テーマ:エッセイ

望愛小説103弾《獣が道を造る・・終節》

 クリスマスが来た、世間では色々な事が行われているが、田舎では今はそうでもない、其処にはクリスマスを祝う子供たちが少なくなっていた。だが、何かしらクリスマスを祝う事は有る。裕太は広島に荷を運ぶ仕事から離れると、急に違う意味で忙しい身にとなって行く。広島に向かう途中の可部で二人、郷では美津さんの所で二人、最初からの付き合いの弥生、そうして…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・39》

 部屋は異様、誰が見ても考えてもそうなる、だが襲うのが女性と来るならどうだろうか、又抱き合う人以外に部屋にいる人の事は如何だろう。其れが今進行形で有る。部屋の隅で震えながら居る智代、正しく地獄か其れとも冒険者か、目の前で蠢く男女、今は向かうのは女性なのだ、其れが今しがた迄色々な話しをしていた相手、とんでもない事に為って行く。「待て、待ち…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・38》

 どれくらいの時間裕太の横でへたり込んだまま居るのか、智子は金縛り状態で動けないでいた。(え・・、ま~如何したの・・、此れって使えばどうなるのかしら、入るの・・)智子はそんな事を考えている。 暫くそのままの姿勢で居たが、漸く智子は我に戻る、だがそこからも少しも動けなかった。(私は、どうかしている、何で裕太さんの股座出したんだろう、悪いわ…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・37》

 「ね、意味がよう判らんけ~、なして母を裕太さんが面倒見れるん・・」「あのな、此処はよう考えんさいや、舞子は既に弟の仕事を援けて貰う積りだけど、私は未だ考えていなかったが、此処で閃いたぞ」「え、何・・」「お前と組んで何かしようか・・」「何するん」「する気有るか・・」「有るけど出来るかな」「出来る事を考えようか」「だから何するのよ」「あの…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・36》

 十二月十日、雪がちらつく日、裕太は家で炬燵に潜り込んでいた。「今日は・・」「はい、え、どなたですかいのう」「私は広島の乾達夫と申します、此れは妻の紗月です」「そんな方がなんぞ此処に用事でも」「婆様、此処に裕太さんて方居られますか・・」「え、居ますが」「ご挨拶出来ましょうか・・」「それは造作ない事じゃが何か・・、まええか上がりんさいや、…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・35》

 智代さんが母と話を先にされる、舞子と裕太は車で待機、色々な事に出会う日に為った。 三十分後、裕太達が家に呼ばれると、玄関の土間で娘と母と、婆様が頭を下げられている。 挨拶を終えると、直ぐに本題、流石に最近はこんな事にも為れたのか、裕太の聞きたい事を相手側が話す遣り取りで進んで行く。総て娘さんが言われた通り、其処には体が弱い婆様が泣きな…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・34》

 いやはやとんでもなく最高、車の中でのマグアイもそうだが、相手が最高、異や凄味が有った。どれだけ挑んでも迎えてくれる肉は今まで誰にも無い威力と根性、其処は他とは立場が違う、思えば美津さんや聡子さんも同じかもしれないが、今回は自分の事じゃない、家の家計と弟を何とかと願う気持ちがそうさせているのかは定かじゃ無いが、そう思うほうが理解出来る相…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・33》

 車の中で、舞子さん好みなのか中島みゆきのCDを聞いて居た。「・・」舞子さんが車に戻られるが、なんか普通じゃない、車のル-ㇺ灯の浮かぶ顔が・・、泣かれていたみたいだった。其処には触れずに、歌の中身を裕太は喋る、人生の応援歌だと言いながらも舞子さんの様子は気に成る。「何か有ったん・・」「・・」それにも応じられない、ワゴンタイプの車高が高い…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・32》

 十一月二十八日、裕太は車で広島に向かう、何時ものトラックじゃない、軽のしゃれた車で走る。この車は舞子さん所有、無論助手席にはその本人が居られる。 事の経緯は、先日舞子さんが集会所に顔を出され、裕太が呼ばれて話をするが、既に集会場はお年寄りに占領されていた。事の話が出来ないほど裕太に話しかけられる中、裕太は舞子さんを連れて家にと帰る。其…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・31》

 風呂から上がると・・、「御免ね、あんたに嫌われたと・・」「あはっ、そんでもきんさったがね」「美代さん、有り難いわ」「ま、良いから座りんさいや、あんたも・・」裕太は挨拶もしないでテ-ブルに向かい座る。最初の雅子さんにビ‐ルを宛がい、美代さん、そして自分には美代が注ぐ。乾杯をし、鍋は今夜はキムチ鍋、ふう~ふ~と音を鳴らして食べる。 「ね、…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・30》

