた襦袢が二の腕に包まる姿も卑猥そのものだった。

兆次の手は伯母上の腋から肉を盛り上げて胸に寄せ揉みあげて戻し

又寄せる、其れを繰り返すと緩んだ腰回りの肉を面白いように寄せて

揺らしてがはなれ又寄せる、其れが何度も繰り返すと・・、

(アッ・・)聡次郎と美津が同時に声を挙げる。

目の先は露わに出た下半身、其処に兆次の手が伸びて行った。

膝を立てさせ緩んだ太腿がユラリユラユラと揺れ、其れをも見上げると

腿の付け根に手が向かい、なんと膣周りの按摩が炸裂、伯母様の足が

大きく自然に開くと丸見え、其処に在ろう事か男の指がアア~と思う間

に減り込んでいた。

だが驚愕したのはその先、割込む二つの指がなんとも恐ろしい速さで

出入りするから、もう伯母様はその衝撃で泣き叫ばれ出す。

見事に男の指は出入りが激しくクチャチュボッツチュバッツボスバスと

音のみが聞こえていた。

「うぎゃああアアアア~~~~アアアッツ・・・・・ふんぐうう~~~~~
良いイ・・いく・・・往く・・いく・・・・・・・う~~~~出る出る出るよう~で出
で・・・・・・・・出るううう~~~~うううううっ・・・ううううう・ぐうっ・・・」

