望慕小説105弾《夢中を彷徨う・・55》

 話をしながら、移動、車内でも辰巳さんと友達の仲間、話が途切れない。
「え、此処は・・」「今から向かうのは凄いぞ、俺も何度も行けたが・・、
何時でも考えを変える場所だぞ・・」「意味が、海際なのか・・」
「ああ、貸し切りの浜が有る、プライべ-トじゃがね」「・・」
呆れて外の景色を見るが夕暮れの浜は綺麗だった。
「あそこだ・・」「ええ、明かりが凄いが、何で工場か・・」
「ああ、仕出しの工場・・」「何其れ・・」「後でじゃ、今着くぞ・・」
「・・、え、え、ええ~何何これなんじゃ凄いがね、おう此れ・・」
「今から入るでな、行こう・・」何と到着して場所に驚かされる。
其処は夕やみに浮かぶ百夜の殿堂・・、本当にそう思えた。
「・・」三人は無言で達也さんに従う。
 「ま~、よう御出でなさいました、ささ上がってつかあさいや・・」
出迎えられた。
真っ白い建物に入ると、又其処でも足が止まる、何もかもが揃う中、
二人の女性が部屋で出迎えて頂く。
「辰巳・・」「ああ、此処は竜宮じゃろうな・・」
「ええ、竜宮って、あれか・・」「おとぎ話じゃな・・」
その言い方にも呆れるが、正しくそう言われれば、満更大袈裟とは思えない
から不思議だった。
「おいでなさい・・」又また現れた女性に、三人は驚く、年こそ四十過ぎかと
思われるが、妖艶さは半端じゃ無い・・。
「悦子さん・・」「そうね、夕食支度してて・・」「はい・・」
三人の女性はキッチンに向かわれるが、交代に応対してくれる女性、
本当に妖艶とは此れかと澄人は感嘆。
「では、見学は・・」「ああ、向こうの方で進んでいるね、僕は直ぐにでも
向かいたいと思う」「じゃ、工事は順調なの・・」
「既に手配は済んでいる、仲間だし問題は無い」
「では行かれますのか・・、どちらにです」「そうだ、飛騨と聞いたが・・」
「飛騨の何処・・」「ええ、悦子さん・・」
「済みません、其処らに知り合いがいますからね、聞いたの・・」
「おい、何処だ・・」「そうだ、澄人説明・・」
「はい、飛騨と言われても広いですからね。聞かれる場所は高山から少し奥
に入ると有ります、中山です」「中山・・、じゃ落合は近くですの・・」
「落合か、聞いて居ないけどそうなるのかな・・」「おいおい・・」
「だって、僕もあまり知らん・・」「そう、じゃ地図で調べて見ましょうね」
「え「え・・」「そうか、あのね、私たちの仲間が其処で頑張っているのよ」
「仲間・・、ですか・・」「ええ・・」そこから意外な事を聞いた。
 あの牧場も、此処も全てその人と関係が有ると聞かされる中、意外な話に
三人は驚愕する。
「ええ~では旅をされた中でアソコを・・、なんと豪快な人じゃがね」
敬之が感嘆、義雄も頷いて聞いて居る。
「なんとでは其処でデリバリ-老人に品物をかね、凄いねその人たち、いいや
あんた達じゃね、じゃ上の工場は仕出し・・」
「そうなるわね、今じゃ此処も落ち着いて領域は広がるばかりで大変なのよ」
「でしょうね、でも良い事されて居ます、感激です」敬之は本当にそう思う。
 夕食の間も三人の女性と悦子さんは相手して頂くが、話は続いている。
「呆れる程、物凄い話じゃないかね、じゃその方お幾つなんですか・・」
「今は既に四十を超えて居ますけど、意気軒昂ですのよ・・」笑われる。
「で、その方の住まいは・・」「中国山地のど真ん中、島根と広島県の県境
に居られるけど、今は如何かな、大阪かも知れない・・」そう言われる。
「辰巳さん、では行かれますのか・・」
「もう此処は落着いて居ますし、暇です今度は飛騨で暴れますよ、仲間が
こうして来てくれているし・・」そういった。