 十一月十日、待望の集会所が完成、既にお年寄り達が待ち構えて居られる。田舎は誰しもが何かの縁や仲間が居られるから、集まると大騒動・・。其処にはこれから少しは年寄りの面倒を見る時間が少なくなると思うのか、婆様や父母などを乗せた車が集まった。開所式も執り行われる中、峰子は大忙し、事の発端は峰子だと誰もが知っているからなのか、大人気だった。 …
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・29》

 世の中捨てたもんじゃないと思える、二度も少年時代に風呂を覗いていた憧れの人、其れが里に居られるから今迄は裕太は悶々と過ごして来た。代わりと言えば語弊が有るが、其の欲望の捌け口は婆ちゃんが差し向けた女性、弥生さんに総て肉体にぶつけて来ている。其処は薄々弥生も知っている、だが弥生でも裕太の強烈な抱き合いはついぞその時までは知らなかった身、…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・28》

 いそいそと動く美津、本当に最近はどうかしていた、其れもなにも総て裕太の所為。こんな年に為るまでまるで美津は何も知らなかったことに為る。其処は裕太に抱かれてからだが、心も体も総て裕太仕様に衣替え、夫が居る身だが其処は其処と割切る凄さ、其処には既に夫は広島で女性が居る娘から聞いて居る、今更事がばれても美津は動じない勝気が有る。そんな中で今…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・27》

 いやはや都会では考えられないだろうが、こんな田舎では有り得る話と思える。噂などは一気に広まるし、辿ればなんといずれかの相手が、噂を聞く相手の親戚に当たる等ザラの話しだ。 だから今回の話しでも其処は辿るとこうなってしまう。「律子さん、真弓ちゃんの事は考えるけど、其処だけは許しちゃんさいや」「え、貴方、其処だけを頼んでいるがね」「ええ・・…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・26》

 裕太は老練な二人に知らぬ間にあの怒り狂う気持ちが萎えて来出す。「じゃ、何で真弓さんが内に来ている事を知りんさったん・・」「其処は美代さんの従妹が家の近所、其れで美代さんが若い男を家に居れて居りんさると聞いたんだ」「え・・」「それがのう、事実なんじゃが、あいつがあんたが家を出んさると入れ替わりに来たんだ。誰ねあの若い男と聞かれた、だが其…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・25》

 二週間ぶりの訪問、美代さんには毎度土産持参で家に行く。「往々、まげな果物じゃがね、有難うね、上がりんさいや・・」何時もの笑顔で迎えてくれた。玄関から長い土間を歩いて裏側の川縁の部屋にと向かう。「・・」上がり框に綺麗な鼻緒の下駄を見つける、美代さんは洋服だけどなと怪訝そうに思い部屋に入る。 「・・、あ・ああ~・・」何時に無く声がでかい、…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・24》

 今の裕太の姿は誰が見ても可笑しい、雅子は常に観察し、裕太の顔色で話を進めているのだ。「じゃ、何かお前はこの家で居ても良いけど、内の約束は如何する」「約束ってしたか・・」「もう怒るぞ、あのな真弓が書いている証文が有る」「・・、ええ~其れって出来ないじゃないね、ご破算です」「そうは行くか、良いかあんたが他所に行くか戻るかでその約束は叶えら…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・23》

 仕事の話は皆目二人はしていない、裕太は此処に居ては不味いと思えるが、美津さんの顔はそうじゃ無いみたいだった。「な、僕帰ろうか・・」「え、あんた来たばっかりじゃない居りんさいよ」「聡子さんが居りんさるし僕は良いじゃろう」「良い訳無いがね、まるで邪魔しに来たみたいじゃね、美津さん」「ええ、何でよ、仲間じゃないね」「うふっ、そうだけどね、今…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・22》

 九月に入ると里の動きは賑やかに為り出す、其処にはお年寄りも中年の人も元気に動かれ出す。収穫が至る所で始まる、早稲から稲刈が行われるのだ。其れに従い、店も完成品の食事関係がいち早く無くなる、外で仕事をこなすと台所はあまり使われない、其れほど総ての労力を野良に使用されている。裕太も其処は心得て弁当類とレトルト類を多く仕入れる。皆が何とか生…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・21》

 あらけ無い程の大物を口に迎えた美津は当たる湯飛沫を身が受ける中、想像すら出来ない我が身と行為、其れが倫理が有ると思う自分がこんな事をしている。その嫌悪も直にかき消された、湯がそれらを総て流し心の奥底に持つ獣の心根、美津は其処だけは押し殺して生きて来ていたのだ。だが、今は如何、同じような物を持っているんだと美津は確信する。 いい大人が何…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・20》