ピュ~と小水が小山を描いて飛び出して来た。

ドタドタンと大きな体が跳ね中小水は中々止まらない、痙攣をする肉体は

綺麗と思えた。

聡次郎は身体を震えさせ見ているが、こんなことが在るのかと始めて知る

聡次郎だった。


            つづく・・・・。














時代小説≪ 闇を弄ぶ奴、陽下参上 ・・弐拾 ≫

 「ふ~寝た、婆様飯を・・、・・、うん・・、ア・ア・アア~~~霞~~」

「霞じゃ無いわよ、早く飯食べろ・・」「ええ~何時・・、きたん・・」

「良いから座れば、ミサさんお願いね」「はい、直に・・」「・・、・・」

「あんた・・、アソコから走って戻ったの・・」「ええ~お前・・」

「踏み込むのを遅らせたのよ・・」「うへ~ジャ・・」

「そう、若様が寺にはいられるのを確認し待機されてる江戸からの人を

踏み込ませる為に」「うへ~では・・」「そう、あんたが遅いから・・」

「俺は・・、俺なりに」「聞いた、三人の偉いお侍様も隣で聞かれたわ・・」

「なんだと、おいおい・・、じゃ俺は・・」「ええ~吃驚されていた・・」

「うへ~またご家老様に・・」「だよね・・、観念しなさい・・」「霞・・」

「情け無い顔ね、ミサさんが見下げるわよ」

「ええ~・・、・・、・・、婆様・・」

「隠せんが、このお方鋭いお方じゃ、許しを乞うたけ~」

「で・なんと・・」「ウフッ・・、直接聞き為され・・」「えっ・・」

「戯けね、もう呆れているだけ、あんたはよほど良い女性に目が無いわ」

「霞・・」「良いわ、貴子様もまた大笑いされるよ」「うへ~如何し様・・」

「其れより夫、酷いそうね」「そ・そうなんだ・・」

「なんで医者に診せない・・」「ええ~・・」

「馬があるから、貴子様に頼んで来なさい・・」「えっ・・」「行け早く・・」

「え・・、お前は・・」「此処で休む、疲れて居るのよ・・」

「そうか、行くか・・」「早く行きなさい、あんたはその脚でご家老様の所

に報告よ」「報告って全部は知らんぞ」「良いの、必ず貴子様の後は行く

のよ、判った・・」「ア・アア~ジャ・・、ミサ・・」「・・、・・」

泣いて返事が戻らなかった。

 兆次は馬に跨ると其処を出る。

「霞様・・」「イヤよ、霞と呼んで下さい・・婆様・・」

「じゃ~律と呼んで貰えるかのう・・」

「え~喜んで・・、ミサさん、任せて・・、労咳も治ることが在るのよ」

「霞様・・」「怒るよ、霞で良い・・、妹にしてね・・」「・・、・・」

身体を震えさせてミサは泣きじゃくる。

 いやはや・・、兆次の慌て様は貴子様は笑い転げておられた。

直に医者を向わせるといわれ胸を撫で下ろす。

「此度は世話懸けましたな・・、御蔭で飛騨にも脚懸りが出来そうじゃ、

そなたの活躍で事が早く運べた、お礼もうすえ」「え~とんでもない・・」

「イヤイヤ・・、感謝致しておる」そう言われる。

真この方に懸かれば兆次は幼子同然、何時の間にか慕い憧れる存在に

為っていた。

 その脚で那古野のご家老様の家にと向かう。

「おう~戻ったか・・」「ご家老様・・」「良いよいい、ご苦労じゃったのう」

居並ぶお侍様に知らない人が増えていた。

「あのう・・」「おう~ソナタが兆次殿か、逃足が速いから顔を見なんだ」

「え~、ではあの時の・・」「ふふっ、豪快じゃな、女御を責める様は始めて

見たが、壮絶じゃ・・」「ご・ご・御勘弁を・・」

「何を申される武器や、そなたのアソコは何事にも勝る拷問の武器じゃ・・」

「お侍様・・」「遠藤蔭次と申す、見知り起き下され・・」

「へへ~っ」「よいよい、そなたに何時も申し居ろうが、侍では御座らぬ

ゆえ無礼講じゃ・・」「ご家老様、其れで・・」

「ぁあ~余る獲物を取れたと喜ばれた・・」「然様でしたか・・」

「其処もとの御蔭じゃ、此れで締めて七万参千石浮いた、まだまだ諸国には

参百近い大名が御座る、幕府も難儀致しておる此れからも良しなにのう・・」

「遠藤様この者、あの丹波には如何で御座りましょう・・」

「ぇ・・、丹波・・、ア~そうじゃな・・、其処が一番難儀じゃぞ・・」

「ですから・・」「ほほう清水殿は冴えるわ、そうか面白い、ご家老様、

このものお貸し頂けませぬか・・」「丹波か・・」「然様・・」

「どちらの・・」「十六万五千石・・」「うへ~では佐々木殿、ウ~ン・・、

其処まで参られるのか・・、尾張もそうかな・・」

