望情小説110弾《獅子身中の獣‹二重人格›・・15》

 十二月に入ると、念願のコンピュ-タ-が中古だが手に入った。
其処は神奈川の大学から購入する、思ったより安い金額で胸を撫で下ろす、
無論色々と手を加えなければ駄目、其処で研究所から学生がきてれくれて、
自分達にも勉強になると、大騒ぎ、太田さんが大笑いされていた。
何とか土台となる機械を目にして、此れからだと亮太は思えた、
既に手元には多少の金額しか残っていないが、その金で三か月は皆の僅かな
給料だけど払えると後は又も資金集めかと、其処は気が重い。
 十二月七日、携帯に電話が来た、出ると松原の妙子さん、長い話をする
亮太の顔は苦笑いや、困った表情が見えるが最後は頭を下げながら終える。
 その夜、なんとその母親の娘美沙さんが部屋に来られた。
直ぐに洗いものや、掃除を忙しくされて、落ち着くとコ-ヒ-を飲み歓談。
殆ど亮太関係の事だが、何か妙子さんと亮太の関係は知られていなかった。
其処は安堵するが、何とも言えない姿かたち、女性を見る時は気を付けて
いるが、相手が悪すぎる。
其れほど理想に近い顔や身のこなし、声質、総てに酔うほどの相手、
母の妙子さんもそう言えば綺麗だし、あの親に此の子かとうなずける
相手だった。
 「ええ、では今日から妙子さん留守なんですか・・」
「そうなの、何処に行くんやと聞いても友達の家や、二・三日戻らんからと
酷くない・・」ビ‐ルを飲まれながら言われる。
夕方の電話でがそんな話は聞いて居なかったし、居ないと判ると、
なんか金縛りが解けた開放感が襲って来て、其れが亮太の異変の始まりだ。
ほろ酔いの相手と話をしながら落ち着けない、其れほど魅力がある相手、
碧ちゃんもそうだが姉の美沙さんはその数倍上だとつくづく知らされた。
 「あのう・・」「なあに・・」「僕憧れて居るんです・・」
「誰、妹なら話付けてあげるよ・・」「ええ、そうじゃ無いから困って、
戸惑ってます」「ま、知らない方なら如何にも出来ないわね・・」
「じゃご存知の人なら何とか出来ますか・・」「何処までよ・・」
「総てです・・」「総て・・、ええ、若しかして肉体関係もなの・・」
「先はそうなるかも・・」「呆れた、其処まで面倒見れない、知らない人
なら無理無理・・」そこで一気飲みされる。
「でも、悩んでいても捗らないじゃ無いね、あんた今大事な事を進めている
のよ、今考える事じゃ無いわ」「ですよね、だから板挟みで困惑してます」
「困惑って呆れた、居ないの捌け口・・」「ええ、美沙さん言われる~」
「ゆう事は簡単ゃない、他人事やし、自分なら其処は隠すし言えないわ」
「親にもですか・・」「中身に依るわよ、相手の気持ちが判れば、其れなり
かな・・」「其れなりッて、今会社で居るんですね・・」「・・、・・」
そこは返答されなかった。
「貴方ね、何で今そんな話なの・・」「僕が気にしているから聞きました」
「気にするって何、え、若しかして美沙の周りを・・、止めてよ其れで母に
漏れたら大変、追い出されるやないね」「え、そうなるんですか・・」
「そう、ああ見えても中身はきついから、子供の私がそういうから相当よ」
「・・」「何よ、黙って・・」
「じゃ僕、もう美沙さんと会えないほうが良いな・・」「何で・・」
「考えれば、叶うかなと希望を抱いて来た、でもお母さんがきついと拙いね」
「子供のくせに、大人からかうの・・」「え、三つしか離れて居ませんけど」
「世間を知らないって事、男女では方程式に当嵌まらない事が多過ぎなんよ、
美沙も困る事が度々ある、でも其処でそうなれば母が如何思うかと、結論は
其処で決めて来たんや、今更足を踏み外すと遺産が逃げるわ」大笑いされた。
「聞くと相当と思うけど・・」「そう、松原じゃ上の口かな、他は知らない
けど、皆そう言うし、子供の時からそうなんだと見て来ているしね、アンタ
は母を大事にすると、あんたの会社の資金は出るやないね、使いなさいよ」
「ええ、自分の家じゃ無いですか・・」
「だから言えるのよ、持っているし、マンションや貸店舗や、ビル・・」
「ええ、凄い・・」「でしょう、土地成金様だと酒を飲んで母が・・」
