異淫小説102弾《獣を潜ませ生きる・・38》

 クリスマスでも翔太は動かない、大阪の樟葉で部屋に篭りっきり、
恵もいつしか、会社を終えると部屋に来ている。
「これで如何・・」「おう~綺麗、凄いぞ、流石IT産業の会社だがね」
「うふっ、こんなの何時でも命じてよ、でも動画が頼り無いわね」
「其処は実写が無いし無理かな・・」
「じゃじゃ、計画図乗せて、今工事現場も載せると実感がわくかも」
「そうだな、其処を取り入れるか、工事の進み具合と共に、其処で何が
起きるのかも、気に為る人がホ-ムペ-ジで見れる」
「良いわ、じゃそう順じて作るね」「お願い」
小百合も今では最高、佐和子と一緒に抱かれてからは無いけど、
今は其れより今度の事業参加が何よりも嬉しい、其れを知る恵が手伝うから
小百合は食事の世話だけすればよかった。 
 正月もいつの間にか来ていた、年賀を済ませると三人は家に帰る。
挨拶を終えた三人、今年は忙しくなると誰もが思う。
「ねね、二日に動こうよ」
「あ、そうだな、資料は出来ているし、向こうの連中にも・・」
決まると、そそくさと小百合が旅支度、傍で良いな良いな~と恵が言った。
 こうして小百合と翔太は雪が深いだろう、中国山脈のど真ん中にと車は向う。
「おめでとうございます」「いや~来てくれたんね、おめでとうございます」
迎える菜摘は綺麗に着飾り、冴香も同じ。
 部屋で直ぐ小百合と家の親子が歓談、翔太はその様子を見て家から出た。
PCを抱えて車に乗ると、恐ろしい程雪が積もる中を車はのそりのそのそと進む、
何時もは三十分以内で向えるが、今日はとんでもない時間を食う。
其れほど難解な道、田舎は珍しくも無いが翔太は子供時代しか知らない光景、
今は車を運転しているから昔とは大違い、何とか用心し、遂に谷にと到着、
正月の最中、此処は営業を休んでいるし、まったく静寂の中、何とか車から
降りて玄関に入る。
「あ、おめでとうございます」「ああ、里美さん、今年から宜しくです」
そう応える。
「え、美樹ちゃんは・・」「同窓会」「そうか田舎じゃからそうなるんか」
「久しぶりだしね」「何処・・」「尾道」そんな会話をする。
流石に宿は開けてはいないが、御節料理は見事、其れを炬燵の上で二人は
食べて飲む、自然にそうなる動き、今では里美も此処を変えようとする翔太
を呆れるが尊敬も芽生えている。
「ね、今年はどうなるん」「どうなるかな、ま~、進めるしかないけど、
なんと色々と忙しい」「でしょうね、此処も五日から工事が始まる」
「え、雪だぞ」「部屋の中よ」「あ、そうか、じゃその間暇だろう」
「え、そんな、此処誰もいないじゃ拙いわ」
「構わないじゃないか、いっそ明け渡して居れば良い」「え~・・」
「そうするほうが、相手先も安気だろう」「貴方・・」
「でも反対か、其処は任せる」「ええ~無責任」苦笑いする。
「な、酒に酔う前にお風呂入ろうか・・」「え、何時でも入れるけど、
アソコは手を入れないし」「あそこも改造させろ」「え・・」
「あのなアソコがメインだぞ、脱衣場狭いし、広く横に延ばし外にでも出れる
ようにして、眼下の川と対岸の景色を眺められるスぺ-ス作ろうか」
「なんと、貴方」そんな話をする。
「行こう・・」「え、何処に」「風呂」「え、私も・・」
「他に誰が居るん」「・・、いやだ」「じゃいいわ、僕だけはいるか」
「・・」翔太は、浴衣を抱えて風呂場にと行く。
「・・、ま~風呂一緒に、考えられない」そんな思いで御節を摘まんでいた。
 だがだが、その姿が動く、里美は何を思ったのか部屋を出ておお風呂にと
脚が向かう。