「滅相も無い、こちらは御三家の筆頭で御座りますぞ・・」

「でものう、この度はそうも行くまいて」「遠藤様、この者の前では・・」

「構わぬ、こやつはわしらを助けてくれた恩人じゃ、そなたら二年も懸り

何も掴めなんだぞ、お礼を思え・・」「ははっ・・、然り・・」

「で、兆次殿助けてくれるか・・」「うへ~ご冗談を、今回限りです・・」

「おいおい、そなた尾張六十万石潰されるのか・・」「え~ご家老様・・」

「そうなるぞ断われれば、この者達も土産が無い、六十万は大きい、

其れをと思われたら如何する・・」「ご・ご家老様無体ですぞ、一介の

庶民に向けて・・」「ウフッ、其れがのう、そなたは庶民では無くて今は

久しゅう聞かぬがお庭番じゃ・・」「うげ~恐ろしい事申されます」

「あはっ、ゆうて妙ですな言えます、そこもとに決めた、直でなくても良い、

尾張にこの顔見知りの三名を置いて行く、そなたの配下じゃ・・」

「と・とんでもないお侍様を・・」「イヤイヤ、兆次殿ご指南賜りたい、

ソナタの武器には到底及ばぬが、せめて技でも伝授下され・・」

「もう~てんごは無しですぞ・・」そこで居並ぶ人が大笑いされた。

「マァマ~賑やかな事・・」「奥方様、御久しゅう御座りまする・・」

「ま~遠藤様かえ、立派に為られましたな・・」へへいっ・・」

「ウフッ・・、また何か企みですか・・」

「おう~良い所に来た、そなたから頼んでくれぬか、兆次にのう・・」

「お・奥方様聞かないで下さいまし・・」

「オほっ・・、六十万石救ってはくれぬと申されるのかえ・・」

「うげ~お・奥方様までご冗談を・・」

「そなた弁えよ、冗談などでこの日の元の行く末をなんと心得るのじゃ・・」

「うへ~・・」「のう、人は其々じゃ、力や値打ちは的を得てのみ発揮出来る

のじゃえ、其処に合うと思し召しじゃ、頼みをドンと引き受け為されや・・」

「奥方様・・」「ほう~効きますな、男が懇願しても駄目なのにのう、この者

の弱点は女性で御座るな・・」「言えるわ、奥が頼めば引下がれんじゃろう」

「ご家老様・・」「良いから直では無いと申された、ゆるりとしてからで良い、

頼むぞ・・」「・・」もう何も言えなかった、恨めしそうにご家老様と奥方様

を睨む兆次の顔が・・、可笑しいのか居並ぶ方々が大笑いされる。

 その夜は祝宴、前島様もご親戚で呼ばれておられた。

前島様に総て知られ何度も頭を小突かれる兆次、皆の笑いを誘う。

 夜遅く、皆様が引かれ、残る兆次と前島様二人になる。

「おい・・、如何したら女御が喜ぶ、少しだけ教えろ・・」

「前島様、勘弁して下さいよ・・」「イヤ頼んでる、拙者其処は疎くてな、

美津が如何思っているのか不安に為る、そなたを見ていると一層じゃ・・」

「其れは其れでお仕事なさるから致し方ないでしょう・・」

「其処、拙者はそう思うが、女御はそうでは御座らぬだろう」「ですね」

「ほら見ろ・・、其処じゃ・・」「と、言われましても・・」

「な~頼む、このとおりじゃ」「止して下さい、前島様、辞めて下さい」

 「おほっ・・、これ・・」「ぁ・・、伯母上・・」

「そこもとの思いは当りじゃ、美津は可哀そう」「え~真にですか・・」

「然様じゃ、女御は夫の仕事如何で変わるとでもお思いか・・」

「いえ其処は・・」「だろう、為らば女として寂しいのは当り前じゃえ」

「伯母上」「聡太郎、そなた本気か・・」「この者見ればそうと思えます」

「然様か良く気が点かれたのう、では口外致さぬか・・」「是非も無い」

「そうか・・、まちゃれ、此れ~誰か・・」其処に女中が廊下に来る。

「今から美津殿を呼んでくれぬか・・」女中が引き下がると・・、

「此れから嫌だとか無理とか申さぬか・・」「ぇ・・、誓って・・」

「然様か、そなたも其処まで参られたか、今後は楽しい世界に向えるぞ」

「伯母上・・」「堅く約束致すか・・」「御意」「では手習い致そう・・」

「ありがたや・・、お願い致しまする・・」

「そう畏まるな、兆次を見習えばそうなれる・・」

「ウゲッななな、んと申されました・・」「そなたが師匠故に申した・・」

「嘘でしょう・・」「真じゃ、手習い致すと聡次郎が約束したではないか」

「でも其れは・・」「戯け、そなたが師匠じゃ・・」「・・、・・」

とんでもない事に為りそうと危惧した。

酒も拙い、何でこうなるのかと思うが、前島様の事、このまま引き下がる