又また笑われた。
今迄の話しでは妙子さんは僕との事は黙って居られると知る。
無論娘には言えない事は解っているが、もしもと思って探りを入れたのだ。
 夜も深まるが、未だビ‐ルを飲みながら話は続く、自分の母が居ないからと
美沙さんは解放間でか相当酔われて来た。
「ふ~気持ちが良いわね、たまにはこんな解放感で酒飲めたら良いね・・、
少年乾杯しようか・・、ああ未だダメじゃん、なんだ詰まらない男、子供か」
そう言われる。
 昼過ぎから雨が落ちて来て、今は外は大雨と風が酷く成って来た、
台風かと思うが天気予報も見ていない亮太、でも相当な嵐だと風の音で知る。
 「酷くなって来たやないね、如何し様・・」「泊れば・・」
「ええ、少年の部屋でか・・」「その少年は辞めてくれんさいや・・」
「うふっ、出た出た訛りが・・、良いじゃ無いね、その言い方好きや・・」
「で、泊まりますか、用意しますけど・・」
「如何でも良いわ、飲んでいるとき其処を考えない事にしているの、御免ね」
テ‐ブルに五本缶が転がっていた、宛はチ-ズを食べながら飲まれている。
 狭い部屋、窓を閉め切っているから匂いが充満、その匂いは総て美沙さん
から出てくる匂いだった。
160前後の身体は、二十三才、会社勤めも今年からと聞いて居る。
そんな姿態など長い時間傍で見る事は無い、亮太は次第に相手の姿態、
いや裸を妄想し始める。
こうなると・・、亮太は頭を振りその気を飛ばそうとするが、どっこい,
何時もの亮太じゃない、既に部屋で居る男は変わっていたのだ。
虚ろな目つきで亮太を睨まれる美沙さん、その顔に亮太の顔が近付くと
自分から手を伸ばして、亮太の首に回すと、引き寄せられた。
『・・、う・うっ・・』
いきなりキスを受けた亮太はもう気がどこかに飛び散った・・。
キスを返しながら、後ろに斃し、馬なりでキスを今度は自分からしてしまう。
だが、相手は其のキスを受けて長い長いキスをしてしまう。
 だがだが・・、数分後攻守逆転、なんと亮太は美沙の衣服をはぎ取り、
身を転がして、あれれと言う間に下着のみにしてしまった。
(凄い、初めて見た・・)獣が獲物を咥えた瞬間、極上の味を知らせて来る。
 そうなると、もう既に別の亮太が総てを動かす、今まで遠慮していた部分
と卑猥さを見つけて時、其処が現れて来る。
下着まで剥がすと、もう止められない、美沙は驚愕の顔をするが如何せん
酔っぱらう身、安心してふざけた事も後悔して、あがなうが、
所詮歯が立たない、相手は子供でも男の子、わが身を恥ずかしい程
見られてしまい、身ぐるみはがされて無残な姿、美沙は漸く我に戻るが、
酔ってまともには動けなかった。
 甘かった自分を悔やいないな決して嫌いな子じゃない相手、でもこうは
考えていない、其れが現実裸にされ、早くも相手の顔が美沙の股座に
埋もれている。
口を開いて叫ぼうとするが声すら出ない、卑怯と叫ぶはずが・・、
いやや~辞めて~とか細い声で言い放つが、そんな弱い抵抗じゃ相手も
怯んでくれない、其処は解る美沙、此れから如何なるのか其処も僅かだが、
結末は理解出来る、若い男が相手に襲い掛かると、終わるまで離しては
くれない事ぐらいは学習済み、袖に足は開かれ、相手が動くに充分な姿、
諦めと、まあいいかと思う気が交差している中で、意外や意外体が反応し、
頻繁に脳に良いわ気持ちが良いじゃないかと告げて来る。
 煩い程体のどこかしもから伝達が脳を襲い、其のまま相手が果てるまで
待とうよと脳から言われるように、美沙は既に拒ますす官能を味わおうと
する自分を知った。
 既に身を蹂躙され五分後、部屋は異様に変化していた。
なんと美沙が甲高い声と悲鳴染みた驚きと気が舞い上がる事を知る。
 その後、又又五分後、既にがっちりと上から美沙の身体を雁字搦めで、
其れで・・、「御願~叶えてくれんさいや、お願いじゃ美沙さん・・」
その声を聞いて居る時、美沙の身体は愛撫を浴びて・・、
既に二度目の往くを体が知った。
 「ずずずっりいり~~~ズンズンズズン・・」
美沙は目を大開にして、あらけ無いとんでもない衝撃を全身で浴びた・・。

                つづく・・・・。