テーマ:小説

傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・終節》

 三月二十六日、遂に会社設立説明会が地域のお寺、満願寺で行う日が来た。既に嘉人が知らない部分で色々な動きが生じている、其処には智美と雅美や美沙、田所の純佳達が動いてくれている。 午後一時前嘉人たちはお寺に向かう。其のお寺はこの盆地を囲む山々でもひときわ高い山冠山の麓に在った。このお寺は謂れが有るが今は省く、一行は一時前に到着し山門をくぐ…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・33》

 二十二歳の肉体は輝き、多恵さんが愛撫される中で悶え声を挙げ出す智美、その動く身体に嘉人は寒気がするほど恍惚、愛撫を受け続けて居ると・・、既に若い肉体は水を求めるかの如く口を開き、音が出ない息だが音を立てて吐き吸う様は・・、まるで池の鯉が水面の上でパクパクとする姿に似ていた。 「嘉人~・・」多恵さんの一言で体が動く嘉人、素晴らしい肉に突…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・32》

 夕方には多恵さん一行が戻られた、満面笑顔で顔を見ると総てが読める。「如何やった・・」「お父ちゃん、最高なんや凄いわ・・」「聞かせろ・・」其れから多恵さんが息つく間が無い程饒舌、とんでもないハイテンションだ。「ええ、じゃじゃ何か、其処は昔温泉が出ていたんだと・・、真か其れ・・」健司さんが喰い付かれた。「ええ、昭和の半ば頃まで道に湯場が出…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・31》

 思えば、此処での事は常識では破廉恥極まりない行為だが、今も世界ではこんな事は行われて来ている。特にアジアやアフリカでは今もそんな事は存在する。一夫多妻や一婦多夫も東南アジアでは十年前まで有る、然も妻は一人だが、夫は複数持てる、だが、其処の中身が粋だった。夫は必ずそこの家の兄弟と決められているのだ。此れは事実最近まで在った現実、今は禁止…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・30》

 「嘉人・・」「はい、流ですね」「そうやね、じゃ私らは・・」「今晩は様子見で如何です、初対面ですし、此処はお父さんに任せて・・」「成程ね、流石ね、良いわ、従うね」「あのう・・」「あ、なあに智美ちゃん・・」「実は今日聞いたんですけど、事務所の件」「何か情報在ったん・・」「ええ・・」そこから智美が話しを始めた。 「ま~なんと、合併で中学の跡…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・29》

 三人でラ-メンを啜り乍ら、嘉人が言う。『あのな、大変じゃぞ・・』「何がね・・」「大阪から来るんだ」「何時かね・・」「今日の昼だそうだ・・」「ええ、真かね、其れって、此処にきんさるんかね」「そうなるやもしれんが・・」「・・」姉妹が顔を見合わせる。「嫌か・・」「ええ、言えるのかねそう、言えんじゃろうがね・・」「正解、じゃ此処で最高な楽しみ…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・28》

 嘉人は心に決めている、紗月を此処では柵から解き放つ事が肝心、今迄世間を気にして生きている。誰しもだけど、此処では一番必要が無い部分、いいや邪魔な位置なのだ。だから、益代とは入り方が違った、此処で充分な時間相手を楔や柵を溶かす行為が必要と思っていた。(ええ、あんた其処違うけえ、なんとそうかね、妹を・・、あんた凄い男よ、信じられん位凄いわ…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・27》

「良し決めた、益代や戻るよ」「え、あんたいけんのかね・・」「ううん、最高、だから戻るんだ、此処で毎回お母さんを外に追いやるなど出来んだぎゃ、此処は神聖な場所にして置きたい、紗月ちゃんの逃げる場所は残そうよ、此処に戻れば普通の生活、益代の家では獣で良いじゃないかな、其処がメリハリと思うけどな・・」「ま~あんたじゃ、合格か・・」「ああ、此れ…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・26》

 翌日も部屋に篭り計画書の内容を詳しく補足、土曜日で休みの純佳ちゃんと初めて会うコンビニをされる雅美ちゃんと計画書作成にいそしむ。雅美ちゃんは聞いた通り頭が切れ明快な女性、人材に恵まれていると感じる。多恵さんも其処は目を細め見ているだけ、ほほえましい若者を眩しく見えた。 昼過ぎ、多恵は嘉人と話をする、「ま~じゃとりあえず呼ぼうかね・・」…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・25》

 歓喜絶頂と言う山の頂上に登頂した益代、泣き叫んでがんばった後、其処から見える景色は得も言えない程心身ともに征服感が味わえた。誰しもが容易く登れる山じゃない、其れが何と一日で其処に上がる意欲と決断をした事にも驚かされたが、其処は総ての喜びの最高峰だった。 寝床に運ばれて横たえる益代の身体、既に紅潮し余韻を残したまま、なんと相手が今度は攻…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・24》