事は許されまいと思えた。

 「お呼びですか、夜中に何事ですの・・」

「まいられたか、座り為され、此れお酌・・」「ぇ、手前がですか・・」

「当前じゃ、従うと申したであろう・・」「御意・・、では・・」

「ま~初めてですよ」「俺もだ、飲んでくれ」「おほっ、よばれますね」

「・・、・・」行き成り始まりかよと兆次は思えた。

「では横に侍れ、美津」「然り、貴方・・」「おう~良い、まだ飲め・・」

「さて杯は交わしたね、奥の部屋に移動、参られ、兆次も来るのじゃ・・」

「ええ~・・」「煩い、従え、弟子が見ているぞえ・・」

とんでもない事に為りそうで足が震える。

大きな家老宅、裏手に離れて奥方様の寝屋が在る、ソコに向われる、

途中で新しい膳を申し付けて部屋には居られる。忘れもしない部屋、

あの四年前に忍び込んだ懐かしい部屋だった。

 「此処では一切嫌だとか出来ぬとか申すな、良いな聡次郎・・」

「然り、仰せに従いまする」「良い心掛けじゃ・・」

新しい膳が運ばれるともう皆は寝なさいと言われる。

「さてと、美津に申付ける、今夜は聡次郎の手習いの場じゃ、そなたも

嫌だとか申すな・・」「エッ・・、何事でしょうか・・」

「其れは今話す・・、最後まで聞き為され・・」

其処から奥方様の話が続き見る見る間に美津様の顔が真っ赤変色、

横で項垂れる前島様が可笑しかった。

 「伯母様・・」「ウフッ目覚めたぞ、皆、兆次の所為、男としてどうかと

悩んでいる、其処で伝授を頼まれたのじゃ・・」「ま~呆れた事・・」

「オほっ、そなた何時も羨ましいともうして居たぞ・・」「其れは・・」

「今夜から聡次郎も変われるわ、今から楽しめ・・」「伯母様・・」

「女ぞ権利が在る、武士の妻とて内緒なら何でも有りじゃ、生まれて

来たからには女としては同じじゃ、我慢やはしたないと思うのは外面

だけで良い、内では女の喜びを楽しんでどこが悪い、そうじゃろう・・」

「でしょうが、うちの人は無理」「聡次郎・・」「伯母上、薦めましょう早く」

「ぁはっ、そうだね聞いたか美津、覚悟し為されもう喜びが目の前じゃ・・」

「伯母様・・」「まかしゃれや、師匠が居るわ・・」「ま~、では・・」

「然様、そなたが訝る事が今夜拗ねて明白に成るわ・・」「え~では・・」

「そうじゃ、四年前病で寝た、其れを直したのが兆次殿・・」

「其れは存じていますが・・」「その先は次第に判明致す、さてと、師匠、

弟子を何処から手習いさせましょうかね・・」「うへ~奥方様・・」

「そう、按摩が良い」「えっ・・」「煩い、そなた従い為され良いね・・」

「・・、・・」もう兆次は自棄に為る、此処に縁が出来てろくな事は無い、

そう思うが奥方様の思いは嫌ほど理解できていた。

「では横に為ろう、美津は傍で並んで寝るのじゃ・・」

「然り、そう致しますね、楽しそう・・」「え~・・、これからじゃ・・」

体つきが違う二人が寝そべられた。


           つづく・・・・。








時代小説≪ 闇を弄ぶ奴、陽下参上 ・・拾九 ≫

 兆次が至福の日々を過している間に、霞は忙しかった。

尾張からとんぼ返りし、白川屋に居た、其処で女主のルミと会っていた。

 「ま~そうでしたの・・」「霞殿の事は詳しく聞いておりますの、あの人が

頭が上がらない人だと・・」「ウフッ、しょうが無い奴よ、貴子様の思いを

貰い、暢気な人よ全く、其れに如何してか素晴らしい女性ばかり合うの。

ここでも貴女に会えているし・・」「マ~・・、ルミは・・」

「いいえ・・、素晴らしいから良いかなと・・」「霞殿・・、貴女・・」

「ウフッ、六年傍でウロウロしてた、そうしたら貴子様が迎えろと仰せで、

其れで、最近よ、此処に赴く前・・」「ま~そうでしたか、其れは良かった」

「えっ、良いの・・」「え~私と姉妹よ・・」「ウフッ、何とか姉妹ですね」

二人はそこで一気に近寄れた。

「其れでお聞きしたの、此処にお嫁さんをと・・」「ま~言ってくれたの」

「そう・・、吃驚して・・」其処から霞が話し出す。

 「ま~本当だったんだ、貴子様にお会い出来ないかしら・・」

「是非、此れからの事も在るし・・、この件が収まれば是非・・」

手を握りルミは感動する。

 数日、霞は出入りし落着く暇が無い、総て今回の事の仕上げに動く。

梅雨の真っ只中の日、雨の中で仰々しい篭を運ぶ行列が見える、