悦子さんと言う女性は半端な人じゃ無い、執拗に澄人の事を聞かれているし、
この関係は何でかとも聞かれる。
「ええ、ではなんと伊豆の女性の方凄いじゃない、へ~でも其れを知合った
貴方も凄いわ・・」「其処は弟の関係ですから、凄いとは言えないですよ」
「でも、投資されるなんて、ねね雅美さん、聞いた似ているわよ」
「ええ、先ほどから聞いてて、有り得ないと、ね珠美・・」
「お姉さん、凄い事、似ているし、年はこちらが若いけど、資本が・・」
「そうね、世間は広いけど、似ているなんて有り得ないわ・・」
「悦子さん・・」「待ってよ、考えている、ねね、其処を詳しく聞かせて
頂けないかしら・・」身を乗り出される。
 怪訝に思えるが、興味が在る事は間違いが無い、澄人の代わりに調査され
ている敬之さんが話を薦めらた。
「ええ~、じゃじゃ、亡くなられた弟さん、ま~其れで婚約者の方の家と、
ま~そうですの・・」悦子は身が震える思いがして来た。
何がともあれ、歩く道は同じと思える、あの龍哉さんと似ていると動物の
感で見据えていた。
「ねね、じゃじゃこれから仕事を・・」
「そうなんですよ、我らも一枚加わろうと、此方迄見学に・・」
「何と良いじゃないね、名古屋で店か其れも牧場を持って、ねね其れって
場所何処ですの・・」悦子さんが執拗に聞いて来られる。
 「ま~じゃ、間違いないわよ、雅美・・」
「ええ、驚いて居ますけど、でも、同じとは思えないけど・・」
「うふっ、如何かな、知らないけど匂うわよ」「え、匂いますの・・」
「お姉ちゃん・・」「御免・・」
 外は既に夜になってるが、押寄せる浜のさざ波が心地良く聞こえて来る。
「良いな、浜に出て見たい・・」「おじさん、案内しましょうか・・」
「右方~、良いのかね、良いねじゃ話は敬之と澄人さんに任せてと・・」
「・・」呆れる敬之をしり目に義雄は外に出た。
 部屋では未だ話が続く、悦子さんが執拗に聞かれるから、澄人と敬之は
逃げ出せなかった。
「ま~じゃじゃ、あのね良い場所教える」悦子さんが話をはじめられた。
「え、其処も関係が有るんですか、凄いぞ、どんな男性か興味が湧いて来る、
澄人さんもそうだが、なんか最近同性に興味が移ったかな・・」
そこで皆が大笑いする。
 その話とは、機会が有れば行ってみてと言われた、場所は中山からそう
遠くない、日本海に面した滑川伝の新潟寄りの場所、然も此処に二て海岸の
素晴しい景色が望めると聞かされる。
「なんと、では是非お伺いいたします」敬之さんがそう返事される。
 夜も遅くなり、部屋にと向かう敬之さん、澄人は未だ許して貰えない。
『あのね、相談が有るんだけど・・』「なんでしょうか・・」
「大変な事お聞きしますけど、伊豆の方貴方との関係が有るでしょう」
「ええ・・」「ううん、判るのよ、同性の感覚よ」「悦子さん・・」
「だって、見てよ、女性だけじゃ無いじゃないね、男性おも惹付けるのは
何故よ、ね~雅美・・」「ええ、私に振りますの・・」
「あんたが今若手じゃないね」「そうは変わらんけど、そうなりますね」
「嫌味かね・・」そんな会話をされるが、落ち着けない澄人が其処に居た。
 二人のおじさん達は既に部屋で横に為られて居る中、
悦子さんが、澄人を誘い外に出られた。
秘密の場所が有るの・・」「ええ、秘密ですか・・」
「そうなるね、誰もが知っている場所じゃない事だけ、行きましょう・・」
「・・」従う澄人が居た。

               つづく・・・・。



















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