「ね、前田さん、私らも加えてくれんさいよ」「あ、其処は此れじゃ拙いよ、此処での事は内緒に出来るか・・」「必ず守るけえ・・」「じゃ、あんたらは別の事を頼みたいが・・」「え、何です・・」そこから嘉人が描く事を若い二人の女性に話ししをする。 「ま~じゃ私らで若者を・・」「ああ、其処が一番肝心です、其処で一つお願いが有る、あんたらは田所の中谷の…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・23》

(これは,若しかして洗脳か・・、なら良く考えて実行するほうが最適・・)嘉人は総決め込むと益々その地域にと益代を導いて行く。「僕でも良いけど、相手は普通の男性、僕を別に考えると気が楽になるよ」「え、意味が判らんけえ、なして・・」そこから嘉人の説が始まった。 「ま~じゃ何かね、男は性格が違えば求める事も変わるんですかのう」「ええ、其処はそう…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・22》

 「うん・・」良い匂いに寝ていた嘉人が匂いに起こされる。「貴方、起きれますか・・」「え、何・・」「夕ご飯、忘れていた、御免なさいね、御腹空いたでしょう・・」「・・」「どうぞ・・」何と本当に美味しそうな夕ご飯、眠気が吹き飛んで、座りお茶を飲んで食事を始める。向かい側で益代さんも食べられる。 「上手いっ、なんと良い味・・」「・・」「ふ~おい…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・21》

 暫く経つと、嘉人が口を開く。「此れからの事を話して決めませんか・・」「え、良いけど何か問題・・」「初めて一緒に暮らすんですからね、趣味も好みも知らないし、互い我慢は嫌だし、其処で最初で決めごとをして、それ以外はお構いなしで如何です」「良いけど、益代は何も言いたい事は無いですけえね」「其処がいけない」「そう言んさっても、家の主は嘉人さん…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・20》

三月三日節句、多恵さんが電話され、嘉人と共に郷の農協と金庫に出向いて家と土地の抵当権を金を払い抹消の書類を受け取る。 なんとま~ご丁寧な扱い、其処を見るととんでもないやっかいな物件が片付いたと顔に現れていた。金庫も、農協同じ姿に多恵と嘉人が苦笑いする。「漸く此れで家の件が処理で来たわね、今度は家に向かうよ」「ええ、今日・・」「善は急げじ…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・19》

 酒に酔われるより、話に酔ったと笑いながら二人の男性は、家の母の玲子さんの車で帰られる。「・・」残された婆の常さんと孫の純佳ちゃん、今迄一度も口を挟まずに聞き入られていた。 「ふ~胸が暴れるけえのう、とんでもない話を聞かされたが、多恵さんは凄い女性じゃね、ここ等では見た事も無いがね女豪傑じゃ」「言えるわ、純佳聞いてて感動した」「感動だけ…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・18》

 三月に入る、色々と済ませる用事が出て来て、嘉人は名古屋で四日滞在をする。その間、なんと恵は毎夜来ている、流石に母は毎度とは行かず、三日目と最後の夜は最初から来た。恵は大胆にも、嘉人を直ぐに誘い懸命に味を肉に染み込ませ、嘉人の豪快な責めに馴染んできた感じがする。其れほど健気な娘だった。 三月七日、何とか用事を済ませると大阪の山本にと向か…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・17》

久し振りに夕暮れの中の名古屋城を随分と長い時間眺めていた。 そんな中ドアが叩かれる、セキュリテイを潜られたなと思い出た。「はい・・、え、え~何々恵ちゃんか・・、久し振りだけなんか在ったんだぎゃ・・」「ううん、顔を見に来ただけよ」「え、其れだけか・・」「もう入れてよね、入り口よ此処は・・」「御免、どうぞ・・」何と清美さんの娘だった。「お兄…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・16》

雪が深々と降り注ぐ中、嘉人は真っ白な景観を霞む窓から眺めて感動・・。見る里の雪、其処には険しい暮らしが埋もれ、其れすら見せない程の積りようだった。 夕方四時過ぎに電話が来た、出る玲子さんの弾ける応答に、事は何とか済んだようと嘉人は少し安堵する。「ねね、聞いて聞いてくれんさいや、あんたアソコ話が纏ったがね・・」「・・」聞くが返事を忘れる。…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・15》

 家の主が戻られると、多恵や嘉人が話さなくても大騒ぎ、戻るなり話を聞かされる常は驚きの顔すら出せないで固まった。「ええ、じゃ何か総て事が済むのか其れで、詳しく聞かせろ・・」家族は話しを総てする。 「なんと、あ・あんたがかね、・・、良いわ其れならとことん付合うがね、わしらは総て嘉人の味方になる、序にあの男も加えると事が薦め易いが・・」「あ…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・14》