お寺に向っていた。

「マァマ~よう参られるわ・・」旅館の女将が見送る前を行列は通る。

 宿に戻ると、「うへ~あんた、何時の間に・・」「おう、女将久振りじゃ」

「危ないわよ・・」「良い、今日お寺で法要だよな・・」「ぇ、そうだけど」

「悪いが、荷物白川屋に運んでてくれないか・・」「ぇ、あんた・・」

「俺は仕上げに行く・・」「え~、どこ・・」「ぁとでな・・」「ぇ、あんた・・」

雨が降りしきる中、兆次は女将を一瞬抱いて其れから出た。

「・・、・・」見送る女将は唖然とする。

 お寺に篭が到着すると皆が出迎える隙に、兆次は境内の中に入込む。

そうしてお経が始まると濡れた着物のまま廊下に上がり、離れの手前の

小さな待合室にと隠れている。

「今日はとことん化けの皮剥す・・」

そんな思いを秘めていると誰かが歩いて廊下を渡って来た。

「・・、・・」兆次は咄嗟に屏風の後ろに身を潜める。

「ふ~酷い雨じゃ、お城の屋敷完成じゃろうに此処に来いとは・・」

ブツブツとそんな事を言っている。

「真、我侭じゃ、これが俺の妻にやりきれんがや、先が思いやられる」

そんな事をぼやきながらも待っている男、兆次は隠れて思う、

縁続きのあの藩の若様と思えた。

 その部屋の前をドタドタと足早に隣の部屋にと向う音が聞こえる。

「来たな・・」男が立ち上がり隣の部屋に向おうとするが兆次は動かない、

若様は急ぎ隣の部屋に向う。

「早く・・、脱いで・・」「時間は・・」「今日は充分在る・・」「そうか・・」

そんな会話が聞こえて来た。

(始まるな・・)隣で様子を伺いながら暫し待つ兆次、隣の部屋では忙しく

布の摺れる音がする。

「あんた・・、来て・・)総て女の先行で事が始まろうとしている。

 「ア・ア・アン・・、もう・・、愛撫して・・」「時間が・・」

「在るから・・、今日は早いと怒るからね・・」「だって・・、がまんが・・」

「何時もじゃ、ガンバってよね・・」そんな声が漏れ聞える。

 だがだが・・、忙しく息が聞える中、「駄目~だぎゃ~もう~あんた~」

「許せ・・、往きそうじゃ・・」「いやあ~・・」

抱き合い揺れるお互いの体・・、其処に突然風のように何かが来た。

上に跨る男を相手から放すと見事に鳩尾に現れた男の拳が強烈に

減り込んだ。

「うっ・・」短い呻きを発して蹲る中、何がどうなったのかと半分裸の傍女

は目を丸くするが・・、その目は在る物を見定めると一層見開いた。

見るも無残な代物其れも大きくて聳えていた。

「喰らうか・・、此れを進ぜよう・・」「・・、・・」

驚愕して漸く木曽屋の娘は異変に気が付いた。

その時・・、「うううぐううううぎゃああアアアア・  ・ア・ア・ア  ・

アアアウウウ・・・つっ・・・」ものの見事に股座奥まで一気に挿入され、

すぐさま猛烈な動きを受ける。

恐怖と衝撃に慌てるが、自分の中に減り込んだ大物は忘れては居ない、

あの襲われた夜と同じ衝撃とわかるともうメチャクチャ、ズンズンズズン

と競り込む威力は好き者の相手は迎え腰を突き上げて応じる。

瞬く間に飛ばされ戻され又飛び気を失いかけると頬を引っ叩かれ、

「今度はわしの子を孕むか・・」「ぇ・・、アア・あんた誰・・」

「わしの子を孕んでくれるなら又来る・・」

「嘘、本当に・・、お城の小屋に来てくれるの、アゥ~其処其処~~~や・
が良い良いい~~~~良いくイクイク~っ・・」「駄目だ、約束しろ・・」
「ぁうっ、もう声が・・、良いわいつでも着て来て・・、産むから産むか
殺して~~~・・」「こいつの子供はもう産むな・・」
「いいわ・・、産んだからもう良いの・・」「可愛いぞ・・」
「飛ばして~凄く良い・・、あんた凄いウヒャ~まただ~、イクイクいく

往くううう・        ・って~~~・・う う ぎゃっ・・・・」

息も声もママ為らない状態の中で悶絶、凄い肉の喜びに負けて受ける姿は

豪快そのものだった。

 四半刻責められ、阿下喜悶える姿は壮絶極まりない、ついに身動き出来

なくなる、有り余る快感に身が踊り狂い、最高の飛びを魅せて伸び切る。

 「ふ~堪能したぞ・・、うん・・、誰か来る」

気配を感じ転がり、隣の部屋の着物を抱え裸で外に飛び出すと三本脚

かと思う姿で雨の中消える。

逃げている間に離れに侍が二十人近く押寄せる陰に似た姿が見えた。

(ええ~なんでだ・・、城中の者か可笑しいぞ・・)