 翌日昼前までくたばる女性二人、起きると慌てて着替えられ、旅館を出る。朝食を食べられていない、呆れ乍ら江津のレストランで遅い朝飯と昼食をかねて三人は食べる。「裕太さん、此れからもお願いね、我儘言わんけ~何時でも良いよ」「はい、感謝です色々と教えて下さい」「ま~其処は違うでしょうがね、私らは慌てたが、ね~美代さん・・」「うふっ、こんな年で…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・19》

 可部の家に寄り出してから、こんな事に進展するとは思えなかった、だが事実は男女の中にと邁進してしまう。大人で熟された女性の考えなど裕太には理解出来ない部分が有るが、如何してそうなれたのか、考えると可部の家で出会った雅子さんの影響が大きいと思えて来る。その証拠に温泉など三人で行くなど欠片も考えていない、其れが急に行く事に為る、其処には雅子…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・18》

               【獣の覚醒】 裕太は何を思ったのか立ち上がり冷蔵庫にと向った。顔がこわばり何かを思うのか、其処には裕太が思いつめる何かが有った。其処は先ほど二人が露天風呂に向かわれる時突然脳裏に婆ちゃんが出た、その姿を浮かべると腹が決まる、常々言われていた事が浮かんで来たのだ。【お前な、何時までも弥生だけじゃ詰まらんだろう…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・17》

 いや~大変、裕太は大風呂の入り口のベンチに腰掛けて二人を待った。「ええ、ま~あんた、美代さん見て待っててくれているがね、なんと良い男ね惚れた」「うふっ、裕太遣るじゃない、女性が上るのを待つなんて相当粋じゃがね」二人は裕太を囲んで廊下を歩く。その中で何度も素敵と名前も知らない女性から聞かされる。 部屋に戻ると、突然裕太がその女性に問いか…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・16》

 暑い夏も何とか乗越え、裕太は相変らず里と広島を週に二回往復をしていた。 だから毎度可部には寄り道をする、だが其処では異変が起きている。異変とは大袈裟だが確かに変化して来たのだ。其れは何とあの家でもう一人の女性が加わり待たれている、其処は最初は偶然美代さんのお友達と思いつつ、話が旨いから裕太は次第に今回もいるのかなと期待を抱いて伺う、す…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・15》

 八月九日、裕太は忙しい、荷が満載で二日続けて広島に向かう、其れはお盆が来るからだが、毎年の事、年の暮れとお盆前はそうなる。従い帰りの荷物も多い、海鮮から雑貨を見回り大忙しで荷を積み込んでいる。八月十日の戻りは何とか可部の家で休むことが出来た。「ふ~お盆が来る頃は漸く朝晩が凌ぎ易いね」「言えるは、疲れる」「あんた、此処で休みんさいや縁側…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・14》

 色々有った七月も過ぎ早くも里はお盆前に為っていた。聡子さん達の仕事は順調、又それが少しづつ中身が変わる、其処は店もだが、裏に小屋が建てられ、其処で働く婦人が二人、仕事は総菜類を作られている。販売に出ると、多くの人が其れを望まれて居る事が判明、考えればお年寄りは煮物は出来るが、油関係は怖い、其処で中華や揚げ物はその小屋で作る事に為った。…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・13》

 いやはや、裕太を差し置いて女性二人は話しに花が咲く、初めての顔合わせだが、其処は里が近くの真弓は美代さんとの話が心良いのか笑顔だった。「じゃ、何かね、あんた八重のどこら当たりか」「ご存知ですのか・・」「ああ、沢山おりんさる学生時代からアソコには多く知り合いが有るよ」「・・」急に真弓の顔が曇る。「あんた、聞いていたが、後妻さんは本当かね…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・12》

 七月二十二日、朝から裕太は大忙し、其れは真弓さんが車に乗れないと朝から報せが来た。慌てて、予備人が無い、裕太が代わりに車で向かう事となるが、いやはや初めての事、美津さんが怒る様に説明をされるが、聞く方の裕太はとんでもない難しさ、売るとその金額を携帯みたいな器具に打ち込まないといけない、其れは在庫調整にもなるから、それは三人が使いこなし…
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望愛小説103弾《獣が道を造る・・11》

 七月十五日、遂に最初の車がス-パ-から出る。荷台には綺麗にデザインされたロゴと名前が【石見ファ-ム出張販売車】此れを機会に会社を設立、店は石見ミニス-パ-とし,石見物産、石見ファ-ム販売の三つに部署を作った。社名は石見ファ-ムで統一、社長は裕太が為り、部署は販売車は美津さん、物産は隆、店は多恵さんが代表者に為る。資本金は二千万円、定款…
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