 隣の部屋では女性四人が囲炉裏を囲んで話に夢中、部屋で一人いる嘉人は置き去り状態だった。「ああ、嫌だ忘れていたがね・・」「何お母さん・・」「ああ、とんでもない忘れ物じゃがね、あのな、アソコの家の後妻の紹介は何とわしの知り合いじゃったが・・」「ええ、誰ね・・」「田所じゃが、アソコで長い事町会議員・・」「ああ、じゃ岡田さんかね」「そうじゃっ…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・13》

 どうして、此処では総てが怪訝なく出来たのか、不思議を通り越し呆れる程其処に邁進出来ている。生活感か其れとも・・、考えるが未だ嘉人の頭じゃ理解し難い、自分も相当破廉恥だけど、其処は親父の女性を宛がわれて初めて女性を知る・・、其れだけでも世間の常識をかけ離れて居る筈だが、この家は其れ以上計り知れないほど飛んでいると思える。だが、其れに乗じ…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・12》

 「多恵さん、御腹如何ね・・」「あ、婆や、如何見てたん・・」「ええ、初めて見させて頂いたが、とんでもないお人ですね」「判る、そうとんでもない男よね」「ええ、凄過ぎて呆れてました・・」「うふっ、体が驚いてた」「でも、其れだけじゃ済まないと思いますが」「え・・、何でね」「あのう女の身体は欲が深いでしょうがね」「え・・」「ですから今度は女上位…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・11》

          【獣 の 洞 窟 】 なんとなんと、嘉人はまるで観察者、馬鹿広い居間は暖房が効いて居る中で繰り広げられる様は誰もが経験出来る事じゃない、其れほど此の家の中は暑さと気が昇り詰める空間になって行く。 其処は既にショ-紛いの事が行われて来出す。最初は勿論多恵さん、四十手前の見事だろう裸体を脳裏に描く中・・、目の前で着てい…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・10》

 色々考えさせられる嘉人、だけどこの家の中身はそれ以上に驚かされた。あっけらかんな家族、嘉人の事等、既に長い付き合いのように扱われる中で、今度は里にと行けと自分の妻に嗾けられていた。 「御免なさい、遅くなりました・・」「ああ、良いわよ、上がって・・」何と家に女性が来られた。 「紹介するね、お父ちゃんの大好きな女性、菜摘ちゃん・・」「ま~…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・9》

 決められた事は確実に実行される、本当に午後六時暗くなった中で嘉人はクルマで名古屋を出る。無論多恵さんも同乗、だが、此の密室の車内では逃げ場が無いし、運転をする嘉人に矢継ぎ早に質問が飛んでくる。「あんたね、心して聞いてや、此れからあんたと多恵は同じ船に乗って荒海を耐えて進むのや、其処で聞いて居る事には返答してくれへんやったら、この先一緒…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・8》

 多恵さんが敷かれたレ-ルの上に乗るか辞めるか、其処に男の葛藤が見え隠れする中、嘉人は眼下に素晴らしい肉を携えて、大阪から来られた女性を観察する。頗る良いと、何度も見直す中でも、横たえる肉は見事、其れで何人の男を喜ばせ弄ばれて来た事かは想像はともかく、其れだけの素材は有ると見る。三十七歳と聞くと尚更、其処に秘める中身は極上極まる姿、胸が…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・7》

 いやはや義理とはいえ娘さんと義母さん、どちらも極上な姿・・、其れが両方とも鞭撻が立つ、聞いて居るだけで時間の経過も忘れる程だった。「貴方ね、ご両親が残された財産を守る事は良い事だけど、考えてよ、一度だけの人生じゃない、其れをマンションとメンテナンス会社を守るだけ・・、其れだけで産まれて来たん・・」「ええ・・」「だって、美保が言うには良…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・6》

 全く不思議な女性、会話が頗る楽しい、そこそこウイットに富み、返される言葉に虜に為り出す。そんな女性は、大阪の近鉄南大阪線の山本と言う駅傍だと言われた。 遥か昭和の初めごろから、手に余る土地で葡萄栽培を誰かが起こし・・、其れに連れられて、そこそこの生活は送れて来たと聞いた。だが、其処からまた一段と生活水準が鰻登り、終戦後其処らも悲惨だっ…
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傀隠小説108弾《善と悪と獣の三差路・・5》

 店で注文を終えると、嘉人が苦笑いする。「え、何か・・」「あ、いいえ笑えると思って・・」「何がですの・・」「カニは今回は不味いかなと思っていたんですよ、だって、食べ始めると無口になるでしょう・・」「え、ああ~そうや、そうなるやね」漸く笑顔が見れた、その笑顔に癒される自分が居た。「関西ですか・・」「え、何で・・」「先ほど«そうや»と言われ…
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