大きな松の後に隠れ濡れた着物を忙しく着ながら様子を伺う。

 「アッ・・、霞が居る・・」その二十人近くの侍の中に確かに見た。

(うぎゃ~大変だぞ・・)恐れ戦いて兆次は一目散に雨の中を走り逃げる。

(大変大変、来ていたんだ・・)走る走る、如何走ったかも憶えていない

ほど慌てていた。

 「ま~あんた」「婆様、水・・」「あいよ、どうしたドロドロじゃ無いか・・」

(・・、・・)返事も出来ずに水をがぶ飲み、大きく息を吐いた。

「ふ~疲れた、水を被るわ・・」風呂場に飛び込んで水を被り洗うと戻り、

奥の部屋で倒れ込んでしまう。

「なんとま~また何か在ったんだね・・」

律は何も構わず野菜を外のタマリ水で洗っていた。

「忙しい男じゃのう・・」苦笑いする。

兆次はとことん疲れて爆睡・・、枕元で座るミサが居たのも知らずに

安堵して寝ていた。

 夕方家に誰かが来た、ミサも出て相手する、霞だった。

丁寧な挨拶から霞は兆次の事を話すとミサは驚愕する、構わず一通りの経緯

を霞は律とミサに説明をして居た。

 「ま~そうでしたか、普通では無いとは思えたがのう、そうかね、うへ~

あの人がのう、ずぶ濡れでドロドロで駆込まれ、水を被ると倒れたんじゃ、

大変じゃったのう・・」「うふっ、おば様何時もの事です、ミサさんでしたね」

「はい・・」「貴女は・・」「これはのう、あの人に抱かれてる女じゃ、許して

くれんかね・・」「ま~そう、確かにアイツが好む人よね、そうでしたか、

其れで此処に・・」「そうじゃ向かう前に来てのう、わしがあわせたんじゃ

罪はわしに在る、この子は・・」

「おばちゃん・・、良いのよ、後悔していないし・・」

「待って、とがめる気は更々無いの・・、其れより感謝ね・・」

「ええ~お前様・・」「そうなの・・、実は・・」

霞は此処は知らせておこうと考えて総て話をする。

聞く側の二人は驚く驚く、まるで他所の話かと思う程遠くの世界の事、

霞の話に二人は耳を疑う。

霞が来ていることも知らず兆次は未だ寝ていた。


        つづく・・・・。































時代小説≪ 闇を弄ぶ奴、陽下参上 ・・拾八 ≫

 昼過ぎまで寝て居る兆次、横で寝ていたルミは床を離れて店先に居る。

もう昼過ぎで商いも佳境、今は繭が運ばれて来るから忙しい最中だった。

「ま~女将さん・・」息を切らせ店に飛び込まれた。

「何・・、何か在りましたの・・」「其れが・・、変・・」「何・・」

「今朝早く、侍が大勢押し寄せて来て宿改めだと・・」

「え~・・」「其れで、兆さんの荷物を見て持主は何処だと煩く聞くの・・」

「其れで・・」「材料の買出しに出ていると誤魔化せたけど・・、可笑しい・・」

「ま~知らせてくれて有難う、上がって・・」

ルミは奥の部屋に女将を案内した。

「ア~居た、ふ~良かった、あんた暢気に寝て居る場合じゃ無いよ・・」

「アッ、女将さん・・」「もう女将さんじゃ無いよ、探索が始まった・・」

「ええ~何・・」「どうもあんたを探しているみたい・・」「なんで・・」

「だってこんな事最近無いから、長逗留はあんただけだし、地元の人は総て

調べているでしょうが・・」「そうか・・、拙いな・・」「何かしたの・・」

「ぇ・・、あ~少しな・・」「もう~如何するの・・」「考えるわ、有難う・・」

「あんた・・」「ウン・・、此処もまずいぞ・・」「あんた・・、良いわ・・」

「イヤ今は駄目だ、此処は少し身を隠す、尾張から連絡が来る筈だ、

霞と言う女なら信用しても良い、他の人は用心しなさい・・」

「あんた何処に・・」「暫く離れる、そうだ、霞に途中の八百津に来いと

伝えてくれないか、其処で相談する、居れば皆が迷惑する今は・・」

「貴方・・」「良いから直に済むわ・・」「あんた・・」