「貴方、洗おうか・・」「おう~良いな、じゃお願いするね」
「・・」里美はなんと無言で洗い場に立っていた。
ただっぴろい浴室、お湯がかけ流しで出ている音だけがする。
窓の外は雪化粧、対岸の山裾も雪煙で微かに浮かぶだけ、
しかもこんな物凄い景色に男女が二人だけ、贅沢な舞台だった。
 洗い場の椅子に座り、里美さんに背中を洗ってもらう。
一言もお互いの会話は生じない、何時までも湯が浴槽に流れ落ちる音のみが
時を刻む、もの凄い物を全面に廻ると見えるが、流石温泉宿の女将、
動じすに首から胸板を洗うと、脚までも洗う。
懸け湯をすると、「はい」「有難う」翔太は又もおお風呂に浸る。
「里美、入ろうよ」「え・・」「な・・」
「馬鹿ね、入れません」「だよな・・」「・・」
そんな会話だけは何とか翔太は出来た。
 暫くして、翔太は浴衣姿で部屋に戻る。
「アソコな、まだ改良を考えてくれないか・・」「如何するの・・」
「お年寄りと子供を入れるんだぞ」
「え、でも古臭いから良いと言われているし」
「そうか、じゃ子供やイベントで使うのには此処の湯じゃ拙いかな」
「え、イベント・・」「これ見てて・・」PCを里美に見せる。
「・・、ま~これ綺麗、・・、凄いわ、ねね、どなたが作りんさったん」
「おいおい、ぼくは、この部類で生きていると・・」
「あ、じゃ、なんとそうかゲ-ムね」「・・」
「凄過ぎる、ねね、此れならいっそ合宿の場所で作れば其れなら良い、
此処はあくまでもお年寄りが好む場所」「え、じゃ軒先の寝湯は・・」
「それはお年寄りには最高必要」「成程な良いぞ、此処はそうするか」
話が進んで行った。
「もう見ずらい、貴方・・」「おう、じゃこうしようか、待て」
「え・・」なんと翔太が立ち上がると、里美を抱える様に後ろに座り、
股座に里美を置き、PCを覗けるようにする。
其処は嫌がらず里美は無言、何とも言えない二人の姿格好、
PCを覗く里美は前かがみ、翔太はその体を股合いに挟んでいるのだ。
「ね~これは・・」「此処、あのワサビの棚」「でも横の此れ川」
「そう、洪水や大雨の時は、流来る水を其処の側溝に逃がすんだ」
「そうかじゃ、ああ~あんた凄い」その驚嘆で里美の体が仰け反った。
背凭れに使っていた翔太の体、のけぞられ後ろに倒れそうになるから、
里美の体を抱きしめる。運が良いのか悪いのか、その手が里美の胸を掴む
ような姿に為る。
でも其処は嫌がらず仰け反ったまま、この「凄い、此れ最高・・」
画面に驚かれているのか、ははたまた今の姿にかは理解出来ないが、
翔太は里美の胸を後ろから抱え掴んでいるままだった。
 「貴方、里美を如何するん」「どうって、このままじゃいけんか」
「いけん」「じゃ如何する、普通の仕事仲間だけか」
「貴方に聞いているんだけど」「このまま流れに従いたいけど駄目か」
「あのね、女にそう言う事聞いちゃダメでしょうが」「え、そうなるな」
「でしょう、もうPC見たいし大人しくしててよ」
「・・、え、はい済みません」PCを覗かれ出すと、体が離れる。
 「はい・・」「うん・・」
なんと前から杯を渡され、酒を横向きで注がれる。
「宛は何が良いの・・」「卵・・」「・・」
其れを箸で取り、後ろに向くと口に入れてくれる。
男だ、其れが何を意味するかは野暮、ゆっくりと長い時間をかけてでも
この流れは消せない、翔太はそう思い、
此処は相手の里美さんの思うままに進もうと其処で決めた。

           つづく・・・・。














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