「おう~女将、荷物暫く頼む・・」「良いけど・・」

そうして昼餉を腹に入れて裏から静かに兆次は消えた。

何がともあれ此処に迷惑は懸けられぬ、兆次は馬は霞が使っている、

足早に離れて行く。

 一日懸けて八百津に辿り付いた。

「おばさん・・」「ぇ・・、ま~~あんた・・」「夜中に済まん・・」

「良いよ・・、ささ~そうだ風呂沸かそうね、直だから・・」

兆次を見て笑顔でそう言われる。

 囲炉裏傍で疲れて横に為っていた。

(ま~疲れたんだね・・、そうだ・・)律は急いで家を出た。

「ミサ・・」「律おばちゃん・・」「来たぞだが様子が可笑しい、今横に成ってる

夜来れるか・・」「はい・・、もう既に夫には告白したの・・」

「うげ~なんでじゃ・・」「だって騙したくないし、嫌・・」「お前・・」

「あの人、一両もにぎらさせてくれた、其れでお薬買えたし、恩が在る」

「お前、待て、鉄に会う」「おばちゃん・・」「律はミサの夫に合いに行く。

 「鉄、聞いたが済まんのう、ばあが唆した、この子に罪は無い・・」

「律さん謝らんでくれ、俺は見た様だ、もうそう長くは無いけ~、あいつ

は尻軽じゃ無い、其れが男に抱かれたと聞いたが怒る気が起こらん、

今まで偉い世話をしてくれている、神様があわせていただいたと思える

んじゃ、わしは良い、高い薬など買うなと怒ったんだ・・」「お前・・」

「律さん・・、此れからもミサを頼みますけ~・・」

「お前はなんと言う優しい心じゃね、泣けるよ・・」

「うんんや~層では無い、あいつが良い奴だから一時でも嬉しいことが

在れば俺も嬉しい・・」「お前・・」「きんさったんだが・・」

「ぁあ~お前に嘘は言えんのう」「良いですよ、行かせてください・・」

「お前・・、済まんのう・・」律は涙が出る。

それほどミサは隠さずに言った事には驚くがその上が居た、思わず手を

合わせて家を出る。

「後で来るか・・」「行きます・・」「そうか待ってる」そうとしか言えない。

尋常な気持ちじゃ無いだろうにと思うと涙が出て止まらない、

其れほどこの世は貧富の差が大きいと知らされる。

(未だ寝て居るな・・、少し寝かせるか・・)綿入りの半纏を身体に乗せて

律は食事の用意をする。

 「おばちゃん・・」「早いのう、良いのか・・」

「うちの人が早く行けと煩いから・・」「なんて人だね全く・・」

「ううん、私がいけないの・・」「お前は悪くない、世の中が悪いだけだ」

「寝て居るね」「ウン・・、何か在ったみたいじゃ、荷物も無いぞ・・」

「ま~そうなの・・」二人は暗い土間で食事の用意をして居た。

 「おう~良い匂いだ、ア・アッ・・、ミサ・・」「起きた、お風呂よ」

「おう~貰うか・・」「どうぞ、おばちゃん・・」「ウン・・、行け・・」

腰に手を廻しミサは外の風呂場にと兆次を連れて行く。

「ヤレヤレ・・、如何為る事かのう・・」

 「洗うね・・」「良いのかご主人・・」

「ウン・・、あの別れた日に総て告白した・・」「うげ~なんと・・」

「隠し切れないわ、其れなら先に言いたかった・・」「で・・」

「頷いて聞いてくれた、良い人かと一言・・」「・・、・・」

「大きく頷いちゃった・・」「ミサ・・」「だって本当だもん」「ミサ・・」

「今もね、オバチャンが来てくれてうちの人と話をされたの、其れで安心

して行けと煩いから・・」「ミサ・・」

「これで良いと思う、もう疲れて致し、死のうと話し合っていたのよ・・」

「ミサ・・」「其れが何、あの晩から反対、生きたい、待っていたいって、

恐ろしいだぎゃね・・」「ミサ・・」「洗うから上がって・・」「・・、・・」

体を洗いながら報告するミサが愛おしく、尚もご主人にすまないとさえ

思う兆次だが・・。

「でね・・、俺の分まで可愛がって貰え、遠慮するな、俺は其れが一番安堵

できるからと・・」「・・、・・」「ミサが言ったそう、今まで残してきた

喜びを貰うねと・・」「・・、・・」

「そうしてくれ、俺は気にするな、やがて死ぬがミサがそうなら安心して

逝けるよと・・、泣かせるよね、意地悪と言ってやった」

「あはっ判るか、大好きな女房を渡すんだ、其れくらいは言わせろと・・」

「・・」「良いわ・・、存分に幸せ貰うと言ったの・・」「・・、・・」

「そうだ、それでこそお前だ、頑張れだとさ・・、笑うね・・」「ミサ・・」

「来てくれるだけで幸せ、こうしておられる時が一番なの、あんたの御蔭

で生きる望みが出た、死のうと思っていたのに可笑しいね」「ミサ・・」

「良いの、あんたは自由で良い、時々思い出して下さいね・・」「・・」

なんとも言えない心地、甘い唾液と苦い唾液が混ざり、口の中は

可笑しかった。

「姪のタエがね、会いたいって・・、遣るよねあの子・・」「ミサ・・」

「良いのミサは傍に居るだけでもう胸が苦しい、今まで経験が無いから

どうしようもないのよ、苦しくて苦しくて・・、貴方~・・」

後ろからしがみついて暖かいものが肩に落ちて来る。

「は入るか・・」「ぇ、恥かしい・・」「はいろう・・」「・・、・・」

無言で後で着物を脱ぐ仕草を感じた。

「見て・・、これが凄い喜びを教えてくれたのよ・・」「綺麗だ・・」

「イヤよ・・、抱いて囁いて・・」「良いよおいで・・」

「貴方、死ぬほど好きもうどうなっても良い、こうして抱いて頂けたら

其れで良い・・、貴方最高よ、狂ったから言うんじゃない、芯から喜びを

浴びた、初めてだから嬉しくって貴方・・」「来い、前に来て跨げ・・」

「はい・・」素直で無垢で其れで可愛いし身体も素晴らしい、向かい合い

棒をズルズルと自分の棒に迎えると・・、ブルルッと震えしがみ付いて

泣いている、兆次は感動して抱き締めて貰い泣きする。

だが其処ではお互いが動かない、嵌めた棒は暴れたがるが持ち主の

兆次はこのままで居たかった、結合して動かずに今を噛締める二人の

姿は湯気に覆われて神々しい姿にも見えた。

 風呂から出ると三人で夕餉を食べ、其処ではミサも明るい顔、

律も微笑まれている。

寝床では目覚めた肉体を躍らせて応じるミサ、其れを責める兆次、

二人は慈しみ合い何時までも棒は外には出て来なかった。

腰を器用にに動きに合わせ、ミサは驚くほど兆次の動きに合わせられる、

其れほど二人の体は合う、ミサは休まずに泣き叫ぶし、その感動で兆次

も挑み、なんとも派手な喜びようのミサは途轍もないすき物にと変えさせ

られて行く、其れは二度目でこうだ、どれほど会得し続けるのかと兆次も

呆れる肉、其れをとことん貪り尽くす二人は汗だらけの体が光る中で・・、

悶え苦しみ飛ばされるミサの形相は見ておれないほど変化していた。

 二日二晩、二人は寝床から出ていない、便所だけはいくが他は抱合い、

御蔭で律は鉄の世話に行く始末、鉄は苦笑いして律と話し込んでいた。

 「俺は里に戻る、向こうで死ぬ・・」「ええ~お前・・」

「そのほうが良い、里も良いと言ってくれる、何もしてやれなかった、

足枷を外すわ」「お前・・」「内緒だぞ、荷車に載せてくれんかね・・」

「お前・・」「良いから、昼過ぎにな・・」「お前・・」

「これで良い、俺は直に死ぬ・・」「だったらここで・・」「イヤ・・」

「お前、最後に仕打ちか、其れは駄目だ・・、此処で死んでこそお前の

値打ちが在る、女房の前で死ね・・」「律さん・・」

「最後までミサが見届ける、そうしろ・・」

「律さん後一月ともたん、会話も辛い・・」

「わかる、既にミサも覚悟しておるだぎゃ、だから最後まで甘えろ・・」

「律さん・・」「良いからそんな事気にするな、ミサもそう願ってるだがね」

「律さん・・」

「お前は此処で往け、わしも傍に居るぞ」二人は泣いた、儚い人生を・・。


             つづく・・・・。